例文も紹介! コールセンターの職務経歴書で押さえたいポイント解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/公認心理師

    Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mifuyu Furihata〇23年間の企業勤めを経て、独立後は企業での採用・育成コンサルティングや研修に従事。個人向けの就活支援セミナーやキャリア相談における、個々の「強み」の掘り下げに定評がある

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 職務経歴書を書く前にコールセンターで求められず人材を把握しよう
  • 職務経歴書の基本的な書き方をマスターしよう
  • 例文を参考にコールセンターに求められる人材であることをアピールする職務経歴書を作ろう

コールセンターで働く際、職務経歴書の記入を求められることが多くあります。職務経歴書は、これまでおこなってきた業務の詳細を記入する書類です。

職務経歴書を見ると、その人がこれまでどのような業務をおこなってきたのかがわかるため、企業的には選考に欠かせない書類の一つです。

職務経歴書は企業が採用を判断する材料として用いるので、力を入れて記入しなければどれだけ志望動機や自己PRなどを作り込んだとしても落とされる可能性があります。

この記事では、キャリアアドバイザーの降幡さん、柴田さん、吉野さんと一緒に、そもそも職務経歴書はどのようにして記入するのか、コールセンターで働く場合、職務経歴書の記入で注意すべき点はどのような部分なのかなどを見ていきましょう。

この記事を最後まで読むことでコールセンターに求められる人材がわかり、職務経歴書に記載すべき項目がわかりスラスラと書くことができるようになるので、最後まで読んで納得のいく職務経歴書を完成させましょう。

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目次

コールセンターの職務経歴書では企業が求めることを把握することが大切!

コールセンターの職務経歴書を作成する際、ただ単に自分がこれまでおこなってきた業務を書くだけではいけません。

企業は職務経歴書を通して、これまでその人がどのような姿勢で業務をおこなってきたのか、具体的にどのような成果を上げたのかなどを見ています。また職務経歴書を通して、自社に合う人材かどうかも判断しています。

そのため、コールセンターの職務経歴書を作成する際は、その企業がどのような人材を求めているのかを把握したうえで作成することが重要です。

この記事の前半では、コールセンターではどのような業務をおこなうのか、業務特性上どのような人材が求められるのかを解説します。記事の後半では職務経歴書の基本的な書き方を紹介し、コールセンターに特化した内容で職務経歴書を書くには何を意識すれば良いかを解説します。この記事を最後まで読んで、書くべき内容をクリアにし、好印象を与えられる職務経歴書を作成しましょう。

職務経歴書を書く前に! コールセンターの業務内容を知っておこう

コールセンターの職務経歴書を書くためには、そもそもコールセンターで働いたらどのような業務をおこなうかを把握しておかなければなりません。

業務内容が理解できていないと、自分のどんな強みを活かせるのか、これまでやってきた業務のなかでどんな経験を活かせるのかがわからず、職務経歴書でのアピールポイントがなくなってしまいます。

また業務内容を知っておくことは、自分のイメージと入社した後の実務内容とのギャップを小さくし、モチベーションを保って仕事を続けるうえでも重要です。

ここではまずコールセンターの業務内容を紹介していきます。詳しい業務内容を理解し、職務経歴書を作成する役に立てましょう。

カスタマーサポート

コールセンターは電話をかけてきた顧客のサポートをおこなうというイメージがあるかもしれません。カスタマーサポートはまさにその通りの業務で、商品・サービスを利用している顧客の悩みを聞き、解決する業務です

組織が大きくなればなるほど、悩み別に部署が設立されていて、顧客の悩みに応じて部署を振り分ける業務も含まれています。

自社サービスについてしっかり理解しておかないと顧客の悩みを解決できません。そのため、電話対応の能力だけでなく、自社サービスやその業界に対しても学びを深めておく必要があります。

テクニカルサポート

テクニカルサポートはカスタマーサポートと混同されることが多いですが、パソコンや電子機器、ネットワークなどの技術的な問い合わせに対応する業務です。

通話先の顧客の状況を詳しくヒアリングし、電話越しに操作の説明をおこなうことで、悩みを解決します。時には相手のパソコンを遠隔で操作し、問題解決を図る場合もあります。

通話で相手の状況が見えない中問題を解決するため、的確に状況を伝える能力や相手の様子を想像する力が求められます。

テレフォンオペレーター

テレフォンオペレーターは商品の購入手続きや問い合わせなどに対応する業務です。主に自社サービスについて購入を検討している方を対象に対応することが多いです。

状況に応じて、テクニカルサポートやカスタマーサポートとも連携しながら問い合わせに対して解決策を提示してあげる役割を担います

こちらも自社サービスがどのようなものかを理解していなければ顧客に説明できないため、どのようなサービスを提供しているのかを十分に理解して説明できるようにしておく必要があります。

テレアポ

テレアポは自社の見込み顧客のリストに対して電話をかけ、商品やサービスを紹介するアポイントメントを取り付ける業務です。

テレアポは企業が新規開拓をするうえで重要な手段の一つとなっていて、企業側から見込み顧客に対して連絡を取ることができたり、ターゲットをある程度絞ってアプローチできるなどのメリットが挙げられます。

テレアポは断られる機会が多く、とにかく数を追い求めて架電する必要があるため、淡々と作業をこなす能力や強いメンタルを持って取り組むことが求められます

テレアポは営業の仕事という印象が強いです。営業の経験がなくても採用してもらえますか。

吉野 郁子

プロフィール

未経験でもキャリアを広げる第一歩になる

テレアポは未経験者でも始めやすい職種であり、営業職入門に最適です。テレアポは営業活動において重要な役割をはたしており、アポイントを取るプロセスを通じて、営業の基礎を学ぶことができます。

もし、テレアポ業務に慣れ、「アポイントの先にある商談を担当してみたい」「顧客と直接お会いしたい」と感じるようになったら、営業職にチャレンジするのも良いですね。

テレアポで培ったガッツや応対スキルは、営業職でも必ず役立つはずです。営業職は求人ニーズが高く、実力に応じて昇給が期待できる仕事です。

テレアポをキャリアの第一歩としてスタートし、実力をつけてキャリアを広げていくのも良いでしょう。

面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

そこで、活用したいのが無料の「面接回答例60選」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でもよく聞かれるような質問とその答え方60通りが一目でわかります。

どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

これらの質問に一目で答えられる!(一部)
【伊藤忠商事】
・あなたの強み・長所を教えてください。
・あなたの夢を教えてください。
【花王株式会社】
・この職種を希望する理由を教えてください。
・あなたにとって仕事とは何ですか。
【森永製菓】
・あなたの強みを当社でどう生かせますか。
・当社の業界を志望する理由を教えてください。

電話調査員

電話調査員は調査の対象者に対して架電し、質問を読み上げて回答してもらうという業務です。主に企業のリサーチ業務の一環としておこなわれます。

電話調査は費用をかけずにリサーチできたり、単純なアンケートではなく顧客の状況や心情などを詳しくきけたりといったメリットが挙げられます。

こちらもテレアポと同じで、こころよくアンケートに回答してくれるとは限らないため、淡々と架電し続けるメンタルが必要です

スーパーバイザー

スーパーバイザーは英語で監督という意味を持つ言葉です。テレアポやカスタマーサポートの業務をおこなっているオペレーターに対して、通話の内容を後ろで聞きフィードバックをおこなう役割を担っています。

特にテレアポでは常に改良改善を繰り替えすことでより多くのアポイントメントを獲得するよう努めます。そのため、セールスに精通したスーパーバイザーが付くことで、よりアポイントメント獲得の精度を高めます

またオペレーターの教育やマネジメントをおこなったり、働きやすい環境を作るための施策を考えたりといった業務も挙げられます。

職務経歴書でアピールしたい! コールセンターが求める人材とは?

コールセンターで働くためには、コールセンターがどのような人材を求めているのかを理解しておくことは欠かせません。自分自身はコールセンターが求めている人材だとアピールできると、その企業から採用したいと感じてもらえます。

それではコールセンターで働くのに向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。またコールセンターはどんな人材を求めているのでしょうか。

志望動機をいきなり書き始める前に、ここをしっかり理解しておきましょう

話し上手・聞き上手な人

話し上手・聞き上手な人はコールセンターの業務に向いています。コールセンターのオペレーターは顧客が困っていることを解決することが業務なので、相手が何に悩んでいるのかをしっかり聞くことが必要です。

また相手が悩んでいることに対する解決策をわかりやすく伝えることも必要なので、話し上手な人も重宝されます

話し上手、聞き上手のどちらか一方だけでなく、両方ともを兼ね備えているとコールセンターの業務が円滑に進みやすいです。

相手の気持ちを汲み取れる人

コールセンターでの業務は、電話を通して顧客とやり取りするため、相手の顔が見えません。そのため、対面でコミュニケーションを取るのとは違い、表情が見えない難しさがあります

だからこそ、声のトーンなどから相手の気持ちを敏感に汲み取って対応できる人材が求められます

コールセンターではクレーム対応などをおこなう場合もあります。こうしたシーンではより相手の気持ちを汲み取りながら、できる限り相手が求めている解決策を提示しようと努めることが求められます。

気持ちの切り替えが早い人

気持ちの切り替えの早さも、コールセンターの業務では求められます。たとえばテレアポ業務ではアポイントメントを取ろうと努力しているにもかかわらず、1件もアポイントメントが取れないというシーンに出くわすことがあるかもしれません。

何度架電してもアポイントメントが決まらないと、何回やっても無理なのではないかという気持ちになるかもしれませんが、そこで落ち込んでいても業務は前に進みません。

次こそは決めようという気持ちで臨まないと、なかなかアポイントメントを獲得できないため、コールセンターで働くうえで素早く気持ちを切り替える能力は欠かせません

柴田 登子

プロフィール

就職活動をおこなううえでも気持ちの切り替えは大切かと思いますが、キャリアアドバイザーの方が就活生に教えている気持ちの切り替え方があれば教えてください。

就活でもテレアポでもそうですが、能力があるからといって内定や契約が取れるとは限りません。相性やその時の感情などに左右されることはよくあります。

ですから、うまくいかないときに「今日は合わない相手だったのかも、次こそは」と気持ちを切り替え、「能力がないからダメなのだ」と自分を責めないようにしましょう。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

冷静な対応ができる人

コールセンターの業務をおこなううえで冷静さは欠かせません。

顔が見えないからと言いたい放題言ってくる顧客も中にはいます。しかしそうした顧客に対して感情的になってはいけません。コールセンターは顧客が求める解決策を提示することが仕事です。そのため、相手が何を求めているのかを冷静になり見極めましょう

感情的に話してしまうとクレームにつながってしまい企業に迷惑をかけてしまう可能性もあります。そうならないよう、コールセンターでは常に冷静でい続けられる人材が求められます。

問題解決が得意な人

コールセンターは問い合わせてきた顧客の悩みを解決することが仕事です。そのため、相手の問題を解決してあげられる人材が求められます。

顧客は本当に何に悩んでいるのか、その悩みはどうすれば解決するのかを、順を追って一緒に考えることが必要です

マニュアルが用意はされているものの、時にはマニュアルにない問題を解決しなければならない場面に遭遇するかもしれません。そうした場合も冷静になり、どうすれば解決できるかを考えることが求められます。

前向きで素直な人

コールセンターの業務は前向きで素直な人に向いています。オペレーターは品質を高めたりアポイントメント獲得の確率を高めるために、話し方や話す内容などを常にブラッシュアップしながら業務に取り組む必要があります。

前向きで素直な人であれば、アドバイスしてもらった内容をしっかりと受け止めて次の架電に活かせて質を高められます

しかし素直でなかったり、ネガティブな人の場合は自分の改善点を認められなかったり、自分にはどうせできないと考えてしまい、成長しないまま業務が進んでしまいます。

素直にアドバイスを受け止められる人であればコールセンターの業務が未経験であってもすぐに一人前に成長できます。

常に明るくハキハキしている人

コールセンターの業務は相手の顔が見えない分、いつも以上に声のトーンを高く、ハキハキと話さないとこちらの明るさが伝わりません。

常に明るくハキハキと話せる人の場合、電話を通してであっても明るさが伝わり、この人だったら安心して話せそうだという印象を持ってもらいやすいです。

第一印象はとても大切です。コールセンターでも第一声で相手がどのような印象を持つかがかなり重要です。常に明るくハキハキと話せる人であれば、第一印象も良く聞こえ、顧客の悩みも引き出しやすくなります

他にもコールセンターで求められる能力や志望動機に盛り込んでおきたいことを知っておくと、職務経歴書が作りやすくなります。

こちらの記事では、コールセンターの志望動機で盛り込むべき4つの要素を解説しているので、併せて参考にしてください。

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人気職種であるコールセンターの選考を突破するには志望動機が鍵を握ります。記事では、キャリアコンサルタントが志望動機に有効なアピールポイントを紹介。業務内容を理解し、採用担当者に刺さる志望動機を完成させましょう。

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例文8選|コールセンターの志望動機で絶対盛り込むべき4要素

吉野 郁子

プロフィール

好印象を与える話し方のコツは、俳優がおこなう演技トレーニングに似ています。具体的には、口を大きく開ける、腹式呼吸で声を出す、顔の筋肉を動かし、口角を上げるといった練習があります。繰り返し練習を重ねることで、自然に身に付けることができます。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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コールセンターにこだわる前に! まずは基本的な職務経歴書の書き方を押さえよう

基本的な職務経歴書の書き方

  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 保有資格・スキル
  • 自己PR

コールセンターに応募しようとしたところ職務経歴書の提出を求められる場合が多くあります。これまで職務経歴書をまったく書いたことがなければ、そもそも職務経歴書はどのような書類なのか、どのような内容を書けば言いのかわからず困ってしまうかもしれません。

コールセンターに特化した職務経歴書を書く前に、まずは一般的に職務経歴書にはどのようなことを書くのかを知っておきましょう。

職務経歴書はこれまでおこなってきた業務内容を記載する書類ですが、それ以外にも書くべき項目がいくつかあるので解説していきます。

職務要約

職務要約の欄には、これまでおこなってきた業務の概要を記載する欄です。人によってこれまでの業務をすべて書き出すとかなり長くなる場合があります。採用担当者がそれをすべて読まないとその人が何をしてきたのかがわからない状態だと、時間がかかってしまい大変です。

そのため、職務要約の欄は手短にこれまでどのような業務をおこなってきたのか、どのようなスキルがあるのかを手短にまとめて記載しましょう

たくさん書きたいことがあるかもしれませんが、これまで取り組んできた主要な業務やアピールしたいスキルについて記載しましょう。

職務経歴

職務経歴の欄にはこれまでの業務内容について詳細に記載しましょう。こちらはいつからいつの期間、どのような業務をおこなってきたのか、その業務を通してどんなスキルを身に付けてどんな業績を残したのか、を記載しましょう。

職務経歴の項目を見ることで、採用担当者はあなたがどのような業務をおこなえるのか、どのようなスキルを持っているのかをチェックしています。

たとえ小さな業務であっても、これから入社する企業にかかわる業務があれば記載しておくとアピールポイントになります

何度も転職のための書類を書いているけど通過しない、という場合は書類の書き方に問題があるのかもしれません。

こちらの記事では、転職に必要な書類で通過率を上げるためのコツについて解説しているので、併せて参考にしてください。

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転職の書類選考が通らない? 原因や通過率を上げるコツをプロが解説

転職における書類選考では企業選びや書類の書き方で通過率が上がります。書類選考がなかなか通らなくて転職活動に悩んでる人も多いはず。記事では書類選考で落ちる理由や、通過率を上げるコツをキャリアコンサルタントの知見を交えて解説しています。

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保有資格・スキル

保有資格やスキルを記載する欄も職務経歴書にはあります。こちらはこれまで取得した資格やスキルをアピールしましょう。何年の何月に資格を取得したのかも記載しましょう。

中にはたくさん資格を保有していて欄に収まりきらないという場合もあるかもしれません。そうした場合は、応募する企業に関連のある資格に絞って記載しましょう

スキルに関しては語学力やパソコンにかかわるスキルを記載することが一般的です。特に今はパソコンを使用する業務が多くなっているので、パソコンのスキルは記載しておくことが望ましいです。

これまで資格などを何も取得してきませんでした。その場合、保有資格の欄には何を記載するように就活生にアドバイスしているか教えていただきたいです。

降幡 美冬

プロフィール

現在学んでいることについて記載しよう

保有資格がない場合も工夫をしてポジティブに見せることはできます。たとえば、学習中や受験予定がある場合には、以下のように記載すると良いでしょう。

例)「現在、◯◯資格取得に向けて勉強中」「来年度に△△資格試験の受験を予定」

また、資格ではなく、スキルや経験を記載する場合もあります。

例)「TOEIC 800点」「カスタマーハラスメント対応実務者認定研修受講済」

できれば、応募先の企業や職種に関連する内容を記載できればベストです。保有資格がなくても諦めず、記載できることがないか考えてみてくださいね。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

自己PR

職務経歴書には自己PRを記載する欄もあります。こちらは自分の強みを記載し、その企業に対する志望理由も述べられるとベターです。

自己PRは自己分析を十分におこない、自分の強みを理解しておくことが必要です。また、企業研究もおこない、その企業がどのような人材を求めているのか、自分はその企業が求める人材に対してどのようなスキルを活かせるのかを考えて記載する必要があります

こちらの記事では、就活初心者に向けて自己PRの書き方をわかりやすく解説しているので、併せて参考にしてください。

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自己PRの書き方を例文30選で紹介! 就活初心者でもわかる入門編

自己PRは企業に自分の魅力を知ってもらう絶好の場です。この記事ではアピールポイントの見つけ方から自己PRの書き方までキャリアコンサルタントとともに解説します。何を書いたら良いか悩むときに参考にできる例文30選も紹介。

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自己PRの書き方を例文30選で紹介! 就活初心者でもわかる入門編
キャリアアドバイザー目線で、職務経歴書の自己PRにはどんな内容が記載されていると採用担当者の目を引くとお考えか教えていただきたいです。

柴田 登子

プロフィール

自分の強みの具体例とその実績で説得力のある内容に

自己PRとして伝えようとしているポイントが明確であり、なぜそこが「強み」であるといえるのか、具体的なエピソードを示してあるととても説得力があります。さらにその強みがもたらした成果が述べられていれば、好印象につながります。

これらを網羅したうえで、志望先の企業に入社した際にその「強み」がどのような業務でどう役立つのか、つまり「再現性」を伝えることができていれば、採用担当者の評価は高くなるでしょう。

コールセンターへの就職を成功させる職務経歴書の書き方のコツを伝授!

コールセンターへの就職を成功させる職務経歴書の書き方のコツ

  • これまでの経験を具体的に記載する
  • コールセンターが求める人材を意識する
  • 数字で実績を示す
  • 独自のエピソードを加えて記載する

コールセンターへの就職を希望する場合、コールセンターの業務内容を理解し、どのような人物像が求められるのかを把握したうえで職務経歴書を記載することが大切です。

ここまでコールセンターではどのような人材が求められているのか、どのような業務をおこなうのかを解説してきたので、それを踏まえたうえで、コールセンターの就職を成功させるためにはどのように職務経歴書を記載すれば良いかを解説します。

これまでの経験を具体的に記載する

職務経歴書は、採用担当者がこれまでどのような業務をおこなってきたのかを知るために作成する書類です。そのため、これまで自分が取り組んできた業務を詳細に記載しましょう。いつの期間その業務をおこなっていたのか、期間も記載するようにしましょう。

ここでは、コールセンターの業務と関係ないものでも記載しましょう。空白の期間があると、採用担当者はその期間何をしていたのだろうかと疑問に感じます。そうした疑問を感じさせないためにも、かかわった業務はすべて記載しておきましょう。

コールセンターが求める人材を意識する

ただ単に取り組んできた業務を記載するだけだと、コールセンターの求める人材と一致せずに採用に至らない可能性があります。コールセンターが求める人材を意識したうえで、最初に記載した業務内容を見直しましょう。

一見関係ない業務をおこなっていたように見えても、実はコールセンターが求める人材であることをアピールできる部分がたくさん見つかるはずです

たとえば飲食店で接客をおこなっていた場合、目配り気配りを回して顧客が求めるタイミングで注文を取りに行くよう意識したというエピソードは、コールセンターで求められる相手の気持ちを汲み取るという能力をアピールできます

このように、コールセンターの業務で活かせるアピールポイントがないかを探しながらこれまで取り組んできた業務を振り返りましょう。

コールセンターとまったく関係ない業務からアピールする部分を見つけるのが難しく感じます。コツがあれば教えてください。

吉野 郁子

プロフィール

アピールポイントは経験から見つけ出してみよう

人と接する経験のなかから、応用できるポイントを見つけてみましょう。「笑声」という言葉があるように、声のトーンや話し方から表情や雰囲気が伝わるものです。気配りや礼儀、丁寧さなど、人柄に関する要素のアピールは効果的です。

また、「意図せず任された仕事にも積極的に取り組んだ経験」も、アピールポイントになります。コールセンターの仕事を最初から志望する人は少なく、求人を探すなかで興味を持つケースが多いのが現実です。

期待された役割に柔軟に対応し、目の前の業務に誠実に取り組んだ経験は、コールセンター職へのアピールに役立ちます。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!

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数字で実績を示す

定性的なアピールポイントも重要ですが、具体的に数字でどれだけの実績を出したのかをアピールすることも重要です。

数字で示せる実績があるということは、実際に結果を残してきた証拠です。それだけの結果を残せる人材であれば積極的に採用したいと思ってもらえるため、出せる数字があれば記載しましょう

チームで業務をおこなっていて個人で上げた数字がなかったとしても、チームとしての実績を記載して、個人レベルではどのようなことを意識したからその数字を出せたのかを記載できると、説得力があります。

降幡 美冬

プロフィール

数字と聞くと「売上」を想像しがちですが、難しく考える必要はありません。たとえば「〇〇業務に〇年携わる」「内勤事務として1日に20件の受電対応」「担当顧客〇人 / 〇社」なども数字です。

数で表すことで、採用担当者も業務をイメージしやすくなり、説得力も増すでしょう。

独自のエピソードを加えて記載する

職務経歴書では独自のエピソードも交えながらこれまでの業務内容や、そこから学んだこと、アピールポイントを記載することが大切です。

エピソードがあることで、学びやアピールポイントに説得力が増します。具体的な経験を通して得た学びなのだと採用担当者に伝わりますし、自社でも同じように学びながら成長してくれそうだという印象を与えられます

エピソードを考えるのは難しいかもしれませんが、過去の自分はどうだったのか、どんなきっかけで成長した今の自分に変わったのか、を記載できれば採用担当者に納得してもらえるエピソードを作れます。

ケース別で解説! コールセンターの職務経歴書の例文

コールセンターの職務経歴書の例文

  • 未経験からコールセンターを目指す場合
  • コールセンター経験者の場合
  • 派遣社員からコールセンターの正社員を目指す場合
  • フリーターからコールセンターを目指す場合

コールセンターへ就職する場合、正社員としての採用や派遣社員としての採用など、働く形態はいくつか存在します。

また未経験からコールセンターへの転職を希望する場合やフリーターからコールセンターへの転職を検討している場合もあるかもしれません。

これらの状況に応じて、職務経歴書に記載する内容は異なります。最後に、それぞれの状況に応じて、コールセンターの職務経歴書をどのように記載すべきかを詳しく解説します。

未経験からコールセンターを目指す場合

未経験からコールセンターを目指す場合は、これまでおこなってきた業務のなかで、どのような部分をコールセンターの業務に活かせそうかを重点的に記載しましょう。

これまでおこなってきた職種が何かによっても変わってきますが、たとえば営業の仕事をしてきた人であれば、飛び込み営業で断られても次々新規開拓に向かったなどのエピソードを交えて強みをアピールできます

以下にコールセンターの職務経歴書の例を紹介します。

コールセンターの職務経歴書の例

職務経歴概要

私はこれまで接客業に従事し、対人スキルと問題解決能力を磨きました。新しい環境でチャレンジし、対応スキルを活かして、コールセンター業務で顧客に信頼される対応を提供したいと考えています。

職務経歴

〇〇 (2020年4月 – 現在)職種: 小売業 (接客担当)

顧客対応業務
店舗のレジ業務や商品説明を担当し、初めての顧客でも安心できるよう丁寧な説明を心掛けました。
クレームの初期対応では、落ち着いて顧客からヒアリングし、問題すぐに店舗管理者へ報告することで、解決までの時間を短くするよう努めました。

自己PR

私は接客業務を通じて、臨機応変な対応力と相手の立場に立った説明力を身に付けました。また、複雑なクレーム対応を経験し、冷静な判断力を養いました。冷静な気持ちは保ちつつ、相手の気持ちを汲み取り的確な答えを返す強みを御社の業務でも活かしていきたいと考えています。

柴田 登子

プロフィール

コールセンター業務においてクレーム対応は避けて通れません。しかし電話で会話する機会をあまり持たない若年層はココが苦手、という人がとても多いです。

そのため、複雑なクレームにも自分なりの手順を用いて対応している点は、きっと即戦力になれるという期待を感じさせることができています。

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コールセンター経験者の場合

コールセンターの経験がある場合、具体的にコールセンターでどのような業務を任されていたのかを記載しましょう。そこで上げた実績があれば、数値とともに示せるとより実力を示しやすいです

以下にコールセンター経験者の場合の例を紹介します。

コールセンター経験者の場合の例

職務経歴概要

私はこれまで5年間コールセンターで業務をおこないました。主にテレアポ業務で成果を残してきました。また、迅速かつ丁寧な応対を強みとしており、新人を教育する経験もおこなわせていただきました。

職務経歴

ABC (2018年4月 – 現在)

カスタマーサポート業務
製品トラブルに関する問い合わせ時には、FAQを活用しつつ柔軟な対応をおこないました。特に新人時代、難しい案件で顧客から「丁寧でわかりやすかった」とお褒めの言葉をいただいたことが印象に残っています。

テレアポ業務
自社サービスの新規開拓業務に携わっておりました。複数名テレアポ業務に携わる社員がおりましたが、常にトップ5%の成績をキープしておりました。
新人教育・トレーニングの実施
新人育成ではOJTを活用し、短期間でスムーズな業務習得ができるマニュアルを作成しました。その結果、新人スタッフのアポイントメント獲得率が10%向上しました。

自己PR

テレアポ業務をおこなっている際は、アポイントメントを取り逃がした原因は何かを常に考え、改善を繰り返してきました。また新人教育を通して、私自身学ぶことが多く、テレアポの精度を向上させられました。このように私は学ぶ意欲が高く、これからも吸収できるものをどんどん取り入れていき、御社でも貢献できるよう成長したいと考えています。

吉野 郁子

プロフィール

数値を入れた実績を明確に述べていること、自主的に工夫した取り組みが具体的にかけている点が優れています。テレアポ業務に限らず、どんな仕事でも自らの課題を見つけ努力できる人だと期待させます。

派遣社員からコールセンターの正社員を目指す場合

派遣社員からコールセンターの正社員を目指す場合には、どうしてコールセンターで働きたいのか、どうして正社員として働きたいのかを明確に伝えましょう。

コールセンターで働く理由については、自分の過去の経験や強みから作りましょう。正社員として働きたい理由については、自分が正社員になるメリットだけでなく、自分が正社員になることでその企業にどのようなメリットがあるのかを強調して伝えましょう。たとえば、定められた時間しっかり働き、御社に貢献したいなどの伝え方があります。

派遣社員からコールセンターの正社員になる際の職務経歴書の例を紹介します。

派遣社員からコールセンターの正社員になる際の職務経歴書の例

職務経歴概要

私は派遣社員として3年間、コールセンターで働いておりました。インバウンド業務を中心にクレーム対応や顧客サポート業務で培ったスキルを活かし、顧客との信頼関係構築を得意としています。今後はより長期的な視点でチームと組織全体に貢献できる正社員を目指しています。

職務経歴

派遣元: 〇〇
派遣先: XYZ

顧客対応業務
FAQを活用して顧客の問題に対して迅速に回答することを意識しました。顧客からは、丁寧にわかりやすく教えてもらえたという感想をいただいた経験もあります。

クレーム対応
クレーム対応業務では、冷静に状況を整理し、相手の話に耳を傾けることを意識しました。最初は感情的になる部分もありましたが、客観的に自分を見れるようになり、今ではどんなクレームがきても動じない自身がつきました。

自己PR

顧客対応の丁寧さとクレーム対応時の冷静さを社内で評価いただく場面が多々ありました。派遣社員としての人気もまっとうできたため、次は正社員として勤務することで、御社の売上はもちろん、業務改善など新たな提案に携わりながら貢献したいと考えています。

降幡 美冬

プロフィール

仕事をするうえで何を意識したかが書かれていて、取り組み姿勢や人柄が伝わりやすいのが良いですね。また最初はできなかったことができるようになったエピソードから、成長意欲や向上心も感じられて好印象です。

フリーターからコールセンターを目指す場合

フリーターからコールセンターを目指す場合、特に重点的に作り込みたいのが、フリーター時代にどのような経験をしたかです。

職務経歴書にフリーター時代のことを記載しなければ、面接の時に必ず聞かれますし、隠しているように見えてしまい悪い印象を与えてしまいます。

フリーター時代に頑張ったことを書き出し、そこから学んだことを記載して、面接官に好印象を与えられる職務経歴書に仕上げましょう

以下にフリーターからコールセンターを目指す場合の職務経歴書の例を紹介します。

フリーターからコールセンターを目指す場合の職務経歴書

職務経歴概要

接客業やアルバイト経験を通じて、対人スキルと柔軟な対応力を培ってきました。多様な業務を経験するなかで、顧客対応や問題解決に迅速に対応できる力を身に付けています。これらの経験を活かし、コールセンター業務で長期的に顧客満足度向上と業務効率化に貢献できる人材を目指しています。

職務経歴

〇〇

ホール業務全般
来店される顧客に対して丁寧な接客をおこなうよう意識しました。ある常連の顧客から「丁寧な接客をしてくれてありがとう。また来ますね」とお言葉をいただきました。

電話予約および問い合わせ対応
電話対応では、予約日時が埋まっている場合でも別日を提案し、顧客の希望をかなえる姿勢を大切にしました。その結果、予約獲得率を高め、キャンセル率を抑えることができました。

クレーム対応
提供ミスやサービスに関するクレームが発生した際には、真摯な対応を心掛けました。いただいた言葉を胸に、二度と同じことが起こらないよう対策を考え、チームで徹底していました。

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飲食店でのアルバイトを通して、顧客を第一に考える姿勢が身につきました。私自身、顧客のことを大切に思い何ができるかを考える姿勢が強みだと考えています。コールセンターの業務でも、電話の先にいる顧客に対して何ができるかをしっかりと考えて、顧客のためになる提案ができると考えており、顧客ファーストの姿勢で御社に貢献したいと考えています。

柴田 登子

プロフィール

接客業の経験のなかで充分な対応をしてきた点を「顧客の言葉」として述べている点に、自画自賛ではないという説得力を感じます。

また、予約獲得率やキャンセル率など、感覚だけでなく数値で成果を上げたことが伝えられている点も評価できます。

面接官に刺さる職務経歴の答え方を知りたい人は、次の記事もチェックしてみてください。例文とともに解説していますよ。

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職務経歴を面接でうまくアピールするためには、具体性や説得力を持たせて、わかりやすく伝えることが重要です。この記事では職務経歴のアピールで好印象を残す方法について、キャリアコンサルタントが解説します。企業に貢献できる人材であることをアピールするために、ぜひ参考にして効果的な内容に仕上げましょう。

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コールセンターではどんな人材が求められているかを理解して職務経歴書を作り込もう!

この記事では、コールセンターで働く際に必要な職務経歴書の書き方について解説してきました。

職務経歴書はこれまでどのような業務をおこなってきたのかを詳細に記載する書類です。しかし、ただおこなってきた業務内容を記載するだけでなく、コールセンターのオペレーターとしてどのような人材が求められているのかを理解したうえで職務経歴書を記載することが重要です。

数字を実績で示したり、これまでのエピソードを紹介して説得力を持たせたりといった書き方についても解説してきました。

これらの書き方を意識できると、企業からはぜひ採用したいと思ってもらえる魅力的な人材に映ります。今回紹介したポイントを押さえて、ぜひあなたを採用したいと思ってもらえるような職務経歴書を作り上げましょう。

アドバイザーコメント

まずは自己分析で強みを深く知ろう

コールセンター未経験でも、資格が特になくても、心配する必要はありません。あなたの過去の経験やスキルを丁寧に振り返ることで、コールセンターオペレーターに必要な要素は必ず見つかります。まずは自己分析をしっかりおこない、自分の強みや能力を理解することから始めましょう。

たとえば、接客経験がある場合、「1日に平均〇人を対応」「クレーム対応で顧客満足度向上」など、具体的な数字を盛り込むと効果的です。

たとえ話すことが得意でなくても、「顧客のニーズをとらえる傾聴力」や「迅速な対応力」といったスキルを、具体的なエピソードを交えて伝えることで、十分にアピールできます。

実績以上に仕事に対する姿勢が評価される

また、採用担当者が重視するのは、経験やスキル以上に「仕事への取り組み姿勢」です。職務経歴書では、過去の経験で意識したことや工夫したこと、その結果どのように成長したかを明確に記載しましょう。あなたの学ぶ姿勢や意欲は、必ず評価されます。

自信を持ち、自分の可能性を信じて挑戦してください。あなたの成功を心から応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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