このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
39件
-
Q
- 「携わりたい」は、どのような意味で使えば良いでしょうか?
- 「携わる」という言葉の意味は、「かかわる」や「関与する」といった言葉よりも、「みんなと協力しながら」「主体的に」「積極的に」といった意味合いが強く含まれます。 そのため、「携わりたい」という言葉は、協調性や主体性、積極性、そして意欲などを表現したい場合に使うと良い言葉です。 たとえば、企業が協調性を特に求めている場合や、チームで働いていくことが前提となるような会社に応募する際などには、その意欲をより強く表現できるため、使うと良いでしょう。
-
Q
- スーツにセーターを着るのはマナー違反ですか?
- 寒さ対策として薄手でVネックのセーターを着てもそれほど問題ないとは思いますが、ジャケットの襟元からニットが見えるのは、あまり印象が良いとは言えません。 また、スーツが冬用のウール素材ではなく、春〜秋用の素材だった場合には素材が合わないということになります。 インナーの色は薄グレーが透けにくくおすすめ! 防寒対策をするのであればアンダーウェアを着ましょう。最近は薄手で、暖かい素材のアンダーウェアがそろっていますので、それを着ると良いでしょう。 ただし、袖口や襟元から見えないように半袖やU首になっているもので、色は薄グレーがワイシャツに透けて見えなくて良いでしょう。
-
Q
- SPIの難易度ってどのくらいですか?
- SPIの難易度については、まずオンラインで試しに受検できる場所が多数ありますので、一度試しにやってみることで、はっきりとその内容がわかるでしょう。 以前、理系の大学院生の学生に聞いた話では、「高校生のときが一番勉強していたから、そのときの受験勉強に近いようなレベルだった」とのことでした。 ただし、大学や大学院に進学し、そういった勉強から離れていると、「全然解けなかった」という話も聞いています。 総じて、レベル感としては、「高校生のときだったらもっと解けたかも」という感じだと言えます。 SPIは限られた時間で効率的に解く練習が必要 なお、Webテストでリンクが送られてきて自宅などで受ける方式の場合、時間制限が比較的短く、計算などで少し悩んでいるうちに、どんどん次の問題に進んでしまうという特徴が以前はありました。 そのため、その時間についていくためには事前練習が必要であると言えます。
-
Q
- リクルートスーツの相場は何円程度ですか?
- リクルートスーツは、イオンなどの量販店で販売されているスーツで十分であると考えます。相場感としては、大体2万円から3万円前後で十分でしょう。 その理由としては、社会人になって会社に入った後、そのリクルートスーツを着るのはおそらく最初のうちだけになるからです。 入社後は、周りの先輩たちのスーツの着こなしを見て、徐々に自分もおしゃれなスーツを用意したり、給料が出たらより良いものを購入したりするようになるでしょう。 そのため、リクルートスーツはあくまで就職活動期間だけだと判断して良いと考えられます。 高いものは不要! 先輩社員の服装から判断するのも一つの手 もし入社後にスーツを着ない仕事であれば、高いスーツを買ってもタンスの肥やしになってしまいます。 また、結婚式などのフォーマルな場では、リクルートスーツではなく、結局おしゃれなスーツを買い足すことになるでしょう。 購入の判断基準の一つとして、企業の説明会で説明をしてくれる若手の先輩社員が、どのようなスーツを着こなしているかを見てみるのも良いでしょう。 もし、すごくおしゃれで感じ良く着こなしている先輩が出てきたら、「あそこで働くならあのくらいのレベルの着こなしは必要かな」という判断基準にもなります。
-
Q
- ESに嘘を書いたらバレますか?
- 嘘と誇張は違うので、分けて説明します。 まず嘘ですが、虚偽になるようなことを書くのはNGです。取ってもいない資格を取ったとか、卒業してもいない学校名を書くといったことです。著名人でもプロフィールの虚偽の記載が問題になることもあります。 事実と異なることを書いて採用になって、後からバレてしまった場合は、会社によっては内定を取り消すこともあると思います。 また、誇張ですが、多少話を盛るのは、私は良いのではないかと思います。ただ、噓になってしまうほど盛るのは、やりすぎでしょう。 コピペは気付かれる! ESの内容は盛り過ぎないようにしよう 企業にバレる可能性があるのかですが、こんなことがありました。 私は行政機関で学生向けの職業相談を長くしてきましたが、ESの締切が近くなると、添削を求めて来所するる人に多く対応しました。 そのなかで必ずあるのが、まったく同じ文章を書いてくる学生です。「あれ? これと同じ文章昨日読んだ」と気付くのです。書いてきたのはまったく別の大学の学生なので、大方「受かる! ES〇〇選!」のようなものから、コピペしたのでしょうか。 まさか、学外の相談機関の一人の相談員がまったく同じものを読むなどとは思わずに、「コピペでいいや」と書いたのでしょうか。これが一度や二度ではないのです。年度をまたいだ同じ文章というのもありました。 このエピソードから何が言いたいのかというと、企業の採用担当者はきっと、もっとたくさんの同じ文章を読んでいるのだろうということです。そういう人たちが気付かないとは思えないのです。そのことをふまえて、話を盛る程度にとどめておいたほうが良いと思います。
-
Q
- 入社後やりたいことがないのはまずいですか?
- エントリーシート(ES)に○年後の自分を書くことを求められることがあります。たとえば、入社3年目にはどんな人間になっていたいのかなどです。 企業の採用担当者がそのように聞くのは、応募者が、自社をどのくらい理解しているのか、どのようなキャリアビジョンを持っているのか、意欲や積極性をどのくらい持っているのかなどを見極めようという目的のためです。 私は特に、キャリアビジョンは持っていたほうが良いと考えています。なぜなら、人生の迷子にならないために大切なのがキャリアビジョンだからです。 私は初職が美容師でしたが、それは高校生のころからのあこがれの職業でした。運よく大手の化粧品会社に美容師として就職できたのですが、すぐに自分が何のためにこの会社で働いているのかがわからなくなりました。 私は「美容師になりたい」としか考えていなかったのです。どんな美容師になりたいのか、そのためにはどんな努力や積み重ねが必要なのか、まったく理解していませんでした。 会社は、単に美容師免許を持っている新卒学生を採用していたわけではなく、ヘアメイク職や後進の指導教員、美容法の開発職など、数年先のさまざまな表現の場を用意してくれていました。 しかし、そのときの私にはどれか一つを選択することができませんでした。そして結局会社を辞めてしまいました。 今考えても残念だったなあと思います。あのときの私に美容師としてのビジョンがあったのなら、何を選んだのだろうと今でもときどき考えます。 自分自身への問いかけを繰り返して自己理解を深めよう 具体的にやりたいことを見つけるために、やはり自己理解を深めて欲しいと思います。 キャリアコンサルタントとしての私は中学生~大学生に接していますが、自分のことを考える機会が少ないのではないかと感じる場面が多くありました。 自分がどんな人間になっていきたいのか、どんなことを身に付けていきたいのかについて考えたことはありますか。 そして、ああいう大人になら、なってもいいなあと思える見本のような人は周りにいますか。 それは、応募する会社の事業や業務内容の中で実現できそうなものでしょうか。 そんな風に考えてみて欲しいと思います。
-
Q
- 製造業で自己PR、未経験だとどうアピールすれば良いですか?
- 別の仕事を経験したうえで、製造業をやってみようと思ったのですね。 それはどうしてでしょうか。何かきっかけはありましたか。そのきっかけをエピソードにしてみるのも良いと思います。 また、製造業のイメージはコツコツと、黙々と取り組むイメージでしょうか。 求められる人物像は一般的に言われているのはものづくりが好き、黙々と作業できる、几帳面で丁寧、体力がある、手先が器用、機械が好きなどです。質問にあるように、自分の真面目さや集中力、手先の器用さがものづくりに活かせそうですね。 エピソードとしては、何かに集中して取り組んで作り上げた経験を書くと良いと思います。途中で投げ出さずに作り上げたというところがポイントです。加えて、几帳面さや丁寧さなども盛り込むと良いでしょう。 あなたの人物像と合わせて入社後の想定をしておこう そして、もう一つの視点として、その先を考えて欲しいと思います。どんな仕事でも、就いて数年経てば、仕事を覚えて次の段階に進むことを求められます。 製造業であれば、現場の作業員の配置などの人的管理、製品生産計画の立案、実行、製造ラインの工程管理、機械や設備の管理など、各方面に管理的な仕事がありますので、どれに進みたいのかも考えておいて欲しいと思います。 応募の段階では、まだそこまで考えられないと思うかもしれませんが、まずは想像で構いません。自分の性格や特徴などを考えて、それぞれの管理の仕事のイメージに合うか合わないか、やってみたいかやりたくないかを検討してみましょう。 たとえば、「機械を扱うのが好きなので、設備管理ができるようになりたい」などをエピソードの最後に加えるのも、意欲やポテンシャルを表す言葉になるでしょう。
-
Q
- グループワークでチームビルディングは必要ですか?
- 企業が採用試験でグループワークを取り入れるのは、その人がほかのメンバーとどのようにかかわるのかを見たいということが理由の一つにあります。 他者と競わせて能力を計ろうとするものとは違い、メンバー同士のかかわり合いのなかからどのような成果が上がるのかを見ようとしているのです。 チームビルディングとは、一人ひとりの能力を最大限に引き出し、協力しながらチームワークを高めていくプロセスのことを指します。 メンバーは、たとえばアイディアが浮かぶ人、まとめ役になる人、作業をコツコツやる人などそれぞれの個性を持っているでしょう。その個性をそれぞれが発揮できたうえで、組み合わせて一つのものに向かうという様子があると評価が高いです。 実はこれは、実際に組織で仕事をすることに通じるものがあります。グループワークでの他者とのかかわり方の様子から、その人の仕事の進め方が想像できるのです。そのため、チームビルディングを意識するのは重要となります。 まずは場を温めて自由に発言できる雰囲気作りを意識しよう では、どのように意識したり、振る舞ったりすれば良いのでしょうか。グループワークという限られた時間では、チームビルディングの手法のすべてを取り入れることはできません。 そのため、まずはそのグループが自由に発言をしても良い場であるという雰囲気にして、メンバーにどんどんアイデアを口に出してもらえるようにすることが大切です。 一番に話し出すのはだれでも緊張して気後れするでしょう。まずはあなたが何か発言して場を温めることを意識してください。 私がNG行動だと思っているのは、最初に役割分担をしてしまうことと、初めに1分間考える時間を取ることです。理由は、これまでにこのやり方で成功した例を見たことがないからです。 考えても何も浮かばない人、思考が深まりすぎて話さなくなる人いろいろな人がいると思いますが、ワークの時間は限られていますので時間がもったいないでしょう。 それよりも、ブレーンストーミングに時間をかけたほうが活発なグループワークになると思います。
-
Q
- 「コミュニケーション能力」をどう言い換えると評価につながりますか?
- 「コミュニケーション能力」と聞いたときにイメージするものが人によってずいぶんと違うのではないかと思います。 よく聞くのが「誰とでもすぐ仲良くなれる」や、「大勢のなかで堂々と話せる」などですが、それがいわゆるコミュ力が高いことなのでしょうか。それには少し疑問を持ちます。 コミュニケーションとは、情報や感情を互いに伝え合うことです。話すこともあれば、聞くこともあります。 また、ジェスチャーや動作などで、感情を伝える非言語コミュニケーションというものもあるのです。 自己PRでコミュニケーション能力をアピールしたいとのことですが、あなたが思うコミュニケーションがうまくいっている状態とはどのようなことでしょうか? それを考えて、根拠になるエピソードを盛り込んでください。 どんなシーンを想定するかで変わる! 自分がしっくりくる言葉で言い換えよう 言い換えの言葉はたくさんあると思いますが、あまりにも強い言葉に言い換えてしまうと、根拠にするエピソードも同じぐらい強い話が必要になります。根拠にしたいエピソードを用意して、その内容にフィットするような言い換えの言葉を見つけるのも良いでしょう。 今回は、ビジネスシーンで評価されるような言い換えということですね。 まずは、社内でのコミュニケーションを円滑にするためであれば「協調性」「伝達力」「積極性」「柔軟性」などが良いでしょう。 また、顧客に対しての接し方に関係することであれば「対応力」「共感力」「提案力」「適応力」「関係構築力」などが該当します。 このように、言い換えの言葉はいくつもありますが、自身のことを相手に伝えるために選ぶはずなので、自分にしっくりくるものを選びましょう。 ちなみに私自身は尊重という言葉が好きです。相手を尊重する、互いに尊重しあえる関係などのように使いますが、コミュニケーションの根っこにあるのは相手を思う気持ちなのだと思っています。