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Q
- 謙虚さは長所になりますか?
- どのような状況で「謙虚だ」と言われたかによって、長所として伝えるべきかは異なります。 「謙虚」という言葉を聞くと、「自己主張ができない」や「自分の意見がない」といったマイナスのイメージを持たれることもあるのが実情です。そのため、企業側のマイナス評価につながる恐れも否定できません。 言い換えを検討しよう! 具体的なスキルや強みのアピールが必要不可欠 謙虚という言葉を、ほかの表現に言い換えることも考えてみましょう。たとえば、「人の意見に耳を傾けることができる」「傾聴力がある」「相手の意見を素直に吸収できる」といった表現が挙げられます。 これらの言葉は、謙虚さのポジティブな側面を具体的かつわかりやすく伝えられる表現です。 言い換えに適した表現を見つけられるよう、どの場面でそう言われたのかを思い出してみてください。自分の強みが感じられるエピソードであれば、具体的な経験や学びを交えながら伝えましょう。
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Q
- 自己PRと志望動機は内容がかぶっても良いですか?
- ほとんど同じ内容でよければ、両方に書いたり読ませたりする必要はないのではないか、というのが率直な感想です。そのため、同じエピソードを元にする場合でも、自己PRと志望動機では焦点を当てるポイントを変えるべきです。 完全に同じ内容を記載してしまった場合、「設問をよく読んでいない」「手抜きの内容を出している」と勘違いされてしまう恐れもあります。企業によっては、そこで不合格になってしまう可能性も否定できません。 ほかのエピソードも探しつつ志望動機と自己PRで視点を変えて話そう 私が支援した学生のなかには、学生時代のおもな経験がライターとしてのインターンシップだけだった人がいました。 その際も、志望動機では「インターンを通じて業界への思いが強くなった点」を、自己PRでは「インターンでの具体的な成果」をアピールするなどの工夫をしていました。 志望動機では企業への入社意欲を、自己PRでは企業への貢献性の高さを伝えるなど、切り口を分けることが重要です。 ただし、すべてのエピソードを同じ経験だけで構成してしまうと、「大学生活で頑張ったことはそれだけなのか」と疑問を持たれる可能性もあります。大学以前の経験から、似たエピソードを探しておくなど対策が必要です。
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Q
- 面接で短所として「緊張しやすい」を伝える際のポイントを知りたいです。
- 緊張すること自体は、「能力が低い」「プレッシャーに弱い」という印象に直結しません。目の前の物事に真剣に取り組もうとするからこそ、緊張してしまうものなのです。むしろ、責任感や向上心の表れであるとも言えます。 だからこそ、緊張しやすい性格であることを、過度に心配する必要はありません。ほかの言葉に言い換える必要はないため、そのまま正直に伝えましょう。 緊張しながら話す姿は好印象にもなる! 緊張を口に出してもOK 実際、自分の短所として、緊張しやすさを挙げる学生は多くいます。 面接本番でも緊張してしまう場面があるでしょう。そんなときは、緊張を正直に伝えてしまうのが効果的です。緊張しながらも一生懸命に伝えようとする誠実さが面接官に伝わり、好印象を持たれる可能性もあります。 「今も非常に緊張しています」と前置きで話していた学生が、実際に採用されたケースもありました。学生自身も、緊張していることを口に出すことで、自分の感情を客観視でき、プレッシャーを軽減できるのです。
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Q
- 長所「集中力がある」の伝え方を教えてください。
- 長所として「集中力」をアピールする際は、ただ「集中力があります」と述べるだけでは不十分です。その能力を発揮してどのような成果を上げたのか、具体的なエピソードを添えることを意識しましょう。 あなたの言葉に説得力を持たせ、再現性のある能力だと示すことが重要です。その能力が、入社後にも同様に発揮されるとイメージできると、企業側は「自社で活躍できる人材だ」と確信を持ちやすくなります。 企業文化に合ったアピールを意識しよう さらに、志望する企業の社風や求める人材像、応募職種の内容も意識しましょう。そのイメージに最も合うエピソードを選ぶことで、効果的に自分をアピールでき、企業側も自社に合う人材かどうかを判断しやすくなります。 複数のエピソードを用意しておき、状況に応じて使い分けるのが理想的です。
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Q
- 短所を向上心が強いと伝えるのはありですか?
- 短所として「向上心が強い」と伝えるのは、リスクを伴うと私は思います。聞き手によっては、「自分を良く見せようとしている」「本当の短所を隠しているのでは」と受け取られてしまう可能性があるからです。 そもそも「向上心」は一般的に長所とされる要素であり、短所としてはイメージしにくい言葉です。そのため、短所を正直に話していない、質問の意図を理解していないと見なされてしまう恐れもあります。 意図が伝わりづらく、不信感を持たれてしまう可能性がある点には注意が必要です。 具体性を持たせることがマスト! 短所の改善意欲も併せて話そう 向上心の高さを短所として伝えたいのであれば、具体的な短所を交えて説明するようにしましょう。 質問者さんのように「向上心が強いあまり、現状に満足できず、ときには周りを巻き込んでしまうことがあります」など、言い回しの工夫が必要です。 そして、それをどう改善しようと努力しているのかをセットで話すことで、自己分析力の高さと誠実さをアピールできます。短所を自覚できていないというイメージを持たれないように、具体性を示すようにしましょう。
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Q
- 面接練習は10回やれば十分ですか?
- 面接練習の回数に明確な基準はありません。つまり、何回やれば面接に合格できるというものではないのです。 大切なのは回数そのものではなく、「自分が納得のいく受け答えを、自信を持ってスムーズに話せるようになったか」だといえます。3回で完璧になる人もいれば、20回以上練習してようやく自信がつく人もいるのが実態です。 人前で話すことや、大人と話すことに対する耐性によって、必要な練習回数は異なります。だからこそ回数にとらわれず、質の高い準備をしていきましょう。 緊張しやすい人ほど回数を重ねることで自信につながる 普段、目上の人と話す機会が少ない人や、緊張しやすい性格の人は、練習量が自信につながるケースが多いです。やはり、慣れないことに取り組むのは気が乗らない側面もあると思います。だからこそ、普段の練習から面接という環境に慣れておくことが必要なのです。 さまざまな質問を想定して、実際に声に出しながら練習を重ねるようにしましょう。そうすることで、本番でも落ち着いて対応できるようになります。
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Q
- 公務員試験に全落ちしてしまいました。今後の就職活動をどのように進めたら良いかわかりません。
- 公務員試験にすべて落ちてしまった場合でも、悲観的になる必要はありません。就職留年や大学院進学をして公務員試験を受け続けるという方法や、一度民間企業に就職してから再度公務員を目指すという方法もあります。 募集条件を確認してセカンドキャリアの可能性を検討しよう 民間企業からの転職者向けの採用枠は、自治体や募集内容によって採用基準が異なる場合があり、かえって入りやすくなるケースや、その人に合った道が開けることもあります。そのため、一度公務員試験に落ちたからといって、諦める必要はありません。 公務員は、民間企業よりも応募できる年齢の上限が高い場合が多く、たとえば29歳まで応募可能なケースや、キャリア採用として40代でも応募できる自治体も存在します。公務員を目指したい気持ちがあれば、募集内容を調べたうえで、第二のキャリアを形成する方法も検討してみましょう。
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Q
- 就活と授業がかぶるのですが、この場合どちらを優先すべきですか?
- 就職活動が本格化する時期には、授業も比較的融通が利くようになるため、就活を優先する学生が多い印象です。 ただし、説明会であれば何度も開催されている場合が多いので、授業を優先するほうが好ましいといえます。その場合は、授業がある旨を企業に伝えて、変更をお願いしましょう。 一方で、面接などの選考時には日程が決まっていて変更が難しい場合がほとんどです。その場合は、教授にきちんと理由を伝えたうえで就職活動を優先する選択が必要です。 卒業は絶対! 残単位数や志望度などで線引きをしておくべし 特に志望度が高い企業であれば、なおさら選考を優先したほうが良いといえます。 ただし、すべての企業の選考や説明会を優先してしまうと、単位が取れずに卒業が危うくなる可能性もあります。どれだけ就活を頑張ったとしても、卒業ができなければ意味はありません。 そのため、単位取得状況や企業の志望度に応じてどちらにするか優先順位をつけることがおすすめです。第一志望群の選考でない限りは学業を優先するなど、企業によって優先順位をつけるようにしてみてください。 そもそも単位がまったく取れていないという状態や、単位にかかわるテストがあるという場合は、事情を伝えて選考日程を調整してもらう、別日の説明会に参加するという方法も検討しましょう。
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Q
- 就活において、内定がもらえるのか不安しかないです。
- 実際に就職支援をしているなかでも、多くの学生が同じ不安を感じていました。ただし、過剰に心配する必要はないと私は思います。なぜなら現在の就職は求職者側が有利な売り手市場だからです。 企業が求める人材よりも仕事を求める学生の数のほうが少ないため、学生が内定を獲得しやすい有利な状況であるといえます。 そのため、どこかの企業には必ず入社できると言っても過言ではありません。だからこそ、諦めずに就活を続けてください。 書類作成を根本から見直すべし! キャリアセンターのES添削がおすすめ しかし、書類選考で何度も落ちているのは不安な点だと思います。質問者さんの状況を見るに、エントリーシート(ES)の書き方に問題があるのかもしれません。 起承転結が不明確である場合、読みづらいESと判断されて不合格になる可能性が高いです。ほかにも、ESの内容が企業の求める人物像と合っていない、誤字脱字が多いなども、選考に落ちる要因の一つとなります。 このまま選考に落ち続けてしまうと、精神的にも負担が大きくなってしまいます。一度、大学のキャリアセンターなどに相談にいき、ESの添削をしてもらうことを強くおすすめしたいですね。
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Q
- 地方公務員のための浪人からの就職は不利ですか?
- 地方公務員を目指して浪人し、不合格になった人が、民間企業へ就職する場合でも、それが直接的に不利になるわけではありません。 公務員を目指して浪人した理由を説明できるようにしておきましょう。たとえば、「人の役に立つ仕事がしたかった」「地域に貢献したかった」といった具体的な理念や熱意を、民間企業の志望動機に結びつけて説明することが重要です。 地元企業は地域貢献への思いを アピールすることがポイント そうした地方公務員を目指していたときの思いをきちんとアピールできれば、「公務員試験に落ちたから仕方なくうちに来た」とは思われにくいでしょう。 特に地元の企業は人手不足のところも多く、地域への思いを持つ人材を歓迎する傾向にあります。改めて自分自身の思いを、民間企業でもアピールできるようにしておきましょう。