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Q
- 一人でいることが好きだと協調性がないと思われますか?
- 「一人でいることが好き」と答えてもまったく問題ありません。そもそもストレス発散方法や休日の過ごし方は人それぞれであり、協調性とは関係がありません。 協調性がある人でもソロキャンプが好きな人や、休日に一人カフェでゆっくり過ごすことが好きな人はいるでしょう。 「休日に一人で過ごすことが好き」という答えから「協調性がない」という関連付けはあまりにも短絡的なので、ストレス発散方法や休日の過ごし方に対する回答一つで「この人は協調性がない」と判断される可能性は極めて低いと考えて良いでしょう。 ただし、それまでの面接のやりとりや提出物などから「この人は協調性があるか疑わしい」と見立てた相手に対して、休日の過ごし方やストレス発散方法を確認し、その返答によって「あ、やはりこの人は協調性がない可能性が高いな」と判断する材料の一つにすることはあり得るとは思います。 素直な姿勢で自分を伝えて別のポイントで協調性をアピールしてみよう ストレス発散の方法や休日の過ごし方については、質問者さん自身の正直な考えを伝え、協調性についてはそのほかのことできちんとアピールすれば良いのです。 面接中にされるさまざまな質問に対して明るくにこやかに回答をすること、学生時代の経験や力を入れたことで「周囲と協力したこと」を踏まえて伝えること、それらができれば「この人は協調性があるな」と判断してもらえるでしょう。
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Q
- 就活を始めるまでに簿記の資格は取得しておくべきですか?
- まず、大学生が就活を始めるにあたり簿記を取得しておく「べき」かどうか、という質問に対してお答えしますね。結論から言うと必ずしも取得しなくても良いです。 もちろん、ないよりあったほうが何らかのプラスになる可能性はありますが、それよりも業界研究や企業研究、自己分析やエントリーシート(ES)作成、面接練習などの就活準備のほうが優先順位としては高く、そちらに時間を投資したほうが内定獲得にとっては効果が高いでしょう。 今すべきことに余裕ができたら取得を目指すのでも遅くはない 金融機関や会計事務所などに応募するのであれば簿記を取得していることで有利に仕事ができる可能性は高くなりますが、それでも優先順位としては先に挙げた準備のほうが高いといえます。 そのため、簿記取得については「余裕があれば取得しておく」くらいで考えておき、もし仕事で簿記が必要となれば働きながら取得しても遅くはありません。 最後に、数学が苦手でも取得できるかということですが、ずばり、できます。簿記に必要とされるのは基本的に「足し算、引き算、掛け算、割り算」の四則演算で、実際の計算は計算機やパソコンを使います。大切なのは考え方なので、数学が苦手でも問題ありません。
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Q
- 文系出身者が就くことのできる研究職はありますか?
- 文系出身者が就くことのできる研究職はたくさんあります。質問者さんが書いているように大学教員はもちろん、民間企業や公的機関の研究職などがその一つです。 研究分野がエネルギー、医療、機械、素材、食品、宇宙などになると、やはり理系出身者のフィールドになりますが、そのほかの分野では文系出身者でも研究職として働くことは可能です。 たとえば経済分野、マーケティングに関する分野などは文系出身者も活躍できるでしょう。具体的には、商品や消費者の動向を調査して企業の戦略立案のための支援をおこなう「市場調査アナリスト」と呼ばれる職種などがあります。 ほかにも、教育、社会福祉、都市設計などさまざまな分野における政策研究などもあります。働く場所としては先に挙げた大学・民間企業・公的研究機関以外にも、NGOや非営利団体も選択肢として考えられるでしょう。 研究職に関するさまざまな情報を集めて自分に合った仕事を見つけてみよう 市場調査アナリストを例として挙げましたが「アナリスト」というキーワードで探してみると、今まで知らなかった仕事が見つかるかもしれません。 研究職として仕事をするなら、物事を分析して理論立てて考える力やわかりやすく説明をするコミュニケーション能力、問題の本質を見抜く分析力、粘り強さなどが求められるので、そういった部分をうまくアピールできると良いでしょう。
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Q
- 派遣社員が正社員として登用されるには何が必要でしょうか?
- 派遣社員が正社員として登用されるためには、まず大前提として、その会社に派遣社員の正社員登用制度が存在していなければいけません。 質問者さんが選考を受けた会社はあったようですが、そもそも会社として派遣社員を正社員登用することを考えておらず、それに関する予算や制度を設けていないのであれば、いくら優秀でも正社員登用の可能性はほぼないでしょう。 また、正社員登用制度があったとしても、まずは成果を出して評価を上げなければいけません。その際、どのような点が評価されるのかを上司に確認することが重要です。自分なりに頑張って成果を出したと思っても、会社としての評価ポイントとズレていれば望む結果を得ることはできないでしょう。 一般論ではありますが「この人を逃したくない」と思われる人材になるためには、言われたことをきちんとこなすだけでは足りません。その上の段階までやってこそ「替えがきかない貴重な人材」と評価されます。 たとえば、一つ指示を受けたら上司の考えを理解し先回りして動く、一つひとつの作業がほかの人よりスピーディーかつ正確でクオリティが高い、社内の人間と良好な関係を構築し頼りにされるなど、一例ではありますが、こういったことが大切になるでしょう。 たとえ面接の時点で「実力不足」と評価されたとしても、派遣社員として働くなかで評価を覆すことができれば正社員登用は十分あり得ますよ。 運要素もあるからこそ投げやりにならず前向きに努力することが大切 「運要素があるか」については、少なからず「ある」と思っておいてください。派遣の正社員登用はその人自身の実力だけでなく、そのときの社内の人材配置や予算などもかかわるので運要素が完全にゼロにはならないでしょう。 正社員登用に限らず、就職・転職にはいくら準備しても「運要素」はあるものです。就活の段階では自分にマッチすると思った会社でも、配属先の部署の同僚・上司がどのような人かは入社してみなければわかりません。 また、さほど深く考えずに入社を決めた会社だったとしても、自分の能力を引き出して活躍できるような仕事に当たることもあり得ます。「準備をしても無駄」ということではなく、そのように自分ではコントロールできない運要素はどこかにあるものと思って、自分自身ができることに注力することが大事だと思いますよ。
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Q
- 自分のやりたいことがわからず追い詰められています。
- 質問者さんへのアドバイスは「親の言うことから一旦距離を取りましょう」です。 質問内容に書かれていることからの推測ですが、これまで質問者さんが自分自身で進路を決めたというより、ご両親の影響が大きいように思えます。現在、転職活動がうまくいかないということで、医療事務の通信講座に通わせてくれているのですよね。その前は公務員の専門学校にも通わせてくれている。どちらも親からのアドバイスなどがあり、質問者さん自身も「そうかな」と感じて始めたのではないかと想像してしまいます。 医療事務も公務員も「安定した収入を得るため」という視点で選んでいませんか。もちろんそれ自体が悪いわけではありません。しかし質問者さんの場合、勉強しているうちに意味が見出せなくなり、続かなくなってしまったということは、その目的では気持ちが続かないのだと思います。 さらに今の状況について両親から「大学卒業する人と渡り合える最後のチャンス」という言葉があり、それがなおさらストレスになっているとのこと。ご両親の言葉には、質問者さん自身の自己理解を促す意識はあまり見受けられず、世間一般的に考えてこうするのが良いだろうという価値観でのアドバイスです。 ここはいったん両親へ「自分で考えて決めるから」といったことを伝え、両親から心理的に距離を置いてみてはどうでしょうか。そのうえで改めて自分自身と向き合う時間を持ちましょう。この作業をしっかりしないでいると、再び両親の価値観から来るアドバイスで、質問者さん自身の気持ちが明確でないままの選択が繰り返される気がします。 自分の将来を考えるときは自分の得意なことを主軸に置くのがおすすめ キャリア構築において自分自身を理解するときのコツは「得意なことは何だろう」という視点で考えてみることです。「やりたいこと」は変化することがよくあります。しかし「得意なこと」は小さい頃から培われてきたものなので、大きく変わりません。また「得意なこと」に携わっていると楽しいですし、成果も出やすくなります。成果が出るとその分野に興味が出てくることもよくあります。 本格的に何をするか決まるまでは今のアルバイトを続けるでも良し、興味のあることをしてみるのでもいいでしょう。また、行き詰ったときはキャリアコンサルタントに相談するのもおすすめです。全国にキャリア形成リスキリング支援センターというところがあり、厚生労働省からの委託で運営されており、無料でキャリアコンサルティングを受けることができるのです。専門家からの客観的な意見やアドバイスを受けると視野が広がることもあるので、ぜひ利用を検討してみてください。
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Q
- 中途採用の合否連絡が届きません。
- 面接の結果連絡の時間がかかると不安になりますね。応募者側はできるだけ早く結果を知りたいですし、募集側は社内調整であったり、ほかの応募者の面接などで時間がかかることがあるので、悩ましいところです。 面接結果の出るスピードは選考段階によって変わることがあります。質問者さんも書いているとおり、役員の日程調整に時間がかかっている可能性もあります。面接時に他社を受けていないといったことで先方が余裕を持ってしまったかどうかも可能性としてはゼロではありませんが、どれほどの影響があったかは正直わかりません。 こういった「考えても答えが出ないこと」を色々と考えてしまうと、ますます不安が強くなります。このようなときは、自分ができることを考え、それを実行することに集中しましょう。質問者さんが今できることは、合否連絡が来るまでじっと待つのではなく、ほかに応募できるところがないか探して応募することです。 あまり考えたくないかもしれませんが、望ましくない結果が届いた時、次に向けて動かなければなりません。合否連絡が来るまで何もしないでいるより、どうなるかわからないのであれば次の動きを始めておけば時間を有効活用できます。もし合格していれば、新しく応募したところは辞退すれば良いのです。 早めに連絡を貰えるような文言で問い合わせをしてみよう 第一志望の会社への問い合わせですが、面接後1週間であればまだ待っても良いタイミングです。10日から2週間待って何も連絡がなければこちらから問い合わせをしても良い時期です。 その際、他社を受けていればそのことをちらりと触れるのもありですよ。たとえば「現在、他社の選考も進行中で、選考状況によっては迅速に決定を下さなければならない場合がございます。お忙しいところ誠に恐れ入りますが、面接結果のご連絡がいつ頃になるかだけでもご教示いただけますと幸いです」のような文面ですね。あくまで一例なので、質問者さんの状況に合わせた形で問い合わせてみてください。
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Q
- 仕事に対する不満や愚痴を社外の人に相談したいです。
- 質問者さんが書いているように、社内で相談できる人がいれば一番良いのですが、気になることもあって社内の人には気軽に相談しにくい状況なのですね。 労働者の悩み相談を無料で受けてくれるところは意外とたくさんあるのですが、あまり広く知られていないかもしれません。たとえば一般社団法人日本産業カウンセラー協会の働く人の悩みホットラインでは1人1日30分まで無料で電話相談ができます。メンタルヘルスに関することであれば厚生労働省の働く人のこころの耳電話相談というものもあります。また、ハラスメントや労働条件のことまで含め、労働に関するあらゆる悩みを対象に相談を受けてくれるのが厚生労働省の総合労働相談コーナーです。これは各都道府県の労働局や全国の労働基準監督署内などの379カ所に設置してあり電話相談窓口もあります。 自分の悩みを相談しやすいサービスに気軽に連絡してみよう あるいは、キャリアコンサルタントに相談する方法もあります。キャリア形成・リスキリング相談コーナーというものがあり、仕事の悩みなどについてキャリアコンサルティングを受けられます。このサービスは厚生労働省の委託事業で、全国に拠点があるので対面でもできますしオンラインでも可能です。ここに挙げたサービスはすべて無料で利用できるので、ぜひ興味のあるものにコンタクトをとってみてください。質問者さんの悩みの解決に少しでも役立てば幸いです。
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Q
- 正社員の経験が少なくても同世代の人に追いつけますか?
- まず、質問者さんが前向きに仕事に取り組もうとしていることは、会社にとっては非常に喜ばしいことです。ここで投げやりになったり「適当に仕事して、給料だけもらえれば良い」という後ろ向きな姿勢になっていないことに大きな価値があります。きっとそういう面もポテンシャルの一部として見られていたのではないでしょうか。 たしかに経験不足は事実で、勤務し始めればきっと難しいことが出てくるということも会社は予想していたはずです。しかしそれでも「この人ならば成長して、成果を出せるようになるだろう」と考えたからこそ採用されたのだと思います。 経験とは量です。今、注意や指摘をされたことを一つ一つ蓄積していっている時期ですが、それが経験です。注意されたことを意識しても、同じことが起こるとは限らないというのはその通りですが、それが増えれば増えるほど対応できるケースが増えていき、ある一定以上になれば、今回のことはこれを応用できるなというつながりも見えてきます。 ほかの人の先を行く意識で行動し続けよう そのうえで、同年代の人との経験の差を埋めるような経験が積めるかどうかは、完全に質問者さん自身の意識と努力によります。ほかの人と同じような意識と同じような行動をしていては差が埋まることはありません。ほかの人より成長速度を早めるには、ほかの人と違う意識と行動を取る必要があります。 たとえば仕事中、ほかの人がミスしたことを「次は気をつけよう」と思ったとします。自分は「絶対、二度としない」と決心し、原因は何だったのかまで考えて、自分なりの成長ノートを作るなども良いでしょう。 また、ほかの人は仕事後に飲みに行ったり、休日は自分の好きなことをしていたとします。自分は仕事のために必要な勉強をしたり、資格を取得したりするというのもありです。 私は33歳で民間企業から教員に転職しました。30過ぎでしたが教師としては新人です。周りからは「もう大人だから仕事できるよね」という目で見られましたが、すべてが初めてのことで全然うまくできませんでした。 そこで仕事の質を上げて一日も早く一人前の教師になるために、仕事終わりに自分で自分に報告書を書くことを一年間毎日実践しました。今日何をして、どんなことができなかったか。明日の予定は何かと、自分の行動を振り返り、改善点を日々積み重ねていったのです。 そんなことをしている教師はほかにいませんでしたが、それくらいのことをしなければ、ほかのベテラン教師に追いつけないと思ったのです。 質問者さんは今、前向きに何とか会社に貢献できるような自分になりたいという気持ちを持っていると思います。ぜひその思いを実際の行動に移し、多くの経験を重ねていってください。そうしているうちにほかの人との差は知らず知らずのうちに埋まっているはずです。
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Q
- 志望動機が月並みでほかの学生と差別化できません
- 志望動機をどのように書けばいいかという悩みは学生にとって深刻ですね。あまりにもほかの人と同じような、いわゆる「月並み」だと感じる志望動機だと、差別化できないのではないかと感じるし、かといって何か特別感のある、目を引くような内容が思いつくかというとそう簡単ではないんですね。 志望動機で大事なのは「どれだけ本当に、心から思っていることを書くか」です。一見月並みに見える内容でも、本当に強く思っていることというのは、端々からその強さが表れます。 採用側からするとたくさんの志望動機を見るので、どれもこれも似た感じに見えてくるというのは事実です。そのなかでぐっと目を惹くのは「真実味」があり「思いの強さ」が伝わるものです。たとえ内容が工夫されていたとしても、自分が思ってもいないことを書くと、どこかそらぞらしい「そつのない作った感」があるものになってしまいます。つまり「内容の切り口」で差別化するのではなく「真実味の強さ」で差別化するのです。 自分自身を深掘りして本心を言葉にしていこう 質問者さんにおすすめするのは、自分が本当に思っていることをノートに書き出すなどして言語化することです。この「自分自身の内側を言語化する作業」を、浅い部分でやめてしまう学生が少なくありません。「どうしてほかの企業じゃなくて、この企業が良いの?」「ほかの業界じゃダメなの?」といった、ちょっと答えにくい、けれど核心的な質問に対して、思いついたことを片っ端から書き出していきましょう。 たとえば「給料が良くて安定している」と考えたとします。ここで「こんなの書けないよね」と手を止めるのではなく、それも書き留めます。そのうえで、給料が良く安定している企業はほかにもたくさんあるはずなのに、なぜその企業が良いと思ったのかを考えるのです。何かしらピンときたことがあるはずです。「社員を大事にしてくれそう」「労働環境が良さそう」「海外にかかわる仕事ができそう」など何でも良いので、その企業を選んだときに引っかかった理由をすべて書きましましょう。 さらに「どうしてそれにピンときたのかな」ということを突っ込んでみます。こういう作業を繰り返していると、自分自身の価値観が少しずつ浮かび上がってきます。価値観とは「何が好きで何が嫌いか」「何が大事で何が大事でないか」という考えです。これは人によってまったく異なるので、ここを深めれば深めるほど自分オリジナルの言葉が強くなります。 そしてエピソードをここで使います。価値観は経験と環境で形作られます。「どういうことがあってそれを好き(嫌い)、大事(大事じゃない)と思うようになったんだっけ」と振り返ってみると、何かしら具体的な出来事が見つかります。これを志望動機の補足エピソードとして使うわけです。そこには他人とどう切り口が違うかということを考える必要がありません。誰しもがオリジナルのエピソードを持っているからです。 繰り返しますが、他人と違う切り口を探すのではなく、いかに真実味をもって強く伝えられる言葉を紡ぎ出すか、自分自身を深掘りすることに集中することが大事です。質問者さんが自信を持って伝えられる強い志望動機を作る際の参考になれば幸いです。
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Q
- 合否連絡が遅い場合、こちらから問い合わせても良いでしょうか?
- 合否連絡のスピード感について、求職者と採用側にズレがあるのは難しい問題ですね。求職者としては結果がどうなったか早く知りたいですが、企業側としては採用ミスはかなり大きな痛手になるので、できるだけ慎重に検討したいと思うものです。 求職者からの応募が続いているのであれば締め切りギリギリまで時間をかけて、すべての応募者を見比べたくなります。もしかして質問者さんが受けた企業にはまだ応募者がいて、採用活動を続けているのかもしれません。または、採用担当者が忙しくて単に連絡が遅れているだけということも考えられます。 企業も求職者の就活状況には注意している 企業から合否連絡の期限について言及がなかったのであれば、1週間〜10日程度は連絡を待ちましょう。それでも連絡がなければメールで問い合わせてみるのは失礼なことではありません。その際、相手の状況を慮る形で「ご多忙の折とは存じますが、合否結果のご連絡がいつごろになるか、もし差し支えなければ教えていただけますと幸いです」のような一言を添えると、企業側も「あ、まずい。早く連絡しなければ」となるかと思います。 面接した求職者がどれくらい待ってくれるかは企業側としても注意しなければならない部分ですから。