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Q
- 就活の面接で短所を「優柔不断」と伝える際のコツを教えてください。
- 就活における短所の伝え方は、単に弱点を認めるのではなく、「自分の足りない部分を認識し、対策を講じている」と伝える改善アピールの機会になります。 「優柔不断」という短所は、ご質問のとおり「決断力がない」「行動が遅い」といったイメージを持たれがちです。 しかし、ご自身が「優柔不断」であることを認識し、それに対して「どのように対策してきたか」を具体的に伝えることで、評価を変えることができます。 弱点を認識して具体的な行動と成果まで伝えることで信頼につながる たとえば、「私の短所は優柔不断な点です」と述べたうえで、具体的なエピソードを続けます。 「この短所に気付いたのは、高校時代にお土産を選ぶ際、限られた時間で決められず、友人が買ったものと同じものを購入した経験です。本来は自分で選択すべきを、他人に合わせてしまいました。 この経験から、自分には優柔不断な側面があると自覚し、改善策として『物事に取り組む前に、事前に計画を立てて情報を調査する』ようになりました」と伝えます。 ただ改善したと述べるだけではアピール不足です。 可能であれば「その取り組みによって、○○がスムーズに進み、周囲にも良い影響を与えられた」というように、改善が結果につながったストーリーとして伝えられると、より説得力が増すでしょう。
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Q
- 日本の就活はおかしいと感じています。
- 日本の就活の取り組み方や画一的な進め方に「おかしい」と感じていらっしゃるのですね。 その違和感は、就活以外にも、社会のさまざまな仕組みに対して、事柄を変えて多くの人が抱く自然な感情かもしれません。 現在直面されている就活に対して強く「おかしい」と感じるのであれば、最初に取り組むべきことは、その感情の源泉を探る「自己理解」だと推察します。 なぜ自分は「おかしい」と感じるのか。画一的なリクルートスーツか、同じような面接の応答か、それとも評価の基準か。その感情が自分自身のどこから発生しているかを突き止めることをおすすめします。 違和感を掘り下げることで自分の納得できる働き方が見えてくる 人間は、自分の感情や価値観を基準にして物事を判断し、将来を作っていきます。だからこそ、まずは「自分を知る」ことが不可欠です。 ご自身の価値観や信念を深く理解したうえで、「自分自身が本当に活かせる仕事は何か?」「その違和感を抱かずに働ける業界や仕事はあるのか?」と、ステップを踏んで考えてみてください。 その違和感や抵抗感を無視するのではなく、その感情が示してくれた自分のあり方を軸として、ご自身が納得して働くことに対する目的を見い出せる可能性が大いにあります。
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Q
- 就活で「不人気業界」と呼ばれるのは、どのような業界ですか?
- 就活において、人気企業と不人気企業が存在するのは、就職倍率を見ても明らかな事実です。一般に飲食や介護・福祉業界などは、「3K(きつい、汚い、危険)」と呼ばれ、不人気とされがちです。 しかしながら、これらの業界も世の中にとって不可欠な仕事であることはご理解いただけると思います。社会で「仕事」として成立しているものは、すべて誰かに必要とされているからです。 世間の評価ではなく自分の興味・適性を軸に企業を選ぶ姿勢が大切 企業選びで最も重要なのは、「人気かどうか」よりも、「あなた自身がどのような仕事に興味を持ち、何が好きで、どこに適性があるのか」という点です。 周囲の人がどう思うかではなく、ご自身の人生はご自身で切り開くものです。他人があなたの人生の面倒を見てくれることはありません。 ですから、周囲の評価に流されず、ご自身が納得できる業界や企業を選ぶことが、最良の選択となります。 また、かつて3Kと言われた業界でも、近年は労働環境の「クリーン化」が大きく進んでいる場合も多いです。企業分析でその点をしっかり調べることも、不安を解消する安心材料の一つとなるでしょう。
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Q
- 就活中に適応障害と診断されました。このまま就活を続けるのは無理ですか?
- 就活中に適応障害と診断され、医師から「就活は一旦中断すべき」との助言を受けられたのですね。ご心労、お察しいたします。 そのような状況であれば、まずは医師の診断に従い、就活を中断することを強くおすすめします。原因が「就活」であると明確になっている以上、無理に継続することで症状が重症化してしまう恐れが非常に高いためです。 医師の判断に従い休むことが結果的に最良の選択になる 今は、ご自身の心と体の状況を改善することを最優先に専念してください。 定期的に医療機関を受診し、医師から「就活を再開しても問題ない」という許可が出るまで、しっかりと休養することが大切です。 同級生が次々と内定を得ているのを見ると、焦るお気持ちは痛いほどわかります。しかし、就活は他人との競争ではありません。 ご自身の健康を取り戻し、万全の状態で臨むことが、結果としてご自身の将来にとって最良の「就活」となります。焦らず、ご自身のペースで治療と回復を進めてください。
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Q
- 就活をしていますが、そもそも働きたくないです。
- 就活を前に「働きたくない」と感じていらっしゃるのですね。 その気持ちは、実は多くの社会人も「毎日働きたくない」という思いを抱えながら働いているという実態があるため、珍しいことではありません。周囲の社会人にたずねてみても、そう思う人がいかに多いかわかるはずです。 「なぜそう感じるのか」を言語化して自分の感情の原点を探ろう そのようななかで、まず取り組むべきは、その「働きたくない」という感情がどこから湧き出ているのかを明確にすることです。 社会に出ることへの不安、あるいは社会人に対して抱いているネガティブなイメージがどこから来ているのか。それを突き止め、自覚することによって、そう感じている自分自身をまずは受け入れることができます。 その過程では、キャリアアドバイザーの活用も有効です。彼らは、あなたが自分自身を知るサポートをしてくれるでしょう。 自分の感情を受け入れたうえで、改めて「自分はどのような人物なのか」を知るために自己分析をしてみる。そこで初めて、前に進めるかどうか、自分を客観的に見ることができるようになります。 まずはご自身の感情の原点を探ることを試してみてください。
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Q
- 就活がとにかくだるいです。
- 就活に対してだるいと思われる気持ちは、私も経験してきた一人として同感です。 自分自身の就活であるといっても、企業ごとにやることが多く、進まなかった場合には一からやり直さなければならないという面倒くささは、非常にモチベーションを削られますよね。 この場合に、私がアドバイザーの方からいただいたアドバイスをご提示します。 「モチベーションが上がらないときには、モチベーションに頼るのではなく、『形式知』と『暗黙知』という概念のとらえ方を組み込んだ就活にされると良い」という点です。 形式知と暗黙知を意識すれば自分に合った就活の進め方が見えてくる この単語は難しい単語になりますが、就活に置き換えて考えみましょう。 形式知は誰しもがわかりやすく、形式的に誰もがわかる内容であり、業界分析や企業分析などのことです。その都度取り組んでも取り組みやすい課題です。 難しいのが一方の暗黙知のほうで、こちらは自分自身の性格分析や、自分がやりたいことという「思い」に当たり、あなた自身のなかから沸いてくる感情であったり、信念となる部分です。 このような就活に対する取り組みの理解の仕方を知って、自分自身の自己分析の大切さを知りました。 またその暗黙知から企業の選定、実際の形式知への取り組みをおこなうことによる、就活のタスクの明確化を図ることができ、非常に就職活動が捗ったという経験があります。 自分自身の揺るがない自己分析から企業対策、という就活を実施されると良いと思います。
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Q
- 就活で将来やりたいことが見つからず、困っています。
- 就活という時期に差し掛かって、ご自身のやりたい仕事が決まらないということでお困りのことと存じます。実は私自身も、就活中は明確にこれをやりたいということがなく、就活に取り組んだ一人でもあります。 私の経験上からのお話になりますが、私が相談したときに、以下のような回答をいただいたことを思い出します。 「仕事に対して、やりたい仕事がないということにとらわれるのではなく、これは明確にやりたくないという内容を見つけて、まずは選択肢を絞ることが重要だよ」というアドバイスです。 避けたい仕事を明確にすれば自分に合う業界や働き方が見えてくる このやりたくないことというものは、実は思っていた以上に数が多く、かなり業界を絞ることができました。 またそのときに、「自分が仕事を選ぶということではなく、個人として世の中でどのように思われたいか?」ということも重要だと言われました。 このことは、業界や仕事内容で自分自身が適性がある仕事を選ぶ手段の一つとなりました。これが、私の最初のキャリアの見つけ方となりました。参考となれば幸いです。 企業に貢献できる内容をまとめるのもおすすめ また、もし就活をおこなうなかで、面接で「やりたいことは何ですか?」と聞かれた場合には、個人として自分がやりたいことをベースとして、その企業で貢献できる内容にまとめると良いと思います。 まずは、自己分析にもなる、やりたくないことを明確にして選択肢を絞られると良いと思います。
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Q
- 就活でサークルに入っていないと、選考で不利になるでしょうか?
- サークルに入っていなくても不利になることはないと考えます。 サークル活動は、就活においてわかりやすい「ガクチカ」の一つです。そのため、サークルに入っていないと不利になると不安に感じる方が多いのでしょう。 しかし、サークルに加入していなくても、勉強、アルバイト、趣味など、大学生活で打ち込んだ内容を明確にし、それをガクチカとしてしっかり伝える準備をすることは十分に可能です。 協働経験を通じて自分の強みを言語化しよう その際、ガクチカとしてアピールしやすいのは、個人ではなく複数人で何かの目標達成や課題解決に取り組んだ経験です。 これは企業側が評価しやすいポイントとなります。なぜなら、企業では部署内や社外の人々と共同で仕事を進める機会が多く、他者と協働できる人材が重宝されるためです。 まずは、これまでの経験から複数人で取り組んだ事例を探してみることをおすすめします。 個人の取り組みは目標達成に向けて努力した経験がおすすめ もし個人の取り組みを挙げる場合は、明確な目標を立て、それに向かって着実に努力した経験が良いでしょう。これは、計画力と業務遂行力の点から評価を得やすいためです。 このように、就活において「サークル」という言葉に縛られる必要はありません。 企業が求めている能力は多面的です。協調性、計画力、遂行力などの観点から、「自身のアピールポイントは何になるか」という視点からガクチカを考えることが大切です。
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Q
- 就活の性格診断で落ちることはありますか?
- 就職活動における性格診断テストについては、正直に回答することをおすすめします。 ご存じのこととは思いますが、性格診断テストは、個人の価値観やストレス耐性などを測るためのテストです。 そして、この性格診断テストは1問1問回答をしていくのですが、1問1答であなたの性格を診断するのではなく、全体の回答結果から性格を推測するテストです。 このテストでは、たとえば価値観についての傾向を見るときに、「あなたは新しいサービスや商品を購入するときはすぐに購入してしまう」という問いと、「自分の必要だと思うものを愛着を持って、継続して使用し続ける」というような、一見すると相反する問いが含まれていることがあります。 このような問題が出た場合、機転を利かせて一貫性があるように回答を取り繕うことも可能かもしれません。瞬時にそのような判断をすることが良いと思われるかもしれません。 一貫性を重視するテストだからこそ正直に答えることが最善の対策 しかし、こうしたテストの多くは、回答の一貫性を同時に測定しています。機転を利かせたつもりが逆に回答に矛盾が生じてしまうと、「信頼できない回答者」と判断され、それ自体が不合格の原因となる可能性もあります。 また、仮に上手く自分を取り繕うことができたとしても、就職することはゴールではなく、社会人としてのスタート地点に立つということです。それは、企業のなかで、自分をその環境に置き続けるということにほかなりません。 もし自分に合わない企業に就職してしまうと、その後の社会人生活が合わない環境で働き続けることになりかねません。
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Q
- OB訪問でやらかした人はいますか?
- OB訪問での失敗例は少なくありませんが、特に多いのが、相手との関係性における距離感の間違いです。 具体的には、大学のサークルやゼミの先輩など、面識のある方へOB訪問をする際に、敬語を使わず、まるで友人と話すかのような感覚で接してしまうケースです。 たとえ相手が気さくに「敬語は使わなくていいよ」と言ってくれたとしても、それを鵜呑みにしてはいけません。OB訪問は、あくまで就職活動の一環であり、フォーマルな場であるという認識を持つことが重要です。 立場をわきまえる! 言葉遣いと謙虚さに気を付けよう あなたの振る舞いは、そのOBだけでなく、周りのほかの社員にも見られている可能性があります。 そこで馴れ馴れしい態度をとってしまうと、「TPOをわきまえられない学生だ」というマイナスの印象となりかねません。 アルバイト先の元先輩など、プライベートで親しい間柄であっても同様です。 訪問中は社会人と学生という立場を明確に意識し、丁寧な言葉遣いと謙虚な姿勢を心掛けることが、社会人としての第一歩です。 訪問が終わってから、また友人としての関係に戻れば良いのです。