Q

どうしても働きたくないです。どうすれば良いですか?

どうしても働きたくないです。どうしたら良いのでしょうか。大学生活が後半に差し掛かり、周りは一気に就活モードになってきました。同級生の中には既に内定が出ている人もいるらしいですが、私はそもそも働きたくないので、まったくやる気が起こりません。

何度か社会人として働くことを想像しましたが、週5日、1日約8時間も拘束される生活に耐えられる気がしません。職場で一から人間関係を築くのもしんどいです。仕事を教わっても上手くできないかもしれなくて怖いし、ミスして怒られるのはすごく嫌です。やはりどうしても働きたくありません。

周りの学生は皆就活を頑張っていて、知り合いの大人たちも当たり前のように働いていますが、こんなに働きたくないと思うわたしは異常でしょうか。

とはいえ、実家が富豪なわけでもないので、生活費を稼ぐために働かざるを得ないのかなとも思います。働かずにお金が貰えたらベストですが、そんな都合が良い話はあるんでしょうか。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

松田 竹雄

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就活は長い人生の中で「ここぞ!」という頑張り時のひとつ

働かないでお金がもらいたいと思うのですね。

私の知る限りでは「働かないで儲かるは詐欺」、「働けないためにお金がもらえるのは生活保護」という括りです。

ただ、働きたくないと思う気持ちは決して異常ではないですよ。「あなたにとって仕事とは何ですか?」と質問すれば、あなたと同じ答えの人もいれば違う答えの人もいるでしょう。

つまり、働く意義を自分なりに模索し見出しながらも、皆日々働いているのです。

そして人間関係を築くのが苦手、ミスして怒られたくない、仕事を教わっても上手くできないかもしれないと、働く前からどうせ自分には無理と、自分で勝手に制限をかけてしまっていませんか?

ダイヤはダイヤによって磨かれるように、人は人によって磨かれます。人間関係は人とのかかわりによって学ぶことができます。人間ならミスをしない人はいません。

仕事を覚える成長速度は人によって違います。人は1年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価しがちです。しかし、これから経験する10年の積み重ねを馬鹿にしてはいけません。

これまでの経験の積み重ねによって感じる不安は、働きながら新しい経験を積み重ね学び価値観を入れ替え、新しいアイデンティティーによって希望へと変えていけるものです。

学校で学んできた教科というのは人生で使えるほんの一部であり基礎スキルです。

社会に出て働きながら失敗と成功の経験を積み、そこから上手くできないことを改善や再学習によって身につけていくのです。

場合によっては、働いてみて自分には適性がないと知るケースもあるでしょう。働いているうちに、憧れの人や尊敬できる人が現れて、本当にやりたいことが見つかるかもしれません。

就活は仲間と比べてしまったり、上手くいかない自分を責めたり、完璧を目指すと辛い活動になってしまいます。

都会の大企業でなくとも、地方の中小企業でも素晴らしい会社は多く存在します。

また働き方も会社へ通勤するばかりではなく、リモートワークを導入する会社も増加しています。数十年前には考えられなかった、組織には所属せずSNSの収益で生活する人もいますよね。

つまり、働き方は時代と共に変化し、AIやメタバースの進化によっては、今後さらに変化していくかもしれません。

こうして偉そうに書いている私も、学生の頃は就活を始めたのも内定が決まったのも仲間の中では一番遅かったです。なぜなら、あなたと同じく働きたくなかったから……。

何がやりたいというわけでもなく、また何を血迷ったのか苦手な営業職を選び、失敗と小さな成功体験を積み重ねて30年経た今は、新卒で選んだ仕事とは、全く違う業種業態ですが充実した日々を送っています。

人生はマラソンにたとえられることがあります。長い人生の中でも「ここぞ!」という時、頑張る意味のある瞬間というのが人生には何度か訪れます。

就活は失敗しようが成功しようが、それも長い人生の中においては単なる経験の一つ。その時は苦しいですが、後々振り返って良い経験だと気づくことが多いです。

このように気づきを得られる経験は「ここぞ!」という瞬間のひとつでもあると思うのです。

あなたの心に少しでも火が灯り一歩踏み出す勇気につながることを祈っています。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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自分の得意なことを生活手段として考えてみるのも一つの道

どうしても働きたくないということであれば、別な手段で生活する方法を突き詰めて考えてみるのも一つの道です。現代はその可能性が、一昔前よりも大きくなっている時代です。

ただ、社会で生き生きとしている人は、自分が働いているという意識がほとんどない人もたくさんいます。つまり自分が携わっていることが楽しくてたまらないという状態で、プライベートと仕事の境目がない状態です。

他の人からはワーカホリック(仕事中毒)と揶揄されることもありますが、本人にとっては、それが楽しいことをしているので全く苦ではないのです。

たとえば、プロスポーツ選手なども、やっていること自体が楽しく、昼も夜もそのことばかりを考えている状態です。もちろん楽なことばかりではありませんが、それが不幸せではないのです。

繰り返しになりますが、現代は自分の得意なことを生活の手段にしやすくなっています。

質問者さんが自分のことを振り返り「これだったらやり続けても苦ではない」と思えるような、自分にとって得意なことを生活の糧とする道はあるでしょう。ただし、それが楽かどうかというと話は別ですが。

就職したくないと悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてください。就職以外の選択肢や就職を前向きに捉えるコツを解説しています。

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