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Q
- 公務員試験の集団討論について教えてください。
- 公務員試験に限らず集団討論はおこなわれていて、民間も公務員も対策に大きな違いはないので、グループ討論やグループディスカッション(GD)という言葉で調べてみるといろいろ情報が得られると思います。 集団討論は討論テーマを設定して応募者同士でその場で話し合い、その過程を面接官が見て合否を判断します。 限られた時間で結論を出すために、「知識や情報のバラバラなメンバーで協力して結論まで導けるかどうか」「その間の話し方や意見調整の仕方はどうか」「異なる意見に対する対応はどうか」などを見て、主にコミュニケーション力の判断材料にするのです。 また、業界についてや価値観などのテーマが出される場合では、主に参加者の考え方を聴くことで人物像を探ったり、予備知識や情報のレベルを評価することもあります。 仕事の場面では、集団討論と同じような場面が日常的にあります。顧客や取引先、関連業者など、お互いよく知らない人同士の話し合いで仕事を進めることが少なくありません。 他者の意見を聞いて自分の考えを伝えられるようになることが重要 また集団討論は型通りの対策がしにくいので、「作り込まれた受け答えではなく応募者の本来の姿や発言を見れる」という採用担当者の狙いもあります。 不特定多数の人とさまざまなテーマで意見交換する機会を増やし、他者の主張も聞きつつ自分の考えを伝えられるように対策をしましょう。学内のキャリアセンターでも練習に対応してくれるはずなので相談してみてください。
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Q
- 就活中スーツは何着必要になりますか?
- 今は、お店を選べばそこそこ素材の良いパターンオーダースーツが2万円台から買える時代になりました。アパレルを受験するのでなければ、高いスーツやブランドものでなくても構いません。3着くらいあると休ませながら使えるので良いと思います。 体型に合ったものならばウール100%でなくとも良いですが、ポリエステル素材80%以上だと、通気性も悪くしわも伸びないのでおすすめしません。 通気性・着心地が良いウール80%以上のスーツがおすすめ 毎日同じスーツで出かけると、痛みが早く生地の張りとツヤがなくなるのが早いです。ウール80%以上のスーツ3着を交互に着ていくと、休ませている間にしわがある程度戻り、結果的に長持ちします。 お風呂のお湯をためておくときや入浴中にその日に着たスーツをお風呂場に下げておくと、湿気を吸収してしわの復元も早くなります。 ウールは呼吸する素材と言われており、弾力性や通気性を持ち着心地も優れています。一方、ポリエステルは最強の人工素材ですが弾力性や通気性に乏しく、触ったときは冷感があるのですが、湿気が逃げないので暑いときに着ていると蒸れて汗だくになってしまいます。
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Q
- 就活でのお礼状の書き方を教えてください。
- 一次面接や二次面接ならば、お礼状は特に不要かと思います。 時代が違うのかもしれませんが、実際、採用担当として5,000名以上採用試験をおこなってきて、初期段階の合否結果に対してお礼状が届いたことはほとんどありません。最終選考で内定が出たときに丁寧なお礼状を送れば良いと思います。 手書きかメールかで言えば、昔は手書きとされていましたが、私はメールでも特に気にしたことはありません。ただエラーで届かないケースも考えられるので、手書きで郵送した方が確実だと思います。 連絡をしたことが重要なので、多少の言葉遣いのミスやマナー違反は問題にしていませんでした。ただ、これは人によってポリシーが違うと思います。 時代や業種、担当者の違いはいろいろありますが、相手が年配の担当者の場合もあり、部長や役員などが見ないとも限らないと考えれば、最もリスクの少ない方法(手書き郵送)を選ぶことをおすすめします。 お礼状の内容はシンプルさが重要 また、内容は定型文を少しアレンジしたもので構わないのですが、結果(内定)についてのお礼、選考過程でのいろいろな配慮についてのお礼、これからの抱負、というような要素が含まれていれば問題ないと思われます。 余計なエピソードや冗長な文章は不要です。簡潔にまとめましょう。
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Q
- 軟骨ピアスは就職に影響しますか?
- ピアスを隠すのが難しいならば、隠さずに受ける方が良いでしょう。一時的に隠すことができても後でいずれわかることです。隠していたのが後でわかる方が印象は悪くなりそうですよね。 面接などで不利になるかどうかは会社によって、もしくは面接官によっても変わる気がするので一概には言えませんが、むしろ、ピアスの穴よりもそのことを隠そうとしている気持ちの方が問題ではないかと思います。 負い目やコンプレックスを持てば持つほど就活は不利になります。自分の意思で開けたもので今更ふさぐこともできないと思うので、相手にどう思われても仕方がないと割り切りましょう。 先手を打って先にピアスについて聞いてみるのも一つの手 実際、鼻やまぶたに開いているのであれば、業種によってはそれだけで採用されないこともあるかもしれませんが、耳ならば昔ほど気にしない企業も多くなっていると思います。 また、先手を取って自分から質問してみるという手もあります。「深く考えずにピアスを開けてしまっているのですが、私の印象は悪いでしょうか?」というように、先に質問してリアクションを聞いておけば、そこから先はピアスの穴を気にせず面接を受けられるでしょう。
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Q
- 日本の就活は海外から見るとおかしいのでしょうか?
- 日本の就活の特殊性は、新卒一括採用というスタイルが定着しているために派生したものです。質問で挙げられている点はこれらのデメリットの部分ですが、実は学生にとってメリットも大きいと考えられる点があります。 海外の就職では、ご指摘のように実績、実力が優先されます。そのため、選択できる業界は学生時代に専門的に学んできた分野に限られます。 専門性のある人材にしか門戸が開かれないからこそ、学業をしっかりやって資格などを取得してから、その分野でしか就職できないのが海外の就職です。 一方、日本の学生は何も知らない業界でも就職でき、仕事をしながら知識と経験を身に付けていくことができます。教育を効率的に進めるために同時期に入社してもらい、数年間企業が教育費を負担して仕事ができるまで育ててくれます。 日本の就活は人の可能性を大事にしていると客観的に捉えてみよう そのため、スケジュールが学生にとって厳しいものになります。たしかに学業に集中したい人にとっては問題のあるスケジュールですね。この仕組みは高度成長期にはとてもうまく機能していたのですが、今後見直しが進んでいくでしょう。 そして、見直しが進むとどうなるかと言えば、私は学生の方が大きく損をする状況になっていくと考えています。 まず、採用する人材が実力で決まり、そのうえ就職時期がバラバラになるため、仕事能力に通じるスキルアップはすべて自分の費用で賄わなければならないということになります。 また、役割期待が明確なので、役割以外のこと、評価につながらないことはやろうとしません。これは組織運営上、良い部分と悪い部分の両方があります。 極端な例をあげれば、日本の会社は皆で職場全体をきれいに保とうとしますね。 しかしアメリカやフランスの職場だったら、働いている人にとって労働契約の中にパブリックスペースの掃除は入っていないので、パブリックスペースを皆でキレイに保つのは仕事ではないと捉えるでしょう。そして掃除はコストを払って業者に依頼するようになります。 考え方の違いがあるのでどちらが良いとは言いませんが、私個人としては日本のやりかたはおかしいというより、日本の文化や民度のほうが先進的で理解されにくいのだと考えています。 外国の方が日本で公共の場所がきれいだと感嘆しているのを耳にしますし、スポーツの大会などで日本チームのロッカーの美しさが話題に上がりますが、合理性を重んじすぎる欧米のスタイルにも良い点と悪い点があるように感じます。 どちらかを肯定したり否定したりしすぎることなく、客観的な視点で事実を見て、今の就活というものがやむを得ない状況でできてきたこと、人の可能性を大事にしている側面もあることなども考えていただきたいと思います。
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Q
- アメリカと日本の就活の違いを教えてください。
- 日本のような新卒一括採用の文化がないアメリカでは、知人や身内の誰かが企業とのネットワークを持っていれば、その人の紹介(いわゆるリファラル)で就職するのがベストです。 そうでない場合は海外就職専門の業者に登録してサービスを受けるか、個人で探す場合はLinkedinやIndeedのようなネット上での求人情報を当たっていくことになるでしょう。 就職のタイミングもバラバラで、優秀な人材ほど時期を問わずオファーがかかるようです。 アメリカの企業で働くのか、日系企業の中でアメリカ在住の勤務を志向するのでも違ってきます。後者の場合は日本国内の就職活動でも、アメリカに事業所を持つ企業ならば多くの機会がありますし、GlobalCareer.comのような新卒グローバル人材に特化したサービスも使うことができます。 欧米の企業で評価されるのは成果を出すスキルがある人 アメリカに限りませんが、欧米の企業は実績、成果を重視する傾向が強く、成果を出すスキルがある人を評価します。 解雇についても規制が緩く、ポテンシャルと成果が見合わなければ見切りも早いので、教えられるのを待つことなく主体的に動くこと、未経験のことに物怖じせず取り組めるマインドが重要かと思います。
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Q
- 面接中に言ってはいけないNGワードはありますか?
- 質問にある「〇〇したくない」はNGのワードであり、NGの態度でもありますね。言葉を間違うことは誰にでもあり得ることですが、言い直しもできるし、本意を説明することもできるので、一言でNGとなるケースは少ないと思います。 一方、NGの態度というのは、本人が自覚できていないものが多く、言語化されない態度の部分とそのときの言葉が両方揃うことでNGの状況ができる気がします。 具体的には、自分のPRに躍起になってしまい人の話が聴けていない、また、嘘をついたり、根拠のあいまいなことをわかったように話す、仕事そのものに対する関心が低い、というような場面です。 待遇ばかり聞くのは本末転倒となるためNGと認識されやすい 言葉の一つひとつに神経質になるよりは、面接時の態度を決めるマインドの部分に注意を払ってみましょう。 逆質問については、「何でも聞いて良い」と言われたら聞いて良いとは思いますが、待遇ばかり聞いて仕事について聞かなかったらおかしいとは思います。 まだ仕事をしたことがないのだから、仕事に対する関心が先に来ないと本末転倒です。待遇は仕事の報酬なのですから。
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Q
- 就活生から人気の就職先はどこですか?
- 「人気がある」こととあなたの就職はどう関連するのかを考えてほしいです。他人が選ぶ「人気」にはあなたの意思はまったく入っていないのに、それを知っても意味がないと思いませんか? まず、企業の文理別の人気企業ランキングは定期的に就職情報サイトなどに掲載されています。しかし私はその情報はかなり一時的な情報に左右されるもので、あまり意味がないと考えています。 たとえば日本航空は2010年に一度経営破綻をしていますが、マイナビの人気企業ランキングでは破綻の前年である2009年に文系人気企業の5位にランクされています。 2017年に子会社が破綻した影響で1兆円近くの巨額赤字を計上した東芝も、2014年までは複数年続けて理系人気ランキングのトップ10に入っていたのです。 学生に人気なのは知名度が高く国内シェアが高い大手企業 報道される人気ランキングに入る企業は知名度があり、国内シェアの高い大手企業です。ここで企業名を上げることには意味がないと考えていますが、文系では旅行代理店や商社、理系では食品やICT、通信などのシェア上位企業が人気です。 しかし質問の本質的な回答としては、他人の人気など気にせず、あなた自身が気に入った企業を探すべきです、とお答えしておきます。
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Q
- 就職活動中の学生に人気の業界を教えてください。
- 何が聞きたいかがよくわからない質問ですね。「人気がある」こととあなたの就職はどう関連するのでしょうか、そもそも他人が選ぶ「人気のある業界」にあなたは行きたいのでしょうか。 「人気」にはあなたの意思はまったく入っていないのに、それを知っても意味がないと思いませんか? 単純に「人と競争して勝ちたい」というならわかります。しかし、そんなことで仕事を決めてもおそらく後悔するだけです。あなたのやりたいこともできることもやりがいのあることも、他人の価値観で決めた「人気」とはまったく別のものです。 たとえば芸能人、タレントと呼ばれる人は、人気がないと成り立たない存在ですが、誰でもタレントになりたいわけでもないし、どんなに人気があるタレントでも、人によっては嫌いな場合もあるでしょう。 そしてタレントがすべて人格者なわけでもなく、普通の生活の場ではまったくイメージとは違う行動をしていることもあるわけです。 自分の希望に沿って見極めなくては納得のいくキャリアを見つけられない 会社や業界も同じで、全体的に人気のある業界というのは特定の大手企業に左右されているだけで不確実な情報です。そのようなものは新聞のランキングでも定期的に出ていますが、意味のある情報ではないし、あなたの質問に本当の意味で答えられる内容でもないでしょう。 一般的には無名でも、特定の分野を知る人には非常に人気な業界もあります。あなたは他人によって決められた「人気」など気にせず、あなた自身が扱いたい商品やサービスを扱う業界を探すべきではないでしょうか。
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Q
- メーカーは文系でも就職できますか?
- 技術職や専門職の場合は理系を重視するメーカーもありますが、どのような会社でも文系を必要とする職種は存在します。マネジメント、人事、営業など「人」を対象とする職種が代表的なものですが、会社によっては広報や取引先との交渉などをおこなう部署でも文系が活躍しています。 そのため、アピールもコミュニケーション力や、多くの人と協力して成果を挙げた経験などを具体的に示すことがポイントです。 文系が求められやすい「コミュニケーション力」の高さをアピールしてみよう 「コミュニケーション力」はあまりに広範な概念で抽象的なものなので、説得力を持ったPRが難しいのが課題です。 たとえば、「私はコミュニケーション力があります」とストレートに一所懸命に伝えただけでは、根拠を明示せず主張だけを押し付ける、むしろ「コミュニケーション力のない」行動になってしまうのです。 経験や成果を通じて、直接言わなくとも「この人はコミュニケーション力が高いな」と感じさせる言動を意識してみましょう。その言動には、マナー、気遣い、相手の話を聴く、適切な質問なども含まれるので、基本的な就活対策と通じる部分が多いはずです。