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Q
- 玉手箱のパーソナリティってどういう検査ですか?
- 玉手箱の性格検査(パーソナリティ)の問題数は68問程度で、回答時間は約20分程度。 2~4択の選択肢の中から、自分に当てはまると思うものや、当てはまらないと思うものを1問につき17秒程度で選んでいく形になっています。 たとえば以下のような設問と、4つの選択肢があるというイメージですね。 「以下の質問のうち最も自分に近いと思うものをYES、最も遠いと思うものをNOで答えなさい」 ①緊張しやすい方だ ②リーダーとして活躍することが多い ③交友関係は広い方だ ④図や表の整理は得意な方だ より合う会社で活躍するためにも素直に回答しよう 玉手箱に限らず、性格検査を受検するときに最も大切なのは、自分の素直な感覚で回答することです。 「この会社の求める人物像は〇〇だから、こういうふうに回答した方が良いだろう」というような判断で回答を繰り返すと、回答に一貫性がなくなり、信頼度が落ちる可能性があります。 性格検査は能力検査とは異なり、正解がないものです。会社と応募者のマッチング度合や、入社後の配属を考えるときの参考資料にもするものなので、素直に答えた方がマッチングの確率も高まります。 パーソナリティの結果、その会社が求める人物像とかけ離れていた場合は、それが合否に影響することはあり得ますが、それは大きく見ればお互いにとって良いことともいえます。 たとえばある会社が「論理的に考え素早く判断できる人」を求めていたとします。 その会社にとても入りたいと思っている学生が、論理的に考えるより「感覚で物事をとらえ、じっくり考えることが好き」だった場合、入社できたとしてもその人の良いところ、長所を発揮できない可能性が高く、それは本人にとっても会社にとっても良いとは思えません。 先ほども書いた通り、パーソナリティ(性格検査)を受けるときには、素直な気持ちで正直に答えることを意識してほしいと思います。
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Q
- 大学中退後に再入学しましたが、就職はできますか。
- まったく問題なく就職できます。自信を持って今やっていることに一生懸命取り組んで欲しいと思います。 就職活動の際は、現役で大学入学してそのまま卒業したとか、浪人したとか、転学したといった、表面的な出来事だけではほぼ影響ないと思って差し支えありません。 大切なのはその期間に何をしたのか、どのように考えてその期間を過ごしたのか、その結果自分にどのような成長があったのか、そういったことを明確に話せることです。 自分がした経験を自分の長所や人柄をアピールする材料にできれば、社会に出るのが周囲と比べて数年遅れたとしても何も心配する必要はありません。 どんな角度から質問されても答えられるように準備しておこう 質問者さんは夢があり、そのために大学を中退して学部を変えて再入学したとのこと。そのエピソードをきちんと話せるようにしておくこと、そして再入学した大学で「自分はこれをした」ということを伝えられるように力を注ぐことが大切です。 むしろ自分の夢のために、在学していた大学をやめて再入学したという行動力はアピール材料になるのでは、という気すらします。ぜひ頑張って夢を叶え、希望の就職ができるようになってほしいと思います。
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Q
- 卒業間近なのに就職先が決まっていません。
- 質問が2つあるので一つずつ答えていきますね。まず「どうすればストレスを感じずに就活をおこなえますか」ということについていえることとしては、ストレスをゼロにするのはできないが小さくすることはできます。 たとえば、筋肉にまったく負荷をかけずに増強させるのは無理なのと同様、就職活動は生活環境を変える行為なので、環境の変化は多かれ少なかれストレスが生じるものです。行ったことのない場所に行き、初対面の人と会い、面接も受けます。 これらをストレスゼロでおこなうのはほぼ不可能です。中には「私は全然気にならないよ」という人もいるかもしれませんが、それはストレスの度合いが自覚できないほど小さいだけです。 質問者さんの場合は、それが身体的な反応として出てくるほど強いのでどうにかしたいということだと思います。 就活のストレスを小さくするには、「やり方を知る」と「適切な準備」と「練習」が大切です。 質問者さんがこれまでどのように就職活動を進めてきたのか質問内容からだけではわからないので、具体的に「こうしてください」ということは伝えにくいのですが、一人で就活を進めるのではなく、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、やり方をわかっている人に積極的に協力してもらうことをおすすめします。 ちょっと図々しいかなと思うくらい「助けてほしい」と協力をあおいでみましょう。そうすることで適切な準備の仕方を知り、練習もできた状態で面接に臨むと、ストレスが少しずつやわらいでいくかと思います。ぜひ試してみてください。 今からでも間に合う! 応募数や応募先を見直して焦らず進めていこう もう一つの質問「今からでも間に合いますか」について、答えは「間に合います」です。就職活動がうまくいかない原因はさまざま考えられるのですが、よくあるものとして単純に応募数が少ないケース、また応募先がずれているか狭すぎるということがあります。 もちろん応募数は多ければ良いというわけではなく、自分に合っているところに応募することが大切なのはいうまでもありません。とはいえ、ある程度の数の会社を見なければそこがいいのかどうか比較もできません。 ちなみに、マイナビの2024年卒 大学生 広報活動開始前の活動調査によると学生の平均応募数は約20社程度となっています。もう一つ、応募先を限定し過ぎていないかどうかも注意ポイントです。 今は人手不足の分野と人余りの分野が明確に分かれています。人余りの競争率の高い分野にばかり応募していないかも振り返ってみてください。 人手不足の分野は仕事がきついだろうとか、人気がないから嫌だと敬遠しているのだとしたらぜひ一度見てみるのをおすすめします。イメージによって人が集まらないだけでなく、経営も安定しており、職場環境が良好な、とっても魅力的な会社も数多くありますよ。
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Q
- 学業より資格取得が評価されるのはなぜですか。
- 質問の最初にある「就職や転職の際、受験勉強や大学の学業が評価されにくい」というのはさまざまな意見があるところだと思います。 一概に「評価されにくい」とはいえない部分もあるので、ここではなぜ受験勉強や大学の学業が評価されにくいのかという理由そのものではなく、そういった学業と資格取得のための勉強の違いについてお答えします。 まず、高校卒業後に高等教育機関(短大・大学・高専・専門学校)に進学する人の割合は、文科省の令和5年度学校基本調査によると84.0%となっています。 つまり進学先の差こそあれ、受験勉強は高校卒業者の9割近い人がおこなっているということ。また、大学での学業についても、在学者であれば全員しなければならない、ある意味義務的な面があります。 就活では能動的な取り組みの方がアピールしやすい 一方、資格取得のための勉強は誰に強制されるわけでもないものであり「自主的におこなった勉強である」と捉えられやすいことに違いがあります。 実際は進学も自分の意志で決めたことであり、大学の勉強も同様だという見方もできますが、資格取得と比較すると「より能動的な行動」に見え、プラスアルファ的な要素になりうるので、就活や転職でアピール材料として使いやすいと考えられているのだと思います。
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Q
- 意識高い系の人は就活がうまくいくのですか?
- 質問者さんが考えている「意識高い系」とはどのような人たちのことか、質問内容からだけでははっきりしないので、いったんネットにある定義を引用しますね。 「自己顕示欲と承認欲求が強く自分を過剰に演出するが相応の中身がともなっていない人、前向き過ぎて空回りしている人、インターネット(SNS)において自分の経歴・人脈を演出して自己アピールを絶やさない人などを意味する俗称」として話を進めます。 実際にそのような人の就職の成功率がどうだったのかという調査結果を私は見たことがないので、直接的な回答はできないのですが、この定義通りの人物であれば就職活動は難航するだろうと思います。 その理由は、まず自分を実際の自分以上に過度に演出して大きく見せようとする行為は、就職面接ではほぼ失敗に終わります。 中身がともなっていれば良いのですが、そうでない場合、深堀り質問をされたときに回答に矛盾が出たり、話していることと過去の行動・結果が違っていたりするので、そういう人は誠実さに欠ける印象を与えます。 本当に自分に自信がある人は落ち着いて話ができる 就活で成功する人の特徴の一つは「自信がある人」です。自信がある人は過度に自分を演出しません。自分がしてきたこと、自分の考えや価値観を素直に語ります。 先にあげた定義によると、「意識高い系」の人たちは自分に自信がないため自分を過剰に演出するのだと思います。 私自身がキャリアコンサルタントとしてさまざまなビジネスパーソンと話す中で感じることは、優秀な人、仕事ができる人ほど、落ち着いて自信があり、人格的で、過剰に自分を演出するようなことはしていないということです。
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Q
- 経理希望ですが、エンジニア職をすすめられています。
- 質問内容からだけでは、質問者さんのこれまでの経歴や現在のスキルなどがわからないため、「こうしたらいいと思う」というアドバイスは難しいので、ひとまず一般論としての回答をしますね。 まず、現在の日本の労働市場において、事務職はかなり人余りの状態で競争率が高くなっています。 厚生労働省が発表している労働力調査では、令和5年12月時点における会計事務従事者の有効求人倍率は0.71倍。つまり一人の求職者に対して採用したい企業が0.7社という状況です。一般事務であればさらに厳しく有効求人倍率0.37倍です。 このことから見えてくるのは、事務職として採用されるには経験やスキルがあり、即戦力としてバリバリ働けるというくらいでなければ採用競争に勝てないという状況です。 もし質問者さんが経理事務の経験がかなりあり、どこでも即戦力として貢献できるという経歴であれば、このまま経理で探し続けるのもありだと思います。 紹介者に気を遣って無理にエンジニアになる必要はない 一方エンジニアは慢性的な人手不足です。実際、情報処理・通信技術者の有効求人倍率は1.56倍です。未経験からでも育成するという企業もたくさんあるため、年齢などの要素はあるものの事務職と比べると受かりやすいといえます。 もし質問者さんが経理としての経験やスキルが今のところそれほど強くないということであれば、現在もらっている話を受けてみるのもありかもしれません。 しかし「エンジニアはやりたくない」という気持ちが強いのであれば、その気持ちを押し殺してまで受ける必要はないと思います。 質問者さんの今のスキルや経験によりどう判断するか変わってくるかと思いますが、労働市場のことも踏まえて転職の戦略を立てるのは大事な視点です。
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Q
- 就活に失敗する人の特徴を知っておきたいです。
- やらなきゃやらなきゃと思いつつ、何となく気が向かずに手をつけないまま3年生が終わり、4年生の春頃いよいよ周囲の友達がちらほら内定をもらい出してから「やっぱり動かなきゃ」と思い立つ。 とりあえず良さげなところにエントリーしても、エントリーシート(ES)が書けない、面接で何を話していいかわからない、そもそもどうやって企業を決めれば良いかわからない。 それでもとにかくエントリーはするが、一次面接から先に進めず手持ちがなくなり、秋になっても内定ゼロで真っ青……というケース。これは決して珍しいことではありません。 就活はスタートのタイミングが重要! 就職活動は今さまざまな情報が無料で手に入ります。スケジュールの立て方、準備の順番、具体的な準備の方法などがわかりやすく解説されています。自分から情報を取りに行けばほぼ困ることがないくらい充実しており、ポイントは早めに動き出すことです。 「早め」とは、少なくとも3年生の春頃、その時期から就職活動に関する情報収集をスタートさせましょう。まずは全体のスケジュールがどうなっているのかを把握し、その次に準備の手順としては何から手を着けるべきなのかを理解しておきましょう。
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Q
- 圧迫面接の必要性がわかりません。
- 今回の質問は、企業が「意図的に」圧迫面接をしているということ、そしてその目的は「ストレス耐性のチェックである」ということが前提になっているかと思います。 まずはその前提通り、企業側が「ストレス耐性のチェックのために圧迫面接をしよう」と思って、意図的にやっているなら、確かに質問者さんが感じている通り、求職者に悪い印象を与えるでしょう。しかし、その前提が違っている可能性もあります。 いろいろなケースが考えられます。 たとえば、会社としては圧迫面接をしようとしているわけではないのですが、面接官から連続して質問がなされたり、その質問に対する答えに対してさらに詰めて質問がなされたり、それが求職者にとって詰問されているように感じ「圧迫面接だった」ととらえるケース。 業務内で普段それくらいの厳しいやり取りがなされていると、そのようなことが起こり得ます。 ストレス耐性のチェック以外の目的もあり得る もし万が一、企業側が意図して圧迫面接をしようと考えていたとして、その目的がストレス耐性のチェックでない場合もあり得ます。 心理的に通常とは異なる緊張状態に陥ったときに、どのような反応を示すかによってその人の本当の人柄や能力が見えると考えている場合もあるかもしれません。 とはいえ、面接において「意図的に」求職者にストレスをかけようとする行為自体は好ましいとは思えないので、もしそのような会社であれば、こちらから断りを入れるのもありかもしれません。
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Q
- 企業に求められるコミュニケーション能力はどのようなものですか。
- ビジネスにおいて求められるコミュニケーション能力とは、社内・社外の周囲の人と良好な関係を築き、それを維持しつつ仕事の成果を挙げることができる能力のことです。 「初対面の相手とも饒舌に話せる力」というのは、このコミュニケーション能力に含まれるごく一部の能力でしかありません。たとえ饒舌に話せたとしても、相手が不快になるような言動をする人は相手と良好な関係を築けないのでコミュニケーション能力が低いといえます。 また、初対面の人とビジネス上の会話をある程度スムーズにできるようになるのは、特殊能力でも何でもなく、練習すれば身に付く「スキル」です。 たとえるなら「自転車に乗れるようになる」くらいの感覚です。さっとすぐに乗れる人もいれば、何度も失敗して繰り返し練習し、やっと乗れるようになる人もいます。それでも最終的にはほとんどの人が乗りこなせるようになる、そういうスキルだと思ってください。 質問者さんも今は苦手に思っているとしても、これから何度も繰り返していけば「あ、こういう話題から入ればいいのか」や「こういう場合は、こんなふうに返せばいいのか」という知識と経験が蓄積されていき、今よりずっと楽に話ができるようになると思います。 社会人のコミュニケーションは対面での会話だけではない また、ビジネスにおいてのコミュニケーションは対面だけでなく、メールや電話などもありますし、任されたことを期限内にクオリティ高く完成させるといったことも含まれます。 それらを通して相手の信頼を得ていくことも立派なコミュニケーションです。苦手な部分は練習しつつ、結果的に仕事の成果を上げられることができれば良いのです。
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Q
- 真面目しか取り柄がありませんが、どんな自己PRをすればよいでしょうか。
- 自分の長所や特技というのは、自分ではなかなか気付かないものです。自分にとってはごく当たり前の考え方や行動なので、特別なものとして認識しにくいのです。 たとえば、質問者さんは「ただただ真面目であることしか取り柄がない」ということを書いています。授業に遅刻や欠席をせずしっかり講義を聞き、課題や試験も確実にこなしてきたとのこと。 これに対する自分自身の評価として「言われたことを確実にこなす」という視点で見ているわけです。ここでもう少し自分自身の考え方や行動を深掘りしてみましょう。 なぜ質問者さんは、大学の授業を大事に考えていたのでしょうか。また、確実に課題やテストをこなすために心掛けていたことや、工夫していたことはどんなことがあるか、それらを言葉にしてみてください。 たとえば「授業料を出してもらって大学に行っているのだから1講義1講義無駄にできないと思っていた」とか「課題は締め切りの1週間前には終わらせるように心掛けていた」とか「課題やテストを余裕を持って確実にできるように、必ずスケジュールを組んで計画的に取り組んでいた」など、自分が意識していたこと、心掛けていたこと、それをもとに実際に行動していたことなどを具体的に書き出すのです。 そこには自分の価値観や考え方が反映されており、それが就職活動で自分の人柄や能力をアピールする材料になります。「ただただ真面目」というのは、自分自身に対する理解の解像度がまだまだ粗いのです。 埋もれているアピールポイントを掘り出そう ここで書いたように、自分のことをより細かく言語化すれば、企業が「欲しい」と思える人材の要素がたくさん見つかります。 授業料のことであれば「自分の行動に一体どれくらいのコストがかかっているかを考えて、それを無駄にしないよう費用対効果を意識します」とつなげられそうです。 課題や試験のことであれば「設定された課題に対して、自分の処理能力を考えて計画を立てるスケジュール管理能力が身についています」のような表現もできるかもしれません。 まだまだアピールできる内容が埋もれているように見えるので、ぜひ自分自身の行動や考え方をさらに深掘りし、言語化してみてください。