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Q
- 就活で2月になっても何もしてないのは手遅れですか?
- 結論からいうとまだ間にあります。SNSの情報に振り回されず、本腰を入れて頑張りましょう。 取り組むべき優先順位として以下の3点が挙げられます。 ①自己分析 まずは自身のキャリアの棚卸しをおこない、何がしたいのか(Want)と何ができるのか(Can)を見つめ直すことが重要です。 自身の自分史を振り返りながら、仕事を考えるうえで大切なやりたいこと(Want)とできること(Can)が、世のなかのニーズ(Must)と重なる部分を見つける必要があります。 ②企業研究 自己分析で見えたやりたいこととできることが、どの業界で活かせるかという視点で企業研究に入ります。ある程度業界が絞れているならどの企業でそれが実現できるかを考え、企業の独自の強みや社会貢献性なども深掘りすることをおすすめします。 ③応募書類作成と面接練習 自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、志望動機を作成します。履歴書やエントリーシート(ES)用に文章化する作業と並行して、それを自分の言葉で話せるように面接練習もおこなう必要があるでしょう。 これらを並行しておこなうことができれば、2月からのスタートでも十分に自分らしい就活は可能だと考えられます。 まずは自己理解から! 行動あるのみ 私自身は大学生の支援をメインでおこなっているわけではありませんが、実際に3年生の冬から始めた学生を指導した経験があります。その際もまずは「自分自身が何に興味があるか」を振り返るワークを最初の宿題にしました。 その学生は、ワークを通じて自身のターニングポイントややりたいことに気づき、業界を選んでいきました。 2月になった今からでも、まずは自己理解から始めることを強くおすすめします。 ちなみにその人は無事に内定を獲得しました。ただ最終的には「本当にやりたいことと違う気がする」と、大学院に進学されました。
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Q
- 就活中のカップルの会う頻度はどのくらいでしょうか?
- 今まで通り二人の時間が取れなくなったり、すれ違いが生じてしまうのはつらいですよね。この状況では、きちんとお二人で話し合う時間が一度取れると良いと思います。 その際に参考にして欲しいのが、スーパーのライフキャリアレインボーという理論です。 この理論は人は人生の時期によって担う役割が変化していくことを虹にたとえたものです。この虹を見てもらうと、自分が今どの地点にいるか、そしてこれからどのようなキャリアが訪れるのか理解することができます。 現在の悩みは中長期的な視点で物事を見ることが欠けてしまっているため、生じる悩みでもあります。 お二人でまず1・3・5年後のありたい姿を描いてみてください。 その後そこから逆算して今の時期に「やりたいこと=Will」、「できること=Can」、「やらなければいけないこと=Must」をそれぞれ逆算して考えてみてください。二人の納得解が見つけられるはずです。 自分の当たり前はほかの人の当たり前ではない また、以前ワークショップデザイナーの資格を取得したときにとても印象に残った言葉があります。それは、「自分の当たり前はほかの人の当たり前ではない」ということです。 言葉にすると当たり前のことなのですが、私たちは普段コミュニケーションをとる際に自分の当たり前をその場の前提として進めてしまうことが多くあります。 育ってきた環境も、経験も違う他人同士では必ず違う部分があるため、コミュニケーションのエラーが生じます。 コミュニケーションを良くするためには、まずその違い気付くことが大切です。就活に対しての思いをお互いに話し合うと、二人の思いの着地点を見つけられるはずです。 LINEなどで報告し合い一緒に就活を乗り越えよう 一日の終わりに「今日の選考はこうだったよ」とLINEなどで報告し合うのもおすすめです。これが自身の振り返りにもなりますし、相手の進捗も知ることができます。 ときにはアドバイスを送り合うなど、「カップルで一緒に就活を乗り越えていく」という視点を持つと良いでしょう。そうしたコミュニケーションも視野に入れてみてください。
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Q
- 就活で交通費について連絡する際のメールの書き方を教えてください。
- 指定書式がない場合は、メールで「日付」「交通手段」「区間」「金額」を箇条書きのように整理して記載すると見やすいでしょう。 タイミングについては、面接が終了したらすぐに、当日、もしくは翌日には連絡すべきです。時間が空くと相手の処理も遅れてしまいますから。 お礼と配慮の言葉で印象アップ 文面については、交通費の事実だけを送るのではなく、まずは「先日は面接のお時間をいただき、ありがとうございました」といった面接へのお礼を述べましょう。 さらに「お手数をおかけしますが」など、支給への感謝や相手の手間に対する配慮を添えるようおすすめします。
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Q
- 就活の非通知電話はうざいので無視しても良いですか?
- 企業が非通知でかける理由として、学生の番号を間違えた際のリスク回避といったセキュリティや、採用業務をアウトソーシングしている場合などが挙げられます。 リスク回避も自己管理のうち ただ、私個人の意見としては、非通知の電話は出なく良いと思っています。その理由として、最近は詐欺電話が非常に多く、学生をそういうリスクにさらすことになると懸念しているからです。 「学生の身を守るためにも、出なくて良い」と判断しますし、むしろ企業側が番号を通知するなどの配慮をすべきだと感じています。
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Q
- 就活で内定自慢やマウントを取る友達がうざいです。
- マウントは嫌ですよね。私自身も、大学の頃の就活で友人にいました。「今、すごく良い企業の最終面接まで進んでいるんだ」みたいな。 こういった話は、自分に余裕がないときほど聞きたくないものです。理想はお互いに気を遣えることですが、そうでない人もいるので、ある程度距離を置くのも大事だと感じます。 または、「今、自分の就活でいっぱいいっぱいだから、友達の選考状況に一喜一憂してしまう。だから、なるべく聞きたくないな」と正直に気持ちを話してみるのも手です。 それでもまだ言ってくるようなら、その友達との今後の関係性を考えるきっかけにもなるかもしれません。ご自身の心を大切にして行動してほしいです。 劣等感は当たり前! 自分を責めないで また、そのような友達をうざいと感じてしまうことは、誰にでもあるごく自然な心理状況なので、ご自身を「心が狭い」と責める必要はまったくありません。 人はどうしても他人と比べてしまい、劣等感を抱いて落ち込むものです。そこは心配しないで、「これは当たり前の感情なのだな」と受け止めてほしいです。
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Q
- 就活の面接で「参加させていただきたいです」は正しい敬語ですか?
- 私は、その言葉を聞いても特に違和感は感じません。この言葉を使うことは不自然ではないですし、私自身も使っています。 目上の人と接するときに言葉遣いはとても気になりますよね。自分の言葉が失礼だったのではないか、と振り返る姿勢は大変素晴らしいです。 企業は多少変な言葉や敬語を使っていたからといって、ネガティブな印象を持つことはほぼありません。 私だったら「気を遣って一生懸命対応してくれている」という印象を持ちます。アナウンサーなど言葉を仕事にする仕事は例外かもしれませんが。 違和感を放置せずに調べる姿勢が大切! 大切なのは今回のように、違和感や疑問を持ったときにそのままにしないことです。国語辞典を引いて調べたり、AIに聞いてみるのも良いです。 私もいまだに言葉遣いが適切なのか、もっと上品な言い回しができないかと国語の勉強をしています。 言葉に対してのアンテナが立つと新聞やテレビ、メールでのやり取りから入ってくる美しい日本語に気付くようになります。 「これってどういう意味なのかな」「どんなときに使う言葉なのだろう」と調べ、自分の引き出しを増やしていってください。段々と言葉のバリエーションも増え、話すのが楽しくなるはずです。
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Q
- 就活で親に口出しされるのがストレスです。
- 「親の言いなりになりたくない」「自分自身で決めたい」というご自身の軸を持っていることは、本当に素晴らしいことです。 逆になかなか自分の軸が持てない人、親の言うとおりにしてしまう人もなかにはいます。そのような人は、就活に失敗したときやうまくいかなかったときに、それを乗り越えられるような力が身に付いていないこともあります。 私は子ども達にソフトテニスを指導しているのですが、スポーツの場面でもそれは顕著に表れます。指示待ちでしか動けない人は、失敗したときも他責にしてしまう傾向があり、自ら改善して進んでいく力が弱いです。 反対に、自分の思いを持っている人は失敗しても「次は絶対クリアしてやる」と前向きに行動し、どんどん成長していきます。 だからこそ、自分の軸を大切に就活を頑張ってほしいと思います。 とはいえ、ストレスが続くとやる気も失せてしまうので、どこかで親御さんへの働きかけが必要です。ご自身がストレスを感じていることや、本当はこういうことをやりたい、という思いを、真剣に話す機会を作ってみてください。 お互いの「当たり前」のズレを認識しよう また、親御さんも、ご自身の経験から「大企業に入れ」「公務員になれ」というのが子どもの幸せにつながると信じて言ってくれているはずです。 そこで、「自分にとっての幸せとは何か」を一緒に話し、お互いの「当たり前」がずれていることを認識できると、「私の就活はこうしていきたい」という点で合意形成が図れるかもしれません。 親御さんに納得してもらえるように、まずは腹を割って話してみてください。
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Q
- 就活でブスだと、やはり不利になるのでしょうか?
- 私が「印象が良くない」と感じるのは造形ではなく、無表情であったり、怒ったような返答をしたりする学生です。これは社会人になっても共通することです。表情筋を使い、表情がコロコロ変わる人は非常に魅力的です。 また表情だけでなく、話し方を鍛えることでも印象を変えることができます。 私は仕事で講義をすることが多いのですが、「人を惹きつける話し方ができるようになりたい」と思い、昨年話し方講座に通いました。そこでは腹式呼吸を用いた息の使い方、声の抑揚、間の取り方などを学びました。 うれしかったことは明るく笑顔で声を高めに、大変だったことは低い声で、と意識すると表情と話す内容が一致して話せるようになります。 とても魅力的なスピーチができるようになるので、面接の際にぜひ試してみてください。今後の仕事にも大いに役立ちますよ。 自分に合ったメイクが自信につながることも また、自分に合ったメイクをするだけでも自信につながります。 就活用のメイク講座を受けたり、デパートのメイクコーナーの店員に相談してみたりするのが良いと思います。 面接本番で表情を出すのは、練習次第で改善可能です。
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Q
- 就活の志望動機で「かっこいい」と感じることをどう言い換えれば良いですか?
- 「かっこいい」と感じることを、質問者さんが感じている「困難に立ち向かう姿勢」や「社会に大きな影響を与える仕事をしている点」から、具体的なエピソードを交えてそのままご自身の言葉で説明すれば良いと思います。 「かっこいい」という抽象的な感情ではなく、インターンシップや職場見学などで目の当たりにした「具体的な描写」を語ることで、熱意が伝わります。 私も普段は抽象的な「すごい」「かっこいい」「素敵だな」という言葉を多用してしまいます。しかし、その言葉だけでは人に思いを伝えられていないというもどかしさを感じます。 その際は、どうしてすごいと思ったのか、どの部分に自分は感動したのか、自分の状況と照らし合わせてどこに共鳴したのか、自分の世界観になかったのはどこなのか、といった視点から再度物事を見て、説明できるようにします。 そうすることで、自分の言いたいことがより伝わるようになりました。 企業の課題解決のプロセスについて具体的に伝えよう 今回のケースでも、「このような困難な課題をこうやって解決していた」「このような問題を抱えている社会にこのような影響を与えた」といった、「before/after」を伝えましょう。 そうすることで、プロセスにかっこよさを感じていることを伝えられ、志望動機の解像度が上がり、就活生と企業の間で共通認識が持てるようになるはずです。 「かっこいい」と思えるということは、「社風が良い」といった理由より、強く共感したり惹きつけられていたりするため、素晴らしい動機だと思いますよ。
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Q
- 就活で企業に対して「御社にマッチしている」と伝えて良いのでしょうか?
- 「マッチしている」という言葉自体は使っても問題ないです。 ただし、それだけで終わらせず、企業の求める人物像と、ご自身の具体的な経験にもとづく強みが「どのように」合致しているのかを具体的に説明することが重要です。 そして、企業に役に立てることや貢献できることを具体的な言葉で伝えましょう。 「社風が良い」から一歩踏み込もう! 多くの学生が「社風に共感しました」といった抽象的な表現で終わってしまいがちですが、それでは不十分です。 「御社の求める人物像と私の強みがマッチしているので貢献できると思います」というように、具体的な言葉で伝えることを意識しましょう。 実際に、私が以前支援した学生は、志望動機として「インターンシップに行ってそこで働いている人たちの雰囲気がとても良かったので、私もここで働きたいと思った」と話していました。 しかし、これでは社風への共感だけで終わってしまいます。 その場合、「なぜ自分はそういったチームの雰囲気や風通しの良さを重視するのか」「それが仕事にどんな影響を与えると考えるのか」「今までのどんな経験からそれが大事だと思ったのか」といった点を深掘りしましょう。 今までの経験を交えて具体的に説明することが重要です。 無意識である部分を言語化すると納得感が生まれる 私が学生を支援するときは、「どうしてそう思うの」「なんでそれが大切なの」とかなり突っ込みます。それは責めたいわけではなく、学生自身が無意識である部分を言語化できるようにと思ってです。 本人も気付いていなかった深層にたどり着いたときは、私も学生もとても納得のいく心地良さを感じます。 このように、無意識を言語化することは、面接だけでなくこれからのキャリアが充実したものになると信じています。