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Q
- 外交官になるには出身大学が影響しますか?
- 外交官になるのに、出身大学は関係ありません。友人が「難関大学じゃないと外交官にはなれない」と言った理由はわかりませんが、少なくともその言葉を鵜呑みにする必要はないと思います。 外交官になるには、外務省専門職員採用試験に合格することが必要です。そこに出身大学名は関係ありません。 とはいえ、試験は高度な語学力や専門知識が求められる内容で、決して簡単な試験ではありません。語学に加えて、国際法や時事に関する論述対策も必要です。科目数は少ない分、1つひとつの専門性が高く、きちんと準備しないと太刀打ちできません。 合格率はここ数年で13~20%程度で推移しており、狭き門ではあります。独学で合格する人もいるにはいますが、専門性の高い試験なので、お金をかけて予備校や通信講座を使う人も多いです。 周りに惑わされない! 明確な志望理由を定めよう あなたが今「このまま目指しても意味がないのでは」と不安になっているのは、周囲の言葉や大学名といった外からの評価に気持ちが揺さぶられているからかもしれません。 実際に外交官になるかどうかは、自分自身が本気で目指すかどうかにかかっています。 まずは「なぜ外交官になりたいのか」を言語化してみることをおすすめします。 目的意識が定まれば、どんな環境でも努力を積み上げられるはずです。面接でも必ず「なぜ外交官になりたいのか」は聞かれますから、そのときの準備にもなりますよ。
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Q
- 京大卒でフリーターですが、もう正社員は無理でしょうか?
- 質問者さんの年齢や、これまでのアルバイト経験にもよりますが、もし20〜30代前半であれば「正社員は普通になれます」というのが率直な答えです。 ポイントは、「未経験OK」の求人を探すことです。実際に、そうした形で正社員になった人はたくさんいます。もちろん、これまでアルバイトで経験したことを活かした仕事を探すのも大いにありです。 私が最近サポートした40代前半の男性相談者も、これまで組織で働いた経験がほぼなく、個人事業主のような働き方が中心でした。 それでも、まったくの未経験の業界にもかかわらず「ぜひうちに来ませんか」と言ってくださる会社と複数出会えたのです。質問者さんの年齢であれば、十分にチャンスはあります。 まずは希望とNG条件の洗い出しから始める! まずは仕事探しの条件を整理してみましょう。「働けるならなんでも良い」と思っていても、実際には何かしら希望やNG条件があります。 たとえば、給与(年収の最低ライン)、仕事内容、就業場所、勤務時間や働き方、社風、福利厚生などです。このなかから外せない条件やNG条件を書き出してみてください。 これがないと、膨大な求人のなかから自分に合う仕事を探すのが非常に難しくなります。 求人探しは複数のルートでおこなうのが鍵 条件を整理したら、次の3つをやってみてください。 「ハローワークに行って状況を伝える」「ネットで複数サイトから求人検索する」「転職エージェントに登録する」の3つです。求人を探すときは、一つの方法に絞らず、複数のルートを使ってみましょう。 手間がかかるぶん、出会える求人の幅が広がり、就業の確率が上がります。 上記以外で特におすすめなのが、転職フェアに足を運ぶことです。転職フェアに参加している企業は、採用意欲が非常に高く、担当者と直接話せるので仕事内容を詳しく聞けます。思わぬ出会いが生まれることも珍しくありません。 小さなことから始めて、行動量を最大化しよう 最後に、行動量が大事だということを忘れないでください。先ほど例に挙げた40代男性も、複数の求人ルートを使い、応募もたくさんして、多くの企業と対話するなど、とにかく行動していました。 希望の仕事に出会える確率を高めるために行動量は重要です。質問者さんも、まずは小さな一歩からでかまいませんので、ぜひ動き始めてみてください。
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Q
- 就活はいつから始めるべきですか?
- 一般的には、大学3年生の4〜5月頃から自己分析を始め、興味・関心の方向性を探りつつ、7〜8月に夏のインターンに参加するというケースが多いです。ただし、必ず3年生からスタートしなければならないわけではありません。 最近は1〜2年生から参加できるインターンも増えています。早く始めれば、それだけ業界への理解が深まりますし、自己理解をする時間の確保も可能です。 やりたい気持ちがあるのであれば、自己分析・業界分析・インターンへの参加を1〜2年生の段階から始めてもまったく問題ありません。 また、ベンチャー企業や外資系の企業は通年採用をしているケースもあります。興味のある企業があれば、日本企業全体のスケジュールに縛られずに動き出すのもありです。 早く動くほど業界理解が深まり進路の方向性がつかみやすい 就活の取り組み方としては、まず自己分析から始めるのがおすすめです。自分の興味・関心、得意不得意、性格的な特徴などを理解することが最初の土台になります。 そのうえで、どのような業界があり、どのような職種があるのかを調べると「この業界は面白そう」「この仕事なら自分の強みが活かせそう」といった方向性が見えてくるはずです。 こうした準備を早めに進めておけば、3年生の春にはすぐにインターン探しに取りかかれるため、スムーズに就活をスタートできますよ。
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Q
- インターンシップで給料はもらえますか?
- 長期のインターンシップだからといって、必ず給料が支払われるとは限りません。これは会社ごとの方針によります。 有給の場合、金額がどのくらいになるかも企業によって異なりますが、賃金が発生する場合は最低賃金は必ず守られます。 有給・無給それぞれのメリットを把握して判断しよう 有給インターンのメリットはもちろん、報酬が得られることです。デメリット、というより注意点は、報酬が発生する以上それなりの緊張感や責任を持って働く必要があるということです。 無給の場合のメリットは、報酬が発生しないぶん心理的に気が楽になりやすいところだといえます。デメリットは、お金がかかることです。 長期間のインターンになるとアルバイトがしにくくなり、収入が減るうえ、食費や交通費も発生します。交通費は実費支給の場合もありますが、企業に確認しないとわかりません。 企業への確認はメールで丁寧に! 業務理解と適性チェックが要 給料について企業に確認する際のマナーとして、企業に報酬の有無を確認する前に、まずはインターンの要項をしっかり確認するようにしましょう。そのうえで何も記載がない場合はメールで確認します。 メール例としては「お世話になっております。◯◯大学3年の◯◯です。◯月◯日から参加させていただく予定のインターンシップについて、報酬の有無を確認させていただけますでしょうか。お忙しいところ誠に恐縮ではございますが、お教えいただけますと幸いです。」のように、丁寧な文を意識してください。 インターンの目的は、就業体験を通して会社や仕事を理解し、自分との適性を見極めることです。有給・無給にかかわらず、まずはその点を大切にしてインターンに臨んでほしいと考えます。
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Q
- インターンシップで必須の持ち物は何ですか?
- 特に指示がなければ、基本的には筆記用具とメモ帳があれば問題ありません。印鑑や学生証が必要な場合は企業側から必ず指示があります。案内に記載がない場合は持っていかなくても大丈夫です。 備えあれば憂いなし! 身だしなみグッズやモバイルバッテリーでさらに安心 必須の持ち物自体は多くありませんが、身だしなみを整えるためのグッズを少し鞄に入れておくと安心です。 たとえば、携帯用の靴磨きシートがあれば、会場に向かう途中で靴が汚れてしまってもその場でサッときれいにできます。 また、昼食を挟む場合は歯ブラシを持っておくといいですね。ハンカチとティッシュも、外出時の基本として用意しておくと安心です。 「もしもの時のために」を考えるとキリはありませんが、モバイルバッテリーなども一つ入れておくと、スマホの充電が切れてしまったときに助かります。前日に充電を忘れてしまっても、鞄に入れておけば不安にならずに済みます。 特別なものを持っていく必要はありませんが、身だしなみを整えるための準備をしておくと、当日の安心感や印象の良さにつながりますよ。
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Q
- インターンシップ参加前には何を準備すべきですか?
- 持ち物については、企業が案内しているもので問題ありません。ただし、筆記用具とメモだけは必ず用意しておきましょう。 事前に準備すべきことは、会社のことをできる限り調べておくことです。学校の授業と同じで、予備知識があるほど理解が深まりますし、質問もしやすくなります。 また「ここを知りたい」というポイントを持って臨みましょう。会社のなかで見るべき点も自然と浮かび上がってきます。 そのためにも、会社の規模(資本金、従業員数、創業年数、売上)は基本として、組織構成(組織図・部署名、社員の平均年齢、男女比など)、商品・サービスの特徴、他社との差別ポイントやこだわり、社風などまで調べておきましょう。 インターンの最中にも「あ、これってあの商品に携わっている部署なのか」や「確かに職場の雰囲気が柔らかで風通しがいい気がする」といった気づきが生まれます。 テーマを1つ持とう! 業界全体の理解が視野拡大につながる これらを踏まえたうえで、「この点を知りたい」「こういうことを体験したい」 というテーマを1つ持っておくと、得られる学びがいっそう深くなるはずです。 もし余裕があれば、業界全体の動向も見ておくこともおすすめします。「業界としてはこういう課題がある」「そのなかでこの会社はどう動いているのか」と、企業を見る目が広がるはずです。
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Q
- 就活で求められる「キャッチフレーズ」とは何ですか?
- 面接やESで求められるキャッチフレーズは、おもしろさを狙うものではなく、応募者の特徴をわかりやすく一言でまとめた言葉です。 会社は「あなたはどういう人なのか」を知りたがっています。そのため、ESも面接もポートフォリオも、すべては「採用すべき人物かどうか」を判断するための材料です。キャッチフレーズもその一つであり、おもしろい言葉を聞きたいわけではありません。 ひねりすぎて、何を言いたいのか理解しにくいキャッチフレーズや、ウケを狙ったものを目にすると「いや、それは採用選考で求めているものと違うんだなあ……」と感じてしまいます。 言葉の表現力も問われる! まずは自分の特徴を分解しよう 企業が言っているのは「あなたの特徴を教えてください」です。また、キャッチフレーズ自体の内容だけではなく、その言葉をどのように説明するのかということも含めて、その人の言語化能力などを見ています。 キャッチフレーズを作るためには、まず自分の特徴を分解し、言語化することから始めてください。 たとえば「コミュニケーション能力がある」という特徴がある場合、それを構成している行動や思考を書きだしてみましょう。 「初対面の人とすぐに仲良くなれる」「恐れずに自分から話しかけることができる」「相手の気持ちを考えて言葉を選んでいる」などの力があるから、「コミュニケーション能力がある」といえるはずです。 そのうえで、自分の特徴を一言で表すならどんな言葉が良いか、という順番で考えていくとキャッチフレーズが作りやすくなります。
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Q
- リクルーターとはどのような役割の社員のことですか?
- リクルーターは、会社と学生の間に入り、学生の質問に答えたり、会社のことをより具体的に伝えたりする役割の社員です。 比較的若手の社員が担うことが多く、学生にできるだけリラックスして対話してもらい、企業理解を深めてもらうことで、応募につなげたいという意図があります。 評価対象になる可能性を踏まえて適度な緊張感を持って臨もう 一般的にはリクルーター面談は「評価にはかかわらない」とされていますが、企業によっては選考の一部として扱うところもあります。 評価につながるかどうかが明確でないケースもあるので、たとえ「評価の場ではありません」と案内されていても、一定の緊張感を持って臨むようにしてください。 とはいえ、通常の面接よりは比較的カジュアルな雰囲気で対話できるのは事実です。 面接では聞きにくいことも、リクルーター面談なら個別に質問できますし、説明会では触れきれない内容も、その学生に合わせて説明してくれます。こうした取り組みは、企業側が採用すべき学生を逃さないための工夫の一つです。 リラックスした雰囲気での対話ですが、友達と話す感覚ではなく、あくまで志望企業の社員と話す場だという前提は忘れないようにしましょう。 相手も「自社のことをきちんと理解してほしい、志望度を高めてほしい」と思いながら接してくれています。学生側も「もっと理解しよう」という姿勢で臨むようにしましょう。
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Q
- 就活のやり方がわからないのですが、何から始めるべきですか?
- 就職活動の始めにすべきことは、「就活全体のスケジュールの流れをつかむこと」です。 自己分析・業界研究・インターンシップ・ES・Webテストなど、いろいろなフレーズを耳にすると、「やること多すぎる!」と混乱しやすくなります。最初に全体像を理解しておくことが一番効率的です。 「この時期にこういう準備が必要で、そのために今これをやっている」という流れがわかると、取り組む目的がはっきりし、むやみに焦る必要がなくなります。 1日でできる! 就活サイトに登録して、進め方のページを見よう そのための手っ取り早い方法が 就活サイトに登録することです。マイナビ、リクナビ、ワンキャリアなどどれでもかまいません。 就活サイトには、就活全体のスケジュール、業界研究の基礎知識、自己分析のやり方、ESの書き方、インターンの仕組みなどの情報が、かなり詳しくまとめられています。 そのなかでも、「就活の進め方」「就活スケジュール」などのページを見てみましょう。一度目を通すだけで、大まかな流れが把握できます。これは1日あれば十分できるので、最初の一歩としてとてもおすすめです。 個別のことだけを意識しすぎず、全体を見据えることが大切 「自己分析が大事だと聞いたから、まず自己分析だけ進めています」「インターンに行かないと面接に進めないと聞いたので、とにかく応募しています」というように、個別のことにだけ意識が向いてしまうケースがあります。 しかし、自分が今取り組んでいることが就活全体のどこにつながっているのかを理解していないと「これをやって何につながる? 」など、モチベーションがわかない感覚になりかねません。 まずは就活全体のスケジュールの流れをつかみましょう。ここを押さえておけば、これから何をすべきかが自然と見えてきて、無駄なく効率良く動けるようになります。
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Q
- 面接の基本的なルールで押さえるべきことは何ですか?
- 絶対に押さえておくべきルールは、まず身だしなみをきちんとすることです。これは面接以前に、社会人としての基本中の基本です。 たとえば、髪がボサボサのまま、靴が汚れている、シャツやパンツがシワだらけなどの状態だと、どれだけ良い受け答えをしても、最初の数秒で身だしなみに気を遣えない人という低い評価につながってしまいます。 面接は第一印象の比重が大きいです。ここが整っているかどうかは合否に直結します。 次に押さえておくべきは、最初と最後のあいさつです。面接の最初と最後は特に印象が残ります。 「入室時にしっかり目を見てにこやかにあいさつができているか」「退出時に丁寧にお礼が言えているか」の2点は確実に心掛けましょう。この2点だけでも「丁寧に対応できる人」という印象を大きく左右します。 所作を通して普段の生活があらわになる 面接官が「一緒に働きたい」と思うかどうかについて、私自身が採用選考をする際に重視しているのは、面接中の所作です。話す内容は事前に準備できますが、所作にはその人の普段の姿勢や丁寧さが自然と表れるからです。 たとえば、ドアの開け閉めや椅子に座るときの動き、カバンの置き方が丁寧か雑か、目線がキョロキョロしていないか、相手の話を聞くときに自然な相槌が打てているかなどに着目します。 「これ1つが決定打」というよりも、全体的な所作を通してその人の人柄を判断しています。 全体的に、「雑な所作」は印象が良くありません。しかし逆に言えば、動きが丁寧で落ち着いているだけで「この人は安心して任せられそうだ」という印象になります。 質問内容である、「絶対に押さえておくべきルール」「合否に直結する基本」という観点では、身だしなみ、あいさつ、雑でない所作、まずはこの3つを整えておけば、安心して面接に臨めるはずです。