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Q
- 面接で短所を「緊張しやすい」と伝えるのはまずいですか?
- 面接で「緊張しやすい」ことを短所として伝えることについてですね。「本番に弱い」と思われてしまうのではないかと不安になる気持ちはよくわかります。 しかし、緊張しやすいこと自体が、イコール仕事ができないということでは決してありません。 面接官が短所を尋ねる本当の意図は、あなたが自身の特性をどのように理解し、それに対してどう向き合い、対処しようとしているかを知りたいからです。そのため、「緊張しやすい」という事実を正直に伝えることは問題ありません。 伝え方が重要! 改善方法についてもセットで伝えよう 大切なのは、それを伝える際の「伝え方」です。 ただ「緊張しやすいです」と述べるだけでなく、「緊張しやすいという自覚があるからこそ、本番で実力を出し切れるように、深呼吸をするなどのルーティンを決めています」といった具体的な対処法や、「入社までには、自分に合ったもっと効果的な方法を見つけたいと考えています」というように、弱みを認識したうえでそれを克服しようと努力している前向きな姿勢をセットで示すことが重要となります。 このように伝えることで、単なる弱点の告白ではなく、自己理解力と課題解決能力のアピールへと転換することができますよ。
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Q
- 面接が苦手でやりたくないです……。
- 面接が苦手でやりたくないという気持ち、よくわかります。緊張してしまいますよね。しかし、採用選考で面接がないというケースはほとんどありません。 そこでまず、面接に対する考え方を少し変えてみませんか。多くの人は、「うまく答えなければ」「良い回答をしなければ」と、回答の内容ばかりに囚われてしまいがちです。 ですが、面接官が本当に重視しているのは、必ずしも内容の素晴らしさだけではありません。それ以上に、「こちらの質問に対して、きちんと考えて、ずれずに返答ができるか」という、やり取りがしっかりできるかを見ています。 考えがまとまらないときはエージェントなどの専門家を頼ろう たとえば、「強み・弱み」がうまく言えないとして、そこでわからないことをごまかしたり、わかったようなフリをして適当にまとめてしまったりするほうが、かえって印象は悪くなります。それよりも、誠実に「今の自分の状況」を伝えようとする姿勢のほうが大切です。 もちろん、想定される質問への準備は必要ですが、もし一人で答えがまとまらないのであれば、就職エージェントやハローワークの専門家を頼って、一緒に考えてもらうのが一番の近道です。できれば模擬面接(ロープレ)で練習させてもらうと、自信にもつながりますよ。 面接は、会社に着いた時から出るまでの、あなたの「きちんとしようとする姿勢」全体が見られています。たとえ不器用でも、誠実に対応しようとする姿が、あなたの人間性として評価されるのです。
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Q
- 面接で答えられなかった場合でも、合格の可能性はありますか?
- 質問に答えられなかったり、的外れな回答が多かったりすると、合格は難しくなる可能性があるでしょう。 答えるのに難しい質問をされた場合は、焦って不適切な回答をするよりも、「少し考える時間をください」と正直に伝えることが重要です。 熟考したうえで自信を持って答えるのはもちろん、もし答えが見つからなくても「現時点では私の知識や経験では答えが見つかりません」と誠実に伝える姿勢が評価されます。 不足は認めたうえで成長意欲を示そう 実際の仕事においても、すべての課題に答えられる人はいません。 自分の不足を認め、必要に応じて「調べてから改めてお答えしたい」といった前向きな姿勢を見せることで、より良い印象を与えられます。
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Q
- 新卒が介護職の面接で聞かれる質問とはなんですか?
- 新卒未経験で介護職を目指す場合でも、ほかの職種と大きく異なる質問は少ないです。 最も重要なのは、「なぜ介護職を目指したのか」という動機を明確に説明できることでしょう。 福祉系の大学出身でなくても、介護の仕事につなげられる自身の長所や、人の世話をする仕事の厳しさに対する考えを具体的に準備してください。 人柄が重視されるホスピタリティをアピールしよう 面接官は、ホスピタリティ(おもてなしの心)が感じられるか、そして相手の質問をしっかり聞き、誠実にコミュニケーションできるかといった人間性を重視します。 人柄が問われる仕事であるため、丁寧な姿勢で臨むことが大切です。
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Q
- ソフトウェア業界の志望動機、どう差別化すれば良いですか?
- 学んでいるから、周囲も志望するからという理由でソフトウェア業界志望ということですが、本当にソフトウェア業界で働きたいのでしょうか? もしあなたが本気で臨んでいないなら、採用担当の印象に残ることは難しいかもしれません。 IT系の学部に在学中とのことですが、まず考えてほしいのは、自分が学んでいることで最も興味を持って取り組んでいることは何か、そして、将来どんな人間になりたいか、どんな人間として社会にかかわり、存在していきたいかです。 そこから、自分が本当にソフトウェア業界に行くのが最適解なのか、もし業界が適切だと思うなら、幅広いソフトウェア業界のなかでどの企業が魅力的だと感じるのかを整理しましょう。 そして、なぜそう感じるのか、そこで働くことが、将来の理想の自分像に近づく一歩になるのかなど、そういった根本的なところから押さえていかないと志望動機は作成できません。 志望動機は小手先で良い表現を並べても、かえって悪印象になるだけです。 学び・将来像・企業の魅力を結びつけてここで働く意味を示そう また、ソフトウェア業界だからといった特に重視されるポイントがあるわけではなく、上記の根本分析をしっかりおこない、自分なりの結論をきちんと出すことが第一です。ほかの就活生との差別化のためにも大切な点になります。 志望動機を作成する際には、「ソフトウェア業界で働くことに興味があります。特に○○社の取り組んでいる✕✕事業について非常に魅力を感じています。なぜなら自分の研究してきた△△に大きく関係しているからです」などの伝え方が良いでしょう。 そして、「どうしてもこの会社でなくてはならない。なぜなら自分は将来的に○○に携わり、社会の✕✕という問題を解消したいと思っているから。そのためにはこのようなポジションで頑張っていきたい」という点も忘れずに盛り込んでください。 このような自分にとってここでなくてはいけない理由を伝えられるようになってください。 そして、そう思ったきっかけはなんだったのか? そのきっかけとなったエピソードとして、人に語れるストーリーがあるなら、そのエピソードを伝えれば良いと思います。
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Q
- 給料が上がらないので辞めたいです……。
- 確かに成果が給料に反映されないとモチベーションに響きますね。この企業に勤めていて良いのか、将来どうなるのか、不安にもなると思います。 今の仕事や人間関係がよくないだけに転職の判断がなかなかつかないというのもわかります。 そこで考えてほしいのは、自分が仕事に求めるものは何なのかです。お金、休日の多さ、残業の多寡、職場の雰囲気、仕事内容、自分の成長、専門性の獲得など、さまざまな要素をどのような順で大切にしていますか。 もちろんお金は大事な要素です。しかしいかに給料が良い会社でも、職場環境が悪ければ仕事を続けていけなくなる人もいます。実際に、転職の理由で最も多いのは人間関係や職場環境の悪さです。 今の会社で給料を上げる挑戦も! 仲間と協力してみよう 給料が上がらない企業で働き続けることが難しいと思うなら、転職も一つの方法ではあります。ただ、今の企業でどうしたら給料を上げられるかを、同僚と一緒に考えてみるというのも選択肢の一つです。 会社の業績が上がれば給料に反映されます。給料が上がると社員全体の幸福度も上がるため、今の良い環境を捨てるのは本当にもったいないと考えます。
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Q
- 土木施工管理技士2級に必要な実務経験はある程度ごまかせますか?
- 資格というのは、その業界で仕事をしている人のなかでも特に矜持と信念を持って取り組む人である証であり、その資格に恥じない実力を発揮できるよう研鑽を続ける覚悟のある人に与えられるものだと思います。 そのため、正直なところ、資格取得についてごまかしを考えることの意味が理解できません。実際に会社が主導して実務経験をごまかして受験させる場合もあるという話は聞いたことはあります。 誇りを持って仕事をするため、フェアな方法で取得しよう ただし、それが発覚した場合、その個人には資格の取消、受験資格3年間はく奪といった処分もあるようです。そして雇用している会社は報道されれば社会的信用の低下となりかねません。 行政から指名停止に発展することもあるようですが、実際、すべての不正を処分できるわけではないのが実情でしょう。 バレないことが多いといっても、不正で資格を得たとしても、誇りをもって仕事をすることはできないでしょう。仕事は何年も何十年も続けることになるのですから、フェアな方法で取得されることをお勧めします。
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Q
- 税理士の実務経験を積む際の裏ワザってありますか?
- 税理士登録をするには、2年の実務経験が必須です。実務経験を免除されるのは弁護士または公認会計士が税理士として登録する場合だけなので、事実上免除されることはないといえるでしょう。 ただし実務経験は必ず税理士事務所で働かなければならないわけではありません。 一般企業の経理やコンサルティングファーム、金融機関、税務署などでも、会計帳簿の記録・決算処理・財務諸表作成・簿記の原則に従う仕訳事務など、会計や簿記知識がなければできない仕事を経験できるところで、在職証明などの書類を出してもらえるなら、実務経験として提示できます。 しかし期間を短縮しようとしても実務経験に時間外労働を含めることはできませんし、2年という年月を減らすことは難しいと考えます。 資格はスタート地点! 学び続ける覚悟があるか考えよう 税理士に限らず、資格を取ってプロフェッショナルとして仕事をする人、特に独立開業する人は、資格を登録した時点でスタートだと考えてほしいです。 その道を選んだ人に課せられるのは、その仕事に関する知識やスキル、専門性を上げるために仕事をしている限り勉強を続ける義務と責任があることを覚悟するべきです。 税理士登録をすればいきなり仕事のできるプロになれるわけではありません。 この時点で手に入るのは、税理士としての仕事をしても良いという許可であり、プロとしての腕はそこから上げていくしかありません。つまり毎日勉強と経験を積み重ね、知見を広げていくしかないのです。 医師免許をとって医師登録した人がいきなり一人で患者さんを担当することができず、研修期間に実務経験を積む義務を課されているのと同じ理由で、税理士にも実務経験が最低2年必要です。 2年は最低限であり、その後はずっと働きながら勉強の日々です。それほど税理士は責任の重い仕事であるといえます。 「働きながら勉強するのが正直しんどい」ということですが、税理士になれば働きながらの勉強が続きます。それについてはどう考えていますか。 税理士という仕事を続けるにあたり、必要な資質が備わっているか、研鑽を続ける覚悟があるか、今一度しっかり考えてみることをおすすめします。
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Q
- 消防士は給料が安いというのは本当ですか?
- 消防士は公務員であるため、給与が安定しています。特殊な職種であるため、一般の公務員に比べても、給料が1割程度高めに設定されているのが特徴です。 また、危険な場面に遭遇することがあるため特殊勤務手当や危険手当、深夜勤務手当などの手当が付きます。 年収は大卒か高卒かによってもスタートが変わってきますが、平均するとおよそ600万円ほどで、その後階級が上がったり特殊な資格を取ったりすると800万円程度になることもあります。 ただし、1000万円越えはほんの一部の管理職しか届かないというのが実態です。その一方で、退職金なども含め福利厚生面は充実しているといえるでしょう。 お金に換えられない使命感! その価値を自分で判断しよう そんななかで消防士の給料が安いといわれるのは、その勤務内容の特殊性や、24時間体制の勤務、過酷な状況下に置かれることもあることを考えると、そこまで高いとはいえないという印象からの発言だと推測されます。 また、大きな災害などが発生すると、命の危険に晒されながらも家族より任務を優先せざるをえないこともあるかもしれません。 しかし、それらをマイナス要因ととらえるか、それほどの使命を負って生きることができる充実感ややりがいは他に代えられないと考えるか、それは自分で判断するしかありません。 警察官や自衛隊員もそうですが、人を守る仕事というのは、どこまで行ってもお金に換算できないところがあります。 命をかけるわけ仕事であるため、いくらもらっても満足はできないかもしれません。また、能力を維持するための努力も続ける必要があるため、精神的な負担も非常に大きいと考えます。 それでも人に必要とされ、あるときは感謝され、無くてはならないといわれる仕事です。 それを「凄い」「素晴らしい」「憧れる」と思えるなら、挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか。
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Q
- 職場の嫌いな人に辞めてほしいとまで思ってしまいます。
- 難しい問題ですが、自分とその人との関係を第三者からみたらどうみえているのか、たずねてみたことはありますか? 複数の人に「傍からみたらどう見えるのか」を聞いてみて、意見をもらってみてはどうでしょうか。相談相手は、できるだけフラットに判断でき、かつ直接利害関係のない人を選ぶのがおすすめです。 嫌いな人ということは、あなたの感情的な面が勝っているわけなので、客観的にみるとお互いにこうすれば良いのにと思われているかもしれません。 仕事の成果を最優先に! 冷静な対処法で乗り切ろう 実際、感情をコントロールすることは難しいです。嫌な感情を掻き立てられる人物にはできるだけかかわらないのが一番ですが、仕事上かかわらなければならないなら、仕事のパフォーマンスを落とさないように対処することが大事です。 重要なポイントは、「どう行動すれば仕事がうまくいくか」を優先して考えることです。もし、客観的にみてもお互いかかわらないほうが仕事上うまくいくであろうという話になれば、部署異動や担当変えで離れることができるかもしれません。 残念ですが、あなたの感情をどう収めるかという方向では役立たないでしょう。