Q
大学3年生
男性
建築学科からの就職先で、ホワイトな企業はありますか?
建築学科で学んでいる大学3年生です。周りの先輩や友人から、ゼネコンや設計事務所は「激務」「きつい」という話をよく聞くため、就職活動に不安を感じています。
建築の仕事に携わりたい気持ちはありますが、ワークライフバランスも重視したいです。
建築学科の専門知識やスキルを活かせる企業や職種のなかで、比較的ホワイトな働き方がしやすい業界や会社はあるのでしょうか?
就職活動を進めるうえで、「ホワイトな就職先」を見つけるための具体的な探し方や、選ぶ際のポイントについてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
あなたが考えるホワイト企業の基準を明らかにしよう
まず大切なのは、あなたにとっての「ホワイト企業」の基準を明確にすることです。「ホワイト」の定義は人それぞれ異なります。
たとえば、残業時間は月20時間まで許容できるのか、それともゼロが良いのか、休日は完全週休2日制を望むのか、シフト制でもかまわないのか、といった点です。
さらに、年間休日は120日以上必要なのか、110日くらいで満足できるのかなど、自分なりの基準を設けましょう。これらの基準を自分の中で明確にしなければ、企業を判断することはできません。
希望条件に優先順位を付けて自分に合う企業を探そう
一般的に、企業の働きやすさを測る指標として、平均残業時間や年間休日数、有給休暇消化率、離職率、そして研修制度の充実度などが挙げられます。
これらの要素に優先順位を付けておくと、複数の企業を比較検討する際に判断しやすくなります。
建築学科だからといって特別な探し方があるわけではありません。まずは自分の「ホワイト」の基準を定め、それに沿って企業を探していくことが重要です。
上流工程はホワイト! 公共性の高い仕事が当てはまる
建築業界は人手不足のため、長時間労働になりがちです。
そのなかでもホワイトな働き方を希望するのであれば、できるだけ「上流工程」にかかわる職種を目指すのが良いでしょう。インフラ系のような比較的、公共性の高い職種という風になるかと思います。
公務員やデベロッパー関連を視野に入れてみよう
たとえば、公務員の建築職や大手デベロッパーのプロジェクト管理、メーカーの研究開発職などです。こういった仕事は、納期が決められて激務になるというのは少ないのかなという風に思っています。
これらの職種は、現場の施工管理などと比べて、比較的働き方の自由度が高い傾向にあります。
建築業界で評価される志望動機について悩んでいる場合は、こちらの記事をチェックしてください。おもな職種別に例文も紹介するので、建築業界を志望している人は目をとおしてみてください。
こちらの記事では、理系学生におすすめの職業を紹介します。悩んでいる場合は、建築以外の業界もチェックしておきましょう。
ゼネコンへの就職を止められた経験のある人もいるかもしれません。こちらのQ&Aでは、ゼネコンへの就職は「やめとけ」と言われる理由を解説しています。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。









