会社訪問後のお礼メールの書き方! 例文やプロのアドバイスを紹介

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

    Yukiko Umenai〇アナウンサーとしてのノウハウを活かし、総合人材会社で研修や社員教育を担当。人材の活躍やキャリア形成支援にも注力し、大学ではキャリア講義やカウンセリング、就職支援を担っている

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー

    Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

    Yoko Muraya〇上場企業を含む民間企業での人事・採用経験約20年。就職支援や転職相談に従事し多くの求職者を支え、セミナー講師も務める。社労士の専門知識を活かし温かい雰囲気で各人に寄り添う

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 会社訪問後のお礼メールで企業に好印象を残せる
  • お礼メールは当日中もしくは翌営業日の朝までに送る
  • 3つの基本と型を知ることで相手に感謝が伝わるお礼メールを書ける

就活の一環として会社訪問をおこなう人のなかには、会社訪問後にお礼メールを送るべきか、どんなことを伝えれば良いのかなど迷う人も多いのではないでしょうか。

会社訪問後、企業側に時間を割いてもらったことへのお礼をしっかり伝えられなければ、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

また会社訪問後にお礼メールを送ったとしても、定型文を送ったり、形式が間違っていたりすると相手に感謝の気持ちがきちんと伝わりません。記事を読んで印象に残るお礼メールの送り方をマスターすれば、会社訪問後の選考も有利に進められる可能性があります。

キャリアアドバイザーの古田さん、村谷さん、楳内さんとともにお礼メールのマナーや具体的な例文などを見ていきましょう。ぜひ最後まで読んで、マナーを守ったお礼メールで会社訪問を締めくくってくださいね。

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目次

会社訪問後は必ずお礼メールを送って好印象を残そう!

結論、会社訪問後には対応してくれた企業に必ずお礼メールを送りましょう。忙しいなか会社訪問に対応する時間を取ってくれた相手への感謝を伝えることは、社会人として押さえておくべきマナーです。

記事前半では、お礼メールを送るタイミングや書くべきことを具体的に説明しています。まずはお礼メールの概要をチェックして、理解を深めてください。

後半では具体的な例文を通じて、印象に残るお礼メールを実際に作成できるような解説をしています。最後まで読んで、会社訪問後に慌てることがない状態にしておきましょう。

楳内 有希子

プロフィール

会社訪問時に直接お礼の言葉を伝えたうえで、訪問後に、改めて時間を割いて対応してくださった感謝と訪問の感想をメールで伝えることは好印象につながります。

このような誠実な対応から、丁寧な仕事を連想したり熱意を感じ取る企業もあるため、お礼メールは積極的に送りましょう。

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会社訪問後にメールでお礼を伝えるタイミングとは?

実はお礼メールには送るべきタイミングがあります。適切なタイミングでお礼メールを送らなければ失礼にあたる場合もあるので、要注意です。

また、お礼メールを送るタイミングは会社訪問の終了時間によっても異なります。この項でお礼メールの適切なタイミングをチェックし、最後まで気を抜かずに会社訪問を締めくくりましょう。

営業時間前に会社訪問が終わる場合は「会社訪問当日」がベスト

企業の営業時間前に会社訪問が終わる場合、会社訪問の当日にお礼メールを送りましょう。会社訪問直後にお礼メールを送れば、自分の誠意や感謝の気持ちの強さを伝えられます。

たとえばあなたが企業の担当者である場合、解散後すぐにお礼メールをくれた人と3日後にメールを送ってきた人がいた場合、どちらに好感を持つでしょうか。すぐにメールをくれた人のほうが、より本気度が高いと感じるはずです。

また、すぐにお礼メールを送ることで、相手の記憶が鮮明なうちに感謝の気持ちを伝えられます。お礼メールを送ることで自分の存在を再度印象付けられるという点も、すぐにお礼メールを送るメリットの一つなのです

古田 文子

プロフィール

お礼メールを受け取る側の視点で、会社訪問後すぐにお礼メールを送ることの重要性を強調していただきたいです。

お礼メールが即座に届くと、受け取る側は「仕事が早いうえに丁寧さやマナーを備えている」と判断して好印象を抱くでしょう。

その日のうちにメールを見ることができなくても、送信日時は残るため、送るタイミングは大切です。

会社訪問終了時に営業時間が終了する場合は「会社訪問翌日」でOK

会社訪問終了が企業の営業時間が終了する時刻に近い場合、お礼メールは会社訪問の翌日に送りましょう。焦って遅い時間にお礼メールを送ると、逆に相手に気を遣わせる可能性があります。

一般的に、仕事関連の連絡は企業の営業時間内におこなうのがマナーです。相手にとっては会社訪問の対応も業務の一つであるため、お礼メールを担当者がすぐに確認できない営業時間外に送るのはマナー違反にあたります。

会社訪問の翌日にお礼メールを送る場合は、企業の始業時間の直前か直後がおすすめです。翌営業日の朝にお礼メールを送れば、相手のことを気にかけて遅い時間に送信しなかったことも汲み取ってもらえます。

相手のことを気遣いつつ、なるべく早く感謝を伝えられるように送るのが、お礼メールの上手な送り方です。

お礼メールの基本構成を4パートに分けて解説

お礼メールを送るタイミングがわかっても、実際にどんな内容をお礼メールに盛り込めば良いのか迷う人もいると思います。

ビジネスシーンでのメールに記載すべき事項には、いくつかの決まりがあり、それを知っらずにメールを送ってしまうと、相手からの印象を下げてしまうかもしれません。事前にチェックして、マナーを守ったお礼メールを送るための知識を身に付けておきましょう。

お礼メールの必須事項と併せて、好印象を残せる一工夫も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

①宛名をフルネームで記載する

お礼メールを送る場合、宛名は必ずフルネームで記載しましょう。相手の名前と併せて、相手企業の名前も記載するのがお礼メールの正しい書き方です。

お礼メールの宛名をフルネームで記載するためには、会社訪問の際に相手の自己紹介をしっかり聞いておく必要があります

実際、名前を覚えてもらえているとうれしいと感じる人は多いです。相手の名前をメモしておけばお礼メールでフルネームを記載できるため、担当者に好印象を残せます。名刺をもらった場合は大切に持っておき、担当者の名前を名刺にある通りの正しい漢字でお礼メールに記載しましょう。

なお、会社訪問の際に相手がフルネームを名乗らなければ、フルネームを記載する必要はありません。

②内容を簡潔に示した件名を記載する

本文の前に記載すべきは、件名です。見ただけですぐ内容や送信者がわかる件名を必ず記載しましょう。具体的には、以下の3点を件名に記載します。

会社訪問のお礼メールの件名に記載する項目

  • 内容を簡潔に示した一文
  • 大学名
  • 名前(フルネーム)

この3点を記載することで、担当者は誰からどのような要件で連絡がきたのか把握しやすくなります。

ただし、件名が長すぎると逆にわかりづらくなるため簡潔に記載することが重要です。パッと見て理解しやすいよう、件名は20〜30文字程度にまとめましょう。内容説明はできるだけ簡潔にまとめ、学部・学科は入れずに大学名のみ記載するのがポイントです。

③本文で感謝と具体的に学んだことを伝える

お礼メールの本文で伝えるべきことは以下の2点です。

お礼メール本文で伝えるべきこと

  • 会社訪問に時間を割いてくれたことへのお礼
  • 会社訪問で具体的に学んだこと

本文の最初では、仕事が忙しいなか会社訪問に時間を割いてくれたことへのお礼を簡潔に述べましょう。ただ「ありがとうございました」と述べるのではなく、何に感謝しているのかを明確にすることで、より丁寧なお礼の一言になります。

また、お礼メールで印象に残ったエピソードや感銘を受けた話などを併せて記載すれば、機械的なお礼メールという印象をなくし、より深く感謝の気持ちを相手に伝えられるのです

自分の考えたことをなるべく具体的かつ簡潔に記載すれば、熱意のある学生という印象を残せます。

会社訪問のお礼メールにその日の学びを具体的に書く場合、どの程度まで記載すべきでしょうか?

楳内 有希子

プロフィール

「何が」「なぜ」「どのように」に沿って自分の言葉で表現しよう

お礼メールでは、会社訪問で感じた気持ちを大切に、自分の言葉で素直に表現してみましょう。そのうえで、その日の学びを書く場合には、「何が」「どのように」「なぜ」を意識すると具体的な文章になります。

例)会社訪問をしたことで職種研究の参考になった場合

何が:会社の方針や業務内容についての説明が参考になった
どのように:マーケティングをとおして社会に必要とされるサービスを提供するという役割を把握できた
なぜ:わかりやすく説明していただいたから

長くなりすぎず3〜4行程度でまとめ、そのことで入社への意欲が高まったことを加えるとさらに効果的です。

④最後に必ず署名・大学名・連絡先を記載する

多くの学生が忘れがちなのが、署名・大学名・連絡先の記載です。すでに件名や本文で述べている場合も、必ず記載しましょう。

名前は件名同様、フルネームで記載するのがマナーです。短くまとめる必要はないため、末尾では大学名に加えて学部・学科を記載しましょう。

問い合わせなどで相手と何度かメールでのやりとりがある場合も、署名と連絡先を毎回記載すると親切です。企業担当者は日々多くの学生、関係者とやりとりしています。連絡先を毎回記載しておくことで、企業担当者がわざわざ連絡先を調べる手間を省けるのです。

本文を書き終えたら、忘れないうちに末尾に署名・大学名・連絡先を記載するのがおすすめです。

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お礼メールの例文! 「会社訪問で印象に残った点」別に3つ解説

お礼メールの基本構成がわかったら、実際の例文を見ながらお礼メールの書き方をチェックしましょう。この項では、本文で書く内容別に好印象を残せるお礼メールの例文を3つ紹介します。

自分の印象に残った内容に近い例文を参照し、お礼メールを書く際の参考にしてみてください。プロのアドバイザーによる例文の解説も併せて紹介します。

なお、メールの構成はほかの学生のお礼メールと同じでも、学んだ内容などのエピソードによって自分だけのお礼メールに仕上げることが可能です。

会社訪問で考えたことや感銘を受けた話など、強く印象に残った部分に触れながらオリジナルのお礼メールを完成させてくださいね。

具体的な仕事内容について書く場合

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名〇月〇日の説明会のお礼/◯◯大学 〇〇(フルネーム)

株式会社〇〇人事部
採用担当〇〇様(フルネーム)

本日貴社を訪問させていただいた〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
本日は〇〇様の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
業務の一部にも実際にかかわらせていただき、貴社で働きたい気持ちがいっそう強まりました。

〇〇様にサポートいただきながら体験させていただいた、マーケティングのファネル作成業務が特に印象に残っています。

数字だけでなく実際に寄せられた意見も加味しながらファネルを構築する過程は、難しそうでしたが、同時にやりがいも大きそうだと感じました。

貴社にご縁をいただけた場合には、ぜひマーケティングに携わる部署で、いち早く貢献できる人材を目指したいです。

今回の体験や〇〇様に伺ったお話を踏まえて、貴社への理解をさらに深めてまいります。
また説明会などでお世話になるかと存じますが、その折はご指導よろしくお願いいたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科
〇〇(フルネーム)
〒XXX-XXXX
〇〇(住所)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:**@.jp

村谷 洋子

プロフィール

お礼メールでは説明を受けた内容から自分の理解や興味を示すことで、しっかりと話を聞いていた姿勢と、入社意欲の両方を伝えることができます。

単なる内容の羅列は避け、自分の言葉で表現することがポイントです。

感銘を受けた企業理念や考え方について書く場合

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名〇月〇日の説明会のお礼/◯◯大学 〇〇(フルネーム)

株式会社〇〇人事部
採用担当〇〇様(フルネーム)

本日貴社を訪問させていただいた〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

本日は〇〇様の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
〇〇様の発言や〇〇部の〇〇様の業務を通じて、貴社の企業理念が一人ひとりに浸透していることが伝わってきました。

特に「商品を作るのではなく喜びを創ろう」という企業理念が生み出す社内の雰囲気や、それを体現する社員の熱意に感銘を受けました。
貴社の企業理念やそれを体現する社員の方々に触れ、社員の一人として貴社で働きたい気持ちがいっそう強まりました。

今回の体験で得た感動を胸に、貴社への理解をさらに深めてまいります。
また説明会などでお世話になると存じますが、その折はご指導よろしくお願いいたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科
〇〇(フルネーム)
〒XXX-XXXX
〇〇(住所)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:**@.jp

楳内 有希子

プロフィール

企業理念や考え方について記す場合、会社訪問時に把握した内容を振り返り、自分のとらえ方にズレがないかホームページなどで再確認してみると良いでしょう。

そのうえで、担当者からの話や社内の様子を例として挙げることで、より伝わる内容になるはずです。

特定の社員について書く場合

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名〇月〇日の説明会のお礼/◯◯大学 〇〇(フルネーム)

株式会社〇〇人事部
採用担当〇〇様(フルネーム)

本日貴社を訪問させていただいた〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

本日は〇〇様の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
業務を体験するなかで多くの社員さんとかかわらせていただき、貴社の企業風土や事業内容をより深く理解できました。

特に印象に残っているのは、〇〇様の「顧客価値は商品の質だけでなく、サービスの質によっても左右される」という発言です。
私もアルバイトを通じて、サービスの質が満足度に直結すると感じる部分が多くあり、〇〇様の発言に多いに共感しました。

そして、同じ考え方が社内全体に根付いている貴社で働きたいという気持ちが一層強くなりました。

今回の体験や〇〇様の発言を胸に、貴社への理解をさらに深めてまいります。
また説明会などでお世話になると存じますが、その折はご指導よろしくお願いいたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科
〇〇(フルネーム)
〒XXX-XXXX
〇〇(住所)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:**@.jp

会社訪問の際に印象に残っている人の名前が思い出せないのですが、どうすれば良いでしょうか? 名前を覚えていないと逆にネガティブな印象を与えてしまうでしょうか?

村谷 洋子

プロフィール

名前よりも相手の印象や当日の感想を素直に伝えることが重要

その人の名前を覚えていなかったからといって、直ちに不採用になることはありません。むしろ、その人の役割や印象、自分の感想を伝えることのほうが重要です。

たとえば「広報担当の方が丁寧に会社の歴史や魅力について説明してくださり、この人と一緒に働きたいと強く感じました」といった具合に、その人物の対応や自分の反応を中心に書きましょう。

このように、名前を忘れてしまった場合は、「〇〇部門の担当者の方」のような表現で言及するのがおすすめです。

もちろん、可能な限り名前を覚えておくことは大切です。名前を覚えていると、その人物への感謝の気持ちや信頼感が伝わり、好印象を与えられます。

自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

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実際に書いてみよう! 会社訪問後のお礼メールを書く際の3つの基本

実際に書いてみよう! 会社訪問後のお礼メールを書く際の3つの基本

  • 誤字脱字・言葉の誤用に気をつける
  • 簡潔な文章を意識して書く
  • 読みやすさを重視して書く

お礼メールの構成や具体的な例文を通じて、書き方のイメージがついたでしょう。この項では、実際に例文を書くうえで意識すべき3つの基本を紹介します。

お礼メールでは、ここで紹介する基本ができているのは大前提です。どんなに内容が良くても基本的な書き方が守れていなければ、感謝の気持ちよりも非常識な印象のほうが相手に伝わってしまいかねません。

お礼メールで失敗しないためにも必ずチェックしておきましょう。アドバイザーの「受け取る側の視点」からのアドバイスも、ぜひ参考にしてみてください。

①誤字脱字・言葉の誤用に気をつける

お礼メールは、誤字脱字・言葉の誤用をゼロにしたうえで送付しましょう。お礼を述べるメールでミスがあると、感謝の気持ちが相手に十分伝わりません。

お礼メールにミスがあると「不注意な学生」「誠意や熱意がない学生」といったネガティブな評価を受ける場合もあります

担当者のなかには「大事な文書を作成する際にもミスをするのではないか?」「取引先に迷惑をかけるのではないか?」と、入社後の働き方にも懸念を抱いてしまう人もいるかもしれません。

ケアレスミスで自身の評価を下げないためにも、提出前にメールを何度も読み返して間違いがないかをチェックしましょう。

②簡潔な文章を意識して書く

お礼メールでは、感謝の気持ちを簡潔に書き表しましょう。目的を忘れて自己PRを前面に押し出したり、詳細に感想を述べすぎたりすると、お礼よりも自己主張が強いとらえられてしまう可能性があります

簡潔に感謝を伝えたあとは、会社訪問の感想を具体例を交えて伝えましょう。このときの書き方には、PREP法を活用するのがおすすめです。

PREP法

「結論」「理由」「具体例」「結論」の順で情報を整理して相手に伝える文章構成。

PREP法を用いて文章を作成すれば、結論ファーストで相手に伝えたいことを伝えられます。具体例の部分に会社訪問で感銘を受けた部分や学びを織り交ぜれば、感謝の気持ちと合わせて、企業のどのような点に惹かれているかも同時に示すことができるのです。

「お礼をする」という目的を忘れず、なおかつわかりやすい文章構成を意識しながら相手に気持ちがしっかり伝わるお礼メールを作成してください。

古田 文子

プロフィール

伝えたいことを上手に要約して簡潔にするためには、読解力や語彙力が必要になります。実際、長い文章は読むのに時間がかかります。

それゆえ簡潔なお礼メールを書くことで、担当者の貴重な時間を奪わないための配慮ができる人としても、高く評価されるでしょう。

③読みやすさを重視して書く

お礼メールを作成する際は、読みやすさを重視することも忘れてはいけません。読む相手のことを考えて、内容がわかりやすいお礼メールを心掛けましょう。

お礼メールでは、視覚的な読みやすさも重要です。お礼メールは内容だけでなく、以下の点も意識して作成しましょう。

読みやすいお礼メールを作成する

  • 文章の長さは適切か?
  • 読みやすいように適宜改行しているか?
  • 回りくどい表現はないか?

長すぎる文章や改行のない文章は、読んでいる相手にストレスを感じさせます。読みにくい文章では、相手に感謝の気持ちが伝わりづらく、場合によっては文章力の低い学生ととらえられる可能性もあるのです

お礼メールを書き終えたら、読みにくい部分がないか自分でも読み返してみましょう。不安な場合は、友人や家族などの第三者に読みにくくないかをチェックしてもらうのがおすすめです。

会社訪問のお礼メールで、改行や空白行の挿入はどのくらいで挟むのがおすすめですか?

楳内 有希子

プロフィール

相手の気持ちになって読んでみて適切な箇所で文章を区切ろう

目安としては、30文字を越えない程度に改行し、段落が変わるところで空白行を挿入すると、全体を通してすっきりとした印象になるでしょう。

相手の立場になって、柔軟に対応しながら、読みやすい文章を心掛けましょう。

推敲する際には、全体を眺めて一度声に出して読んでみるのがおすすめです。その際、一文が長かったり、適切なところで改行されていないと読むのが大変だと気付けます。

大変ということは伝わりにくい可能性があるため、そこを中心に修正しましょう。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
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お礼メールで特に注意すべきポイントをキャリアコンサルタントが解説

お礼メールの基本や具体的な書き方について紹介してきました。ここで、一度内容を総括しつつ、お礼メールで特に注意すべきポイントをあらためて整理しておきましょう

この項ではキャリアコンサルタントの村谷さんから、お礼メールをチェックする側の視点で書き方のアドバイスをもらいます。

アドバイザーコメント

基本的なマナー・内容面での工夫・読み手の視点を押さえて作成しよう

お礼メールを書く際のポイントは以下の通りです。

【基本的なマナー】
学校名、氏名、連絡先は必ず明記する
送信時間は平日9時~18時頃を目安に(夜間作成時は送信予約を活用)
誤字脱字は必ずチェック(ChatGPTなどのAIツール活用もおすすめ)

【内容面での工夫】
感じたことを自分の言葉で表現する
例)「大変勉強になりました」→「〇〇部門の実際の業務を見学させていただき、特に□□の場面で御社の強みを実感しました」

【採用担当の視点】
テンプレート文章はすぐ見抜かれます
画一的な表現よりも、その日体験した具体的なエピソードを交えた方が印象に残ります

担当者が多くのお礼メールを受け取るなかで、あなたらしさが感じられる文面かどうかが重要です。

自分の気づきを織り込んで熱意をアピールしながら素直な感謝を伝えるべし

お礼メールは、単なる礼儀としてではなく、自己PRの延長としてとらえましょう。会社訪問で感じた「自分だけの気づき」を素直に言葉にすることで、あなたの視点や考え方が伝わり、採用担当の印象に残りやすくなります。

形式は整えつつ、内容は型にはめすぎない、そのバランスが大切です。

お礼メールが遅れたらどうすれば良い? 適切な例文とNG例文を紹介

お礼メールは当日中もしくは翌日の営業時間開始までに送るのが望ましいです。しかし、「忘れていた」「他の就活の予定が入っていた」などの理由で、お礼メールをすぐに送れなかった人もいるでしょう。

お礼メールを遅れて出す際は、簡潔な謝罪を記載して提出する必要があります。

この項ではお礼メールをチェックする側の視点も交えながら、遅れた際の最適な例文・NG例文を紹介します。

遅れて出す際の適切なお礼メールの例文

お礼メールを遅れて出す際は、必ず遅れたことへの謝罪を添えましょう。本文に入る前に、一言謝罪の言葉を添えるのがお礼メールを遅れて出す際のマナーです

なお、具体的な内容や文言などを変える必要はありません。

また、遅れたからといってお礼メールを出さないのはさらに印象を悪くします。遅れたとしても、必ずお礼メールは送付しましょう。

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名〇月〇日の説明会のお礼/◯◯大学 〇〇(フルネーム)

株式会社〇〇人事部
採用担当〇〇様(フルネーム)

連絡が遅くなり申し訳ございません。
先日貴社を訪問させていただいた〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

先日は〇〇様の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

今回の体験や〇〇様に伺ったお話を踏まえて、貴社への理解をさらに深めてまいります。
また説明会などでお世話になると存じますが、その折はご指導よろしくお願いいたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科
〇〇(フルネーム)
〒XXX-XXXX
〇〇(住所)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:**@.jp

本文に入る前に謝罪を述べること以外は、通常のお礼メールと同じ形式です。きちんと謝罪を述べたうえで、会社訪問の感想や感謝の気持ちを伝えましょう。

遅れて出す際のNG例

遅れてお礼メールを出す際のNG例は、以下のとおりです。

お礼メールのよくあるNG例

  • 遅れたことにまったく触れない
  • 遅れた言い訳を書く

大前提、遅れたとしてもお礼メールは送付すべきです。時間や労力を割いてくれた企業に感謝の気持ちを伝えるのは、当然のマナーといえます。

遅れてお礼メールを出す際は一言謝罪を述べましょう。謝罪なしでお礼メールを送ると、相手に対する誠意を欠いていると受け取られても仕方ありません

なお、遅れたことに対する言い訳を述べるのは避けましょう。言い訳を並べても、子どもっぽいと思われて自身の評価を下げるだけです。謝罪を述べる際は、一言で簡潔に伝えることを意識しましょう。

明確な理由があるのにただ謝罪するだけでは評価を取り戻せない気がして不安です……。その場合でも、謝罪は一言にすべきでしょうか?

古田 文子

プロフィール

理由はどうあれ言い訳じみた謝罪をせず簡潔な謝罪を添えよう

どのような理由があるにしても、お礼メールが遅れたことは事実です。長々と言い訳じみた謝罪をされても、それを読む担当者は時間を奪われるだけで何も得られません。

致し方ない理由があったとしても受け取る側には無関係です。さらに印象を悪くしないためにも、謝罪は一言あれば十分です。

担当者もさまざまで、メールを見る余裕がない人や、お礼メールそのものを必須だと考えていない人もいます。

また、お礼メールの有無やタイミングで合否を決めているわけではないため、そこにこだわり過ぎると、不採用だった際に別の原因があることを見落としかねません。

過ぎたことは仕方がないと考えて、早めに気持ちを切り替えましょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
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お礼メールとお礼状のどちらが適切? 見分けるポイントを紹介

会社訪問後にお礼を伝える方法として、メールのほかにお礼状が存在します。企業によってはお礼メールではなく、お礼状を送るのが適切な場合もあります。

しかし学生にとって、どちらを選ぶべきか判断するのは難しいでしょう。

この項ではお礼メールとお礼状のどちらを送るべきか見分けるポイントを紹介します。正しいお礼状の書き方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

基本はお礼状ではなくお礼メールを送る

現在、会社訪問後にはお礼状ではなくお礼メールを送るのが一般的です。特別な理由がある場合以外、会社訪問後にはお礼メールを送信しましょう

お礼状は郵送で送るため、お礼メールに比べて到着までに時間がかかります。一方、お礼メールは送信後すぐに相手に届くため、即座に感謝の気持ちを伝えられます。

 お礼メールお礼状
届く早さ即座に届く最短でも2〜3日かかる
印象丁寧非常に丁寧
かかる手間少なめ多め
お礼メールとお礼状の違い

お礼を述べる際に最も重要なのは「すぐに伝えること」です。お礼状の方が印象としては丁寧ですが、その分時間がかかることを考慮するとお礼メールの方が適切といえます。

村谷 洋子

プロフィール

お礼メール・お礼状のどちらであっても、『会社に対する関心が高く、入社意欲の強い方』という好印象を与えることができます。

業種・業界や企業文化により評価の重みづけは異なりますが、感謝の気持ちは同じように伝わります。

企業の社風次第でお礼メールかお礼状かを判断する

企業にお礼を伝える際はメールが一般的ですが、社風次第ではお礼状を送るほうが良いケースもあります。お礼状のほうが好ましい企業の特徴は、以下のとおりです。

お礼状のほうが好ましい企業の特徴

  • メールでのやり取りがそれほど普及していない企業
  • 会社訪問までのやりとりがメールではなく郵送である企業
  • 丁寧さや形式などの伝統を重んじる企業
  • 年配の経営者や面接官が多い企業

上記が当てはまるからといって、必ずしもお礼状のほうが好ましいとは限りません。ただ、メールでのお礼では不十分だととらえられないか心配な場合は、お礼状を出しておくのが無難です。

なお、前述の通りお礼状は届くまでに時間がかかります。お礼状で感謝を伝える場合は一度お礼メールを送付し、お礼状を後日企業に送るのもおすすめです

正しいお礼状の書き方とは? お礼状のマナーや注意点を簡単に解説

お礼状はお礼メール以上に押さえるべき書き方のルールやビジネスマナーがあるため、難易度が高いといえます。お礼状を出す際は事前にマナーや注意点を細かくチェックし、失礼がないようにしておきましょう。

お礼状の正しい書式は以下のとおりです。

お礼状に必要な要素目的内容注意点
頭語相手に敬意を表すこと「拝啓」「謹啓」など結語に対応するものを選ぶ
前文季節に合わせた挨拶をしたり、相手を気遣ったりすること「ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」「初春の候」など季節の挨拶を選ぶ場合は、時期にあったものを選ぶ
主文感謝の気持ちを相手に伝えること「時間を割いてもらったお礼」や「学んだこと」を述べる「お礼」という目的を忘れない
末文再び感謝や相手への気遣いを伝えて手紙を締めくくること「更なる貴社のご繁栄とご発展をお祈りしています」「重ねて御礼申し上げます」など自分の心情を交えて書く
結語「さようなら」にあたる言葉を添えること「敬具」「謹言」など頭語に対応するものを選ぶ
お礼状の書式

上記のポイントを押さえることで、マナーが守れている丁寧なお礼状が作成できます。書き方のルールが不安な人は参考にしてみてください。

古田 文子

プロフィール

可能な限り手書きの方が、より気持ちが伝わりやすくなるのでオススメです。その際は誤字脱字に注意しましょう。

また、季節に合わせて受け取る人を気遣う内容を入れるとより丁寧な印象になるため、気遣いの言葉の明記を強くオススメします。

お礼メールに返信がきたらどうする? 返信の例文とともに解説

お礼メールを送った後も、油断してはいけません。丁寧な人事担当者の場合、お礼メールに対して返信をくれる場合があります。

お礼メールに返信が来た場合の対応にも、実はマナーがあります。お礼メールの返信への対応が悪いと、せっかくの好印象が台なしです。

この項で紹介するお礼メールへの返信への対応を実践し、会社訪問を礼儀正しく締めくくりましょう。

お礼メールへの返信にも返信するのが鉄則

前提として、お礼メールへの返信にも返信するのがマナーです。お礼メールへの返信が自動送信の機械的なものでない場合、必ず返信しましょう。

担当者は忙しい業務の合間を縫って学生へのお礼メールに返信しています。そのことを理解すれば、感謝を伝えることの必然性を理解できるでしょう。

また、返信に対してのお礼メールを送信すれば、自身の誠意や感謝の度合いの大きさも合わせて担当者に示せます

なお、丁寧な担当者の場合、返信に「返信不要」という旨の言葉が添付されています。その場合も、必ず返信するのが好ましいです。返信不要と添付してくれた心遣いに感謝を伝え、お礼メールのやり取りを締めくくりましょう。

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お礼メールの返信に対するメールの例文

お礼メールの返信に対してメールを送信する場合、以下の3点を必ず伝えましょう。以下の3点を明示することで、相手への誠意が伝わり、好印象にもつながります。

返信で伝えるべき内容

  • 返信をくれたことに対するお礼
  • 今後の抱負や次のステップへの意気込みなど
  • 自身のプロフィール

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名Re:Re:〇月〇日の説明会のお礼/◯◯大学 〇〇(フルネーム)

〇〇様(フルネーム)

先日貴社を訪問させていただいた〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
このたびはお忙しいなか、ご丁寧にお返事をいただきましてありがとうございます。

このたびの訪問で学んだことを活かし、就職活動に励んでまいります。

今後も〇〇様にお世話になるかと存じますが、その際はご指導よろしくお願いいたします。

〇〇大学〇〇学部〇〇学科
〇〇(フルネーム)
〒XXX-XXXX
〇〇(住所)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:**@.jp

相手にわかりやすいように、お礼メールの返信に対してメールを送信する際も、自身の情報を忘れず記載するようにしましょう

楳内 有希子

プロフィール

ビジネスでは、自分から出したメールは自分で終わらせるという考えもあります。

そのため返信に対しては、その返信を受け取ったことと、時間を割いて返信をしてくれた感謝の気持ちを伝えるためにメールを送りましょう。

その際、自身の情報や意気込みを加えることで熱意が伝わるため、より印象を高められます。

最適なタイミングで最適なお礼メールを送り会社訪問を締めくくろう!

この記事では会社訪問後にお礼メールを送る際の基本や、具体的な例文を紹介しました。記事を読めば、正しいお礼メールを送って人事担当者に好印象を残せるでしょう。

また、お礼状のマナーやお礼メールの返信への対応もチェックしておくことで、お礼メール送信後も焦らずに対応できます。

会社訪問からお礼メールへの返信まで気を抜かずに適切に対応し、最適な形で会社訪問を締めくくりましょう。

アドバイザーコメント

気持ちを込めたお礼メールを送ることは社会人として当然のマナー


挨拶とは文化です。「会社訪問の帰り際にお礼の挨拶をしたのだから、それで十分なのでは?」と考える人もいるかと思いますが、「人の縁とは挨拶で始まり挨拶で終わるもの」というのは、どの国においても通じる文化だと思います。

そういった観点からも、会社訪問へのお礼メールは必須です。また、訪問した当日中にメールを送信しても見てもらえないかもしれませんが、着信日時は残るので、会社訪問から24時間以内に送信するよう心掛けましょう。

送る前に件名や冒頭の挨拶、言葉遣いや伝える内容を必ず一度声に出して読み、おかしいところがないか確認しましょう。

その企業でしか得られない情報や役立った内容、印象に残った点などを盛り込むことで、テンプレートを使いまわしている印象を抱かれずに済みます。

マナーにこだわりすぎず相手に不快な思いをさせないお礼メールを送ろう

どのようなシーンにおいても、マナーとは「必ずこうしなければならない」ものではありません。マナーに固執するのではなく、相手に不快な思いを与えないことを最優先しましょう。

世の中には正しいとされているマナーを知らない大人も大勢います。しかし社会人として正しいマナーを知っておいて損はないため、皆さんはこれを機会に覚えておきましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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