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Q
- 9月卒業の場合の就職活動はどうすれば良いですか?
- 多くの企業がおこなう新卒一括採用は4月入社を前提にしていますが、実際には通年採用や秋入社を受け入れている企業も増えてきています。 特に外資系企業やベンチャー企業、グローバル展開をしている企業では、9月卒業生を想定した選考を実施しているところもあります。 また、就活スケジュールそのものは基本的にほかの学生と同じように動いて問題ありません。 企業によっては卒業見込みの時期よりも入社可能な時期を確認されることがありますが、「入社時期を企業と相談のうえ調整する意思がある」と伝えれば、柔軟に対応してくれるケースも多いです。 スケジュールの理由を説明したうえで学んだことをアピールしよう ポイントは、自分の卒業時期がどうかよりも、なぜそのスケジュールになったのか、そこで何を学んだのかを丁寧に説明できるかどうか。 たとえば、留学を通じて得た視野や行動力、語学力などをアピール材料として活かすと良いです。 周囲と違うからこそ、自分らしい軸を持つことが大切です。 不安なときは、大学のキャリアセンターやキャリアコンサルタントに相談しながら進めていきましょう。あなたの経験は、必ず誰かに響くはずです。
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Q
- 2時間の面接では一体何をするんでしょうか?
- 2時間の面接といっても、ずっと質問攻めというわけではありません。考えられるケースとしては、複数の内容が組み合わさっていることが多いです。 2時間の面接の構成例 ①アイスブレイクや自己紹介(10〜15分) ②個人面接(30〜60分) ③グループディスカッションやケースワーク(30〜45分) ④逆質問やフィードバック、案内(10〜15分) 理解を深めたいがゆえの長時間! 面接官はあなたの味方 特にベンチャー企業や丁寧な選考をおこなう企業では、「人物理解を深めたい」「コミュニケーション力や思考の深さを見たい」という意図で、複数形式を組み合わせて実施することがあります。 長時間面接で大切なのは、面接官もあなたの味方というスタンスを持つことです。短時間では伝えきれないあなたの良さを知りたいと思っているから、時間をかけてくれているのです。 想定質問への対策と見せたい自分を考えて準備しよう 準備としては、どんな質問が来るかに加え、どんな自分を見てほしいかも意識しておくとベストです。 また、グループワークがある場合は協調性や発言の質が見られます。主張だけでなく、他者の意見を拾う姿勢もポイントですよ。 緊張すると思いますが、2時間あるからこそ、ゆっくり自分を伝えられるチャンスです。
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Q
- 理系が文系就職するのはもったいないことなのでしょうか?
- 理系から文系就職へのキャリアチェンジ、決してもったいないことではありません。 むしろ、理系で培った論理的思考力や課題解決力、数値への強さなどは、金融業界をはじめとする多くの文系職種でとても重宝されます。 重要なのは心から納得できる方向へ進むこと あなたが「自分は研究職ではなく、総合職の方が合っている」と自己分析を通じてたどり着いた結論は、十分に意味のあるものですし、自分に合った働き方を模索した結果として誇れるものです。 周囲の「もったいない」という声の多くは、「理系の勉強を活かさないのは残念」という気持ちから来ているものかもしれません。 でも、キャリアにおいて大切なのは、学んだことを直接活かすこと以上に、自分が心から納得できる方向へ進むことです。 準備を徹底すれば問題ない! 自信を持って進もう もちろんデメリットもゼロではありません。たとえば、文系就職の場合、専門性を武器にできる理系職に比べ、就活初期は少し自信を持ちにくかったり、職種理解に時間がかかる場合もあるでしょう。 でも、その分しっかり企業研究や自己分析をして挑んでいけば、あなたの強みはきちんと伝わります。 あなたが進みたい道が明確にあるなら、それは損ではなく、戦略的な選択です。自信を持って進んでくださいね。
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Q
- 情報系の学部は就職に弱いって本当ですか?
- 情報系の学部は決して就職に弱くありません。むしろ、これからの時代にますます求められる分野です。 おそらくご家族が言っていたのは、「情報系の学部にいるだけで就職が有利になるわけではないよ」という戒めだったのかもしれません。 たしかに、講義で触れるプログラミングが基礎レベルで終わってしまうと、「実務スキルが乏しい」と見なされることもあります。 でも、これはどの学部でも同じこと。たとえば経済学部にいても、経済の知識を活かして就職できるかどうかは、本人の取り組み次第です。 情報系の学生が評価されるのは、IT技術の土台がある、論理的思考に強い、学び続ける姿勢があるといったポテンシャルです。 加えて、授業外でのポートフォリオ制作、資格取得、インターン参加などの行動があると一気に強みになります。 評価されるのは学んだ内容よりどう活かしたか 企業は知識そのものよりも、どう使うかに注目しています。つまり、お遊びレベルを実践レベルに引き上げられるかどうかが鍵です。 今のあなたが「土台ができている」と感じているのは、とても大切な感覚。 そこに自信を持ちつつ、実務に近いアウトプットや学外活動を意識的に積み重ねていけば、情報系の強みは就活でしっかり活きてきますよ!
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Q
- ベンチャーに転職して良かった点は何ですか?
- 私自身の例(社員 1700 人規模の会社から 80 人規模のベンチャーへ転職)で話すと、良かった点は大きく2つあります。 一つは「主体的な価値観」に数多く触れられたことです。 ベンチャーには何となく在籍している人は少なく「この会社でこれをやり遂げたい」と自ら望んで転職してきた人が多いです。 そういう人たちが「なぜこの会社に来たのか」「キャリアにおいて何を実現したいのか」といった話を日常的にしている環境でした。 そうした価値観に触れられるというのはベンチャーで働くところの大きな理点かなと思います。 もう一つは経営陣との距離が近く、評価がダイレクトだったことです。 経営陣と物理的にも心理的にも近い距離で働けること、そして自分が出した成果が「処遇」や「ポジション」にダイレクトに反映されることは、大きなやりがいになりました。 「会社に依存しない自信」が最大の収穫だ 個人的に最も大きな収穫だったのは、ベンチャーでの経験を通じて「自分は会社に依存しなくても、スキルと経験をきちんと積めば、どこでもやっていける」という実感(自信)を得られたことです。 私の例で恐縮ですが、そういうことはあるかなと思います。
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Q
- アニメ関係の仕事に就きたいのですが、おすすめの大学はありますか?
- 美術系の大学でなくても、アニメ業界に進むことは可能です。ただしどんな職種を目指すかによって、選ぶべき大学や学び方が変わってきます。 たとえば制作進行・プロデューサーを目指す場合、美術的なスキルよりもスケジュール管理能力、チームでのコミュニケーション能力、企画力などが重視されます。 そのため文系の大学(映像・メディア系、広告系、経営学部など)に進みながら、制作現場でのアルバイトやインターンシップに挑戦するのが現実的で良い道だと思います。 職種に合わせ大学と「学び方」を選ぼう 一方でアニメーター・背景美術などクリエイティブ職を目指す場合、こちらは絵を描く技術やソフトを使う技術力が直接的に求められます。 その場合はアニメーション学科や映像学科がある美術系の大学を目指し、専門的な教育を受けることをおすすめします。
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Q
- 自社養成パイロットになるためには、「出身大学」が重要になってきますか?
- 募集要項うえは「不問」とされていますが、現実として合格者の多くは東大、早稲田、慶応、同志社といったいわゆる難関大学の出身者が多いという傾向があるのは事実です。 ただしこれは「学歴フィルター」があるというよりも、受験倍率が非常に高く応募してくる層(母集団)のレベルがそもそもハイレベルであることが理由だと考えられます。 企業側もパイロットには高い学習能力と判断力を求めるため、結果としてそうした大学の出身者が目立つということです。 大学名で諦めるな! 「英語力」と「適性」で勝負しよう 地方の国公立大学や、理系以外の学部から合格した人もいますので難関大学でないからといって夢を捨てるのはナンセンスです。 今からできる対策としては、まず英語力の徹底強化(英語面接の対策も含む)が挙げられます。 次に協調性が問われるためチーム活動の経験を積むことも重要です。 さらに判断力、冷静さ、協調性を示すエピソードを準備するなど、面接対策にも全力を注いでください。
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Q
- 空港で働く仕事の平均年収はどれくらいですか?
- 空港での仕事はグランドスタッフ、旅客サービス、整備士、航空管制官など、職種が非常に多岐にわたるため年収もピンキリです。 たとえばグランドスタッフ(大卒)の場合、初任給は月給22万円くらいというデータがあり年収に換算すると20代前半で約330万円、20代後半で400万円強(410万〜420万円)といった試算があります。 JALやANAといった航空会社全体の平均年収は900万円を超えるといった情報もありますが、これはパイロットや高度な専門職を含めた全従業員の平均値です。 空港の運営や事務職などでは、初任給が月30万円くらいといった募集もみられます。 多くの場合初任給は月給20万円台からスタートし、年収では300万円台〜400万円台の層が多いというのが実態に近いかと思われます。 全体の平均年収に惑わされず働き方も要確認 航空業界は数年前の新型コロナウイルス感染症のときのように、景気や国際的な社会情勢の影響を非常に大きくかつ敏感に受ける業界です。 また早朝・深夜の交代勤務がともなう職種も多く、手当は付きますが自身のライフスタイルとの相性をよく見極めることが大切です。
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Q
- 新卒でフリーランスになるのはリスクが大きいですか?
- 自身のスキルで生きていきたいという前向きな気持ちとリスクをきちんと準備したうえで判断したいという姿勢は、非常に素晴らしいと思います。 まずリスク面からお伝えすると最も大きいのは「①安定収入がない」ことです。 会社員であれば毎月安定的に給与が入りますが、フリーランスはそうではありません。 来月再来月の仕事を取ってくる活動や、確定申告、社会保険、契約書の対応といったプログラミング以外の経営的な業務もすべて自分でおこなう必要があります。 次に「②再就職の難しさ」もリスクとして挙げられます。 十分な実績がないままフリーランスになりそのあとやはり企業に入りたいとなったときに、企業経験が一社もないことがネックとなり採用に苦戦するケースを(中途採用支援のなかで)みてきました。 メリットもあるが「スキルが伸び悩む」罠に注意 もちろんメリットとして自分で案件選べる、収入が青天井であるといった点もあります。 私自身のフリーランス経験からも感じることですが「③スキルを伸ばしにくい」というリスクもあります。 フリーランスは失敗したら次の案件が来なくなるため、どうしても自分が確実にできる安牌な仕事を選びがちです。 一方会社であれば上司が少し背伸びした案件(チャレンジングな案件)にアサインしてくれ、周囲がカバーしてくれるなかで成長できる機会があります。 これらのリスクを十分に理解したうえで、判断されると良いかと思います。
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Q
- 新卒でフリーランスデザイナーになるのは無謀ですか?
- フリーランスのデザイナーになること自体は誰でもできますが、それを続ける力があるかどうかが重要です。 デザインスキルだけではなく営業力、交渉力、納期管理能力といったビジネスとしての総合力が求められます。 現実的なステップとしてはまず企業(制作会社や広告代理店など)で1〜2年働き、基礎と信頼を築いてから独立することをおすすめします。 焦ることはない! 基礎と「人脈」を企業で築こう 企業でクライアントワークの流れやチーム制作のノウハウを身に付けておけば、独立後に戸惑うことが格段に減ります。 またその会社員時代にできた「人脈」が、独立後のクライアントになってくれるケースもあります。 好きなことを仕事にしたいという気持ちは、フリーでも企業でも強みではあります。 焦らずに、自身の力がより「長く」「大きく」発揮できる最初の環境はどこかという視点で選んでみてください。意外と最短ルートではないほうが、長期的にはうまくいくことも多いです。