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Q
- 塾講師のアルバイト経験は、就活で有利になりますか?
- 質問者さんは「ありきたり」と感じているかもしれませんが、就活でよく目立つのは部活動やサークル、アルバイトでの「リーダー経験」です。 そのため、面接やガクチカではリーダーシップを強調する学生が非常に多く、なかには少し盛ったエピソードを入れる人もいるほどです。 しかし、会社によってはリーダーシップをそこまで重視していない場合も意外とあり、無理にリーダー経験を作る必要はありません。 重要なのは、塾講師で培ったスキルや工夫を具体的に伝えることです。 塾での経験で得たスキルを具体的に示すことがカギ 授業準備で工夫したこと、生徒に合わせた説明方法、理解が進まない生徒への対応などは、コミュニケーション能力や課題解決力、観察力、臨機応変さのアピールになります。 面接官は、行動のなかで何を学び、どんな成果を出したかを見ています。ですので、就活のためだけにアルバイトを変える必要はありません。 なお、一般的には、スタバやディズニー施設などのアルバイト経験は就活で有利と言われますね。 ただし、これはそもそも採用までの倍率が高いうえに、企業側から求められるスキルも多いため、それだけで一定のレベルをクリアしていると判断されるためです。 ガクチカのためにアルバイトを変えるよりは、今のアルバイトを続けながら自己分析や企業研究に充てて、就活を進めたほうが良いかなと思います。
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Q
- 就活で内定が決まる平均的な時期はいつ頃なのでしょうか?
- 就活では3月に選考が始まり、6月頃には内定が出ることが多い印象です。ただ、これはあくまで平均的な目安で、学生の学部や志望業界、企業によって大きく差があります。 たとえば、インターンでつながった企業からは、3年生のうちに内定をもらうケースもありますし、逆に遅い場合は10月以降に内定が出ることも珍しくありません。 近年は、理系の囲い込みが激しくなってきていて、理系学生は早々に内定が出る人が特に多いと感じています。 卒業直前に自分に合った企業に出会える人もいる 一方で、私がこれまで実際に見てきたなかでは、1月まで内定が決まらなかった学生もいました。 卒業直前まで採用が決まらなかったのですが、志望の業界にこだわり続けて最終的に納得できる内定を得たケースです。 ただし、この時期になると、ほとんどの企業の採用は翌年度卒向けに切り替わるため、実質的に選択肢はかなり限られてしまいます。 ですので、友人やSNSなどで周りの状況と比べて焦らなくても大丈夫! 内定が早く出る人もいれば、遅くても自分に合った企業に出会える人もいます。 焦らず準備を続けることが最終的に満足できる内定につながる 大切なのは、選考のタイミングに惑わされず、自分が納得できる企業を見極めること。 そして、早い段階から自己分析や企業研究、面接練習など、準備をコツコツ進めておくことが、最終的に満足できる内定につながりますよ。
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Q
- 本当に「就活はご縁」なのでしょうか?
- 「就活はご縁」という言葉、確かに耳にすることは多いですよね。でも、質問者さんが感じているような「運」に近い要素とはちょっと違う気がしています。 キャリアコンサルタントとして多くの学生を見てきましたが、実際に「縁」と感じる瞬間は、ほとんどの場合、自分の努力や準備と出会ったタイミングが重なった結果だと思っています。 ですので、単純に「ご縁=運」というわけではないと思うのです。 たとえば、面接でうまく話せなかったとしても、事前に自己分析や企業研究をしていれば、別の企業ではその準備が評価されてチャンスになることもあります。これが「ご縁」と表現される場合もあるのです。 つまり、「縁があった」と後付けで感じるのは、実は自分の努力が正しいタイミングで活かされたからなんですよ。 ご縁を待つよりも「つかみにいく準備」を積み重ねることが大切 だから、第一志望に落ちたとしても、「縁がなかった」と簡単に片付けるのではなく、「今回はどこが足りなかったか」「どんな準備が実を結ばなかったか」を振り返ることが大事です。 そして次の機会に活かすことが、いわば「縁をつかむ準備」になります。 就活における「ご縁」は運だけではなく、自分の努力や準備とタイミングが重なったものだと私は考えています。 だからこそ、自己分析や企業研究、面接練習など、自分でコントロールできることを積み重ねていくことが、結果として「良い縁」に出会う近道だと私は思います。
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Q
- 就活で前髪が流せないのですが、どうセットすれば良いですか?
- 前髪って、ほんの数センチなのに印象が変わるから悩みますよね。 就活では「おでこを出したほうが明るく見える」とよく言われますが、質問者さんのようにくせ毛だったり、毛質によって横に流したり、すべて上げたりするのが難しいこともあります。 そこで意識してほしいのは、「表情が見えること」と「清潔感があること」です。 性別問わず「前髪は流す」「おでこを出す」が絶対ではない 女性の場合、くせ毛や短めの前髪で流せないなら、無理にアイロンで伸ばすよりも、軽く整えて自然に下ろすだけでも問題ありません。眉が少し見えるくらいでも十分明るい印象になります。 もし「ぱっつん前髪が重く見えるかも」と気になるなら、毛先を軽くしてするのもおすすめです。清楚で柔らかい雰囲気になりますよ。 男性の場合も同じで、「おでこを出す」が絶対ではありません。特に男性でくせがある方なら、前髪をすべて上げると違和感が出る人もいるので、自然に横に流したり、軽く分け目をつけたりするだけでもOKです。 ワックスを少し使って、目にかからないように整えるだけでも印象は十分に良くなりますし、万が一、髪型について言及されたときは、くせ毛だと伝えましょう。 鏡を見て笑顔が見えるならそれがあなたにとっての正解の髪型 男女問わず意識したいのは、「相手から自分の表情が見えるかどうか」です。 鏡を見て、自分の笑顔がきちんと見えるなら、それが正解の前髪です。就活らしさにとらわれすぎず、自分の毛質も考慮して自分らしく見えるスタイルを選んでくださいね。
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Q
- ピアスを開けたばかりで外せないのですが、就活ではどうしたら良いですか?
- ファーストピアスを開けたばかりだと、数時間外しているだけでも塞がることがあるので、できれば外したくないですよね。その気持ち、よくわかります。 ただ、就活の面接という場では、今のところ「ピアスをしないのが基本的なマナー」とされています。実際にはピアスを気にしない企業もありますが、まだまだ「社会人としての身だしなみ」を厳しく見る会社が多いのも事実です。 そのため、志望度の高い企業であれば、できるだけ外すのがおすすめです。「ピアスをしているから必ず不合格になる」というわけではありませんが、印象面で損をするリスクは減らしておくに越したことはありません。 「透明ピアスならOK?」という質問もよくありますが、光の加減や面接官の位置によっては意外と目立ちます。企業によっては付けていること自体をマイナスにとらえることもあるので、やはり避けたほうが無難でしょう。 第一志望のチャンスを逃さないためにピアスは一時的に外すのが無難 ピアスは後からでもまた開け直すことができますが、第一志望の面接チャンスは一度きりかもしれません。 どちらを優先するか、その判断は質問者さん自身の考え方次第です。 ただ私なら、万が一不採用だった時に後悔する芽をできるだけ減らすために、ピアスは外して面接に挑むと思います。
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Q
- 私のような就活に失敗したゴミ人間はどうしたら良いですか?
- これは、本当に落ち込んでしまいますよね。 ここまでたくさん頑張ってきたのに結果が出ないと、「自分には価値がないのかも……」と思ってしまう。その気持ちは、決して弱いことでも甘えでもありません。誰だって心が折れそうになる瞬間はあります。 私のところにも、50社以上受けて内定が出なかった時点で相談に来てくれた学生さんがいました。 その人に話を聞いてみると、「自分らしさを大事にしたい」と思うあまりに、正直すぎる発言をしてしまったり、「準備しない素の自分こそ本当の姿だ」と思い込んでいたり……。頑張り方が少しだけずれていたんです。 あなたがダメなのではなく、就活のコツをまだつかめていないだけ。それに、企業との相性もあります。どれだけ頑張っても合わない会社はあるし、逆にちょっと肩の力を抜いたときに、すっと内定が決まることもあります。 一人で抱え込まず専門家に話すことで新しい突破口が見えてくる 今は、まず一人で抱え込まないでほしいです。キャリアセンターやキャリアコンサルタントに話してみると、自分では気付かなかった強みや、面接での工夫の仕方が見えてくるはずです。 就活って、思っている以上に長距離戦です。だからこそ、誰かに伴走してもらうことが大切。少しずつ、自分のペースで立て直していけば大丈夫ですよ。
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Q
- 面接の結果の待ち期間が長くかなり不安です。
- これは、本当に不安になりますよね。 「1週間以内に結果を連絡します」と言われたのに、期限を過ぎても音沙汰がない……。そんなときは「落ちたのかな」と不安になりますよね。 ですが実際には、選考に時間がかかっているだけというケースも少なくありません。長い人では3週間後に合格通知が届いた、なんてこともこれまでにはありました。 正直、学生からすると不親切に感じますが、企業側も担当者がほかの業務と並行して動いていたり、上層部の判断待ちだったりと、さまざまな事情を抱えていることもあります。 さまざまなメールフォルダも一度確認しよう それから、意外と見落としがちなのが「迷惑メールフォルダ」や「プロモーションフォルダ」。 普段と違うアドレスから送られていて、そこに入ってしまっていた……というケースもあるんです。一度チェックしてみてくださいね。 不安なときは一人で抱えず誰かに話して心を軽くしよう 不安なときは、一人で抱え込まないことも大切です。家族に話したり、大学の先生や私たちのようなキャリアコンサルタントに相談したり。 実際、「家族には心配をかけたくない」と言って、私の前で泣いてスッキリした学生さんも多いんです。 就活は思っている以上に心を使うものです。落ち込むときがあっても大丈夫。泣いてすっきりしたら、「次にどう活かそうか」と前を向いていきましょう。 「縁がなかった」と切り替えるのも立派な一歩です。あなたの努力は、必ず次につながっていきますよ。
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Q
- 就活で使うメールアドレスは大学のもので問題ないでしょうか?
- 就活で使うメールアドレス、迷いますよね。 「大学のものでも良いのかな?」「わざわざ作る必要ある?」とよく聞かれますが、私はいつも「就活専用のアドレスを新しく作ったほうがいいですよ」とお伝えしています。 大学のメアドは卒業後に使えないことが割と不便 その理由はシンプルで、大学のアドレスは卒業すると使えなくなるからです。就活中に届いたメールを後から確認できなくなってしまうのは、結構不便なんです。 実際に、「内定を辞退した企業から数年後でも最終面接から再挑戦できますというメールが後日届いた」という学生もいました。卒業後に届いたこの連絡を見逃してしまうのはもったいないですよね。 また、大学のメールはセキュリティが強いため、企業からのメールが迷惑フォルダに入ってしまうこともあります。 「連絡に気付かず選考が終わってしまった」というケースもありました。もちろん、どんなアドレスでも起こりうることですが、大学のアドレスで意外と聞かれます。なので、迷惑フォルダのチェックもお忘れなく。 卒業後も使えるGmailで安心してやり取りを続けよう 就活専用アドレスを作るなら、Gmailがおすすめです。 スマホで確認しやすく、企業からの返信も見逃しにくいですし、まれにGoogleチャットで連絡を取る企業もあります。何より、「就活用」としてアカウントを分けておくと、メールの管理がぐっと楽になりますよ。 「大学メール=使えないわけではないけど、卒業後や不具合のリスクを考えるとあまりおすすめできない」というのが正直なところです。 長く安心して使える連絡手段として、ぜひ専用のアドレスを作っておきましょう。
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Q
- 吃音が原因で面接に落ちるのではないかと不安です。
- 吃音があると、面接という緊張して話す場がプレッシャーになりますよね。「うまく話せなかったらどうしよう」と思えば思うほど、緊張で言葉が出づらくなるという不安、すごくわかります。 実はこのテーマ、キャリアコンサルタントの間でも意見が分かれるところです。 「何度も練習して、吃音が出ないようにトレーニングを重ねよう」という考え方の先生もいますが、私は「正直に話しておくほうが、就職後のストレスが少ない」と考えるタイプです。 理解してくれる会社と出会えるほうが、結果的にお互いにとって幸せだと思うからです。 吃音であることを企業に伝えるかどうかは自分で決めてOK 実際に私が発達障害のある学生さんをサポートした際も、「伝える」「伝えない」は人それぞれでした。 エントリーシート(ES)に書く人もいれば、面接の冒頭で簡潔に伝える人もいます。どちらが正しいというより、自分がどのタイミングで伝えたいかで選んで大丈夫ですよ。 そしてもし「吃音があるからコミュニケーション能力がない」と判断する会社があれば、それはその会社の価値観の問題。あなたのせいではありません。 むしろ、「そういう企業に入らなくてよかったね」と私ならアドバイスすると思います。 面接は「完璧に話す場」ではなく「自分の思いを伝える場」 言葉が詰まってしまったときは、焦らず「すみません、少し緊張してしまいました」と笑顔で一呼吸置くのもおすすめです。 深呼吸をしたり、落ち着けるイメージを思い浮かべたり、自分なりのリセット方法を事前に決めておくと安心ですよ。 吃音があるからといって、あなたの魅力や可能性が狭まるわけではありません。 面接は「完璧に話す場」ではなく、「あなたという人を伝える場」です。ゆっくりでも、あなたの言葉でしっかり思いを伝えられれば、それが一番大切だと私は思います。
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Q
- 就活中に企業から土日に電話がかかってくるのはなぜでしょうか?
- 「土日に企業から電話がくるなんて……。もしかしてブラック?」と思ってしまう気持ち、すごくわかります。基本的には企業も営業時間内、多くの場合は平日の日中に連絡をすることが多いので、休日の電話には驚きますよね。 ただ、実は土日だからこそ学生さんが電話に出やすいと考えて、あえてそのタイミングを選ぶ企業もあります。採用担当者が「平日は授業やバイトで忙しいだろうな」と配慮し、休日出勤で連絡してくれる場合も少数ながらあるんです。 ですので、「土日の電話=ブラック」というわけではありません。むしろ丁寧な対応をしてくれている会社かもしれませんよ。 もちろん、気になるようなら会社の口コミサイトなどで評判をチェックしてみましょう。社員や元社員のリアルな声を読むことで、その企業の雰囲気がある程度見えてきます。 電話が来たら、できるだけ早めに折り返すのがおすすめです。 休日の連絡でも「早めの折り返し」が信頼を生むポイント 就活中はスピードが大切で、返信が遅れると面接日程の調整が間に合わなくなることもあります。これまでには、最終面接の枠が埋まってしまって選考が締め切られた……なんてケースも実際にありました。 「今は休日だから……」と遠慮せず、休日でも気付いたタイミングで折り返してみてくださいね。就活中の連絡は、早く・誠実に対応することが何よりの信頼につながります。