この記事のまとめ
- 履歴書の職歴にアルバイト経験を書くなら親和性があるか考えよう
- 職歴にアルバイト経験を書くときの方法で印象は変わる
- 既卒・第二新卒の場合は職歴にアルバイト経験を書く方法が異なる
就職活動の履歴書を書いていると、職歴の欄にアルバイト経験を書くべきなのか悩む人もいるのではないでしょうか。書類選考は、履歴書やエントリーシート(ES)の内容に興味を持ってもらえなければ突破が難しいことから、アピールポイントを少しでも増やしたいですよね。
しかし、基本的には履歴書の職歴欄にアルバイト経験の記載は不要です。不必要に書いてしまうと、かえって採用担当者にマイナスな印象を持たれてしまう可能性もあります。
この記事では、履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書く判断基準をキャリアコンサルタントの柴田さん、増田さん、吉野さんと一緒に解説します。自分のアルバイト経験を記載して良いのか考え、納得のいく履歴書を作成しましょう。
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履歴書にアルバイト経験を書くなら仕事との親和性が必要
新卒の学生が履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くなら、志望職種に関係性があるのかを見極めましょう。
一般的に学生時代のアルバイトは職歴には含まれないため、応募職種との関係性が低いにもかかわらず記載すれば、採用担当者に「職歴の意味を理解していないのでは?」と思われてしまう可能性があります。
しかし、いざ親和性の有無が大切と言われても、どのような内容であれば記載して良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、前半で履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書く判断基準や実際の書き方を解説します。アルバイト経験を利用して、自分を魅力的に伝える方法を理解しましょう。
そしてその後は職種・業界別に履歴書の職歴に記載できるアルバイト経験をいくつか解説します。記事を最後まで読むと、履歴書の職歴でアルバイト経験を記載する方法だけでなく、職歴欄以外の項目でもアルバイト経験をアピールするコツがわかります。
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当てはまるかチェック! 履歴書の職歴にアルバイト経験を書く判断基準
履歴書の職歴にアルバイト経験を書く判断基準
- 応募先に活かせる経験をアルバイトで得たか
- 長期間アルバイトを続けたか
- 社会保険に加入していたか
新卒の人が履歴書を書くとき、基本的には職歴欄にアルバイト経験は記載しません。しかし、アルバイト経験を書くことで採用担当者へアピールポイントが増える場合もあります。
アピールポイントが増えるなら記載したいと考えるものの、自分のアルバイト経験を記載して良いものか悩む人もいるのではないでしょうか。
この章では、履歴書の職歴にアルバイト経験を書く判断基準を解説します。自分のアルバイト経験が判断基準に当てはまるか考え、記載するかを決めましょう。
応募先に活かせる経験をアルバイトで得たか
在学中にアルバイトをおこなっていると、就職してからも役立つようなさまざまな実務経験を積めます。なかには、顧客に提供する料理の作り方やパソコンスキルなど、その分野のアルバイトならではの専門的なスキルを身に付けられるものもあるのです。
履歴書に職歴を書くか悩んだときは、アルバイトを通して身に付けたスキルが、自分が応募している職種や業界でも活かせるかどうかで記載の可否を判断しましょう。
たとえば、顧客と会話する必要があるアパレル店員を志望する人は、アルバイトで接客していた経験が活かせるといえます。このように、応募先企業で活かせる内容をアピールするために、職歴欄を使用する方法があります。
- アルバイトの業務以外にコミュニケーション能力のような習得したスキルも職歴欄に書いて良いのでしょうか?
能力のアピールは職歴欄ではなく志望動機欄に記載しよう
アルバイトで得られたコミュニケーション力を応募先企業で活かせると考えるのなら、そのアルバイトを職歴として履歴書や職務経歴書に記載しても良いでしょう。
そのコミュニケーション力をどのように応募先企業で活用するかは履歴書と職務経歴書で書き方が変わってきます。
まず履歴書であれば、職歴欄ではなく志望動機欄で「職歴にある〇〇のアルバイト経験で得られたコミュニケーション力は、貴社の△△の業務で活かせます」とアピールするのがおすすめです。
職務経歴書であればアルバイトの職歴を書くときに、業務内容を箇条書きして「おもな取り組み」として記載します。その仕事のどのような役割でコミュニケーション力を得て、志望先企業でどのように役立てるかを述べておきましょう。
長期間アルバイトを続けたか
先でも解説したように、アルバイトは正式な職歴ではないため、基本的には履歴書の職歴欄には記載しなくても良いものです。とはいえ、アピールのために有効だと判断した場合は記載しても問題ありません。
ただし、履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書くときは、3カ月以上続けたアルバイトを記載しましょう。
なぜなら、短期間のアルバイトではスキルを身に付けるには期間が不十分といえ、長期間のアルバイト経験のほうが、採用担当者にもそのアルバイトで必要なスキルが培われていると考えてもらいやすくなるからです。
短い期間で終わるアルバイト経験でアピールしたい内容があるときは、職歴に記載するのではなく、志望動機や自己PR、ガクチカなどほかの記載欄にしましょう。
通常、社会保険に入れるくらいしっかり働いていればアピールにつながりますが、短期で辞めてしまった場合は、かえって印象が悪くなります。
採用担当者に「採用しても長続きしないのではないか」と思われる可能性もあるため、記入しないほうが良いでしょう。
社会保険に加入していたか
日本の法律では、企業に入社して働く人は、社会保険に加入する必要があります。そのため、本来であれば、アルバイトであっても所定の条件を満たせば社会保険の加入が可能です。
しかし、学生の多くは在学中は親の扶養に入っている場合が多く、アルバイトをする場合、雇い主側は学生を社会保険に加入させる義務はありません。
ただ、学生がアルバイトで働いている場合でも、年間の所得が130万円を超える場合は親の扶養を抜けて、自身で社会保険に加入してくる必要が出てきます。
そのような場合は、社会保険の加入履歴が残り、企業に入社する際にアルバイト先の社会保険から入社する企業の社会保険へ移行する手続きが必要になる場合があるのです。そのため、社会保険に加入したアルバイトがある場合には、加入の事実を企業に伝える意味でも職歴に記載しておきましょう。
また、すでに卒業している人がフリーターとして働く場合、アルバイトで社会保険に加入するケースも多いです。その場合でも、フリーターの期間に働いていたことを証明するために、職歴欄にアルバイト経験を記載します。
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書き方の参考にしよう! 履歴書の職歴にアルバイト経験を書く方法
履歴書の職歴にアルバイト経験を書く方法
- 応募先に活かせる経験があるときの書き方
- 長期間働いたときの書き方
- アルバイトを掛け持ちしているときの書き方
履歴書の職歴にアルバイト経験を記載すると決めたものの、どのように書けば良いのかわからず、筆が進まない人もいるのではないでしょうか。履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書く場合、雇用形態を勘違いさせない工夫も必要です。
ここからは、履歴書にアルバイト経験を書く方法を解説します。パターン別に解説するため、自分に当てはまる内容を見つけて参考にしてください。
応募先に活かせる経験があるときの書き方
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2024 | 4 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
〇〇店ホールスタッフとして接客に従事 | ||
現在に至る |
応募先に活かせる経験を記載するときは、会社名や配属された店舗だけでなく、実際どのような仕事をしていたのかまで記載しましょう。詳細な内容を記載することで、採用担当者は履歴書を見たときにあなたが仕事に役立つスキルを持っているか判断しやすくなります。
ここでは、詳細なエピソードの記載は避けましょう。履歴書の職歴は客観的な事実を伝える場所であり、自分で自由にアピールまで記載する欄ではありません。自分の能力をアピールしたい場合は、面接時の質問に回答する形で伝えましょう。
履歴書の職歴にアルバイト経験を書いている学生に対して、企業が持つ印象は「アルバイト経験が当社の仕事とどのようにつながるのだろう?」「特にアピールしたい点があるのか?」ということです。
採用担当者の関心は、自社の募集ポジションにふさわしい人材かどうかに集中します。履歴書の職歴にあるアルバイト経験の記載の有無自体は、重要性を感じない場合が多いでしょう。
長期間働いたときの書き方
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2024 | 4 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
〇〇店ホールスタッフとして接客・ドリンク業務に従事 | ||
バイトリーダーを任せられ、社員の代わりに新人教育も担当 | ||
現在に至る |
長期間アルバイトで働いていると、入社当初に比べると幅広い業務を任せられた経験がある人もいるのではないでしょうか。長く働いたことで責任ある仕事を任された場合は、端的にその内容も記載しましょう。
この例では、社員の代わりにアルバイトスタッフの教育を任せられていたことがわかり、人に業務を教えた経験があることが伝わります。ただアルバイトとして働いていただけでないため、「入社後も追々責任がある立場を任せられるかも」と採用担当者が想像しやすくなるのです。
また、アピールする役職がない場合でも、アルバイトのなかで自分なりに工夫したり努力したりしながら働いた経験はそれだけでアピールになり得ます。記載するときは、担当していた業務を端的に記載しましょう。
アルバイトを掛け持ちしているときの書き方
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2024 | 4 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
2024 | 7 | 株式会社×× 入社(アルバイト) |
2024 | 11 | 株式会社〇〇 退社 |
現在に至る |
アルバイトを掛け持ちしているときは、アルバイトの詳細まですべて書いてしまうと職歴が長くなってしまいます。就職活動で仕事への意欲の高さを伝えたい気持ちがあるかもしれませんが、学生の本分は勉強のため、あまりアルバイトばかりしていた印象にするのも良くありません。
アルバイトを掛け持ちしているときは、企業の名称を端的に記載するだけにしましょう。採用担当者によっては掛け持ちしていたことに興味を持ってくれる可能性があります。
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書く場合は意識! 履歴書の職歴にアルバイトを書くときの注意点
履歴書にアルバイト経験を書くときは、ただ職歴欄に記載するだけだと採用担当者に「学生なのに職歴があるのか」と勘違いされる可能性があります。記載方法を理解していないと判断されれば、アピールポイントにしたかったはずのアルバイト経験が、かえってマイナスに見えてしまう場合もあるのです。
ここでは、履歴書の職歴にアルバイト経験を書くときの注意点を解説します。記載した履歴書を確認するときに、併せてチェックしておきましょう。
アルバイト先は正式名称で記載する
履歴書の職歴にアルバイト経験を書くときは、アルバイト先の名称を略称ではなく、「株式会社〇〇」や「有限会社〇〇」から始まるような正式な名称で記載しましょう。
履歴書に書く職歴は正式名称が基本のため、店名だけや略称で記載するとビジネスマナーを疑われてしまいます。
アルバイトとして勤務しているだけだと、「自分が働いている店舗の名前はわかるけど会社名は知らない」という人もいるかもしれませんが、職歴欄に記載したい場合にはアルバイト先を運営している企業を調べておきましょう。企業の正式名称は、企業のホームページ(HP)や雇用契約書などから確認が可能です。
個人営業でも、屋号のあるお店に勤務していたのであれば、屋号に「アルバイト勤務」と併記しておきましょう。
もしアルバイト先に屋号がない場合は「土木工事業(個人事業)アルバイト勤務」といった、業種にプラスして個人事業と記入します。
入社月や現在の雇用形態を記載しておく
新卒の学生が職歴にアルバイト経験を書くときは、アルバイト先の正式名称の横に「(アルバイト)」と雇用形態を記載しましょう。雇用形態を明記しておくことで、採用担当者が学生が正社員とアルバイト、どちらで勤めていたのかが一目でわかります。
また、職歴には入社月を記載する欄もあるため、アルバイトを始めた月を明記しましょう。働いた期間が長いアルバイトであれば、採用担当者からも一つのことを長く続けられる人材だと思われる可能性が高まります。
面接を受けている日もまだアルバイト先に在職しているならば、末尾に「現在に至る」と記載することで、今もアルバイトを続けていると採用担当者に伝わります。
アピールできる業務内容は具体的に書く
アルバイト経験を職歴に記載する場合、志望職種や企業との親和性が重要です。そのため、新卒の学生がアルバイト経験を記載するときは、アピールできる業務内容を企業名の下に書きましょう。
業務内容を記載することでアルバイト中にどのような業務を任せられたのかが明確になり、働いてから役立つスキルを持っているか採用担当者が判断しやすくなります。
ただし、記載するときは志望動機や自己PRのように長文にはせず「ホールスタッフとして従事」など端的な記載方法にしましょう。補足したい内容があれば、面接時に伝えることがおすすめです。
職歴にアルバイト経験を書いた理由を聞かれたときの回答を用意しておく
採用担当者によっては、なぜ学生が職歴にアルバイト経験を書いたのか興味を持ち、面接時に聞いてくる可能性があります。事前に返答を用意しておかないと、予想外の質問に焦ってしまい、うまく受け答えできない場合もあるかもしれません。
採用担当者にアルバイト経験を記載した理由を聞かれたら、「アルバイトで得た顧客と信頼関係を築く能力が貴社でも活かせると思ったから」「接客業経験が長いことを伝えたかったから」など、履歴書にアルバイト経験を記載すると決めた判断基準を伝えましょう。
どのような意図があって記載したのか明確に説明できることで、採用担当者に自分の考えが伝わり、意味もなくアルバイト経験を書いている印象を与えずに済みます。
アルバイト内容と応募する会社に親和性があれば、職歴欄に書いたとしても面接官も納得し、深掘り質問はされない場合もあるかもしれません。
また応募する会社とは違う業種であっても、長く働いていたり、ある程度責任のある仕事を任されていたりする場合も、職歴欄に記載しても良いと思います。
もし記載した理由を聞かれた場合は以下のように答えると単なるお金を稼いだだけの経験ではなかったことを伝えられます。
「自分の中でアルバイト経験のこういう点が学びになったと考えており、今後の社会人生活にも活かせると感じているため、あえて書かせていただきました」
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職種・業界別! 履歴書の職歴に記載できるアルバイト経験
どのようなアルバイト経験であれば自分の目指す職種や業界の履歴書に記載して良いのか悩む人もいるかもしれません。実際に働いた経験がないと、自分の経験が本当に仕事に役立つのか判断が難しい場合も多いです。
ここからは、履歴書の職歴に記載できるアルバイト経験を、職種・業界別に解説します。それぞれに役立つアルバイト経験を参考にして、履歴書の職歴に記載するかどうか判断しましょう。
営業職
営業職は、企業の提供するサービスや製品を顧客に提案し、成約につなげることで会社の利益につなげる仕事です。そのため、顧客のニーズを聞くヒアリング力や商品の必要性に納得してもらう提案力が求められます。
営業職に役立つアルバイト経験
- アパレル店員
- 飲食店ホールスタッフ
- 携帯ショップの販売営業
- テレアポ
さらに、営業職では顧客と信頼関係を築いたり、社内で連携して業務に取り組んだりするコミュニケーション能力も欠かせません。アルバイトでチームワークを活かして働いた経験があれば、積極的に面接時に伝えましょう。
しかし、営業職を目指していても、自分に合っているかわからない人もいるのではないでしょうか。下記の記事では営業に向いていない人を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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営業向いていないと十分な検討をせずに決めつけることは危険です。まずは営業職の理解を深めましょう。この記事では営業に向いていない傾向のある人の特徴16選や、おすすめの道をキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
職務経歴書では、具体的な実績をアピールすることが一般的です。アルバイト経験についても同様に、具体的な成果をアピールすると良いでしょう。
「昨年対比118%の売り上げを達成」といったように、数値を使って示すと、よりわかりやすく伝わります。
事務職
一言で事務職と言っても、一般事務や医療事務、営業事務などさまざまあるため、履歴書の職歴に記載するときは自分の目指す事務職との親和性を見極める必要があります。
ただ、どの事務職でもパソコンスキルや社内の業務を円滑に進めるコミュニケーション能力を求められることが多いです。以下のような業務経験をアルバイトで積んでいる場合、事務職の履歴書の職歴欄でアピールすることができます。
事務職に役立つアルバイト経験
- データ入力
- 事務作業
事務職を目指すときの履歴書にアルバイト経験を書くときは、WordやExcelなどを活用した業務の経験があれば、その旨も端的に記載しましょう。資格を持っていなくても基本的なパソコンスキルがあることや、そのスキルを用いた実務経験をアピールできます。
ただ、事務職は人気のある職種のため履歴書では志望動機や自己PRなどほかの部分での差別化が欠かせません。こちらの記事では事務職の志望動機の書き方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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販売職
販売職として働くときは、顧客へ適切な商品を提案する能力や、顧客と信頼関係を築くスキルが求められます。また、日々進化していく商品やサービスを常に理解していく勉強熱心な姿勢も大切です。
販売職に役立つアルバイト経験
- アパレル店員
- 飲食店ホールスタッフ
- 携帯ショップの販売営業
- テレアポ
販売職の履歴書にアルバイト経験を書くか判断するときには、志望職種がどのような販売スタイルをおこなうのかを考えましょう。百貨店やショッピングモールの販売職のような仕事では、顧客に率先して話しかけて売り上げを立てることが求められるため、アパレルや携帯ショップの店員のような接客をメインでおこなうアルバイト経験が活かせます。
一方で、ドラッグストアのように自ら声をかける必要がない販売スタイルでは、飲食店ホールスタッフのような似ている接客スタイルのアルバイト経験を記載するのがおすすめです。
また、販売職の履歴書を作成するときは、仕事内容や魅力まで理解しておくと、採用担当者にささる内容が作成しやすくなります。こちらの記事では販売職について詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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技術職
志望する職種が技術職の場合は、コツコツと作業を進める能力や新しいスキルや知識を自分のものにしようとする向上心が求められます。技術職の履歴書でアピールするアルバイト経験には以下のようなものがおすすめです。
技術職に役立つアルバイト経験
- データ入力
- エンジニア
- 動画編集
たとえば、データ入力や動画編集などのアルバイトであれば、納期に間に合わせる業務管理能力をアピールできます。技術職は企業が発展するためのサービスや商品を決められた期限内に作らなければいけない場合も多いため、スケジュール管理能力は重要といえます。
とはいえ、技術職と一口に言っても、業界や携わる商材はさまざまです。そのため、自分の志望する技術職がどんな業界なのか、どんな専門知識や技術が求められているかも調べたうえで、親和性の高い業務をおこなったアルバイト経験を記載しましょう。
アルバイトでエンジニア経験があると、同じ職種を目指す人もいるのではないでしょうか。こちらの記事ではエンジニアの種類や目指し方を解説しているため、併せてチェックしておきましょう。
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エンジニアとは技術者を指す言葉ですが、その中でも注目されているITエンジニア。その種類は多種多様でエンジニアを目指すのであれば、まずは自分に合った職種を見つけるところから始めるのが大切です。12種類のエンジニアの仕事内容からなり方まで解説していきます。
記事を読む
- プログラミング系のアルバイトをしていて、まだ初心者なのですが、どの程度のスキルなら職歴に記載できますか?
スキルに自信がなければ職歴欄への記載は避けよう
それなりの年数アルバイトをしていても、自信がない場合は職歴欄に書くことはおすすめしません。
職歴にアルバイト経験を書きたい場合は、カッコ書きで会社名の後に何をしていたのかを簡単に書き添えておくと良いでしょう。
応募先がプログラミングに関係した業種であれば、アルバイト経験は貴重なため、職歴欄ではなく、自己PR欄でしっかりアピールしましょう。
その場合も、自分がおこなった仕事内容や期間を、きちんと記載しましょう。仕事内容や期間が明確にならないと、入社後に能力以上の仕事を与えられ、結果として評価を下げてしまう可能性があります。
教育業界
皆さんのなかには、塾講師や家庭教師などのアルバイト経験がある人もいるのではないでしょうか。教育業界を志す場合は、人に何かを教えた経験や実際に問題を作ったことがあれば、積極的にアピールしましょう。
教育業界に役立つアルバイト経験
- 家庭教師
- 塾講師
- 試験官
履歴書の職歴に教育業界に役立つアルバイト経験を書くときは、「上級レベルのクラスの生徒の授業を担当」「授業カリキュラムや課題の作成を担当」など具体的な業務内容も端的に書くことで、どのような環境でアルバイトをしていたのか伝わります。
塾講師や家庭教師は生徒に合わせて授業内容を工夫することも多いため、臨機応変さが求められる業務を担当した経験などが職歴欄に記載できると、実務に直接活かせる経験があることをアピールできます。
教育業界を目指すときは、志望動機の書き方にも注目しましょう。こちらの記事では教育業界の志望動機の書き方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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教育業界の志望動機はこう書く! アピールポイントやトレンドも解説
教育業界の志望動機は、業界のトレンドを意識して書くと採用担当者に業界への理解が伝わります。この記事では、教育業界の志望動機の書き方や注意点をキャリアコンサルタントと解説します。教育業界への理解を深めて、志望動機作成へ役立ててください。
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通信業界
通信業界は、パソコンやスマホが普及している現在だと身近な存在のため、今後もなくなる心配が少ないと考え志す人も多いのではないでしょうか。
通信業界で働く場合、目指す職種によって役立つアルバイト経験が異なるため、目指す職種の特徴と自身がおこなってきたアルバイトの特徴をしっかり照らし合わせたうえで、記載するかを判断しましょう。
通信業界に役立つアルバイト経験
- 携帯ショップの販売営業
- エンジニア
- カスタマーセンター
- データ入力
通信業界でも技術的な方向に進みたい場合は、エンジニアやデータ入力などパソコンスキルを活かせるアルバイト経験を記載しましょう。また、営業をはじめとした顧客対応などを希望する場合は、携帯電話の販売営業やカスタマーセンターのアルバイト経験であれば、顧客と接するコミュニケーション能力をアピールできます。
通信業界を志すときは、業界のトレンドや業務内容への理解を深めることで、履歴書を作成しやすくなります。下記の記事では通信業界の志望動機を書く方法を解説しているため、ぜひ履歴書作成に役立ててください。
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例文6選|通信業界の志望動機を書くコツと業界理解を深める方法
通信業界の志望動機を書くときは、目指す職種ややりたいことを明確にすると具体的になります。この記事では、通信業界の志望動機を書く方法や業界が持つトレンドをキャリアコンサルタントと解説します。通信業界の志望動機に悩む人は、ぜひ参考にしてください。
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出版業界
出版業界では、スケジュール通りに業務を進める管理能力やコンテンツ作成のための企画力などを求められます。出版社でのアルバイト以外にも、書店で書籍に触れた経験がある人は、ぜひアピールしましょう。
出版業界に役立つアルバイト経験
- 書店員
- 編集アシスタント
- ライター・校正
出版業界で職歴にアルバイト経験を書くか悩んだら、入社後にどのような仕事がしたいかで考えましょう。たとえば、ライター職を目指しているのに書店店員のレジ担当の経験を書いても、業務の親和性が低いと思われてしまうかもしれません。
自身の目指す職種とアルバイトが関係するかで記載の有無を考えると、判断がつきやすくなります。
出版業界の就活は、狭き門と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。そのため、出版業界を目指すのであれば、業界のトレンドを理解したうえで適切な選考対策が必要です。こちらの記事では出版社への就職を叶える準備を解説しているため、目を通しておきましょう。
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出版社への就職は難易度が高いため、周りと同じ対策では選考突破が難しくなります。出版社への就職に向けて一歩リードできる対策やおすすめの資格、志望動機に盛り込むべき要素などをキャリアコンサルタントが解説します。
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製造業界
履歴書に製造業界に役立つアルバイト経験を記載するなら、目指す職種を明確にするだけでなく、製造業界への知識があることもアピールできる内容にしましょう。実際に製造業界に携わった経験があれば、簡潔に記載しておくとさらなるアピールになるためおすすめです。
製造業界に役立つアルバイト経験
- 工場スタッフ
- 商品開発アシスタント
ただ、製造業界は研究開発職や生産管理職など目指す職種によって専門的な知識が必要な場合も多いです。そのような職種を目指す場合、製造業界に直接関係するアルバイトでない限り無理に記載しないほうが、採用担当者に「なぜ職歴にアルバイト経験を記載したのか」と疑問を持たれる心配を減らせます。
たとえば、製造業で製造現場を志望しているのに、接客や家庭教師などまったく関連性のないアルバイトの経験をアピールしても評価されないと考えられます。
なぜなら、接客のコミュニケーション力は即座に製造と結びつく部分はほとんどないからです。
また家庭教師で培った教育や指導のスキルも、それらを活用するには入社してからかなりキャリアを積んで教える立場にならなければ活用できないため、職歴欄で強調しても高評価は得にくい可能性があります。
製造業界を目指す場合は、職種に併せて志望動機や自己PRを作り込みましょう。こちらの記事ではそれぞれの書き方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
製造業界の志望動機
例文5選! 製造業の志望動機を魅力的に書く3ステップ
製造業界の自己PR
製造業の自己PRは4つの視点が個性のヒントに! 職種別例文付き
職歴以外にも! アルバイト経験を履歴書でアピールする方法
アルバイト経験を履歴書でアピールする方法
- 志望動機
- 自己PR
- ガクチカ
新卒の履歴書には職歴以外にも、志望動機や自己PRなどアルバイト経験をアピールできる項目があります。志望職種に直接的に活かせる経験がない場合は、職歴欄への記載を避け、ほかでアピールできないか考えましょう。
ここでは、履歴書の職歴以外でアルバイト経験をアピールする方法を解説します。自分のアルバイト経験を思い返し、記載内容を考えましょう。
志望動機
履歴書の志望動機にアルバイト経験を書くときは、必ずしも直接的な親和性は必要ありません。ただ、志望動機の内容に具体性を持たせるために、アルバイトの経験が適していればアピールしましょう。
たとえば、企業理念に共感したという主張の志望動機の場合、共感するに至るまでのエピソードがあるはずです。そのエピソードにアルバイトで働いたことが関係しているのであれば、採用担当者が想像しやすいよう当時の具体的な説明を添えて記載しましょう。
ただ、志望動機は他社と志望企業を差別化する大切なポイントです。どこの企業でも使えるような言い回しにならないよう、それぞれの企業の強みや特徴の分析はしっかりおこなってから、自分のアルバイト経験のなかでも最もマッチするポイントを盛り込みましょう。
また、志望動機自体の作成がなかなか進まず、悩む人もいるのではないでしょうか。志望動機は企業への熱意を伝える項目だからこそ、内容が決まらない人も多くいます。下記の記事では志望動機の書き方を詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ
「志望動機の具体的なイメージが湧かずになかなか手が進まない」という人向けに、記事では志望動機の作成方法や面接での伝え方について、キャリアコンサルタントとともに解説します。ほかの学生から一歩リードするポイントも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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自己PR
履歴書の自己PR欄は、アルバイトで身に付けた能力やスキルを採用担当者に伝えるときにぴったりの項目です。職歴には書ききれない、志望職種と企業に活かせるアルバイトでの経験を記載しましょう。
たとえば、医療業界を目指す人であれば病院に勤めた経験がなくても、アルバイトでチームワークを活かした経験やホスピタリティ精神を学んだ経験を記載できます。自分がアルバイトで得たスキルや学びのなかから、仕事に活かせる強みに変換できないか考えましょう。
なお、自己PRを書くときは複数の強みを記載すると、本当に伝えたい内容がわかりにくくなります。アピールする項目は一つに絞っておき、ほかのことは面接で伝えましょう。
ただ、自己PRを作成しようと思っても、志望動機との違いがわからず作成に悩む人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では自己PRの簡単な書き方を解説しているため、作成前に目を通しましょう。
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例文20選|自己PRが簡単に書けるテンプレートで就活準備を効率化
就活中の学生の多くが自己PRを簡単に書き終えたいと思ったことがあるでしょう。効率的に就活を進めるにはテンプレートの活用が重要です。そのうえで周囲との差別化を図るコツをキャリアコンサルタントとともに解説するので、例文と併せて参考にしてください。
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また、自己PRでアルバイト経験をアピールするときは、企業の目線にたって内容を考えましょう。下記の記事では自己PRでアルバイト経験をアピールする方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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ガクチカ
在学中の時間をアルバイトにかけることが多かった人なら、履歴書の「学生時代に力を入れたこと」という項目でアルバイト経験をアピールするのもおすすめです。
ガクチカは自分の課題改善や目標達成のためにどのような努力をしたのかを伝えられるため、アルバイト経験をエピソードに選ぶことで、仕事をするうえで工夫した点やその結果で自身が成長できたことなどをアピールできます。
たとえば、アルバイトの業務で新人教育に力を入れていたとして、「新人とミーティングをする時間を設けた」「目安箱を設置し質問や意見を出しやすい環境にした」など、人間関係の構築やチームワークのためにおこなった工夫を伝えます。
加えて「新人の研修期間を短縮できた」といった成果も述べることで、努力を結果につながるまでしっかり続けられることをアピールできるのです。
ガクチカを作成するときは、エピソードの組み立て方で内容のわかりやすさが変わります。こちらの記事ではガクチカの書き方をステップ別に解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
ガクチカは企業での再現性があるエピソードを伝えることが重要です。ガクチカの作成ステップや高評価を得るポイント、NGパターンをキャリアコンサルタントと解説します。再現性が伝わるガクチカを作成し、内定を掴み取りましょう。
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ガクチカでゼミやサークルの経験をアピールしたいときは、それぞれの書き方を理解しておきましょう。こちらの記事ではゼミ・サークルでのガクチカを書く方法を解説しているため、併せてチェックしておきましょう。
ゼミのガクチカ
例文8選|ガクチカでゼミ経験を魅力的にアピールする8ステップ
サークルのガクチカ
例文7選! サークルのガクチカで通過率上げる4つの要素とは
職歴以外でアルバイト経験をアピールするなら、資格欄を活用するのがおすすめです。
たとえば、「電話応対技能検定 3級合格(コールセンターのアルバイトで活用)」「普通救命講習 修了(スポーツクラブのアルバイトに役立てるため)」などと書くことで、アルバイトに対して熱心に取り組んだ姿勢が伝わります。
既卒・第二新卒必見! 就職・転職時の履歴書のアルバイト歴の書き方をプロが解説
既卒や第二新卒だと、大学卒業後に生活費を確保するため、アルバイトをしながら就職活動をしたり、企業に勤めながら副業としてアルバイトをおこなう人もいるのではないでしょうか。アルバイトをしている自分の状況によって履歴書の書き方は異なるため、自分の経験に合わせて記載方法を変えましょう。
この章では、既卒・第二新卒向けに、転職・就職時に履歴書を書くときのアルバイト歴の記載方法をキャリアコンサルタントの増田さんと柴田さんに解説してもらいます。書き始める前に、疑問を解決して履歴書の作成をスムーズにしましょう。
アルバイトをしながら就職・転職活動をしている場合
現在アルバイトとして勤務しながら就職・転職活動をおこなっている場合も、次の転職先の業界や職種と親和性が高ければ、履歴書の職歴でアピールするのがおすすめです。
特に、正社員として入社した企業を退社して転職活動をおこなう場合、次の就職先が決まるまでの間の職歴がなくなってしまうため、アルバイトとしての経歴も記載することで、働いていた期間に空白を作らずに済みます。
では実際に、就職・転職活動中におこなったアルバイト経験をどのように履歴書の職歴欄に書けば良いのか、キャリアコンサルタントの増田さんに聞いてみました。
転職の場合は、職歴の空白期間を作らないよう時系列で書きましょう。
「株式会社〇〇 入社(アルバイトで〇〇を担当)」と、従事していた仕事を簡単に書きます。
職歴の空白期間に、資格取得に取り組んでいたといった何らかの理由があれば、自己PR欄に理由を書いたり、面接のときに口頭で説明するのも良い方法です。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2023 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
2024 | 7 | 株式会社〇〇 退社 |
2024 | 8 | 株式会社△△ 入社(アルバイトとして接客業務に従事) |
現在に至る |
副業OKの企業に在籍しながらアルバイトをしていた場合
前職の企業で副業が認められていた場合、前の企業に籍がある状態でアルバイトをしていたという人もいると思います。
雇用形態は異なるものの、同じ期間のなかで二つ以上の企業で働いていたことになるため、どのように職歴欄を記載すれば読み手に伝わる内容になるのでしょうか。
キャリアコンサルタントの柴田さんに、副業OKの企業に在籍していたときのアルバイト経験の書き方について解説してもらいます。
副業でアルバイトをしているのなら、本業と同様に入社退社を時系列で書けば良いでしょう。副業のアルバイトは「入社」とせず、「アルバイト勤務」と記載すればOKです。
もしくは、本業の職歴の入退社や勤務中などの情報は、副業がある場合は時系列ではなく会社ごとにまとめて書くのも良いでしょう。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2023 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
2023 | 9 | 株式会社△△にてアルバイト勤務 |
2024 | 10 | 株式会社〇〇 入社 |
現在に至る |
履歴書の職歴にアルバイトを書くときは志望職種との親和性を見極めよう
そもそも新卒の履歴書の職歴には、アルバイト経験を記載しないのが一般的です。
ただそのうえで、履歴書の職歴にアルバイト経験を書いてアピールしたい場合には、志望職種に関係する業務内容なのか、活かせる経験があるのかなどを見極めることが大切です。
関係のないアルバイト経験を書いてしまうと、採用担当者は学生がアルバイト経験を書いた意図が理解できず、混乱させてしまう原因になります。
履歴書でアルバイト経験を記載できるのは、職歴だけではありません。志望動機や自己PR、ガクチカなどの項目を活用することで、志望職種と親和性の低いアルバイト経験も採用担当者に伝えられます。
希望職種に必要な技術やスキルを記載前に思い返し、魅力的な履歴書を作成して書類選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見るアルバイト経験はアピールになるなら履歴書の職歴に書いたほうが良い
履歴書には「書いてもいい」「書いてはいけないわけではない」といった曖昧な部分が多く存在します。「学生が職歴としてアルバイト経験を記載するのか」といった疑問も曖昧なゾーンに当たります。
履歴書の職歴にアルバイト経験を書くか悩んだ学生には、「アピールになるなら書いたほうが良い」と伝えています。また、職歴欄にこだわらず、ほかの欄も活用してアピールポイントを伝えましょう。
採用担当者が履歴書をチェックする際に重視するのは、「正しい書き方かどうか」ではなく、「自社にふさわしい人材かどうか」です。そのため、「アルバイトを職歴に書いたから不採用になる」ということは、ほとんど考えられません。不採用の理由があるとすれば、別の要因が考えられます。
将来への真剣さが不安を生み出している
就職活動中は何かと不安になることが多いものですが、将来を真剣に考えているからこそ出てくる不安です。たくさん考え、調べ、悩み、迷い、そして行動する、そのすべてが自分の成長につながります。私たちキャリアコンサルタントも、皆さんのことを全力で応援していますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/キャリアデザインオフィスあかつき代表
Ayako Masuda〇団体職員や子育てを経験後、行政のワーク・ライフ・バランス推進部署で勤務。現在は若者サポートステーションでキャリア支援をするほか、女性や企業向けのキャリア関連講座の講師も務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細