このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
364件
-
Q
- 面接は聞かれたことだけ答えれば良いですか?
- 就活面接では、質問の意図を理解し、求められている情報を過不足なく伝えることが求められています。 聞かれたことだけに答えるのが基本ですが、たとえば「長所は何ですか?」という質問に対して「明るいところです」と一言で終わっては説得力がありません。 そこに対しては、述べた要素に関する具体的なエピソードを添えたり、それを入社後にどう活かせるか、といったことまでセットで伝えるのが必須となります。 とはいえ、長々と話しすぎることも良くないため、簡潔かつ具体的に伝えることを意識してください。 回答は1分半~2分程度のボリュームを意識しよう 一般的に2分以上話が続くと長いと感じられやすいため、1分半から2分程度でまとめることを意識し、時間を計りながら練習するのも効果的だと思います。 「あなたの長所は何ですか?」と聞かれた場合、理由や具体例を求められていなくても、それらを自ら補って話す必要があるのです。 面接の場では、相手が何を知りたいのかを常に意識すると、回答の仕方に悩むことも少なくなると思います。また、 時間を意識した模擬面接を繰り返すことで、適切な長さで回答する感覚を養いましょう。
-
Q
- 既卒で大手企業への就職は難しいですか?
- 「やりたいことを探していたが見つからず、大手企業で働きたい」という志望動機では、少し弱いと私は感じます。 しかし、それが妥協ではなく、「本当にこの会社でこういうことがやりたい」という熱意があり、そのために今までこういう経験を積んできた、ということを相手に納得してもらえるように語れるのであれば、大手企業でも就職できる可能性はあるでしょう。 その大手企業に相応しいスキルや経験があると示せるかが鍵 ただ、「なぜその大手企業に入りたいのか」という志望理由が、企業のネームバリューや給与の高さだけなのであれば、面接官を納得させるのは難しいです。 面接官は、あなたがこれまでに合格に値するだけのスキルや経験を積んできたのか、という点を見ています。だからこそ、自分は今何ができるのかを一度振り返ってみる必要があるでしょう。 私がこれまで支援してきた既卒の人のなかでは、アルバイト経験のみで大手企業に就職できたという人は、今のところいません。 やはり既卒は、新卒で大手企業を目指すよりも難易度が上がってしまうというのは、私の認識している限りその通りだと思います。大手企業を目指す場合は、空白期間をきちんと説明できるようにしておきましょう。
-
Q
- 行動力があることを短所にとらえられる可能性はありますか?
- 私のこれまでの経験上、「行動力がある」という言葉自体が企業側から短所としてとらえられることは通常なりと考えられます。自主性や主体性は多くの仕事で求められる資質だからです。 もし短所として伝えるなら「行動力がありすぎるあまり、周りの意見を聞かなかったり計画が甘くなりがち」といった表現でマイナス面を具体的に示し、それをどう改善しているかという姿勢も併せて伝えるようにしましょう。 単に「行動力がありすぎる」とだけ伝えると、計画性がない、あるいは慎重さに欠けるといった、よりマイナスな印象になってしまう可能性があります。 慎重さが求められる業界ではあえて行動力を短所にしないほうがおすすめ 「人の意見を聞かない」「計画が甘くなる」という短所と「行動力がある」という長所をどう紙一重として見せるかがポイントです。 行動力がありすぎることがマイナスに評価される可能性があるのは、顧客との長期的な信頼関係構築が重視される仕事や地道な作業が求められる分野などです。 そういった業界では、あえて行動力があることを短所として伝える必要はないと私は思います。
-
Q
- 役員面接と社長面接の違いは何ですか?
- 役員面接と社長面接の最も大きな違いは、面接官が持つ視点にあります。どちらも内定を出すかどうかの最終的な決定権を持ちますが、評価のポイントが異なるのです。 役員面接では、役員は現場に近い立場から「候補者が入社後、具体的にどのような仕事でどう貢献してくれるか」というミクロな視点で評価します。 そのため、個別の業務内容への理解や貢献意欲を具体的に示すことが求められるでしょう。 事前のアナウンスを確認し企業の規模も参考に! 一方、社長面接では、社長は会社全体のビジョンというマクロな視点から候補者を見ています。 そのため、具体的な業務スキルよりも、候補者の持つ「熱意」や「思い」、そして会社の理念や方向性への共感が重視されるのです。自身の考えや情熱をアピールするほうが、共感を得やすいでしょう。 どちらの面接になるかは企業から事前に伝えられることが多いですが、企業の規模によっても傾向があります。一般的に社長面接は中小企業で、役員面接は社長が直接面接に出ることが難しい大企業で多く見られるでしょう。
-
Q
- 地方移住したいのですが、どのように仕事を選んだら良いでしょうか?
- まず、自身の中で何を優先したいのかを明確にすることが大切だと私は思います。 ワークライフバランスを重視したいのか、とにかく稼ぎたいのか、それぞれの優先事項によって選ぶべき求人は変わってきます。 自身の仕事選びの軸となる価値観であるキャリアアンカーを見つめ直すと良いでしょう。 移住先のリアルな情報を得てギャップを減らそう 移住者向けの就職セミナーや、地域おこし協力隊、行政が主催するイベントなどに積極的に顔を出し、情報を得ることをおすすめします。 移住前に準備しておくべきことや、都心から移住する際の注意点としては、やはり公共交通機関が弱いことが多いので、運転免許の確認などが挙げられます。 また、私の経験からアドバイスすると、移住生活の良い面だけでなく、実際に移住した人が発信しているブログやSNSなどで、現実的な情報にも触れておくことが大切です。そうすることで、移住後のギャップを減らすことができるでしょう。
-
Q
- 田舎暮らしで在宅ワークは可能ですか?
- 田舎暮らしをしながら在宅で仕事をすることは十分に可能です。 新型コロナウイルス感染症拡大以降、リモートワークを導入する企業も増えましたし、パソコンとインターネット環境があれば、多様な働き方が実現しやすくなっています。 ただし、いくつかの注意点や現実的な側面も理解しておくことが大切です。 たとえば、会社に所属してのリモートワークであれば比較的安定していますが、フリーランスとして完全に独立し、在宅ワークだけで生計を立てるのは、相当なスキルや実績、そして営業努力がないと厳しい道のりになることもあります。 私が知る限りでも、ランサーズのようなクラウドソーシングサイトで仕事を見つけることはできますが、企業勤務と同程度の収入を得るにはかなりの努力が必要です。 また、田舎での在宅ワークは、通勤のストレスがない反面、人とのコミュニケーションが減り、孤独を感じたり、仕事とプライベートの切り替えが難しかったりといった理由で、結局地元の会社に通勤する形に戻る人もいます。 汎用性のあるスキルを習得し、念入りな情報収集で見合った仕事を探そう 在宅ワークの仕事を探す際には、条件が良すぎる求人や、実態がよくわからないものには注意が必要です。 企業のホームページ(HP)がきちんと更新されているか、SNSでの情報発信が活発かなどを確認することは、その会社が信頼できるかどうかの一つの判断材料になります。 頻繁に同じ求人が出ている場合は、離職率が高い可能性も考えられますが、これだけで見抜くのは難しいかもしれません。 可能であれば、地域密着型のエージェントに相談したり、移住者向けのイベントなどで実際に地域の人とつながって情報を得たりすることをおすすめします。 田舎での在宅ワークを成功させるには、柔軟な働き方に対応できるスキルとともに、しっかりとした情報収集と、地域とのつながりも大切になってくると私は考えています。
-
Q
- 転職したいのですが、仕事探しは何から始めるべきですか?
- まずは転職して何を実現したいのか、現在の自分の気持ちや状況を棚卸しすることから始めましょう。今の仕事と同じ業種が良いのか、それとも違う分野に挑戦したいのか。 私のこれまでの求職者指導の経験からは、友人などから話を聞いたり、興味のある分野について調べたり、実際に応募してみたりすることから始めてみるのが良いと思います。 これまでの経験をアピールして働きたい熱意を示そう 中途採用の面接や履歴書では、新卒とは異なり、即戦力としての経験をアピールする必要があります。これまでの経験を、応募先の企業でどのように活かせるのか、論理的に説明できるかが鍵となります。 もし、これまでの経験とまったく異なる業界を目指すのであれば、なぜその業界で働きたいのかという問題意識や、過去の経験から得た学び、そしてこれから何をしたいのかという熱意を具体的に語ることが大切だと考えます。 「給与が良いから」といった理由だけでは、企業側も「あなたは何を提供してくれるのか」と懸念を持ちます。これまでの経験と、新しい仕事への意欲をしっかりと結びつけて準備してください。 スキルアップを理由に転職する人は多いと思いますが、企業側から「勉強しに来るだけでは?」ととらえられてしまう可能性はあるものの、その点は企業の社風にもよるでしょう。 ベンチャー企業のように、社員の成長を奨励し、将来的な起業などを応援する文化であれば、提供できるものを示したうえで「育ててほしい」と伝えるのも有効でしょう。 しかし、保守的な企業の場合は、「踏み台にされるのでは」と懸念される可能性もあります。その場合は、「今の会社では自分のキャリアプランが描けないため、スキルアップして御社に貢献したい」というように、貢献意欲を前面に出すほうが良いと私は思います。 転職する理由を具体的に考えて、働きたいという気持ちを話せる準備をしておきましょう。
-
Q
- 仕事の探し方がまったくわかりません。どうすれば良いですか?
- 私としては、まずはハローワークやキャリアコンサルタントに相談してみることをおすすめします。 ジョブカフェやキャリア形成支援センターなど、自治体が設けているサポートシステムを活用するのも一つの方法です。 こういった場所は敷居が高いと感じるかもしれませんが、私が見てきたなかでは、専門的な訓練を受けたキャリアコンサルタントは親身に相談に乗ってくれますよ。 まずは公的機関に気軽に足を運んで相談してみよう また、卒業した大学の就職課なども、卒業生向けのサポートをおこなっている場合があります。 いきなり民間の転職エージェントに相談するよりも、まずは公的な機関で専門家のアドバイスを受けるのが良いでしょう。 そういった相談機関に行く前に、特に準備しておくべきことはないと私は思います。相談員が話を聞きながら一緒に整理してくれるので、まずは気軽に足を運んでみてください。
-
Q
- 新卒エージェントは闇が深いって本当ですか?
- エージェントがどのようなビジネスモデルで収益を上げているかを一度調べてみると、その仕組みが理解できると私は思います。 就職エージェントは、自分が支援をして就職が決まった学生の想定年収に対して、その何パーセントかの額が自分の収益になるのです。つまり、就職が決まればエージェントは学生の就職先企業から収益を得られるため、エージェントとしては早く就職してほしいという動機があります。 この理由のために、新卒エージェントは多くの求人を紹介してくる傾向があるのです。 エージェントの協力を得ながらも自分で冷静に判断すべし 皆さんが就職活動で新卒エージェントを活用する場合には、こうした事情を理解しつつ、自分が本当にその企業で働きたいのかを冷静に判断することが大切だと、私は思います。 「無料であることには理由がある」という視点も持っておけると良いですね。その点もふまえて、新卒エージェントのサポートを上手に就活に活かしましょう。
-
Q
- 人間関係が原因で明日仕事に行きたくありません。どうすれば良いですか?
- 明日仕事を休むわけにはいかないという前提で話すと、まず家に帰ってきたときに気分転換をすることが大切だと私は思います。 そして、どうして行きたくないのか、人間関係のどのような点にモヤモヤを感じているのかを、たとえば絵に描いてみるなどして整理することがお勧めです。 気分を落ち着かせてから、悩んでいる点について考えることで、状況を整理することができますよ。 自分をどう変えていきたいかを考えて解決に向けて動こう よく言われることですが、「他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えることができる」と私も考えています。 相手を変えることは難しいので、自分がどうなりたいか、どういう風に変われれば人間関係のストレスが減りそうかを考えて行動してみてください。 私がこれまで多くの人の相談に乗ってきた経験からも、この主体的なアプローチが改善の糸口になることが多いです。