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転職において、職歴はどこまでバレるものでしょうか?
転職活動をしているなかで、企業が応募者の職歴をどこまで把握できるのかが気になっています。
履歴書や職務経歴書に書いていない過去の職歴も、社会保険や雇用保険の記録、あるいは前職への問い合わせなどによって調べられる可能性はあるのでしょうか?
また、そうした情報が確認されるのは、内定後や入社時の書類確認のタイミングなのでしょうか? 過去の職歴に触れたくない理由がある場合、どこまで正直に伝えるべきか、それとも書かずにおく方が良いのか悩んでいます。
企業が職歴をどの範囲まで調べることがあるのか、また、記載漏れについて聞かれたときの対応など、アドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
職歴を調べる会社は存在する! ただしどこまでバレるかは一概にいえない
前職調査をおこなう会社は実際にあります。企業によっては専門の調査会社に依頼するケースもあるようです。
だからこそ基本的には、職歴は正直に書いたほうが良いと思います。
入社後に何らかのきっかけで過去の職歴が判明した場合、「嘘をついていた」という悪いイメージを持たれてしまう可能性があるためです。
隠さずオープンに! ありのままの自分を理解してくれる会社を選ぼう
ただ、書いていない職歴を企業側の力だけですべて把握するのは難しいのが実情だと思います。よほど長期間の空白があったりすれば、社会保険の手続きなどの際に疑問を持たれる可能性はありますが、通常はわかりにくいでしょう。
たとえば、水商売の経験などを隠したいという人もいるかもしれませんが、これも非常に判断が難しいところですね。どのような企業を受けるかにもよります。
もし上記の例のような水商売の職歴をうまく隠したい場合は、「飲食業に従事」といった表現も嘘にはなりません。
基本的にはどんな職歴も正直に記載すべきですが、包み隠さずに職歴を言っても問題ないような理解のある会社に勤めるほうが、あなた自身にとっても働きやすいのではないでしょうか。
水商売など、世間的にあまり良いイメージのない職歴があるからといって、一概にダメだという会社ばかりではありません。
「良い経験を積んだね」と評価されることすらあります。接客経験が豊富であれば、人の気持ちを察する能力が高いとみなされることもあるからです。
繰り返しになりますが、職歴がどこまでバレるのかについては一概にはいえません。ただし、後から判明するリスクを考えると、正直に伝えたうえでそれを受け入れてくれる会社を選ぶのが理想的だといえます。
転職時の職歴は想像以上に見られている!
転職活動において、応募企業はあなたの職歴を社会保険や雇用保険の記録などから詳細に把握できるため、すべての職歴を正直に、かつ正確に開示することが不可欠です。
隠れた職歴が発覚すると、信頼関係の毀損や内定取り消し、最悪の場合は経歴詐称とみなされてしまうかもしれません。
企業は応募書類や面接でのヒアリングに加え、公的記録(社会保険・雇用保険)やリファレンスチェックなどを通じて、あなたの過去の在籍企業や勤務期間を把握する手段を持っています。
特に社会保険や雇用保険の加入履歴は、入社手続きの際に確認されるため、履歴書に記載されていない職歴もほぼ確実に判明します。
内定後の入社手続きで年金手帳や雇用保険被保険者証の提出を求められ、マイナンバーなどを通じて年金加入履歴を照会したりすることで、こうした職歴を企業は把握することができるのです。
もし履歴書提出時に記載していなかった職歴があった場合、「なぜ記載しなかったのか?」という疑問が生じ、企業からの信頼を損なってしまう可能性があります。
すべての職歴を正直に示して前向きな説明も準備しよう
したがって、短期離職や病気による休職など、触れたくない職歴がある場合でも、事実を正直に記載し、そのうえで「なぜそうなったのか」「その経験から何を学び、どう乗り越えたか」を前向きに説明する準備をしておきましょう。
転職活動は、企業との信頼関係を築くことから始まります。あなたのキャリアを自信を持って語るためにも、すべての職歴に対してキャリアの透明性を持つことが成功の鍵です。
隠すのではなく、誠実な姿勢で過去の経験を未来のキャリアにつなげる説明をすることが、あなたの評価を高める最善策といえます。
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