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Q
- アピールポイントを面接で効果的に伝える方法を教えてください。
- 面接における自己アピールは、企業が求める人材像を理解したうえで、自身の能力を効果的に伝えることが重要です。 私がこれまで数多くの学生と接してきた経験から言うのであれば、選考では企業のニーズに合致する自身の強みをしっかりと伝えることが、まず何よりも大切だと感じています。 すべての要件に完璧に合致する必要はありませんが、企業の方向性とあまりにもかけ離れた強みを強調してしまうと、残念ながら不適合と見なされてしまう可能性もあるのです。 ただし、総合職の求人の場合、さまざまな部署への配属が考えられますので、自身が最も自信のある強みをアピールすることが有効な場合もあります。 私の採用担当としての経験をお話しすると、たとえば美容業界でエステティシャンの面接をおこなった際には、もちろん事務処理能力といったスキルも確認しますが、それ以上に「新しい技術を習得したい」という学ぶ意欲や、「顧客を美しくしたい」という仕事への情熱などを重視していました。 アピールポイントを見つけるのに悩んでいる学生に対しては、まず応募企業のWebサイトや募集要項を丹念に読み込み、そこで求められている人材像や企業が大切にしている文化などを深く探るようアドバイスしています。 そのうえで、自身のこれまでの経験や培ってきた能力のなかから、関連性の高いものを抽出するよう指導しました。 いくつか候補が挙がった中から選ぶポイントとしては、より具体的なエピソードを伴い、かつ応募企業に対してより魅力的に映るであろうアピールポイントを選ぶようにとアドバイスしていましたね。 たとえば、商社を志望する学生さんで海外留学の経験がある場合、本人は語学力を一番にアピールしたくなるかもしれませんが、語学力そのもの以上に、異文化への適応能力や現地での交渉力、あるいは自ら海外へ飛び出した主体性や行動力といった側面こそ、より強くアピールするべきだとお伝えしたこともあります。 PREP法とSTAR法で強みを論理的に伝えよう! 面接で実際にアピールする際には、PREP法(結論、理由、エピソード、結論)という構成を用いることをお勧めしています。 まず、応募企業で活かせる自身の強みを最初に結論として明確に述べ、次にその強みを持つにいたった理由や背景、そしてそれに関連する具体的なエピソードを説明してください。 そして最後に、改めて結論を述べて締めくくると、話が整理されて伝わりやすくなります。 特に、このエピソードの部分は非常に重要でして、STAR法(状況、課題、行動、成果)というフレームワークを用いて具体的に説明することで、より効果的にご自身の強みやポテンシャルを面接官に伝えることができるでしょう。
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Q
- 圧迫面接にはどういった意味や目的があるのでしょうか?
- 圧迫面接は、応募者に対して意図的に威圧的な態度や質問をおこなうことで、応募者のプレッシャーへの対処能力やストレス耐性を評価する手法です。応募者の回答が不明瞭で本質を見極めにくい場合、より厳しい質問が投げかけられることもあります。 「こんなことで泣いていたら社会では通用しない」と冷たく言う面接官がいる企業は、倫理観や社風に問題がある可能性があるため、入社前にその企業の本質を理解できて良かったと考えることもできるでしょう。 一方で、面接官のなかには、圧迫面接ととらえず、応募者を採用したいがゆえに厳しい質問をする場合もあります。 圧迫面接に対応できるように事前に深掘り質問対策をしておこう 圧迫面接を受けたときは、いきなり反論することは避け、面接官の指摘に対して「確かにそう思われるかもしれませんが……」と述べたうえで自分の意見を主張することが重要です。面接官の挑発に乗らず、採用したいために厳しい質問をしていると考え、冷静に対応するようにしましょう。 また、圧迫面接では「なぜ?」といった深掘り質問がおこなわれることがあるため、揺るがない回答をするために複数のエピソードを用意するなど、事前の準備が重要です。 すべての企業が圧迫面接を実施するわけではないため、面接に対して苦手意識を持つ必要はありません。人格を否定するようなひどい態度や質問を受けた場合は、面接の途中でも面接を継続することが難しいといって離席してもかまいませんし、面接後企業に相談することもできます。自分に合う企業かどうか面接官の言動から見極めることも大切です。
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Q
- 最終面接での選考状況の答え方を教えてください。
- 最終選考で「現在の選考状況」をたずねられた際には、まず他社の選考がどこまで進んでいるかを簡潔に伝えましょう。 企業名を詳しく述べる必要はありません。重要なのは、応募企業が第一志望であることを明確に伝え、具体的な理由とともにに入社意欲を示すことです。 下記の例文を参考にしてください。 「はい、現在数社で選考が進んでおり、最終面接まで進んでいる企業もあります。ただ、御社の事業内容と理念に強く共感しており、御社が第一志望です。最終面接に進むことができ、大変光栄に感じています。」 「はい、いくつか選考が進んでいる企業があり、最終面接まで進んでいる企業や内々定をいただいている企業もあります。しかし、御社が私の第一志望であることに変わりはありません。御社の〇〇という企業理念に共感しており、〇〇の分野で貢献したいと考えています。」 なぜ第一志望かなのか明確な理由で意欲を示そう 採用担当者がもっとも知りたいのは、あなたの志望順位です。他社の選考状況をたずねるのは、その判断材料の一つに過ぎません。 なぜ応募企業が第一志望なのかという明確な理由を添えて、入社意欲を強くアピールすることが重要です。
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Q
- 面接でうまく話せないのに受かったのはなぜでしょうか?
- 面接でうまく話せなかったのに内定を得られたとのこと、まずはおめでとうございます。そして、その理由を知りたいというのも素晴らしいですね。 私がこれまで求職者指導をした経験、そして面接官として多くの採用選考に携わってきた経験からも、「話し方が完璧ではない応募者」であっても、企業への強い思いや真剣な姿勢がひしひしと伝わってきた場合は、採用に至るケースは実際に多くあります。 面接で本当に重要なのは、話がうまいかどうかということよりも、その企業への入社意欲が高く自身がそこで何をやりたいのか、何ができるのかを一生懸命に伝えようとしているかどうかという点なのです。 たとえ話がうまくまとまっていなくても、その誠実な姿勢から面接官が「この人は入社後に大きく成長してくれそうだ」と感じ取れれば、採用したいという考えにつながります。 一方で、どれほど話し方が流暢であっても、話の内容が薄かったり、応募先の企業について真剣に考えていないという印象をもたれたりしてしまうと、なかなか採用にはつながりません。面接で大切なのはうまく話すこと以上に、自身の真剣な思いを伝えることなのです。 自分の言葉で伝えることで誠実な姿勢を示して評価につなげよう 学生や求職者の人が緊張のあまりうまく話せない場合にアドバイスしているのは、事前に想定される質問への回答を丸暗記するのではなく、「これだけは伝えたい」というポイントをいくつか整理しておくことです。 うまく流暢に話せなくても、その要点さえしっかりと伝えられれば、十分に評価されます。 また、具体的な対処法としていつも伝えているのは、もし面接中に言葉に詰まってしまったら、黙り込んで悩んでしまうよりも、「申し訳ありません、少し緊張しております。少々考えるお時間をいただけますか? 」などと、素直に面接官に伝えることです。 言葉に出してしまうことでかえって緊張が和らぎ、むしろ落ち着いて話せるようになることも少なくありません。 そして、多くの採用担当者から聞く話や、私自身の面接官経験からもいえることは、面接官は応募者が「うまく話せるか」ということよりも、「何を伝えようとしているのか」という内容そのものに注目しているということです。 緊張してしまうこと自体は決して悪いことではなく、それだけその面接に真剣に向き合っている証として、むしろ好意的に受け取られることもあります。 これは私がこれまで採用にかかわった経験を振り返ってのことですが、非常にスムーズに話せた応募者の採用率が概ね4割程度だったのに対し、話し方は拙くても、自身の言葉で仕事に対する熱意をしっかりと伝えられた応募者の場合は、約7割が採用に至ったというデータがあるのです。 つまり、面接では「話し上手」であるかどうかよりも、「この企業でどうしても働きたい」「この仕事にぜひ挑戦したい」という強い思いを、自分なりの言葉でまっすぐに伝えることが何よりも重視されています。
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Q
- 就活で嘘のGPAを言ったらどうなりますか?
- まず結論から申し上げると、GPAを実際より高い数値で申告することは、絶対に避けるべきだと考えています。 私の考えでは、GPAを偽る行為は、もし発覚した場合、企業との信頼関係を大きく損なうだけでなく、選考中の回答の矛盾から露見する可能性も十分にあり得ます。 私のこれまでの経験上、内定後に成績証明書の提出を求められ、そこでGPAの詐称が判明すれば、内定が取り消しになるというリスクは非常に高いといわざるをえません。 また、入社後であっても、虚偽の申告が発覚した場合は懲戒の対象となり、減給、降格、最悪の場合は解雇といった処分を受ける可能性があると、私は認識しています。 GPAを偽って選考を通過し内定を得たとしても、私のこれまでの学生さんとのかかわりから察するに、心から喜ぶことは難しいのではないでしょうか。 仮に、もし発覚せずに就職できたとしても、いつ露見するのかという不安を常に抱えながら仕事に取り組むことになり、それでは仕事の本当の価値をみいだすことができるのだろうかと、私は疑問におもいます。 正しいGPAと誠実な姿勢が何よりも大切 私が常々お伝えしているように、ご自身のネガティブな気持ちをポジティブな視点に転換して伝えることは、気持ちのとらえ方の問題であり、何ら問題ありません。 しかし、GPAやTOEICのスコアといった客観的な数値で示される情報については、故意に偽ることは明確な詐称と判断されるため、決してすべきではないと、私は強く考えています。 特にGPAを重視する企業は、その数値を非常に厳しく確認している可能性が高いと考えられます。 ですから、私が推奨するのは、正しいGPAの成績を正直に伝え、もし数値が低い場合はその理由や今後の改善策、そして成績以外のご自身の強みを誠実に伝えることです。 そうした姿勢が、むしろ企業からの評価につながることも少なくないといえます。嘘を伝えて得られるメリットは何もないと、私は断言できます。どうか、正しいGPAを伝えるように心がけてください。
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Q
- 就活で休学理由を伝えるとき、嘘をついても良いのか知りたいです。
- 私がこれまで多くの学生さんをみてきた経験から申し上げると、「なんとなく疲れて海外を放浪していた」という休学の理由だけでは、確かに企業側に主体性や計画性の欠如といった印象を与えてしまう可能性があると懸念しています。 そのため、私が重要だと考えているのは、休学経験をポジティブな方向へと転換し、企業が納得できるような伝え方を工夫することです。 休学に至った要因を前向きに捉え直すことで、たとえば、これは私がよく学生さんにお伝えするのですが、授業や課題に取り組むなかで、「一度立ち止まって広い視野で社会をみてみたいという気持ちが強くなった」というように説明できるのではないでしょうか。 休学を考えたきっかけがご自身の感情であったとしても、それを前向きな理由に言い換えることは、決して嘘ではなく、自分の考え方を表現する一つの方法だといえます。 次に、私が大切だと考えているのは、海外放浪の経験から得られた学びや成長を具体的に伝えることです。たとえば、「異文化を理解するだけでなく、主体的に行動する力が養われた」といった具体的な成果を示すことで、企業はあなたの経験に興味を持つはずだと、私は思います。 休学は誰もができることではない特別な経験 私のこれまでの採用支援の経験から申し上げると、採用担当者は、あなたの経験が自社でどのようにいかせるかという点を見極めようとしています。 ですから、海外放浪の経験から得た「主体的な行動力」や「海外経験で培ったコミュニケーション能力」など、応募企業でいかせる強みを具体的に伝えることが、企業への効果的なアピールになると、私は考えています。 私自身も面接官としての経験がありますが、やはり、留学していないのに「留学した」など、事実に反することを伝える応募者は信頼できないと判断せざるを得ませんでした。 一方で、休学経験をポジティブに捉え、前向きな言葉で語る応募者に対しては、入社後も積極的に仕事に取り組んでくれるだろうと高く評価したことを覚えています。私の考えでは、休学という経験は、捉え方次第で大きなアピールポイントになり得るものです。 休学を通して得た成長と、それが今後のキャリアにどのようにつながるのかを明確に伝えるように心がけることが大切だと、私はアドバイスしています。
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Q
- 履歴書で使用してはいけないNGワードについて教えてください。
- 履歴書を作成する際の重要なポイントは、応募先企業に対する志望動機を明確に記述することです。一般的な「役立つ仕事がしたい」といった抽象的な表現はNGです。企業理念に共感している場合は、どの部分に共感しているのかを具体的に示す必要があります。 また、待遇や福利厚生が充実していることを理由に挙げるのは、待遇や福利厚生が良ければどの企業でもかまわないと受け取られるため、おもな理由としてはNGです。「充実した研修制度を通じて成長したい」という志望動機も、成長後にどのように貢献したいのかを明記しなければ、企業は教育機関ではないと受け取られる可能性があります。 志望動機は、十分な企業研究をおこない、応募企業で実現したい目標やその魅力、さらに自分が発揮できる能力を盛り込むことが重要です。 日付や住所など細かい点もしっかりと理解しておこう ほかにも、履歴書の日付については、郵送の場合は投函日、持参する場合は持参日を記入します。そして、住所は都道府県から「一丁目1番1号」など正式名称で記載し、学校名は「高校」ではなく「高等学校」と略さないことが求められるのです。 手書きの履歴書に修正液や修正テープを使用することは避け、誤りがあった場合は再度書き直すようにしてくださいね。
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Q
- 自己分析の深掘り質問はどんな感じなんですか?
- 自己分析に関する深掘り質問に答えられない場合、自己分析が不十分だと見なされる可能性があります。そのため、自己分析に関連する可能性のある深掘り質問を予測し、自身の経験にもとづいた具体的なエピソードなどを事前に準備しておくことが重要だと考えます。 実際過去に面接官をしていたときは、「その強みを当社でどのように活かせるとお考えですか? 」といった、自己分析の度合いを探る深掘り質問をよく投げかけていました。この質問を通して、応募者が自社で働く意欲と、入社後に何をすべきかをどれだけ理解しているかを見極めようと考えていましたね。 また、「ご自身の弱みをどのように克服しようと努めていますか? 」という質問をすることもありました。自身の強みをアピールする応募者は多い一方で、弱みについては十分に自己分析できていない人も見受けられると感じます。 この質問に対する回答で重視するポイントは、業務に直接的な支障をきたすような弱みを挙げるのではなく、それを克服するために現在どのような努力をしているのかを具体的に伝えることです。 さらに、「周囲の人からは、あなたはどのような人物だと評価されていますか? 」という質問をすることで、応募者が周囲からどのように見られているかだけでなく、周囲の人々とどのような関係性を築いているのかを推し量ろうとした経験もあります。 自問自答の深掘りを繰り返して冷静に答えられるように準備しておこう 深掘り質問への対策としてよくアドバイスしているのは、自身が考えている回答に対して「それはなぜだろう? 」と自問自答を繰り返してみようということです。 加えて、具体的なエピソードを複数用意しておくと、さまざまな角度からの深掘り質問にも、そのエピソードを軸に対応しやすくなる傾向があります。 回答の構成としては、まず結論を述べ、次にその理由や背景、そして結論に至るまで、あるいは結論を踏まえてどのような行動をとっている(または、とろうとしている)のかを具体的に説明する、という流れをが良いですね。 ここまで準備をしても、面接中に予想外の深掘り質問を受けて言葉に詰まってしまった場合、黙り込むのではなく、「少し考えるお時間をいただけますでしょうか? 」と正直に伝え、一呼吸置くのが良いと考えます。面接官をしていても、焦って答えるのではなく、面接官の質問の意図を冷静に読み取り、落ち着いて回答できる方が良いなと感じます。
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Q
- HSPで面接が苦手なのですがどうすれば良いか教えてください。
- HSP気質の学生にとって、面接は緊張や不安を感じやすい場かもしれません。しかし、面接は「選ばれる場」ではなく、「お互いに合うかを確認する場」であるという視点を持つことが大切です。 自分がその企業で無理なく働けるか、自分らしさを大切にできる環境かを見極める機会だと考えて、リラックスした気持ちで臨みましょう。 また、面接前の準備は、自信をつけるためにも非常に重要です。「緊張する=不合格」ではありません。 採用につながらない原因は、緊張そのものではなく、緊張のせいで伝えたいことが伝えられないことにあります。そんなときは、「少し緊張していますが、しっかり面接に臨みたいと思います」と、素直に気持ちを伝えると良いでしょう。 私自身、面接官として多くの学生と向き合ってきましたが、緊張していることを正直に話してくれた学生に対しては、真摯に取り組む姿勢を感じ、「大丈夫ですよ。リラックスしてお話ししましょう」と、自然と声をかけたことが何度もあります。 HSPの特性をアピールポイントとしてとらえ自信を持って臨もう 面接中に面接官の表情が気になったり、周囲の学生に圧迫感を感じてうまく回答できないこともありますが、「うまく回答できなくても問題ない」「緊張するのは自然なこと」と考えることが重要です。 想定される質問の答えを完全に暗記してしまうと、忘れた際に何も話せなくなる恐れがあります。私がこれまで求職者指導をした経験からは、回答は文章として丸暗記するのではなく、伝えたいキーワードや話の骨子を整理し、それを自分の言葉で伝えようとする姿勢で臨むことが、かえって落ち着いて対応できることにつながるのです。 また、HSP気質の学生は面接後に「もっとこうすればよかった」と深く考え込んでしまう傾向がありますが、面接の結果は自分だけでなくほかの学生との比較で決まるため、必要以上に自分を責めないことが大切です。振り返りは「次に活かすため」とポジティブにとらえてください。 HSP気質の学生には、人の気持ちに敏感に気づける力や、物事に丁寧に取り組む姿勢といった、社会で活かせる素晴らしい特性があります。 これらは変化の激しい現代社会において、多様な視点をもたらし、チームの調和や生産性の向上に貢献できる資質として、企業側からの期待も高まっています。 企業にとって大きな魅力であり、立派なアピールポイントになるのです。自分の気質を弱みではなく「強み」としてとらえ、自信を持って伝えてください。
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Q
- 転職の面接で気を付けることは何ですか?
- まず私が考える新卒面接と転職面接の主な違いは、新卒面接が応募者の潜在能力や人間性を重視するのに対し、転職面接では実務経験や能力がより重視されるという点です。 転職の場合は特定の職種に対する募集が一般的なため、企業が求める人材のスキルをしっかりと見極め、自身が即戦力として貢献できることをアピールすることが重要になってきます。 たとえ未経験の職種であっても、「教えてください」や「入社後に学びます」といった受身の姿勢ではなく、自ら積極的に学び、短期間で戦力となる意欲を示すことが求められるのです。 採用担当者の人達からは、過去の職務経験から自社でどのような貢献ができるかを評価しているという話をよく聞きます。そのため、応募企業で活かせる経験を強調し、具体的な能力を伝えることが非常に重要となるのです。 また、退職理由については、たとえ労働環境や待遇に対する不満が本音であったとしても、それをそのまま伝えるのではなく、応募企業で実現したいことやポジティブな動機に焦点を当てて伝えるべきだとアドバイスをしています。 志望動機については、応募企業で実現したいことや、その企業に感じる魅力、そして自身が発揮したい能力などを具体的に伝えることで、より印象的なものになるでしょう。 そして自己PRでは、応募企業で発揮できる職務能力について、私が効果的だと考えるPREP法(結論、理由、エピソード、結論の順で話す手法)などを用いて、論理的に回答することをお勧めします。 入社時期は明確に伝えることで採用に結びつく可能性がある 私の経験上、転職の場合は欠員補充や増員のための募集がほとんどです。そのため、入社日が明確に指定されていない場合であっても、企業側としては内定後 1~2カ月程度で入社できる人材を求めているケースが非常に多くあります。 転職時期について質問された際に、「上司と相談してからでないと……」や「まだ具体的にはわかりません」といった曖昧な回答は、採用になかなか結びつかない原因となり得るため、目安の時期を答えるようにしましょう。 転職活動では、第一志望の企業だけに絞るのではなく、求人情報を見て、これまでの自身の職務経験を活かして活躍できるイメージが持てる企業があれば、積極的に応募し複数の企業を比較検討することをお勧めします。