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Q
- 初任給25万は高い水準と言えますか?
- 初任給25万円は、現在の新卒市場では「やや高めの水準」と言えます。 令和6年の厚生労働省の最新データでは、大学卒の全国平均は約23万円前後。25万円は平均を上回っており、特に地方企業や中小企業と比べると良い水準です。 ただし、注目すべきは「総支給額の中身」だと思います。 同じ25万円でも基本給と手当の割合で将来の年収は変わる 同じ25万円でも、基本給20万円+固定残業代5万円と、基本給25万円で残業代が別とでは、昇給・賞与額が大きく異なります。賞与は基本給を基準に計算されるため、手当が多い構成だと年収が伸びにくい傾向があります。 入社前に「基本給・手当・みなし残業の有無」を必ず確認しておきましょう。 また、社会保険料や税金が引かれるため、25万円の総支給でも手取りは20~21万円程度。一人暮らしを想定するなら、家賃は手取りの3割以内である約6万円前後が現実的なところでしょうか。 しかし、初任給の金額だけで判断せず、昇給制度・賞与実績・住宅手当など「総合的な待遇」で比較することも重要だと思われます。 将来的にどの程度年収が上がる仕組みがあるかを確認すれば、納得感のある選択ができると考えられます。
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Q
- アルバイトをしながら就活するのは可能ですか?
- アルバイトを続けながら就活を進めることは十分に可能です。 ただし、カギとなるのは「時間の使い方」と「優先順位助」です。 私が支援した学生のなかにも、カフェや塾講師などのアルバイトを続けながら内定をえた人が多くいます。共通していたのは、就活を最優先に置き、スケジュールを計画的に管理していた点です。 就活は期間限定の短期集中戦。説明会や面接が集中する時期だけでも、シフトを減らして時間を確保するのが現実的です。 店長には早めに、「〇月は就活を優先したい」と相談し、無理のない範囲を共有しましょう。誠実に伝えれば理解をえやすく、信頼関係も保てます。 スケジュールを見える化して無理なく両立しよう スケジュール管理のコツは「見える化」。手帳やアプリで就活・大学・アルバイトの予定を一元化し、1週間単位で調整しましょう。 移動や準備の時間も含めて計画すれば、突然の面接にも落ち着いて対応できます。 アルバイト経験は、社会人基礎力や責任感を示す立派なガクチカになります。「働きながらも就活をやり抜く姿勢」は、企業にとって大きな評価ポイントです。 両立のコツは、時間ではなく目的を意識して行動すること。どちらも自分の成長につながる貴重な経験になります。
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Q
- テストセンターで時間切れになると落ちますか?
- テストセンターで時間切れになっても、必ずしも落ちるとは限りません。テストは「全問正解」を前提にしておらず、難易度や時間設定が厳しめに作られているため、途中で終わらない人も多くいます。焦る必要はありません。 ただし、時間切れによって未回答が多い場合は、スコアが下がる可能性があります。テストセンターでは、途中までの回答データが自動的に送信される仕組みになっており、「送信できなかった=未回答扱い」ではなく、回答した部分までの結果が評価対象になります。 「全問解く」より「時間内での判断力」を意識しよう 今後の対策としては、正確さよりもスピードを意識する練習が大切です。 特に非言語は時間配分がカギで、1問あたり平均30〜40秒を目安に考えましょう。難問に時間をかけすぎず、わからない問題は潔く飛ばす判断も重要です。 また、制限時間を意識した模試や市販の問題集を使って、本番に近い環境でトレーニングすることで焦りが減ります。テストは「すべて解けたか」ではなく、「限られた時間でどれだけ正確に対応できたか」を評価するもの。 焦らず経験を積めば、次回必ず結果につながります。
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Q
- 選考で聞かれる「将来の展望」とはどういう意味でしょうか?
- 「将来の展望」とは、企業があなたがどのような方向に成長していきたいかを知るための質問です。夢や理想を単に聞いているのではなく、「入社後にどのように成長し、どんな価値を発揮できるか」を確認したいという意図があります。 つまり企業は、応募者が入社後も「長期的に活躍できそうか」「会社の方向性と合っているか」を見ているのです。 「どんな姿勢で成長してどう貢献したいか」を具体的に語ろう とはいえ、明確な職種や役職を答える必要はありません。大切なのは、どんな姿勢で成長していきたいかを具体的に語れることです。 たとえば、「チームで成果を出せるリーダーになりたい」「顧客課題を見つけて提案できる人になりたい」など、行動の方向性を示すと話しやすく、伝わりやすくなります。 構成としては、「①なぜその仕事に惹かれるのか→②どんな力を伸ばしたいか→③どう貢献したいか」の順で整理すると効果的です。 たとえば、「まずは現場で経験を積み、将来的には後輩育成や新しい仕組みづくりにもかかわりたい」といった答え方なら、現実的で前向きな成長意欲が伝わり、面接官にも好印象を与えるでしょう。
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Q
- 一次面接と二次面接の違いは何ですか?
- 一次面接と二次面接の違いを理解すると、準備の方向性が明確になります。 まず一次面接は「人物の見極め」が中心です。おもに人柄やコミュニケーション力、基本的なマナー、志望動機の一貫性など、社会人としての基礎を見られています。 面接官も若手社員や人事担当者が多く、質問もガクチカや自己PRなど基本的な内容が中心です。ここで大切なのは、明るく誠実な印象と、話の筋が通っていることです。 一方、二次面接は「入社後に活躍できるか」を見極める場です。一次よりも深掘りされ、「なぜその業界なのか」「なぜこの企業でなければならないのか」など、志望動機の「本気度」を問われます。 加えて、学生の強みを実際の業務でどう活かせるか、論理的に説明できるかが重視されます。面接官も現場の管理職や部門長クラスが多く、質問の具体性や視点がより実務的になります。 一次は「経験の紹介」二次は「経験の活かし方」を意識しよう 同じ質問をされた場合も、一次では「経験の紹介」、二次では「経験をどう活かすか」に重点を置いて話すと良いでしょう。 また、企業理解をさらに深め、「どんな貢献ができるか」を自分の言葉で語る準備をしておくことが、二次面接突破のカギとなります。
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Q
- 就活の面接で香水を付けるのはNGですか?
- 結論から言えば、就活の面接で香水を付けるのは基本的に控えるのが無難です。理由は、香りの感じ方は人によって大きく異なり、わずかな香りでも不快に感じる人がいるためです。 特に密室で複数人が面接する場では、香水の印象が強く残ることがあり、どんなに清潔感があっても「自己主張が強い」「配慮に欠ける」と受け取られるリスクがあります。 私が企業の採用担当者として面接をおこなっていたときも、香水が印象に残ってしまうケースがありました。内容は良くても、「香りが強い学生だった」という印象が先に残ってしまうのです。 つまり、香水が面接の評価を上げることはほぼなく、むしろマイナス要素になりやすいのです。 香りの好みは人それぞれ! 無香・微香で印象を整えよう どうしても香りで身だしなみを整えたい場合は、香水ではなく無香タイプのボディシートや、石鹸に近い微香のものを選ぶのが安心です。付ける場合も、手首や首筋ではなく衣服の内側にワンプッシュが限度です。 ただし、ファッション・美容・アパレルなど「香りも自己表現の一部」とされる業界では、控えめな香水が好印象につながる場合もあります。 面接前にその業界の雰囲気を調べ、相手に配慮した清潔で自然な印象を心掛けましょう。
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Q
- スペイン語を活かして就職できますか?
- スペイン語を活かした就職は十分に可能です。 英語ほど使用人口が多くなくても、スペイン語は20カ国以上で公用語として使われ、国際ビジネスでは重要な言語です。 特に商社、メーカー、観光、物流、航空、外資系企業、そして中南米に進出している日系企業などで活かせる場面が多くあります。 私が支援した学生では、スペイン語学科出身で中南米との取引をおこなうメーカーに入社した人や、旅行会社、在日スペイン大使館関連機関で働く人もいます。 語学が職務の中心でなくても、異文化理解力やコミュニケーション力を持つ人材として高く評価されやすいのが特徴です。 語学力そのものより「異文化で成果を出した経験」を具体的に語ろう アピールのコツは、「語学力をどんな行動や成果につなげたか」を明確に語ること。 たとえば、「現地留学中にスペイン人学生と協働して企画を成功させた」、「観光客を案内し、臨機応変に対応した」など、経験を通じてえた「実践的な力」を伝えると良いでしょう。 スペイン語を通して培った、異文化でも前向きに行動できる力や相手に伝わる工夫こそが、どんな業界でも通用するあなたの強みになります。
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Q
- 最終面接の結果はいつのタイミングできますか?
- 最終面接の結果連絡は、一般的に3日〜1週間ほどで届くことが多いです。ただし、早い企業では翌日にくる場合もあれば、役員や人事の最終確認がある場合は2週間ほどかかることもあります。 「合格者には早く連絡が来る」といった噂もありますが、実際は必ずしもそうではありません。採用フローの進み方や承認手続きのタイミング、他候補者との比較検討など、企業の事情によって差が生じるためです。 また、土日や祝日を挟むと事務処理が遅れるケースもあります。そのため、1週間以内であれば焦る必要はありません。 むしろ、連絡を待つ間に他社の選考準備や面接の振り返りをおこなうほうが建設的です。 結果を待つ時間こそ自分の面接を振り返り次へ備えるチャンス 待っている時間がつらいときは、「結果を待つ=自分を見直す時間」ととらえてください。面接で伝えきれなかった点や、質問への答え方をメモしておくと次に活かせます。 もし1週間を過ぎても連絡がない場合は、丁寧に問い合わせることも可能です。「〇月〇日に最終面接を受けた△△と申します。結果のご連絡について確認させていただけますでしょうか」と送れば印象を損ねません。 焦らず誠実に次へ備えましょう。
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Q
- 面接は何分前に行くのがベストですか?
- 面接当日は、10分前の受付が基本的なマナーとされています。そのためには、面接会場には15〜20分前には到着しておくのが理想的です。 早すぎると企業側の準備が整っていない場合もあるため、建物のロビーや近くのカフェなどで時間を調整し、受付には指定時間の10分前に向かいましょう。 到着後は静かに待機し好印象になる姿勢を意識する 受付では「本日○時から面接のお約束をいただいております、○○大学の○○です」と、はっきり名乗ると好印象です。 企業によっては受付票や入館証の記入が必要な場合もあるので、筆記用具を用意しておくと安心ですね。 受付後の待機中は、姿勢を正して静かに過ごすのが基本です。スマホ操作や飲食は避け、資料の再確認や呼吸を整える時間にあてましょう。 面接官が来たら、立ち上がって笑顔で挨拶できるよう心構えをしておくと良いです。 大切なのは、余裕をもって、丁寧に対応する姿勢です。到着時間だけでなく、その後の行動すべてが企業側には見られています。 面接は始まる前から評価が始まっているという意識で臨めば、安心して本番に集中できるはずです。事前準備と心配りで、自信を持って当日を迎えましょう。
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Q
- 最終面接の結果が遅いのは不採用だからですか?
- 最終面接の結果連絡が遅れているからといって、すぐに不採用と決めつける必要はありません。 最終面接後の判断には、複数の候補者との比較や、社内での最終調整、役員のスケジュール確認などが関わるため、連絡が遅くなることはよくあることです。 複数候補者との比較や社内調整など企業側の事情もある 一般的に、最終面接の結果通知は3日〜1週間以内が目安とされますが、1週間〜10日ほどかかる企業も珍しくありません。また、大手企業や官公庁系では選考過程が長引く傾向があります。 不安な場合は、面接日から1週間以上経っても連絡がない場合に、メールで問い合わせをするのが丁寧な対応です。 その際は「お忙しいところ恐れ入りますが、先日受験させていただいた○月○日の最終面接について、選考状況をご確認させていただければ幸いです」と、礼儀正しく伝えましょう。 何より大切なのは、連絡を待つ間に次の行動を止めないことです。ほかの企業の選考を受ける、自分の振り返りをするなど、前を向いた行動が気持ちを整える助けになります。 結果に一喜一憂せず、今できることを積み重ねることが、最終的な成功につながります。