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Q
- 長所「ポジティブ」の効果的な言い換えはありますか?
- 自身の具体的な実体験と結び付く言葉に言い換えるのが最も効果的です。なぜなら、具体的なエピソードを交えて語ることで、言葉に説得力が生まれるからです。 たとえば、以下のような2つのエピソードから、自身の強みを表現することができます。 一つ目は、アルバイト先のクレーム対応です。この経験からは、次のような強みをアピールできるでしょう。 ・問題解決能力:問題を前向きにとらえ具体的な解決策を導き出す力 ・困難な状況を好転させる力 ・難しい状況でも穏便にコミュニケーションをとる力 ・レジリエンス:精神的な回復力 納得して話せるものや企業に合いそうなものを選ぼう 二点目は、大学のグループワークで意見がまとまらない状況を良い方向に導けた話です。こちらの経験からは、以下のような能力をアピールできます。 ・多様な意見を受容し統合する力 ・チームの意見を建設的にまとめる力:合意形成 ・ファシリテーション能力:参加者の意見を引き出し、合意形成をうながす力 こうしたなかから、よりしっくりくるもの、感情を込めて話せるもの、企業のニーズに合いそうなものに焦点を当ててアピールすると良いでしょう。
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Q
- 負けず嫌いを自己PRする際、どう言い換えれば良いですか?
- 「負けず嫌い」は、大いに長所としてアピールできます。 かつて、ある美容技術の習得のために厳しいトレーニングを受けていたことがあります。その技術をどうしても上手にできるようになりたくて、何度も何度も練習を重ねました。 そのときの先生は私の様子を見て、「あなたは、負けず嫌いだから」と言いました。 私にとってその言葉は、「できるようになるまで、しつこいほどに、あきらめない」という意味だととらえたので、先生に「負けず嫌い」と言われたことが、とてもうれしく感じたことを覚えています。 成長心や向上心に言い換える! 裏付ける話も添えよう このように、「負けず嫌い」が持つポジティブな側面を具体的な言葉にしてはいかがでしょうか。 たとえば、「成長意欲が強い」「目標を達成するまであきらめない」「向上心が強い」といった形です。 また、ビジネスにおいては、社内での健全な競争や競合他社を意識することが有利に働く場面もあります。こうした「競争心」も強みとなりうるのです。 自己PRの際は、これらの言葉に具体的なエピソードを添えることで、より説得力が増すでしょう。
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Q
- 仕事がうまくいかないのは全部自分のせいですか?
- 「仕事がうまくいかないのは全部自分のせいだ」と感じ、一人で悩むことがさらにストレスを増幅させているように見受けます。 入社3年目といえば、まだまだ若手社員です。決して「自分のせい」と抱え込む必要はなく、むしろ周りのサポートを十分に得られていない可能性も考えられます。 この件について、一度上司とコミュニケーションをとってみましょう。その際は、ただ話すのではなく、以下の点を意識してみてください。 ・上司に、きちんと相談のための時間をもらう ・今、感じていることをすべて話す ・具体的に何をどう改善したらよいか相談する 正直な思いを伝える! まずはできる工夫から始めよう もし直属の上司に話しにくい、あるいは話しても曖昧な指示しか得られない場合は、ほかに相談しやすそうな人はいないでしょうか。 ポイントは、「貢献できていないと感じて落ち込んでしまうこと」「同期と比べてしまうこと」「転職も視野に入れていること」など、今の気持ちをすべて正直に伝えることです。 こちらが真剣に気持ちを伝えれば、相手もきっと真摯に向き合ってくれるはずです。 そのうえで、自分自身でもできる改善の工夫を始めましょう。 たとえば、同じミスを繰り返すならメモの取り方やダブルチェックの徹底、タスクを効率的にこなせないなら仕事の進め方を先輩に確認したり、スケジューリングや時間配分を見直したりする、といった具体的な行動です。
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Q
- 仕事でやらかしてメンタルが限界です……。
- 仕事で大きなミスをしてしまい、精神的に追い詰められているとのこと、その気持ちは非常によくわかります。大きな失敗の後の罪悪感は本当につらいもので、ときにはトラウマになることさえあります。 しかし、それほどまでに苦しんでいるということは、深く反省している証拠であり、まずはそのこと自体が素晴らしいととらえてください。 落ち込む姿勢は周りにも影響! 前向きに取り組もう もし私があなたの上司だったとしたら、という視点で話します。ミスをした本人がいつまでもそのことをひきずり、おどおどした態度でいられると、叱った側の上司としても心苦しいものです。 以前、専門学校で講師をしていたときの経験ですが、ある生徒を叱ったところ、その生徒は卒業間際までそのことをひきずり、私への態度を硬化させ続けました。 授業のレポートにまで「あのとき、叱られたことを反省して……」などといった文面があり、正直なところ、私自身も精神的に参ってしまいそうになりました。 この経験から伝えたいのは、あなたが落ち込み続けると、周りの人々をも暗い気持ちにさせてしまう可能性があるということです。あなたが元気を取り戻し、生き生きと仕事に取り組むことこそが、何よりもの挽回策になるのです。応援しています。
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Q
- 留学経験を自己PRに書くときのコツはありますか?
- 留学経験を自己PRに書く際は逆説的になってしまいますが、まずは「効果的な自己PRにしよう」という意識を捨てるのが大切です。 戦略的に作った自己PRよりも、自身が感じたことをありのまま話す方が好印象だからです。面接官は熱のこもった言葉を求めています。そのためにも、自身の感情が動いた出来事をトピックにしてみるのがおすすめです。 具体的に感じたことを話す際には、以下の点を挙げてみてください。 留学経験で最も印象的だったこと。留学経験を通して自身が最も「成長できた」と感じたこと。留学経験を通してこれから社会に出る時に最も活かせそうなことです。 これらの点を挙げたら「なぜ、それが最も〇〇なのか」とさらに深く掘り下げていきましょう。 自分自身は異文化理解能力・適応力の向上につながった経験がある 私自身の経験で言えば学生時代にカナダへ海外研修に行った際、最も印象的だったのはホームステイ先の家庭でした。 インテリア、家族とのかかわり方(いわゆるステップファミリー)、休日の過ごし方、すべてが私が知っている日本のそれとは異なりました。 この経験は帰国後も影響を与え自分の家をきれいにしたくなったり、今でいう多様性を認められるようになったりと視野が非常に広がりました。 審美眼や美意識そしてさまざまな価値観を受け入れられるようになったことは私の異文化理解能力、適応力、行動力につながっていると感じています。
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Q
- 女性が就けるかっこいい職業には何がありますか?
- 「かっこいいって何だろう?」と、まずは自身のなかで「かっこいい」の定義を深掘りするのが大切です。 かっこいいの定義は人それぞれだからです。たとえば専門性がある、男性社会で活躍している、グローバルに活躍している、役員まで登りつめているなどさまざまな考え方があります。 私が感じたかっこいい女性像と仕事の実態を知る重要性 私が見てきたなかでかっこいいなと感じた女性の職業には、海上保安官がいます。厳しい訓練を乗り越え、男性が多い職場で頑張っている姿は本当に素晴らしいと感じます。 産婦人科医も男性が多い職場で患者から求められ、女性の気持ちを理解できるスペシャリストである点に魅力を感じます。 自動二輪(バイク)の教官やドライバーなども、男性社会で颯爽とバイクを乗りこなしたり運転したりする姿はシンプルにかっこいいと思います。 こうして挙げると私自身は、男性の多い職場で第一線で頑張っている女性をかっこいいと思う傾向があると気づきます。 就職活動を進めるうえでのポイントは、憧れだけで目指すのではなくその仕事の実態をきちんと知ることです。
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Q
- 好きなことを仕事にするデメリットってあるんでしょうか?
- はい、好きなことを仕事にすることには、いくつかのデメリットも存在します。 一つは、純粋に楽しめていたことに「責任」や「プレッシャー」がともなうようになる点です。たとえば、化粧品が好きで化粧品会社に就職したけど「販売力」や「顧客とのコミュニケーション」でつまずいてしまう、といったことです。 また、好きな業界の裏側や厳しい現実を知り、「思っていたのと違う」と落胆することもあります。バイクが好きでバイクショップのスタッフになったけど、暑さや寒さに関係なく、何時間も屋外でバイクの整備をし、体力的につらくなる、などです。 好きは原動力になる! 仕事の実態を知って準備しよう しかし、私自身は好きなことしか仕事にしてきませんでしたが、それで大正解だったと思っています。 どんな仕事にもメリット、デメリットは付きものですが、「好き」という気持ちがあれば、デメリットも受け入れやすく、それを乗り越えてより良い仕事をしようという気持ちになります。 これから好きなことを仕事にしたいと考えているなら、できるだけ多くの情報に触れ、その職業の裏側や実態を深く知ることが重要です。 そのうえで「それでもこの仕事がしたいか」と自身に問いかけることで、心の準備ができ、現実とのギャップを最小限に抑えることができるでしょう。
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Q
- めんどくさい仕事を押し付けてくる人にはどう対処すれば良いのでしょうか?
- 「正直ストレス」「我慢」という言葉が出ている時点で、明らかに無理をされている状況です。 「頼りにしてるから」や「あなたのほうが早いから」といった言葉は一見すると聞こえが良いですが、都合よく利用されている可能性もあります。早急に対処し、自身の本来の業務に集中できる環境を取り戻しましょう。 口頭でも文面でも丁寧な断り方を意識しよう 雰囲気を悪くせずに断るためには、言い回しの工夫が鍵です。丁寧な言葉遣いを心掛ける、クッション言葉を使う、できない理由を伝えるという点を意識しましょう。 たとえば、以下のような表現が有効です。 ・申し訳ないのですが、今抱えている〇〇があるので、お手伝いできないのです」 ・申し訳ないのですが、〇〇は(相手の名前)のご担当なので、私が勝手にするわけにはいかないのです。上司に確認してもいいですか ・お役にたてず恐縮ですが、私、こう見えても、〇〇は苦手なのです。ごめんなさい ・今ちょっと手がいっぱいで、お力になれず申し訳ないです メールやチャットの場合は、以下のような文面で簡潔に伝えると良いでしょう。 「〇〇さん、お疲れさまです。ご相談いただいた件ですが、現在別件で業務が立て込んでおり、今回は対応できかねます。ご期待に添えず申し訳ありませんが、どうぞご理解のほど、お願いします。」 言い回しに注意して伝えてみましょう。
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Q
- 仕事を楽しいと感じる人割合はどのくらいですか?
- 仕事を楽しめている人の割合を具体的な数字で示すことは難しく、また、その割合を考えること自体にあまり意味はないかもしれません。 むしろ、そうしたことを漠然と考えてしまうほど、現在の状況に閉塞感を抱えているのではないでしょうか。まずは、「仕事を楽しめていない」という自身の気持ちに優しく寄り添ってあげましょう。 周りの人や友人と比べて劣等感を覚えてしまうとのことですが、人の本心は外からはわからないものです。もしかしたら、言わないだけで、同じようなストレスを感じていたり、あるいは、まったく別のことでつまずいている可能性もあります。 楽しむ方法を検討! 感謝や成長を実感できる瞬間を考えよう すぐに転職を考えるより、まずは今の状況で楽しむ方法を探してみてはいかがでしょうか。一般論として、仕事が楽しいと感じるのは、感謝されたとき、成長や達成感を感じたとき、研究や探求ができるときです。 私自身は、仕事に関連する「学び」や「研究」を通じて、仕事の楽しさを見出してきました。たとえば、テーマパークで接客の仕事をしていたときは、外部のスクールで接遇マナーを学び、それを現場で実践しました。 また、テーマパーク勤務のときは、スポンサー企業の見学などに行って、企業への知見を深めたことで、いっそう興味がわきました。このように、現在の仕事について外部で学んだり、新たな体験をしたりすることで、仕事への向上心が芽生え、楽しさにつながることを押さえておきましょう。
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Q
- 若者が出世したくないと思うのはなぜですか?
- 近年、若者が昇進に対して消極的になる傾向が見られますが、その背景には以下のようないくつかの理由が考えられます。 まず、責任のある仕事にプレッシャーを感じるためです。やりがいよりも、負担を感じるほうが大きいため、昇進に消極的になる傾向があります。業務が増えることや、マネジメント、部下育成にプレッシャーを感じるのです。 また、仕事とプライベートの線引きをはっきりしたいという理由です。昇格して、今より責任のある仕事に就くと、プライベートに影響を及ぼすとかんがえるため、消極的になります。 プライベートで仕事のことを考えなければならない、ときには出勤するなど時間を割かなければならない、といったことです。給料が上がることよりも、自身の時間を確保したいと考えるということですね。 そして、キャリアアップのとらえかたが違うということです。キャリアアップが昇進や昇格だけでないと考える傾向にあります。たとえば、転職を繰り返して、経験値を上げ、スキルアップすることをキャリアアップと考えるなど、自分の仕事に対する充実度が優先されるのです。 若者の価値観を聞いてみて相互の理解を目指そう 彼らと接する際は、一方的に価値観を押し付けることなく、よく話を聞いてみましょう。 「今の会社で何がしたいか」「どんな働きかたが理想か」「将来的にどうなりたいか」など、そのうえで、自分の気持ちも伝えて、お互いに歩み寄れる道を探すことが大切です。 また、若者世代は、社会貢献やチームワークなど、横のつながりを大切にする傾向もあります。自然災害や疫病など多くの社会現象を体感してきた世代のためです。「人の役に立ちたい」「社会の役に立ちたい」という思いも強いので「貢献」という意識をベースに話すのもおすすめです。