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Q
- 内定後の職場見学で聞くべき質問って何ですか?
- 企業側もさまざまな面を理解したうえで入社してほしいと考えています。それは入社してみてこんなはずではなかったと早期に退職してしまうことを避けたいからです。その思いから、職場見学をする機会を設けているのだと思います。 質問内容ですが、既に内定もいただいているので、本当に知りたいことをきいてみましょう。 同じような相談を学生からよく受けますが、「今まで聞きたいことを聞いて内定を取り消されたという話は聞いたことがない」と必ず答えています。安心して質問してみましょう。質問内容は、実際に不安に感じていることであればなんでも大丈夫です。 入社して仕事を始めることをイメージしてみると疑問点がいろいろ出てくるでしょう。 自分の納得いくまで質問をして企業を見極めよう また、企業の印象が変わってしまったらという心配もあるかもしれません。しかし、入社後違いに気づいて後悔するのではなく、入社前に気づけるのはメリットでしかないでしょう。 万が一、イメージが変わり入社の意思がなくなったのであれば、就職活動を続けるという選択もできます。内定をいただいた今だからこそ職場見学はとても大切な機会になります。
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Q
- 就活で評価される研究概要書の書き方やまとめ方を教えてください!
- 就活用に研究概要を作成する際にまず大切なのは、文系や専門外の担当者が読んでもわかるような言葉で丁寧に書くことです。 専門用語満載の研究報告書を見ることが多くありますが、人事部の人間は文系出身者もおおいため、内容を理解できないことも考えられます。それでは、せっかく時間をかけて作っても意味がありません。 多くの理系学生はこの部分を見落としています。私が指摘すると驚いた顔をする学生もいましたね。 研究室内では当たり前に使っている言葉をもっとわかりやすく言い換えるようにいわれても、最初はびっくりしてどういう風に伝えれば良いかわからないかもしれません。 就活での研究概要に求められていることを踏まえたうえで、自分がやってきた研究をどのようにアピールするのかが大切です。 構成とアピールで、研究とあなた自身を伝えよう! まとめ方は、図やグラフを使って、視覚的にもわかりやすく説明するのも良い方法の一つです。もちろん文字のみで作成しても問題ありません。個人的には図やグラフが使われていたほうが見やすいので、おすすめしたいですね。 しかし、どちらだから内定を取りやすいということはないため、作成にかけられる時間などに応じて選択すると良いでしょう。 内容は、「タイトル」「緒言」「研究の背景」「目的」「結果」「考察」に分けて書き進めてください。スペースに余裕があれば、実験方法や研究の工夫、学び、参加した学会や論文の投稿先なども入れるようにしましょう。 企業側は、研究内容だけでなく、あなたの人柄や、論理的なコミュニケーション能力、また問題解決能力なども見ています。自分なりの視点を研究概要に盛り込みながら書いていきましょう。
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Q
- 面接でホテル業界のキャリアプランを聞かれたら、どう答えれば良いですか?
- ホテル業界と言っても、そのなかにはさまざまな部門があります。ホテル業界を志望している学生のキャリアカウンセリングをすることも多いのですが、ほとんどの学生が外から見える働き方しか知らない、つまり自分が宿泊した際の楽しかった場面だけを見てホテルマンとして働きたいと考えているようです。 実際に働くということがどのようなことなのかをイメージができていないと、自分が将来、何をしたいのかも見えてきませんし、当然キャリアプランも立てられないので、しっかり把握しましょう。 ではどのような部門があるかですが、フロントスタッフなどの宿泊部門、レストランなどでの接客部門、サービスをおこなう料飲部門、またパーティーや結婚式などを考える企画部門、運営する宴会部門、ホテル全体の運営をおこなう管理部門などがあります。これらのなかから自分がどの分野で活躍していきたいのかを考えましょう。 自分自身が目指す姿を想像してキャリアパスを考えよう 部門が変われば、キャリアパスも当然変わってきます。フロント部門であれば、自身の接客スキルの向上と顧客に対するホスピタリティの向上が必要で、キャリアステップの面から言うと経験を積み、チーフやマネージャーを目指していく形があります。レストラン部門であれば、サービスのマナーなどを覚えサービス技術を向上させます。 また、料理や飲み物の知識も必要です。この部門でもマネージャーを目指していきます。宴会部門では、イベントの企画力やコーディネート能力、提案力でイベントの成約数を増やすことも求められます。こちらでもマネージャーや宴会の支配人を目指せます。 これらは自分自身のスキルアップになりますが、業務のなかには新人教育なども入ってきます。管理部門は少し違ってきますが、配属先の業務をおこないながら部門長を目指し、最終的にはホテル全体の総支配人という道もあります。 このような働き方と求められる資質を理解し、5年後、10年後、15年後と目指すべき姿を考えてみてください。自分自身の成長と、後輩や部下の指導の部分と両面を見られると良いでしょう。
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Q
- Web面談とWeb面接は何が違いますか?
- 私が以前面接官としてWeb面接を担当していた企業では、Web面接は人事部以外の担当者が、Web面談は人事部の担当者が、それぞれ面接と面談をおこなっていました。 Web面接では自己PRや学生時代に力を入れたことなど確認事項がフェーズによって決まっていて、形式にのっとり確認事項を質問していく形でおこなわれていました。 一方、Web面談は人事部の担当者が一人ひとりに寄り添いながら、学生の質問に答える形でおこなわれていました。Web面談の目的は、学生の不安や疑問を少しでも取り除いて、安心して入社を決めてもらうことです。 私の経験上、会話のような形でやり取りが進むため、学生側も緊張せずに本音で話してくれることが多くなります。そのため、面接では見えてこない学生の本来の姿や本音に触れることができました。 私が以前所属していた企業では、内定を出す前のWeb面談での様子も評価し、選考の判断材料としていましたね。 聞き方に注意して不安を解消させるのがコツ 私がこれまで求職者指導をした経験からも言えるのですが、Web面談では質問に丁寧に答えてもらえることも多いため、気になることは質問を用意して聞いてみると良いでしょう。 ただし、意欲の有無などは評価されてしまうため、質問内容や質問の仕方には注意が必要だと私は常々アドバイスしています。目的が異なるため、それぞれに合わせてしっかりと準備をおこないましょう。この点を意識することが、面談を成功させるうえで非常に重要です。
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Q
- 最終面接官が人事部長です。どんな逆質問をすべきですか?
- 私のこれまでの経験上、人事部長は採用のプロといえると思います。毎年多くの学生と面接をおこない、入社後の成長や活躍まで見ている人が多いです。そのためか、面接でのやり取りから入社後どのように活躍していく人材なのかを見抜く力を持っていると感じています。 このような説明をすると、少し怖い印象を持つかもしれません。しかし、私がこれまで接してきた経験では、人事部の人はとても親切で人に寄り添うことが得意な人が多いです。 ある企業で人事部長が面接に入った際、1時間の面接を終えて部屋から出てきた人事部長はとても満足げな表情でした。どのような面接だったのか聞いてみると、ニコニコと「1時間釣りの話で盛り上がってしまった」と言うのです。その学生はどうなったと思いますか? 結果、すぐに内定が決まったそうです。 採用担当は長期的な就業意思がある学生を求めている さて、ではどのような逆質問をすれば良いのか。 私のこれまでの学生指導の経験から言うと、人事部長だからといって特別な質問を用意しなくても問題ありません。 ただ、人事部長は人事のプロなので、部署ごとの働き方の違いや、ご自身が考えるキャリアプラン、将来に向けての目標に関することなどを質問してみると良いのではないかと思います。 長く働く意欲を示してくれる人は、企業側としても嬉しいものですし、目標を持って入社してくれる新入社員は大歓迎される傾向にあります。将来を見すえた質問ができると、そういった意欲のアピールにつながると私は考えています。
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Q
- 中途採用の最終面接の逆質問は何を聞くべきですか?
- 中途採用の面接では、新卒採用とは異なり、これまでの就業経験を踏まえた具体的な質問が効果的です。やる気を伝えることはもちろん重要ですが、それに加えて、自身の経験やスキルをどのように活かせるのか、そして転職によって何を実現したいのかを明確に伝えるチャンスととらえましょう。 逆質問で活躍イメージを具体的に伝えることで自己PRに変えよう たとえば、「これまでの業務で培ってきた〇〇という強みを活かして貴社に貢献したいと考えておりますが、入社後は具体的にどのような業務に携わることができますでしょうか?」といった形で、自身の強みや実績、そして今後の展望を交えながら質問すると良いでしょう。 そうすることで、採用担当者はあなたがどのように活躍してくれるのかを具体的にイメージしやすくなり、他の候補者との差別化にもつながります。
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Q
- 税理士の仕事のやりがいは何ですか?
- 大学2~3年生の学生から私がよく質問されるのは「企業に就職するより、税理士や公認会計士などの資格を取得して働くことを考えていますが、どのように就職活動をすると良いですか?」 というものです。 在学中に資格を取得して仕事を始めるのか、働きながら資格取得を目指すのかで、当然就職活動や準備も変わってきます。なので私は詳しく話を聞きながら、一人ひとりにあったアドバイスをするようにしています。 また、私がこれまで会った学生のなかには、 税理士として働くことを決めてしまって良いのか不安を抱く人も多くいました。そのような人には、企業での働き方と、税理士としての働き方の違いを話すようにしています。 まず私が説明するのは、 税理士は企業の社長などトップ層の人に、数字を根拠に経営面でのアドバイスなどをおこなうということです。特に若手のうちはなかなか直接話すことができないような立場の人と専門家として話すことができ、アドバイスがおこなえるわけです。 これは専門家として信頼を得ているからこそできることであり、自分の努力が認められやりがいを感じられる点だと私は思います。 その結果喜んでもらうことができれば、自分自身の喜びにもなりますし、企業のトップ層の人たちと直接かかわることで、さまざまなことが学べて、自身の成長にもつながるでしょう。さらに、将来的には独立をして、自分自身の事務所を立ち上げることもできます。 世の中の動きに敏感になり学び続ける姿勢を持つ必要があることも理解しておこう 一方、私が必ず伝えていることとして、 税制など各種制度は時代に合わせて頻繁に変化するという現実があります。そのため、常に制度面の変化には敏感になり、学び続ける姿勢を持つことが必要不可欠です。 また、社会情勢にも敏感でなくてはいけません。つまり税理士とは、一生学び続け、努力し続けなくてはいけないという部分があることも理解しておく必要があります。
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Q
- 事務職の面接でキャリアプランを聞かれたら、どう答えれば良いのでしょうか?
- 就職先として事務職を選択する人の多くが、事務職とはルーティーンの仕事や指示された業務を正確におこなうことだと考えています。そのためキャリアプランが立てられないという相談を受けることも多いです。 では、実際の事務の業務はどうでしょうか。たしかにルーティーンや指示に基づいて行うものもあります。しかし、ただ決まった作業をこなしていれば良いということではありません。 ルーティーン作業だとしても、やり方を自分なりの工夫や努力で変えていったり、指示に基づいておこなう作業でも、より良い方法や効率的にできる部分などがあれば、逆に提案をしたりする必要があるのです。 正社員として仕事をしている以上、その企業の発展に寄与する必要があります。営業職や事務職などと、役割の部分で棲み分けされているだけで、どんな職種でも正社員が仕事に対して負っている責任は同じなのです。 私は以前、企業の企画室という部署で事務職として数年働いた経験があります。事務職はあまり部署異動が無い傾向があるため、長年事務職として働いている社員はさまざまな部署のことに詳しく、異動してきた社員が、ベテランの社員をさまざまな場面で頼っている様子をよく目にしました。 PC関係の資格や技術を勉強し自分自身の成長と努力を踏まえて考えよう 事務的な作業に欠かせない、PC関連の資格を取る、また技術を勉強することなども目標に入ってくるかもしれませんね。プレゼンの資料を作る際には、パワーポイントの技術に長けている事務職の社員が引っ張りだこになっていたことをよく覚えています。 また社歴が長くなってくれば、自分自身の業務やスキルアップのことだけでなく、事務業務全体のマネジメントや後輩の指導なども仕事の一つになってきます。これらの働き方を踏まえて、自分がいきいきと働けるキャリアプランを考えてみてください。
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Q
- 人材業界の面接で答えられるキャリアプランにはどんなものがありますか?
- 人材業界の仕事には、営業職、キャリアアドバイザー職、企画、マーケティング職などがあります。 営業職は人材を求める企業に対して自社の人材支援サービスの売り込みをおこないます。企業の採用ニーズを聞き取り、適した人材の採用をサポートするのです。 キャリアアドバイザーは求職者のニーズを把握し、満足のいく企業への就職の手助けをします。企画・マーケティング職は、人材市場の調査・分析をし、求人紹介をおこなうためのマーケティングを進めるのが役割です。 私自身が日頃仕事にしている分野は、人材業界で言うところのキャリアアドバイザー職にあたり、新卒向けから、転職希望者のキャリアカウンセリングまでおこなっています。 私がかかわっている企業では、このキャリアアドバイザー職の中にも、細かく役割分担されています。求職者のニーズを聞き働き方の提案をする役割や、応募の段階でのエントリーシートや面接の対策をおこなう役割、これらについての講座を担当する役割などさまざまです。 また、この分野の仕事では、国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を取得することになると思います。 専門的なカウンセリングの基本などを学び、求職者一人ひとりに寄り添いながらサポートをしていきます。この業界では、それぞれの分野で専門的な知識と技術を身に付けて、キャリアのプロとして業務にあたることが必要です。 就職活動で伝えるキャリアプランは応募企業で長く務める前提で考えよう 今の社会情勢など幅広い情報を常にキャッチする必要もあるでしょう。業務をおこないながら自身も成長をし、部署内をまとめる立場にもなっていきます。もちろん後輩の指導も大切です。 人材業界の特徴として、将来的に人材会社で培った専門性を活かして、企業の人事部門で活躍をしたり、独立したりする人が多くいます。ただ、就職活動でのキャリアプランは、その企業に長く勤める前提で伝える必要があることには注意しておきましょう。
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Q
- 長期インターンシップの面接対策は何をすれば良いですか?
- インターンというと一般的には就業体験の場ですが、特に長期のものは社員と一緒に実際の業務に携わることになります。そのため、短期のものとは異なり、実践的な仕事上のスキルが身に付くだけでなく、職場の雰囲気などもより深く理解できる貴重な機会になるのです。 面接で特にアピールしてほしいのは、「なぜその企業で、その職種のインターンシップに参加したいのか」という熱意と明確な理由だと日頃から学生に伝えています。 企業側は、真剣に取り組んでいる業務の一部をインターン生に任せることになるため、参加する学生には明確な目標を持ち、前向きに取り組んでほしいと期待しているのです。 「真剣に仕事に取り組んでくれるだろうか? 」「教えたことを一生懸命に覚え、業務に貢献してくれるだろうか? 」といった点を企業側が見極めようとするのは当然で、もしこれらの点に不安を感じてしまえば、インターン選考の通過にはつながらない可能性が高いといえます。 応募企業について事前にしっかりと調べたうえで明確な目的を持って挑戦しよう そのため私はいつも、応募する企業について事前にしっかりと調べ、深く理解していること、インターンシップに参加する目的が明確であること、そして何をどのように身に付けたいのか、これらを面接で明確に話せるよう、万全の準備をしておくようにアドバイスしています。 実際に、私が担当している学生のなかにも、さまざまな企業で長期インターンシップに参加している人が大勢います。 そこで得た貴重な学びを社会に出てから活かすことを目標に就職活動に励んでいる人、長期インターンシップ先との縁でそのまま就職を決められた人、また、憧れの職場で長期間働いてみた結果、実際の仕事内容への理解が深まり、それまで漠然と考えていた自身の働き方を見直す良いきっかけになったという人など、その経験は本当にさまざまです。 だからこそ質問者さんにもぜひ、明確な目的意識をもって長期インターンシップに参加してほしいと、私は心から願っています。