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Q
- 就活で大学の成績は見られますか?
- 就活では、成績証明書の提出を求められるケースがありますが、これの一番の目的は「無事に卒業できそうか」ということを確認するためです。加えて、学力や学業への取り組み状況を確認するという目的もあります。 ただ成績の高さに関しては、専門職など科目の優劣が業務に影響するような場合を除き、一般的な採用選考ではそれほど成績は重視していないと私は思っています。成績に関しては、SPIなどの筆記試験で基準を満たせいていれば問題ありません。 また、高校時代の成績をアピールすることで「努力」は評価してもらえると思いますが、当時の成績自体はそれほど重要視されないと思います。 課外活動も強みになる! 企業に合わせアピールしよう 私のこれまでの経験上、「成績はそこそこでも、課外活動を頑張っていた学生」と「成績は良いが、ほかのことは特にしていない学生」を比較した場合、企業側は課外活動を頑張っていた学生のほうに魅力を感じます。学業以外の経験は、答えを自分で探すことが多く、社会人になってからもその経験が活かされるからです。 ただ、企業によっては、成績を重視する企業もあります。これについてはその企業の求める人材の違いによるものなので、成績なのか経験なのか、自分のどんな部分をアピールするのかは企業に合わせて対策を検討しましょう。
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Q
- インターンのESが全然受からないのですが、どうすれば良いでしょうか?
- インターン選考の場合、受入れ人数の制限があるので、応募多数の場合はまずESの内容で参加の可否を判断することもあります。採用選考と同様に審査されている認識で臨むことが大切です。 したがって、ESの内容でもインターンに参加する熱意を強く伝える必要があります。これまで応募したESをもう一度確認してみてください。志望理由が抽象的な内容になっていませんか? 担当者は多くの学生のESをチェックしているので、抽象的な内容では響かず、しっかりと目を通してもらえない場合もあるかもしれません。「なぜ参加したいのか」の思いを詳しく伝えることが重要です。 ホームページ(HP)の内容をそのまま引用するのではなく、その企業に興味を持つきっかけとなったエピソードを交えるなど具体的な内容で作成してみてください。 複数のインターンに参加して本命企業への熱意を明確にしよう 加えて、インターンに参加する目的も重要なポイントになります。 私は過去に、インターン選考に苦戦している学生に対して、同業他社で通過しやすいインターンに参加するように勧めたことがあります。 これは同業他社のインターンで得られた経験をもとにして、本命企業のインターン選考に臨むという方法です。その学生はこの方法によって、企業間の違いや本命企業の魅力の高さを明確にできたことで、メインのインターン選考で志望動機や熱意を伝えることができたようです。 ESは作成するほど精度があがるので、たとえ受からなかったとしても「今後の採用選考に活かせる」ととらえて頑張ってください。
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Q
- HSPで面接が苦手なのですがどうすれば良いか教えてください。
- 私がこれまで求職者指導をした経験からは、ほとんどの学生が、面接で緊張してうまく話せないと訴えます。 緊張するのは当たり前のことなのです。あなたの場合、緊張の度合いが他の学生よりも高いということですが、緊張の度合いが高いことは、決して悪いことではありません。 「私は、ほかの学生よりも緊張する人」だということを受け入れて、まずは自分を認めてあげることから始めてみましょう。 逆説法を活用して自分をコントロールしてみよう 緊張しないようにしようと意識すると、より緊張してしまうことありますよね。心理学的治療法に「逆説法」というのがあります。 「今までにないくらい緊張してみよう」と意識すると「緊張してはいけないという抑制機能」が軽減されて、いつもより緊張しなかったりするのです。面接に臨む場合にぜひ試してみてください。 また、面接官の些細な表情や声のトーンが気になったりするのは、それだけ周囲の情報を繊細にとらえ、深く考察するスキルがあることの表れとも考えられます。そして、周りへの気配りができる人です。その反面、それが強すぎて遠慮し過ぎたり、気にし過ぎたりしてしまうのだと思います。 それが自分らしさでもあり、唯一無二の存在であることを大切にしてあげてください。
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Q
- 合同会社がやばいというのは本当ですか?
- 会社を起業する場合のハードルの高さが基準になります。合同会社は起業しやすいので、スタート時は少人数で小規模であったかもしれませんが、成長の過程でに変更する場合もあるので、一概に「やばい」とはいえません。 合同会社からへの組織変更は、企業の成長を示す指標の一つととらえられます。会社の成長度や将来性、おこなっている事業内容に魅力を感じているのであれば、選択肢の一つとして検討しても良いのではないでしょうか。 また一つの考え方として、合同会社を成長させて株式会社にすることを目標に働いてみるのも良いと思います。売り上げが上がり規模が大きくなれば達成できる目標なので、自分が仕事をするうえでのやりがいにも直結するはずです。将来性のリスクや不安はありますが、自分の興味・関心が強く、やりたいことに近いのであれば満足度は高いものになると思います。 「安定志向」か「やりがい重視」かを考えたうえで企業を選ぼう また合同会社は、ある意味ベンチャー企業と同じようなとらえ方もできますね。私がこれまで学生指導をした経験からは、目標を持って仕事に取り組むことは、モチベーションの維持につながりやすいと感じています。 自分は企業に何を優先して求めるのか「安定性・将来性」なのか、それとも「やりがい・興味・関心」なのか、自分に合った企業選びをするには、自己分析や企業研究を充分におこなったうえで選択していくことで、満足度の高い職業人生を歩んでいけると思います。 自己分析と企業研究を丁寧におこない、後悔のない企業選びをしていきましょう。
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Q
- 面接官が遅刻することはよくあることですか?
- たしかに面接官が遅れてくるというのは、応募者にとって印象が良くないことは、私も十分に理解できます。時間を守ることはビジネスマナーの基本ですからね。 ただ、私がこれまで多くの採用場面を見てきた経験から考えると、選考を通過できなさそうだから遅れても良いというようなとらえ方はしないでほしいのです。恐らく、そのような意図はほとんどないと考えて良いでしょう。 もちろん、遅れること自体は決して良いことではありませんが、優先度の高い緊急の仕事に対応していた可能性も考えられます。特に、社長や役員クラスの人が面接官をする際は、よくあることです。 そこで注意してほしいのは、面接官が遅れたことに対する不満を態度や言葉に出さないようにしてください。 むしろ「私は大丈夫です」と笑顔で応対し、寛容さをアピールするチャンスだととらえるくらいに考えてみてはいかがでしょうか。そうすることで、面接官は申し訳ない気持ちと同時に、あなたの対応に良い印象を抱く可能性が高まります。 選考中に企業のルーズさを見極めて入社するかどうかを考えよう もし本当に時間にルーズな会社であれば、その体質は選考段階のさまざまな場面で現れてくるものです。たとえば「約束していた連絡がない」「いつも時間にルーズな対応が続く」など、そういったことが重なるようであれば、注意が必要でしょう。 しかし、それが担当者個人の問題であるケースも、私の経験からはあり得るため、企業全体なのか担当者の問題なのかを見極めることも必要です。さまざまな企業の選考を数多く経験することで、自然と会社を見る目は養われていくと思います。
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Q
- 転職の面接で押さえるべきポイントは何ですか?
- 私がこれまで多くの採用面接に立ち会ってきた経験からお伝えすると、転職と新卒の面接では、企業が見ているポイントが明確に異なります。たとえば、私が以前話を聞いたある企業の面接官は、「新卒は採用するための面接であり、一方で転職は落とすための面接だ」と表現していたほどです。 新卒の場合は、その人の未知の可能性や将来への期待といった要素から採用されることもあります。しかし、転職の場合は、企業が現在求めている人材像とのマッチング度合いが高くない限り、採用に至らないケースがほとんどなのです。 このことからも、私が見ている限りでは、それだけ転職の面接は厳しいものだと言えます。 転職する理由を正直に話したうえで将来に向けてここからどうするかを伝えることが大切 転職の面接において、採用担当者が最も重視するのは「転職の理由」だと私は考えています。「なぜ、このタイミングで転職するのか」という核心部分ですね。 私がこれまで多くの事例をみてきた経験上、その理由が「さらなるキャリアアップを目指したい」や「以前から本当にやりたかった仕事に挑戦したい」など、前向きなものであれば高い評価につながりやすい傾向にあります。 逆に、「現職の職場環境がどうしても合わなかった」や「人間関係に問題があった」といった理由の場合、採用担当者の立場からすれば、「この人は私たちの会社でもすぐに辞めてしまわないだろうか」といった懸念がまず頭をよぎるでしょう。また、「何か人物的な問題があるのではないか」という視点からも、慎重に判断をすることになります。 とはいえ、取ってつけたような「作られた前向きな理由」というのは、経験豊富な面接官には見抜かれてしまうケースがほとんどです。 実際に、私が採用選考に深くかかわっていた頃は、応募者の本当の転職理由を丁寧に聴きだしたうえで「その経験を踏まえて、これからどうしたいのか、どうなりたいのか」という未来に向けたビジョンや意志の強さといった部分で判断をしていました。 私が常々感じていることですが、採用選考において、応募者にどこまでの正直さを求めるかというのは非常に難しい問題ではあります。ただ、私のこれまでの経験から確信しているのは、どのような理由であれ、それらを真摯に受け止めてくれる企業こそが、その人にとって本当に働きやすい職場である可能性が高いということです。
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Q
- 面接の自己紹介で家族構成に触れるべきですか?
- まず、面接で家族構成について話すことについて、私の意見は明確に「NO」です。家族構成についての質問は、公正な採用面接においても原則として触れるべきではない質問領域に該当すると考えられます。 私がこれまで採用担当者を経験した人から聞いた話や自身の経験からも、学生から家族構成の話をされても、その内容に関する深掘りは企業側としてもしづらく、面接官が困惑してしまうことが多いようです。仮に家族についてどうしても伝えたいことがあるのなら、面接以外の適切な場面でお伝えするのが良いと私は考えています。 私が面接官を担当した実際の面接で、自ら家族構成を話す学生さんも確かにいました。兄弟がいて「兄が家を継ぐので転勤は問題ありません」や「家業は継ぎません」といった話をされることもありました。 深掘りはしませんでしたが、結果的に転勤が可能であることや、退職の可能性が低いといった情報が企業側にメリットとして伝わるケースも、ごく稀にはあったと記憶しています。 家族構成の話でなく別の角度からのアピールを意識しよう しかし、倫理的には、採用する本人と家族は無関係であるというのが基本的な考え方です。私のこれまでの経験上、実際の採用コンサルティングの場面では、社長や役員クラスの人がうっかり不適切な質問をしてしまわないように、事前に注意事項としてお伝えすることもありました。 それにもかかわらず、学生から話すことで、面接官が「聞いても良いのか」と誤解し、結果的に深掘りしてしまうケースが残念ながら見受けられます。 不採用になった場合に、家族構成の話が不採用理由として応募者にとらえられると、企業にとって大きな問題に発展するリスクがありますので、できるだけ別のエピソードでご自身をアピールするようにしましょう。
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Q
- 面接をボイスレコーダーで録音しても良いですか?
- 面接でボイスレコーダーなどの機器で録音することは違法ではありません。ただし、録音内容をSNSなどで公開することは、プライバシーの侵害などの違法性があるので注意してください。 録音するなら相手の承諾を得る必要があります。個人以外で使用しない旨を記載した承諾書のようなものを提出するのも良いかもしれません。 企業はコンプライアンスに対する意識を厳しく持っているため、無断で録音したことが発覚し、応募した学生の情報管理や規範意識に疑念が生じれば、不採用となる可能性は非常に高いと考えられます。そのため、事前に採用担当者に録音の可否を確認するなどの対応は非常に重要になるのです。 面接がうまくいかない人は採用担当者に相談して客観的な意見を聞くのもあり 私がこれまで見てきた面接で録音を希望する学生はいませんでしたが、面接がうまくいかなくて悩んでいる人は多いと思います。どこを改善すれば良いかわからない場合、ご自身の面接を客観的に振り返ることが、具体的な改善策を見つけ出すうえで非常に効果的です。 事前に採用担当者に相談してみてはどうでしょうか。学生のサポートに協力的な採用担当者も多いと思いますので、まずは試しに面接対策について相談をしてみても良いと思います。
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Q
- バイタリティのある人に向いている仕事は何ですか?
- これまで就職者支援をしてきたなかで、バイタリティの高さを感じたのは目標や成果を重視する人です。あなたが目標や成果を目指して頑張ったことで結果を出せたときに高い満足度が得られる傾向が強ければ、バイタリティの高い人だといえるでしょう。 バイタリティの高い人材は、どのような職場でも活躍できる場面があるので、視野を広げて仕事を探しても良いと思います。 ルーティンワークやマニュアルを遵守する働き方には物足りなさを感じる可能性も バイタリティの高い人にお勧めしてきた求人は、営業職が多いです。特にベンチャー企業や数字が評価される営業などです。 これらの仕事は常にプレッシャーを感じながら前に進み続ける大変な仕事ではありますが、見返りとなる高額報酬や自己成長を感じることができる、他の仕事では得られない魅力があるのが特徴といえます。NGの仕事というわけではありませんが、ルーティンワークやマニュアル重視の仕事では物足りなさを感じるかも知れません。 また、変化を求めない職場では空気感の違いを感じ、それがストレスになってしまう可能性もあります。バイタリティの高さは素晴らしいスキルです。どんな仕事に就くかよりも、そのマインドを活かして仕事に望むことを大切にしてください。
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Q
- 就活で伝える趣味はゲームでも良いんですか?
- 趣味についてですね。これはあくまでも私の考えですが、本来、趣味の内容についてそれほど気にする必要はないと思っています。 ただ、やはり印象という面から考えると、慎重に考える必要はあるかもしれませんね。これは、ゲームに対する採用担当者や面接官のとらえ方の違いも関係してくると思います。 たとえば、担当者がゲーム好きな人であったり、ゲームというものに対して理解がある人であったりすれば、特に問題はないでしょう。実は私もゲームが好きでして、面接でゲームが趣味だという学生の人がいた際には、あえてそのゲームの内容を深掘りしたりして、何か親近感を抱いた記憶もあります。 その際には、「ゲームをして何かあなたにとってプラスになったことはありましたか?」 というような聞き方をしていました。 ゲームで得られた経験を企業に合わせてアピールしよう しかし、特に最終面接などになってくると、年配の面接官の人も多くなります。そういった人々のなかには、ゲーム自体への理解度があまり高くない人もいるかもしれません。 その場合、残念ながらプラスの評価にはつながりにくい可能性も考慮しておくべきでしょう。 お堅いイメージのある業界や、公共の仕事をするようなところでは、あまり良いイメージを持たれないかもしれませんね。逆に、新しいものを創り出していくようなベンチャー企業や、多様性や個性を重んじるような企業であれば柔軟に受け取ってもらえる可能性は高いと思います。 最終的には、もしゲームを通じて得られたものが、あなたにとって本当に有益なことであったと自信を持って伝えることができるのであれば、アピールしても良いのではないでしょうか。 もし履歴書に「趣味はゲーム」と記載したのであれば、面接の段階で無理に変える必要はなく、一貫性を持たせたほうが良いと思います。