この記事のまとめ
- 座談会とは学生がさまざまな部署や立場の社員に質問できる場
- 質問の仕方を工夫すると好印象を残すことも可能
- 座談会でおすすめの質問例56選を紹介
- 面接力診断ツール
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採用活動の一環として実施する企業も多い座談会ですが、聞きなじみのない人も多いでしょう。「座談会って何なのかな」「座談会に参加すると良いことがあるのだろうか」と、その内容やメリットがわからず参加を迷う人もいるのではないでしょうか。
座談会は、本選考で活かせる情報が得られる大切な機会です。座談会でたくさんの情報を得られると、企業理解が深まることに加え、本選考では他の学生と差別化したアピールもできるようになりますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの渡部さん、隈本さん、小峰さんと、座談会について、特徴や臨み方を解説していきます。座談会の案内が届いた人は、ぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。
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座談会とは情報収集のための「質問力」が不可欠な場
学生の中には、「本選考には関係なさそうだから」と何も準備せずに臨んでしまう人がいます。座談会は本選考に活用できる情報を得られる場ですが、説明会のように、準備せずとも情報を集められるわけではありません。「質問する力」により情報を引き出す工夫が大切なのです。
記事では、当日の具体的なイメージを持てるように、まず座談会の特徴や流れを解説します。そのうえで、どのような質問を準備すべきか解説していきます。有益な情報を得られる質問のコツを覚えましょう。
さらに、社員に良い印象を残す質問のコツや、避けておきたい質問例も解説するので、併せてチェックしてください。
また、質問が思いつかない人向けに、知りたい情報や社員の特徴に合わせた質問の例を56個紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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まずは座談会とは何かを知ろう

座談会とは、学生が社員に対して質問をすることができる場です。企業への疑問や不安を解消し企業理解を深めるために開催され、選考と比べややフランクな雰囲気で実施されます。
時間は30分から1時間程度です。学生複数人が同時に社員1、2人から話を聞く座談会もあれば、学生と社員が1対1で話をするものもあります。話を聞く社員を自由に選べる場合がある一方、企業から社員を指定されるケースも存在します。1対1の場合は指定されていることがほとんどです。
また、ローテーションで何人もの社員から話を聞けることが多いですが、特に1対1の場合は、1人の社員からしか話を聞けない場合もあります。
企業ホームページ(HP)や説明会などでは得られない、詳細な情報を得られるため、参加することでより企業理解が深まりますよ。
座談会の4つの特徴を押さえよう
開催されるタイミング | 説明会の後や選考序盤が多い |
参加者 | さまざまな部署の社員と学生 |
内容 | 学生が社員に対して質問する |
選考への影響 | 影響する可能性もある |
ざっくりと座談会のイメージを持てましたか。ここからは、さらに具体的にイメージできるよう、4つの特徴に分けて解説していきます。
実態を詳細に確認することで心構えができ、対策もしやすくなるので、しっかりチェックしていきましょう。
①開催されるタイミング:説明会の後や選考序盤が多い
座談会が開催されるタイミングとしては、選考の前や序盤が多いです。具体的には以下のケースがあります。
座談会が開催されるタイミングの例
- 説明会の後
- 一次面接と二次面接の間
- 本選考直前のインターンシップの後
- インターンの昼食の時間
学生の疑問をできるだけ早く解消するといった目的から、このように、選考が本格化する前や、選考序盤に開催されることが一般的です。
職業理解を深めるための座談会は選考の序盤に大人数で短時間でおこなわれ、ある程度絞り込んだ学生と対話を深めたい場合の座談会は少人数でじっくりとおこなわれる、という違いがあります。
企業側の狙いによって形式やタイミングが変わることがあるので気を付けてくださいね。
②参加者:さまざまな部署の社員と学生
座談会では、営業職、企画職など、さまざまな部署から社員が集められることになります。また、社員の年代も幅広く、入社数年目の若手から、管理職に就く年次の高い社員まで、さまざまな視点から話を聞けるようになっていることが多いです。
学生の参加人数は、人気企業であれば基本的に数十人程度になります。「一次面接を通過した人」「インターン参加者」など、一定の条件を満たした人が参加できるようになっているケースもあります。
中小企業は、大企業と比較すると参加人数は少なく、十数人程度が一般的です。
学生全員で1人の社員の話を聞くというケースはほとんどなく、学生がグループに分かれるか、あるいは学生と社員が1対1で話をするという形式がほとんどです。
企業側の座談会参加者は、基本的には学生と年齢が近く、新入社員が配属される可能性の高い部署の若手社員が中心です。学生が座談会で萎縮せずに、会社についてざっくばらんに話せるように配慮されていますよ。
③内容:学生が社員に対して質問する
座談会は、学生と社会人の質疑応答がほとんどです。また、どんな業界で何をしている企業か、などの基本的な情報は理解している前提でおこなわれます。
そのため、事前にこれまでのメモや企業HPなどを見て、企業情報を復習したうえで参加することが大切です。
ただ、学生が企業について何も知らないことを前提に、座談会を設定しているケースもあります。その場合は、説明会の後などに座談会が設けられていることが多いため、説明会で得た知識をもとに質問しましょう。
④選考への影響:影響する可能性もある
座談会は、単に学生から質問を受け付ける場として設置されていることもありますが、選考に影響することもあります。
たとえば、意欲的に質問をする、他者とは異なる視点を持っている、といった良い印象のある人は、人事から良い評価を得られ、本選考で有利に働くケースがあるのです。反対にネガティブな質問をしたりすると、働くことに消極的といったマイナスの評価となるリスクもあります。
座談会は評価よりも職業理解を目的としています。参加する社員には選考に不慣れな現場の社員も多いため、評価はつけないことが多いですが、突出して印象の良い学生や悪い学生は、その評価が本選考に引き継がれてしまいます。
また、学生と社員が1対1で話すものでは、ほぼ選考と同じ役割を持ち、志望動機などを質問されることもあります。
選考に近い座談会の場合、面接と同様の対策が必要です。面接対策をおこなっていないという人は、まずはこちらの記事をチェックしてみましょう。面接のコツを解説しています。
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- 選考に関係ないと言われたのに、志望動機などを聞かれました。これって実質選考に影響しているということですか?
影響ある可能性はあるものの考え過ぎず率直に話した方が良い
企業によって異なるとは思いますが、志望動機などを聞かれたのであれば、「選考に関係ない」といっても実質はなんらかの影響があると捉えておいたほうが良いと思います。
とはいえ、社員は学生の役に立つ情報やアドバイスを提供しようという意図でいろいろ聞いてくることもあると思うので、あまり萎縮せずに、座談会の目的に沿って、率直な気持ちを誠実に話しましょう。
企業が座談会をおこなう目的を知ろう
企業が座談会をおこなう目的
- 説明会やHPなどで伝え切れない企業の魅力をアピールしたい
- 企業の詳細な情報を知ってもらいミスマッチをなくしたい
- フランクな場での学生の人柄を知りたい
ここからは、企業が座談会をおこなう目的を解説していきます。企業の狙いを理解すると、どのような気持ちで臨めば良いのかわかるようになります。
また、座談会の目的を知ることで、どのような質問をして良いのかがイメージでき、準備のしやすさにもつながります。
必要以上に遠慮したり、もしくは的外れな質問をしたりしないように、企業が座談会をおこなう目的をチェックしましょう。
説明会やHPなどで伝え切れない企業の魅力をアピールしたい
企業が説明会や企業HPなどを通じて伝えられる情報は限られています。そこで、座談会で学生からの質問を通じてより企業の魅力を知ってもらい、入社意欲を高めようとしているのです。
また、学生と近い距離感で交流したり、交流する機会を増やすことによって、魅力を感じてもらおうとしているとも考えられます。
企業の詳細な情報を知ってもらいミスマッチをなくしたい
座談会で学生の疑問を解消し、かつ詳細な情報を知ってもらうことで、企業とのミスマッチをなくそうとしているとも考えられます。
企業が防ぎたいのは早期離職のリスクです。企業と社員にミスマッチがあると、社員の早期離職のリスクにつながるため、それを防ぐために、学生に多くの情報を提供し、齟齬を起こさないようにしているのです。
繰り返しになりますが、企業HPや説明会などでは、企業のすべてを説明することができません。特に、部署ごとの仕事内容など詳細な情報や、辛さややりがいなどリアリティのある情報はわかりませんよね。
しかし、そこまで理解しなければ、入社後に「思っていたのと違った」とミスマッチを感じてしまうかもしれません。それを防ぐために座談会を設置しているのです。
学生の仕事への価値観がそれぞれ違う中で、企業側から、学生が求める情報をすべて提供することは不可能です。そのため、学生が聞きたい情報を本人から聞き、それに答えることで、ミスマッチをなくそうとしています。
また、説明会や企業HPの情報のみだと、会社に対して理想ばかり先行することがあります。そこで、座談会での社員とのリアルな会話を通じて、学生に企業とのマッチ度を確認してもらおうという狙いがあります。
フランクな場での学生の人柄を知りたい
座談会は、通常の選考よりもフランクな雰囲気でおこなわれます。「選考とは関係ありません」などとアナウンスされることも多く、社員も質問しやすい雰囲気づくりをしていることもあり、選考よりはリラックスした場になっています。
緊張感のある場では身構えてしまい、素が出ない学生も多くいます。たとえば、友人相手の方が、緊張する大学の教授相手の時よりも素直に感情表現できますよね。
このように、フランクな雰囲気の方が素の人柄が出やすいため、座談会という比較的リラックスできる場で、学生の人柄を知ろうとしていると考えられます。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見るおこなわれるタイミングにより座談会の目的が異なることもある
座談会をおこなう目的として、よりインフォーマルな場での情報交換、建前よりも本音に近いコミュニケーションが挙げられます。
また、序盤の座談会と終盤の座談会では若干目的が変わります。序盤では、説明会や資料だけでは説明しきれない、職業や企業の理解を深めるためのものが多くなるでしょう。終盤では、学生の見極めや、優秀な学生を囲い込む目的で、より深い関係づくりを目指す座談会もあります。
企業の採用活動がうまくいっているか検証をするという目的もある
他の切り口としては、自社の説明会や求人広告の「反応を知りたい」というものがあります。時流に応じて学生が考える「良い会社」の条件も変わってきているので、自社のアプローチが的を射ているのかどうか、率直な評価を聞いて採用活動の検証や軌道修正をしたいと考えています。
これは座談会のメインの目的ではありませんが、率直な意見や的確な提案が出ると担当者の関心を引くことができ、当事者意識の高い有能な学生という前向きな評価を得られることがあります。
迷っているなら参加しよう! 座談会の3つのメリット
座談会の3つのメリット
- 採用担当者に覚えてもらえる可能性がある
- リアリティのある情報を知ることができる
- 他の学生の質問から企業の情報を得られる
直接合否にかかわるケースが少ないことから、参加を迷っている人も多いかもしれません。しかし、座談会に参加すると多くのメリットを受けられます。
ここからは、座談会に参加するメリットを具体的に解説します。「とりあえず参加しよう」と考えている人も、ここで解説する内容をチェックし、目的意識を持つと、より有意義な時間となるはずです。
①採用担当者に覚えてもらえる可能性がある
座談会に参加し、積極的に質問をしたりすれば、採用担当者の印象に残る可能性が高くなります。印象に残れば、「一度話を聞いてみたい」「より深く知りたい」と感じてもらえるきっかけができ、次の選考に臨めるチャンスにもなります。
また、採用担当者に顔を覚えてもらえれば、「印象に残るほど企業のイベントに参加してくれて、熱意があるな」と感じてもらえることもあります。
座談会に参加し、顔を覚えてもらえる機会を増やすことで、本選考で有利になる可能性があるのです。
- 多くの人が座談会に参加していますが、どんな人が覚えてもらいやすいですか?
笑顔で質問したり話を聞いている人が最も覚えられやすい
一番覚えてもらえる人は、なにより笑顔の人です。 楽しそうに笑顔で人の話を聞いている人が好印象で一番覚えてもらえると思います。
多くの人がいて、みんな緊張している中で、楽しそうに笑顔で話を聞いている人がいたら、採用担当者としては忘れられません。
自分の質問のときではないときでも、しっかり笑顔で人の話を聞いている人は、とても謙虚に見えますし「一緒に働きたい」と感じます。座談会は選考とは無関係なケースが多いものの、ぜひ笑顔を意識してくださいね。
②リアリティのある情報を知ることができる
座談会では、さまざまな部署の社員からリアリティのある話を聞くことができるため、より具体的に仕事内容をイメージすることができます。
皆さんが説明会やインターンなどで接するのは、ほとんどの場合人事部の社員です。他の部署の苦労ややりがいといったリアリティのある情報ははなかなか聞く機会がありません。
座談会に参加すれば、さまざまな部署のリアリティある情報を得ることができます。そこで業務理解が深まり、入社後にミスマッチを起こすリスクを減らすことができます。
会社案内や人事の説明では伝えきれない「現場の雰囲気」があります。どんな会話がなされているか、暗黙のルールや裁量権など、具体的には聞きにくいけれど、自分がそこで働くとしたら気になる、という点を座談会で聞くことができますよ。
③他の学生の質問から企業の情報を得られる
他の学生が、自分にはない視点で質問をすることもあります。その回答を聞き、新たな情報を得ることもできます。
たとえば、その企業が「顧客ごとにおすすめの商品を提案してくれるAIシステムを開発した」という情報を知っていたとします。自分は「便利なシステムを開発しているのだな」と感じるにとどまっていたとして、他の学生が「社員の提案力低下にはつながらないのか」といった質問をしたとします。
そこで「AIが出した結果と顧客のニーズを照らし合わせてより高度な提案をすることにつながっており、むしろ提案力は向上している」との回答があると、高度な提案力をつけられる環境があると理解できます。このように、他の学生の質問による回答から新たな情報を得ることができるのです。
また、自分より企業研究が進んでいるほかの学生の質問を聞いて、焦りやモチベーションを感じることもあります。このように、他の学生の質問が企業研究の一助となるのです。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る座談会に参加すると自身の成長につながる
座談会に参加するメリットはとても大きいです。「覚えてもらえる」や「情報が得られる」といったメリットのほかにも「自身が成長できる」というメリットもあります。
なぜなら、座談会とはシェアの場であり、さまざまな人の考えや意見を聞くことができるからです。考えや意見をシェアしあうことによって、多様な価値観が共有されますし、他者の価値観に触れることで、自分の価値観もわかってくると思います。それにより、自信と成長が培われる貴重な機会にもなりやすいということです。
社員の内面に触れる質問をして価値観を理解しよう
会社制度や福利構成など外面的な質問だけではなく、社員の考えや意見などの内面的な価値観を深掘りできるような質問をあらかじめ考えておくと、社員の根底にある価値観を知ることができますよ。
たとえば「これまでで一番楽しかった仕事はどんなことですか?」「この会社のどんなところに働きがいを感じますかか?」「いままででやりがいを感じた経験ってどんなことですか?」などの質問で、相手の感情を引き出し、その感情の奥にある価値観をさらに深掘りしていくと、リアルな価値観にも触れることができます。
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面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
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座談会の流れを理解しよう
座談会の流れ
- 受付をする
- 学生が5~10人程度に分かれて各社員を囲む
- 質疑応答をする
- 一定時間が経過したら他の社員の場所に移動する
どのように座談会に臨めば良いのか、心構えがまだできていない人も多いと思います。ここからは、具体的に当日の流れを解説していきます。
流れを理解することで、場面ごとに自身がすべきことがわかるようになります。また、当日落ち着いて行動できるようにもなりますよ。
自分が座談会に参加しているところをイメージして、心構えをしていきましょう。
受付をする
まず、メールなどで案内された時間よりも前に受付をおこないます。選考に関係ない座談会であっても、遅刻したり早すぎたりするとマナーがなっていないという印象につながりかねません。
- 座談会の受付は何分前くらいに行くと良いですか?
開始時刻の10分前に余裕を持って行くと良い
場所にもよりますが、一般的な目安は開始時刻の10分前くらいが妥当です。これが前後に迷惑をかけず比較的スムーズに案内、着座ができるタイミングになります。
「早く行きすぎないこと」と「ギリギリにならないこと」を心掛けましょう。座談会は飲食をともなうオープンな場所でおこなわれる場合もあります。
場所によっては主催者側もいろいろ気を遣うことが多くなるので、早く着きすぎることもギリギリになることも迷惑をかけることに注意しましょう。
以下の記事では、面接は開始何分前に行くべきかを解説しています。座談会と通じる部分があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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「座談会に参加します、〇〇大学の〇〇(氏名)です」と受付の人に声をかけましょう。元気にはきはきと伝えてくださいね。
その際にメールにあるQRコードや番号などの提示を求められることがあります。あらかじめメールを読んでおき、受付で提示が必要なものがあるとわかれば、その画面をスクリーンショットしたり、すぐに出せるようお気に入り登録をしておくことをおすすめします。
上記は座談会受付時のルールとなりますが、面接に臨む際はさらに気を付けなければならないルールやマナーがあります。面接を控えている人は、こちらの記事も併せてチェックしてくださいね。
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学生が5~10人程度に分かれて各社員を囲む
受付が完了したら、まずは全員で座談会の説明を受けることになります。その後、座談会に集められている社員の自己紹介があります。質疑応答の時間に相手に合わせた質問ができるように、所属部署や経歴など、自己紹介の内容をメモしておきましょう。
その後に、学生が5~10人程度のグループに分かれ、それぞれの社員がいるテーブルに着いたり、社員の周囲に椅子を持って座ったりします。
繰り返しになりますが、話を聞く社員を指定されることがある一方、希望する社員の話を聞けることも多いです。社員を選べる場合は、次に説明する選び方を参考にしてみてくださいね。
座談会で話を聞く社員の選び方
- キャリアビジョンを描けていないのであれば年次の高い社員
- 学生時代や新入社員の話を聞きたければ年次が低い社員
- 希望する部署があるのであればその部署の社員
- 聞きたいことがなければ配属される可能性の高い部署の社員
ただ、1対1の場合は社員を選べるケースはあまりなく、座席を案内されるのでそこに向かいましょう。
社員の選び方①キャリアビジョンを描けていないのであれば年次の高い社員
自分がその企業で何をしたいかというキャリアビジョンを描けていない人は、キャリアを積んだ年次の高い社員の話を聞いてみましょう。さまざまな部署を比較した話が聞けたり、目指したいと感じる経歴が見つかるかもしれません。
長期的なビジョンを考えられている人は少ないものです。しかし、長期的な目線がなければ、入社後、自分が進むべき方向がわからなくなり、早期離職につながる可能性が高くなります。
面接でも、5年後、10年後のビジョンを聞かれることがあります。社員の自己紹介をよく聞いて、興味のあるキャリアを歩んでいる社員を選んでみてくださいね。
年次の高い社員は、若手社員よりも業務やマネジメントについての経験や知識が豊富です。そのため、志望する会社で求められる具体的な仕事への取り組み方や、どのようなマネジメントがおこなわれているかを知ることができますよ。
社員の選び方②学生時代や新入社員の話を聞きたければ年次が低い社員
就活の進め方に悩んでいたり、入社直後の様子について不安がある人は、年次が低い社員に話を聞いてみましょう。若い社員であれば学生や新入社員だった時の記憶が残っています。
その企業への志望度が高い場合は、社員が学生時代にアピールしていた内容を聞いてみると、選考に役立てられることが多いです。
企業を志望した理由や、学生時代の活動、それをどうアピールしたのかなどを聞いてみると、自身がESや面接で伝えることの方向性が決まるかもしれません。
学生時代や新入社員時代の話を聞きたいのであれば、新人が配属される部署の中堅社員もおすすめです。
こういうポジションは、直接新人を教える立場(OJTのトレーナーの立場)になる場合も多く、継続的に違う年度の新人を見ているので、入社後の具体的な話を聞くことができますよ。
社員の選び方③希望する部署があるのであればその部署の社員
興味のある部署や、入社後やってみたい仕事があるのであれば、それに携わっている社員を選びましょう。詳しい話を聞いて志望度が高まったり、反対に違和感を感じたりすると思います。違和感を感じた場合は、次はまったく系統の異なる部署の話を聞いてみても良いですね。
また、選考で志望動機を聞かれた際に、根拠のある回答をしやすくなりますよ。たとえば以下のように志望動機に活かせます。
志望動機に活かす例(営業職を志望する場合)
就活生の質問:営業職のやりがいは何ですか?
営業職の社員の回答:やりがいを感じたのは「〇〇社の商品にいつも助けられている」と感謝をされた時です。
→営業職の志望動機は……
「顧客のためになる商品を提供する存在になりたいと考え志望します。〇〇社の商品は顧客のニーズに寄り添って開発されており、実際に「いつも助けられている」と顧客から感謝の声をもらったとお聞きしました。営業職として、御社の商品を必要とする多くの人に、それを届ける役目を担いたく志望します」
自分が希望する部署の社員に話を聞くことで、配属されたときの仕事内容を具体的に知れるため、本当に自分が携わりたい業務かどうか考えることができます。
また、希望通りに入社して配属されれば、その社員とかかわる可能性もあります。つまり、未来の先輩について知ることができるのです。
社員の選び方の例④聞きたいことがなければ配属される可能性の高い部署の社員
聞きたいことが思いつかなければ、新入社員が配属される可能性の高い部署の社員を選ぶことをおすすめします。直近でおこなう可能性の高い仕事内容や、先輩社員の様子がわかります。
そこから、自分がその部署で働いている姿を想像してみましょう。もしイメージできないのであれば、その企業に合っていない可能性があり、入社しても早期離職をしてしまうかもしれません。
まずは入社直後の自分を想像するために、新入社員が配属されることの多い部署の話を聞いてみましょう。
特に聞きたいことがない場合は、自分が話しやすそうな人を第一印象で選ぶのもおすすめです。座談会は多くの情報を仕入れられるかが重要なので、話しやすそうだと感じる人に聞くと良いでしょう。
座談会に呼ばれる社員は、たいていは企業内で評価の高い、他の模範となるような社員です。誰に話を聞いてもはずれはないと思います。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る座談会で話を聞くおすすめは希望する部署の社員と若手社員
座談会で話を聞く相手を選べる場合には、まずは「③希望部署に所属する社員」を選んでみてください。
座談会の大きな目的は、社員との会話を通して会社のことをさらに詳しく知って、ミスマッチを防ぐことです。そのため、会社のリアルな現状や希望部署に関する踏み込んだ情報を集められる社員に、積極的に質問しましょう。
希望部署の社員がいない場合は、「②若手社員」を選びましょう。就職活動のポイントはもちろんですが、実際に会社に入社してみて感じた本音を聞く絶好の機会です。ネガティブな意見だけでなく、ポジティブな意見についても質問をして、自分が入社した時の雰囲気をイメージできるようにしておくと良いですね。
緊張がほぐれたら年次の高い社員に話を聞くことがおすすめ
次に、緊張するかもしれませんが、「①年次の高い社員」に話を聞きましょう。会社の実情や求められる人物像などの、より詳しい情報を聞くことができます。また、マネジメントにかかわっている社員ならば、若手社員以上に職場の雰囲気を肌で感じられると思います。
いきなり年次の高い人に行くのは緊張すると思うので、まずは若手社員に話を聞くことをおすすめします。
質疑応答をする
座談会の質疑応答の手順
- 社員が質問を求めたら挙手をする
- 指名されたら起立して御礼と自己紹介をする
- 質問をする
- メモを取る
- 御礼を言って着席する
学生や社員が席に着いたら、いよいよ質疑応答が始まります。
本格的に質疑応答に入る前に、改めて自己紹介をしてくれる人もいます。その後社員が「気になることがあれば何でも良いので質問してください」などと伝えます。そのような指示を受けたら、積極的に質問をしていきましょう。
ここからは、質疑応答の順番やマナーを解説するので、実際に質問している場面をイメージして読んでくださいね。
①社員が質問を求めたら挙手をする
質問は基本的には挙手制です。社員が質問を求めたら、積極的に挙手をしましょう。質問する内容はあらかじめ準備しておくことが大切です。積極的に質問したとしても、質問の内容が良くなければ悪目立ちしてしまうリスクがあります。
質問はあらかじめメモ帳などに書いておきましょう。座談会で使える質問の例は記事の後半で解説するので参考にしてくださいね。今知りたい人はこちらをチェックしましょう。
また、大きすぎる、もしくは小さすぎるメモ帳はおすすめしません。大きすぎると手に持って書きにくく、小さすぎると後から見直しにくいためです。B6~A5サイズのものが良いですよ。
- スマホのメモ機能を使ってメモをしても良いですか?
社員に直接聞いてから判断しよう
あらかじめ相手の社員に一言許可を得てからであれば問題ありません。好印象になるか悪印象になるかは相手の価値観によるので、素直に聞いてみることをおすすめします。
そのように質問することで、「相手に配慮できる人」という印象も残せるかもしれません。
②指名されたら起立して御礼と自己紹介をする
社員から指名されたら、起立して「本日はお忙しいところ貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学の〇〇と申します」と、御礼や自己紹介をします。
何も伝えずいきなり質問する学生もいますが、しっかり挨拶してから質問をすると礼儀正しい印象になります。
③質問をする
自己紹介をしたら、用意してきた質問をします。社員に聞こえやすいようにはっきりと大きな声で質問し、回答をされた際にはうなずきながら真剣な表情で聞くようにしましょう。
自分が知りたい回答を得られたか確認し、もしまだわからないことがあれば質問を重ねても問題ありません。「ご教示いただいた〇〇につきましては、××という認識で合っていますか」などと自分の認識との相違がないかチェックしてみましょう。
座談会は時間が限られているので、「PREP法」を意識して、質問したいことを簡潔に伝えるようにしましょう。また、長すぎるのはもちろん、同時にいくつもの質問をすると相手も回答に苦労するので、1つにまとめるよう意識してくださいね。
④メモを取る
回答を受けたら、その内容を忘れないようにしっかりとメモを取りましょう。座談会で聞いた回答と、それを本選考に活かす方法をその場で考えて書くと、効率的に選考対策ができるためおすすめです。具体的には、以下の通りメモを取ってみましょう。
メモを取る例
質問:競合他社と比較した御社の強みは何ですか?
回答:チームワークがあるところです。もちろんどの企業でもチームワークが必要ですが、自社は企業理念の1つとしてチームワークを掲げていて、毎週チームメンバーに対する意見を書くなど、よりチームの絆を強固にすることを意識しています。
→メモを取るとすると……
強みはチームワーク(回答)
⇒チームワークを発揮したラクロス部の活動をアピールすると良さそう(本選考への活かし方)
素早くメモを取るのは大変なので、文章ではなくキーワードだけを書くようにしましょう。また、関連性があるものは「→」などの記号を使ってメモをすると良いですね。
⑤御礼を言って着席する
疑問が解消されたら、「ご教示いただきありがとうございました」などと伝えて着席します。
自分の疑問が解消されたからといって気を抜かず、着席後もしっかりと他の人の質問や、社員の回答内容を集中して聞きましょう。メモを取りつつ、話し手の方を向きながら聞いてくださいね。
他の就活生が話している間も、しっかりと耳を傾けるようにしましょう。
企業が求める新入社員の能力として、コミュニケーション能力が最も重要視されていますが、その中でも今、多様化の時代の中で、特に注目されているのが傾聴力です。
チームで仕事を進めるうえで、共感・協調しながら、相手を理解する力が求められています。したがって、自分のことだけ考えて、人の話に興味を持てない、聴けないという印象を持たれないよう、自分を客観視しつつしっかりと他者の話も聞くようにしましょう。
一定時間が経過したら他の社員の場所に移動する
1人の社員に質問できる時間は案外短いものです。1人の社員につき10分程度の時間が与えれているのであれば、10人で話を聞いている場合、1人が質問できる回数は1回程度になります。
一定時間が経過したら、人事からローテーションの指示があるため、他に話を聞きたい社員のところに移動します。すぐに移動先を決めてスムーズに行動しましょう。今の段階では特段話を聞きたい人がいなくても、話を聞くうちに興味が湧く可能性があるため、「まずは聞いてみよう」という意識で移動しましょう。
もしくは、人事から移動先を指定されることもあります。もし希望する社員の話を聞けなかった場合は、座談会後に個人的に話しかけてみても良いですね。
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座談会で聞く質問
- 調べたうえでわからないこと
- ESや面接の回答に活かせること
- 社員の年次や部署に合った内容
座談会では、事前に質問を用意しておく必要があると解説しました。しかし、実際にどんな質問を用意すれば良いのか想像がつかない人が多いと思います。
ここからは、準備すべき質問を解説していきます。座談会ならではの機会を活かして、企業理解を深められたり、本選考に活かせる良い情報を集められるような質問を準備していきましょう。
- 実際に質問は何個用意していくと良いですか?
深い質問も入れつつ3~6個は用意しよう
少なくとも3~6個程度は用意しておくと良いですね。しかし、質問の質には注意してください。
たとえば「やりがいは何ですか」や「大変なことはありますか」といった質問は他の人も聞きたいと思っているので、用意してきても重複することがあります。そこで、より具体的な質問をするという意識でいることをおすすめします。
「なぜ」「いつ」「誰から(誰と)」といった切り口で考えるだけでも、深い質問になります。そのようにして質問は3~6個程度用意しておきましょう。
準備する質問①調べたうえでわからないこと
自分1人で企業研究をしただけでは、わからないこと、イメージしにくいことがたくさんあると思います。そのような、自分で調べただけではわからないことを質問するようにしましょう。
調べたらすぐにわかるようなことを聞いてしまうと、企業研究が不足しているという印象につながりかねません。以下の具体例をチェックしてくださいね。
調べたらわかること
- 企業理念
- 事業内容
- 求める人物像
- 存在する部署
- 商品やサービス
- 勤務地
- 人材教育制度
- 海外展開をしているか
調べてもわからない質問すべきこと
- 社風
- 他社との違いを踏まえた企業の強み
- 企業が改善しなければならないこと
- 仕事上の大変なこと
準備する質問②ESや面接の回答に活かせること
選考対策をしやすくなることから、ESや面接の回答作りまで見すえた質問をすることも大切です。
聞かれる可能性のある質問を、就活の口コミサイトなどでチェックします。そして、その回答に必要な情報を得られるような、座談会での質問を考えましょう。
たとえば、「志望動機を教えてください」という質問があり、その回答が考えにくいとします。その場合は、志望する理由として伝えられそうな「企業の強み」を聞く質問や、「その社員が学生であった時に企業を志望した理由」などを聞くと良いですね。
面接でよくある質問は以下の通りです。最低限以下の質問については答えられるか考えてみて、答えにくそうなものがあれば、関連する情報を座談会で聞いてみましょう。
選考でよくある質問
- 自己紹介をしてください
- 志望動機を教えてください
- 自己PRをしてください
- 学生時代頑張ったことを教えてください
- 長所と短所を教えてください
上記それぞれの質問に対する対策を詳しく知りたいという人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
自己紹介
面接は自己紹介が命運を握る! 良い第一印象を残す秘訣と例文12選
志望動機
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG
自己PR
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学生時代力を入れたこと
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
長所と短所
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介
上記以外にも聞かれる可能性のある質問について知りたい人はこちらの記事をチェックしましょう。どんな面接にも対応できるように、150個の質問例を紹介していますよ。
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面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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面接の回答に活かせる質問を考えるコツとして、「その会社でなければならない理由」を見つけられるものを考えると良いです。志望動機などを考える際に有効になりますよ。
準備する質問③社員の年次や部署に合った内容
社員がよく知らないことや答えづらい質問をしてしまうと、社員を困らせてしまったり、深い情報を得られないまま終わってしまいます。年次や部署の特徴に合わせて質問しましょう。
たとえば若手社員に今後の企業の展望を聞くよりも、仕事に慣れていない時の大変なことや、新入社員として心構えをしておいた方が良いこと、学生時代のエピソードを聞いたほうが、より深い情報を得られそうですよね。
社員の特徴に合わせた具体的な質問の例は後述します。
さらに好印象を残すなら! よりレベルの高い質問を心掛けよう
座談会を通して顔を覚えてもらえる可能性があると解説しました。つまり、しっかりと質問内容を考え工夫すれば、選考前に好印象を残せるチャンスにもなります。
特に人気企業などハイレベルな選考を受ける人は、座談会でも好印象を残せるよう、ここで解説する内容を意識して質問を考えてみましょう。
好印象を残すコツ①入社や業務に前向きな質問をする
入社後業務に意欲的に臨みたいという気持ちを伝えることで、「前向きだな」「長期的に働いてくれそうだな」といったプラスの印象につながります。
たとえば「勉強したい」「企業で活躍したい」といった意思が伝わる質問をすることで、前向きな印象が残ります。たとえば以下のような質問です。
前向きな質問の例
- 入社前に勉強しておくべきことはありますか?
- 企業で活躍していると感じられる人の特徴を教えてください。
- 仕事で役立つ資格があれば教えていただきたいです。
前向きな質問をする学生には、「意欲的だな」とか「主体的だな」といったイメージを持ちます。
特に「学んでおくべきこと」や「〇〇するにはどんな経験を積んでおくべきか」といった質問をする学生には、「将来の長期的なビジョンを持っているのだな」と好ましく思います。
好印象を残すコツ②一歩踏み込んだ質問をする
他の人よりも一歩踏み込んだ内容を質問をすることも、印象に残りやすくなるコツです。「よく自社を研究してくれているのだな」と熱意を感じてもらえるかもしれません。
たとえば他の人の質問に対する回答をさらに深掘りしたり、詳細な企業研究のうえで質問したりする方法があります。
一歩踏み込んだ質問をする例
・先ほど御社の強みはチームワークとおっしゃっていましたが、個々の強みを活かすことを求められるのでしょうか。それとも協調性を重視してリーダーについていくことを求められるのでしょうか。
・御社は社会貢献プロジェクトとして難民に衣服を送る〇〇活動をおこなわれています。数ある社会問題の中で、なぜ難民支援の問題に着目されたのでしょうか。
一歩踏み込んだ質問をするコツとしては、業界全体や競合企業などの現状についても調べたうえで、「このような状況にあるが御社は今後どう動かれるのか」など、その企業だからこその考え方について質問することがおすすめです。
好印象を残すコツ③意図と併せて質問をする
質問する際は、その意図と併せて聞くようにすると、社員は何を回答すべきかわかりやすく、コミュニケーションが円滑になります。
たとえば「御社の強みは何ですか」といった質問でも、以下のように質問の意図を説明するとわかりやすくなります。
意図と併せて質問する例
説明会で、事業内容は競合他社とほぼ類似しているとお聞きし、御社ならではの強みは事業内容以外のところにあるのではと感じました。ただ、HPの内容や説明会などで情報収集するのみではそれを見つけることが難しく、御社の強みをご教示いただけると幸いです。
上記の例では、事業内容以外の、他社と比較した強みを聞きたいのだとわかりますね。回答すべき内容がわかるようにすると、質疑応答が円滑になり、双方にとって気持ちよく終えることができます。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る未来志向のある質問は「一緒に働きたい」という印象を残しやすい
できれば「こういう人と一緒に仕事したいな」と思われる質問をすることが効果的です。そのためには、前向きで成長意欲のある未来志向のものだと良いです。
人は過去にフォーカスしやすいので、意識的に「企業のビジョン」や「自分のなりたい姿」などにフォーカスしていくことにより、未来志向の質問ができると思います。
クローズド/オープンクエスチョンを使いこなすと得られる回答の幅が広がる
また、質問にはクローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの2種類があると言われています。クローズドクエスチョンは答えがYes/Noのように1つに絞られてくる質問で「お仕事は楽しいですか?」というような質問ですね。
一方、オープンクエスチョンとは自由に答えられる質問のことで「お仕事の楽しいところはどんなところですか?」というような質問になります。
これらを場面や意図によって意識的に使い分けられると良いですね。たとえば、情報や正解が聞きたいときはクローズドクエスチョン、意見や感想が聞きたいときはオープンクエスチョンという感じで聞いてみましょう。
さらにレベルの高い質問としては、たとえば「お仕事は楽しいですか?」に続いて「具体的にはどんなところが楽しいですか?」と両方使いこなせていけるとより良い印象が残ります。OB・OG訪問などでも、意識してみてくださいね。
これだけは避けよう! マイナスイメージにつながりやすい行為
座談会は、選考の合否を左右することは少ないですが、質問内容によってはマイナスな印象が残ってしまうリスクがあります。
ここでは、そのようなマイナスイメージを持たれる可能性のある質問を解説するので、避けられるようにしておきましょう。
①自己PRをする
座談会は質問の場であり、面接のようなアピールの場ではありません。しかし、好印象を残そうとするあまり、自己PRのような質問をしてしまう人がいます。
×自己PRのような質問をする例
私の強みはリーダーシップです。大学時代カフェのアルバイトのリーダーとして、接客マニュアルの作成などに励みました。御社でこのようなリーダーシップを活かせる場があれば教えていただきたいです。
質問にはなっているものの、アピール要素が強くなっています。場をわきまえられない人として、かえってマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。
アピールをする場合も、具体的なエピソードなどは伝えずに、簡潔に伝えることが大切です。以下の例を参考にしましょう。
〇効果的にアピールを交える質問の例
私の強みはリーダーシップだと考えていますが、新入社員がリーダーシップを活かせる場面は限られているのではないかと感じています。もしリーダーシップを活かせる場面があれば教えていただきたいです。
座談会の特に大きな目的は、企業と学生のミスマッチをなくすことです。そこで自己PRのような質問をされると、それができなくなるので、「配慮ができない人だな」というマイナスな印象を持ってしまいます。
自己PRは選考で求められた際におこないましょう。自己PRの対策はこちらで解説しているので、書類選考や面接を控えている人はチェックしてくださいね。
ESの自己PR対策
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②社員や他の学生に意見する
社員の回答や、他の学生の質問に対して自分の意見を述べる人もいますが、それも避けた方が良いです。座談会はざっくばらんに質問する会として設定されていることが多く、ディスカッションの場ではありません。
×社員や他の学生に意見する例
社員に対して
先ほど御社の強みは顧客第一を徹底しているところとお伺いしましたが、それはどの企業でも同じだと考えましたがいかがでしょうか。
他の学生に対して
企業理念の背景について質問されていましたが、もっと有益な質問があるのではないかと感じました。たとえば、具体的な事業内容をお聞きになった方がより〇〇社様への理解が深まるのかと存じます。私からはそちらについてお聞きしたいです。
場の雰囲気が悪くなったり、協調性がない人と判断されてしまうリスクがあるため、意見をすることは避けましょう。
③周囲に気を遣わず自分ばかり質問する
先に述べたとおり、座談会で1人が質問できる時間は限られています。そのため、周囲に気を遣わず自分ばかり質問してしまうと迷惑がかかります。ライバルといえどともに企業を志望する仲間と考えて、譲り合う気持ちを大切にしましょう。
自分が質問をしたうえで、まだ質問できていない人がいれば、その人に配慮するよう心掛けると良いですね。
他の人よりも多く質問したいことがあれば、「何度も質問をしてしまい恐れ入ります」などと一言添えてから聞くようにしましょう。
- 1回で複数の質問をまとめて質問するのは問題ないですか?
1回で2個までであれば問題ないと考えよう
たとえば1回で3つの質問をした場合、それぞれの回答が一言で済むような場合なら良いのですが、その回答についてさらに深掘りしたりすると、時間もかかり、途中でどんどん話が逸れていくこともあります。
そしてその間、他の学生は会話に参加できず置き去りにされてしまう状況になりますが、これは単にマナーの問題だけではなく、座談会全体の質を下げ、悪い印象が残ります。
それぞれの参加者にとって実のある座談会にするためには、主な質問とそれに付随する関連質問の2つくらいが上限ではないでしょうか。3つ以上の質問をまとめてすることはなるべく避けましょう。
④周囲には関係ない自分本位の質問をする
自分しか活用できない質問をすることも避けましょう。座談会は他の学生と時間を共有して質問をする場なので、それを意識して他の学生も答えを聞きたいと思うような質問をするようにしましょう。
たとえば、自分の特徴を踏まえた質問や、自分の印象についての質問は避けた方が良いです。
自分本位の質問の例
- 私は優柔不断なところが短所だと考えているのですが、働く上で致命的になることはありますか?
- 私は自社に合っていますか?
- 私の第一印象を教えてください。
⑤社員のプライベートに関する質問をする
社員に踏み込み過ぎた質問をすることも避けましょう。社員によっては気分を害してしまいます。企業理解に結びつく、あるいは選考に活かせる情報を得られることも少ないです。
プライベートに関する質問の例
- 休日は何をされていますか?
- 趣味は何ですか?
- ランチは1人で食べることが多いですか?
- 年収はいくらですか?
ただ、上記のような質問から社員の個性を知ることもできますよね。個性を知るほど、社員とのマッチ度を測れます。
社員によってはプライベートな質問も受け付けてくれる人もいます。社員から「私的な質問についても聞いてください」といった指示があれば、聞いても問題ありません。状況を見て臨機応変に対応しましょう。
- たとえ「プライベートな質問をして良い」と言われたとしても、避けるべきプライベートな質問はありますか?
ハラスメントにかかわる質問は避けよう
住んでいる場所やそれを連想させる質問、配偶者や子どもの有無や家族について、病気など、場合によってはハラスメントに該当する質問はNGです。
座談会の時間は限られているので、会社についてではなく個人を知るための質問になってしまわないようにしてくださいね。
⑥福利厚生などの消極的な質問をする
先ほど、前向きな質問をすることが大切だと解説しました。反対に、福利厚生といった消極的に見られやすい質問をする場合は注意が必要です。働くことに後ろ向きだという印象になり、熱意が伝わりにくくなってしまいます。
×消極的な質問の例
・有給休暇は取りやすい環境にありますか?
・離職率はどれくらいですか?
・残業時間はどれくらいですか?
上記のような質問は、前向きな姿勢を見せたり、質問の背景を詳細に説明しつつ聞くことをおすすめします。たとえば以下のように聞いてみましょう。
〇質問の背景を詳細に説明しつつ質問する例
自己分析をしたところ、ワークライフバランスを維持して働くことが、仕事において最も成果を出しやすいという結論が出ました。御社に入社させていただいた際は高い成果を出したいと考えており、残業時間や有給休暇の取得率を教えていただけないでしょうか。
他に避けるべき消極的な質問の例としては、成長意欲の見えない質問があると思います。
たとえば「入社したらどれくらいの研修を受けなければならないのでしょうか?」「終業後におこなわれる勉強会は参加必須なのでしょうか?」といったニュアンスの質問ですね。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見るオンライン座談会は対面よりも徹底的な準備が必要
オンライン座談会を受ける場合は、対面の座談会と比較し得られる情報量がかなり少なくなることに注意しましょう。
たとえば面接では、オンラインの場合は対面の面接と比べると、時間が4分の1ほど短くなり、企業も学生も「相互理解できた」と実感できる度合いが低くなっている傾向にあります。これは座談会でも同様のことが起きると考えられますね。
原因としては、雑談などをしにくいため、コミュニケーションが少なくなることが考えられます。そのため、やりとりをしっかりとおこなえるよう、準備を徹底することが大切です。
「良い印象を残す」「よく聞く」「質問内容を十分考える」が大切
このような環境で良い印象を残すには、いくつかコツがあります。
まず見た目の部分では、画面の明るさを確保することや、画面に近づきすぎず、身振り手振りが見えやすい画角にすること、うなずき、あいづちなどのリアクションを大きめにすること、などが挙げられます。
次に、内容の部分では、アドリブに頼らず、聞きたいことや言いたいこと、その根拠、論旨をしっかり準備することです。オンライン環境は、良くも悪くも対話の内容に集中しやすい面があるので、質問の「質」が大切です。何を聞きたいのかをあらかじめよく整理して臨みましょう。
座談会で使える質問例22選
ここからは、実際に座談会で使える質問の例を紹介していきます。質問が思いつかない人も、ここで紹介する質問を参考にすると、有効な情報を集めることができますよ。
まずは得られる企業の情報別に質問の例を22個紹介するので、チェックしてみましょう。
事業・業務内容
業務内容の具体的な理解ができるのは座談会の大きなメリットであり、現場社員ならではのリアリティのある情報を収集できるようにしましょう。
ここで具体的に事業や業務内容を理解すると、「〇〇の仕事の××の点にやりがいを感じるから志望する」といった志望動機や、「〇〇の仕事に××の強みを活かして貢献できると考える」といった自己PRにつなげることもできます。
事業・業務内容に関する質問の例
- 競合他社と比較した御社の強みを教えていただきたいです。
- 今や人々の間で広く使われている〇〇商品ですが、開発に至った経緯を教えていただきたいです。
- 昨年度〇〇社と合併されましたが、どのような目的があったのかご教示いただきたいです。
- 〇〇さんの具体的な業務内容を教えてください。
- 日々の業務を進めるうえで、特に気を付けていることはありますか?
- 仕事で辛いことや大変なことはありますか?
- 仕事にやりがいを感じることは何ですか?
- 1日(もしくは一週間)の仕事の流れやスケジュールを教えてください。
他におすすめの質問の例は、その事業や業務の「目的や目標」「ビジョン」に関するものです。たとえば「その事業はどんな社会貢献につながっていますか?」「その事業によって、どんなビジョンを描いていますか?」などがおすすめです。
社風
社風とは、企業独自の文化や価値観、雰囲気のことです。これにマッチしていなければ、入社後居づらさを感じてしまう可能性があります。
しかし、社風は企業HPなどで調べただけではわかりません。そのため、座談会で社風について聞いてみることをおすすめします。
社風を知ることで、選考に活かすこともできます。たとえば「〇〇さんから××の社風があると伺い、自身の価値観とマッチしていると感じ志望しました」と志望動機などに盛り込むことも可能です。
社風に関する質問の例
- 〇〇さんは御社がどのような社風や雰囲気があると感じていますか?
- 若手が挑戦できる社風があると伺いましたが、具体的な例があれば教えていただきたいです。
- 社員は普段どのような交流をおこなっていますか?
- 普段上司の方と部署の方はどのようなコミュニケーションをされていますか?
- 御社は企業のカラーとして、エネルギッシュな赤を設定されていますが、実際にエネルギッシュさを感じられた場面があれば教えていただきたいです。
「社風」という抽象的な概念を、違う言葉に置き換えて質問しても良いです。
「創業以来こだわっていることはありますか?」など、こだわり、文化、他社との見えない違い、といった言葉に置き換えて質問することで、相手も答えやすくなるでしょう。
求める人物像
求める人物像は、企業HPなどに掲載されていますが、抽象的な内容であることも多いです。当然のことですが、いくらアピールしても、求める人物像に合っていなければ企業には響きません。
また、求める人物像に合っていないことがわかれば、選考を受けないようにするなど、ミスマッチを防ぐことも可能です。選考でのアピール内容を考えたり、マッチ度を知るために、求める人物像を聞いてみましょう。
選考でアピールするのであれば、たとえば自己PRなどで「〇〇様から、御社は求める人物像としてリーダーシップがある人と伺いましたが、私の強みはリーダーシップだと考えているため、貢献させていただけると考えています」などと伝えられますね。
求める人物像を質問する例
- どのような強みやスキルを持った人が活躍されていると感じますか?
- 職種に限らず御社で発揮できる強みがあれば教えていただきたいです。
- 学生時代の経験を仕事に活かせたことがあれば教えていただきたいです。
- 〇〇様が御社で発揮されている能力や強みなどがあれば教えていただきたいです。
直接的にスキルや強みを聞くのも有効ですが、「求める人物像」は明確に言葉にしにくい場合もあるので、「〇〇様が職場でかかわった方で、活躍しているのはどんな行動をされる方ですか?」などと質問するのもおすすめです。
その社員の就活時のエピソード
当然のことですが、企業の社員は、過去にその企業から内定を得た人です。そのため、学生時代におこなった対策などを教えてもらい、それを参考に就活を進めるのもおすすめです。
また、その企業に特化した内容のみならず、就活を進めるうえで悩んでいることがあれば質問をしてみましょう。解決の糸口が見つかるかもしれません。
社員の就活時のエピソードを参考にする例
- 志望動機の作成に悩んでいる→〇〇様が御社を志望された理由をお伺いしたいです。
- 学生時代力を入れたことのエピソードに悩んでいる→私の学生時代の経験が御社の業務に活かせるのか知りたく、〇〇様の学生時代の経験を業務に活かしている例があれば教えていただきたいです。
- 企業の選考を受けるべきか悩んでいる→〇〇様の企業選びの軸とされていたことをお聞きしたいです。
- キャリアビジョンが定まらない→入社時に実現したいと考えられていたことがあれば教えてください。
- 選考対策がわからない→他社の選考と比較して、御社の選考で印象的だった点があれば教えてください。
- 就活がつらいと感じている→〇〇様が学生時代に悩まれたことや、それを乗り越えた方法があれば教えていただきたいです。
そのほかにも、「もし今から就活をやり直すとしたら、どんなことを大切にしていきたいですか? その理由も教えてほしいです」という質問もおすすめです。
社員の視点から就活の振り返りポイントを聞けるので、就活生だった頃のエピソードを聞くよりも選考対策に活かしやすい回答を得られるかもしれません。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
一歩踏み込んだ情報を得よう! 社員別の質問例34選
繰り返しになりますが、相手の立場に立った質問をすることが、より深い情報を得るコツです。深い情報を得られると、より自身とのマッチ度を確認しやすくなります。
ここからは、さらに踏み込んだ情報を得るために、社員の特徴別に効果的な質問の例を解説していくので、チェックしていきましょう。
社員の年次別の質問例
まずは、年次別の質問例です。年次が異なれば、経験した仕事内容も新入社員を見る目も当然異なります。そのため、質問する内容は工夫する必要があります。
若手社員と、管理職向けの質問をそれぞれ解説するので、いずれの社員からも深い情報を聞けるように確認してくださいね。
若手社員向け
まずは若手社員向けの質問例です。繰り返しになりますが、若手社員は、年次の高い社員よりも、学生時代や新入社員時代の記憶が強く残っていると考えられます。
そのため、学生時代にこの企業に入社するためにおこなった対策方法や、入社直後に大変だったこと、その乗り越え方などを聞くことをおすすめします。入社すれば若手社員として「一緒に働く仲間」になるので、仲間に求めることを聞いても良いですね。
若手社員向けの質問例
- 学生の時に、御社に入社するためにおこなった対策があれば教えていただきたいです。
- OB・OG訪問は何人におこないましたか?
- 新入社員のうちから活躍するために気を付けるべきことがあれば教えてください。
- 新入社員の時に辛かったことがあればそのエピソードと、どう乗り越えたかを教えていただきたいです。
- 一緒に働く後輩として新入社員に求めることを教えていただきたいです。
- 〇〇様が新入社員の時から成長したと感じられていることがあれば教えていただきたいです。
若手社員の本音を聞くためには、ポジティブな意見を聞いてみるのも重要です。
「入社して一番良かったと思うことはなんですか?」「仕事で一番楽しいと感じる瞬間はどんなときですか?」など、入社後の自分と重ねられそうなことを質問してみましょう。
管理職向け
管理職の人は、さまざまなキャリアを歩んできています。同じ部署で1つの仕事を極めてきた人もいれば、多様な経験を積んできた人もいます。
将来のキャリアビジョンを描くうえで参考にしたり、将来上司になる可能性がある人として新入社員に期待することなどを聞いてみると良いでしょう。
管理職向けの質問の例
- 新入社員にはどのようなことを期待しますか?
- これまでのキャリアを教えてください。
- これまでのキャリアの中で特にご自身の成長につながったことがあればお伺いしたいです。
- マネジメントをするうえで大変なことはありますか?
- 結果を出している部下の特徴があれば教えていただきたいです。
- 〇〇様が部下に求めることは何ですか?
管理職の場合は人生経験も豊富なので、抽象的な質問にも答えてもらえる可能性が高いです。職業観や業界全体の分析、社会問題に対する企業としてのスタンスなど、大きな経営課題を聞いてみても良いと思います。
職種別の質問例
座談会には、さまざまな部署の社員が集まると解説しました。部署ごとに具体的な質問ができれば、さらなる業務理解につながり、入社後のミスマッチを起こしにくくなります。
ここでは、職種別にできる質問の例を紹介します。受ける企業にある部署や職種を調べ、活用できる質問がないか探してみてくださいね。
営業系職種
営業職は、契約締結のために顧客と交渉をすることが主な業務です。そのような業務ならではのやりがいや楽しいこと、辛いことなどを聞き、具体的な理解につなげましょう。
営業系職種への質問の例
- 顧客との交渉をするうえで大変なことがあれば教えていただきたいです。
- 商品(サービス)の良さをアピールするために、心掛けていることはありますか?
- 対企業への営業か、対個人への営業で、それぞれどのような対応力が必要になりますか?
- ノルマがあるとお伺いしていますが、それを達成するために心掛けていることがあれば教えていただきたいです。
他に使える質問の例としては、その企業の営業職に求められる適性を理解するために「営業職に向いてる人、不向きな人って、どんな人ですか?」というような質問をしてみると良いと思います。営業職以外でもぜひ使ってみてください。
企画系職種
商品開発、営業企画などの企画系の職種は、顧客や社内から汲み取ったニーズを形にするための施策を考えています。ニーズを汲み取るうえでの大変さや、形にする際のやりがいをなどを聞いてみると良いですね。
広報、マーケティング、経営企画、商品開発などの部署に興味がある人は以下を参考に質問してみてください。
企画系職種への質問の例
- 他部署との調整のうえで大変なことがあれば教えていただきたいです。
- ニーズを汲み取って形にするには相当な労力がいると思います。どのようなスキルや強みがあれば達成できるのかご教示いただきたいです。
- ニーズを100%形にはできないと思うのですが、どのように折り合いをつけていますか?
- ニーズを汲み取るうえで注意していることがあれば教えていただきたいです。
- 新入社員から企画職に配属される人の割合は少ないとお聞きしていますが、新入社員から配属される人の特徴を教えていただきたいです。
- ニーズを形にできた際のやりがいは大きいと思うのですが、実際どれほどのやりがいを感じられていますか。また、企画職は営業職などと異なり、直接顧客の反応を知る機会は少ないと思うのですが、どのようにやりがいを感じられているか教えていただきたいです。
他にも使える質問の例としては、「若手社員が企画した商品やサービスはありますか?」「企画のお仕事では、若手の方々はどのようにかかわっているのですか?」など、実際に若手社員がかかわった企画例やプロジェクトへのかかわり方などを質問するのもおすすめです。
研究系職種
研究職は、実験や解析、データの収集などをおこなう職種です。世間のニーズをくみ取り、もしくは潜在的なニーズにアプローチするために研究をおこないます。座談会では、以下を参考に質問してみましょう。
研究系職種への質問の例
- すぐには結果が出ないことも多いと思うのですが、長期間モチベーションを保つ方法があれば教えていただきたいです。
- 専門知識が必要だと思いますが、入社前にどのような知識をつけておくべきでしょうか。
- 研究成果を出すために工夫していることがあれば教えていただきたいです。
他に使える質問の例としては、その企業の研究職の特徴を理解するために「研究職のおもしろいところや大変なところを教えてください」というような質問をしてみると良いと思います。
それぞれこだわりを持って仕事をしていることが多いので、多様な意見を聞けるかもしれません。
研究職を志望する人は、以下の記事も参考にしましょう。研究職の仕事内容や選考対策などを網羅的に解説しています。
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研究職ってどんな仕事? 狭き門を勝ち抜くための志望動機例も紹介!
研究職を志望する場合は、仕事内容や適性の理解が必須です。また研究職のメリットデメリットも押さえておきましょう。この記事では研究職に向いている人の特徴や研究職に就くコツをキャリアコンサルタントが解説します。志望動機例文も紹介するので参考にしてください。
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事務・管理系職種
事務・管理系職種は、社内の業務を円滑に回すための仕事をおこなっています。たとえば会計や受付といった事務・管理系職種に興味がある人は以下のような質問をしてみましょう。
事務・管理系職種への質問の例
- 細かい気配りが必要だと存じますが、普段どんなことに気を配ろうと意識されていますか?
- 作業手順に加え、社員の特徴など覚えることが多いと思いますが、それをこなすコツがあれば教えていただきたいです。
- ルーティンワークがメインと考えていますが、集中力を保つ工夫などされていれば教えていただきたいです。
企業によっては事務職の範囲がかなり広い場合があります。
「御社の事務職では、配属された若手はどのような業務に従事されているのですか?」「御社では、事務職はどのような業務をおこなうのですか?」など、若手社員が具体的にどのような業務に携わっているか確認することをおすすめします。
販売・サービス系職種
販売やサービス系の職種は、顧客の立場に立って商品を勧めたり、思いやりのあるコミュニケーションをすることが求められます。客室乗務員、美容部員などの販売員や、ホテルスタッフ、飲食店の店員などを志望する人は以下の質問を参考にしてください。
販売・サービス系職種への質問の例
- 顧客のニーズを汲み取るために気を付けていることを教えていただきたいです。
- 時に顧客から無理難題を言われることもあるかと存じますが、その際の対応をどのようにおこなっているのか教えていただきたいです。
- 御社で長く働きたいと思っているのですが、サービス業界は離職率が高いともお聞きします。長く働かれる社員の特徴を教えていただきたいです。
他に使える質問の例として、「サービス職をやっていて、顧客に感謝されてうれしかったことはどんなことですか?」といった質問をすることもおすすめです。その企業が大切にしている価値観も知ることができますよ。
IT系職種
IT系の職種は、社内外で使用するシステムを構築する仕事をおこないます。プログラマーやシステムエンジニアなどを考えている人は、以下の質問を参考にしてくださいね。
IT系職種への質問の例
- プログラミングなど、入社前に勉強しておくことで入社後スムーズに業務に取り掛かれるものがあれば教えていただきたいです。
- IT技術は日々日進月歩で変化していくと思いますが、それをキャッチアップするために気を付けていることがあれば教えていただきたいです。
- スキル以外に、論理的思考力や発想力など、仕事に活かせる強みがあれば教えていただきたいです。
IT系の場合、一般的なイメージはテクニカルな話題なのですが、実際は対人関係にまつわるテーマも多いです。「顧客の要望をくみ取るコツ」や「システム開発・導入プロジェクトの事例」などの話を聞いてみることがおすすめです。
こちらの記事では、面接で「質問はありますか?」と聞かれた際に言うべき質問例を紹介していますが、座談会での質問にも使えます。ぜひチェックしてくださいね。
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面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開
面接の最後に聞かれる「質問はありますか」、いわゆる逆質問は、評価を左右する対策必須の質問。逆質問に回答するための準備や回答例、NG行動などについてキャリアコンサルタントが解説します。面接の「質問はありますか」で周りと差をつけるコツも紹介するので、参考にしてください。
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面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
座談会で精度の高い質問をして本選考に活かそう
座談会は本選考に活かす情報を収集する大変有効な場です。ただし、しっかり質問を準備しなければ良い情報を得ることは難しくなります。
社員から多くの情報を引き出せるような精度の高い質問をして、企業理解を深めたり、選考に活かせる情報を得ましょう。そして、確度が高くかつリアリティのある情報を用いて他の学生と差別化し、本選考を突破できるように頑張りましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見るリアリティな情報を知れる座談会にぜひ参加しよう
座談会は、会社説明会や面接などでは確認できないような、その会社のリアルな情報を知ることができる場です。
実際に先輩社員と話をすることで、企業に対して自分自身が持っている疑問や不安を解消できます。自分の理想と現実とのギャップを埋めて、ミスマッチを防ぐことができるので、積極的に参加しましょう。
選考に活かすことや評価されているかもしれないことを意識して臨もう
座談会では社員と直接会話できるからこそ、参加する目的を明確にしたうえで、この記事の例を参考にしながら質問を準備して臨みましょう。
企業を深く知るための質問はもちろんですが、自分が採用試験を受ける際に、面接試験の回答に使えるような情報を収集することも重要です。
企業のHPや求人票などだけでは理解できない、求める人物像や社風、企業の強みや職場の雰囲気などは、座談会で確認しておくことで面接での回答にも応用しやすいです。
また、座談会に参加する社員は若手社員が多く、フランクな場づくりをしていることが多いので、ついつい気が緩むこともあります。自分の行動や態度は、採用担当の人事などにも見られていると思って、礼儀やマナーには気をつけましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
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