この記事のまとめ
- 仕事を覚えるのが早い人の特徴10選をタイプ別に紹介
- 仕事を早く覚える人がやっている8つの習慣は今日からでも実践可能
- 仕事を覚えられないときの対処法を知って即戦力になろう
無事内定を獲得できても、自分の仕事の覚えが遅いと会社に迷惑をかけないか不安になる人もいるのではないでしょうか。早く仕事を覚えて企業で活躍したいと思っていても、何からすれば良いのかわからないという人も多いでしょう。
仕事を覚えるのが早い人には特徴があり、実践していることのほとんどは今日から試せることばかりです。
この記事では、キャリアコンサルタントの小関さん、小西さん、井上さんと一緒に仕事を覚えるのが早い人の特徴や、早くなる方法を解説します。社会に出る前にコツを理解しておき、安心して仕事を始めましょう。
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仕事を覚えるのが早い人の特徴を押さえて自身の成長につなげよう
仕事を覚えるのが早い人にはいくつかの特徴があり、自身にその要素を取り入れることで近付ける可能性が高まります。また、早く仕事を覚えられれば職場での評価が上がり、自信につながるというメリットもあるのです。
この記事でははじめに仕事を覚えるのが早い人の特徴をタイプ別に解説します。自分がなれそうなタイプを見つけて、取り入れられる部分を探しましょう。
その後に、仕事を覚えるのが早い人が実践していることや共通点を解説します。今日から実践できることを知って、さっそく挑戦しましょう。
記事を最後まで読めば、仕事が覚えられないときにできる対策も身に付きますよ。ぜひこの記事を参考に、仕事を早く覚えるコツをつかんで、自信を持って入社してくださいね。
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仕事を覚えるのが早い人のタイプ別特徴10選
一言で仕事を覚えるのが早いといっても、人それぞれタイプが異なります。いきなりすべての特徴を身に付ける努力をするよりも、今自分にある要素と照らし合わせて、近いタイプを目指すと効率的に仕事の覚えを良くできます。
ここではまず仕事を覚えるのが早い人の特徴を3つのタイプに分け、その後で各タイプが持つ詳しい特徴を解説していきます。一つでも自分に当てはまるところがないか、探してみてくださいね。
また、こちらの記事では仕事ができる人の解説もしているため、併せて参考にしてみてください。
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仕事ができる人の特徴18選! 結果を残す人の仕事術も解説
仕事ができる人になれれば、大きな仕事を任せられるとともに、良い労働条件で働きやすくなります。仕事ができる人の特徴や、仕事ができる人の業務の進め方をキャリアコンサルタントと解説するので、参考にして、仕事ができる人を目指しましょう。
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①全体を俯瞰できる「指揮官」タイプの4つの特徴
指揮官タイプの特徴
- 物事の全体を見て進める
- 視野が広い
- 理解度が高い
- 想像力が豊か
仕事の覚えが早い人のなかでも、全体の進捗を確認しつつほかの人へも指示できるのが指揮官タイプです。リーダーシップを持っているため視野が広く、一つの説明で多くの内容を理解できる傾向もあります。
また、他者の様子を俯瞰して見られるタイプのため、リーダーとしてチームをまとめる役割にも向いています。視野の広さから困っているメンバーがいればサポートに回ったり、業務がスムーズに進むようにアドバイスをしたりと全体の進行管理も得意です。
ここからは指揮官タイプが持つ特徴をより詳しく解説していくため、ぜひ参考にしてください。大学のサークルやアルバイトでリーダー経験がある人だと、このタイプに近付ける可能性が高いですよ。
物事の全体を見て進める
仕事を覚えるのが早い人のなかには、仕事をいきなり始めるのではなく、全体像を確認してから取り組む人がいます。だいたいの進め方を理解したうえで動き始めるため、途中でつまずくことが少なくスムーズに進められます。
全体像を理解せずに仕事をはじめてしまうと、わからない部分が出てくるたびに立ち止まることになり、余計に時間がかかってしまうのです。はじめに全体の流れを確認してから進めれば、わからないポイントが明確になるため、事前に上司や先輩にまとめて質問が可能になります。
また、仕事の全体像を想像して優先順位を考え、主体的に仕事の進め方や方向性をコントロールできるため、より効率的に業務を進められます。
その仕事の目的(何のためにやるのか)とゴール(どの状態になればOKなのか)を理解するように心がけましょう。目的とゴールが明確になると仕事の一連の流れを掴めるようになるため、全体像を把握しやすくなります。
視野が広い
視野が広いと自分に任せられている仕事の内容を俯瞰して見ることができるため、自分がチーム内でどのような立ち位置にいるのか理解しやすくなります。自分が担当している仕事が、企業でどのように役立つのかを理由を理解できるのです。
仕事内容の価値を理解していないと、重要性がわからずモチベーションも高まりません。おざなりに仕事をしてしまい、思うような結果を出せない可能性もあります。
新卒で入社した以上、企業に貢献したいと思う人も多いはずです。与えられた仕事だけを見るのではなく、仕事の必要性や流れまで目を向け、結果につながる努力をしましょう。
理解度が高い
一つの内容を伝えたときに、多くのことを学べる人は理解力が高く仕事を早く覚えられます。洞察力が高く、物事の本質を見極める能力を持っているのです。
逆に仕事の指示をされた場合にそのまま理解せずに進めてしまうと、認識のずれが生じてしまう可能性が高くなります。その結果やり直しになり、余計な時間がかかってしまうのです。
理解度が高い人は、一つの指示を受けたときに「なぜこの仕事をするのか」まで意識して考えます。仕事の表面上を見るだけでなく深掘りして考えるため、一つひとつの仕事の必要性がつながりやすく、少ない情報でも多くのことがらを理解できるようになるのです。
想像力が豊か
仕事を覚えるのが早い人は、次の展開を考えながら行動できる想像力の豊かさを持ち合わせています。仕事がうまく行く方法ややり方を常に考え、複数の仮説を立てながら行動するのです。
想像力がない人は、自分がこの仕事をしたときに何が起きるのかまで説明されないと考えません。そのため、仕事の意味が理解しづらく、全体像の把握まで時間がかかります。
悩んだときも間違った方法で進めるデメリットを想像できず、「やってみて失敗してから考えよう」とそのまま進めてしまう場合もあります。問題が起きてからしか気付けない可能性もあり、解決までに余計な時間がかかってしまうのです。
指揮官タイプが持ち合わせる豊かな想像力は、仕事を進めることで起きるあらゆる可能性を想像し、適切な対応につなげることができます。
- 理解力や想像力は生まれつきな気がします。養う方法はありますか?
理解力や想像力は努力でいくらでも上積みできる
半分正解で、半分不正解ではないでしょうか。生まれつき理解力や想像力が豊かな人でも、何も努力しなければ衰えてしまいます。
一方、生まれつきで身に付いていなかったとしても、努力を怠らなければ、いくらでも上積みできると思います。先天的か後天的かは、それほど関係ないと私は考えます。
養う方法としては、以下のようなものが挙げられます。
①とにかく自分の頭を使って、物事をしっかり考える
②マクロである程度俯瞰的に物事を捉える一方、ミクロ的にも捉える
③書籍を多く読む
④多くの人と接し、多角的な見方や考え方を吸収する
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
②常にインプットを欠かさない「努力家」タイプの3つの特徴
努力家タイプの特徴
- インプットを意識して行動している
- 応用力に長けている
- 疑問点をそのままにしない
指揮官タイプの内容を理解すると、天性の才能のように感じて自分にはできないと思う人もいるかもしれません。しかし、仕事を覚えるスピードは努力すれば早めることが可能です。
努力家タイプの人は、仕事のやり方を工夫しているため、意識して行動すれば誰でもなれる可能性があります。
これから努力家タイプの特徴を紹介していくので、自分に当てはまっているものがないか確認してみましょう。
インプットを意識して行動している
仕事を早く覚える人は、幅広く情報を収集して自分なりに考えることで知識を深める努力をしています。
仕事に関係ないことだと思っていても、持っている知識と組み合わせれば業務に役立つ可能性があります。意識的にアンテナを張っていなければ、知識は増えず、教えられた内容だけで理解しようとしてしまう可能性もあります。
そのため、日頃から得る情報が多ければ、自分の仕事でトラブルが起きたときも、役立てられる知識が増えます。インプットを積極的にしていない人に比べると、自分で問題解決に導けるケースも多くなるでしょう。
結果的に仕事をこなすスピードが早くなり、多くの仕事に触れられ仕事を覚えるスピードにつながります。
応用力に長けている
努力家タイプの人は、持っている知識を活かす能力も高いといった特徴もあります。初めて担当する仕事でも、今までの経験から似ている業務を応用し進められるのです。もともとインプットを意識して行動している人も多いため、ほかの人に比べると知識が豊富で、応用できる情報も多く持っています。
応用力を身に付けるには、基本的な知識を覚えることから始めましょう。応用できるのは基礎がしっかりしているからであり、基礎知識を身に付けずに考えても適切な判断はできません。
まだ応用するほど仕事を覚えられていないという人でも、日頃から自分で考え行動する機会を増やしていくと、業務に合わせた応用力が身に付きやすくなりますよ。
仕事を早く覚えようと意識することは大事ですが、焦ったり慌てたりしないように。まずは基本的なことをしっかりと覚え、難なくこなせるようになることが重要です。
仕事は何事も基本が一番大事で、基本ができていなければ、それ以上の仕事は任されないからです。
疑問点をそのままにしない
働いているなかで疑問点が出てくることは、よくあることです。仕事を覚えるのが早い人は疑問をそのままにせず、自分で調べたり上司や先輩などわかる人に質問したりするなど、理解するところまでを怠りません。
先輩や上司の手を止めてしまうことになるため、質問するのを躊躇してしまう人も多いかもしれませんね。しかし、疑問をそのままにして仕事をしてしまうと、ミスが生じる可能性があります。一度完成した書類や資料を間違ったところから作り直しては、二度手間となってしまい余計に時間がかかってしまうのです。
自分で調べてみてもわからない場合は、先輩や上司に確認してみましょう。結果的に修正が必要なくなり時間の効率化につながります。疑問を解決することで知識量も増え、今後の仕事でも役立てられるでしょう。
- 上司や先輩も忙しいときは、質問はいつ切り出せば迷惑にならないでしょうか?
遠慮せずに疑問が生じたときに質問しても問題なし
疑問が出てきた時はすぐに「〇〇について聞きたいことがあるのですが、今お時間よろしいでしょうか?」と声をかけるようにしましょう。
どうしても手があけられない場合でも、後で声をかけてくれたり、他の人に聞くように指示されたりなど、対応方法を示してくれます。
上司や先輩は基本的に忙しくしていることがほとんどなので、手が空くタイミングを待っていてはただ時間が過ぎるだけになってしまいます。
忙しいときに声をかけられることよりも、任せている仕事の手が止まってしまうことのほうがかえって迷惑になります。
部下や後輩の育成は上司や先輩の仕事の一つなので、わからないことがあったときには遠慮せずにすぐ質問するようにしましょう。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
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③どんな仕事も前向きに取り組む「情熱型」タイプの3つの特徴
情熱型タイプの特徴
- 仕事への意欲と目的意識を持っている
- 行動力がある
- 誰からの意見も素直に受け入れる
仕事へのモチベーションが高く、前向きな気持ちで努力できる人も仕事を早く覚えられる傾向があります。
仕事への熱意が高ければ、業務内容に興味を持てどんどん知識を吸収できます。前向きに努力できるため、仕事をずっと抱え込んでしまうこともありません。持ち前の行動力を活かし、新しい業務も率先的にこなすからこそ、さまざまな業務への知識が身に付くのです。
ここからは情熱型タイプの特徴を解説していくため、取り入れられる部分を見付けて、自身の成長に活かしましょう。
仕事への意欲と目的意識を持っている
目的意識を持って仕事すると、なぜその仕事をするのか理解でき、仕事のつながりを理解しやすくなります。目標を達成するまでに必要な方法も理解しやすくなるため、結果的に早く仕事を覚えられるのです。
目的意識を持って仕事をすると、仕事のゴールへの道筋が明確になり、意欲も高まりやすくなります。ゴールがわからずに進んでいると、いつまでこの熱量を維持すれば良いのかわからず疲れてしまうこともあるためです。
仕事への目的意識を持つためには、仕事の全体像の把握しましょう。自分で考えてわからなければ、先輩や上司に相談してみるのもおすすめです。気付かなかった部分を教えてもらうことで、ゴールへの道のりが理解しやすくなりますよ。
「目的意識」をどのように持ったら良いのか悩んでしまう場合は、「ありたい自分」や「理想像、目標像」と置き換えて考えてみましょう。
これなら、イメージしやすいと思います。「海外で仕事をしたい」、「あの人みたいになりたい」などが思い浮かぶでしょう。「この会社で、このことだけは吸収して、転職する」などでも構いません。
行動力がある
仕事への熱意があると、どんどん新しい仕事をこなそうとする行動力を発揮できます。わからないことがあれば、理解するために質問や行動をするため、多くの経験を得られて早く成長できるのです。
入社したばかりだと、「迷惑をかけたくない」「正解かわからない」などの気持ちから自分からは何もできず、指示をまつだけになってしまう人もいるでしょう。しかし、指示を待つだけでは、業務に必要な知識は身に付きません。
間違うのが心配であれば先輩へ質問して、不安を解消した後で行動に移せば良いのです。自分には何ができるのかを常に考え、率先して行動できる人であれば、早く仕事を覚えられるでしょう。
誰からの意見も素直に受け入れる
仕事を覚えたてのうちは、間違ったことをしても仕方がありません。大切なのは、間違った内容を繰り返さないことです。そのためには、注意された内容を受け入れ次に活かす必要があります。素直にほかの人の意見を受け入れられれば、自身の成長や仕事の品質向上につながります。
複数人で一緒に働く企業では、相性が合わない人もいるでしょう。なかには厳しい言い方をする、苦手な人がいるかもしれません。
しかし、どのような指摘も受け入れることで、誤った知識を修正でき多くの業務ができるようになるのです。その結果、仕事を早く覚えられれば、指摘される機会も減ってストレスの少ない働き方が叶うかもしれません。
指摘してくれたことへの感謝の気持ちを持ち、自分が成長する糧としましょう。
もし苦手な上司とのかかわり方に悩む場合は、こちらもおすすめです。
アドバイスを素直に聞き入れて実践していると、上司や先輩から気にかけてもらいやすくなります。そのため、トラブル時にサポートしてもらえたり、新しい仕事を教わる機会が増えたりと、より仕事を早く覚えられるようになります。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
今日から実践できる! 仕事を覚えるのが早い人がやっている8つのこと
仕事を覚えるのが早い人がやっていること
仕事を覚えるのが早い人の特徴がわかっても、自分に当てはまる部分が見つからず、目指すのは難しいと感じる人もいるかもしれません。しかし、仕事を早く覚えるのにはコツがあり、一つひとつ努力するだけでも覚えるペースが大きく変わってくるのです。
ここからは、仕事を覚えるのが早い人がやっている8つのことを詳しく解説していきます。今日からできることも数多くあるため、初めから諦めずにまずは行動してみましょう。
仕事を覚えるのが早い人は、今までの多くの経験から早くできるコツをつかんでいます。イチから経験を積むよりも、できる人の真似をするほうが早く上達します。自分のやり方にこだわっている人ほど、上達が遅いものです。
①些細なことでもメモをとる
仕事を覚えるのが早い人は、どんなに些細なことでもしっかりメモをとります。たとえば、教わった仕事のやり方だけでなく、仕事の目的や今は必要ないものの今後かかわってくる可能性がある仕事についてなどです。メモをとることで同じ質問を何度もする可能性を減らし、自分で解決方法を導き出すことができるようになります。
話を聞きながらメモを取ると、要点のみをメモに残しがちですが、見返したときにわかりにくく詳細が思い出せない可能性もあります。
知識がある状況ならば要点があれば思い出せますが、まだ新入社員のうちは難しい人も多いはずです。後から読み返して理解がしやすいよう、はじめのうちは細かいメモを意識しましょう。
メモをとるコツ
- メモのタイトルと日付を書く
- 5W1Hを意識する
- 余白を作っておく
- 新しいページから書き始める
- 箇条書きを利用する
ただし、詳細を書こうとするあまり余白がない状況で書くと見返すときに理解しづらくなります。メモの内容が変わるタイミングで新しいページに書き始め、追記がしやすいようにしましょう。
②報連相を徹底的にする
仕事を早く覚えるためには、細かな報連相を意識しましょう。報告・連絡・相談を徹底していると、間違っているときにすぐフォローしてもらえ仕事を早く覚えることにつながります。
疑問が出たときは一人で背負いこまず、周りを頼り不安な点は相談しましょう。不安なまま進めるよりも、自信を持って仕事に取り組めます。
あまり細かく報告・連絡・相談をするのは、忙しい上司にとっては迷惑ではないか、不安になる人もいるかもしれませんね。しかし、部下が仕事の内容を勘違いしたまま進める方が、発覚が遅くなり迷惑になるのです。
仕事のキリが良いところで報告することを習慣付けておくと、万が一内容に誤りがあったりトラブルが起きたりしてもすぐに上司が気付けます。自分自身も正しい知識を覚えられるため、仕事の覚えが早くなるでしょう。
報告、連絡、相談は一連のプロセスとして、極めて重要です。報連相を欠いたまま、仕事を一人で抱えたり、独りよがりで進めたりするのは、社会人として不適切です。
報連相がないというだけで、低評価を下す上司は少なくありません。とにかく、連絡は密にしましょう。責任を取るのは上司です。上司は、そのためにいると言っても過言ではありません。
③仕事の必要性を深掘りする
与えられた仕事をただこなすだけでなく、なぜこの仕事があるのかまで考えるのも、仕事を覚えるのが早くなる方法の一つです。どの仕事も存在するのには必ず理由があるため、自分の頭で考えることで仕事の全体像を理解することができます。
仕事の全体像を理解できると、次にするべき仕事やしない方が良い対応なども想像しやすくなります。自分で考えて行動できるようになるため、早く仕事を覚えられます。
しかし、自分が考えた仕事の必要性や流れが正しいか不安になる人もいるかもしれません。その場合は、「〇〇までできたため、次はこうしようと思いますが、間違ってませんか」と先輩に聞いてみましょう。先輩からのアドバイスをもらうことで、より理解が深まることもあります。
④インプットした内容をすぐにアウトプットする
仕事を覚えるのが早い人の特徴として、さまざまな情報をインプットすることが大切だと解説しましたが、インプットだけでなくアウトプットも重要です。インプットした内容は、実践することで身に付く場合が多いからです。
得た知識を実際の業務に落とし込むことで、知識だけでは足りなかった部分が明確になります。わからない部分を解決するためにさらに行動することで、より多くの知識を身に付けられ幅広い業務に対応できるようになるのです。
学んだ内容を実践することで、スキルの定着やできることが増え仕事の自信にもつながります。せっかく学んだ内容はそのままにせず、早めに仕事で活用してみましょう。
⑤仕事を覚えるのが早い人に意見を聞く
早く仕事を覚えるためには、実際に仕事を覚えるのが早い人にアドバイスをもらう方法もおすすめです。
仕事を覚えるのが早い人は、その人自身が何か努力しているはずです。自分自身で努力することも大切ですが、すでに能力がある人に意見を聞けば、自分では気付かなかった方法を教えてもらえるかもしれません。
参考にするのは、同僚だけでなく先輩や上司でも構いません。人ぞれぞれの方法で仕事をするうえで工夫している点があるため、さまざまな意見を取り入れて自分に合った方法を探すことが近道になります。
また、多くの人の意見を取り入れることで、普段話さない会社の人とコミュニケーションを取る機会にもなります。日頃から話しかけやすい環境にしておけば、疑問点ができたときも質問しやすくなりますよ。
私の場合は仕事は実際にやらないと覚えられないので、とにかく実践回数を増やすことを意識していました。いざ自分一人でやってみると今まで気づかなかった不明点も明確になるため、不安でもまずはやってみるようにしています。
⑥疑問点は自分でも調べてから質問する
仕事を早く覚えるためには、わからないことはそのままにしないことが大切です。しかし、自分で何も考えずに質問していては、自分で考える力が身に付きません。
疑問点が生じたタイミングでまずは自分で考えてみて、解決策を探しましょう。自分なりの解決策を持った状態で、正解を知っている先輩や上司に相談する方法がおすすめです。
相談するときは、自分の考えも一緒に伝えてみましょう。内容が正解でも間違いでも、自分で考えたという点が重要です。相談された人としても、どのような意図があって解決策を導き出したのかわかれば、よりその人に合わせたアドバイスをしてくれる可能性があります。
⑦仕事する前に全体の流れを整理する
仕事を任せられたら、ただ始めるのではなく一連の流れを整理してから始めてみましょう。仕事の流れを整理してから業務にとりかかれば、仕事の全体像が理解しやすくなり、それぞれの作業の必要性や仕事をするうえでの注意点に気付きやすくなるのです。
とくに初心者のうちは、複数の仕事があるとどれから手をつければ良いか混乱しがちです。事前に全体の流れを整理しておくことで仕事のゴールも明確になり、優先順位もつけやすくなります。
さらにゴールが明確になれば、仕事へのモチベーションも高くなることもあります。目標に向けて努力できれば、達成したときに大きな満足感を得られるでしょう。
⑧常に足りないスキルへの習得に励んでいる
仕事の覚えが早い人は、振り返りを必ずおこなって、自分に足りない点を洗い出し、知識やスキルを補う行動をしています。次に同じ仕事が来たときに、スムーズに仕事が進められるようにするためです。
知識が足りないと感じたときは自分で調べて勉強するだけでなく、仕事ができる人のやり方を見て学んだり意見を求めて解決法を考えたりするなどアクションを起こしています。わからないことをそのままにせず、なるべく早く解決できるように行動するため、人より早く成長できるのです。
仕事を早く覚えるためには、相手の言っている内容を的確につかんで忘れないようにし、素直に実行してみることです。
終わった後はPDCAを回し、改善を重ねていくことでスピードが上がっていくでしょう。最初は集中力がいりますが、慣れてくれば楽に早く仕事ができるようになります。
キャリアコンサルタントに聞いた! 実際にいた仕事を覚えるのが早い人ってどんな人?
ここまでで、仕事を覚えるのが早い人の特徴や早くなるためにやっていることを解説しました。しかし、実際自分が仕事を覚えるのが早い人になれるのかわからない人もいるでしょう。
そこでここでは、キャリアコンサルタントの小西さんに、実際にいた仕事を覚えるのが早い人の特徴を解説してもらいます。この特徴を理解できれば自分が当てはまるのか照らし合わせられ、当てはまらない場合は努力して目指せるでしょう。
アドバイザーコメント
小西 一禎
プロフィールを見る仕事を覚えるのが早い人は多角的な視野を持っている
私の経験を踏まえて、仕事を覚えるのが早い人の特徴を3点紹介します
今、目の前にある物事があったとして、他の人にも同じモノが見えているとします。そこで、①を「幅の広さ」、②を「奥行き」、③を「深さ」、と3次元で立体的に考えてみましょう。
①1を言えば2〜3まで理解、把握できる人
一つのことを教えると、それに関連する事象まで理解できる力がある人です。想像力であり、応用力でもあり、行動力でもあります。ある物事に派生、付随することを想像し、応用することを考えられる人です。
②常に先の展開を読み、先回りして物事を考えられる人
想像力とも関係しますが、物事の行く末を見通すことができる人。この先、どのように事態が進んでいくのかということを考える中で、すべてが順調に推移する訳ではありません。リスクが生じたときの対応力、プランBの準備力などを備えた人と言えます。
③よく気が付く人
今何が起きているかに気を配り、自分に何が求められているかに気付く人です。自らを上司の立場に置き換えてみて、上司が何を要求しているか、何を欲しがっているかということを考えられる人とも言えます。
メリットを知ろう! 仕事を覚えるのが早いことによる魅力
仕事を覚えるのが早いことによる魅力
- 即戦力になりやすい
- さまざまな仕事に対応できる
- 職場で評価される
- 自分の時間を確保できる
仕事を覚えるのが早い人がやっていることを実践していると、少しずつ仕事を覚えられるようになるはずです。仕事を覚えるのが早くなれば、周囲の人からも高い評価を得られます。
さらに周囲から評価を得られるだけでなく、仕事を覚えるのが早いことによるメリットはさまざまあります。ここからは仕事を覚えるのが早いことによる魅力を解説するため、スキルや知識を身に付けることで得られるものを理解しておきましょう。
①即戦力になりやすい
仕事を早く覚えられれば、一人前になるまでにかかる時間が短くなり、企業の即戦力となりやすくなります。
社員がなるべく早く成長できるように教育してくれる企業も多くありますが、一人の社員を一人前にするためには多くのコストがかかり、社員が少しでも早く成長できれば育成コストを減らせます。
さらに即戦力になれることでメリットが多いのは、企業だけではありません。業務を早く習得することにより、周囲の人からも頼りにされて新たな仕事を任せてもらえたり、良い評価を得て仕事への自信につながったりすることもあるでしょう。
- 新入社員は即戦力でなくても良いと聞いたことがあるのですが、やはり即戦力じゃないとダメなんでしょうか?
すぐに即戦力になることは求められていないが、意気込みを持つことが大事
確かに、企業側は新入社員を即戦力とは考えていません。しかし、新入社員としては「早く仕事を覚えて、即戦力になろう」という意気込みをもつことが大事です。
すぐに現場で役立つ社員になれれば、ほかの社員のサポートができたり、売り上げに直接つながったりするほか、先輩の手が離れることで育成コストも減らせます。結果、利益向上につながります。
早く一人前になり、即戦力として活躍するというマインドを持って仕事をしていきましょう。
②さまざまな仕事に対応できる
仕事を覚えるのが早ければ、一つの仕事を終わらせるのにかかる時間を減らせ、さまざまな仕事に触れる機会を増やせます。企業に貢献できるだけでなく、できることが着実に増えていくため、仕事のモチベーションにつながり、やりがいも高まるでしょう。
さまざまな仕事に対応できる人材は、仕事を任せやすく企業にも必要とされる存在になります。今後部署移動することがあっても、豊富な知識を活かして活躍できる可能性が高いからです。
また、対応できる仕事が多ければ、経験も増えてトラブルが起きたときにも自分で判断して解決しやすくなります。上司の判断を仰ぐ必要が少なくなり、よりスムーズに対応できますよ。
仕事のやりがいを見つける方法をさらに知りたい人は、下記の記事もおすすめです。
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③職場で評価される
仕事の覚えが早く多くの業務を任せられる人材は、企業にとっても頼りになる存在です。一緒に働く同僚や上司から評価され、自己肯定感を高められ、仕事へのモチベーションにつながります。
また、企業の多くは社員が努力した内容を成果として反映していて、仕事を覚えるのが早くなれば優秀な人材と職場に評価されやすくなります。職場の評価が高まれば、年数を重ねたときに昇給の機会や昇進の機会が恵まれ、責任ある立場を任せてもらいやすくなるのです。
立場が上がれば仕事の裁量が増え、さらに自分で判断できることが増えます。よりできることが増えていき、さらに仕事へのやりがいが大きくなるでしょう。
仕事を覚えるのが早いことは、昇進とリンクします。飲み込みが早い人は、どこに行っても重宝されます。仕事をすぐに任せられますので、当然でしょう。
ただ、仕事を覚えるのが遅い人に対し、残業をしたりする「一生懸命ぶり」を評価するような人も一定数いるのが面白いところです。仕事を覚えるのが早くサクサク終えられるため残業が少ない人に対し「あいつはラクをしている」とする向きもあるので、注意が必要です。
④自分の時間を確保できる
仕事を覚えるのが早くなれば、早く仕事を終えられるようになり自分の時間を確保しやすくなります。仕事にかかる時間が長くなればなるほど、残業が増えて帰る時間が遅くなり、プライベートの時間を圧迫してしまうのです。
好きなことをして過ごす時間は、仕事が忙しくストレスが溜まってもリフレッシュする機会になります。ほかにも、スキルアップを目的とした勉強の時間も作れるのです。
プライベートの時間を活用して仕事に役立つ知識やスキルを身に付ければ、さらに仕事でできることが増え、心強い存在になれるでしょう。
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焦らずに対策! 仕事を覚えられないときにできる対処法
仕事を覚えられないときにできる対処法
- 一度したミスは原因を考え再発を防止する
- 仕事のルーティーンを見える化する
- 細かいこともメモをとって忘れないようにする
- 取り扱う商品や業界の知識を学んでおく
仕事を早く覚えるためにできることを把握しても、入社後なかなかうまくいかずに焦ってしまう人もいるかもしれません。
ここでは、仕事が覚えられないときにできる対処法を解説します。はじめはうまくいかなくても焦らず一つひとつ試してみましょう。努力を積み重ねれば、だんだんと仕事を早く覚えられるようになりますよ。
- 仕事を早く覚えられる自信がありません。企業側は、新入社員がどの程度の期間で一人前になることを望んでいるのでしょうか?
早いに越したことはないが焦らずにできる仕事を増やしていこう
新入社員研修が1カ月以内に終わる会社もあれば、半年〜1年近くかけて行っている企業もあるため、どれくらいの期間で一人前になることが求められているかは一概には言えません。ただ、どの企業においても早いに越したことはないでしょう。
とは言っても、誰でも最初は何もわからない状態からのスタートです。また、先輩社員にも同じような不安や悩みを抱えていた人がきっといるはずなので、仕事を早く覚えるためにどのような工夫をしたのかを質問してみると良いでしょう。
仕事に慣れてくると覚えるスピードも自然と早くなってくるので、まずは焦らずに一つひとつできる仕事を増やしていくことを目指してみましょう。
また、こちらの記事では仕事を覚えられない原因を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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一度したミスは原因を考え再発を防止する
仕事になれないうちにミスをしてしまうこともあるかもしれませんが、同じミスを繰り返していれば成長できません。ミスをしたときはなぜ起きたのか原因を考え、再発しないようにすることが大切です。
ミスを学びの機会と捉えて、前向きに自分には何が足りなかったのかやどうするべきだったのかを考えてみましょう。原因が自分であれば、努力することで改善できる可能性は高いはずです。
ただし、自分だけでの努力で解決が難しい問題の場合は、一人で抱え込まずにほかの人とトラブルを共有して解決法を探しましょう。自分とは異なる視点の意見をもらうことで、より良い解決策が見つかる場合もあります。
仕事のミスを解決する方法をもっと知りたい人は、下記の記事もおすすめです。仕事のミスを解決する方法がわかるため、仕事を覚えるのが早くなりたい人にも有益です。
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誰にでもミスはあるといっても、仕事でミスをしたときには落ち込んでしまいますよね。記事ではミスをして立ち直れないというときの対処法と次に活かす方法、そしてミスを防ぐ方法についてキャリアコンサルタントとともに解説します。「ミスのことばかり考えてしまう」という人はぜひ参考にしてくださいね。
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仕事のルーティーンを見える化する
仕事を早く覚えられないのは、仕事の流れが理解できていないのが原因の可能性もあります。仕事のルーティーンをメモに書き出して見える化することで、一つの作業が終わった後に次におこなう業務を理解しやすくなり、仕事の流れを覚えやすくなります。
さらに仕事のルーテーンを見える化すると次の作業を悩まずに進められるため、仕事にも集中しやすくなります。
仕事のルーティーンは一度覚えれば、円滑に進められることも多いです。慣れるまではメモを見えるところにおいておき、都度確認しながら取り組んでみましょう。
仕事のルーティーンを見える化するなど工夫しても、なかなかうまくいかないときがあるかもしれません。そのときは、下記の記事が参考になります。
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細かいこともメモをとって忘れないようにする
新しい仕事を覚えるときにメモをとるのは当たり前ですが、人によっては急いで書いているため要点しか書けていないときがあります。仕事をきちんと理解する前では要点だけだと仕事の内容が思い出せず、何度もミスを重ねる原因につながりかねません。
メモをとるときはなるべく細かく書くようにし、時間があるときにメモの内容をノートにまとめるのもおすすめです。落ち着いたタイミングで再度ノートに書き出すことで、復習にもなり理解が深まるのです。
上司の指示を聞きながらメモをするのが難しい場合は、一声かけてメモをとる時間をもらう方法もあります。上司も社員の成長が大切なため、きちんと声をかければ理解してくれますよ。
- あとから見直すとわかりにくいメモになってしまいます。わかりやすくメモをとるコツはありますか?
略語や図を使えば素早くわかりやすいメモが取れる
説明されている中でわかりやすくメモを取るのは難しいものです。メモはとった後、早めに見直して、記憶が新しいうちに修正を加えると良いでしょう。
また、わかりやすくメモを取るコツをいくつかご紹介します。
①略語を使う
たとえばミーティングならmtg、企業間取引ならB2Bなど略語を使うことで、短く素早くメモが取れます。自分で略語を作っても良いでしょう。
②図を書く
言葉では説明が難しいものは、図で表現した方がわかりやすくなるものもあります。
③ 写真や動画で記録する
配置図や作業などはスマホを使って写真や動画で記録するのも良いでしょう。その際、撮影可能かどうかを確認しましょう。
取り扱う商品や業界の知識を学んでおく
仕事を覚えるのに時間がかかるのは、そもそも自社で取り扱っている商品やサービス、業界の知識が不足しているケースもあります。基礎知識が足りないことから、上司の指示が理解できず仕事が覚えられないのです。
その企業で働き続ける以上、製品やサービスの知識は常に必要です。覚えておけば役立つシーンも多いため、時間をとって知識を身に付けておきましょう。
業界の知識を学ぶには、業界研究が有効になります。業界が持つトレンドを理解でき、仕事で役立つ知識が身につきます。
業界研究の具体的なやり方はこちらの記事で解説しています。
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仕事がなかなか覚えられない場合は、要因を自分なりに分析してみましょう。記憶力が悪いのか、メモを取っていないからなのか、上司や先輩に質問しづらいからなのか、要因が自分で理解できれば対策方法も自然と見えてくるはずです
仕事を覚えるのが早い人の特徴を把握してできることから挑戦していこう!
仕事を覚えるのが早い人は、仕事の成果を上げやすく周囲からも頼りにされる存在です。今は仕事を覚えるのが早い人の特徴に当てはまらなくても、今回解説した内容を参考に努力を積み重ねていけば、きっと早く覚えられるようになるはずです。
仕事を覚えるのが早い人になれば、周囲の人に評価され、仕事のモチベーションになるなどさまざまなメリットがあります。自分に自信が持て、仕事している時間も有意義になるでしょう。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、できることから挑戦していってください。
アドバイザーコメント
小関 珠緒
プロフィールを見る仕事を早く覚えたいという気持ちを大切に一つずつ成長していこう
「仕事を早く覚える人になりたい」という気持ちは、新入社員としては非常に大切なことです。職場からも「早く仕事を覚えてほしい」と期待されますし、早く一人前になることで、会社への貢献度が高まります。
仕事を早く覚えるためのポイントは以下の4点です。
①素直に話を聞く
先輩が教えてくれることを素直に聞きましょう。仕事内容もそうですが、注意やアドバイスにも耳を傾けることが大事です。自分の仕事ができないと先輩のせいにする新入社員もいますが、他人のせいにしているうちは成長しません。
②メモを取る
新しいことを教わったらメモを取りましょう。人は1時間後に得た情報の6割を忘れます。メモを取り、振り返ることで記憶が定着していきます。
③疑問をそのままにせず質問をする
わからないことがあったら、臆せずに質問しましょう。わかったふりをして、実際はできないという状態が一番困ります。
④真似をする
仕事ができる人の真似を、徹底的におこなっていきましょう。真似しているうちに、次第に仕事ができるようになっていきます。
最初はなかなかできなくても、落ち込まずに前向きにとらえて、一つずつコツコツと積み上げていってください。
また、誰にも新入社員の時代があり、苦労して仕事を覚えてきました。その大変さを知っているので、周囲の人は新入社員にはできる限りのサポートをしてくれるはずですよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント
Natsuki Inoue〇新卒で携帯電話販売代理店業界のベンチャー企業に入社。現場にてBtoC営業を経験した後、人事部では新卒採用を中心に、社内研修講師や社員面談などの人事業務に幅広く従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表
Tamao Koseki〇就職時は準備不足で苦労するも大手企業に入社。転職して実用書の編集者を10年経験し、独立。キャリアコンサルタント資格を取得し、現在は強みを引き出して活かす人材育成をおこなう
プロフィール詳細ジャーナリスト/キャリアコンサルタント
Kazuyoshi Konishi〇大手メディア政治記者を経て、配偶者の海外転勤に伴いキャリアを一時中断。現在は大学院でキャリア形成を研究する一方、プロの文章力を活かし各メディアで幅広く記事を執筆。
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