エンジニアの種類別のとるべき36の資格|選び方や勉強方法も解説

エンジニアごとのとるべき36の資格を公開|選び方や勉強方法も解説のサムネイル

この記事のまとめ

  • エンジニア資格を取得すれば自身の知識・スキルを客観的にアピールできる
  • 自分がなりたいエンジニアに合った資格を選ぶのが大事
  • 自分のレベルに合った難易度の資格を選ぼう

エンジニア就職を有利に進めるために、ぜひとも取っておきたい資格。資格取得を目指そうとしても「数が多すぎて何の資格を取得すればよいのかわからない」「資格を取得する難易度がわからない」と悩んでしまう人が大半です。

エンジニア関連の資格は幅広いので、自分に合った資格を選ぶためには、まずは自分がなりたいエンジニア像を明確にするところから始めなければいけません。

自分に最適な資格を見つけるための方法から、資格を取得するための勉強方法まで解説していくので、資格取得のための参考にしてください。

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エンジニア資格を取得すれば将来の選択肢が増える!

近年のクラウドサービスの利用増加や、IoTの活用が進む世の中において、エンジニア職の需要が高まっています。一方でエンジニア就職を希望する人が増えている中、「どのような方法でエンジニアになれるのか」「何をするべきか」迷ってしまう人が多いのも現状です。

エンジニアになりたい人は、はじめの一歩として資格の取得を目指していくことをおすすめします。エンジニア関連の資格を取得すれば、未経験だとしても「その資格のレベルの知識がある」と証明できるため、エンジニアへの就職を有利に進められるメリットがあります。

また、すでにエンジニアとして活躍している人は、さらにレベルの高い資格を習得することで年収アップや新しい業務への挑戦の機会がもらえることも。

この記事では、エンジニアを目指している人がとるべき資格を36個厳選して紹介し、資格を取得するメリットや選び方、効率的な勉強方法も詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、自分がどの資格を取得するべきかわかるようになるので、資格取得に向けた学習ができるようになります。ぜひ最後まで読んで資格取得のイメージをつかみましょう。

エンジニアの資格を取得する3つのメリット

エンジニアの資格を取得するメリット

  • 自身の知識・スキルを客観的にアピールできる
  • キャリアアップ・年収アップにつながる
  • 業務で必要な知識を効率的に学べる

はじめに、資格を取得するメリットについて理解しておきましょう。資格の取得は時間と労力が掛かり、決して楽なものではありません。

「なんとなく資格をとろう」と勉強を始めてしまうと、その大変さに挫折してしまうという人も多く存在します。まずは「なぜ資格をとるのか」を明確にしましょう。

資格を取得する3つのメリットを紹介していきます。まずはどのようなメリットを得られるのかを理解し、目的意識を持った状態で資格の勉強をスタートさせましょう。

①自身の知識・スキルを客観的にアピールできる

エンジニアの資格を持っていることで、その領域・レベルに関する知識があるということの証明になります。

採用面接の場では、時間が限られていることもあるので、専門分野の知識を持っていることをアピールするのは非常に難しくなります。資格を取得していれば、その分野の知識・スキルを持っていると第三者が客観的に見てすぐに判断できます

そのため、同じ未経験者の応募があった場合、資格を持っている人のほうが採用されやすくなるということです。実務経験がないとしても、資格を取得するほどその領域への興味関心や熱意があるということをアピールできるのも、資格を持つメリットだといえます。

②キャリアアップ・年収アップにつながる

エンジニアは資格がなくてもできる職種ですが、専門知識が必要な現場も多く存在します。決められた資格を取得していることを条件としている現場も多く見られるので、難易度が高い専門知識が必要な資格を取得すれば、その分参画できるプロジェクトも多くなります

また、専門知識が求められる現場ほど担当できるエンジニアも希少になるため、年収も高くなる傾向があります。エンジニア関連の資格を取得して、より専門知識が必要な現場に参画できれば、年収アップも実現できるでしょう。

つまり、資格を取得することによって、自分自身の市場価値をあげることができるのです。

③業務で必要な知識を効率的に学べる

世の中にはさまざまなエンジニア関連の資格が存在しますが、基本的にどの資格であっても業務で必要な知識を身に付けられるような内容になっているため、資格を取得することで業務に必要な知識を身に付けられます。

エンジニアの仕事を経験したことがない未経験者でも、資格勉強を通して業務に必要な知識を効率的に学べます。これからエンジニアを目指す人にとって、資格取得を通して業務で必要な知識を学べることは非常に大きなメリットだといえるでしょう

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自分に合った資格を選ぼう! 未経験者の取るべきエンジニア資格の選び方

未経験者の取るべきエンジニア資格の選び方

  • なりたいエンジニアを決める
  • 自分に合った難易度を知る
  • 資格種類ごとのメリットとデメリットを知る

資格を取得するメリットを理解したら、自分に合った資格を選んでいくことから始めていきましょう。未経験者の場合は、どのような基準で資格を選ぶべきか、どれくらいの難易度の資格を選ぶべきか、悩んでしまうケースが多く見られます。

ここでは、未経験者の取るべきエンジニア資格をどのように選んでいけばよいかを3つのステップで詳しく解説します。

①なりたいエンジニアを決める

はじめに、自分がどのようなエンジニアになりたいのかを決めていきましょう。なりたいエンジニアを明確に決めておけば、そのエンジニアになるために有利な資格や、学習するべき内容を把握できるからです

学習を始める前にここの土台になる考え方を固めておけば、なりたいエンジニアに向けて学習を継続できるようになります。最も重要な部分でもあるので、具体的にどのようなステップで考えるべきなのか、どのような種類のエンジニアが世の中には存在するのかなど、後ほど詳しく解説していきます。

②自分に合った難易度を知る

なりたいエンジニア像が明確になったら、取るべき資格も絞られてきます。ここで迷ってしまうのが「どの難易度の資格を取るべきか」という点です。自分のレベルに合っていない難易度が高い資格を選んでしまうと、学習をスムーズに進められずに挫折してしまいます。

そのため、未経験者向けの資格や、難易度がそこまで高くない試験から取得するのがおすすめです。未経験者向けの資格を取得できたら、徐々に難易度が高い資格にチャレンジする流れが良いでしょう。

ITスキル標準(ITSS)について知る

資格ごとの難易度を把握するためには、ITスキル標準(ITSS)を参考にするのがおすすめです。ITスキル標準(ITSS)とは、高度なIT人材育成を目的として作られた指標になります。2002年12月に経済産業省により策定・公表されましたが、現在は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ITスキル標準センターによって管理されています。

ITSSでは、分類された11の職種と38の専門分野に対して、7段階のレベルが設定されています。レベル1〜4までは資格が存在しますが、レベル5以上は仕事の経験や実績によって分類されます。そのため資格としての最上位は、レベル4となります。

たとえば、レベル1の定義は「情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する。スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められる」とされています。

このITSSのレベルを見れば、自分のレベルに合った難易度の試験を選べるようになります。未経験者の場合、難易度が高いレベル4の試験から受験するのは現実的ではないため、まずはレベル1か2の試験からチャレンジし、合格したら徐々に難易度が高い試験に挑戦する流れが良いでしょう

③資格種類ごとのメリットとデメリットを知る

IT関連の資格は世の中に多くありますが、大きく分けて「国家資格」と「民間(ベンダー)資格」に分けられます。どちらのタイプも採用時に有利に働きますが、どちらを取得するべきなのか迷う人も多く見られます。

ここでは、国家資格と民間(ベンダー)資格のメリット・デメリットを見ていきましょう。それぞれの特徴を理解して、より自分に合った資格を考えてみてください

国家資格

IT系国家試験の一覧

国家資格は、経済産業省が所管するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)などが主催している信頼度が高い資格のことを指します。国家試験のメリットは、有効期限がない点です。数年ごとに更新する手間がないので、失効するリスクがありません。

また、民間(ベンダー)資格よりも受験料が安い傾向があり、国内での知名度が高いため、就職・転職時に詳しく説明しなくても評価される点が魅力です。

国家資格のデメリットは、求められる知識の範囲が幅が広い分勉強に時間がかかる点や、試験の回数が少ない点になります。年に1、2回しか開催しない試験が大半です。

ベンダー資格

ベンダー資格は、特定のベンダーによる資格のことを指します。特定の製品・スキルが身に付けられるため、実務で活かしやすい点がメリットです。また、試験自体も、常時開催しているものや、月1回ほど開催しているものなどが多いので、受験するチャンスが多い点も受験者にとってのメリットだといえるでしょう。

ベンダー資格の場合は、国家資格と比較して受験料が割高になっている点がデメリットです。また、資格に有効期限が設定されていることも特徴の一つです。数年に一度更新しなければ失効するデメリットだと感じる人も多いですが、継続して勉強を続けているということをアピールできるというメリットもあります

民間資格

民間資格とは、一般社団法人などの民間団体が運営している資格のことを指し、ベンダーニュートラル資格と呼ばれることもあります。ベンダー資格と同じく特定の製品・スキルが身に付けられるのがメリットなので、実務で活かしやすいのが魅力です。また、ベンダー資格よりも受験料が安価に設定されているのも特徴です。

ベンダー資格よりは安価ではありますが、やはり国家資格と比較すると受験料が割高になっている点はデメリットです

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資格取得の前に自分がなりたいエンジニア像を明確にしよう!

前述したとおり、資格を取得する前に自分がなりたいエンジニア像を明確にしておく必要があります。なりたいエンジニアを明確にするためには、以下の3つの方法で考えていきましょう。

なりたいエンジニアを明確にする3つの方法

  1. どのようなエンジニアの種類があるのかを把握する
  2. 自分の得意なこと・苦手なことを整理する
  3. 仕事内容を見て興味が湧いたかを基準になりたいエンジニアを決める

漠然とエンジニアになりたいと考えている人は、まずは最も自分にあった職種を見つけてみてください。なりたい職種が決まっている人も、本当にそのエンジニアが自分に合っているのか考えてみましょう。

ステップ①どのようなエンジニアの種類があるのかを把握する

はじめに、どのようなエンジニアの種類があるのかを把握しましょう。

エンジニアの種類は幅広く、それぞれのエンジニアによって仕事内容は大きく異なります。さらに、新しい技術が生まれればそれによって、その領域を担当するエンジニアが生まれていきます

それぞれのエンジニアの仕事内容への理解が深まれば、必要な知識や取得したほうが良い資格も見えてきます。次の章でエンジニアの種類や仕事内容、どのような人が適性があるのかを詳しく解説していきます。自己分析をしたうえで、自分に合ったエンジニアを選ぶための参考にしてください。

ステップ②自分の得意なこと・苦手なことを整理する

続いて、自分の得意なこと・苦手なことを整理しておきましょう。自分の得意なこと・苦手なことを正確に理解することで、適性があるエンジニア職を見つけやすくなります。

エンジニアの仕事内容は、対話やコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進めていったり、パソコンに長時間向き合って黙々とコードを打ったりなど、非常に幅広いです。自分が苦手なことよりも得意なことを仕事にできたほうが、日々意欲的に働けるようになります。

なりたいエンジニア像を明確にするためにも、自身の経験を振り返りながら、自分の得意なこと・苦手なことを整理してみてください。

自身の経験の例

  • PCなどの電子機器の中身を分解して組み立てるのが楽しかった
  • 数学の授業で答えを論理的に求めていく過程が好きだった
  • 学校行事などのイベントでは表で活躍するよりも裏方に回って仕事をする方が性に合ってた
  • チームのリーダーとしてメンバーをまとめていた
  • 色々な人とコミュニケーションをとるのが得意

自己分析はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

ステップ③仕事内容を見て興味が湧くかを基準になりたいエンジニアを決める

自分の得意なこと・苦手なことを見つめなおすことができたら、仕事内容を見て興味が湧くかを基準になりたいエンジニアを考えてみましょう。自己分析をしたうえで、興味が湧いた仕事であれば、学習意欲が高まり、仕事の習熟度も早くなります。まったく興味がない仕事に就いた場合は、作業するのが苦痛になったり、仕事のモチベーションが低下したりするでしょう。

実際に仕事をしてみないと「本当に向いているか」はわからないことも多いです。自分の「得意」を理解したうえで興味がわくエンジニアから挑戦するのは、より自分に向いているエンジニアになるための近道だといえます。

これからエンジニアの仕事内容を紹介していくので、最も惹かれるエンジニアを見つけてみてください。

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エンジニアの種類は幅広い! エンジニアの仕事内容と適性

エンジニアの種類は幅広く、さらに各工程で仕事をしているケースがほとんどです。自分がどのエンジニアに向いているのかを把握するためには、各エンジニアの仕事内容について理解しなければなりません。

ここからは、実際に世の中に存在するエンジニアの種類と仕事内容、どのような人が適性があるのかを詳しく解説していきます。仕事内容を見て、自身の経験や得意なことを活かせそうな仕事なのか、自分に向いているのかを考えながら読んでみてください。

エンジニアの種類仕事内容向いている人の特徴
システムエンジニア顧客の要望に適したシステム設計・開発物事を論理的に考えられる
ネットワークエンジニアネットワークの設計や構築、運用・保守・監視チーププレーができる
サーバーエンジニアサーバーの設計・構築や運用・保守正確性と忍耐力がある
データベースエンジニアデータベースの設計・構築、管理・運用論理的かつ几帳面
セキュリティエンジニアセキュリティにかかわる技術全般を扱う責任感が強い
クラウドエンジニアクラウドコンピューティング環境の設計・構築や運用・保守知的好奇心が強い
AIエンジニアAIの知識・技術を駆使したビジネス提案やデータ分析最先端の技術を追求したいと考えている
組込みエンジニア家電などの「組込みソフトウェア」の開発モノ作りが好き・得意な
運用保守エンジニアシステムの運用・保守をメインでおこなうルーティンワークが苦にならない
フロントエンドエンジニアWebアプリのホーム画面やログイン画面などを作る最新技術に興味がある
バックエンドエンジニアユーザー情報、データの取り扱いに関する部分を実装する黙々と作業するのが好き
プロジェクトマネージャープロジェクトのマネジメント業務全般をおこなう誰とも分け隔てなくコミュニケーションが取れる
ITコンサルタント企業の経営課題をITの側面から解決する物事を冷静かつ客観的に判断できる
エンジニアの種類・仕事内容一覧

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアとは、顧客の要望をヒアリングして、顧客の要望に適したシステムを設計・開発するエンジニアのことです。

システムエンジニアの仕事は主に、実装するべき機能の概要を明確にする「要件定義」や、システムの機能や仕様などの基本的な構成を設計する「基本設計」、構築したシステムを使うための、「運用・保守」などがあります

特に、顧客へのヒアリングや設計業務は、豊富な実務経験とシステムに対する理解力や構築スキルが求められます。未経験者の場合は、運用・保守などのフェーズからスタートするケースが大半なので、まずはシステムのエラーやトラブルに対して迅速に対処する仕事から始めなければなりません。

システムエンジニアの仕事例

  • 公官庁や公共機関、金融サービスなど、さまざまな業界のシステム開発、プロジェクトに携わる
  • プログラマーがプログラミングするために必要な詳細な設計をおこなう
  • 完成したソフトウェアが正常に動作するのかをテストする

システムエンジニアに向いている人の特徴「物事を論理的に考えられる人」

システムエンジニアは、顧客へのヒアリングや設計、運用・保守まで幅広い業務を担います。そのフェーズの仕事でも特に「物事を論理的に考える能力」が必要です。システムエラーに対して「何が原因でエラーが起きたのか」や「どのようなシステム設計にすればエラーが起きにくいか」などを論理的に考えて、システムに反映させなければなりません。

また、チームで作業を進めるうえでも、作業期間やメンバーへの割り振りなどを論理的な思考に基づいて検討する必要があります。

そのため、システムエンジニアには、普段から「物事を論理的に考えられる人」が向いているといえるでしょう

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアとは、ITシステムの基盤であるネットワークの設計や構築、運用・保守・監視などの業務を担うエンジニアのことです。ネットワークエンジニアは顧客が求めているネットワークシステムをルーターやスイッチなどのネットワーク機器を用いて設計・構築していきます

ネットワークを構築した後も、顧客の要望に応じてネットワークの追加やメンテナンスなどもネットワークエンジニアの業務の一つです。

ネットワークに関する専門知識が必要な職種ですが、運用・保守・監視のフェーズでは、ルーティンワークがメインなので、未経験の人は監視業務からスタートするケースが多いです。

ネットワークエンジニアの仕事例

  • ルーターやスイッチでネットワークシステムの設計資料を作成する
  • 作成した設計書のレビュー、改善、ミーティング
  • ネットワーク機器の設置、メンテナンス作業

ネットワークエンジニアに向いている人の特徴「チーププレーができる人」

ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワーク機器の保守対応など、黙々と作業するイメージがありますが、実際にはチームで対応する仕事が大半です。そのため「チームワークを重んじて行動できる人」が向いているといえます。

円滑にコミュニケーションが取れないと、ネットワーク機器の故障に対してスムーズに対処できなかったり、作業が遅くなってしまったり、チームの作業に影響が出てしまいます。ネットワークエンジニアの仕事は、チームメンバーと常日頃からコミュニケーションを取り、情報を連携しながら仕事をすることが大切です

サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築や運用・保守をするエンジニアのことです。膨大なデータ処理や、システムのセキュリティを強化するためには、サーバーの存在が不可欠です。

サーバーエンジニアは、システムの目的に合わせて、サーバーを増強したり、スペックを変更したりすることが主な仕事です。また、サーバー構築後の運用・保守業務まで担当します。

未経験者の場合は、サーバーの監視やセキュリティ状態の確認、バックアップなどの作業から始めるケースがほとんどです。

サーバーエンジニアの仕事例

  • サーバーの故障対応
  • サーバー故障の原因調査
  • 24時間365日体制でのサーバー監視

サーバーエンジニアに向いている人の特徴「正確性と忍耐力がある」

サーバーエンジニアには、仕事の正確さが何よりも求められます。24時間365日動かす必要があるサーバーを正常に保つためには、正確なメンテナンスが必須です。また、サーバーの故障に対しても即座に対処する必要があるため、不規則なシフト勤務やトラブルに対応できる体力・忍耐強さが求められます。

サーバーエンジニアは「正確な仕事をこなすことに専念したい」と考える人や「不規則な勤務体制にも対応できるタフな人」が適しています

データベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニアとは、システムの土台になるデータベースの設計・構築、管理・運用を担当するエンジニアのことです。設計・構築のフェーズでは、システムに必要なデータを分析したうえで、最適なデータベースを設計・構築していきます。

管理・運用のフェーズでは、データをすぐに利用できる状態で管理して、情報漏洩が起きないようにデータへのアクセスを制御する業務をします。

未経験者の場合は、データベースの保守・運用で実務経験を積み、知識が身に付いてからデータベースの設計・構築などを担うケースがほとんどです。

データベースエンジニアの仕事例

  • システム構築に必要なデータを洗い出す
  • 格納したデータを社員がすぐに利用できる状態にする
  • 企業の機密情報や個人情報など重要なデータに対してセキュリティ対策を講じる

データベースエンジニアに向いている人の特徴「論理的かつ几帳面」

データベースエンジニアの仕事には、緻密な作業・正確性が求められます。データベースを正常に動かすためには、決められた設計にしたがって正確にシステムを作り上げていく作業が必要です。また、膨大な量のデータを整理したうえで仕事をするため、物事を体系的かつ論理的に考えられるが向いているといえます。

また、セキュリティの観点からも、細かい部分まで確認を怠らない几帳面な性格の人がデータベースエンジニアに向いているといえるでしょう

セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアとは、企業のセキュリティにかかわる技術全般を扱うエンジニアのことです。

セキュリティエンジニアは、企業のシステムの要件定義から設計、保守などの幅広いフェーズにかかわりながら仕事をするのが特徴です。具体的には、セキュリティ対策の立案や機器・ソフトの選定などを担当していきます。

近年、企業内の機密情報や個人情報をターゲットにした悪質なサイバー攻撃が多発しているのが現状なので、企業のセキュリティ対策をするセキュリティエンジニアの重要性が高まっています。

セキュリティエンジニアの仕事例

  • 企業に最適なセキュリティ機器、セキュリティサービスを導入する
  • サイバー攻撃、ウイルス感染を防ぐための調査
  • 企業のセキュリティレベルの調査、改善

セキュリティエンジニアに向いている人の特徴「責任感が強い」

セキュリティエンジニアは、企業のセキュリティを扱うため、非常に重要で責任がある仕事を担当します。仮にセキュリティの取り扱いを誤ってしまうと、重大なセキュリティ事故が発生して、企業の存続自体も危うくなる可能性があります。

そのため、セキュリティエンジニアは、責任感が非常に強い人や、自分が担当した仕事を何があってもやり抜くという強い覚悟を持っている人が適しているといえます。セキュリティリスクがある限り、やらなくてはいけない仕事が次々にやってくるため、忍耐強さや体力なども必要になるでしょう。

クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアとは、クラウドコンピューティング環境の設計・構築や運用・保守を担当するエンジニアのことです。近年、サーバーやネットワークなどのインフラ環境を仮想空間で構築する企業が増えています。従来のオンプレミス型で管理するよりも、パブリッククラウドを使って構築したほうが、管理負担の軽減やコスト削減が実現できます

また、オンプレミス環境からパブリッククラウドに移行したいという企業も増えており、クラウドエンジニアの需要が拡大しているのが現状です。クラウドエンジニアには、サーバーやネットワークの知識に加えて、クラウドの知識・スキルも求められます。

クラウドエンジニアの仕事例

  • 開発チームの要件に適しているクラウドサービスを選ぶ
  • 仮想サーバーの作成やストレージ設定、データベースの構築
  • OSやミドルウェアのバージョンアップ

クラウドエンジニアに向いている人の特徴「知的好奇心が強い」

クラウドエンジニアに適性がある人の特徴は、「知的好奇心が強く勉強意欲が高い人」です。クラウド関連の技術は常に進化しており、新たなクラウドサービスが日々開発されています。クラウドエンジニアの仕事は、最新技術を用いてインフラ環境を構築するため、普段からトレンドになっている技術や新しいサービスに対して、アンテナを張っておくことが重要です

また、クラウドエンジニアの場合は、社内メンバーや顧客、ベンダー企業などさまざまな人と情報共有しながら業務を進めていきます。多くの人と連携しながら業務をするため、高いコミュニケーション能力も必須です。

AIエンジニアの仕事内容

AIエンジニアとは、AI(人工知能)に関する知識・技術を駆使して、ビジネスへの提案やデータの分析、システム開発などをするエンジニアのことです。 AIエンジニアは企業サービスの中で、AIをどのように利用できるかを考えて活用方法を提案して、サービスとして実装する役割を担います

近年、製造や金融、医療など、あらゆる業界でAIの利活用が求められており、それにともないAIエンジニアの需要が高まっています。AIエンジニアの業務内容は、所属先によって大きく異なります。AIを活用したデータ解析やシステム開発、学習モデル・アルゴリズムの開発など、さまざまな専門知識が必要になる仕事です。

AIエンジニアの仕事例

  • プロジェクトに適した機械学習のシステムを開発・実装する
  • ユーザーの動向やニーズなどを分析し、問題解決の手段を提案する
  • プロジェクトの目的に対して、AI技術で特定のパターン・相関関係を洗い出す

AIエンジニアに向いている人の特徴

AIエンジニアに適性がある人の特徴は「最先端の技術を追求したいと考える人」や「最新技術を駆使して社会・企業の課題を解決したいと考える人」が向いています。

AIに関する技術研究や開発は、ものすごい早さで日々進められています。このような最新技術に対して、難しいと感じずに理解できるようにしたいと考えられる人が、AIエンジニアに最適です。

自動運転や無人レジなど、AIを活用したサービスは日常的に使われ始めているため、AIエンジニアの需要は今後も高まるといえるでしょう

組込みエンジニアの仕事内容

組込みエンジニアとは、家電や工業機器などの製品を動かすプログラムである「組込みソフトウェア」を開発するエンジニアのことです。たとえば、冷蔵庫やスマートフォン、自動車などの製品に対して、これらの機能を作動させるためのソフトウェアを機器本体に組み込む仕事を主に担います。

たとえば、冷蔵庫の場合は、冷蔵庫の内部を一定の温度に保つために、温度上昇を感知すると冷蔵庫の中を冷やす温度センサーなどを搭載していきます。

ソフトウェアとハードウェアどちらの知識も求められるのが、組込みエンジニアの特徴です

組込みエンジニアの仕事例

  • クライアントとどのような製品を開発するのかを話し合う
  • 企画した内容をシステム化するための設計業務をおこなう
  • システムのメンテナンスやバージョンアップなどをおこなう

組込みエンジニアに向いている人の特徴

組込みエンジニアの仕事は、自分がどのような目的でシステムを開発するのか、開発したシステムによってどう製品が動くのかに面白みを感じる人が多く見られます。そのため、「モノ作りが好きな人」や「自分が作った製品を世の中の人に使ってもらいたい」と考える人が向いています。

特に自分が作った製品が世の中の人々に使われることに対して、やりがいを感じる人や喜びを感じる人などは、組込みエンジニアの業務に対して大きなやりがいを持って働けるでしょう

運用保守エンジニアの仕事内容

運用保守エンジニアとは、システムの運用・保守をメインでおこなうエンジニアのことです。システムを安全に管理するためには、システムが止まらないように陰から支える運用保守エンジニアの存在が欠かせません

たとえば、アクセスログのチェックやレポートデータの抽出などをすることで、システムに異常がないかを定期的にチェックしていきます。また、システムに障害が起きた際に、詳細な原因を突き止め、問題が起きた箇所の修正・アップデートを担当するのも運用保守エンジニアの仕事です。

運用保守エンジニアの仕事例

  • スクリプト解析や暫定対策を策定する
  • バッチジョブ、バックアップの管理
  • 運用マニュアルを作成する

運用保守エンジニアに向いている人の特徴

運用保守エンジニアの仕事は、単純な作業やルーティンワークも多く見られるので、退屈に感じる仕事内容であっても楽しめる人や、役割を自分で見いだせるような人が向いています

運用保守エンジニアの仕事はシステム稼働に欠かせないものですが、表で称賛される機会はほとんどありません。それでも、システムが正常に動いている状況に対して誇りを感じながら仕事ができる人は、運用保守エンジニアとして長期に渡って活躍できるでしょう。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアとは、Webアプリケーションのホーム画面やログイン画面などユーザーが真っ先に目にする部分を構築するエンジニアのことです。

Webアプリケーションのホーム画面やログイン画面は、サービスを使っているユーザーが必ず使う部分なので、サービスの印象を与える重要な部分でもあります。フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptを使いこなして、見やすい画面を構築していきます

フロントエンドエンジニアの仕事例

  • デザイナーが策定したサイトデザインを基にWebサイトを構築する
  • ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)、SEOなどに考慮して設計する
  • デザインやディレクション業務も担当するケースもある

フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴「トレンドに敏感」

フロントエンドに関する技術は日々進化しているため、最新技術への興味・アンテナがある人がフロントエンドエンジニアに向いているといえるでしょう。フロントエンドに関する業務では、最近覚えた知識が、数年後には古くなっているケースが多く見られます。

トレンドの移り変わりが激しい世界でもあるため、最新技術に対してこまめにキャッチアップしたり、貪欲に学んだりする姿勢がフロントエンドエンジニアには求められています。

バックエンドエンジニアの仕事内容

バックエンドエンジニアとは、フロントエンドエンジニアとは対照的にユーザーの情報などデータの取り扱いに関する部分の実装を担当するエンジニアのことです。バックエンドエンジニアの仕事には、ミドルウェアやバックエンドの開発言語などの知識も必要です。

バックエンドエンジニアのメインの仕事は、サーバー構築とデータベース構築、プログラム開発、保守・運用の4つが挙げられます。ほかにも、サービスの目的に合わせてサーバーマシンなどのハードウェアを選んだり、クラウドコンピューティングを選んだり、幅広い業務を担当するのが特徴です。

バックエンドエンジニアの仕事例

  • システムで使用するハードウェアの選定、導入
  • 必要な情報をスムーズに取り出せるようにサポートする
  • バックアップやアクセスログの監視

バックエンドエンジニアに向いてる人の特徴「コツコツと作業できる職人気質」

バックエンドエンジニアの仕事は、システム全体を考えることも多いので、仕事を覚える難易度は高いです。そのため、チーム全体で活動するよりも、職人気質な人のほうが向いています。

バックエンドエンジニアの仕事は難易度が高い分、実務経験を重ねてスキル・知識が増えていくと、大幅な年収アップも見込めるのが魅力です。黙々と作業するのが苦に感じないタイプの人や、エンジニアとして長期に渡って活躍したいと考えている人におすすめの職種です。

プロジェクトマネージャーの仕事内容

プロジェクトマネージャーとは、品質や納期などさまざまな観点からプロジェクトの目的を達成する役割を担い、目標達成のためにさまざまなマネジメント業務をするポジションです。プロジェクトマネージャーの業務は、会社によって担当する範囲・役割が大きく異なります。

品質・納期のコントロールをメインにおこなうケースもあれば、外注費・ライセンス数などのコストを管理するケースもあります。基本的にはプロジェクトを円滑に進めるために、プロジェクト全体を俯瞰的にマネジメントして、各チームのリーダーとコミュニケーションを取ることが大きな仕事です。

プロジェクトマネージャーの仕事例

  • プロジェクトチームを編成する
  • プロジェクトチームのメンバーが働きやすいように裏からサポートする
  • プロジェクトの実行に必要な人員やリソースを調達する

プロジェクトマネージャーに向いている人の特徴「数字に強くコミュニケーション力がある」

プロジェクトマネージャーは、さまざまな人と分け隔てなくコミュニケーションが取れる人が向いています。プロジェクトマネージャーは、ITに関する専門知識が豊富なエンジニアや、ITに対してそこまで理解していない顧客まで、さまざまな人とコミュニケーションを取らなくてはいけないポジションです

そのため、専門的な話を相手にわかりやすく伝える能力や、相手の理解度に合わせて柔軟に対話する能力などが求められています。また、プロジェクトを完了するために、さまざまなデータを分析する機会が多いため、数字に強くなければいけません。

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントとは、企業の経営課題をITの側面から解決する職業のことです。企業の経営課題をヒアリングしたうえで、どのような手段を用いて課題解決に導くかを分析するポジションなので、ITに関する豊富な知識と、論理的な思考が求められます

ITコンサルタントの仕事では、顧客が何について困っているのかをヒアリングしたり、課題に対しての解決案を立案したり、幅広い業務を担います。業務に活用できる知識・スキルを増やすためにも、常に最新トレンドに対してアンテナを貼り続けておくことも重要です。

ITコンサルタントの仕事例

  • 企業のシステム導入を支援する
  • データなどを用いて業務改善案を提案する
  • インフラ環境の整備やセキュリティ対策の立案に携わる

ITコンサルタントが向いている人の特徴「物事を客観的に冷静に判断できる」

ITコンサルタントの仕事は、顧客や会社の課題解決のために働くことなので、人・企業のために活動することにやりがいを感じられる人が向いています。また、さまざまな課題や解決方法を総合的に検討する必要があるため、物事を客観的に冷静に判断できる能力が必要です。

ITコンサルタントの仕事は、企業の課題を解決するためにやらなくてはいけないことが多いのも特徴なので、体力的にも精神的にもハードさに耐えられる体力・タフさを持っている人が適性があるといえるでしょう

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目指したいエンジニアごとに紹介! おすすめ資格36選

ここから先は、目指したいエンジニアごとにおすすめ資格を紹介します。資格ごとに試験内容や難易度などを詳しく解説していくので、資格を選ぶ際の参考にしてください。

目指したいエンジニア資格名資格種類
システムエンジニア基本情報技術者試験国家資格
応用情報技術者試験国家資格
ネットワークエンジニアシスコ技術者認定ベンダー資格
ネットワークスペシャリスト試験国家資格
サーバーエンジニアLinuC民間資格
LPIC民間資格
データベースエンジニアオラクルマスターベンダー資格
データベーススペシャリスト国家資格
セキュリティエンジニア情報セキュリティマネジメント試験国家資格
情報処理安全確保支援士国家資格
クラウドエンジニアAWS認定資格ベンダー資格
Microsoft Azure認定試験ベンダー資格
Google Cloud認定資格ベンダー資格
AIエンジニアG検定民間資格
Python3 エンジニア認定データ分析試験民間資格
E資格民間資格
組込みエンジニアエンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)国家資格
ETEC(組込み技術者試験)民間資格
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)民間資格
運用保守エンジニアITサービスマネージャ試験(SM)国家資格
ITILファンデーション認定資格試験民間資格
フロントエンドエンジニアHTML5プロフェッショナル認定試験民間資格
ウェブデザイン技能検定2級国家資格
バックエンドエンジニアPHP技術者認定試験民間資格
Ruby技術者認定試験民間資格
Rails技術者認定試験民間資格
Javaプログラミング能力認定試験民間資格
プロジェクトマネージャープロジェクトマネージャ試験(PM)国家資格
PMP民間資格
ITコンサルタントITストラテジスト試験(ST)国家資格
ITコーディネータ試験民間資格
目指したいエンジニア別の資格一覧

なりたいエンジニアが見つからない場合は、以下の資格がおすすめです。

資格名資格種類
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)ベンダー資格
ITパスポート国家資格
CIW資格(Certified Internet Web Professional)ベンダー資格
入門としておすすめの資格

エンジニアごとにおすすめの資格を詳しく解説していくので、自分に合ったレベルの資格について理解していきましょう。

システムエンジニアにおすすめの資格

はじめに、システムエンジニアを目指している人向けにおすすめの資格を紹介します。システムエンジニアにおすすめの資格は「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」です。

どちらもシステムエンジニアに必須なITやシステム開発に関する知識を体系的に身に付けられる資格で、IT知識全般について基礎から応用まで学べます。

システムエンジニアだけでなくその他のエンジニアにもおすすめの資格なので、まずは難易度や試験内容を確認しましょう。

資格名資格レベル(ITSS)おすすめの人
基本情報技術者試験レベル2未経験から挑戦できる
応用情報技術者試験レベル3キャリアアップ向け
システムエンジニア向け資格の比較

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、経済産業省が認定している国家資格です。システムエンジニアやプログラマーなどの職種に必要な基礎スキルが証明できます。基本情報技術者試験は、毎年10万人以上の人が受験しており、合格率は25%程度となっています。

難易度が高いイメージがありますが、未経験の人でも、勉強スケジュールを立てて合格している人は多くいます。基本情報技術者試験の出題範囲は事前に告知されており、過去の問題も簡単に入手できます。未経験であっても努力次第で合格できる試験となっているため、ぜひチャレンジしてみてください。

基本情報技術者試験の特徴

  • 経済産業省が認定している国家資格
  • システムエンジニアやプログラマーなどの職種に必要な基礎スキルを証明できる
  • 合格率は25%程度

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、ITに関する知識や技能が一定水準にあることを認定する国家試験です。情報処理推進機構(IPA)が主催する試験であり、過去10年の合格率は20%台となっている難易度が高い試験となっています。

応用情報技術者試験は、ネットワークやデータベース、プロジェクトマネジメントなど分野ごとに試験が分かれており、午前試験・午後試験に分かれているのが特徴です。基本情報技術者試験の次のステップに受けるケースが多いので、キャリアアップ向けの資格となっています。

応用情報技術者試験は、参考書や過去問での学習がおすすめです。

応用情報技術者試験の特徴

  • 経済産業省が認定している国家資格
  • ネットワークやデータベース、プロジェクトマネジメントなど分野ごとに試験が分かれおり難易度は高め
  • 合格率は20%台

ネットワークエンジニアにおすすめの資格

ネットワークエンジニアの場合、現場によっては、CCNAやCCNPの資格取得を必須としている現場もあります。特に設計・構築などのネットワークの知識がなければ難しい現場でよく見られます。これらの資格を取得できれば、難易度が高い業務をおこなう現場に参画しやすくなり、自身の年収アップにもつながるでしょう。

ここでは、ネットワークの資格として王道ともいえる「シスコ技術者認定」と「ネットワークスペシャリスト試験」の2つを紹介します。

資格種類資格名資格レベル(ITSS)
ベンダー資格(シスコ技術者認定)CCTレベル1
CCNAレベル2
CCNPレベル2
CCIEレベル4
国家資格ネットワークスペシャリストレベル4
ネットワークエンジニア向け資格の比較

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定資格とは、シスコ社が認定するネットワークのスキルが証明できるベンダー資格のことです。

シスコ社とは?

シスコシステムズ(Cisco Systems)は、アメリカに本社を置くネットワーク機器メーカーの一つ。ルーターやスイッチなどのネットワーク制御機器において世界最大手の企業である。

シスコ社は世界最大手であり、その製品の認定資格は多くのネットワークエンジニアが取得しています。シスコ技術者認定資格は、「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」の順番で難易度が上がっていきます。

資格名目安経験年数出題言語
CCT(Cisco Certified Technician)未経験日本語 or 英語
CCNA(Cisco Certified Network Associate)1~3年日本語 or 英語
CCNP(Cisco Certified Network Professional)3~5年日本語 or 英語
CCIE(Cisco Certified Internet Expert)5~7年英語
シスコ技術者認定資格

エントリーの試験であるCCT( Cisco Certified Technician)は、未経験者の入門資格となっており、まずはCCTを取得して、その後にアソシエイトのCCNA(Cisco Certified Network Associate)を取得する流れが一般的です。

一方で、未経験からCCNAを取得している人も多いため、CCNAから挑戦することも可能です。ただし、このCCNAは1~3年程度のネットワークエンジニアとしての経験年数が必要とされているため、未経験から挑戦する場合はある程度の努力が必要なことはおぼえておいてください。

未経験からネットワークエンジニアを目指す場合、CCTよりは実務経験が求められるレベルのCCNAのほうが評価されやすく、ネットワークエンジニアの登竜門的資格だといわれています。

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ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理技術者試験の中で最高難易度が「レベル4」に分類されている非常に難易度が高い国家資格であるため、キャリアアップ向けの資格です。アイテックの発表の発表によると令和3年春期の合格率(受験者比)は12.8%となっています。

午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱと4つの試験があり、すべての試験で100点満点中60点以上取得できれば合格となります。

非常に難易度が高い試験として知られているため、取得できればネットワークに関する専門知識を持っている人材として高く評価されるでしょう

ネットワークスペシャリスト試験の特徴

  • 難易度が高い国家資格
  • ネットワークに関する専門知識が問われる
  • 合格率は12.8%

サーバーエンジニアにおすすめの資格

サーバーエンジニアも、資格勉強を通して業務に必要な知識を体系的に身に付けることを目的に、多くのエンジニアが資格取得を目指しています。

ここでは、サーバーエンジニアにおすすめの資格である「LinuC」と「LPIC」を紹介します。

資格名特徴おすすめの人
LinuC日本国内向け資格国内で活躍したい人
LPICグローバル資格海外も視野に入れている人
サーバーエンジニア向け資格の比較

どちらもLinuxの実用的なスキルを証明する資格であり非常に似ていますが、LPICはグローバルな資格であるのに対し、LinuCは日本国内向けの資格となっているのが特徴です。そのため、LinuCでは試験問題が自然な日本語で記載してあり、日本国内での転職活動に適しているといえます。

Linuxとは

WindowsやMacなども含まれるOS(オペレーティングシステム)の一種。その中でもサーバー専用のOSとなります。誰もが無料で使えるため、Linuxを使用した開発などを自由におこなえることも特徴の1つ。

LinuC

LinuCとは、サーバーOSとして世界的に大きなシェアを持つLinuxサーバーの知識とスキルが証明できるベンダー資格です。LPI-Japanが実施しており、自身の好きなタイミングで最寄りのテストセンターで受験できます。

LinuCは、難易度によってレベル1から3に分かれているのが特徴です。レベル1の場合は、初学者で1〜3カ月ほ3カ月ほどの学習時間が想定されているため、未経験者向けの資格だといえるでしょう。レベル2と3は、キャリアアップ向けの資格となっています。

LinuCの特徴

  • 日本国内向けの資格
  • Linuxの実用的なスキルを証明できる
  • レベル1は初学者で1〜3カ月ほどの学習時間が必要

LPIC

LPICは、カナダに本部があるLinux技術者認定機関「LP」の日本支部が運営している試験です。LinuCと同様にLinuxサーバーの知識とスキルを証明できます。難易度に関しても同様であり、レベル1から3に分かれています。

LPICのレベル1は、合格ラインが65%〜75%程度の範囲となっているため、約60問の内42問ほど正解すれば合格となります。レベル1に合格すれば、Linuxの基本操作やシステム管理などができる人材と評価され、就職や転職を有利に進められるでしょう

LPICの特徴

  • グローバルな資格
  • Linuxの基本操作やシステム管理などができる人材であることを証明できる
  • レベル1は、合格ラインが65%〜75%程度

データベースエンジニアにおすすめの資格

データベースエンジニアにおすすめの資格は「オラクルマスター」と「データベーススペシャリスト」の2つです。オラクルマスターはベンダー資格、データベーススペシャリストは国家資格となっており、特に国家資格であるデータベーススペシャリストは難易度が高い試験として有名です。

資格種類資格名資格レベル(ITSS)
ベンダー資格オラクルマスターレベル1~4
国家資格データベーススペシャリストレベル4
データベースエンジニア向け資格の比較

そのため、未経験者の場合、まずはオラクルマスターのBronzeから受験し、知識が身についてきた段階で上位資格やデータベーススペシャリストにチャレンジする流れが良いでしょう。自身のスキル・知識をアピールするためにも、ぜひこれらの資格取得にチャレンジしていきましょう。

オラクルマスター

オラクルマスターとは、データベースのシェア世界一を誇るOracle製品に関する知識・スキルが証明できるベンダー資格のことです。オラクルマスターはBronze・Silver・Gold・Platinumの4つのレベルがあり、下位のレベルの資格を取得しなければ、上位の資格試験を受験できない仕組みになっています。

最も難易度が低いBronzeの場合は、データベース技術者の業務に必要な最低限の知識が問われます。オラクルマスターの合格率は非公開となっており、Oracle製品に馴染みのない人にとっては非常に難しい試験となっているため、未経験向けではなくキャリアアップ向けの資格といえるでしょう

グレード資格名特徴
ブロンズBronze DBA12cOracle製品に馴染みのない人にとっては難しい
シルバーOracle Database 12c Administration実務経験がないと合格は難しい
ゴールドOracle Database 12c: Advanced Administrationデータ構築やリカバリ、チューニングの知識が必要
プラチナORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c 実技試験データベース技術者としてトップレベルの実力者であることを証明できる
オラクルマスター

データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは、データベースに関する知識が証明できる国家資格のことです。情報処理推進機構(IPA)が実施している試験なので、エンジニアのスキルが証明できる資格として多くの人が受験しています。

ITスキル標準はレベル4と最上位の難易度となっており、キャリアアップ向けの資格となっています。データベーススペシャリストの試験は合格率が15%程度となっており、この数字からも難しさはわかります。

データベーススペシャリストの試験に合格できれば、企業から高く評価されて大幅な年収アップにつながる可能性も高く、取得する価値は高いです

データベーススペシャリストの特徴

  • 国家資格
  • データベースに関する知識を証明できる
  • 合格率は15%程度

セキュリティエンジニアにおすすめの資格

セキュリティエンジニアとして働くためには、セキュリティに関する専門知識が不可欠です。自身の知識・スキルを客観的に証明する方法として資格取得は有効だといえます。

ここでは、セキュリティエンジニアにおすすめの資格として「情報セキュリティマネジメント試験」と「情報処理安全確保支援士」の2つの資格を紹介します。どちらも国家資格となっていますが、難易度が低い情報セキュリティマネジメント試験からチャレンジするのがおすすめです。

資格名資格レベル(ITSS)
情報セキュリティマネジメント試験レベル2
情報処理安全確保支援士レベル4
セキュリティエンジニア向け資格の比較

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、IT初心者〜中級者向けの国家試験です。「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計資料」によると、合格率は50%台~60%台となっており、IPAが定義した試験の難易度レベルも「レベル2」と設定されているため、比較的取得しやすい資格だといえるでしょう。

情報セキュリティマネジメント試験の出題範囲は、セキュリティ関連分野に特化しています。日程は、上期と下期の年2回となっており、午前と午後に分けて実施されます。情報セキュリティマネジメント試験は、未経験者向けの試験だといえるでしょう

情報セキュリティマネジメント試験の特徴

  • 国家資格
  • セキュリティ関連分野に特化した試験
  • 合格率は50%台~60%台

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティに関する内容が問われる国家資格のことです。IPAが実施しており、情報セキュリティスペシャリスト試験の後継となる資格として位置づけられています

アイテックの発表によると情報処理安全確保支援士の2021年度の合格率は、21.2%となっており、非常に難易度が高い試験として有名です。そのため、セキュリティエンジニアとしてキャリアアップしたい人、ステップアップしたい人に最適な資格だといえるでしょう。

情報処理安全確保支援士の特徴

  • 国家資格
  • キャリアアップしたい人向けの資格
  • 合格率は19.2%

クラウドエンジニアにおすすめの資格

クラウドはAmazon、Microsoft、Googleなど各ベンダーが提供しており、それぞれ認定資格が存在します。

ここでは、「AWS認定資格」と「Microsoft Azure認定試験」「Google Cloud認定資格」の3つの資格を紹介します。

資格名特徴
AWS認定資格パブリッククラウドで最大のシェアを誇るAWSの認定資格
Microsoft Azure認定試験Azureに関する知識・スキルを認定する資格
Google Cloud認定資格Google Cloudの知識だけでなくセキュリティやネットワーク、機械学習、データ分析など幅広い分野の知識も問われる
クラウドエンジニア向け資格の比較

どの資格も需要の高さが魅力ですが、どれを選ぶか迷っている場合は、最もシェア率が高いAWS認定資格がおすすめです。それぞれの試験内容、難易度について解説していきます。

2021年世界のクラウドサービス市場

AWS認定資格

AWS認定資格とは、パブリッククラウドで最大のシェアを誇るAWSの認定資格です。AWS認定資格は、段階的に資格取得を目指せるのが特徴です。

未経験者の場合は、「AWS 認定クラウドプラクティショナー」の取得がおすすめです。合格率は公表されていませんが、「6カ月程度のAWSの利用経験によって得られるクラウドの基礎知識や業界知識を認定するレベル」となっています。

クラウドプラクティショナー取得後は、中級者向けの「AWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)」、上級者向けの「AWS認定ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)」を受験すると良いでしょう

レベル資格名難易度
基礎レベルAWS 認定クラウドプラクティショナー6カ月程度のAWSの利用経験がある人が対象
アソシエイトレベル・AWS 認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト
・AWS 認定デベロッパー-アソシエイト
・AWS 認定SysOpsアドミニストレーター-アソシエイト
1年程度のAWSの利用経験がある人が対象
プロフェッショナルレベル・AWS 認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
・AWS 認定 DevOps エンジニア-プロフェッショナル
2年程度のAWSの利用経験がある人が対象
AWS認定資格

Microsoft Azure認定試験

Microsoft Azure認定資格とは、マイクロソフト社の認定資格であるMCP(Microsoft Certification Program)の1つで、Azureに関する知識・スキルを認定する資格のことです。Microsoft Azure認定資格は、「Fundamentals」「Associate」「Expert」「Specialty」の4つのレベルに分けられます、

最も難易度が低いのは「Azure Fundamentals:AZ-900」で、クラウドサービスの基礎知識や概念、Azureのサービスなどに関する一般的なテクノロジーの概念について問われる試験となっています。合格率は公表されていませんが、20〜30時間程度の学習で合格できるといわれています。

レベル資格名難易度
FundamentalsAzure Fundamentalsなど初級
AssociateAzure AI Engineer Associateなど中級
ExpertAzure Solutions Architect Expertなど上級
SpecialtyAzure for SAP Workloads Specialtyなど上級
Microsoft Azure認定試験

Google Cloud認定資格

Google Cloud認定資格は、Googleが提供している資格でありGoogle Cloudに関する知識・スキルが問われます。

Google Cloudに関する知識が主に問われますが、セキュリティやネットワーク、機械学習、データ分析など幅広い分野の知識も問われるのが特徴です。Google Cloud認定資格は、「基礎的な認定資格」「アソシエイト認定資格」「プロフェッショナル認定資格」の3つのレベルに分類されます。

基礎的な認定資格では、クラウドに関する一般的な知識やGoogle Cloudに関する基本的な知識が問われ、難易度としては未経験者向けの試験となっています

カテゴリ資格名難易度
FoundationalCloud Digital LeaderGoogle Cloud初級者向け
AssociateAssociate Cloud EngineerGCPの基礎的な使い方を理解できている人向け
ProfessionalProfessional Cloud Architectなど可用性が高く堅牢なGCPのアーキテクチャを検討・構成できるレベル
Google Cloud認定資格

AIエンジニアにおすすめの資格

ここでは、「G検定」と「Python3エンジニア認定データ分析試験」「E資格」の3つを紹介します。それぞれの資格は、協会・一般社団法人によって運営されており、AIや機械学習に精通した人材育成を目的としています。

資格名合格率試験内容
G検定63.7%人工知能や機械学習、ディープラーニングの基礎的な知識をはじめ、AIを事業として活用するために必要な法律や、倫理の知識など
Python3エンジニア認定データ分析試験86%Pythonに関する基本的な文法やデータ構造、クラス、標準ライブラリなどに関する知識
E資格70%機械学習やディープラーニングを実装する知識・スキル
AIエンジニアにおすすめの資格の比較

どの試験も難易度はそこまで高くはないため、これから紹介する試験内容などを見て、どの試験を選ぶか検討してみてください。

G検定

G検定とは、JDLA(日本ディープラーニング協会)が実施している人工知能に関する資格のことです。AIエンジニアに求められる人工知能や機械学習、ディープラーニングの基礎的な知識をはじめ、AIを事業として活用するために必要な法律や、倫理の知識など幅広い内容から出題されるのが特徴です。G検定は、AIを事業に活用するジェネラリスト向けの資格となっています。

G検定は基本的にオンライン受験となっており、パソコン・インターネット環境があればどの場所からでも受験できます。JDLA(日本ディープラーニング協会)の発表によると、2022年に実施されたG検定では、合格率は63.17%となっているため、難易度は低いといえるでしょう。

未経験者の場合は、JDLAから出版されている公式テキストを活用して学習するのがおすすめです。

G検定の特徴

  • 人工知能に関する資格
  • 基本的にオンライン受験
  • 合格率は63.77%

Python3 エンジニア認定データ分析試験

Pythonは機械学習やデータ解析において主流となっており、AIエンジニアにとって欠かせないプログラミング言語となります。

Python3 エンジニア認定データ分析試験とは、一般社団法人のPythonエンジニア育成推進協会が運営している資格試験の一つです。Pythonの資格認定試験はほかにも、「Python3 エンジニア認定基礎試験」や「Python3 エンジニア認定実践試験」などがあります。

Python3 エンジニア認定基礎試験では、Pythonに関する基本的な文法やデータ構造、クラス、標準ライブラリなどに関する知識が問われます

Pythonエンジニア育成推進協会の発表では、「Python3 エンジニア認定データ分析試験」の合格率は約86%(2021年6月末の段階で)と発表がありました。そのため、難易度はそこまで高くはないので、未経験者向けの資格といえるでしょう。

Python3 エンジニア認定データ分析試験の特徴

  • Pythonを使用するエンジニア向けの資格
  • Pythonに関する基本的な文法やデータ構造、クラス、標準ライブラリなどに関する知識が問われる
  • 合格率は約86%

E資格

E資格とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定するAIエンジニア向けの資格のことです。機械学習やディープラーニングを実装する知識・スキルが問われる試験となっています。

G検定がAIを事業に活用するジェネラリスト向けの資格となっているのに対して、E資格はディープラーニングを実装するAIエンジニア向けの資格となっています。E資格の合格率は約7割とされていますが、知識と経験を持っている受験者が多い傾向があり、取得難易度は高いといえるでしょう。

AIやデータサイエンスに関する求人は年々増えているため、E資格を取得していれば、AIに関する専門知識を持った人材としてアピールできるでしょう。

E資格の特徴

  • AIエンジニア向けの資格
  • 機械学習やディープラーニングを実装する知識・スキルが問われる
  • 合格率は約7割(JDLAによると2022年は受検者数897名に対して合格者数644名)

組込みエンジニアにおすすめの資格

ここでは、組込みエンジニアにおすすめの資格として「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」「ETEC(組込み技術者試験)」「OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)」の3つを紹介します。

資格名資格種類レベル/評価
エンベデッドシステムスペシャリスト試験国家資格キャリアアップ向け
ETEC(組込み技術者試験)民間資格キャリアアップ向け
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)民間資格未経験~キャリアアップ向けのレベルまで有り
組込みエンジニアにおすすめの資格の比較

難易度が高い資格も一部ありますが、どの資格も専門知識が求められる組込みエンジニアに最適な資格となっています。それぞれの試験内容、難易度について解説します。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験とは、IoTを含む組込みシステムの開発基盤の構築力や、システム全体の設計・構築や製造・評価能力などを認定する国家試験です。情報処理技術者試験の一区分で、難易度が最も高い「レベル4」と設定されている非常に難易度が高い試験となります。

情報処理技術者試験情報処理安全確保支援士試験統計資料」記載の令和4年の実績によると、合格率が19.7%と発表されており、かなり難しい試験だといえるでしょう。組込みエンジニアとしてキャリアアップしたい人向けの資格となっています

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の特徴

  • 国家試験
  • 組込みシステムの開発基盤の構築力や、システム全体の設計・構築や製造・評価能力などが問われる
  • 合格率は16~19%程度

ETEC(組込み技術者試験)

ETEC(組込み技術者試験)とは、一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が実施している認定試験のことです。ETECの試験は特殊で、合否判定の試験ではなくキャリア指標の一つになることを目的としています

合格・不合格ではなく、下記のグレードで評価されるのが特徴です。

ETECのグレード評価

  • グレードA:プロジェクトの自立的な運用ができる能力を備えている
  • グレードB:組織内の組込み系開発における指導的立場で、上位者の支援を受けながらプロジェクトを運用できる
  • グレードC:現場における専門的立場で、上位者の支援を受けながらプロジェクトを運用できる

それぞれのグレードで難易度が異なりますが、組込みエンジニアとしての実務経験に基づく知識・スキルが必要なので、キャリアアップしたい人向けの資格といえるでしょう。

ETECの特徴

  • 合否判定の試験ではなくキャリア指標の一つになることを目的としている試験
  • 合格・不合格ではなく、グレードA~Cで評価する仕組み
  • キャリアアップしたい人向けの資格

OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)

OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)とは、国際標準化団体OMGが提供している試験のことです。世界130カ国で実施されている国際的な試験となっています

OCRESは、初級・中級・上級のレベルが設定されており、上位資格を取得するためには下位資格の合格が必須です。

試験内容は「ファンダメンタル」「インターメディエイト」「アドバンス」の3種類があり、ファンダメンタルではリアルタイムシステムや組込みプログラミングに関する基礎知識が求められます。

合格率に関しては公開されていませんが、80問中46問以上の正答が合格ラインとなっています。未経験者・キャリアアップしたい人向けどちらの人にも最適な資格だといえるでしょう。

カテゴリー資格名
ファンダメンタル・BPM 初級基礎
・SysML ファンダメンタル
・UML ファンダメンタル
インターメディエイト・BPM テクニカル中級
・BPM ビジネス中級 
・SysML インターメディエイト
・UML インターメディエイト
アドバンス・BPM ビジネス上級 
・BPM テクニカル上級
・SysML アドバンス 
・UML アドバンス
OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)

運用保守エンジニアにおすすめの資格

運用保守エンジニアは、システムの安全運用のために欠かせません。今後キャリアアップを目指すためにも下記の資格取得がおすすめです。

ここでは、「ITサービスマネージャ試験」「ITIL®認定資格」を紹介します。

資格名資格種類難易度
ITILファンデーション認定資格試験民間資格入門者向け
ITサービスマネージャ試験国家資格合格率は12~14%と難易度は高い
運用保守エンジニアにおすすめの資格の比較

ITサービスマネージャ試験は国家試験で難易度が高く、ITILファンデーション認定資格試験は民間資格で難易度はそこまで高くないといった特徴があります。自身のレベルに応じてどちらの試験を選択するか検討していきましょう。

ITILファンデーション認定資格試験

ITILファンデーション認定資格試験とは、PeopleCert社が運営している資格試験のことです。ITサービスマネジメントに関するスキルや知識、ITILに関する理解度が問われます。

ITILとは?

ITIL とは、Information Technology Infrastructure Libraryの略。ITサービスマネジメントにおける成功事例をまとめた文書をいう

ITILファンデーションの合格率は非公開となっていますが、試験問題数は40問中26問以上(正答率65%以上)で合格となっています。

ITILファンデーション認定資格試験に合格できれば、ITサービスマネジメントに関するスキル・知識を持っていることを客観的に証明できるのが魅力です。難易度はそこまで高くはないため、ITILファンデーション認定資格試験は未経験者向けの資格といえます。

ITILファンデーション認定資格試験の特徴

  • PeopleCert社が運営している資格試験
  • ITサービスマネジメントに関するスキル・知識を証明できる
  • 正答率65%以上で合格

ITサービスマネージャ試験

ITサービスマネージャ試験とは、IPAが主催している情報処理技術者試験の一つなので、国家資格として認定されています。システムのコストを効率化させるために提案・運用、管理している責任者が対象です

ITサービスマネージャ試験の合格率は、毎年12〜14%程度となっており、合格するためには実務経験と専門知識の両方を身に付けていく必要があります。運用保守エンジニアから上流工程へとステップアップしたい人向けの資格となっています。

ITサービスマネージャ試験の特徴

  • IPAが主催している国家資格
  • システムのコストを効率化させるために提案・運用、管理している責任者が対象
  • 合格率は毎年12〜14%程度

フロントエンドエンジニアにおすすめの資格

フロントエンジニアはWebサイトの見た目を作るエンジニアであり、コーディングだけでなく、Webデザインまで幅広い知識が求められます。ここでは、「HTML5プロフェッショナル認定試験」「ウェブデザイン技能検定」の2つを紹介します。

資格名資格種類難易度
HTML5プロフェッショナル認定試験民間資格マークアップに関する技術力と知識
ウェブデザイン技能検定国家資格Webサイト制作に必要なウェブデザインやシステム構築などの知識や技能、実務能力を問う
運用保守エンジニアにおすすめの資格の比較

どちらの試験も、フロントエンドエンジニア向けの資格となっており、実務に役立つ試験内容となっているのが特徴です。フロントエンドエンジニアを目指したい人は、ぜひこれらの資格取得にチャレンジしてみてください。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、LPI-Japanが運営する資格試験なので、「最新のマークアップに関する技術力と知識を中立的な立場で認定する制度」として位置付けられています。

HTML5プロフェッショナル認定試験の受験者数や合格率は、正式に公表されていません。合格点も非公開とされていますが、約7割程度の正答率で合格できると言われています。HTML5プロフェッショナル認定試験では、HTTPプロトコルやCSSデザイン、レスポンシブWebデザインなどの内容が問われます。

未経験者、キャリアアップを目指している人どちらにも最適な資格です。

HTML5プロフェッショナル認定試験の特徴

  • LPI-Japanが運営する資格試験
  • HTTPプロトコルやCSSデザイン、レスポンシブWebデザインなどの内容が問われる
  • 約7割程度の正答率で合格できる

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定とは、特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会が実施している検定試験で、Webデザイン技術などの知識が問われ、実務試験と学科試験の両方に合格する必要があります。ウェブ業界では数少ない国家資格であり、ウェブデザイン技能検定は1級~3級が存在します

ウェブデザイン技能検定2級の合格率は30〜40%となっています。3級は合格率が60〜70%となっているため、未経験者の場合は、まずは3級からチャレンジするのがおすすめです。

合格率試験時間
3級60~70%学科45分 実技60分
2級30~40%学科60分 実技120分
1級10~20%学科90分 実技180分 ペーパー実技60分
ウェブデザイン技能検定

バックエンドエンジニアにおすすめの資格

バックエンドエンジニアはニーズが高い職種の一つであり、高度なスキル・知識が求められます。

ここでは、「PHP技術者認定試験」「Ruby技術者認定試験」「Rails技術者認定試験」「Javaプログラミング能力認定試験」を紹介します。

資格名学べる内容その言語でできること
PHP技術者認定試験PHPHTMLを生成してユーザーごとに表示されるテキストを生成する。Webサイトの問い合わせフォームやショッピングカートなどで使われる
Ruby技術者認定試験Rubyブログ、SNSなどのアプリケーション開発ができる。SNSの開発に数多く採用されている
Rails技術者認定試験Ruby on Railsプログラミング言語ではなくWeb開発をおこなうためのフレームワーク
Javaプログラミング能力認定試験JavaGoogleが開発に用いる三大言語の一つとも知られ、サーバーから家電まで幅広く採用されている
バックエンドエンジニアにおすすめの資格の比較

どの資格もバックエンドエンジニアの業務に役立つ資格となっており、合格率も比較的高めになっています。ぜひチャレンジしてみてください。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営する民間資格のことです。PHPは、サーバーサイドのプログラミング言語の中でも特にシェアが大きいので、さまざまな現場で使われています。PHP技術者認定試験は、PHP技術者の育成と納品品質の向上が主な目的です。

PHP技術者認定試験は、初級試験・上級試験(準上級試験)・認定ウィザードの3つに分けられます。初級試験が最も簡単で、学生、または社会人1〜2年目の受験を想定した試験内容となっているのが特徴です。未経験者の場合は、まずは初級試験の受験がおすすめです。

グレード難易度(ITスキル標準)
初級試験レベル1
準上級試験レベル2
上級試験レベル3
PHP技術者認定試験

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、プログラミング言語Rubyの普及活動に携わる非営利団体である「Ruby Association」が運営しています。Rubyの文法や、Ruby技術者として必要な知識や能力が証明できる資格です

Ruby技術者認定試験では、「Silver」と「Gold」の2つのレベルの試験が実施されています。「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」によると、Silverはレベル1となっているため、未経験者でも、対策すれば十分に合格できるレベルといえるでしょう。

グレード内容難易度(ITスキル標準)
SilverRubyプログラマーに必要な基礎的なスキルレベル1
GoldSilverの内容を応用した問題や実務に関連する技術が問われるレベル2
Ruby技術者認定試験

Rails技術者認定試験

Rails技術者認定試験とは、Ruby on Railsベースのシステムを設計・開発・運用するエンジニアや、Rubyを教える講師を対象とした試験のことです。認定されると、Ruby on Rails技術者として高い技術力が証明できます。

Rails技術者認定試験は、ブロンズ試験・シルバー試験・ベーシックの3つのレベルに分けられます。Ruby on Railsの知識を高めていきたい人におすすめの資格です

カテゴリー資格名内容
ブロンズRails4技術者認定ブロンズ試験Ruby on Railsの基本知識が問われる
シルバーRails4技術者認定シルバー試験利用できるようなコーディング力が問われる
ベーシックRails5技術者認定ベーシックブロンズと同様でRuby on Railsの基本知識が問われる
Rails技術者認定試験

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験とは、サーティファイが主催しているJavaの基礎知識を確かめることを目的とした試験です。Javaの学習をこれから始めていきたい人から実務でJavaを使っている人まで、多くの人に受験されている有名な試験となっています

Javaプログラミング能力認定試験は1級・2級・3級に分かれており、難易度が最も高い1級では、実技試験も試験内容に含まれています。未経験者の場合は、3級からの受験がおすすめです。3級では、Javaの文法や演算子などの基礎知識が問われます。

特徴必要な勉強時間の目安
3級Javaプログラミングをおこなうために必要なプログラミング知識が問われる約70時間
2級3級の内容を発展させた内容になっている約90時間
1級Javaプログラミングについて上級レベルの知識が問われる約100時間
Javaプログラミング能力認定試験

プロジェクトマネージャーにおすすめの資格

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトに関する幅広い業務を担うため、高度な専門知識が求められます。プロジェクトマネージャーに特におすすめの資格は、「プロジェクトマネージャー試験」と「PMP」の2つです。

資格名資格種類内容
プロジェクトマネージャー試験国家資格マークアップに関する技術力と知識
PMP民間資格Webサイト制作に必要なウェブデザインやシステム構築などの知識や技能、実務能力を問う
プロジェクトマネージャーにおすすめの資格の比較

どちらも非常に難易度が高い資格となっていますが、合格できればプロジェクトマネージャーとしての知識・スキルを持っていると高く評価してもらえるでしょう。それぞれの試験内容、難易度について解説していきます。

プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験とは、IPAが年に一度実施している国家試験です。「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 統計資料」によると令和3年度秋期の試験では、14.4%の合格率となっており、非常に難易度が高い試験として知られています。

プロジェクトマネージャー試験では、プロジェクトの立ち上げから終結まで、プロジェクト推進に関するすべての工程で必要な知識が問われます。試験は、午前Ⅰ(四肢択一)と午前Ⅱ(四肢択一)、午後Ⅰ(記述式)、午後Ⅱ(論述式)の4部構成です。

プロジェクトマネージャー資格を取得すれば、プロジェクトマネージャーとしてのスキルを客観的に証明できて、キャリアアップ・年収アップにつなげられるでしょう

プロジェクトマネージャー試験の特徴

  • 年に一度実施している国家試験
  • プロジェクトの立ち上げから終結まで、プロジェクト推進に関するすべての工程で必要な知識が問われる
  • 合格率は14.4%

PMP

PMPとは、アメリカで設立されたプロジェクトマネジメント協会「PMI」が認定している資格です。PMPの受験資格は、大きく分けて「プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験」や「35時間の公式プロジェクトマネジメントの研修受講証明書」が必要なので、受験するまでのハードルの高さが試験の特徴です

PMPは多くの業界で活用できる資格で、世界でも通用するプロジェクトマネジメント資格となっています。

PMPの特徴

  • プロジェクトマネジメント協会「PMI」が認定している資格
  • 受験するまでのハードルが高い
  • 世界でも通用するプロジェクトマネジメント能力が身につく

完全無料! ITスクールで効率よく資格を取得してエンジニアデビューしよう

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ITコンサルタントにおすすめの資格

ここでは、「ITストラテジスト試験」と「ITコーディネータ試験」を紹介します。

資格名資格種類試験内容
ITストラテジスト試験国家資格マークアップに関する技術力と知識
ITコーディネータ試験国家資格ITの経営に必要な知識
ITコンサルタントにおすすめの資格の比較

ITストラテジスト試験は、非常に難易度が高く、より多くの勉強時間が求められます。ITコーディネータ試験の方が難易度が低く、必要な勉強時間も少なくて済みます。どちらを受けるか迷った場合、まずは難易度が低いITコーディネータ試験からの受験がおすすめです。それぞれの試験の内容や難易度などについて解説していきます。

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験とは、「高度情報処理技術者試験」に分類されている非常に難易度が高い試験です。テクノロジ系の知識やマネジメントの知識など幅広い知識が問われます。ITストラテジスト試験の合格率は、14〜15%程度です。

豊富な実務経験を持っている人でも、合格するまでに150〜200時間程度の勉強が必要なので、試験合格を目指すためには、長期的な学習が不可欠です

試験自体も「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」の4つで構成されており、すべての試験を1日で受ける形になります。体力的にも精神的にも非常にハードな試験といえるでしょう。

ITストラテジストの特徴

  • 「高度情報処理技術者試験」に分類されている難易度が高い試験
  • テクノロジ系の知識やマネジメントの知識など幅広い知識が問われる
  • 合格率は14〜15%程度

ITコーディネータ試験

ITコーディネータ試験とは、特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会が主催している試験です。経済産業省が推進している試験としても注目されています。ITコーディネータ試験では、「IT経営の認識に関する3つのプロセス」や「IT経営を実現する4つのプロセス」「IT経営の全体最適を目指すため共通に求められるマネジメント方法」などが問われます

ITコーディネータの合格率は発表されていませんが、試験全体の8割程度の点数が取れれば合格できると言われています。合格までに必要な勉強時間は、50時間以上が目安となっているため、仕事が忙しくてなかなか勉強時間を確保できない人に最適です。

ITコーディネータ試験の特徴

  • ITコーディネータ協会が主催している試験
  • 試験全体の8割程度の点数が取れれば合格できる
  • 合格までに必要な勉強時間は50時間以上

目指したいエンジニアが決められないなら……! 入門としておすすめの資格

目指したいエンジニアごとにおすすめの資格を紹介しましたが、どのエンジニアを選ぶべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、入門としておすすめの資格を3つ紹介します。目指したいエンジニアが決められないという人は、こちらの資格取得にチャレンジしてみてください。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリストは、Microsoft社のオフィスソフトを扱うスキルが証明できる資格です。マイクロソフトオフィススペシャリストの試験は、各ソフトごとに科目が設定されているのが特徴です。Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5科目に分かれています。

MOSの資格を取得すれば、業務で使う機会が多い、WordやExcel、PowerPointの基本操作ができることが証明できます。WordやExcelの試験の場合は、スペシャリスト(アソシエイト)とエキスパートレベルに分かれているため、まずは、スペシャリスト(アソシエイト)の試験にチャレンジするのがおすすめです。

レベル資格名難易度
一般レベルWord 2019、Excel 2019、PowerPoint 2019など各ソフトの基本的な操作や知識が求められる
上級レベルWord 2019 エキスパート、Excel 2019 エキスパートなどそれぞれの機能ごとの高度な理解が求められます。
マイクロソフトオフィススペシャリスト

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が問われる国家試験です。経済産業省が認定している国家試験の一つで、年間20万人ほど受験しています。ITエンジニアのキャリアをスタートするための基本的知識が身に付けられる点がこの試験の魅力です。

ITパスポート試験の合格率は50%前後となっており、ほかの国家試験と比較しても難易度は低いといえます。試験日は、都道府県・会場により異なりますが、随時おこなわれており、受験料は7,500円(税込)となっています。ITパスポートも難易度や受験のしやすさから、未経験者におすすめです

ITパスポートの特徴

  • ITに関する基礎的な知識が問われる国家試験
  • 年間20万人ほど受験している
  • 合格率は50%前後

CIW資格(Certified Internet Web Professional)

CIW資格(Certified Internet Web Professional)は、ITの基礎を網羅的に学べる国際資格です。アメリカのCertification Partner社が運営しており、世界各国で通用する資格といえるでしょう。

CIWの資格には、基礎分野・デザイン分野・開発分野・セキュリティ分野の4つの種類があります。どの分野も難易度は高くはないので、新入社員に向けた社内研修の一環として、CIW取得を推奨している企業もあるほどです

基礎的な問題が多く出題されるため、対策すれば資格取得は難しくはないでしょう。

将来的に海外で働くことを視野に入れている人は、CIWの取得がおすすめです。

CIW資格の特徴

  • 世界各国で通用する国際資格
  • 社内研修の一環として、CIW取得を推奨している企業もある
  • 海外で働くことを視野に入れている人におすすめ

エンジニア資格取得に向けた学習方法2選

エンジニア資格を取得するためには、合格に向けた学習を継続しておこなう必要があります。主な学習方法は「本やサイトを活用して独学する」か「スクールを利用する」の2つです。効率よく学習を進めていくためには、自分に適しているやり方を選ぶことが非常に重要です。

ここでは、それぞれの学習方法のメリット・デメリットについて解説します。自分がやりやすい学習方法を選んでいきましょう。

①本やサイトを活用して独学する

本やサイトを活用して独学する場合は、自身のペースで学習を進められるのが最大のメリットです。場所を問わずにいつでも学習を進められて、スクールと比較した場合は、初期費用があまり掛からない点もメリットです。必要なのは本の購入費用くらいで済むでしょう。

デメリットは、わからない問題や分野があったときに、自身で解決しなければいけない点です。そこでつまずいて学習を進められなかったり、上手くいかずにストレスを感じてしまったりする人は非常に多いです。また、独学の場合は、周りに頼れる人がいない分、孤独を感じてしまったり、妥協しやすくなったりするデメリットもあります。独学で資格取得を目指す場合は、相当な覚悟をもって日々学習する必要があるでしょう

②スクールを利用する

スクールを使う場合は、わからないことがあっても、講師に質問してすぐに解決できる点が大きなメリットです。合格するためのカリキュラムも用意されているため、次にやるべきことがわかり、スムーズに学習を進めていけるでしょう。最短距離で効率的に資格を取得できる点がスクールを活用する最大のメリットだといえます

スクールの場合は、同じスクール生も在籍しているため、同じ目標に向かって頑張っているスクール生から刺激をもらえるメリットもあります。そのため、高いモチベーションで学習に取り組んでいけるでしょう。

スクールの場合は、費用が発生する点がデメリットですが、キャンペーンなどを実施しているスクールが増えており、通常料金よりも安い価格で受講できるケースが多く見られます。

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5ステップで解説! エンジニアの資格勉強をおこなう前の事前準備

エンジニアの資格勉強をおこなう前の事前準備

  • 資格を取得する目的・メリットを明確にしておく
  • 試験概要をチェックする
  • 合格体験記などで情報収集する
  • 必要な教材をそろえる
  • 勉強の計画を立てる

資格学習をする際には、事前準備が重要です。どのエンジニア資格であっても試験範囲が広いため、やみくもに学習を進めていく方法は非効率だといえます。

非効率な学習方法では、試験合格の確率も低くなり、自身のモチベーション低下にもつながります。効率よく資格の勉強をするためにも、下記のポイントをまずは押さえていきましょう。

①資格を取得する目的・メリットを明確にしておく

はじめに、資格を取得する目的・メリットを明確にしておきましょう。なぜこの資格を取得するのか、資格を取得することでどのようなメリットがあるのか、自身の頭で理解しておけば、学習に対するモチベーションを維持できるようになります

資格を取得する目的・メリットは、言語化して常日頃から忘れないようにしておくのがおすすめです。たとえば、ノートやスマートフォンのメモなどに記載して、それを定期的に見るようにすれば、学習をする意味をすぐに思い出せるでしょう。

②試験概要をチェックする

次に、受けたい試験の試験概要をチェックしましょう。押さえておきたい項目は下記の通りです。

試験についてのチェックポイント

  • どこの試験会場で受けられるのか
  • 問題形式(CBTや筆記など)
  • 試験の出題範囲
  • 問題数
  • 試験時間
  • いつ試験結果がわかるのか

これらの情報があれば、いつまでに・何の学習をするべきかなどの学習計画を立てやすくなります。試験内容を把握することで、学習意欲も高まるメリットがあります。試験概要は、試験を実施している企業のページなどで確認できます。

③合格体験記などで情報収集する

続いて、合格体験記などで試験に関する情報を収集していきましょう。合格体験記では、出題された試験内容や、何点ぐらい取得して合格できたのかなどの、試験の最新情報を入手できるため、合格体験記の情報をもとに、学習スケジュールや重点的に学習するポイントを見直すこともできます

最短距離で合格するためにも、合格体験記の情報は欠かせません。試験概要を確認したら、必ずチェックするようにしましょう。

④必要な教材をそろえる

次に、必要な教材をそろえていきましょう。未経験者の場合は、その教材を購入するべきなのか、迷うケースが多く見られます。試験合格に必要な教材に関しては、合格体験記などに記載されているケースが非常に多いです。

教材を選ぶ際のポイントは、複数の教材を購入しすぎないようにすることです。いろいろな教材を買いそろえるよりも、1つの教材に絞って学習を進めていくほうが試験に必要な知識だけを効率的に身に付けられるようになります。

⑤勉強の計画を立てる

エンジニア資格勉強のスケジュール例

続いて、勉強の計画を立てていきましょう。まずは、いつ試験を受けるのかを先に決めて、そこから逆算して勉強計画を立てていく流れがおすすめです。合格するためには試験概要に記載があった内容を網羅して学習を進める必要があります。さらに、合格体験記で出題される可能性が高い問題を重点的にこなす期間を含めるのも良いでしょう。

また、勉強計画を立てる際には、比較的緩めにスケジュールを立てるのがコツです。あまりにもタイトなスケジュールだと、日常生活で何らかのトラブルがあった際にスケジュール通りに学習できない可能性があるからです。

自分が無理なくこなせる量の勉強計画を立てていきましょう

エンジニアの資格勉強を効率的に進める3つのコツ

エンジニア関連の資格は、学生時代におこなってきた試験勉強とは異なる部分が非常に多いです。たとえば、専門用語での解説が多くて理解しにくかったり、文字だけでは仕組みを理解しにくかったりするケースが見られます。

ここでは、エンジニアの資格勉強を効率的に進めるコツを紹介していくので、今後の勉強に活かしてください。

エンジニアの資格勉強を効率的に進めるコツ

  1. 文字で理解しにくい場合は動画コンテンツも積極的に活用する
  2. 難しい用語は放置しないですぐに調べる
  3. 学習した内容をもとに自分で成果物を作ってみる

①文字で理解しにくい場合は動画コンテンツも積極的に活用する

文字だけで技術の概念や仕組みが理解しにくい場合は、動画コンテンツを積極的に活用するのがおすすめです。動画コンテンツの場合は、絵やアニメーションなどを用いてわかりやすく解説しているため、技術に対してスムーズに理解できるようになります。

また動画コンテンツは、エンジニア向けの動画や未経験者向けの動画など、幅広い層に提供しています。その中から自分のレベルに適している動画を視聴すると良いでしょう。近年YouTubeでの学習コンテンツも増加しています。

書籍を読み進めていってわかりにくい箇所があったら、YouTubeなどの動画コンテンツでも学習してみてください

②難しい用語は放置しないですぐに調べる

エンジニア関連の資格学習をする際には、難しい専門用語が頻繁に出てきます。難しい専門用語が出てきたとしてもそのまま読み進めたくなりますが、すぐに調べて意味を理解するようにしましょう。専門用語を理解しない状態で学習を進めていくと、その内容を深く理解できないケースがあるためです

検索する作業に対して面倒に感じる人も多く見られますが、1分もあれば大抵の用語の意味は調べられます。学習効果を最大限に高めるためにも、難しい用語は放置しないですぐに調べる習慣を身に付けていきましょう。

③学習した内容をもとに自分で成果物を作ってみる

学習した内容をもとに自分で成果物を作ってみるのもおすすめです。学習してインプットしたことを活かしてアウトプットすることで、学習内容に対する理解が深まり、忘れにくくなります

たとえば、プログラミングのコードを学習した場合は、学習したコードを自分で記述してみたり、一部分だけ変えて記述したりすることで、学習した内容が定着します。作業だけではなく、学習した内容を第三者が理解できるようにわかりやすく説明するといった方法でも良いでしょう。

自分でインプットした情報は、自身で積極的にアウトプットするようにしましょう。

自分のキャリアプランに合った資格を取得してエンジニアを目指そう!

今回紹介したとおり、世の中にはさまざまなタイプのエンジニアが存在します。自分がなりたいエンジニアを見つけるためには、自分の得意なことや興味があることから探すのがおすすめです。

自分のキャリアプランに合った資格を取得して、なりたいエンジニアを目指していきましょうね。

完全無料! ITスクールで効率よく資格を取得してエンジニアデビューしよう

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未経験からIT資格の取得は不安なことも多いはず。ITスクールに通えば、わからないことをすぐに聞いて解決することも可能です。今の仕事を続けながらIT資格をとってエンジニアデビューをしたいという人は、オンライン受講もできます

無料相談や資料請求もできるので、まずはネットビジョンアカデミーについて詳しくチェックしてみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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