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Q
- 大学3年です。就活に疲れました……。
- 就活中に疲れてしまうのは非常によくあることです。疲れてしまったら、私はいったん1週間から2週間休憩してみるのが良いとアドバイスしています。 その間は就職活動のことはいっさい考えず、友達や恋人と遊んだり、好きなことをして過ごしたりしてリフレッシュしてください。そして、また頑張れると思ったら再開すれば良いのです。 最後はなんとかなる! 思い詰めず周りに相談しながら気分転換しよう 真面目な学生さんほど、休憩することに罪悪感を覚えたり、一度離れてしまうと戻れなくなるのではないかと不安になったりするかもしれません。 しかし、現在は超売り手市場なので、諦めなければ必ずどこかには就職できます。あまり思いつめずに、まずは気分転換をすることが大切です。 もし気分転換が難しいと感じるのであれば、キャリアセンターのカウンセラーなど、大人の人に話を聞いてもらい、何に疲れているのかを吐き出したり、アドバイスをもらったりするのも良いでしょう。 ただ、もし理系の学生であれば、3年生のこの時期でも内定が出ている人もいます。少し状況は異なりますが、理系の場合は推薦などもあるので、最終的にはなんとかなることが多いです。 あまり深刻に考えすぎず、まずはリフレッシュすることを優先しましょう。また、親御さんの言葉などにも惑わされないようにすることも大切です。
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Q
- 向上心がある人とはどんな人のことですか?
- 私が個人的に思うのは、「常に高みを目指して努力を続けるような特別な人だけが、向上心のある人だと思わなくて大丈夫」ということです。 向上心とは、「今よりも少しでも成長したい」「昨日の自分よりも前に進みたい」と思う気持ちです。体調が優れない日や、気持ちが落ち込むときは誰にでもあります。だから、常に完璧でいようとしなくて良いのです。 素直に吸収しコツコツ改善を重ねている人は向上心があるといえる 企業が求めている「向上心がある人」とは、仕事を教わったときにきちんとメモを取って覚えようする姿勢がある人や、素直に日々の振り返りができる人です。だからこそ、日々の積み重ねのなかに向上心が表れると考えています。 「一度やったミスは二度と繰り返さないようにしている」というあなたの姿勢も、まさに立派な向上心です。それが自然に行動に出ているなら、十分に評価されるポイントになるので安心してくださいね。 また、「目立つタイプではない」「大きな目標を掲げるのが苦手」と書かれていますが、そういう人だけが求められているわけではありません。私は採用担当側と接する機会が多いのですが、どちらかというと「真面目でコツコツがんばってくれる人」のほうが歓迎されているように感じています。 就職活動で向上心を伝えるときは、「このように改善をした」「次はこう活かした」という「次への行動」まで話せると、相手にもより伝わりやすくなりますよ。自分なりの向上心を、丁寧に言葉にしてみてください。
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Q
- 就職に有利なパソコン系の資格はありますか?
- 一般的な就職に有利なパソコン資格としては MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)が挙げられますが、この資格は取得している学生も多いのが実情です。 なぜ PC スキルを身に付けたいのか、その目的によって取るべき資格も変わってくると私は思います。ITパスポートのような国家資格もありますが、それが実務にどれだけ役立つかはその人の選ぶ進路次第であり、未知数です。 資格=有利ではなく、専門職以外は効果的ではない可能性もある 資格を持っているから採用される、というケースは非常に限られています。たとえば、保育士として働きたいのであれば保育士免許が必須ですが、それと同じレベルで考えられる資格はあまり多くありません。 システムエンジニアなど専門的な職種を目指すのであれば、関連する資格の勉強を、学生のうちから始めていることをアピールするために取得するのは有効かもしれません。 しかし、事務職などであれば、資格が有利に働くことは少ないかもしれません。専門職以外では、資格を取得していること自体は直接的な選考の有利不利にはつながらないのです。
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Q
- オンラインインターンシップの自己紹介で好印象を残すには?
- オンラインならではの工夫として、Zoom などの背景設定を活用するのが賢い方法だと私は感じます。 背景に自分の名前や大学名だけでなく、自己PR や趣味などを記載した画像を設定している学生がいました。 小道具も有効活用して個性を出す工夫をするのもあり! また、最初に自己紹介のボードをみせるというのも良いでしょう。「〇〇大学の〇〇です。趣味は〇〇です」といった内容を1分くらいでまとめるのです。 オンラインでしかできないアピール方法を試してみる価値はあります。クリエイティブ系のインターンなどでは、ほかの参加者との差別化を図るために、そういう視覚的なアピールも有効でしょう。オンラインならではの視覚的なアピールが有効です。
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Q
- 企業理念への共感を志望動機にするのはダメですか?
- ネットで「企業理念への共感を志望動機にするのはダメ」という情報を ご覧になったとのこと、心配になるのも無理はないかと思います。「企業の考えに共感しているという内容であれば、むしろ企業側も嬉しくないですか? 」という考えも、最もです。 結論から申し上げますと、私の考えでは、企業理念を志望動機にすること自体はまったく問題ないと思っています。むしろ、企業の考え方や方向性に共感できることは、その会社で長く働くうえでも非常に大切なポイントになると、私は常々指導のなかで申し上げています。 ただし、注意が必要なのはその伝え方です。 私が実際に学生のエントリーシート(ES)を添削していると、企業理念を志望動機に挙げているものの、残念ながら理念の文章をそのまま引用したり、表面的な理解にとどまってしまっているケースが多く見受けられます。 これでは、採用担当者に「とりあえず理念に触れておけばいいと思っているのかな? 」「本当にうちの会社を理解してくれているのだろうか? 」という印象を与えかねないと、私はこれまでの経験から感じています。 そうならないためには、どうすればよいのでしょうか? まず自分の思いや具体的な志望理由をしっかりとメインに据えることです。そして、その自身の経験や考えを語る流れのなかで、企業の理念のどの部分に、なぜ共感したのかをさりげなく、かつ具体的に織り交ぜるのが理想的です。 自分がどのような経験や価値観を通じてその理念に共感するに至ったのか、具体的なエピソードを交えて伝えることで、志望動機の説得力が格段に増します。 たとえば、私が模擬面接などをおこなっていて印象が悪かったと感じる例としては、「御社の『挑戦を歓迎する』という理念に共感しました」とだけ述べられ、ご自身が過去にどのような挑戦をし、そこから何を得て、今後その会社でどのように挑戦していきたいのか、といった具体的な話が全く出てこないケースです。 これでは、本当に共感しているのか、それとも単にホームページ(HP)に書いてあった言葉を繰り返しているだけなのか、判断がつきません。 面接でも同じことが言えます。理念への共感を伝えたいのであれば、私がいつも強調するのは、「自分の言葉で、自分のエピソードを通して語る」という意識です。 借り物の言葉ではなく、あなた自身の内側から出てくる言葉で表現することが重要です。 「自分ごと」で語り面接官の心を動かそう! 「企業理念を志望動機にしてはいけない」といわれる背景には、このように、自分の言葉ではなく、企業が提示している理念という「情報」をそのまま志望動機として使ってしまっているケースが多いからだと、私は分析しています。 志望動機を一度みなおしてみて、もし企業理念の言葉を借りているだけになっているようでしたら、少し表現を変える必要があるかもしれません。 しかし、これまでの経験や考えに裏打ちされた共感であれば、自信を持って伝えて問題ありません。自分の言葉で語られた血の通った志望動機であれば、きっと面接官の心に届くはずです。 頑張ってくださいね。
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Q
- OB訪問で志望動機の添削をお願いするのはアリですか?
- 学生の就職活動をサポートしてきた経験から申し上げますと、OB・OG訪問時に志望動機の添削をお願いしたいという学生は実際に多くいらっしゃいます。そして、添削をお願いすること自体は特に問題ないと私は考えています。 ただし、OB・OGも貴重な時間を割いて対応してくださるので、その点は十分に配慮し、失礼のないようにすることが大切だと就活生に伝えています。 3つの準備と感謝の姿勢で実りある訪OB問に! 具体的なポイントとして、私からいくつかアドバイスしますね。 まず1つ目として、私が特に注意してほしいと思うのは、「人に読ませられる文章になっているか」という点です。 私の経験上、意外と多いのですが、自分では理解できていて読みやすいと思っていても、他人からみると意味がわかりにくかったり、読みにくかったりする文章を書いている学生も少なくありません。文章力に不安がある人は、事前に大学のキャリアセンターなどで添削してもらうなど、しっかり準備しておくことをお勧めします。 2つ目は、「社風に合った内容になっているか」ということです。 私がこれまでみてきたなかで、企業理解が不十分なまま作成された志望動機は、やはり採用担当者など、読む人が読めばすぐにわかってしまうものです。事前にしっかりと企業研究をおこない、その企業にフィットした内容で作成することが重要だと私は考えます。 3つめは、「何を質問したいのか具体的にまとめておく」ということです。 学生の立場からすれば、「この志望動機で面接は突破できるのか」といった点が最も知りたいことでしょう。 しかし、私からアドバイスするとすれば、「これで受かりますか?」や「受かる方法を教えてください」といった、答えようのない漠然とした質問は、OB・OGを困らせてしまうだけです。事前に具体的な質問内容をしっかり考えておくようにしましょう。 OB・OG訪問は、相手の人が貴重な時間を割いてくださっているという感謝の気持ちを常に持ち、失礼のないように臨むことが何よりも大切だと、私は考えます。
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Q
- 資格なしでも安定した仕事に就けますか?
- 「安定した仕事に就きたい」と考える学生さんは一定数いらっしゃいます。しかし、一口に「安定」と言っても、そのイメージは本当に人それぞれ違うと感じています。 私がこれまでに受けた大学生の相談でも、「従業員数が多い会社が良い」「上場企業に入りたい」という人もいれば、「社会に必要とされ続ける仕事に就きたい」「業界トップの企業で働きたい」と考える人もいました。 まずは、自分にとってどんな「安定」が理想なのか、きちんと整理してみることが大切だと感じます。そのうえで条件に合った会社を絞り込み、今の時期ならインターンシップに応募してみたり、インターンシップが難しいなら会社説明会に参加するのがおすすめです。 専門的な知識や資格がなくても応募できるインターンはたくさんあるので、実際に現場を体験して、自分に合うかどうか確かめてみましょう。 資格取得は業界や職種を絞ってからでも遅くない どれだけ安定している会社でも、仕事内容や社風が合わなければ、長く続けるのは難しくなってしまいます。 また、私が伝えたいのは、無理に今すぐ資格を取ろうと焦る必要はないということです。まず業界や職種を絞り、そのなかで必要な資格がわかってきたら、そのときから勉強を始めれば十分間に合います。 焦らず、自分に合った「安定」を見つけていきましょう。
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Q
- 理系が長期インターンに行けないのは普通ですか?
- 理系の学生は、無理に長期インターンに参加する必要はないと私は思います。理系であるというだけで、現在の就職市場では有利な状況にあります。 研究室での活動があるのであれば、それをガクチカとしてアピールしたり、関連する仕事を探したりするほうが効果的です。 短時間イベントを活用! 雰囲気つかむなら十分 すぐに内定が決まる可能性も十分にあります。 もし、どうしても企業の雰囲気を知りたいのであれば、3時間から4時間くらいの職場見学や、オープンカンパニーといった短時間のイベントに参加するのが良いでしょう。 研究室や開発室を見学できる機会もあるはずです。理系の場合は研究活動を優先し、短時間のイベントで情報収集するのが良いでしょう。
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Q
- OpenESの自己PR欄に写真がなくても、不利にはなりませんか?
- 結論から申し上げますと、OpenESに写真がなくても内容がしっかりしていれば評価されることは十分にあります。 ただ、これまでの求職者指導の経験からは、写真があったほうがより良い印象につながると感じています。企業の採用担当者は毎日たくさんのエントリーシート(ES)に目を通しているのですが、そのなかでも本人の人柄などが伝わる写真があると、その人への親しみや印象が自然と生まれやすいです。 逆に写真がないと、「準備が不十分なのだろうか?」「他の学生と比べて意欲が見えにくいかもしれない……」と採用担当者に感じさせてしまう可能性も否定できません。 写真がないからといって諦めずに写真を作る選択肢も考える 実際、写真がないとお悩みとのことですが、意外とアルバムを見返すと、使えそうな写真が見つかることもありますし、一部を切り抜いて使うという方法もあります。 どうしても見つからないときは、AI(人工知能)で生成した画像やフリー素材を使って、ご自身らしさを伝えるというのも一つの手だと考えます。AI(人工知能)生成画像やフリー素材を使用することに抵抗があるかもしれませんが、何もないよりは写真があったほうが印象は良くなる傾向にあります。 記載できる項目、掲載できる写真などのデータはすべて埋めている学生のほうが、採用担当者の目に届きやすいと分析しています。写真は「あなたらしさ」を伝えるきっかけの一つです。ぜひ前向きに考えて、使える写真を選んでみてくださいね。
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Q
- 1dayインターンは何社行くべきですか?
- 文系・理系問わず、インターン全体の平均参加社数は3社弱と言われています。これは、インターンにまったく参加していない学生も含まれた平均値です。 こうした平均的なデータが気になる気持ちもわかりますが、インターン参加社数は、自分の就職活動の状況によって決めるのが良いと私は思います。 業界研究として1dayインターンを活用して自分に合った業界・職種を選択しよう まだ興味のある業種が決まっていないのであれば、気になる業種を4社から5社くらい、1dayインターンや半日インターンなどで見てみるのがおすすめです。 一方で、すでに志望業界が固まっている場合には、採用につながりやすい長期インターンに絞って1社だけ参加する、というケースもありだと思います。 インターンでは、多くの場合、最初に業界説明や企業説明をしてくれるので、業界研究の手間を省くという意味でも役立つのです。自分の就活の状況や希望の条件を考慮し、目的に合わせて参加する企業数や種類を決めていきましょう。