このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
171件
-
Q
- 社会人の自己分析の場合のマインドマップのコツが知りたいです。
- 社会人が自己分析をおこなう際は、「キャリアの棚卸し」を意識することが有効です。 マインドマップの中心に自身の名前を置き、最初の枝として「営業」「経理」といった職務経験や、「家族の状況」などを書き出すことから始めます。 学生時代のアルバイトやサークル活動が中心になるのとは、スタート地点が異なります。 そこからさらに、「担当した業務内容」「使用したツールや技術」などを書き出し、事実を整理していきましょう。 客観的な視点も大事! 新たな気づきを得よう 次に「身に付けたスキル」「実績や成果」「苦労したことと、それをどう乗り越えたか」といった要素を枝分かれさせていきます。自分では「スキルではない」と思っていることでも、客観的に見ると価値のある能力であることも少なくありません。 可能であれば、完成したマップを信頼できる同僚やキャリアコンサルタントに見てもらい、客観的なフィードバックをもらうと、「そんなこともできるの?」といった新たな発見があるでしょう。
-
Q
- 探求心が旺盛なことを自己PRで伝えるコツってありますか?
- 自身の強みとして「探求心」を伝える際は、「こういう状況で探求心が発揮される」というように、場面や状況を具体的に限定し、そのときにどのような行動がとれるのかを示すと効果的です。 探求心はポジティブな資質なので、自信を持ってアピールしましょう。 仕事で活きる! 成長とともに将来の選択にも活かそう この資質は、企画立案などのクリエイティブな職種や、常に新しい知識の吸収が求められるIT業界などで特に活かせると考えられます。 ただし、新卒でいきなり企画職に就くのは難しく、現場を知らないままでは苦労も多いかもしれません。しかし、営業や販売といった現場の仕事であっても、探求心を持って取り組むことで仕事は格段に面白くなります。 日々の業務のなかに改善点や新たな発見を見つけようとする姿勢は、自身の成長につながるだけでなく、将来的に本当に向いていることへの近道になるかもしれません。
-
Q
- 「傾聴力」を自己PRで効果的に伝える書き出しは?
- 「傾聴力」を効果的にアピールするには、抽象的な言葉で終わらせず、具体的な行動を示すことが重要です。 どのような状況で、どのように傾聴力を発揮したのかを語ることで、ほかの学生との差別化を図り、あなたの人間性をより深く伝えることができます。 単に「聞くのが得意」ではなく、どのような姿勢で相手と向き合っているのかを明確にしましょう。聞き手と話し手とで、同じ情景が共有できるような具体的なエピソードを準備することが大切です。 強みが発揮された場面を話して説得力を生もう たとえば、「サークル活動で後輩の悩みを聞く際には、まず相手を尊重し、話をさえぎらずに最後まで聴くことを心掛けています」というように、場面や状況を限定して、そのときにどのような行動ができるのかを伝えると良いでしょう。 そうすることで、聞き手はあなたの強みをより具体的にイメージすることができ、話に説得力が生まれます。キャッチーな書き出しで目を引くことも一つの手です。
-
Q
- 大学中退者の就活のやり方を教えてください。
- 大学を中退した場合、最終学歴は「高卒」となり、一般的な新卒採用の枠で就職活動をおこなうことは難しいのが実情です。まずはその点を認識し、高卒者を対象とした求人を中心に探すと良いでしょう。 応募したい企業が大卒を条件としている場合でも、諦める前に一度企業へ問い合わせてみる価値はあります。その際、なぜ中退したのかという理由は必ず聞かれるため、明確に説明できるよう準備しておくことが不可欠です。 家庭の事情など、やむを得ない理由がある場合は、正直に伝えましょう。どのような理由であれ、そこから何を学び、今後どうしていきたいのかを前向きに語ることが大切です。 今は売り手市場! 専門家からの支援も活用しよう また、一人で悩まずに「新卒応援ハローワーク」などを活用し、専門の相談員から求人紹介や面接指導などのサポートを受けることを強くおすすめします。 高卒者向けの求人は売り手市場なので、多くの選択肢がありますよ。
-
Q
- 会社で出世したくないという考え方はまずいのでしょうか?
- その考え方自体は、決してまずいものではありません。重要なのは、自身にとって充実したキャリアとは何かを明確にすることです。出世がすべてではなく、専門性を高めて貢献する道もあります。 ただし、企業が最も懸念するのは、期待された役割以下の仕事しかしない、いわゆる「ぶら下がり社員」になってしまうことです。与えられた業務を主体的にこなし、給与に見合った成果を出す姿勢は不可欠です。 将来の可能性が広がる! あらゆるキャリアを考えよう 出世は全員ができるわけではありません。 しかし、上の立場に立つことでしか経験できない業務や、マネジメントの面白さ、より大きな規模の仕事にかかわれる喜びもあります。それによって視野が広がり、次のキャリアアップにつながる可能性が高いことも事実です。 初めから固く扉を閉ざさずに、さまざまなキャリアの可能性を考えてみるのも良いでしょう。
-
Q
- 大手企業でも退職金がない会社はありますか?
- 大手企業の定義にもよりますが、特に外資系のコンサルティングファームやIT企業など、近年急成長した大手企業のなかには、退職金制度を設けていない場合があります。 その代わり、月々の給与や年収が比較的高く設定されていたり、個人が運用する確定拠出年金(401kまたはDC)制度を導入していたりするケースも増えています。説明会などでしっかり確認しましょう。 専門家への相談も! 退職金と年収の額を確認しよう 従来の退職金は、勤続年数が長いほど、また定年退職時に最も多く支給される仕組みが一般的です。短期の在籍では大きな額は期待できないことが多いです。 退職金がない企業を選ぶ際は、その分を補えるだけの年収があるかどうかが一つの判断基準になります。 新卒で入社した企業に何年勤めるかはわかりませんが、一度FP(ファイナンシャルプランナー)のような専門家に相談し、モデルケースを計算してみるのも良いでしょう。
-
Q
- 就活の作文で「仕事をするうえで大切なこと」を書くポイントは何ですか?
- このテーマは、あなたの「仕事における価値観」や「モチベーションの源泉」を問うものととらえましょう。どんな仕事も100%楽しいわけではありません。厳しい側面を乗り越える原動力が何かを伝えることが大切です。 どんなときにやる気がわくのか、どんな環境があればモチベーションを維持できるのか、どんな仕事内容だと少々の大変さがあっても頑張り抜けるのか、などを自己分析のうえ言語化してみてください。 受け身はNG! 自分のやりがいを具体的にしよう たとえば、「チームで協力して何かを成し遂げること」「新しい分野に挑戦できること」「大きな裁量権を持ってプロジェクトを進めること」など、やりがいを感じる状況を具体的に記述することがポイントです。 逆に、「誰かに決めてほしい」「言われたことだけをやりたい」といった受け身な姿勢は、ポテンシャルを十分に伝えきれず、もったいない表現となる可能性があります。
-
Q
- ロールモデルが見つからない場合、どうすれば良いですか?
- 学生の段階で明確なロールモデルがいる人のほうが少数派です。社会に出てから、社内外での多くの出会いを通じて理想の人を見つけていくケースが圧倒的に多いので、焦る必要はまったくありません。 また、ロールモデルがいないと就職活動がうまくいかないというわけでもありません。無理に一人に絞ろうとせず、まずはさまざまな価値観に触れることを意識してみてください。 たくさんの生き方を知ることは、人生をどう生きたいかの気づきを得るキッカケになります。 社会人と交流! 人生を考えるきっかけにしよう 大切なのは、積極的に社会人と会う機会を作ることです。アルバイト先の社員の人に話を聞くのも良いでしょう。「学生」という立場は、社会人と接点を持つうえで非常に貴重です。 「学生のためなら」と協力してくれる大人は多いはずです。これは学生の特権ですから、ぜひ活用して、自身の人生をどう生きていきたいかを考えるキッカケにしてください。
-
Q
- 教員志望者減少の理由は何でしょうか?
- 近年、教員志望者が減少しています。その背景には、長時間労働や肉体的・精神的ストレス、給与・待遇への不満、そして働き方改革の進みにくさといった、イメージの悪化があると考えられます。 加えて、大学進学率が上がり、「教員=大卒=特別な存在」という構図が薄れつつあることも一因かもしれません。 かつては、一部の限られた人だけが教育を受けられ、教員は特別な職業とされていました。 しかし現在では、教員は専門職ではあるものの、「特別な存在」という意識は薄れ、保護者と教員が対等な関係として見られることが一般的になっています。 その結果、いわゆるモンスターペアレンツのような保護者対応や、従来にはなかった業務が増加し、それが教職離れの一因となっている可能性もあります。 もちろん、教員と保護者に上下関係があるべきだというわけではありません。ただし、教育現場の変化によって求められる負担が増えたことは確かです。 悪い面だけではない! 希望ややりがいにも目を向けよう 一方で、ITやテクノロジーを活用して教育を変えていこうという前向きな動きもあります。今後、教育はそうした時代に突入していくでしょう。 教員の仕事は確かに大変です。しかしその分、子どもの成長に深く関わり、人生に大きな影響を与えられるという、かけがえのないやりがいがあります。 志があれば、どんな時代でも教育を支える存在になれます。教職を目指すあなたに、心からのエールを送ります。
-
Q
- 損害保険営業はやめとけと言われているのはなぜですか?
- 「損害保険業界への就職はやめておけ」というSNS上の評判は、多くの場合、誤解や古いイメージにもとづいているため、鵜呑みにする必要はありません。 まず、保険業界には「生命保険」と「損害保険」があり、そのビジネスモデルは大きく異なります。 特に「知人や身内に営業をしなければならない」という強いネガティブなイメージは、歴史的に個人向け営業が中心だった生命保険のものです。 一方で、損害保険の業務は企業向けのBtoBが大きな割合を占め、企業の経営リスクを分析し、対策を提案するコンサルティングに近い側面を持っています。 実際には、大手損害保険会社は、安定性や待遇の良さから就職活動生に非常に人気が高い業界です。 SNSを鵜呑みにしない! 自分の目で業界の真実を確かめよう また、SNS上の評判は、正社員ではなく、独立採算制の「代理店」の厳しい働き方についての話や、親世代の古い保険営業のイメージが混ざり合って、不正確な情報として広まっている可能性も考えられます。 最も重要なのは、イメージに流されず、自分の目で実態を確かめることです。 OB・OG訪問などを通じて、実際にその業界で働いている社員に直接話を聞き、仕事の本当の姿を理解したうえで、自分に合うかどうかを判断するのが良いでしょう。