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Q
- 就職活動の大変さを教えてください。
- 就活の大変さとしてまず挙げられるのは、自己理解です。 「自分がどういう人で、何に向いていて、何ができて、そして何がやりたいのか」と問いかけを自分にするのは、非常に難しい作業です。 しかし、限られた時間のなかで、これから一生を預けるかもしれない相手、つまり企業を決めるわけです。 そのため、自己理解を深めなければならないにもかかわらず、「自分のことなどそう簡単にわかるわけがない」と悩んだり苦んだりする大変さがまずあります。 情報収集やスケジュール調整も大変さの一つ ある程度方向性が決まったら、次に大変になるのが情報収集です。 情報があふれているなかで、どこからどこまで情報を集めれば良いのか、どれが本当でどれが嘘なのかもわからない状況に直面します。 正しい情報をくれる人を探すのも大変ですし、インターネット上では大抵否定的な意見しかないなど、信頼できる情報源を探すことに苦労します。 そして、就活本番になっていくと、「実際に面接で自分がどんなことを話すのか」という準備をするのも大変です。 最終的には毎日のようにいろいろな企業の面接や説明会が入り、より希望する志望先の面接や説明会に行けるように日程調整しなければなりません。 そのうえ、そこにサークル活動やアルバイト、授業などが並行して入ってくるわけですから、非常に忙しいと感じるでしょう。 就活は精神的なプレッシャーを長期的にともなう 加えて、精神的なプレッシャーもあります。 一生かけてのことを決めるかもしれないという重圧から、「今これで決めちゃって良いのか」と内定後に悩むこともありますし、逆に内定が出なければ、今度は焦りを感じることになります。 こうした大変なことを乗り越えるためには、早期から準備をしていくことが大切です。 大学に入ったらすぐに、少なくとも自己理解と、「自分が何をやりたいのか」「何ができるのか」というリサーチは始めるべきです。 可能であれば、資格取得なども一年生の頃から取り組みましょう。早ければ早いに越したことはないので、大学に入ったら、すぐに次は就職活動だと心えるべきです。
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Q
- 放射線技師としての就職先が決まらないことってありえますか……?
- まず、放射線技師として就職先が決まらないことはないのではないか、という印象です。 就職先は病院に限定されず、研究機関や企業、そして人間ドックなどの検査機関でも採用はあります。 そのため、病院の求人だけでなく、企業や研究所、人間ドックなどの検査機関の求人も視野に入れて就職活動をおこないましょう。 もし病院の求人倍率が高く落ち続けているのであれば、それは就職活動における準備段階、特に「なぜその病院が良いか」という志望動機が不十分である可能性が非常に高いです。 「なぜ志望しているか」を具体的に語ることがカギ 面接で響くアピール方法としては、資格を持っていることが大前提です。そうした人しか受けに来ないため、「なぜこの病院に来たのか」を明確に言う必要があります。 たとえば、総合病院なのに「人と人とのかかわりを大切にしたい」といったことを言うと、「それでは小さいクリニックに行けば良い」と判断されてしまいます。 そうならないように、大学病院なら「高度先進医療に携わりたい」、地域のクリニックなら「地域住民の健康維持に貢献したい」といったように、その施設の特徴とご自身のキャリアプランを具体的に結び付けて説明する必要があります。 ご自身と病院とのマッチ度を見極めることも大切です。もし病院が合わなさそうだと思ったら、先ほど述べた検査機関や人間ドック、企業の放射線を扱うような研究所などの求人を探してみると良いかと思います。 焦りは結果を遠ざける! 「就活は相性」ととらえよう 焦りを感じているときのメンタルケアとして、結局人は焦れば焦るほど結果が出なくなることを認識しましょう。就職活動は決して能力を測るものではなく、相性の問題なのです。 これは恋愛と同じで、どんなに能力が高くても、その人にとってタイプじゃないという理由で振られてしまうことがあります。そのうえで、「ご自身のようなタイプの人を誰が好むのか」という点を考えて就職活動をしていただきたいです。 もし落ち続けているのであれば、それは能力がないわけではなく、たまたま相性の良くないところにアプローチしていただけだと切り替えてください。
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Q
- 理系の四工大は学歴フィルターに引っかかりますか?
- 学部学科によります。今どき、機械や物理、電気といった分野は求人が非常に多い傾向にあります。 そして、その大学の看板となるような特定の学科であれば、一般的に超大手企業への就職が難しいと言われている大学であったとしても、なんなく入れるケースもあります。 一方で、一部のメーカーなどであれば難しいということもあるでしょう。 したがって、そもそもご自身の通っている大学の学部学科が、就職活動においてどういう企業に強いのかということをしっかりと調べてください。 教授のつながりや推薦も視野に入れるのも一つの手段 研究の先生、つまり教授が企業と密接な関係を持っている企業もあるはずです。大学のレベルがそこまで高くなかったとしても、教授などの人脈やつながりによって入社できることは、理系では多く見られます。 ですから、そこは徹底的にリサーチすることが重要です。 単純に文系と同じように、学歴のランクだけで「学歴フィルターはこのぐらいまでだ」と言ってあきらめる必要はまったくありません。ご自身の学部学科がどこに強いのかということをよく調べてみてください。
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Q
- 理系大学院生でも学歴フィルターに引っかかりますか?
- 理系大学院生でも学歴フィルターに引っかかることはあるかもしれませんが、現在、理系人材が不足しているので、以前と比べてフィルターが厳しく機能しているわけではないと思います。 理系であることで、むしろ有利になる側面もあるでしょう。 したがって、学歴フィルターについてあまり気にせず、ご自身の大学の研究室や、教授が持っている人脈をしっかりと確認して、志望先を決めるのがおすすめです。 大学名よりも所属の研究室が重視されるケースも 大学院の場合は、大学のレベルよりも研究室のほうが重要になってくるという感覚もあります。 たとえば、学部のときに有名大学にいたとしても、その大学の大学院に適切な研究室がないために他大学の大学院に進学される方もいますし、その大学院の教授の研究室が有名というケースもあります。 ですから、大学院のレベルだけで判断されると紋切り型に考えるのは少し危険かなという気がします。 対策としては、「何を研究し、どのような成果を上げたか、そしてどういう論文を書いたか」を明確に言語化できるよう準備しておくことが最も重要です。
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Q
- 理系の国立大学生は、学歴フィルターに引っかかりますか?
- 私は、理系の国立大学生はフィルターに引っかからないと思っています。 私が知る限り、メーカーなどに限りますが、特に工学部系の国立大学の理系学部出身者は、いろいろな大学から採用されている印象です。 私立大学の場合、文系であれば最低でもMARCHレベルといった目安があるかもしれませんが、理系で国立大学であれば、学歴をあまり気にしなくて良いでしょう。 日々さまざまな学習に励む姿は企業に高く評価される むしろ、現在理系人材が少ないなかで、幅広い学問や科目の勉強をし、入学試験を突破していることは、企業にとっては非常に好まれます。 そういうバランス感覚のある人は、学習習慣がついているだろうし、普段から真面目にやっているという印象が強く、非常に好まれますから、そこは自信を持ってください。
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Q
- 就活の会社説明会なら、ピアスを着けていても良いですか?
- アパレル業界やデザイン系の職種など、ファッションセンスが直接評価対象となる職種であれば、ごくまれにピアス着用が「センスがある」といったプラスの印象に働くこともあります。 しかし、それ以外の大半の企業においては、ピアスを着用するのはおすすめしません。就活は公的なビジネスの場だからです。 また、「会社説明会ならピアスを着けても良いだろう」という考え方はリスクがあります。 説明会では学校名や氏名を伝えて受付をおこなうため、企業側が学生の印象や身だしなみをチェックしている可能性もゼロではありません。 就活への意欲が低いとネガティブにとらえられる可能性も 結論として、就活の場では、ピアスは外すのが無難でしょう。大半の企業では合理的にプラスの印象が働くことはまずありません。 むしろ、就活に向ける意欲を疑われる原因となりかねません。すべての採用担当者がピアスの着用を認めないわけではありませんが、ピアス穴が空いていても、選考の場では外して行ったほうが良いと考えます。
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Q
- ピアスの穴を隠すのにパスタを使うのはありですか?
- 面接に臨む際、ピアスの穴を隠すのにパスタを使うのは絶対やめたほうが良いと思います。 まず、このような手段は、面接官から見て「何をしているのだろう」という疑問や不信感につながりかねません。仮に、面接中にパスタを落としたとしても、それだけで不合格になる可能性は低いでしょう。 面接中にパスタが落ちて動揺するのは自分自身 しかし、パスタを落とした瞬間に、「こんなところで落としてしまった」「変な人だと思われるのではないか」という不安や焦りが生じます。 この焦りが面接の受け答えや態度に影響を及ぼし、面接のパフォーマンスが大きく低下する原因になりかねません。 また、そもそもパスタを小さく折って詰めているという行為は、どれだけ工夫しても目立たないわけがありません。 このような正攻法ではない、裏技のような手段は絶対に使わないほうが良いと思います。
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Q
- 就活でピアス穴を隠すのに、マスクは使えますか?
- 物理的に考えてもマスクではピアス穴は隠れません。 もし、それほどまでにピアス穴を隠すことにこだわるのであれば、髪型を変えるという選択肢を検討すべきです。ようするに、耳が隠れるような髪型にしてしまえば良いので。 たとえば、ショートボブのように髪を下ろすことができるスタイルであれば、ピアス穴を自然にカバーできます。 隠すことに執着するよりも、物理的に隠すことが可能な髪型に変更するほうが、より現実的で適切な対応策と言えます。マスクでピアス穴を隠すことは物理的に不可能である、という結論になります。
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Q
- 警察官からの転職は難しいですか?
- いえ、決して難しくありません。むしろ、警察官としての経歴は、多くの業界で高く評価される可能性があります。 たとえば、金融機関の債権管理部門では、元警察官という経歴が信頼につながり、交渉を有利に進める武器になります。また、警備会社はもちろんのこと、礼儀正しさや厳しい組織でやっていける精神的な強さが評価され、営業職などで活躍する人も少なくありません。 PCスキルを懸念される可能性はある 転職活動において懸念される点を挙げるとすれば、一般的な事務処理能力、特にPCスキルなどに不安をもたれる可能性です。採用する側から「パソコンは使えるのかな?」と思われるかもしれません。 そのため、警察官としての経験をアピールすると同時に、基本的なビジネススキルも問題なくこなせることを示すことができれば、有利に転職活動を進めることができるはずです。
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Q
- 公務員の庶務とは具体的にどんな業務ですか?
- 公務員における「庶務」とは、基本的には部署内のアシスタント業務全般を指します。 具体的には、書類作成、非常に多い電話の応対、備品管理、小口現金の管理などです。役所はまだアナログな部分が多くパソコンなら一瞬で終わる作業をいまだに紙でおこなっていたり、FAXを多用したりします。 しかしここで一つ重要な点があります。現在こうした庶務的な業務を正規の公務員が担当することは、ほとんどありません。 今は非正規が担当! 正社員の採用枠はほぼないと知ろう 庶務の仕事の多くは「会計年度任用職員」と呼ばれる、1年契約の非正規職員が担っています。 最大でも3年から5年という任期が定められており、安定した職とはいえないのが実情です。 任期満了後別の部署でまた採用されることもありますが、非正規のまま働き続けることになります。つまり正規の公務員として庶務という職種で採用されるケースは、現在ではほぼないということを認識しておきましょう。