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Q
- 履歴書に業務内容を書く時、どこまで書けば良いのですか?
- まず、どのような作業をしていたのか、具体的な業務内容を書き出すことはもちろん重要です。採用担当者にとって、入社後に何ができるのかをダイレクトに伝える情報になるからです。 しかし、単にやったことを羅列するだけでは、どれくらいできるのか、仕事にどう向き合っていたのかという熱意やこだわりはまったく伝わりません。 そこで、業務内容を書き出したあとに、自身のおもな取り組みを文章で具体的に補足することをおすすめします。 客観的な成果で説得力をアップさせよう 「この業務を遂行するにあたって、私は〇〇を意識して仕事をしてきました」というように、仕事への向き合い方やこだわりを文章で説明するのです。 可能であれば、具体的な成果も示しましょう。 「売り上げが50%向上しました」といった数値で示せるものが最も評価されやすいですが、難しい場合は「顧客からお褒めの言葉をいただいた」「同僚から助かったといわれた」といった他者からの客観的な評価でもかまいません。
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Q
- HSP気質で就活がしんどいです……。どうすれば良いですか?
- 自身の気質で就活がつらいと感じるなら、まずは無理をせず、自分のペースを守ることが大切です。 就活のスケジュールを詰め込みすぎず、一社一社に丁寧に向き合えるくらいの心に余裕を持ったスケジューリングを心掛けましょう。 また、不採用通知で深く傷ついてしまうのであれば、先生や知人の紹介など、比較的内定の確約を取りやすい推薦などを活用するのも一つの手です。 面接で緊張してしまうなら、専門家と練習を重ねるのも有効です。 繊細さは必ず輝く強みになる! 自身の繊細さや、さまざまなことに気が付きやすい特性は決して不利なことではありません。 見方を変えれば、それは「細かい変化に気づける」「人の気持ちを深く理解できる」という、かけがえのない大きな強みです。 その特性を逆に活かせるような職場を探すという視点を持ってみてください。 「そういう気配りができる人がほしかった」という会社は必ずあります。自分の良さが活かせる場所を見つけることで、少しずつ自信がついていくはずです。
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Q
- エントリーシート(ES)と履歴書がほぼ同じ内容になってしまいます......。
- 同一人物が記述する応募書類として、ESと履歴書の内容が似通ってしまうのは当然のことだと思います。 しかし、ESと履歴書はそもそも何を目的にして提出を求められているかを把握していれば、必然的に記述内容に差が出てくるとはずです。 履歴書はあなたの略歴を事実ベースに簡潔に伝えるものになります。つまり、学生時代に何をしていたか、が記載内容のメインになるのです。具体的には、部活やサークルなどでどのような役割をしていたかを述べていきます。 それぞれの書類で適切なアピールをおこなって書類選考を突破しよう 一方で、ESは履歴書に書いてある事実だけでは伝えきれない、あなたの人柄や志望先企業に対する熱意を伝えるものなのです。 そのため、自己PRや志望動機はあなたが主張するポイントに対し、その理由や根拠を具体的なエピソードを添えて伝える必要があります。 さらにESでは経験したことだけではなく、そこから何を学び、どう成長したのか、そしてそれらを今後どのように活用していきたいかなども併せて述べることがポイントになります。 この違いを把握しておけば、おのずとESと履歴書の記述には違いが出てくるはずですよ。
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Q
- 自動車業界は100年に一度の大変革期と聞いたので実態が知りたいです。
- 近年、技術の進歩や人々の価値観が大きく変化するにあたり、「自動車業界は100年に1度の大変革期」といわれるようになりました。そのおもな要素は以下の3つとなります。 ①電動化:既存のガソリン車から電気自動車への移行 ②自動化:AIによる自動運転の実現 ③コネクテッド化:自動車がインターネットなどを介して交通情報や他車と通信しながら走行すること この中でも特に自動化やコネクテッド化は、AIや通信技術をモノづくりに付加させます。そのため、自動車業界各社は既存のビジネスモデルからの脱却や転換を求められているのです。 今後の自動車業界では他分野の知識や柔軟性が強みとなる これらの変革から、自動車業界を希望する学生は、これまで必要とされた「製造業」のスキル以外にも求められるものが増えました。 たとえば、ITやデータ分析などといった分野の知識があれば、採用のチャンスはかなり広がるといえるのです。また、現在の急速な技術革新の流れに臨機応変に対応できる柔軟性や、さまざまな分野と連携できる姿勢なども重要になってきます。 それらを充分アピールできるよう、自身の強みをしっかし分析しておきましょう。
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Q
- 自動車業界の10年後はどうなりますか?
- 自動車業界は現在、まさに大きな変革期を迎えています。電動化や自動運転化の流れは、単に自動車という「製品」の形を変えるだけでなく、社会インフラそのものに大きな変化をもたらす可能性を秘めていると、私は考えます。 これまでの自動車メーカーは、主に「移動のための手段」としての製品を生産してきました。しかし、自動運転技術やAIの搭載が進むことで、これまですべて人の手でおこなわれていた運転や運行管理が、将来的には無人でできるようになる可能性があります。 このような技術革新の流れのなかで、新しいモビリティサービスを提供していくことが、自動車業界には新たに求められるようになっています。 したがって、10年後も自動車業界は、日本の経済や雇用にとって依然として重要な役割を担っていると予想ができるのです。 自動車業界に関連する業界への理解を深めておこう また、ガソリン車の生産台数は今後減少していくことが見込まれます。しかし、電動化に必要なインフラ整備や、日本各地への新たな販路の拡大を急速に進めるには、多くの課題も残されています。 そのため、当分の間はガソリン車の生産も一定程度継続されると私は見ています。 いずれにしても、今後の自動車業界を目指すのであれば、自動車に不可欠となるAIやソフトウェア、クラウドなどの知識を今のうちから身に付けておくことは非常に重要です。 さらに、新しいモビリティサービスの可能性についても、さまざまな情報を収集し、深く理解しておきましょう。
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Q
- 中小企業の平均勤続年数の目安はどのくらいですか?
- 中小企業にもさまざまな業種や規模があります。そのため、大企業と比較して平均勤続年数がどのくらいなのかという目安は一言では表せません。 以前は、大企業に就職するとそのまま定年まで勤めあげる人がほとんどでした。しかし、大きな会社で働いている人でも近年では更なるスキルアップを目指して転職することが一般化してきているのです。 そのため、平均勤続年数の大企業と中小企業との差は徐々に埋まりつつあります。転職に対する意識の変化が、勤続年数の差を縮める一因となっていると考えられます。 しかし、依然として大企業のほうが長いイメージがあり、中小企業だと3年程度というところも少なくありません。 その理由の一つとして「給与や福利厚生などの待遇面への不満」「職種や業務の選択肢の少なさによるキャリア形成の限界」「慢性的な労働力不足」などが大手企業よりも起きやすいというのが挙げられます。私もキャリアコンサルタントをしているなかで、中小企業におけるこれらの課題が早期の離職につながるケースを少なからず見てきました。 勤続年数はあくまで一つの基準程度に留めて理想の会社を見つけよう ちなみに、令和5年度の厚生労働省による賃金構造基本統計調査では、国全体の平均勤続年数は12.4年と報告されています。 個別の企業がそれより長いか短いかで判断するのが良いのではないでしょうか。業界や企業の規模などによって平均勤続年数にはばらつきがあるため、一概に中小企業全体で短いと断定することはできません。 とはいえ、中小企業は大企業に比べて若年のうちから重要な仕事を任されやすいなどのメリットもあります。若いうちから責任のある仕事を経験することは、成長の機会につながる重要な要素です。 そのため勤続年数だけでなく、社風や業務内容が自分の望むものかどうかをよく検討したうえで、理想的な企業を目指しましょう。
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Q
- 人間嫌いな人は働けないのでしょうか?
- 結論から言うと、人嫌いの人でもできる仕事はあります。これまでさまざまな人のキャリア相談を受けてきましたが、人が嫌いという人は少なからずいました。そのような人でも人とのかかわりにおいて負担の少ない仕事は案外あるものです。 たとえば製造現場においては、製品の組立、購入部品や完成品の検査などがそうです。あらかじめ決められた工程に沿っておこなうため、最初に説明されたり確認などが入ったりすることはありますが、あまり人とのコミュニケーションを求められることはありません。 また、IT業界などもプログラミングやテスト業務は比較的黙々と作業することが求められます。これらの職種は、業務の性質上、個人作業に集中しやすい環境であるといえます。 清掃スタッフなどの仕事は人と会う機会も少ないためおすすめ いわゆる「ひきこもり」といわれた人たちでも、これらの仕事なら長期的に継続しています。ただ、人嫌いが過ぎてそもそも周囲に人がいるのがしんどい、というケースもありますよね。 そのような人にはショッピングモールなどの開店前清掃がおすすめです。通勤時間も仕事中もほぼ人に会わずに済むので、これだとかなり負担は軽減されます。私のこれまでの経験から、極端に人との接触を避けたい場合、清掃業務は心理的な負担が少ない選択肢の一つとなるようです。 厚生労働省が各都道府県に設置している、若者自立支援センター、通称サポートステーションといわれる場所では、これらの仕事に関するアドバイスがもらえますよ。サポートステーションは、さまざまな働き方に関する情報提供や相談支援をおこなっていて、一人ひとりの状況に合わせたアドバイスが期待できるため、人嫌いで働けるのか不安、という人はぜひ訪問してみてください。