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41件
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Q
- 絶対営業に向いてないと思うので、辞めたいです。
- ご質問の文面から、心身ともに苦労、疲弊されているご様子が伝わってきます。 一方で、「営業職に向いていない」とお思いとのことですが、必ずしも営業職が向いていないとは限らないのではないかと私は感じました。 というのも、営業職と一言で言っても、業界や会社によっては業務内容が異なるからです。 お話を拝見すると、今の職場環境や営業スタイルがあなたの価値観・性格に合っていないのだと感じます。 営業職そのものではなく今の職場やスタイルが合っていない可能性もある たとえば「ガツガツ動け」「数字がすべて」といった営業スタイルは、人によっては非常にストレスになります。 営業職すべてが向いてないのではなく、今の職場や営業スタイルが合っていないのです。 同じ営業職でも、たとえば次のように環境は大きく異なります。 ・内勤中心のインサイドセールス:出張や飛び込みがなく、提案に集中できる ・反響営業:問い合わせ対応型なので、無理な営業が少ない ・ルート営業:既存顧客との関係構築がメインで新規開拓は少ない ・カスタマーサクセス職:営業経験を活かしつつ、お客様のフォローが中心 営業=全員に同じスキルが必要ではなく、自分に合った要素だけ活かせる職種もあります。 それでは、相談者さんは今後どうすればよいかを以降お話しします。 まずは、ご自身のことを以下の視点で考えてみてください。 今の部署から離れたいのか、営業という仕事から離れたいのか。これを分けて考えることで、次のアクションが変わってきます。 「何に疲れているのか」を具体化する。出張/電話や話しかけ/ノルマのプレッシャーなど、避けたい要素が見えてきます。 「どんな働き方が理想か」を整理する。一人でコツコツ、チームで協力、体育会系でなくロジカル的な働き方、静かな職場…自分に合ったスタイルを考えてみましょう。 次に、具体的な行動の選択肢を挙げます。 社内異動の可能性を探る:営業はしたいのであれば、隣の課はどうか。営業以外であれば他部署でできることがあるかを確認 転職活動を始めてみる:他社を知ることで、今の職場の特異性が見えることも 自己分析で自己理解を深める:今後の軸を見つけるために、1人で抱えこまずキャリアカウンセリングなどの支援を受けるのもおすすめです。 合わない環境に無理に自分を合わせ続ける必要はありません。自身を置く環境を変えることは逃げではなく、自分を大切にする選択です。咲ける場所に行きましょう。 どうか、これまでの3年を頑張れなかった自分ではなく、よく頑張ってきた自分として肯定してあげてください。
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Q
- 働けないしお金がないという不安をどう乗り越えれば良いですか?
- 「将来働けなくなったらどうしよう」「お金が尽きたらどうしよう」いつ何があるかわならないからこそ、もしもの不安はありますよね。あなたが将来と真剣に向き合っている証でもあります。 しかし実は、その不安を乗り越えるためには、安定を求めすぎないことも大切です。 私の持論ですが、安定を求めすぎるほど、キャリアは不安定になると考えています。 安定を求めすぎるほどキャリアは不安定になる 大企業に入れば一生安泰という時代は、もはや過去の話です。今や終身雇用制度は崩れ、企業の平均寿命も約23年と言われています。 つまり、一つの会社に長くいれば安心という考え方自体が時代遅れになりつつあるのです。 むしろ、変化に適応できる力、どこでも通用するスキルを持った人こそが、人生100年時代を生き抜ける本当の安定を手に入れられると言えます。 さらに、年金制度の持続可能性や老後2,000万円問題など、将来の社会保障も不透明です。つまり、会社が守ってくれる、国が支えてくれるという前提でキャリアを選ぶと、逆に不安定になってしまう可能性があります。 だからこそ、自分でキャリアを選ぶ力、スキルで収入を得る力を今のうちに育てることが、不安を乗り越える鍵になります。 現状は、病気やケガで働けなくなった場合、傷病手当金・障害年金・生活保護などの公的制度があるのでご安心ください。 これは、日本国憲法第25条で、すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を営む権利=生存権を保障し、国が社会福祉、社会保障、公衆衛生の向上に努めるべき義務を規定していることに由来する制度です。 この憲法が変わらない限り、相談者さんの不安である「将来働けなくなったら……」「お金が尽きたら……」が現実に起きたとしても、最低限の生活は送れることでしょう。 加えて、保険や副業、貯蓄といった自分で選べる備えも存在します。働けなくなったら人生が終わるわけではない、と知っておくだけでも心の余裕が違ってきます。 大切なのは、不安をゼロにしようとするのではなく、扱えるようになること 自己投資としてスキルを学ぶ、節約・貯蓄を習慣にする、働き方の選択肢を広げる(副業・リモート・フリーランス含めて)、これらの行動を通じて、不安に支配されるのではなく、不安と共に歩む力が身についていきます。 安定=安心ではなく、変化に対応できる力こそが本当の安定。これが、これからの時代を生きる私たちに必要な視点です。 ぜひ、目先の安定にとらわれすぎず、自分にとって納得できる働き方・生き方を考えてみてください。
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Q
- 面接に落ちたことを気にしない方法を教えてください。
- 本気で志望していた企業の面接に落ちたときは、目の前が真っ暗になりますよね。 理想的な会社としてそこで働くことを夢見ていただけに、その夢がかなわないとなったらショックを受けて当然ですし、ほかを目指そうと頑張れなくなるほど落ち込むのも自然です。 「気にしないほうが良い」と思えば思うほど、気持ちは残ります。落ち込むのは当然だからこそ、その気持ちを無理に否定しようとせず、「落ち込んでも良い」と自分を許してあげる時間も大切です。 そのうえで、以下の方法で気持ちを切り替え、次の選考に臨んでいくのはいかがでしょうか。 まずは、すべて書き出してみましょう。何が悔しかったのか、何を期待していたのか、どんなことを話したかをノートに書くことで、自分の感情を客観視できます。 次に、誰かに話してみてください。友人や家族、キャリアセンターの職員などに話してみることで「自分だけじゃない」と気付けることがあります。 そして、次に活かすために一つだけ学びを探してみましょう。「答えにくかった質問は何か」「もう少し伝えたかったことは何か」など、未来に向けた小さな振り返りに変えることで、経験に昇華できます。 一人で頭のなかでぐるぐると考えていると、その感情から抜け出すのは難しいです。 上記の方法でモヤモヤを一度頭のなかからアウトプットすることで、その感情に一区切りつけることができるでしょう。 自分を否定する必要はない! ほかの企業の選考に前向きに取り組んでいこう 面接は合否で判断されるため、落ちた場合はどうしても自分自身が否定されたような感覚になります。 でも企業は価値観が合わないと判断して落とす場合も多いのです。あなたに価値や努力が無駄だったわけではありません。 これはご縁の問題であり、あなたの人格ではなくタイミングと相性の話です。 本当に入社したいと思える企業に出会えたこと自体が、就活のなかでは貴重な経験でしょう。この会社で働きたいと思えるほど、自身の働く姿をイメージできている証拠だと思います。 それだけ本気で向き合えた経験は、必ずあなたのなかに残り、ほかの企業でも説得力のあるエピソードにつながるでしょう。
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Q
- 就活にやる気がなくなったのですがどうすれば良いですか?
- 就活で思うようにいかない日々が続くと、やる気を失ってしまいます。そもそも、やる気がなくなるのはよくあることです。今の状態は異常ではないと認識しておきましょう。 ・書類選考で落ちる → 自分を否定された気持ちになる ・面接でうまく話せない → 自信を失う ・周囲と比べる → 焦る・孤独を感じる これらの積み重ねで「もう無理」となるのは自然な流れです。あなたが弱いのではなく、疲れているだけなのです。疲れている状態では、余計に力が発揮できず、負のループにはまってしまいます。 就活から少し離れて心をリセットする時間を作ってみよう 就活に対するモチベーションを再び高めるためにも、まずはいったん休む勇気を持ってみませんか。一日、思い切って就活から離れてみる。好きなことに時間を使う。それだけでリフレッシュでき、思考も前向きになります。 そのうえ、モチベーションを高めるために、以下のことに取り組んでみましょう。 小さな目標に切り替える 今、相談者さんは内定を取ることだけがゴールになっていませんか。毎日続けられそうな小さな目標、たとえば「企業研究を1日1社する」「エントリーは1社でOK」に絞ることで、達成感が戻ってきます。 もちろん、たまには休みの日があっても良いです。 内定を取れれば少なからず就職先は見つかったことになり、安心感は得られます。しかし内定は、これからの人生の入り口に過ぎません。 中長期的な視点で、自分がどのような生き方をしたいのかを具体的に思い描き、ポジティブな感情を引き出しながら、その理想を実現するためには何をすればよいのかを現実的な行動に結びつけていくことが大切です。 理想と現実の間を行き来しながら、自分にできる一歩を考えてみてください。 過去の自分の頑張りを見つめ返す 相談者さんはこれまで自己分析、エントリーシートや応募書類の作成など、学業と並行して頑張ってきていると思います。これは間違いない事実であるため、「私は頑張っている」と褒めてあげてください。 そうすることで自然と自信も湧いてきます。 それでも不安が消えない場合は、誰かに話すことで心が整理されることもあります。大学のキャリアセンター、就活経験のある先輩、信頼できる大人に話してみるのもおすすめです。
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Q
- 自己分析でわからなくなったらどうすれば良いですか?
- 「自己分析をしているうちに、かえって自分がわからなくなった」というのはよくある悩みです。いろいろなツールや本を試したことで、情報が発散して収集がつかなくなっているのかもしれません。 以下に、「①立て直し方、②効果的な進め方、③迷ったときの選択肢」を紹介します。 ①立て直し方 相談者さんは自己分析で答えを出そうとしすぎてませんか。自己分析に迷う人の多くは、「正解を出さなきゃ」と思い詰めてしまうことがあります。 しかし、自己分析は完璧な答えを出すものではなく、自分の仮説を持つための過程です。 「私は〇〇が向いているかもしれない」「こういう環境が合っていそう」という仮の答えでも、十分企業選びや面接に活かせます。就活初期の自己分析では、もっとシンプルに考えましょう。 単純に好き・嫌いなこと、楽しいと感じた経験、ついやってしまう癖や行動を考えるだけで十分です。自己分析の目的は自分の興味や行動の傾向を再発見・認識することです。 ②効果的な進め方 自己分析は過去〜現在と現在〜未来の2つの時間軸で考えて見ましょう。 ●「過去〜現在」編 自分史とモチベーショングラフを用いるのが良いです。 まず、時間軸を乳幼児期、小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代の5つに分け、それぞれ印象的な出来事と、出来事に対する感情や感じたことを1つ以上書きます。 余裕があれば、時間軸は1年単位やそれより細かくても良いです。書き出す出来事・感情が多いほど、相談者さんの自己像の解像度が上がります。 次に出来事に対する感情や感じたことそれぞれに-100〜+100の点数をつけ、それぞれの点数を表の座標にプロットし、線で結びます。 こうすることで、どのような出来事で、どのような感情を持つのか、人生の感情を可視化し、自身の傾向を知ることができます。 ●「現在〜未来」編 4L理論で理想の人生を考えてみましょう。 4Lとは以下の4つです。 ・労働(Labor):本業・副業問わず、収入源となる活動・時間 ・愛(Love):恋人、家族、ペットなど、大切な人との活動・時間 ・学習(Learning):読書や資格勉強、セミナー参加など、自己啓発のための活動・時間 ・余暇(Leasure):趣味やボランティアなど、ほかの3つに当てはまらない活動・時間 それぞれどんな働き方・生き方・過ごし方をしたいですか?そこから逆算することで、今どのような仕事に就くかが見えてきます。 ③迷ったときの選択肢 まずエントリーする企業を選び、動きながら考えてみることも一つの手です。 実際に企業を見て話を聞くことで、自分の興味や違和感が明確になります。 キャリア面談を受けて、他者と一緒に整理するのもおすすめです。 一人で自己分析を続けるより、プロと話すことで視点が増え、突破口が見つかることもあります。
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Q
- 就活がやだと思っている人はいますか?
- 就活が「やだ」と感じるのは普通のことです。まず伝えたいのは、「就活が嫌になるのは、むしろ自然なこと」だということです。 初めてのことだらけ、先が見えない不安、やることが多い、友達の内定報告やSNSで比べられる環境など、ストレスや落ち込みを感じないほうがむしろ不自然です。実際、「就活つらい」「逃げたい」と感じている学生は少なくありません。 「もうやだ」「何を優先すれば良いのかわからなくなってきた」と思っているあなたは、それだけ就活を頑張っているまじめで責任感のある人なのだなと推察します。 「自分の将来のために頑張らなければいけないとわかっている」ということは、それだけ自分の将来を良くしたいと願っていることも伝わってきます。 いったん気持ちを整理して自分の行きたい道を探そう まずは「やらなきゃ」を一度手放してみましょう。心が重いときに無理をすると、逆効果になることがあります。いったん、1日完全に就活から離れる日を作ってみてください。自然の中を散歩する、好きな映画を見る、おいしいものを食べるなど、それだけで気持ちは少しリセットされます。 また、誰かと話すことも大事です。信頼できる友人や家族、キャリアセンター、外部のキャリア支援者などに話を聞いてもらうだけで気持ちが整理されることがあります。 就活の悩みは、一人で抱え込む必要はありません。キャリアセンターや外部のキャリア支援者などは、前述の優先順位を一緒に整理してくれたり、効果的なESの書き方を教えてくれたり添削してくれたり、企業の情報をくれることもあります。 友人や家族への相談は気晴らし程度にするほうがよいと私は考えます。仕事選びの判断軸が他人軸になってしまう可能性があるからです。あくまで自分の人生だということを忘れないでください。 就活は自分探しと企業探しの両方です。 自分を知るだけでも立派な前進です。自分を知ることは、就職という点だけでなく、その先に続く自分の人生を選択する際にも活きてきます。 内定をもらうことは心理的に楽にはなるかもしれませんが、自分に合う企業を選ぶ視点を忘れずに、自分が働きたいと思えるかが大切です。 就活は内定が早いと良い、遅いと悪いと言うものではありません。コツコツと1日1社調べるくらいでも、ちゃんと前に進んでいます。むしろ時間をかけたほうが、少しずつ調べてきたからこそ、企業や業界について誰よりも知識を持っているかもしれません。 以上が私からのアドバイスです。1人で全てを抱え込もうとせず、周りの人などに頼ることを忘れないでください。
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Q
- 正社員として働けて楽な仕事ってありますか?
- 心身ともに疲弊してしまった時期もあったとのこと、大変でしたね。 正社員で楽な仕事はあるかとのことですが、結論から言うと、体力的な負担が少なく、残業もなく、ノルマもないという完璧に楽な正社員の仕事は非常に少ないです。 とはいえ、体力的・精神的な負担が少なく、長く安定して働きやすい職種や環境は一定存在します。具体的には以下の通りです。 ・官公庁、非営利団体の職員 ・一般企業の一般事務職や総務職 ・クリニックなどの受付や医療事務 ・図書館司書、博物館スタッフ ・製造業の検品、軽作業 注意してほしいのは、楽な仕事=向いているではないことです。「楽な正社員の仕事に就きたい」という言葉には、「無理をせず、長く安心して働きたい」という切実な想いが含まれていると思います。 体力的には楽でも、単調すぎて気持ちが乗らず飽きてしまったり、人間関係に悩んだりすることがあるかもしれません。 逆に、やや忙しくても「自分に合っている」と感じられる仕事内容のほうがストレスが少ない場合もあります。 大切なのは「楽さ」より適性! 自分の仕事軸をもとに就活しよう あなたに合った「負担の少ない仕事」を見つけるためには以下の3つを整理することが有効です。 ①仕事においてどのような疲れ方がしんどいのか ②何があると「働きやすい」と感じられるのか ③どのくらいの収入や安定性を求めるのか これらを整理してから、楽そうな仕事を探すのではなく、自分が長く続けられる働き方を基準に仕事を探すことをおすすめします。
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Q
- 自由な働き方ができる正社員の仕事はありますか?
- 正社員としての安定と時間や場所に縛られない自由な働き方、どちらも大切にしたいという気持ち、とてもよくわかります。以下に、現状の働き方のトレンドを踏まえて、具体的な職種例や注意点を紹介します。 働き方改革や働き方の多様化、コロナ禍でのオンラインサービスの発達により、リモートワーク、フレックスタイム制、裁量労働制などを導入している企業は増えていて、正社員でありながら柔軟な働き方が可能な仕事が多くなってきているのは事実です。 具体的な職種は以下の通りで、特にITやWeb業界の仕事は正社員ながらリモートでの働き方がしやすい職種の代表格といえます。 ●IT・Web業界の職場 ・エンジニア(開発、インフラ、テスト) ・Webデザイナー・UI/UXデザイナー ・Webマーケター ・データアナリスト・リサーチャー ・ITコンサルタント・プロジェクトマネージャー ●そのほかの職種 ・カスタマーサクセス(SaaS企業など) ・オンライン秘書・採用コーディネーター ・編集者・ライター(メディア企業等) ・人事・広報・経理(リモート対応のコーポレート部門も増加中) ・一般事務 ・営業 こうした働き方を選ぶときは以下の点に注意しましょう。 ・成果重視になるため、自律的に動けないと厳しい ・時間管理やオンオフの切り替えが必要 ・チームでのコミュニケーションが希薄になりやすい 自由な仕事=楽なのではなく、自由の裏側にある責任もきちんと理解して選ぶことが大切です。 自分の求める「自由」の形を明確にしたうえで企業を選ぼう 応募する仕事での働き方の自由度を確かめたい場合は、募集要項に「リモート勤務可」「フルリモート可」「フレックス制度」等の記載があるか確認しましょう。最近は、求人検索でもこだわり条件にチェックを入れて絞り込める機能などもあります。 ほかにも以下のようなポイントに着目しておくのがおすすめです。 ・働き方や福利厚生欄に「自由度」への言及があるか 自由な働き方ができる、といった言及があることで、企業側がそれを売りにしていることがわかります。 ・WantedlyやOpenWorkで社員の働き方・社風 こうした口コミサイトは、実際に働いていた社員の生の声が集まっているので、実態を知ることができるのです。 ・出社日や勤務時間のルール 本当に自由なのか、実はチーム単位で固定されていることもあります。 ・評価が時間でなくアウトプット重視か フレックスでも勤務時間も評価に含まれる場合は、時間に縛られることになるかもしれません。 ・連絡手段や会議の頻度について 頻繁に電話連絡や定例会議があると、勤務時間が必然的に固定されてしまいます。 ・勤務場所について 「リモート勤務可」となっていても、「出社か在宅勤務のみ可」などと条件付きの場合もあります。 自由さと安定の両立は可能です。大事なのは、自分がどこまで自由を求めていて、どこに安定を感じるのかを見極めることです。 まずは自分が自由に働きたいのは、いつ、どんなポイントなのかを明確にしましょう。
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Q
- 休みが多くて給料が高い仕事ってありますか?
- 休みが多くて、給料も高い仕事というのは、誰しもが一度は憧れる条件ですよね。 たしかに都合の良い仕事のように聞こえるかもしれませんが、そうした仕事は現実的に存在します。そうした仕事においては、生産性が高く、専門性が求められる仕事であるという点が特徴です。 つまり、休みや給与の条件が良い仕事は、働く時間ではなく出した成果で評価されることが多くあります。 上記に該当し得る業界・職種の例は以下の通りです。 ●IT・Web系(特にリモートワークや成果主義型) ・エンジニア(フロント/バックエンド) ・データアナリスト、AI関連職 ・UI/UXデザイナー、Webディレクター ●外資系・コンサル・専門職 ・戦略/人事/ITコンサルタント ・ファンド/投資/経営企画 ・弁護士、公認会計士、税理士など士業 ●公的機関・教育機関(一部職種) ・国家総合職、一部の独立行政法人職員 ・大学職員(特に事務職) ・高専教員、専門学校講師 今挙げた業界・職種では、年収は400万〜、休みは年間120日以上(完全週休2日+祝日休み)で、有給休暇消化率も高いところが多いです。こうした仕事において求められるスキルや経験については、以下のようなものが挙げられます。 ・専門性(技術・資格・実務経験) ・生産性の高さ(短時間で成果を出す力) ・自律的に仕事を進められるスキル(タイムマネジメント・コミュニケーション) まずは自分の理想の働き方を明確にすることから始めよう! ここからは、質問者さんが希望する働き方ができるようにアドバイスです。 まず、「休みが多い」や「給料が高い」という条件は、どこからが多いといえるのか、どこからが高いといえるのかは、人によって異なります。 具体的に相談者さんは年間何日の休みが欲しいのでしょうか。そして何万円の収入を得たいですか。 自分が、どのように休日を過ごしたいか、どのような生活をしたいかなどを考えていくと、おのずと希望休日日数や希望年収が出てくると思います。 また、休日はあったとしても、勤務日は長時間労働だとしたらどうでしょう。 土日祝が休みで年間休日は120日です。夏季休暇・年末年始休暇があれば+5日。有給休暇消化率100%でさらに+10〜20日となります。 30代独身男性を例にしますが、生活費は平均17万5千円/月(年間210万円)、平均年収は400万円~500万円となり、手取りだと300万円強〜400万円弱です。 年収が500万を超えると独身貴族を謳歌できる、なんて言われたりもします。 まずはどのようなライフスタイルで人生を過ごしたいかを考えることで、「意外と今の働き方・収入で満足できそう」「もう少し収入を上げたいな」といったことがわかり、次の行動に移しやすくなりますよ。
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Q
- やりたくない仕事への向き合い方がわかりません。
- 「やりたくない仕事とどう向き合えば良いか」という悩みは、多くのビジネスパーソンが1度は直面するテーマです。 ただ不満を言うだけの人もいれば、質問者さんのように状況改善のために動く人もいます。まずは改善のために動いてる自分を褒めてあげましょう。 さて、ここではキャリア支援の視点から3つの軸でお話しします。 ①感情と向き合って整理する 「仕事が好きになれない」「憂鬱」という感情は、非常に自然なものです。無理にポジティブに切り替えるより、まずは「何が嫌なのか」「何にストレスを感じているのか」を丁寧に言語化してみてください。 たとえば、業務内容そのものが苦手、人間関係、働き方などに問題があるなどさまざまなケースが考えられます。 気持ちを言語化・具体化することで、「ただただモヤモヤする」「逃げたい」という感情から、「どうにかしたい」「整えたい」という気持ちになり、次の行動に移せるようになるはずです。 ②とらえ方を工夫して仕事の意味を見つめ直す やりたくない仕事でも、役割やスキルという別軸で意味を見出すことができると、向き合うときの気持ちが変わることがあります。 たとえば、「この仕事を通して得ているスキルは何か?」「誰の役に立っているか?」「社会でどう活かされているか?」を考えてみましょう。また、一つでも自分の工夫が活きる場面を作ることも効果的です。 ③現実的な改善をおこなう もし気持ちの整理や工夫だけでは限界を感じる場合は、実際の環境を変えるための一歩を視野に入れましょう。 異動の希望を出す、スキルアップや資格取得を始める、副業や趣味で「自分の好き」を取り戻す、キャリアカウンセリングを受けて、選択肢を広げるなどがあります。 すぐにその仕事を辞められなくても、改善に向けて自分が動けていることで、心理的な停滞感は薄れます。 やりたくない仕事と向き合うとは、今にどう意味づけし直すかを探ることです。 理想はやりがいのある仕事に出会うことですが、現実にはまず続けられる働き方、ストレスを減らす向き合い方を持つことが、未来を変える第一歩になります。ぜひ、上記の方法を試してみてください。