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Q
- 一流ホテルに就職するには、どのような大学や学部が有利ですか?
- まず「学部・学歴の有利不利」についてですが、結論から申し上げますと、観光学部でなければ入社できないということはまったくありません。 確かに観光学部は基礎知識がある点で有利ですが、一流ホテルほど組織の活性化のために「多様な視点」を重視します。そのため、経済、法、文系・理系問わず、一般大学からも多くの採用実績があります。 企業は「何を学んだか」以上に、「あなたがどのような人物か」を重視しているのです。 語学力よりもホスピタリティ精神を発揮した経験が重視される 次に「積むべき経験・スキル」については、グローバルな顧客に対応するための語学力は強力な武器になります。 しかし、それ以上に評価されるのは「他者の期待を超える行動をした経験」です。 マニュアル通りではなく、アルバイトなどで「相手が何を求めているかを察知し、行動に移して喜ばれた経験」は、ホスピタリティの原石として高く評価されます。 臨機応変かつ冷静に対応できる芯の強さが求められる 最後に、現場で活躍しているのは、「品格」と「タフさ」を兼ね備えた人です。 華やかに見えますが、現場はチームプレーであり、予期せぬトラブルの連続です。そのため、採用担当者は「優雅さのなかに、困難な状況でも笑顔を絶やさず、冷静に対応できる芯の強さがあるか」を見ています。 業界・企業分析で各ホテルの「色」を知ることは大前提ですが、まずはご自身の経験のなかから、他者に寄り添い、粘り強く行動できたエピソードを棚卸ししてみてください。それが内定への第一歩となります。
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Q
- WindowsでZoomの画面録画をすると、相手にバレますか?
- 面接の振り返りのために、パソコンでの画面録画を検討されているのですね。 まず、ZoomやTeamsなどのWeb会議ツール自体に備わっている録画機能を使用した場合、通常、相手方にも録画中である旨の通知が表示されます。そのため、相手は録画されていることを明確に知ることになります。 無許可で録画することは重大なマナー違反になる 私たちビジネスパーソンの間では、ミーティング相手に対して録画の許可を取ることは必須のマナーです。 就職活動という公的な場において、応募者である学生側から無断で録画をおこなうことは、発覚した場合に信頼できない人物という深刻な評価を受けかねず、リスクが非常に高いと言えます。 もし、どうしても録画をしたい場合、WindowsのゲームバーやMacのQuickTimeなどパソコンのOS標準搭載の画面録画機能を使えば、相手に通知せずに録画すること自体は技術的に可能かもしれません。 しかし、これは相手の許可を得ていない盗録と同じ行為です。企業側が許可していない録画は、重大なマナー違反であり、倫理的な問題もともないます。 万が一、その事実が何らかの形で発覚した場合、内定取り消しを含めた厳しい結果につながる可能性も否定できません。 録画ではなく正当な振り返り方法を選ぶ姿勢が信頼につながる 面接内容を記録したいという気持ちは理解できますが、無断録画のリスクはあまりにも大きすぎます。 録画に頼るのではなく、面接後はすぐに記憶が鮮明なうちにメモを取るなど、別の方法で振り返りをおこなうことを強く推奨します。
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Q
- 私が目指す看護師像の小論文で差別化を図るには、どのような内容にすれば良いですか?
- 小論文で、自分と他者の差別化を図るコツは、結論が同じようであっても、そこに至るプロセス・ストーリーで独自性を出すことです。 たとえば「看護師になりたい」という結論自体は、多くの受験者が同じかもしれません。 しかし、なぜそう思うようになったのか、その動機となった原体験は、あなただけのものです。 職業に就きたいという思いは、多くの場合、過去の具体的な経験の積み重ねから生まれています。このあなた自身の経験こそが、小論文に深みと説得力を持たせるカギとなります。 自分だけの経験を起点に看護師像まで一貫した流れを描こう ご提示の「私が目指す看護師像」というテーマであれば、まず「なぜ自分が看護師という職業を選択したのか」を、たとえば、ご家族の入院経験やご自身の体験など、具体的なエピソードを交えて記述します。 次に、その経験にもとづき「どのような看護師を目指すのか」という理想像を明確にします。 そして最後に、「その理想像を実現するためには何が必要で、ご自身はどのように努力するのか」という具体的な行動や学びの姿勢で締めくくります。 このように、自分自身の過去の経験という根拠から一貫した論理を展開することで、ほかの誰でもない、あなただけの小論文が完成します。
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Q
- ニートからの浪人は、再就職で不利になりますか?
- 一度社会人になられてから大学に入り直し、就職活動を目指されたいとのことでぜひ頑張っていただければと思います。 学校では年齢差を感じるかもしれませんが、大学生活やその後の就職活動において卑下する必要はまったくありません。 ご自身のキャリアを改めて再構築するために、一度社会に出た経験を経てから大学に入学するという決断と意思は、それ自体が非常に評価されるべき重要なポイントです。 社会経験を踏まえた動機付けを具体的に示すことが大切 肝心なのは、その動機を明確にしておくことです。 「なぜその大学を選択し、学部を選んだのか」「そこで何を学び、どのようなスキルを身に着けたのか」「そして、学んだことを希望する企業で将来的にどのように活かしたいのか」という具体的なキャリアビジョンを描きましょう。 そして、実直に実行に移されると良いでしょう。 社会人経験があるからこその深い動機付けをアピールできるはずです。 もし「遅れている」という思いがあるのであれば、なおさら、同級生よりも「社会でどう在りたいか」を明確に描けるはずです。 ご自身の選択されたキャリアに向かって必要なスキルや経験をしっかりとお調べになり、自信を持って良い選択と実行をされることを期待しています。
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Q
- ゲーム業界のインターンシップに落ちるのですが、原因は何でしょうか?
- ゲーム業界に就職を希望され、インターンに落ち続けているとのことで、その理由が明確に知りたいというご質問ですね。心中お察しします。 このような場合の対策として、まずは一度、ご自身だけでの評価や資料作成を止めてみることです。 そして、大学のキャリアセンターや転職エージェントのキャリアアドバイザーに、エントリーシート(ES)やポートフォリオを客観的に添削してもらうことを強くおすすめします。 専門家の添削で弱点と強みを把握できる この方々は、多くの就職希望者と企業を見てきたプロです。その経験から、ご自身では気付いていないウィークポイントの改善策や、隠れたストロングポイントの活かし方を具体的に示してくれます。 特に、ゲーム業界は非常に人気が高く、応募が殺到します。そうなると、ご自身で「完璧だ」と考え抜いたものでも、ほかの多くの希望生と似通った内容になってしまう危険性があります。 採用側から見れば「また同じような内容だ」と判断され、選考から漏れる原因になり得ます。 専門家との対話は、ご自身の考えを客観的に整理する絶好の機会です。ほかの応募者との差別化を図り、ご自身の個性を際立たせるためにも、まずは専門家を壁打ち相手として活用してみてはいかがでしょうか。
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Q
- インターンシップとアルバイトの両立は可能ですか?
- インターンとアルバイトの両立を、無理のない範囲でおこなえないかというご質問ですね。将来のための経験と現在の生活費の確保はどちらも重要であり、悩ましい問題です。 まず重要なのは、ご自身が働きたい業界内でインターンを探すことです。その際、ぜひ「有給の長期インターン」を探してみてください。 有給インターンであれば、そこで報酬が得られるため、現在のアルバイトの時間を減らすことが可能です。 これにより、アルバイトの時間をインターンに充てても収入が確保でき、志望業界での実務経験も積めるという、理想的な両立が実現しやすくなります。 これは単なる経験にとどまらず、具体的なスキルアップや業界理解を深める絶好の機会となり、ご自身の就職活動を有利に進める要因となるでしょう。 アルバイトを優先する場合は両立が難しいことも 逆に、「アルバイトのシフトを最優先する」という考え方の場合、両立は難しくなるかもしれません。 人気のインターンほど、企業側も学生に一定のコミットメントを求めます。アルバイトを優先するあまり、インターンでの経験が浅くなってしまっては本末転倒です。 場合によっては、インターンを基軸にアルバイト先を再選択する必要も出てくるでしょう。 あなたの就職に対する考え方、つまり「何を最優先にするか」によって、両立の仕方は変わってきます。ご自身の軸を定めて検討することが大切です。
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Q
- 裁判所の希望勤務地の理由はどのように伝えるのがベストですか?
- 裁判所事務官の採用面接において、希望勤務地を伝えることが重要な目的の一つですね。 まず、一般職の裁判所事務官の採用プロセスについて確認が必要です。公式情報によれば、一般職試験の最終合格者は、希望する勤務地を管轄する高等裁判所管内の裁判所を対象に推薦されます。 その際、本人の勤務希望地、成績、そして各裁判所の欠員状況などが総合的に勘案されます。 ただし、「希望する勤務地又は各裁判所の欠員状況によっては、名簿の有効期間内に推薦(採用)されない場合もあります」という記載があります。 この内容から、個人の希望が100%通るとは限らず、欠員状況など裁判所側の人員配置の都合が優先される可能性が高いと読み取れます。 しかしながら、ご自身の希望を明確に伝えることは非常に大切です。特に「自宅から通勤しやすい環境で働きたい」という思いは、長期的に安定して勤務するうえで重要な動機です。 地域への思いや通勤事情など根拠のある理由を添えると説得力が増す 面接では、単に「〇〇で働きたい」と伝えるだけでなく、「なぜその勤務地を強く希望するのか」という具体的な理由を添えることが効果的です。 たとえば、その土地に深い愛着があること、家族の事情があること、あるいは「地域に根差した司法サービスに貢献したい」といった、その勤務地でなければならない積極的な理由を、ご自身の言葉で具体的に述べることが重要です。 最終的な配置はさまざまな事情で決まりますが、ご自身の熱意や事情をしっかりと伝える努力はすべきでしょう。
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Q
- 上司と性格が合わないので退職したいのですが、どのように伝えるのが最善ですか?
- 上司との仕事での相性が悪いというお悩みで、退職を決意されているということですね。心中お察しします。 円満に退職されたい場合、ご自身の体調不良やご家族の介護といったやむをえない理由を除けば、「すでに転職先が決定している」状態でお伝えすることが、最もスムーズな円満退社につながりやすいです。 会社側も引き留めが難しくなり、退職希望日も明確に提示できます。何より「キャリアアップのため」という前向きな理由を伝えやすくなり、ネガティブな印象を与えずに退職できる可能性が高まります。 退職前に今の会社への魅力を一度思い返すのも大切 しかしながら、退職を決断される前に、「その会社のどこに魅力を感じて就職されたのか」を今一度、冷静に振り返ってみることも大切です。 現在の悩みが「上司との相性」という一点に集約されているのであれば、その方と離れさえすれば、働き続けたいと思える環境かもしれません。 人事部への相談を通じ、社内公募や配置転換・異動が可能な場合もあります。上司と離れた環境で仕事を継続する手段が残されていないか、確認してみる価値はあると思います。
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Q
- 学歴不問の求人は、中卒でも応募できますか?
- 学歴不問と募集要項に記載されている企業は、門戸を広く開けることで、多様な人材を確保し、自社の採用枠を広く持とうとする会社が多い印象があります。 応募に関しては、基本的には問題なく可能です。 職務の棚卸しと自己分析が学歴問わず評価される土台になる 採用されやすくするためのスキルや姿勢についてですが、まずはご自身の今までの職務経歴を詳細に棚卸しし、自己分析を徹底的に実施してから応募に臨まれることが非常に重要です。 特に中途採用の場合、学歴よりも即戦力となる実務経験やポテンシャルが重視されるため、この2つのポイントは必ず実行すべきです。 第三者の力を積極的に借りるのが効果的! また、これらの準備をご自身で進めるのも良いですが、客観的な視点を取り入れるために、転職エージェントのアドバイザーやキャリアコンサルタントに作成のお手伝いを依頼することも有効な手段です。 彼ら専門家は、多くの転職者をサポートしてきた豊富な経験と知識を持っています。そのため、ご自身ではまだ気付いていない強みの発掘や、弱みへの具体的な対処法など、多角的にサポートしてくれます。 このプロセスを通して、ご自身のスキルが応募先企業でどう活かせるかを明確にし、自信を持って面接に臨むための姿勢を整えることができます。
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Q
- 就活の面接で「参加させていただきたいです」は正しい敬語ですか?
- 普段使い慣れていない言葉遣いや尊敬語敬語を使おうとして、自信をなくされているのですね。お気持ちはよくわかります。 私自身、学生時代の就活で体育会系の独特な敬語を多用していましたが、社会人になってから、それが必ずしも適切ではなかったと気付くことが多々ありました。学生時代に完璧な敬語を使える人のほうがまれでしょう。 まず、「参加させていただきます」という言葉が、相手に意図が伝わらないか、失礼にあたるか、という点で考えてみましょう。結論から言えば、学生の言葉として意図は十分に伝わります。 近年、企業側も学生の言葉遣いに対して、以前に比べて柔軟になってきていると感じます。完璧な敬語よりも、その人の熱意や論理性を重視する傾向が強いです。 そのうえで、ご自身の強い意志を伝えたいときには、冒頭に「是非(ぜひ)」という言葉を付け加えるのが非常に良い方法です。 「是非、参加させていただきたいです」と表現すれば、謙虚さを保ちつつも、非常に前向きで積極的な印象を与えることができます。 完璧さよりも前向きな意志を伝えることが大切 就活で最も重要なのは、「完璧な言葉遣い」より「自分の意志や熱意を相手に伝えること」です。言葉が適切かばかりを気にしすぎると、かえって萎縮してしまい、ご自身の良さが伝わりません。 まずは意志や熱意を伝えることを第一に考えましょう。