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正規と非正規で賃金格差があるのはなぜですか?
同じ仕事をしているように見える場合でも、正規雇用と非正規雇用で給与や待遇に差があるのはなぜでしょうか? 同じように責任のある仕事を任されている場合、納得がいかないのではと思います。
今後この格差は縮小していく可能性はあるのでしょうか? 非正規雇用で働く人が、賃金アップや待遇改善を求めるためにできることなどあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
雇用の前提と制度の違いが格差の理由
まず正規社員は、一般的に長期雇用を前提としています。企業側は教育研修への投資、充実した福利厚生制度、定期的な昇給や賞与の支給など、さまざまな制度や待遇を用意しているケースが大半です。
一方、非正規社員は、契約期間があらかじめ定められているなど、働き方の前提が正規社員とは異なります。そのため、正規社員と同レベルの制度や待遇が適用されないケースが多いのが現状です。
「同一労働同一賃金」という原則もあるものの、実際には正規社員と非正規社員とでは、任されている業務の範囲や責任の度合いが異なる場合が少なくありません。
その職務内容や責任の違いに伴って、結果として給与に格差が生じているというのが、多くの企業における一般的な論理構造です。
格差解消の可能性はある! 待遇改善の方法も頭に入れておこう
ただし近年は、同一労働同一賃金の原則が法制化され、合理的な理由のない待遇差は是正の対象となっています。今後もこの流れは進み、格差は少しずつ縮小していく可能性が高いです。
一方、非正規雇用で働く人が待遇改善を求めるには、①担当業務と責任範囲を具体的に示して企業側に改善を求める、②スキルアップや資格取得によって市場価値を高める、③労働組合への加入や相談窓口の活用などが効果的です。
自分の働き方に合った情報収集と行動が、改善への第一歩になると覚えておきましょう。
内容に差がある場合は企業にも責任義務がある
同じ業務内容・業務量であれば、正規・非正規を問わず同一の賃金を支払う「同一労働同一賃金」が原則です。もし賃金格差がある場合、任されている責任の重さや業務範囲に違いがある可能性が考えられます。
労働者から求められれば、企業にはその待遇差について説明する義務も存在しています。賃金差に疑問がある場合、この制度を利用して確認することも可能です。
人手不足にともない格差は狭まる可能性が高いと覚えておこう
また、今後この賃金格差は縮小していく可能性が高いと考えます。労働人口の減少にともない、企業は雇用形態にかかわらず人材を確保する必要に迫られています。
待遇を明確にし、改善していかなければ人材採用が困難になるのは否定できません。そのため、時代とともに格差は是正されていくと言えます。
正規雇用と非正規雇用の違いは給与形態以外にもあります。以下の記事で4つの違いを詳しく解説しているので併せて参考にしてみてください。
派遣と業務委託の違いは、次の記事で詳しく解説しています。それぞれのメリット・デメリットを紹介し、どちらが自分に向いているか判断するためのポイントも説明しているので、確認してみてください。
次のQ&Aでも正規雇用と非正規雇用の賃金格差猪の根本的な原因について、キャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
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