この記事のまとめ
- 資格を何も考えずに取りまくるのはNG!
- 取得しておくと就活が有利になる資格はこれ
- 資格は就職してから取っても遅くない!
就職活動を少しでも有利に進めるために、IT系資格を取得しようと考えている人は多いかもしれません。
とにかくたくさんIT系資格を取れば、それだけ能力やスキルがある人と面接官に認めてもらい、採用率が上がりそうな気がしますよね。
しかし、資格を持っている数と面接の通過率は大きな関係はありません。つまり、面接官は資格だけを見ているわけではありません。
これから就職活動に向けて資格を取りまくろうとしている人に向けて、キャリアアドバイザーの小峰さん、板谷さん、西さんと一緒に、資格を取りまくらない方が良い理由と、本当に取るべき資格について解説していきます。
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IT系の資格を取りまくるのは意味がない? 就活の本質を見極めよう
IT系資格をとにかくたくさん取りまくれば就職活動を有利に進められる。そう考えていないでしょうか。
実はIT系資格をどれだけたくさん持っていたとしても、必ずしも就職活動が有利に進むわけではありません。
もし就職活動を有利に進めるためにIT系資格をたくさん取ろうと考えているのであれば、本末転倒です。
しかし、どうしてIT系資格を取りまくるのは良くないのでしょうか。この記事の前半でその理由について述べ、後半では本当に就活で有利になるIT系資格を厳選して3つ紹介します。
この記事を最後まで読んで、本当に就職活動に必要な資格を見極めて、効率的に就職活動を進めていきましょう。
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就活のためにIT系の資格を取りまくるのはNG! その理由とは
IT系の資格を取りまくるのがNGな理由
IT系資格をとにかくたくさん取りまくれば就職が有利になると考えている人も多いかもしれませんが、実はその考え方は間違いです。
しかし、資格は持っているとスキルや能力が証明できるから、持っておくに越したことはないと考えている人も多いかもしれません。
それでは、どうしてIT系資格をたくさん持っていたとしても就職活動で有利に働かないのでしょうか。
資格も結局はビジネス
そもそも、資格は結局のところビジネスです。特に民間の資格に関しては、運営している企業が利益を得るために資格を発行しています。
講座を受けさせて資格発行費や資格更新費、年会費という名目で資格を維持したい人からお金を取るビジネスモデルになっています。
国家資格であれば箔が付くものの、民間の資格はよほど有名なものでなければそれほど対した価値はありません。むしろ資格を取得・維持するためにお金だけがかかってしまいます。
資格もビジネスであることを忘れず、本当に必要な資格にのみ絞って取得するよう意識しましょう。
- たくさんの資格がありますが、どのようにしてビジネスとしての資格とそうではない資格を見極めると良いでしょうか?
本当に価値のある資格を見極めよう
資格の何に価値を求めるかによりますが、一定の能力やスキルを保有していることの「証明」や学びによる「自己研鑽」、あるいは仕事を得るための「手段」など、資格取得の目的に沿った視点で自分にとって本当に価値のある資格を見極めると良いと思います。
そのための資格として公的な資格があればそれを選択することがより安心ですが、民間資格の場合は説明会や体験講座などを複数受けてみるなど情報収集に努め、ビジネス目的ではなく自身の求める目的に沿っているかどうかをしっかりと見極めていくと良いと思います。
資格の数は就活の成功率に影響しない
資格の数は就活での採用率に影響しません。特に新卒採用の場合、企業は就活生にスキルや能力を求めていることは多くありません。
どちらかというとその就活生の人柄やポテンシャルを見ています。採用して教育していくなかで、どれだけ成長の見込みがあるか、どれだけスキルを吸収できるか、という部分を見ているのです。
就職する段階でのスキルではなく、5年後10年後も見すえたうえで採用・不採用を決めるため、今の時点でのスキルを証明する資格には大きなウェイトは置かれていないのです。
資格の勉強で就活の時間がなくなる
資格を取得するのは、就職活動を成功させるためという目的が大きいと思います。しかし就職活動を成功させるためにはESを作り込んだり面接対策をおこなったりと、ほかにもたくさんすべきことがあります。
しかしたくさんの資格を取得するための勉強に追われていると、本当にやるべき面接対策などがおろそかになってしまい、結果的に採用が決まらないという可能性が高くなります。
資格を取りまくろうと思うと、就職活動を成功させる目的で始めた資格の勉強によって就職活動が失敗するという、皮肉な状況が発生してしまいます。
Pythonエンジニアの認定試験の取得を目指し、Pythonの勉強をしながらデータサイエンティストの就職先を検討したり、Pythonの技術を活用できそうなインターン先を探している就活生がいました。
実際にインターンで学びながら就職先に役立つ資格を取得するのは効率的ですね。
企業が求めるものでなければ意味がない
資格をたくさん持っていると企業にスキルや能力が高いと見せられるかもしれませんが、その企業が求めている資格でなければあまり意味がありません。
また業務内容によっては資格をまったく必要としない場合もあります。採用面接の段階ではどの業務に割り当てるかまで明確に決めている企業は少ないため、資格を持っていたとしても、その資格を必ずしも活かせるとは限りません。
こうした意味でも企業は資格を特に重視はしていないところが多いですし、資格を取得していたとしても業務内容にマッチするものでなければ将来的に役に立たないものになってしまいます。
- 企業がどんなスキルを求めているかわからないなら資格を取りまくった方が良いのではないかと思いましたが、こうした考え方は間違っているでしょうか?
募集条件に資格の有無がない場合は自己分析に時間を使おう
必ずしも間違っているとは言えませんが、「努力の向け方」に問題があります。
企業やその業界で求められる資格(持っていたほうが良い資格)は確かにあります。
しかし、募集条件で資格の有無について書かれている場合は別として、何も書かれていないならば資格の勉強をするよりは自己分析などに時間を割くべきです。
また、企業は就職後に多くの研修を設けており、資格取得のサポートもしてくれるところもあります。
資格よりも経験やスキルが重視される
企業は資格よりも経験やスキルを重視する傾向があります。資格は勉強すれば誰でも取れるものではあります。なかには実務経験が必要な資格もありますが、座学のみで取得できる資格も多くあります。
しかし企業では、実際の業務経験を重視します。やはり座学で学んだことと現場で生じることには大きな差があります。資格で得られるのは必要最低限の知識でしかありません。それよりは、現場で数をこなして得られた経験やスキルの方が貴重です。
こうした理由からも、IT系の資格を取りまくっても採用に有利には働かないといえます。
最終的には人柄で判断される
もしスキルや能力のみで採用する人を決めるのであれば、企業は面接をおこなわないと思いませんか。しかしどうして企業は面接をおこなったうえで採用・不採用を決めるかというと、その人の人柄を重視しているからです。
資格をたくさん取ったとしても、スキルや能力面では上には上がいますし、企業もそこだけを見ているわけではありません。
あなたという人柄をしっかり企業に伝えることこそが、企業から内定をもらうために重要なことです。
資格という上部だけの形にとらわれず、人間性を磨き人柄で採用をつかめるように取り組みましょう。
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IT系を取る前に! どんな種類があるか知っておこう
IT系資格を取りまくろうと考えていた人には少し衝撃的な内容だったかもしれません。とはいえ、資格はまったく無意味かというとそうではありません。
とにかく数を取りまくること自体は意味がありませんが、本当に必要な資格であれば、取っておく方が良いです。
それでは就活生が持っておいて損しないIT系の資格にはどのようなものがあるのでしょうか。その資格を紹介する手前で、IT系資格にはどのような種類があるのかを紹介していきます。
基礎スキル全般に関する資格
まずは基礎スキル全般に関する資格が挙げられます。たとえば基本的なソフトの操作方法などのスキルを証明するのが、基礎スキル全般に関する資格です。
この資格を取得しておくことで、必要最低限のパソコンスキルを有していることを証明できます。
特にIT系企業に就職するのであれば、ほとんどの場合パソコンを使用した業務をおこなうことになります。その際、基礎スキル全般に関する資格を持っていれば、パソコンに関する業務をお願いしても、簡単な内容であれば問題なくおこなってくれると安心感を感じてもらえます。
エンジニア系資格
エンジニア系資格は、プログラミングやシステム設計などにかかわる資格です。プログラマーやエンジニアなどの職種を希望しているのであれば持っていて損はありません。
これからエンジニアの道に進むと決めているのであれば、いずれは取得することが多い種類の資格なので、余裕があれば就職活動の段階から学習を進めておいても良いでしょう。
ただしエンジニア系の資格を持っていないと特定の職種につけない、持っているから就職が有利になる、ということはまれです。
マネージャー系資格
企業に就職すると、各プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャーと呼ばれる人がいます。タスクを細分化して役割分担を決め、それぞれのスケジュールを明確にしたうえで進行管理をする役割をになっていますが、マネージャー系資格はまさにこうしたマネジメント能力を問う資格です。
新入社員として入社した頃は、どちらかというと実務をおこなうことが多く、企業にもよりますが入社してから数年後からマネジメント業務を任されます。
そのため、新卒面接のときにマネージャー系資格を持っていたとしても、就活で有利に働くことは少ないといえます。
ネットワーク系資格
ネットワーク系資格とは、ネットワーク設計や運用に関する知識を有しているかを問う資格です。
ネットワークエンジニアやITエンジニアを志望している場合、ネットワーク系資格を持っておくと損はありません。
しかしこれらの資格も所有しているからといって、必ずしも面接で有利に働くというものではありません。
業務をおこなううえではあった方が良いですが、面接を有利に進めるという目的で取得するのには向いていません。
セキュリティ系資格
セキュリティ系資格は、情報セキュリティに関する知識を問う資格です。セキュリティ管理者やセキュリティコンサルタントといった職種に就く人は取得しておいて損はない資格です。
こちらもそのほかの資格と同じで、就職して実務をおこなう際には取得しておいた方が良いものですが、この資格を持っているからといって面接が有利に進むとは限りません。
資格を取得することが目的ではなく、就職活動を成功させることが目的であることを改めて念頭におき、本当に必要な資格のみを選んで取るようにしましょう。
- IT系以外の資格であっても、役に立たないものは多いでしょうか。これまで多くの就活生を見てきたなかで感じていることがあれば教えていただきたいです。
資格を取得する目的を明確にしよう
TOEICはグローバルに働きたい場合に英語力の証明になりますし、秘書検定はビジネスマナーを示すために役立ちます。
教員免許の資格や公認会計士試験、司法試験など職業に直結している資格もあります。商学部で経理などの職業を考えている人は簿記の資格を役立てることもできます。
資格を取得するには時間も費用もかかります。「なぜ取得したんですか?」と面接官が話題にしてくれた際に、その目的や思いなどをきちんと言語化できるように準備をしておきましょう。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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ズバリこの3つ! 就活で有利になるIT系資格を紹介
就活で有利になるIT系資格
- ITパスポート試験
- マイクロソフトオフィススペシャリスト
- 基本情報技術者試験
IT系の資格をたくさん取りまくったからといって、必ずしも面接で有利に働くわけではありません。資格をたくさん取ろうと思うと、資格の勉強に時間が取られてしまい、就職活動に必要な面接対策などがおろそかになり、かえって就職活動に悪影響を及ぼしてしまいます。
しかし、資格を取らない方が良い、ということではありません。本当に必要な資格であれば取得しておいた方が就職活動で有利に働く場合があります。
それでは一体どのような資格を取得すれば良いのでしょうか。
①ITパスポート試験
就職活動を有利に進めるために取得しておきたい資格の一つが、ITパスポート試験です。ITパスポート試験は、経済産業省が主催する国家資格で、ITや経営に関する幅広い基礎知識を証明するものです。
この試験では、情報セキュリティ、ネットワーク、システム開発などのIT分野だけでなく、経営戦略やマーケティング、財務などビジネス全般に関する知識も問われます。
ITパスポートを取得していると、基礎的な知識を理解していることを証明できるうえで、経営やビジネス全般に関する知識を有していることも示せるため、就職活動で有利に働きます。
初めて資格取得に挑戦する人にも取り組みやすい試験であり、資格を取得する過程で学んだことは就職してからも活かせるため、おすすめの資格です。
②マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストは、Microsoft Office製品のスキルを証明する資格です。Word、Excel、PowerPointなど、実務でよく利用されるソフトに関するスキルが評価される試験で、基礎レベルから上級レベルまで取得が可能です。
Office製品は、事務職や営業職、エンジニアなどどの職種でもほぼ使用するソフトです。そのため、取得しておいて損はないですし、この資格を取得していることで、基本的な操作は十分おこなえることを証明できます。
どの職種に就くか決まっていなくても汎用性のある資格なので、まだ進路が明確に定まっていない人でも積極的に取得しておきたい資格です。
MacではMOSはありませんが、オフィスソフトの操作に慣れておくことで、さまざまな場面で役立ちます。特にExcelやWordの操作がNumbersやPagesでも応用できます。
③基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアを目指す人が取得しておきたい国家資格です。
プログラミングやアルゴリズム、ネットワーク、データベースといった技術的な分野から、プロジェクト管理、情報セキュリティなどITに関する幅広い知識を問われます。
この資格は国家資格で知名度も高く、特にITエンジニアを志望している場合は取得していることをアピールすることで、就職活動で有利に働きます。
就職してからも活用できる資格なので、エンジニア系の職種に進みたい人は、就職活動の準備に余裕があれば取っておきたい資格です。
- キャリアアドバイザーをしているなかで、この資格を取得している就活生は印象が良い、と感じるものがあれば教えてほしいです。
基本・応用情報技術者試験は好印象
就活生の印象が良い資格ということでは、国家資格である情報処理技術者試験のうち「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などを取得しておくと良いと思います。
IT系の会社では情報系の資格取得を推進している場合が多いので、それらの汎用的な資格を初めから保有しているとその先の専門的な資格取得にも意欲が感じられるので、とても印象が良くなると思います。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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就職してからIT系資格を取った方が良い! その理由を解説!
IT系資格は数を取れば就職で有利になるかというとそうとも限りません。資格の数は就活の採用率にはそれほど影響はしません。
就職活動が有利になる資格もあるものの、どちらかというとIT系資格は就職してから取得した方が良いともいわれています。
それではどうして面接の前ではなく就職してからIT系資格を取得した方が良いのでしょうか。
実務に関係する資格を取得できる
就職してから資格を取ることで、実務に関係するIT系資格を取得できます。面接の段階では専門的なIT系資格を取っていたとしても、どの部署に配属されるかわからず、実務でその資格を活かせるかがわかりません。
しかし就職して業務内容が定まると、その業務内容に対して必要な資格は何なのかがわかるため、業務に直結した資格を取得できます。
肩書ではなく実務に活かすことを重視して資格を取るのであれば、就職してから資格を取った方が効率的です。
取得すると昇給できる資格がわかる
企業によっては、資格を取得していると資格手当として給料が少し上乗せされるところもあります。しかしどの資格を持っていると給料が上乗せされるのかは、企業によってさまざまです。
昇給を狙って資格を取るのであれば、その企業で昇給が認められている資格を知ったうえでその資格を取得した方が確実です。
こうした理由からも、就職前に手当たり次第に資格を取得するよりも、企業に就職してから必要な資格だけを取得した方が良いといえます。
- 就職活動の段階で、その企業が定めている昇給にかかわる資格を知ることはできますか?
説明会や面接で質問すると確実な情報を得られる
企業のホームページなどで採用情報や福利厚生のところに昇給にかかわることが書かれていることがあります。大学にある求人票にも書かれていることがあります。
ただ最も確度が高いのが、先輩社員に聞いたり、説明会や面接で質問することです。
私の知り合いが勤めている会社には社労士が在籍しており、「その方がご高齢なので次の社労士を探している」と言っていました。
このような情報からでも、どのような人材が必要かをうかがい知ることができます。
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就職でIT系資格を取る際の注意点
IT系資格を取っても、就職活動ですべてが無駄になるというわけではありません。就職活動に有利に働くIT系資格も存在します。
しかし、これから紹介する注意点を意識しないと、就職活動で有利に働くどころか、資格を取得したがために就職活動が不利になる可能性もあります。
それではどんな注意点を意識すれば良いのでしょうか。
就職活動の時間は減らさない
資格を取る目的は、就職活動を成功させるためであることを忘れてはなりません。就職活動を成功させるために資格があります。
就職活動を有利に進めるためには、資格以外にもさまざまな手段があります。たとえば面接対策をしっかりおこなう、エントリーシートを添削してもらいブラッシュアップする、などが挙げられます。
これらと比べて資格を取得することの優先順位の方が高ければそちらに力を注いだ方が良いですが、それほど優先順位が高くないのであれば、もっと効率的に就職活動を有利に進める方法があるということになります。
資格を取得する以外にやるべきことと優先順位を比較して、資格の勉強をすべきかどうかを決めましょう。
選考で適性検査を実施する業界は多いですがIT企業の適性検査は評価のポイントが異なることがあるため準備が大切です。こちらの記事ではIT業界の適性検査についてまとめているので参考にしてみてください。
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無計画に取りまくるのはやめよう
IT系の資格をたくさん持っているからといって、就職活動が有利になるわけではありません。そのため、就職活動を有利に進めようと無計画に資格を取りまくるのは時間が無駄になるのでやめましょう。
就職活動を成功させるために必要なことは、資格を取得する以外にもたくさんあります。そちらに時間を注いだ方が就職活動の成功率が上がる場合も多々あります。
本当にこの資格は必要なのか、とじっくり考え、不必要なのであればそのほかにやるべきことに時間をあてるようにしましょう。
就職活動を効率的に進めるためには、全体的なスケジュールをしっかりと立てておくことが重要です。こちらの記事では、就職活動をおこなううえで押さえておきたいスケジュールの立て方について解説しているので、併せて参考にしてください。
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- 計画的に資格を取ろうと思いますが、特に資格に関してどのように計画を立てると良いでしょうか。
資格を取得する目的が最も重要
まず初めに、目的を明確にしたうえで何の資格を取得するのかを決めましょう。
資格が定まったら受験日や費用、試験の形式や試験勉強にかかる時間を確認しましょう。
実際に過去問などをチェックして、資格取得できそうなどうかを早い段階でチェックするのがおすすめです。最後に、就職活動やほかの予定も加味しながら計画を立てましょう。
自分のやりたいことを明確にしたうえで資格を取ろう
資格を取得する際に、自分のやりたいことを明確にしておくことも必要です。やりたいことと資格がマッチしていないと、せっかく取った資格を無駄にしたくないがために、自分のやりたくない仕事に就く、という選択肢も生じてしまいます。
資格はあくまで手段であり、自分が本当にやりたいことに必ずしも必要なものとは限りません。
一度資格は横に置いておき、自分が本当にやりたいことは何かを考えてみましょう。それを実現させるためにどうしても資格が必要なら取得した方が良いですし、そうでないならその資格は取得する必要がないものといえます。
将来的なキャリアプランも見すえて、その資格が必要か不要かを見極めましょう。
自分が将来的にやりたいことが見つからない、本当は自分は何をしたいのかわからないという人は、こちらの記事も併せて参考にしてください。
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IT系資格を取りまくる前に! 本当に就職活動に必要かを考えよう!
この記事では、IT系の資格を取りまくるのは就職活動においてあまり意味がない、むしろ逆効果になることを解説してきました。
資格の数と就職活動の成功率には関係がありません。多くの企業が資格の数よりもその人の人柄やポテンシャルを見ていますし、入社してからの経験を重視しています。
就職活動を成功させるためには、資格を取得する以外にもたくさんやるべきことがあります。まずは就職活動を成功させるために必要なことを洗い出して優先順位をつけましょう。
もし資格を取得することの優先度が高ければ資格取得に向けて勉強をした方が良いですし、そうでないならそのほかのやるべきことを取り組んだ方が効果的です。
この記事を読み返し、本当に自分に必要な資格は何なのか、就職活動を成功させるためには何をすべきかを考え直し、就職活動のプランを練り直してみてください。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る資格は目的意識を持って取ることが重要
資格を取得するということは、自分のキャリアを形成していくうえでも、とても価値のある行動だと思います。
時間とお金を投資して勉強する必要がありますし、試験を受けて合格するためにやり切る精神力も必要です。その経験から得た知識や学び、精神力などは無駄になることはないでしょう。
就活のためにやみくもに資格を取るのは良くない
ただ、就活のためにやみくもに取得するという行為はリスクが高いかもしれません。企業は資格を取得している学生を求めているわけではなく、それらを活かして活躍できる学生を求めているからですね。
資格はあくまでインプットです。どれだけアウトプットできる人材かをアピールするためにも、自己分析や企業研究、志望動機やガクチカなど自分を理解し、仕事を理解し、自分が社会人として活躍できる人間であることをしっかり訴えることができるように準備していきましょう。
そのための一手段としての資格取得であれば、とても価値のあることだと思います。まずは資格を取得する目的をしっかりと定めて、そのために必要な資格を調べたり、先輩に相談したりしながら、目標を設定して計画的に勉強していけると良いですね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表
Yuichi Nishi〇大学では就活に関するスキルを身に付けられる実践中心の授業を展開。また、講師として企業で新人や中堅社員に向けてコミュニケーション研修、キャリアコンサルティングをおこなっている
プロフィール詳細