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クレペリン検査は廃止されたのですか?

今度受ける企業の採用試験にクレペリン検査があると聞いたのですが、ネットで調べたら「廃止された」という情報も目にしました。

クレペリン検査は本当にまだ採用試験で使われているのでしょうか? また、もし実施される場合、どのような点が見られているのかわからず、対策に困っています。

クレペリン検査はどのような目的でおこなわれているのか、どんな姿勢や対策を整えて臨むべきなか、アドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表

小関 珠緒

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クレペリン検査は継続中! 検査の目的もおさらいしよう

クレペリン検査が廃止されたという情報はおそらく誤りです。標準型の検査用紙がリニューアルされたことはありますが、検査自体は現在も多くの企業や自治体で実施されていて、採用試験に組み込まれています。

この検査の目的は、計算能力そのものを測るというより、作業態度や性格傾向を確認することにあります。具体的には、集中力や持続力、ストレスへの対応、作業ペースの安定性、指示どおりに取り組めるかといった点が見られています。

評価されるのは最後までやり抜く姿勢

そのため、高得点を取ることよりも、最後まで諦めずに一定のペースで取り組む姿勢が評価対象です。特別な対策は不要ですが、検査に集中できるよう、睡眠を十分にとり、万全の体調で臨むようにしましょう。

早く解くことや正答率だけが評価の全てではないと理解しておくことが必要です。最後まで真摯に取り組むことが、良い結果につながります。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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廃止の事実はない! 検査が持つ意味を確認しよう

クレペリン検査が廃止されている事実はなく、現在も多くの企業で活用されています。

この検査で見られているのは、個人の処理能力と性格の両方です。作業の結果そのものから処理能力がわかるのはもちろん、作業のペース配分やミスの傾向から、その人の思考や行動の特性を分析します。

たとえば、作業の後半でミスが増えれば「集中力が持続しにくいタイプ」、ミスが頻発するとペースが乱れるなら「プレッシャーに弱いタイプ」といったように、単なる能力検査ではなく、心理検査としての一面も持っているのです。

選考全体の重要度を考えることが賢明

つまり、練習問題を解いて成績を上げるような性質の検査ではないため、基本的な対策は不要です。

むしろ、対策をしすぎたことで不自然な結果が出てしまい、かえって性格面でマイナス評価を受けるリスクもあります。処理能力だけをみられるわけではないため、対策に多くの労力をかける必要はないでしょう。

選考プロセス全体における、この検査の重要度を冷静に判断し、ほかの対策に時間をかけるほうが賢明です。

こちらの記事ではクレペリン検査を突破する対策方法を解説しています。具体的な対策方法がわからないと悩んでいる人は参考にしてみてください。

適性検査の種類は30種類以上あると言われています。次の記事ではクレペリン検査を含む20種類の適性検査を例文とともに解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

次のQ&Aでもクレペリン検査の対策のポイントをキャリアコンサルタントが解説しています。クレペリン検査を受ける予定のある人は参考にしてみてください。

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