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Q
- 面接の最後に熱意を伝える一言はありますか?
- 面接官に響く魔法の一言というのは、企業によってまったく異なるため、残念ながら存在しません。 ただ、逆効果になりがちなのは、「誰よりもやる気があります」「誰よりもこの会社で働きたいです」といった、多くの学生が使いがちな言葉だと私は思います。これらはあまり意味を成しません。 その企業である理由を示す! 人事や社員の名前を出そう しかし、効果的な伝え方の一つとして、採用選考に進むなかで出会った人事担当者や先輩社員のなかで、「この人と一緒に働きたい」と強く感じた人がいれば、その人の名前を挙げてお話ししましょう。 「〇〇さんのような人がいらっしゃるこの会社で、ぜひ働きたいと強く思っています。精一杯頑張ります」といったように伝えるのは良いでしょう。企業研究をしっかりしているという印象も与えられます。 「誰よりも頑張ります」といった精神論だけでは、とくにデータや数値を重視する企業では、「その根拠はなんですか?」「うちの会社のことを理解していないのではないか」と、かえってマイナスな評価につながる可能性さえあります。 具体的なエピソードや人物名を挙げて熱意を伝えるのが効果的なので、試してみましょう。
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Q
- 面接で家族構成を聞くのはなぜですか?
- 私も実際に聞かれたことがあります。どこに住んでいるか、家族構成、一人暮らしかどうかなどです。 非常に古い体質の企業などでは、まず身元がしっかりしているかを確認したいという意図があるのかもしれません。 また、これは非常に差別的な考え方で許されるべきではありませんが、なにか問題が起きた際に責任を取ってくれる親族がいるかどうかを確認したいという可能性も考えられます。 質問の内容をもとに入社すべき企業か見極めよう たとえば、社員が会社に損害を与えた場合に、その弁済を肩代わりしてくれる人がいるかといったことです。 家族構成に関する質問について、答えたくない場合は「厚生労働省の指針にもとづき、お答えを控えさせていただきます」と伝えても問題ありません。しかし、そうすることで角が立ってしまう可能性も否定できないため、難しいところです。 私がこれまで見聞きしたなかで最もひどいケースは、ある大学の学生が、親の職業や経営している会社まで聞かれ、その場でインターネットで検索され、「そんな立派な会社を経営されているご家庭なら、うちの会社は必要ないですよね」と言われて不採用になったというものです。 さすがにそこまでする企業は稀だと思いますが、そういう事例も実際にあります。そういう企業には、むしろ入社しなくて良かったと考えるべきでしょう。 非常にデリケートな質問であるため、企業側のさまざまな思惑が隠されている可能性も考えておきましょう。
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Q
- 面接で「落ちたらどうしますか?」と聞かれた際、どのように答えるべきですか?
- この質問は、応募者が困難な状況にどう向き合うか、そのストレス耐性を知りたいという意図があります。そのため、明確な正解はありません。 私が学生と一緒に回答を考えた際には、「御社が第一志望ですので、もし今回ご縁がなければ、来年もう一度エントリーさせていただきます!」という答えを準備しました。 このような回答は、入社への強い熱意と、困難があってもあきらめない前向きな姿勢をアピールできると思います。 正直に伝えるのはOKだがポジティブに締めくくろう 正直に答えること自体は問題ありませんが、「落ち込んでもう就職活動をしたくなくなります」といった、完全にネガティブな内容で終わるのは避けた方が無難です。 もし正直な気持ちとして落ち込むことを伝える場合でも、「一度は落ち込むと思いますが、その原因を分析し、改善して再度挑戦します」というように、必ずポジティブな行動につなげて締めくくることが重要です。
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Q
- 面接で落ちたのですが、もしかしてが見当たりません。
- 自分では良い感触だったものの、不合格になってしまうということは実際にあります。 原因として、当落線上に同じように評価の高い候補者が複数いた場合や、残念ながら学歴や学部などで判断されてしまうケースが考えられます。 あるいは、その面接官が、すべての応募者に対してポジティブな手応えを感じさせるような、いわゆるうまい面接をするタイプだった可能性も否定できません。 そもそも、採用人数には限りがあります。そのため、より自社に合うと判断された人が選ばれたというパターンが一般的です。 内容に関係なく学生の満足度を高められる面接官がいるもの事実 また、経験豊富な採用担当者は、学生が気持ちよく話せるように面接を進めるスキルに長けています。だからこそ、応募者側は「うまくいった」と感じやすいのです。 そのため、採用側の視点とは異なる評価が下されていることもあると覚えておきましょう。
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Q
- コンビニでのアルバイト経験は自己PRになり得ますか?
- はい、十分に自己PRの材料になります。 自己PRというと、何か特別な経験を語らなければならないと思いがちですが、そのような経験を持つ人の方が少ないのが実情です。 コンビニの業務は、接客だけでなく、品出し、在庫管理、清掃など多岐にわたります。時間帯によってはそれらを一人でこなさなければならず、見た目以上に総合的な能力が求められます。 複数の業務を同時にこなすマルチタスク能力や、状況判断能力が自然と身に付く環境です。 取り組みや学びを具体的なエピソードを交えて話そう 大切なのは、その経験をどう伝えるかです。 「コンビニでアルバイトをしていました」と伝えるだけでなく、そのなかでどのような課題にどう取り組み、何を学んだのかという具体的なエピソードを交えて話すことで、説得力のある自己PRになります。 たとえば、応募先が接客業なら顧客対応のエピソードを、管理系の職種なら在庫管理で工夫した点を話すなど、企業の求める能力と自分の経験をマッチングさせてアピールすると、より効果的です。
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Q
- 面接での質問が少ない場合の評価が気になります……。
- 質問が少ないからといって、合格の可能性が低いというわけでは決してありません。その点は声を大にして言いたいです。 質問が少ない理由としては、その会社の質問内容があらかじめ決まっている、すでに高評価で合格させるつもりである、残念ながらあまり良い印象ではなかったなどが考えられます。 また、面接官一人の判断ではなく、面接内容を上長などと共有したうえで合否を判断する会社も多いので、その場の雰囲気だけで評価は決まりません。 最後の逆質問までアピールは可能! 出し切ったらなら次に向けて切り替えよう 面接で全力を出し切ったと思うなら、過度に気にする必要はありません。面接の結果は自分ではコントロールできないので、終わったことを思い悩むより、気持ちを切りかえて次の選考の準備に進むことが大切です。 もし、言い忘れたことや、どうしても伝えたいことがある場合は、最後の逆質問の時間を活用してアピールするのも一つの手です。 逆質問は、単なる疑問解消の場ではありません。 最後の自己PRのチャンスととらえ、入社意欲の高さを示すことができます。たとえば、入社後のキャリアパスなどについてたずねることで、前向きな姿勢を印象付けられます。
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Q
- みなし残業がある企業で、ホワイト企業はありますか?
- はい、みなし残業制の会社にもホワイト企業は存在します。みなし残業は、あらかじめ一定時間分の残業代が給与に含まれる固定残業代制や、実労働時間にかかわらず成果で評価される裁量労働制を指すことが多いです。 言葉の響きからブラックな印象を持つ人もいるかもしれませんが、一概にそうとは限りません。 個人的に取引のある会社では、みなし残業がある分、出勤時間が自由だったり、業務の途中で通院のために抜けたりと、柔軟な働き方ができるケースもあります。 探し方次第では、自分に合ったホワイト企業は見つかります。 口コミサイトなどで良い面と悪い面をしっかり確認しておこう ただし、企業の公式ホームページ(HP)に書かれている情報と実態が異なる場合も多いため、口コミサイトで実情を確認することが非常に重要です。 特に、「こうした働き方ができるのは一人で仕事を回せるようになってから」という場合も多く、新人時代を大変だと感じて辞めた人のネガティブな口コミがあるかもしれません。 良い面と悪い面、両方の情報を得たうえで判断することが、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
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Q
- 働きながら転職活動をする際は、どのような面接対策が効率的ですか?
- まず、自分が面接のどの部分に不安を感じているのかを把握することが、効率的な対策の第一歩です。 もし全体的に不安がある場合は、キャリアコンサルタントに相談し、模擬面接をしてもらうのが最も効率的です。 最近は夜間やリモートで対応してくれるキャリアコンサルタントもいるため、在職中でも利用しやすくなっています。1対1で自分の弱点を集中的に克服できるのが大きなメリットです。 社会人経験があれば対策なしで通過することも多い 一方で、社会人経験者は、学生とは異なり、日頃の業務でプレゼンテーションなど人前で話す機会があるため、特に対策をしなくても面接を通過する人も少なくありません。 過度に心配する必要はありませんが、緊張しやすい性格であったり、現職であまり話す機会がなかったりする人は、安心材料として一度練習しておくのが良いです。
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Q
- メーカー志望の文系学生なのですが、志望動機のコツが知りたいです。
- まず、「メーカーでどのような仕事に携わりたいのか」を明確にすることがスタート地点です。 「新しいモノや価値を生みだしたい」という思いがあるなら、製品開発という理系のイメージが強い職種以外にも、文系が活躍できるフィールドはたくさんあります。まずは職種研究をしっかりおこないましょう。 そのうえで志望動機を考えます。 最も一般的で失敗が少ないのは、「御社の〇〇という製品の××という点に魅力を感じました」というように、具体的な製品名を挙げて、その製品と自身の経験を結びつけながら語る方法です。 説明会やインターンシップで温度感のある情報を収集しよう また、別の角度からのアプローチとして、文系学生向けの説明会やインターンに積極的に参加するのをおすすめします。 ただ参加するだけでなく、そこで「文系でものづくりに貢献できる職種はありますか?」といった具体的な質問を投げかけることで、ほかの学生と差別化できる志望動機の要素を集められます。 準備してきた質問をぶつけることは、受け身ではなく能動的に企業を理解しようとする姿勢の表れであり、あなたの熱意を強く印象付けられるはずです。 説明会やインターンといった、製品にたずさわる社員と直接接する絶好の機会を積極的に活用しましょう。
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Q
- 「会社を辞めたい」と感じたら、どうすれば良いですか?
- まず、なぜ辞めたいのか、その理由を冷静に考えてみることが大切です。給与や人間関係など、不満の原因を具体的に突きとめましょう。 そのうえで、その不満が現在の会社に在籍したままでも解消できるものなのかを検討します。たとえば、社内のFA(フリーエージェント)制度などを活用して部署を異動すれば、人間関係の問題が解決するケースもあります。 転職するなら2~3カ月前に伝え円満退社につなげよう もし転職を決意した場合は、在職しながら転職活動を進めて問題ありません。 法律上は14日前に退職の意思を伝えれば良いとされていますが、業務の引き継ぎなどを考慮すると、2~3カ月前に伝えるのが、社会人としてのマナーであり円満退社につながります。 一般的には、次の職場が決まってから、現在の会社に退職の意思を伝えるという流れで進めるのが安心です。