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Q
- 自己PRとガクチカが同じネタでも良いですか?
- 同じエピソードでも問題ないか、とても悩みますよね。 たとえば、アルバイトのエピソードで自己PRとガクチカを作成するとした場合について説明します。 まず、皆さんは「アルバイト」という大きなカテゴリーのなかで、さまざまな経験をしているはずです。アルバイトでリーダーになった経験、アルバイトで失敗して何かを学んだ経験など、切り口はいろいろあります。 そのため、同じテーマであっても切り口を変えることで、魅力的なアピールとなるでしょう。 深掘りで新たな発見の可能性も! 第三者の視点も活用して自分を知ろう ただし、アルバイト経験だけで就職活動を乗り切ることも可能ですが、「それ以外に何か経験はありますか?」と聞かれる可能性はあります。 大学4年間で経験したことがアルバイトだけなのか、と疑問に思われるかもしれません。もし、ほかにアピールできるような派手なエピソードがないということであれば、正直にそう伝えても良いでしょう。 どうしても一つのテーマしかない場合は、細かいエピソードを分けて伝えることで、深掘りされた際に困る可能性は低くなります。 一つのエピソードだけで押し通そうとすると、採用側はその人の人柄を知る機会が限られてしまい、評価が難しくなるため、多角的に人柄を伝えられるよう意識しましょう。 もし同じネタになりそうだと感じるのであれば、大学のキャリアセンターなどで相談し、専門家のアドバイスを受けながらエピソードを深掘りしてみるのも良い方法です。
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Q
- 面接でやらかしたのですが、もう結果は期待できませんか?
- 面接で的外れな回答をしたり、言わなくても良いことを言ってしまう学生は一定数います。正直、あまり良い印象を受けないのは事実です。しかし、一回のミスだけで合否が決まることはありません。 ほかの回答や振る舞いからしっかりとアピールができていれば、十分に挽回できている可能性があります。なぜなら、面接官は一つのミスだけでなく、全体の受け答えや人柄を総合的に見て判断をしているからです。 「失敗」ととらえられていない可能性も! どんなミスも自分の糧にしよう また、自分が「大失敗した」と感じていても、面接官はそれほど問題視していないケースも少なくありません。相手の受け取り方によっては、ミスをした学生とは見られていない場合もあります。 しかし、面接の最中や合否の発表前に、その答え合わせをすることはできません。だからこそ、失敗に対して過度に落ち込まず、気持ちを切り替えて結果を待ちましょう。 また、もし志望度が高い企業で、面接が残念な結果に終わってしまった場合は、再挑戦することも検討してみてください。私の支援した学生で、再度エントリーをして内定を勝ち取った事例も実際にあります。 どんなミスをしたとしても必要以上に落ち込まず、次は挽回するという気持ちで対策をしていくことが必要です。
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Q
- Web面接の場所はどこを借りるのが良いですか?
- Web面接を受けるのは、通信環境が安定していて、周囲の雑音が入らない静かな個室が最適です。なかでも、駅やオフィスビルにある個室のリモートワーク用ブースや、ホテルのデイユースプランの利用が最も安全と言えます。 カフェなどは雑音や通信遮断のリスクがあるため、絶対に避けましょう。また、会話をするなかで企業の機密情報や自身の個人情報が漏れてしまう可能性があります。 手軽さからカフェを使おうとする学生もいますが、プライバシーが守られないという点からも使用するべきではありません。 背景にも注意! カメラに映る範囲は整理整頓をしておこう また、企業によっては面接の途中で「バーチャル背景を外してください」と指示される場合もあります。そのときに散らかった自室が映ってしまうと、自己管理能力を疑われかねないのです。 カフェや人の多い場所で面接を受けていて、ほかの人が映り込むことも、面接マナーとしてふさわしくありません。 実際、バーチャル背景を外してと言われた学生は、これまでに支援をしたなかでも一人のみでした。それでも万が一に備え、背景に余計なものが映りこまない、整理された場所を選ぶことが重要です。
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Q
- 「落ち着きがある」というのは、長所としてアピールできますか?
- 「落ち着きがある」というのは非常に素晴らしい長所です。周囲に安心感を与えられる存在で、その人がいるだけで周りの人も冷静になれる効果があると言われています。 実際に「落ち着きがあるね」と言われたエピソードがあれば、それを伝えられるように準備しましょう。「どんなタイミングで、落ち着いていると言われたのか」を思い出し、具体的なエピソードを交えて伝えるようにしてみてください。 職種や業界によって求められる特性が異なることを理解しておこう 実際、落ち着きのある人を求めている企業や業界も多いです。システムエンジニアなど長時間集中して作業する仕事がある企業では、「落ち着いている性格の人に向いてます」などと、求人に書かれていることもありました。 ただし、新規開拓営業のような職種では行動力のある人が求められる傾向にあるため、落ち着きをアピールしない方が適切だと言えます。 このようにほかの長所をアピールしたほうが良い場合もあるため、企業や職種によってアピールする長所を使い分けるのが有効です。
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Q
- ガクチカの動機はどう考えて伝えるべきですか?
- 単にアルバイトやサークル活動の経験を羅列するだけでは、動機を伝えることはなかなか難しいでしょう。さらに一歩踏み込んで、なぜそのアルバイトを選んだのか、なぜそのサークル活動に参加したのかを深掘りすることが必要です。 たとえば、多くの学生は「家が近かったから」とか「友だちがやっていたから」といった理由でアルバイトを選びがちです。サークル活動も「雰囲気が良さそうだったから」といった漠然とした理由で始めることもあるでしょう。 しかし、強制ではないアルバイトやサークル活動だからこそ、嫌なことに自ら取り組むことは考えにくいものです。そこには、「良い」と感じた明確な動機が必ず存在します。 「感情」に目を向けると動機が見えてくる! その動機を整理する際には、自分の感情と向き合うことがとても大切です。たとえば、「接客業のアルバイトを選んだのは、人と話すのが好きだから」など、具体的な行動の裏にある感情や価値観を探ってみてください。 些細な経験でも、活動の内容を書きだしていくうちに、その活動に対して自分が何を感じていたのかが見えてきます。
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Q
- 「自信がない」という短所を言い換えて就活で伝えたいです。
- 「自信がありません」と素直に伝えることは、必ずしもマイナスになるわけではありません。もし「以前は自信がなかったが、ある経験をきっかけに変わることができた」といったエピソードがあれば、それをそのまま伝えて構いません。 無理に言い換えたり隠したりせず、その自信のなさをどう乗り越えようとしているのかに焦点を当てましょう。 見方を変えると、「自信がない」という特性は、「慎重である」「物事を熟考する」といった強みにもつながります。そうした視点を活かして、前向きに改善へ取り組んでいる姿勢を伝えることが大切です。 良く見せる必要はない! ポジティブ改善意欲とともに素直に伝えよう たとえば、「自信がないために発言をためらうことがある」という場合には、「慎重に物事を考える傾向があるため、最近はそのうえで素早く判断できるよう心がけている」といったように伝えるのがおすすめです。 重要なのは、「自信がない」という特性の裏側にあるポジティブな要素や、それに向き合う姿勢です。 無理に「自信があります」と取り繕うより、ありのままを伝えたうえで、どう乗り越えようとしているかを話した方が、かえって好印象を与えることができます。 面接の場では、取り繕った自信のなさは見抜かれることもあるため、正直さは大きな武器になります。
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Q
- 短所で飽きっぽい性格を答える場合の注意点を教えてください。
- 短所に関する質問で最も避けたいのは、「短所が思いつきません」と答えてしまうことです。どんな短所でも、きちんと自己理解ができており、それを改善しようと努力している姿勢が伝われば、大きなマイナスにはなりません。 見方を変えれば改善策が見えてくる! ポジティブな改善意欲を示そう 「飽きっぽい」という性格も、見方を変えれば強みに変えることができます。 「飽きっぽいからこそ、さまざまな視点に関心を持ち、新しい発想を生み出すよう心がけている」といったように、ポジティブな側面に着目して伝えることが大切です。 単に「飽きっぽい性格です」とだけ述べてしまうと、仕事を途中で投げ出してしまう印象を与えかねません。 ですが、「飽きっぽさを感じながらも、やり方を工夫することで物事を継続できるようにしている」と補足すれば、前向きに取り組む姿勢が伝わります。 場合によっては、「飽きっぽい」という表現を「好奇心が旺盛」や「新しいことに意欲的」といった言葉に言い換えることも効果的です。言葉の選び方ひとつで、相手に与える印象は大きく変わります。
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Q
- 公務員試験を全落ちしたら人生終了でしょうか?
- 公務員試験に全落ちしたとしても、それで人生が終わるわけでは決してありません。 私の周りにも公務員として働いている人は多いですが、新卒で公務員になる人もいれば、大学院進学や就職留年、民間企業からの転職を経て公務員になっている人もいます。 再受験も可能! 公務員のなかでも幅広く見ていこう どうしても公務員になりたいのであれば、試験を受け続けることも可能です。ほかにも、民間企業で経験を積んでから再度公務員を目指すという道もあります。 目の前の結果に絶望しすぎず、さまざまな可能性を探ることが大切です。警察官などのような一部の特殊な職種を除けば、公務員の門戸は広く開かれています。 あなたが公務員を目指したいと強く思うのであれば、諦めずに改めて受けてみましょう。
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Q
- 努力家は短所になり得ますか?
- 「周りの意見を聞き入れない頑固さ」や「休息を取らずに体調を崩す」といった点は、努力家であることとはまた別の問題かと思います。努力家とは、目標に向かって頑張れる人のことです。 努力家という側面があれば、周りの人と協働するため、一定のパフォーマンスを出せるように努力ができるのではないかと考えます。ここからもわかるように、伝え方を間違えてしまうと、どんな長所も短所になる可能性があるのです。 評価に値するエピソードで「真の努力家」をアピールしよう だからこそ、努力家であることを伝える際に、どのようなエピソードを添えるかが重要です。客観的に見ても長所としてとらえられるものであり、周囲からの評価なども交えながら伝えられれば、十分に長所としてアピールできます。 逆に、頑固さといったようなネガティブに捉えられてしまう内容は伝えるべきではありません。 「周りが嫌がる作業を一人でやり続け、結果的に周りの役に立った」というようなエピソードが努力家を象徴する内容です。短所に見えるようなエピソードを選ばないように注意しましょう。
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Q
- 就活を公務員一本に絞るのは危険でしょうか?
- 公務員を目指す際には、万が一合格できなかった場合にどうするかという「代替案」を考えておくことがとても重要です。ただひとつの選択肢に絞る前に、将来のリスクを見据えて、柔軟な進路設計をしておきましょう。 代表的な選択肢には、就職浪人、大学院進学、留学、あるいは民間企業への就職があります。どうしても公務員になりたいという強い思いがある人のなかには、浪人や進学後に再チャレンジを考える方もいるでしょう。 ただし、これらの進路は費用や時間がかかるため、誰もが取れる選択肢とは限りません。経済的な事情や家庭の支援体制によって、現実的でないケースもあります。そのため、あらかじめ家族と相談しておくことが大切です。 もしサポートが難しい場合は、公務員一本に絞るのではなく、民間企業との併願を検討し、一度就職するという選択肢を視野に入れておくべきです。 民間企業に一度就職しても公務員への挑戦の機会はある 民間企業に就職したからといって、公務員への道が完全に閉ざされるわけではありません。実際に、一般企業から公務員へ転職する人も多く存在します。私の身近にも、30代で市役所職員に転職した人がいました。 仕事を通じて市役所の方とかかわる機会も多いのですが、その中には元々民間企業に勤めていたという人が意外と多くいます。 このように、一度一般企業に就職した後でも、公務員を目指すことは十分に可能です。また、公務員ではなくとも民間企業の中で別のキャリアを築くという選択肢もあります。経済状況、将来のキャリア設計などを考えて、自分が納得する選択をしてください。