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Q
- アニメ関係の仕事に就きたいのですが、おすすめの大学はありますか?
- 近年アニメ関連の学部を新設する大学が増えていますが、卒業生の就職実績などを鑑みると必ずしも最適な選択肢とはいえない場合があります。専門的な技術を身に付けたいのであれば代々木アニメーション学院のような専門学校のほうが実践的かもしれません。 一方でプロデューサーなど制作側の仕事を目指すのであれば、芸術系の大学である必要は必ずしもありません。 制作を支える経営視点も業界には不可欠となる たとえばスタジオジブリの社長は元銀行員です。これはアニメ制作には莫大な資金調達と長期的な資金管理が不可欠であることを示唆しています。 構想から完成まで何年もかかり、利益回収が先になるビジネスだからです。 ビジネスや経営の知識を学べる大学も、有力な選択肢となりえます。伝統と実績でいえば日本大学芸術学部なども有名です。
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Q
- 自社養成パイロットになるためには、「出身大学」が重要になってきますか?
- 出身大学の名前そのものよりも「そのレベルの大学に入学できる学力があるかどうか」が重要だと考えます。 つまり問われているのは本質的な学習能力です。特定の大学が有利というわけではありませんが、結果的に難関大学の出身者が多くなる傾向にあります。 私の知るかぎりでは九州大学など地方の国立大学や、明治大学の看板学部など優秀な学生が多い印象です。文系理系は問われません。 身体適性が最重要! 英語と健康管理を徹底しよう ただし学力以上に視力や脳波、血圧といった身体的な適性が厳しく問われます。 どんなに優秀な大学の出身者であっても、自分の努力ではどうにもならない身体検査で不合格になるケースは少なくありません。 パイロットを目指すのであれば大学で英語の勉強に熱心に取り組むとともに、常に健康管理を怠らないことが何よりも重要です。
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Q
- 空港で働く仕事の平均年収はどれくらいですか?
- 空港での仕事の年収は職種や雇用形態、そして所属する会社によって大きく異なります。 航空会社に直接雇用されている総合職、たとえばマーシャラー(航空機誘導員)やハンドリング管理などの専門職であれば、日本の平均年収を大きく上回る高い給与水準が期待できます。 しかし最近では空港の現場業務の多くが子会社などに移管されています。 安定性だけじゃない! 健康管理も重要だと知ろう 地上旅客係員(グランドスタッフ)などの職種の多くは、航空会社の子会社や関連会社に所属しているケースがほとんどです。その場合航空会社の正社員と比較すると年収は低くなる傾向にあり、年収300~400万円くらいからと必ずしも高収入とはいえません。 また不規則な勤務体系から体調を崩す人も少なくなく、特に女性は長く働き続けるうえで健康管理が重要な課題となります。 安定性という面では、メリット・デメリットの両方を理解しておく必要があります。
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Q
- 新卒でフリーランスになるのはリスクが大きいですか?
- フリーランスは、自分が働けなくなれば収入が途絶えてしまうという根本的なリスクを常に抱えています。 会社員と違い、自分が稼働して初めて収入が生まれるのです。 健康であっても、仕事がなければ収入はゼロです。自ら営業活動をおこない常に人脈を築き、他者から「この人に仕事を任せたい」と認められ続けなければなりません。 バイトで生活費を稼ぎ地道に実績を積もう 数ヶ月間仕事がないという状況も、決して珍しいことではありません。もちろん生活費はアルバイトで賄いながら少しずつフリーランスとしての実績を積み上げていく、という強い覚悟があるのであればそれも一つの働き方です。 リスクをリスクと考えず着実に積み上げていけるのであれば、道は開けるかもしれません。しかしその厳しさは十分に理解しておく必要があります。
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Q
- 新卒でフリーランスデザイナーになるのは無謀ですか?
- フリーランスの世界ではこれまでの「実績」がポートフォリオとなり、それが名刺代わりになります。 私自身も「キャリアコンサルタント」という国家資格や、厚生労働省の仕事をしたという実績があるからこそ、仕事をいただけるのです。 社会人経験のない新卒にはそのポートフォリオがありません。どんなに素晴らしいデザインスキルをもっていてもそれを証明する実績がなければ、クライアントから仕事を受注することは非常に困難です。 会社での経験が将来の信頼と実績になる まずは企業に所属し、実務経験を積みながらデザイナーとしての実績を作り上げることが先決です。その経験は単にスキルを磨くだけでなく、将来フリーランスとして活動するための信頼と実績を築くための最も重要なステップとなります。 リスクを承知のうえで挑戦するなら、まずはメルカリなどで自分の作品を売るくらいの地道な努力と根性をみせてください。
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Q
- 新卒でフリーランスライターになるのはやめたほうが良いですか?
- 新卒でフリーランスライターになることを検討する際、最も重要な問いは「あなたは何について書けるのか?」です。 成功しているフリーランスライターは、必ず特定の分野における専門性をもっています。 社会人経験のない新卒者が、いきなり専門性の高い記事を執筆することは極めて困難です。自分語りや若者向けの風俗について書くという手もありますが、それだけで食べていくのは大変です。 読者のニーズを理解し書ける分野を作ろう またWebメディアの読者の多くは会社員です。企業に所属した経験がなければ読者が何を求めているのか、どのような情報に価値を感じるのかを理解することは難しいでしょう。グルメ記事を書くにしても、元料理人などの肩書がなければ採用されにくいのが現実です。 まずは一度企業に就職し社会人として経験を積みながら専門性を高めることが、将来フリーランスとして成功するための確実な道筋です。その経験こそが、あなたにしか書けない「コンテンツ」になるのです。
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Q
- カラオケの業種って何ですか?
- カラオケボックスは、サービス業や娯楽産業に分類されます。 この業界は今、人々のライフスタイルの変化や新型コロナウイルス感染症以降の衛生観念の高まりを受け、大きな転換期を迎えています。 ただ歌う場所を提供するだけでなく、カラオケの枠を超えた新しい価値の創出が求められています。 みんなで歌うことに対して、抵抗感がある人が増えているというハードルを乗り越える必要があるのです。 新たな価値を創出するアイデアで勝負しよう たとえば食事メニューを充実させてレストランとしての魅力を高めたり(シダックス)、個室という利点を活かしてコワーキングスペースやパーティ会場として活用したり(パセラ)する動きが活発化しています。 これからこの業界を目指すのであれば既存の枠にとらわれず、業界をどうすれば盛り上げられるかという新しいアイデアや視点をもつことが成功の鍵となるでしょう。「密室で何かをする」という観点で、仕事やイベントなど新しい使い方を開拓していくことが期待されます。
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Q
- 広告代理店への就職に有利な大学はありますか?
- 大手広告代理店への就職を目指すのであれば、ある程度の学歴特に首都圏の有名大学であることが有利に働くことは事実です。 私立大学であれば、早稲田大学や慶應義塾大学が一つの目安となり、MARCHレベルでも難しい場合があります。 またこれは言いにくいことですが、東京の大学のほうが有利な傾向はたしかにあるかもしれません。それくらい大手への道は狭き門だということです。 大学名だけでなく在学中の行動で差をつけよう 有名大学に入学さえすれば安泰というわけではありません。それ以上に重要なのは大学在学中に何をしたかです。 広告研究会などのサークル活動に積極的に参加し実践的なスキルや知識、そして人脈を築くことがきわめて重要になります。 ときには親のコネクションが影響することもある業界です。有名大学という肩書だけに頼るのではなく、入学してから目標に向かって努力し続ける姿勢が夢を実現するための鍵となります。
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Q
- 「日本のアニメ業界は終わってる」というのは本当ですか?
- 日本のアニメ業界は労働環境の厳しさや給与水準の低さが指摘されており、トップクリエイターへの道が非常に険しいことは事実です。たとえば宮崎駿監督のような存在になるのは、星をつかむような話です。 単なる憧れだけで成功できるほど甘い世界ではないという覚悟は必要になります。 だからといってアニメ業界が「終わっている」とはまったく思いません。 文化を創る価値を見いだせるなら挑戦しよう アニメは今や日本の「文化」として世界に誇るべき存在となり、海外からも高く評価され外貨を稼ぐ重要な産業へと成長しています。 自らの仕事が国の文化を創り上げ、その作品が時代や国境を越えて多くの人々に愛される。これはほかの仕事ではえられない価値を持つのではないでしょうか。 自身のキャリアにおいて、こうした文化的な価値の創造に重きをおくことができるのであれば、厳しい世界であるという覚悟をもったうえでぜひ挑戦していただきたいです。
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Q
- プラント業界はきついと聞きますが本当ですか?
- 現代のプラント業界は生産計画が高度にシステム化されており、「きつい」というイメージは過去のものとなりつつあります。 労務管理が厳格化されているため、納期に間に合わせるための理不尽な長時間労働が常態化しているとは考えにくい状況です。 むしろ仕様変更などが頻繁に起こりえるIT業界のほうが、突発的な残業は発生しやすいかもしれません。 工場では設計図にもとづき秒単位で工程が管理されており、イレギュラーな事態は起こりにくいのです。 学生のイメージと実際の仕事は違うと知ろう 学生がイメージする「きつさ」は、おそらく生産ラインでの単純労働を指していると思われます。しかし大学卒業者が担うのは、より専門的な生産管理などの業務であり研修以外で一日中ライン作業をすることはありません。 工場内での移動や安全具の着用は、オフィスワークに慣れた人からみれば大変に感じるかもしれませんが、一日中座っていることによる健康リスクを考えれば一概にデメリットとはいえないでしょう。