このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
297件
-
Q
- 履歴書に誤字があっても受かったというケースはありますか?
- 履歴書の誤字が選考に与える影響についてですね。 結論、誤字はないに越したことはありません。 誤字があったことが理由で、不合格になるとは限りませんが、「注意力が散漫である」あるいは「志望度が低い」という印象を与えかねないことは事実です。 企業は入社後に活躍できる人材かどうかを見ているため、細かなミスをする人だと判断されると「入社後も同じミスをするのでは」と思われてしまいます。 提出したものは仕方ないと割り切ることも大切! 次の選考に活かそう しかし、残念ながら提出してしまったものを取り消すことはできません。後悔を引きずるのではなく、今回の失敗を次に活かすことが重要です。 今後は、提出前に声に出して読んだり、第三者に確認してもらったりするなど、見直しのプロセスを徹底するよう心掛けてください。
-
Q
- 就活で自分が何をしたいかわからず迷走しています。どうしたら軸を定められますか?
- 就職活動の軸が定まらず、迷走してしまうときの対処についてですね。 結論として、就活の迷走状態を脱する答えは自身の経験や価値観のなかにしかありません。その答えを見つけるためには、自身の「過去・現在・未来」を丁寧に見つめ直すことが唯一の方法だと思います。 まずは、自分の過去を振り返る自己分析が必要です。具体的には、幼少期から現在までを振り返り、何に喜びを感じ、何を嫌だと感じたか、心が動かされた経験は何かを深掘りします。 これにより「自分はこういう人間だ」という輪郭をはっきりとさせましょう。 そして、現在の分析をします。今の自分の状況を整理して、自分が持っているスキルや身を置いている環境を把握しましょう。 「譲れない価値観」を見つけて自分だけの道標にしよう! 最後に、未来の理想を考えます。「どんな自分であれば、自分らしくて格好良いと思えるか」という理想の自分像を明確に描いてください。 「どんな仕事か」から考えるのではなく、「どんな人間として社会に存在したいか」という大きな視点を持って考えてみましょう。 これらの分析を通じて見えてきた「自分が本当に大切にしたいこと」や「譲れない価値観」こそが、あなたの就活の軸となります。 焦っているときほど、この自己との対話を大切にしてください。
-
Q
- 就活で有利になるサークルってありますか?
- 就活において、特定のサークルに所属しているから有利になる、ということは基本的にはありません。 重要なのは、そのサークルで何をし、何を経験し、何を学んだかということです。自分が力を入れて取り組めるものであれば、結果的に語りやすいエピソードも生まれると思います。 サークル経験から得た強みをアピールしよう! 以前、採用支援をしていた際に、ある体育会系の大学の関係者から以下のような言葉を伺ったことがあります。 「うちの学生は、運動部で厳しく鍛えられているため、頭脳明晰とは言えないかもしれないが、態度は非常に良い。上下関係を理解し、仲間との連携もでき、目標に向かって努力する姿勢が身に付いている。どこに出しても恥ずかしくない人材だ」 単に「運動部でした」「テニスサークルでした」というだけではアピールになりにくいかもしれませんが、そこで必死に努力した経験や、そこから得たものは、体力面も含めて評価される可能性があります。 企業が求める人物像と、サークル活動で培われた能力が合致すれば、それは就活における強みになるでしょう。
-
Q
- 面接に20分早く着きすぎたらどうすれば良いですか?
- 「面接に早く着きすぎた」などの悩みを持たれるということは、とても真面目な人なのだなと感じます。さまざまな考え方がありますが、一つは「自分で考えて行動し、その結果から学ぶ」という姿勢です。 まずは自分自身で考え、行動し、相手の反応を観察して、もし失敗したと感じたら次に活かせば良いのです。 もう一つの視点として、もしご自身が会社側の人間だったらどう思うかを考えてみてください。20分早く来た応募者に対して、どのように感じるでしょうか。 適切なのは5~10分前到着! 企業の状況を見て行動しよう 1時間も早く来たら困るかもしれませんが、20分というのは微妙なラインですね。 仕事をするときは、相手の立場に立って想像力を働かせることが常に求められます。受付の人の状況を考え、早すぎると判断すれば時間を調整すべきでしょう。 時間の潰し方については、初めて訪れた会社であれば周囲を観察したり、心を落ち着けるために静かに過ごしたりと、自分で考えるべきことです。 一般的には、5分から10分前くらいに到着するのが適切かと思われます。 何事も想像力を働かせ、自分の判断で行動し、もし失敗したら修正しましょう。その繰り返しが成長につながります。
-
Q
- 就活の勝ち組ラインって何ですか?
- 「勝ち組ライン」という言葉自体は知りませんでしたが、インターネットなどで飛び交う言葉なのでしょうね。 その時々で「勝ち組」「負け組」と分類したがる傾向はありますが、特に若い人はそういった言葉に敏感かもしれません。しかし、長く社会をみていると、企業の評価というものは常に変動します。 たとえば、新型コロナウイルス感染症前後で人気企業ランキングは大きく変わったはずです。 また、5年、10年前と今を比べても、かつて人気だった旅行会社や航空会社、一部の家電メーカーなどが、現在は厳しい状況に置かれていることもあります。 どこでも通用する実力が真の価値! 勝ち組にとらわれず自分史上最高の選択をしよう 人生は長いですから、現時点での「勝ち組」が将来もそうであるとは限りません。そのような一時的な評価に一喜一憂するのはあまり意味がありません。 そして、大手企業や有名企業に入ること、今人気の企業に入ることがすべてではないのではないかと思います。 そういった表面的なことに囚われず、本質的な職業選択をすることが大切です。 本当に意味での「勝ち組」とは、どのような状況になっても、どの会社に移っても通用するような実力を身に付けることではないでしょうか。 歴史が証明しているように、今の良い企業が将来も良いとは限りません。「就社」ではなく「就職」、つまり職業を選ぶという意識を持つことが重要です。
-
Q
- 面接時間が短い場合は落ちる可能性が高いですか?
- 私がこれまで求職者指導をした経験上、面接時間が短いからといって、必ずしも不合格と考えるのは早計でしょう。 一般常識的に考えると、会話の時間が短いのは相手への興味が薄い可能性も確かにありますが、一概には言えません。これは面接に関してだけでなく、友達との会話でも言えることだと思います。 また「短い」と感じる感覚も人それぞれではありますが、あえて面接時間が短く不採用となった割合について触れるとすると、まさに五分五分といったところではないでしょうか。 実際に、私の経験上、「時間も短く手応えもなかったけど受かった」という人もいます。 私が常々学生に伝えているのは、結局面接は自身の感覚だけで結果が決まるものではなく、あくまで採用側が決めることであり、一般的な確率論を当てはめるのはあまり意味がないということです。 企業は、面接を通して社風にマッチし、かつ十分な能力を備えた人を採用したいと思っています。しかし、数十分話しただけで応募者のすべてを判断するのは非常に難しいのです。 多くの場合は、最終的に「一緒に働きたい」と思える、つまり好感を持てる人を採用する傾向があるように思います。自分たちの仲間に入れたいと思うのは、少なからず好意を持てる人物だということです。 好印象の秘訣は相手に対して興味を持ち誠意を持って対応すること 企業側に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうためには、こちらも相手に敬意や関心を持つ、つまり相手を好きになることから始める必要があります。 初めて会った人でも、何らかの良いところや共感できる部分があるはずです。それを見つけようと努めること、相手の質問に対して誠意をもって対応すること、自身の考えを真剣に伝えることが重要となります。 私がこれまで多くの求職者の人たちを見てきて特に感じるのは、「何を話そう、うまく答えなければ、考えてきたことをちゃんと伝えなければ……」といった自身の考えにとらわれ、自分にばかり矢印が向いてしまうと、なかなか相手の心を動かすことは難しいということです。 面接で成功するには、相手の心を動かせるかどうかが鍵になると、私は考えています。その第一歩は、まずあなたが相手に純粋な関心と敬意を持ち、誠実にその場に臨むことです。 「どうしても面接がすぐに終わってしまう……」と悩んでいる人は、ぜひ次の面接でこの点を意識してみてほしいと思います。
-
Q
- 人間嫌いな人は働けないのでしょうか?
- 同僚とのコミュニケーションに悩み、それが原因で体調を崩して退職したとなると、それは本当に辛い経験であり、心の傷となっていることでしょう。大変辛い思いをしましたね。そのような経験をすると「もう人とかかわる仕事はしたくない」と考えてしまいがちです。 たしかにある程度人とかかわらなくて良い仕事はありますが、まったくの一人だけで仕事ができることはほぼあり得ないと思います。 そうなると、そのかかわり方が問題になりますよね。私がこれまで学生指導をしてきた経験からも、人間関係の悩みは仕事をするうえで大きなストレスとなり得ることを痛感しています。 そこで仕事上のコミュニケーションについて考えてみましょう。仕事に必要なのは正確な情報の伝達や確認によって間違いなく正しい成果を出すことであって、他人と仲良くすることではありません。 よって、事務的なやり取りのみで完結するような仕事であれば、煩わしい人間関係と距離を置くことができるかと思います。業務上の必要最低限のコミュニケーションに留まる仕事は、人間関係のストレスを感じにくい傾向があるようです。 スキルを身に付ければリモート勤務などストレスフリーな働き方もできる では次に、事務的なやり取りのみで良い仕事とは何かです。工場で決まった作業を黙々とおこなったり、配送や清掃といった業務も考えられます。 しかしそれではアルバイトと変わらない条件に甘んじなければいけない場合があるかもしれません。そのため、これらの仕事は比較的コミュニケーションの頻度が少ないものの、キャリアアップや収入の面で課題を感じる人もいます。 もしあなたがそれなりに高い収入を望むなら、個人で高い技術を身に付けることが必要です。たとえば、事務系であれば経理・財務的な専門知識。IT系ならプログラミング、システム構築できる技術など、一人で仕事を請け負える程度の技術力があればフルリモートの勤務もできます。 職場にいても最低限の指示と報告で済む可能性が高くなるのです。専門性の高いスキルを持つ人材は、リモートワークなど柔軟な働き方を選択できる可能性が高く、職場での人間関係に悩むことなく活躍している人も多くいます。 しかしこのような勤務を可能にするには相当な高いスキルを要し、そのための経験を積むことが必要になります。そのため、技術獲得を目標に割り切って数年は会社に勤めるという人もいます。明確な目標を持ってスキルアップに取り組むことは、将来的な働き方の自由度を高める有効な手段といえるのです。 このように、人間関係は避けて通ることはできませんが、自分に適性のある技術力によってある程度人とのかかわりを少なくすることは可能です。また技術力は自信にもつながります。高い専門性は、周囲からの信頼を得やすく、結果として良好な人間関係を築きやすいという側面もあります。 ご自身の適性を考え、今後の計画を立て、一歩ずつ踏み出してみてください。あなたの新たな一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。