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映画会社への就職の難易度はどれくらいですか?

私は現在大学2年生で、将来は映画会社で制作に携わる仕事に就きたいと考えています。大学でも映画史について学んでいるのですが、映画業界は採用人数が少ないと聞くので、少し不安です。

映画会社の就職はどれくらいの難易度なのでしょうか? また、絶対に制作系の職種に決めたというわけではないのですが、今後映画会社を目指すにあたっての就活のポイントなども伝授していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師

吉田 隼人

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映画会社は難関! 毎年数名~数十名しか採用されない

映画会社への就職の難易度は非常に高いです。なぜなら、毎年の採用人数は数名~数十名であり狭き門であるからです。

東京大学の受験合格者数は約3000名であることと比較すると、その難関さが伝わるのではないでしょうか。

ポイントは2つ! 実務経験を積んで選考対策を徹底しよう

これまでコーチングしてきた映画会社へ内定を獲得した学生の傾向から、ポイントを2つお伝えします。

一つ目は、実務経験を積むことです。正直、実務経験ゼロで内定している学生を見たことがありません。映画会社や映像制作会社でのインターンシップ、自主映画作成といった実務経験は必要不可欠です。

二つ目は、トップレベルの選考対策です。数名~数十名の内定者枠に入るためには、やはり他者よりも量も質も凌駕した選考対策が必要不可欠です。

エントリーシート(ES)添削や模擬面接の量、社会人訪問の人数、業界研究企業研究の質など、ライバルよりも高いレベルでこなすことが求められます。

また、就職以外で映画に携わるという選択肢もあります。映画を作ることが目的であれば、このご時世就職しなくてもできます。SNSやYouTubeなどで発信している人も多いため、仕事と趣味として分けるという選択肢も考えられます。

以上を踏まえ、これから映画業界への就活を頑張っていきましょう。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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映画会社は狭き門! 経験とスキルを磨いて挑戦しよう

映画会社の制作職は、一般的に狭き門と言われることが多いものの、決して手の届かない世界ではありません。実際、経験を積み重ね、業界への理解を深め、人脈を広げていくことで十分にチャンスは広がっています。

制作現場で求められるのは、何よりも主体性と調整力、そして現場対応力であり、これらは映画制作の現場において不可欠なスキルです。学生時代にどれだけ映画制作にかかわり、どのような困難を乗り越えてきたかは、選考時に大きく評価されるポイントです。

たとえば、学内で自主制作の短編映画を立ち上げ、脚本の作成から制作進行、ロケ地交渉、キャストマネジメント、スケジュール管理、予算調整まで一貫して経験したエピソードは、制作の全体像を理解し自律的に動ける人材として高く評価されます。

就職活動においては、経験の質を高めること、業界理解を深めること、そしてネットワークを築くことが重要です。動画編集ソフトやカメラワークの技術に加え、制作進行表や撮影当日のスケジュール表を自作してプロセスを可視化するドキュメント作成能力も磨いておくと良いでしょう。

また、映画会社の事業領域、たとえば劇場公開や配信、海外販売、IP展開など、それぞれの役割を理解し、自分がどのフェーズでどのように貢献したいかを明確に言語化することは、志望動機の説得力を大きく高めます。

さらに、映画祭のボランティア参加や業界セミナー、オンライン勉強会を通じて先輩クリエイターや制作プロデューサーと接点を持ち、OB訪問や非公式な面談の機会を増やすことで、生の業界情報を得られるだけでなく、あなたの名前を覚えてもらうチャンスも広がります。

選考を突破するためには、「映画が好き」という熱意だけではなく、自分のスキルと経験で具体的に何ができるかをしっかりと示すことが大切です。

たとえば、大学祭の企画で〇〇名動員を達成するため、SNSとリアルイベントの連携施策を自ら設計し、成功裏にまとめたといった数字や成果を交えた実績は、非常に強力なアピール材料となります。

また、制作現場は長丁場のチームワークが求められるため、粘り強さやストレスマネジメントに関するエピソードも併せて語れると、現場適応力の高さが伝わります。

今のうちから映画会社で必要とされる能力を身に付けよう

映画会社の制作部門は少数精鋭であるため、早い段階から責任ある仕事を任されるチャンスがあります。

競争は激しいものの、経験の積み上げ方や業界へのアプローチ法を工夫すれば、あなたの情熱と能力を評価してくれる扉は必ず開きます。

今からコツコツと経験と人脈を積み重ね、業界で必要とされる即戦力性とコミット力を自信に変えていきましょう。

以下の記事では映画会社の特徴や向いている人などを解説しています。映画会社への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。

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