中途採用の面接は新卒とは違う! 攻略のコツから質問例まで徹底解説

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  • キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー

    Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める

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  • キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

    Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍

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  • キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級

    Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施

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この記事のまとめ

  • 事前準備として頻出質問6選&回答例を確認しよう
  • 中途採用の面接で企業が見ているポイントを知って対策しよう
  • 高評価を狙える中途採用でのアピールのコツを3つ紹介

転職を考え始めた人のなかには、「中途採用の面接ってどんなことを見られているのかな」「面接までにどんなことを対策したら良いのだろう」などと中途採用の面接に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

中途採用は、企業の評価ポイントなどが新卒採用とは違うため、その違いをよく理解して事前対策をおこなう必要があります。よく聞かれる質問の回答を用意しておいたり、アピールのコツを知っておくことで、選考通過の可能性を上げることができるので、対策をしっかりおこないましょう。

この記事では、キャリアアドバイザーの古田さん、板谷さん、隈本さんとともに、中途採用の面接について解説します。どのように対策したら良いのか悩んでいる人はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

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目次

中途採用の面接は企業がどう見ているかを意識して対策を進めよう

中途採用の面接では、社会人経験のある人が応募してきているため、企業は新卒採用時よりもさらに踏み込んだ内容の質問をしてきます。そのため「企業はなぜその質問をするのか」「どんなことを見極めようとしているのか」など、企業目線で考える必要があるのです。

新卒では、今後に期待するポテンシャル採用を導入している企業が多いですが、中途ではこれまでの経験を活かして活躍できるような即戦力となる人を探しているので評価されるポイントが違います。

中途採用の面接を控えている人は、企業がどういった目線で応募者を見ているのかを理解して、企業に刺さる回答ができるように事前に準備を進めましょう。

この記事では、まず中途採用の面接の基本的な流れを知ったうえで、頻出質問6選と答え方に迷うような質問7選で企業が何を知りたいと思っているのかや回答の仕方を理解します。その後、中途採用で企業が見ているポイントについての解説を読むことで、面接で伝えるべき内容を整理できるはずです。

また、事前に対策しておくべきことや面接で高評価を狙うコツについても解説しているので、この記事をしっかりと読んで自信を持って中途採用の面接に臨みましょう。

中途採用の面接は形式が決まっている! 基本的な流れを理解しよう

中途採用の面接の流れ

中途採用の面接は基本的な形式が決まっているので、どのような流れで進むのか理解しておきましょう。そうすることで、過度な緊張感を抱くことなく当日を迎えられます。また、不安な気持ちが軽くなるため、リラックスして本番に臨むことができるのです。

一般的な中途採用の面接形式は上記の画像の通りです。新卒採用時と違う部分では、転職理由を聞かれることが挙げられます。転職理由では、「自分の価値観や転職の軸を明確にして転職に踏み込めているか」という自己理解の部分が確認されるため、しっかり回答を用意しておきましょう。

面接の流れは、企業によって異なる場合があるので、応募企業の面接については口コミなどで調べておくのがおすすめです。

この後は、面接の流れに合わせてよく聞かれる質問を紹介していきます。

古田 文子

プロフィール

新卒採用と違い、中途採用の面接では即戦力となるかどうかを見られることが多いため、これまでの実務経験やスキルが重視されます。数字で伝えられる実績や業績があるなら、しっかりアピールすると良いです。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

面接に焦りは禁物! 中途採用での頻出質問6選&回答例を参考に準備しよう

初めて中途採用の面接を受ける人のなかには、「どんなことが聞かれるのかわからず不安……」「どう回答したら良いのかわからない!」という人もいるのではないでしょうか。

中途採用の面接では、新卒と同じような質問にプラスして、実務経験のある人材ならではの質問もあるため、対策を怠ってしまうと面接でうまく自分をアピールすることができません。

ここでは、中途採用の面接でよく聞かれる質問6選を回答例とともに解説します。面接までに時間がない人は、最低限6つの質問への回答を用意して臨みましょう。一つひとつの回答例を参考にオリジナルの回答を用意してみてください。

①これまでのご経歴と併せて自己紹介をお願いします。

面接では最初に自己紹介を求められます。自己紹介を企業が聞く理由は、「要点を押さえて簡潔に自分のことを話せる人間なのか」、「ある程度のコミュニケーション力があるのか」などを見るためです

時間の指定がある場合は、指定通りの分数で伝えるべきですが、指定がない場合は1~3分程度で話すようにしましょう。

中途採用の面接では、自己紹介と併せて経歴を求められるケースが多いです。自分の経歴について、簡潔に伝えられるようにまとめておく必要があります。

経歴と自己紹介を併せて聞かれた場合は、下記の内容を盛り込むようにしましょう。

自己紹介で盛り込むべき内容

  • 名前
  • 面接の時間を作ってもらったことへの感謝の言葉
  • これまでの仕事について説明(会社名・所属部署・業種・業務内容など)
  • 仕事において大切にしてきたことや意識してきたこと
  • 入社の意欲

自己紹介の回答例

初めまして。○○と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。現在は、大学を卒業後に新卒で入社した○○にて、広告の営業を担当しています。

毎月10社ほどの顧客を担当しており、おもな業務内容としては、テレアポで新規獲得、広告の企画や提案、予算管理など幅広い業務をおこなっています。顧客からの信頼の深さが売り上げにも直結するため、問い合わせへの早い対応など丁寧なやり取りを心掛けています。

今回、これまでの営業経験を活かしつつも新たな業務範囲でのキャリアにも挑戦していきたいと思い、応募させていただきました。本日は、よろしくお願いいたします。

②今回転職をしようと思った理由は何ですか?

中途採用の面接では、転職した理由を聞かれる場合がほとんどです。転職活動をしている理由を企業が聞く目的は、「転職理由は他責的ではないか」「転職するという意思決定が本当に適切なのか」などを知るためです。

この質問の回答は、前職で努力したもののどうにもならなかった部分や、自分の心境の変化、将来に対する前向きな成長意欲などをメインで伝えましょう。環境や人のせいにして自分の転職軸をしっかり伝えられない回答では、「自社に入社してもすぐに周囲に不満を持って辞めてしまいそうだ」と面接官に思われ、マイナス評価になりかねません。

ネガティブなことがきっかけで転職を検討した場合でも、その不満の感情の裏には「こんな仕事がしたい」「こういう働き方が自分に合いそう」といった前向きな希望の形があるはずです。

表面的な不満をそのまま伝えるのではなく、自分のなかの根本的な希望に言い換えることで、自己理解の深さが伝わる転職理由になります。以下で回答例を紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

同業種への転職理由の回答例

自身のスキルをさらに発展させ、社会的価値を提供する仕事に携わりたいと考えたためです。現職では、営業職として新規顧客開拓や既存顧客のフォローを通じて、売上に貢献してきました。

この3年間で売上を前年比120%以上に成長させ営業としてのやりがいを感じていますが、今後は数値を追いかけるだけでなく、より価値を提供できる営業になりたい、社会への貢献を意識した仕事に取り組みたいという思いが強くなりました。

そんな時、廃棄物を再利用した商品を開発している御社の事業について知り、強く感銘をうけました。これまでの営業職の経験を活かして、御社の商品や取り組みを多くの人に知ってもらえるよう尽力したいと考え、応募しました。

異業種への転職理由の回答例

自身のスキルをさらに発展させ、社会的価値を提供する仕事に携わりたいと考えたためです。現職では、営業職として新規顧客開拓や既存顧客のフォローを通じて、売上に貢献してきました。

この3年間で売上を前年比120%以上に成長させ営業としてのやりがいを感じていますが、より広い視点から事業全体を動かす役割を担えるマーケティングに挑戦したい、営業で培った、ニーズを汲み取る力を活かしながら社会への貢献を意識した仕事に取り組みたいという思いが強くなりました。

そんな時、製薬業界でのマーケティング職と出会いました。製薬業界では、医療従事者や患者さんのニーズを把握してニーズを満たす製品の開発を進める必要があると思います。これまでの営業の経験を活かして、どんなニーズがあるのかを汲み取り、御社の成長に寄与できると考えたため、応募しました。

転職理由は伝え方のコツを押さえることで企業に好印象を持ってもらうことができます。こちらの記事では、転職理由の伝え方を10個の例文で解説しているので、どのように伝えるべきか悩んでいる人は参考にしてみてください。

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面接で必ずと言って良いほど問われる転職理由。転職理由の考え方、伝え方、注意するべきポイントをキャリアコンサルタントとともに解説します。誰が聞いても納得感がある転職理由に仕上げて、面接で堂々と伝えましょう。

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転職理由の10例文|面接官を納得させて好印象を掴む伝え方を解説

板谷 侑香里

プロフィール

同業種への転職の場合は、キャリアのステップアップであるということを前面に出しながら今までの業務ではできなかった事柄への意欲と貢献できるスキルや経験を伝えましょう。

異業種への転職では、転職理由と今までの仕事がどう活かせるかを中心に、未経験の分野について学ぶ意欲があることと併せて伝えましょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

③当社の志望理由を教えてください。

志望理由もほとんどの企業が聞く質問の一つです。企業が志望理由を聞く目的は、「企業研究がどこまでできているのか」「どれだけ熱意を持って応募してきているのか」「志望理由に納得感はあるか」などを知るためです。

また中途採用では、志望動機と転職の軸との一貫性も見られています。

たとえば、転職の軸として「0から1を生み出す仕事をしたい」「新しいことへの挑戦を応援するような社風の企業が良い」というのを掲げていたとします。

その場合、志望理由としても「アイデアを活かして活躍できる企画職を志望した」「社歴にかかわらずアイデアを提案できる社内制度に惹かれた」などを伝えることで、転職の軸との一貫性があると判断されるのです。

逆に転職の軸と志望理由に一貫性がない回答では、「本当に自社が自分に合っているか確かめられていないのでは?」ととらえられて不合格になる可能性も考えられるため、矛盾なく回答できるようにしておきましょう

志望理由を伝えるポイント

  • 競合他社と比べたときのその企業の強みなどを理解して志望理由に盛り込む
  • その企業でしか自分の希望がかなえられないことを根拠を持って伝える
  • 転職の軸とのつながりを持たせて伝える

志望理由の回答例

御社を志望した理由は、御社が掲げる「イノベーションを通じて業界全体をリードする」という理念に共感したためです。私はこれまで、マーケティング戦略立案に携わり、新規開拓をおこなってきました。

その経験を経て、業種の枠組みの中だけでなく、より広い視野を持って業務に取り組みたいと考えるようになりました。

御社が大切にしている「あらゆる側面から包括的にとらえる」という姿勢は、私が大切にしていきたいことと一致しており、自分の強みを最大限発揮できると考えています。これまでに培った分析力を活かし、御社の成長に貢献していきたいです。

上記の回答例は、企業の理念と自身の経験を結びつけ、志望理由に説得力を持たせており、論理的な構成になっている点が良いです。志望先企業でしか実現できない理由を具体的に示すと、より入社意欲をアピールできます。

④当社ではどのようなスキルを活かして活躍できると考えていますか?

中途採用では、新卒と違い、入社後の教育に割く時間をなるべく減らしたいと企業は考えているため、即戦力になれるスキルがあるかどうかが採用基準の一つです。そのため、企業は応募者の持つスキルがどのようなもので、入社後にどう活躍してくれるかを見極めたいと思っています。

この質問のポイントは、なるべく具体的に伝えて企業に入社後の活躍をイメージさせることです。どのような経験をもとに、スキルを身に付けたのかを伝えられると、過程がわかり仕事への前向きな姿勢もアピールできます

スキルを伝えるポイント

  • スキルを習得した背景から丁寧に伝える
  • スキルをどのような業務でどう活かすのか具体的に伝える
  • 応募した職種に関係性のあるスキルを選んで伝える

スキルについての回答例

私はこれまで学んできたコミュニケーション能力を活かして、御社に貢献できると考えています。私は営業職として、新規顧客開拓や既存顧客のフォローを通じて、顧客の課題を深く理解し、的確な提案をする力を磨いてきました。

御社でも、顧客のニーズを丁寧に把握しチーム全体で対応する姿勢を大切にしているので、私のコミュニケーション能力を役立てられると考えています。

入社後は、チームメンバーや顧客と積極的にコミュニケーションを取り、一人ひとりの強みを活かし、顧客の力になれるよう努めていきたいです。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

⑤入社5年後や10年後のキャリアビジョンについて教えてください。

中途採用の面接では、入社後のキャリアビジョンを聞かれる場合があります。キャリアビジョンを企業が聞く目的は、「入社後長期的に自社で活躍してくれるのか」「自社の求めている働き方と応募者のキャリアビジョンが合っているのか」「自分のことをよく理解して将来のビジョンを明確に持てているのか」などを知るためです。

長期的なキャリアビジョンを答えられないと、入社してもすぐ辞めてしまうのではないかと思われる可能性があるため、事前に回答を用意しておきましょう

キャリアビジョンを伝えるポイント

  • 応募した職種でかなえられるビジョンを伝える
  • 志望企業でかなえられるビジョンを伝える
  • 志望企業が目指す将来のビジョンとマッチするような内容で伝える

キャリアビジョンの回答例

5年後には、御社の中核的な存在としてプロジェクトをリードし、10年後には経営視点を持って組織全体の成長に貢献できる人材になりたいと考えています。

具体的には、御社が推進している有機野菜の販売事業では、5年後に販売戦略の立案に携わり、10年後に事業全体のマネジメントに携わりたいです。

御社ではチーム全体の力を最大限に引き出し、成果を上げる役割を担いたいと考えています。10年後には、マネジメントを通して、御社がビジョンとして掲げている、「有機野菜が当たり前の世の中に」を実現するリーダーになるべく一つひとつの業務に真摯に向き合っていきたいです。

古田 文子

プロフィール

上記の回答例は、ざっくりでも先のことを考えている姿勢は評価できます。後は、どのような方法でその目標に向かって進む予定なのか、組織の成長とは何を指すのか、どう貢献するかを具体的に伝えられると、もっと良くなると思います。

⑥最後に何か質問はありますか?

面接の最後には逆質問の時間が設けられている場合が多くあります。企業が応募者に質問があるかと聞く目的は、「入社のイメージが持てているのか」「自社への興味関心度はどのようなものか」などを知るためです。また、「応募者の疑問を解消して自社への意欲を高めて欲しい」という思いもあります。

逆質問の時間は、10分程度といわれているので、時間を持て余すことのないように、5つほどの質問を用意しておきましょう。逆質問をする際は、待遇面などの企業ホームページ(HP)で確認できる内容を聞いたり、質問はないと回答するのはマイナスの印象になるため避ける必要があります。

また、新卒採用との違いとしては、業務経験のある中途人材ならではの視点で、企業の本質的な部分に対する質問ができているのかなどを見られています

たとえば、「御社は○○という事業に注力されていますが、今後海外への進出などは考えられているのでしょうか? 」など企業の事業について具体的な質問ができると興味や関心度の高さの評価につながるのです。

逆質問の回答例

御社で成果を上げている方々に共通する特徴やスキルなどはございますか?

これから御社で働かせていただくにあたり、そのような方々の仕事の進め方や考え方を参考にして、自身のスキル向上や貢献につなげたいと考えています。

そのほか逆質問の例

  • 社風についての質問
  • 社員の特徴を聞く質問
  • 経営方針や理念に対しての質問

こちらの記事では逆質問の例文を50個紹介しています。好印象の秘訣やNGまで解説しているので、逆質問について知りたい人は参考にしてみてください。

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転職の面接で逆質問を活用すれば、採用担当者に自分の印象を残しやすくなります。この記事では、転職の面接でおすすめの逆質問やNG逆質問の例をキャリアコンサルタントと解説します。自身を効果的にアピールして、選考を突破しましょう。

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既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活では、限られた選択肢の中から自分に合った仕事を見つけることが重要です。しかし、本当に自分に合った仕事とは何か、見つけるのは簡単ではありませんよね?

そこでおすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの個性や強みに最適な仕事、そして、あなたが就活でアピールできるポイントが分かります。

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中途採用の面接は予想外の質問をされることも! 答え方に迷う質問7選を解説

中途採用の面接では、新卒の面接とは違った角度からの質問をされることが多くあります。当日その場で回答するのが難しい質問もあるため、焦らなくて済むように事前に回答を考えておくことが大切です。

ここでは、答え方に迷う質問7選を紹介します。回答例つきで解説しているので、どのようなポイントを押さえておくべきなのか確認しておきましょう。

①入社日の希望や年収の希望はありますか?

中途採用では、仕事をしながら転職活動をおこなっている応募者も多いため、入社日の希望を聞かれることがあります。また、前職または現職の年収を考慮して年収を決める場合もあるため、年収の希望額を聞かれることもあるのです。

入社日や年収の希望を企業が聞く目的はいくつかあります。たとえば、入社日については企業と応募者の希望している時期が一致しているかを確認する目的あります。

入社日について回答する際は、最短で入社できる日を伝えたり、特に希望がない場合は企業の指定に合わせられることを伝えるようにしましょう。

また、年収については応募者の期待値の把握のため、企業の想定年収と応募者の希望がマッチしているかを確認するため、内定後のオファー面談で交渉材料として使用するためなどが挙げられます。

年収について回答する際は、志望している職種の相場の年収額を調べたうえで、自分のスキルや経歴などをすべて考慮した希望年収をしっかりと伝えましょう。的外れな金額ではなく、きちんと自分の現状のキャリアと希望のバランスが取れた回答をすることで、面接官にも納得してもらえる回答になります

入社日や年収の回答例

御社での業務内容や期待される役割に応じてご相談させていただきたいと考えています。これまでの経験として、年間売上目標を常に達成し続けた実績や、チームリーダーとしてのマネジメント経験があります。

こうした経験をもとに、御社の目標達成に貢献し、評価をいただけるよう努めていきたいと考えています。年収に関しては現職を参考にし、具体的な業務内容や責任範囲を伺いながら柔軟に調整させていただきたいと思います。

また、入社日については、現職の引き継ぎ期間があるため、2カ月後の入社を希望しております。

入社日や年収の希望は正直に答えても良いものでしょうか?

板谷 侑香里

プロフィール

希望を言い切らず調整の余地があることを伝えるようにしよう

入社日や年収の希望に関して言い切ってしまうと、交渉や調整の余地がないと見なされて企業の考えとの差が大きかった場合に採用を見送られてしまう可能性があります。

入社日に関しては引き継ぎの期間を考慮して最短で何月何日頃が可能かということと併せて、調整の余地があることを伝えると良いですね。

年収に関しては、現職と同等か少し上がった金額を伝えつつ、「役職や業務内容に応じて相談したい」というように交渉の余地を残して伝えましょう。

スキルや実績があり、大幅な年収アップの希望を伝えようとする際は、希望の年収と併せて根拠を示すことが大切です。

②残業が発生してしまう部署になりますが、その点については大丈夫ですか?

残業に対しての考え方についても企業から聞かれる質問の一つにあります。この質問を企業が聞く目的は、「企業の求める働き方ができるのか」「業務の進捗に合わせてどの程度柔軟に対応できるのか」などを知るためです。

必ずしも残業ができると回答する必要はありません。入社後のミスマッチを防ぐためにも自分の考えをしっかりと持つようにしましょう

残業について回答する際は、過去の経験をもとにどのくらいの残業が可能なのかを伝えたり、必要に応じて柔軟に対応することを伝えられると、企業としては「残業への耐性があるか」「柔軟に対応できるか」などの懸念点がクリアになり、採用に対して前向きな判断につながりやすくなります。

残業についての回答例

はい、問題ございません。これまでの業務のなかでも、特に重要なのはいかに顧客を優先し必要なタスクを完了させるかだと考え、業務をおこなってきました。

御社のIT事業でも、顧客の納期に対してスピーディーに対応することが求められる場面もあるかと思います。そうした状況でも、発生した業務に優先順位をつけて計画性を重視しながらも、顧客の希望に沿うよう必要であれば残業をおこない、貢献したいと考えています。

残業をなるべくしたくないことを伝えるにはどのように伝えれば良いでしょうか?

「業務時間内で効率的に働きたい」と前向きな理由で伝えよう

「残業はしたくありません」とストレートに伝えると、協調性がないと受け取られ、採用担当者の印象が悪くなりがちです。「効率的に働きたい」「業務時間内で成果を出したい」など、前向きな理由とともに伝えましょう。

たとえば、「私は仕事の効率化を意識し、業務時間内に最大限の成果を出すことを大切にしており、基本的には定時内での業務完了を目指しています。ただし、繁忙期や急な対応が必要な場合は、柔軟に対応する姿勢も持っています」と伝えると、協力する意思を示しつつ自分の希望を伝えることができます。

また、残業削減を推進している企業であれば、「御社が取り組まれている働き方改革に共感し、私も効率的な働き方を実践したいです」と企業の方針と結びつけると、印象が良くなります。

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③ほかには何社ほど受けていますか? そのなかで当社の志望度はどのくらいですか?

面接では、転職活動の状況や志望度を聞かれる場合が多くあります。企業がこの質問をするのは「応募者の選考状況を確認して採用を急ぐべきか判断したい」といった意図があるためです。

中途採用は新卒と違い、なるべく早く次の会社を決めたいと考えている人も多くいます。そのため、最終面接まで進んだ応募者がすでに他社の内定を保持している場合、急いで最終決断を伝えないとほかで内定承諾をしてしまうかもしれないのです。

また、企業は自社への志望度が高い人を採用したいと思っているため、企業はこの質問を聞くことで応募者の志望度も確認しようとしています

この質問への回答は、正直に現状の選考状況を伝えましょう。そのうえで企業への志望度の高さをアピールできると、マイナスな印象になることはありません。志望度を伝える際は、どのような部分に魅力を感じているのかを盛り込むとさらに良い評価につながります。

選考状況の回答例

現在、御社を含めて数社で選考を進めています。ただ、そのなかでも御社を第一志望としています。理由としては、御社が掲げている顧客ファーストの姿勢に共感しているからです。

私はこれまで販売員として顧客の声を聞き、信頼関係を築くことを大切にしてきました。御社の取り組みとしても、地域住民の生の声を聞くことを大事にされているため、これまでの経験を活かし、貢献できると考えています。

こうした理由から、他社も検討していますが御社が最も志望度の高い企業でございます。

④周囲の人からはどのような性格だと言われることが多いですか?

周囲の人からどのように言われるかについても面接でよく聞かれる質問の一つです。性格について企業が聞く目的は、「応募者が自分自身をどのくらい理解できているのかを知るため」「自社の求める人物像と合う人間なのかを確認するため」「周囲の人との関係性からコミュニケーション力があるのかを判断するため」です。

中途採用では、入社後すぐに現場に配属されることが多いため、社内の人とどのようなコミュニケーションが築ける人なのか、対人関係に問題がなく社内になじめるのかなどを新卒時より重視されています

性格を聞かれた際は、自分の性格を偽る必要はないですが、募集ポジションで求められている人物像にマッチした内容で回答することで、より良い評価につながるのです。また、抽象的なエピソードだと「本当に周りの人からそう見られているのかな? 」と面接官に疑問を持たれてしまうため、なるべく具体的なエピソードで話すようにしましょう。

回答例

周囲からは、「責任感が強く、冷静な判断ができる人」と言われています。これまでの職場では、プロジェクトの進行管理やトラブル対応など、チームをまとめる役割を任されることが多くありました。その際、状況を客観的にとらえながら最適な判断をすることを大切に取り組んできました。

たとえば、直近では納期が迫るなかで発生したトラブルに対して、関係者と素早く連絡を取り合い、スケジュールを調整したことで無事に納期通りに間に合わせることができました。

御社でも冷静な判断力を活かし、チームの目標達成に貢献していきたいと考えています。

⑤仕事において大事にしていることは何ですか?

中途採用ならではの質問の一つに、仕事において大事にしていることを聞かれる場合があります。仕事への考え方について聞く目的は、「応募者が仕事において大事にしている価値観や仕事に取り組む姿勢はどのようなものか」「企業の大事にしている価値観とマッチしているか」「募集ポジションで重要となる価値観を持っているか」などを知るためです。

中途採用は即戦力採用となるため、仕事に対しての向き合い方を企業は重視する傾向があります。自分の仕事の価値観を振り返っておきましょう。

仕事で大事にしていることを聞かれた際は、どうしてその価値観を大切にしているのかがわかる具体的なエピソードを盛り込んだり、応募企業で求められている価値観と一致させられると面接官も納得のできる内容になります。

価値観の回答例

仕事において大事にしていることは、顧客やチームとの信頼関係を築くことです。信頼があってこそ、顧客の課題を解決し、チームの目標も達成できると考えています。そのために、相手の立場に立って考えることを意識しています。

たとえば顧客対応のなかで、表面的な悩みだけでなく、潜在的に悩んでいることをしっかりヒアリングし、提案をおこないました。また、チーム内ではこまめな報連相を心掛け、業務が円滑に進むよう意識しました。

御社でもメンバーや顧客と信頼関係を構築し、チームで顧客満足度を高められるよう取り組んでいきたいと考えています。

古田 文子

プロフィール

仕事に限らず何を大切にするかは人によります。熱量があるかどうかはさておき、まずは自分が仕事に何を求めているのかを紙に書き出して言語化し、自分が理解、納得したうえで働けているかどうかを確認してみましょう。

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⑥これまでの業務で上司からどのようなフィードバックを受けたことがありますか?

中途採用の面接では、これまでの業務について質問をされます。企業が聞く目的は、「応募者がフィードバックを通して自分の弱みをどれだけ理解して、どのように改善してきたのか」「フィードバックを受けた際にどのような受け取り方をしたのか」「フィードバックを受けて柔軟な対応ができたのか」などを把握するためです。

どんな人でも一度はフィードバックを受けたことがあると思いますが、突然聞かれると思い出せない可能性があります。これまでどんなフィードバックを受けたことがあるのか、そのときにどんな対応をしたのかを振り返っておきましょう。

フィードバックの内容について回答する際は、どのような場面でどのようなフィードバックをもらったのかを具体的に伝えることを必ず意識してください

そのうえで、フィードバックに対してどう対応したのか、どのように課題を改善し成長につなげられたのか、などを伝えられると誠実に仕事と向き合う姿勢や向上心を示すことができます。

過去のフィードバック内容についての回答例

上司からは、優先順位を明確にすることで効率的な成果を上げられる、というフィードバックをいただきました。

複数のプロジェクトを担当していたときに、どれから着手するかを決めず、とにかく目の前の業務に取り組むという時期があり、残業時間が増えて業務が圧迫していました。

しかし上司からこのフィードバックをいただき実践したところ、本当にやるべきことに注力して仕事に取り組め、残業時間も半分以下に減り、納期ギリギリではなく、品質も担保しながら余裕を持って納品できるようになりました。

こうした学びを御社でも活かし、より多くの業務に取り組めるようタスクマネジメントを徹底したいと考えています。

上記の回答例は、自身の課題を具体的に示し、上司のフィードバックを活かして成長した過程を明確に伝えている点が良いです。企業側は、転職入社後の業務でも学びを活かして適用できる柔軟性と応用力があるかを重視しています。

⑦仕事での成功体験と失敗体験を教えてください。

仕事での成功体験と失敗体験についても中途採用の面接で聞かれる質問の一つです。

この質問をする企業の目的は、「成功と失敗の体験それぞれで応募者がどのようなアクションを起こしたのか」「自分の強みと弱みを理解できているのか」「アクシデントに対して柔軟な対応ができているか」「企業に利益を生み出せる人間なのか」などを見ています。

面接官がイメージしやすいように、なるべく具体的に伝える必要があるため、過去の仕事を改めて振り返って成功と失敗を整理しておきましょう。

成功体験について回答する際は、成功までにどんな工夫をしたのか、社内でどのような評価につながったのかを伝えることを意識してください。失敗体験については、どのような壁にぶつかり、その課題をどう乗り越えたのか、失敗からどのようなことを学んだのかを伝えましょう。

それぞれの体験から得た学びを今後どのように仕事に活かしていくのかを伝えられると、過去の経験を自社で活かして働いてくれると良い評価につながります

成功体験と失敗体験の回答例

私の成功体験は、営業チームのリーダーとして、新規顧客獲得数を増やし、売上目標を150%達成したことです。

市場調査を徹底した結果、顧客のニーズに沿った提案ができるようになりました。そのノウハウをチームにも落とし込んだため、多くのメンバーの結果を伸ばすことができ、売上目標の達成につながりました。

一方失敗体験としては、メンバーのマネジメントをおこなう際、私の意見を強く主張しすぎたため、離脱するメンバーが発生したことです。このことから、自発的にプロジェクトに取り組んでもらうことが大切だと気づき、コーチングを学びながら実践しています。

御社では一つのことに徹底的に取り組む姿勢を大事にし、失敗した経験から学んだマネジメントも改善していきながら、チームの結果に貢献できる人材として活躍したいと考えています。

前職を2年間の実務経験のなかで、面接で話せるような失敗体験が特にありません……。

板谷 侑香里

プロフィール

大きさは関係なくそこから何を学びどう成長したのかが大切

必ずしも大きな失敗である必要はありません。小さなミスや想定通りにいかなかったこと、戸惑ったことなどを失敗に置き換えても構いません。

企業側が面接で失敗体験の質問を通して聞きたいことは、失敗体験そのものよりもそこからの学びや成長、同じ失敗をしないための再発防止にまつわる工夫や改善策などです。

それらを通して、どのような人なのか、人となりを探ろうと考えていることが多いです。

新卒の面接とどう違う? 中途採用面接で企業が見ているポイント

新卒の面接と中途の面接では、企業が見ているポイントが違います。実務経験のない新卒の採用は、応募者のスキルの高さよりも、将来の活躍を期待できるかどうかを重視したポテンシャル採用を導入している企業が多いです。

一方、中途採用では、「短期で辞めるリスクがない人間なのか」「自分の考えを持って行動できる人間なのか」「即戦力になる人間なのか」など応募者本人の能力の高さや定着率などが面接で重視されます。

ここでは、中途採用の面接で企業が見ているポイントについて具体的に解説します。中途採用の面接ではどういったことを意識してアピールするべきなのか、面接対策をおこなう前にしっかり確認しておきましょう。

退職・転職理由に納得感があるか

中途採用の面接では、退職理由や転職理由を聞く企業が圧倒的に多いです。この回答内容から、企業は応募者が他責思考を持っていないか、退職して転職することが正しい判断だったのかなどを見ています

たとえば、「上司と意見が合わなかったため」「やりたいことができなかったため」「給料が見合っていないと感じたため」などの理由を伝えてしまうと、「周囲の環境や人のせいにする他責思考を持つ人なのではないか」と懸念されてしまう可能性が高いです。

企業は自分の行動に責任感を持ち、前向きに仕事に取り組み、成長していける人材を採用したいと思っているため、他責思考の人はマイナス評価につながります。一方、「新しい業務に挑戦したい」「専門性をより深めていきたい」などのキャリアアップにつながる内容であれば、面接官も納得感を持って受け入れることができるのです。

また、話のなかで違和感や矛盾点がないかも見られています。たとえば、「新しい業務に挑戦したい」と話しているのに、「それがどんな業務でなぜそれに挑戦したいのか」などの質問に対して的確に答えられないと「本当の理由は別にあるのでは?」と疑問を持たれてしまいます。

退職理由や転職理由は、自分の気持ちに一貫性を持たせることを意識して準備しておくことで、採用担当者からの深掘り質問にも詰まることなく答えることができるのです。

古田 文子

プロフィール

転職理由を伝えるコツとして、「成長できる場を探している」といった他責思考に捉えられる伝え方ではなく、「自己成長や新たな挑戦への意欲」を強調することで、他力本願な印象は持たれにくくなります。

転職の軸が明確になっているか

転職の軸は、仕事においてどんなことを大切にしているのか、今後どうなっていきたいと考えているのかなどを示すための大切な要素です。企業側は、応募者が自分のなかで軸を持って転職活動をしている人なのか、はたまた明確な軸がなく勢いで転職活動をしている人なのかを確認しています。

そのため中途採用の面接では、応募企業では自分の求める働き方ができるのか、どのようなキャリアプランがかなえられるかなどを考えたうえで、企業の特徴と自分の理想がマッチしていることを伝えましょう。

良くない例として、夜勤が必ず発生してしまうような業種において「日勤希望です」と伝えてしまうと、企業としては自社でかなえられない働き方を希望されているわけなので、採用に積極的にはなれません。

また、転職の軸については、退職理由との一貫性があるかも企業は重視しているため、退職理由で述べた希望と転職の軸としている自分の希望に矛盾がないように意識しましょう

そうすることで、自分なりの目的意識や軸をきちんと考えたうえで前向きに転職を検討していることが採用担当者に伝わり、高評価を得ることにつながります。

転職の軸は大切だと理解できていても、いざ考えてみるとなかなか定まらない……という人もいると思います。こちらの記事では、イラストでわかりやすく軸の見つけ方を解説しているので、見つけ方を知りたい人は参考にしてみてください。

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過去~現在までにどんな思考や行動をしてきたのか

中途採用の面接では、「なぜ前職を選ばれたのですか?」「なぜこのタイミングで転職をしようと思ったのですか?」などの質問から、応募者がどのような思考を大切にしてきたのかを確認しています。

その回答から、自社に入社後にどんな考え方でどんな行動をしていくのかをイメージしようとしているためです。

中途の従業員は、新卒のように長い時間をかけて研修を受けるのではなく、具体的な業務は現場に入って覚えていくのが一般的です。そのため、企業は入社後に自社でどのように働いてくれるのか、自分で考えて行動する力を持っているのかなどを面接で判断する必要があります。

「過去から現在までの成長過程を知って今後期待できる人間なのか知りたい」「物事への向き合い方を知って自社でも活かせる思考力を持っているのか知りたい」と企業は思っているので、自分の思考や行動パターンを整理しておく必要があります。

企業によっては、新卒の就活から遡って深掘りされることもあるため、自分の意思決定のタイミングを改めて振り返っておきましょう

自社でも再現できるスキルを持っているか

中途採用の面接では、これまでの仕事の経験や現在の仕事についてヒアリングをおこない、自社に入社後に再現できるスキルを持っているのかどうかを確認しています。

たとえば、応募者が「営業職で1顧客の売り上げが50万円だったところを、改善提案をおこなったことで100万円に増額できた」という成功体験を伝えたとします。

そこから企業は「どのような改善施策をおこなったのか」「どのようなことが成功につながった要因だと考えているか」「その体験からどのような学びを得たのか」などを深掘りして、その人の持つスキルが自社でも活かせるものなのかを見極めていくのです。

入社後にも再現できるスキルがあると判断されると、貢献力の高い人材としての評価につながります。そのため、応募先の企業で活かせるスキルがあるのか、そのスキルはどのような経験から身に付いたのかなどを整理しておきましょう

転職活動で活かせるスキルが自分にあるのかわからないと不安になりますよね。特定の業務に打ち込んだことがない場合に転職活動の評価が下がるのかについての質問にアドバイザーが回答しているので、気になる人は参考にしてみてください。

一緒に働くうえでの人間性に問題はないか

転職活動の面接では、話し方や面接に臨む姿勢をヒントに、人間性に問題はないかを見ています。

中途採用では、新卒時のように、同期と一緒に研修を受けてから配属先が決まるのではなく、入社直後からチームの一員として参加することになるため、企業は中途採用の面接において、応募者が社内になじめそうか、確実に一緒に働きたいと思えるか、などを見極める必要があるのです。

また、企業は長期的に活躍できる人を採用したいと考えているため、「企業の価値観にマッチしているのか」「対人スキルに問題はないか」「感情のコントロールができるのか」なども面接で重要視されています。

つまり、どれだけ素晴らしい実績や経験を持っている場合でも、一緒に働くうえで問題があると判断されれば選考通過は難しくなるのです。面接官に一緒に働きたいと思わせられるような態度を心掛けましょう。

板谷 侑香里

プロフィール

新卒の場合は、将来性を見込んでの「ポテンシャル」を重視した採用となりますが、中途の場合は「即戦力」として社内で比較的短期間の間に活躍できるかどうかを見込んでの採用となります。

周囲とコミュニケーションを取りながら柔軟に対応できる素養を見極められています。

前回の就活または転職活動について自分で振り返りができているか

転職活動をしている人は、何か理由があって活動をしているはずです。そのため、企業は「今回の転職でもまた同じ理由で退職してしまうのではないか?」という目線を持ちながら面接をおこなっていることが考えられます。

面接官は、応募者が自分の過去についてどれだけしっかりと向き合えているのか、そこからどんなことを学び、自分の成長につなげているのかを面接の受け答えから見極めています

「過去の反省を活かして成長につなげられる人なのか」「今回の転職活動ではどのようなことに気を付けているのか」などを確認されているため、自分の言葉で前向きに伝えられるようにしましょう。

企業としては、入社した人には長く勤めてほしいと考えています。そのため、初めての転職活動の場合は新卒時の就活について、2回目以降の転職活動の場合は前回の転職活動についての振り返りができているのかを見られているという意識を持つことが大切です。

過去の反省を活かして、今回の転職活動に臨んでいる姿勢をアピールしましょう。

離職期間・早期離職はマイナスに働く? 挽回の秘訣も就活のプロが解説

転職活動をしている人のなかには、「前職を退職してから時間が経っているけど大丈夫かな」「前の会社を入社してから半年で辞めてしまったから転職には不利なのかな」など離職期間や早期離職について不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

離職期間や早期離職についての不安を抱えたままだと、自信を持って面接に臨むことができません。

ここからは、就活のプロである隈本さんが、離職期間と早期離職が中途採用の面接でマイナスに働くのかについて解説します。挽回する方法についても解説しているので、参考にしてみてください。

アドバイザーコメント

ネガティブな理由をポジティブな理由に変換して伝えよう

企業は、面接で離職期間や早期離職の理由を確認し、「計画性のある転職だったのか」「すぐに辞めるリスクはないか」を評価します。

短期間での転職を繰り返していると、「またすぐに辞めてしまうのでは?」という疑問を持たれがちです。しかし、明確な理由と今後の意欲をしっかり伝えれば、マイナス評価の挽回も可能です。

まず、「なぜ辞めたのか」ではなく、「今後どうしたいのか」にフォーカスして伝える意識を持ちましょう。たとえば、「前職の環境が合わなかった」とネガティブな話をするのではなく、「より専門性を高めるために転職を決意した」「新しい業界に挑戦し成長したい」など前向きな理由への変換が大切です。

離職期間では次のキャリアへの準備をしていたことをアピールしよう

次に、離職期間のポジティブな行動もアピールにつながります。勉強や資格取得に取り組んでいたことを伝えれば、「成長意欲があり、ブランクを有効活用できる人材」と評価されます。

何もしていなくても、業界研究や自己分析をおこない、「次のキャリアのために準備をしていた」と伝えるなど、前向きな行動力があることを伝えましょう。

また、転職の軸を明確に伝えることも重要です。「今後は○○のスキルを活かし、御社で○○の分野に貢献したいと考えています」など、具体的なキャリアプランを示しましょう。

中途採用の面接では事前準備が必須! 必ず対策しておくべきこと5選

中途採用の面接を攻略するには事前対策が重要です。面接官は、応募者自身の人柄や価値観、仕事に対しての向き合い方や考え方など、さまざまな観点から合否を判断しています。

ここでは、面接前に必ず対策しておくべき5選について紹介します。5つの対策を完璧にしておくと、面接当日の深掘り質問にも迷わず答えることができるので、一つひとつ確認しながら、自分に足りていない対策を進めていきましょう。

①仕事の価値観や意思決定の基準を明確にする

中途採用では新卒とは違い、実務経験がある状態で面接を受けることになります。そのため、仕事に対する向き合い方や仕事においてどんなことを大切にしているのかなどを面接中に聞かれることが想定されるので、しっかりと自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

仕事の価値観を知ることで、企業は自社の求める人物像とマッチしているのかを見ているのです。

自分のなかで仕事の価値観を明確にできていないと、面接で「仕事において大切にしていることはなんですか?」と聞かれても答えられず、企業から「仕事に対して真摯に向き合っていないのでは?」「自分のキャリアについて深く考えず転職しようとしている」とマイナスな印象を持たれてしまうかもしれません。

また、新卒での就活のタイミングや転職をしたタイミングなどの意思決定の基準も深掘りされる場合があるので事前に振り返っておきましょう。そうすることで、意思決定の一貫性や大切にしている軸などを面接でしっかりと伝えることができ、良い評価につながります

②どんな業務経験からどんなスキルが身に付いたかを振り返る

中途採用では、即戦力となる人材を求める企業が多いです。そのため、応募者の持っているスキルについて深掘りされる傾向があります。

スキルについて回答する際は、どのような業務経験からスキルを身に付けたのかを伝えられると信憑性が深まり、面接官も納得感を持って聞くことができるのです

「私はコミュニケーション力があります」と伝えるだけでは、根拠となるエピソードがなく面接官も「本当にその能力を発揮できるのかな?」と疑ってしまいます。そのため、どのような業務経験からそのスキルを身に付けたのかを具体的に伝えるようにしましょう。

たとえば、「私は、新規顧客開拓や既存顧客のフォローを通じて、顧客の課題を理解し、的確な提案をする力を磨いてきました。入社後はこのコミュニケーション力を、顧客対応の際だけでなく、営業施策の立案などの部分でも活かしたいと考えています」などと伝えられると信憑性が高まることに加え、入社後の貢献力もアピールできます。

③3年後・5年後など長期的なキャリアプランをイメージする

中途採用では、頻出質問の一つに長期的なキャリアプランを聞かれることが挙げられます。そのため、3年後や5年後などに自分がどうなっていきたいかを明確に持っておく必要があるのです。

キャリアプランを自分でしっかりと持っていることを面接でアピールできると、「入社後に長期的に貢献してくれる人材」、「自己成長に前向きで仕事に熱心に向き合ってくれる人材」など良い評価につながります。

一方、キャリアプランが不明確な場合は、「入社しても短期で辞めてしまうのではないか」「仕事に熱量を持って働いてくれないのではないか」と不安要素として受け取られてしまう可能性があるのです。

応募企業でかなえられるキャリアパスを確認しておき、企業で長期的に働く意欲があることをしっかりとアピールしましょう

たとえば、「5年後には、中核的な存在としてプロジェクトをリードし、10年後には経営視点を持って組織全体の成長に貢献できる人材になりたいと考えています」などのように伝えられると入社後のイメージがしっかりと持てていることがアピールできます。

新卒の面接でもキャリアプランは聞かれますが、中途採用の面接のキャリアプランも同じで大丈夫ですか?

古田 文子

プロフィール

社会経験を活かした具体的なキャリアプランを伝えよう

新卒の面接で答えたキャリアプランがどのようなプランかにもよるため、そのままで良いかどうかは人によります。

それを踏まえたうえでできるアドバイスがあるとすれば、中途採用の面接では、もう少し具体的かつ現実的なプランを求められることが多いということです。

そのため、新卒の面接で答えた内容が、社会経験が乏しいゆえのざっくりしたものであるなら、大筋を変える必要はありませんが、内容を掘り下げたものを答えるほうが良いですね。

また、新卒と違って中途採用の場合、多少は社会経験があるのですから、その部分をどう活かすのかを加えることを忘れないようにすると良いかもしれません。

④企業の特徴が自分の仕事観や希望と合っているかをすり合わせる

企業の特徴と自分の仕事観をすり合わせておくことも大切です。企業の大切にしている価値観や目指す方向性と自分の希望が一致していないと、入社後にギャップを感じてしまい、意欲的に仕事に向き合えなかったり、早期退職につながる可能性があります

また企業から見ても、自社の社風や価値観と応募者の仕事観が一致しているのかは非常に重要です。一致していないと社風になじめず早期離職のリスクが考えられるため、企業は採用を躊躇してしまう可能性があります。

どのような点をすり合わせておくべきなのか悩む人は、下記の内容を確認しておきましょう。

すり合わせておくべき内容

  • 応募企業ではどのような文化を大切にしているのか
  • どのような業務の進め方を推奨しているのか
  • どのような成長機会が提供されているのか
  • ワークライフバランスはどのくらい重視されているのか

すり合わせるために、企業のHPやSNS、口コミサイトなどを活用して事前に情報収集をしておいたり、自分の仕事観や希望を整理しておきましょう。

自分が仕事においてどんなことを大切にしているのか、どんな働き方がしたいのかなどを自己分析を通して明確にしておくことで、企業の特徴と自分の価値観のすり合わせがスムーズにできます。

⑤応募先で前職の経験やスキルが示せるポイントを見つける

中途採用は今後のポテンシャルに期待するというよりは、現在のスキルを活かしてすぐに即戦力として活躍できるかを見られています。そのため、応募先企業で活かせる経験やスキルを企業にアピールすることが大切です。

たとえば、現在営業職をしているが転職してマーケティングに挑戦したいと考えているとします。その場合は、「営業職として身に付けた顧客のニーズを汲み取る力や課題解決力をマーケティング職でのニーズの把握や市場の課題の解決に活用していきたい」などと伝えられると企業にアピールすることができます。

自分の持っているスキルと応募先企業で必要とされるスキルをリンクさせて考えてみると、どのスキルがアピールポイントとして活用できるかが見えてきます

応募先ではどんな経験やスキルが必要とされているのかを企業研究して、活かせるスキルを見つけてみましょう。

高評価を狙うには? 中途採用面接でのアピールのコツ3つ

高評価を狙うには? 中途採用面接でのアピールのコツ3つ

  • 企業の理念や方針を理解し貢献していきたい意欲を伝える
  • 自分のスキルや経験が入社後にどのような形で体現できるかを示す
  • 職務経歴書に記載した実績などの数値を口頭でも説明できるようにする

ここまで、中途採用の面接での回答ポイントや事前に対策しておくべきことなどを紹介してきました。しかし、どれだけ事前の対策が完璧でも面接当日にしっかりアピールできないと意味がありません。

ここからは、面接当日にアピールできるコツを3つ紹介します。事前の対策ができた人は最後にこの章を確認して自信を持って当日を迎えましょう。

①企業の理念や方針を理解し貢献していきたい意欲を伝える

中途採用では、新卒以上に企業理解ができているのかを見られています。中途採用の応募者は、一度は自分で希望した企業を何らかの理由で離れようとしているわけなので、企業は「また辞めてしまうリスクはないか」「自社の特徴や理念に納得したうえで勤めてくれる人材なのか」などが気になる点として挙げられるのです。

たとえば、「御社の掲げられている”地域の笑顔を守るのが我々の使命”という理念に大変共感いたしました。私の大切にしている価値観の一つに”人の役に立つ仕事に真摯に向き合う”というのがあるので、この気持ちをこれからも大切に、御社の一員として貢献していきたいと考えています」のように伝えられると価値観の一致をアピールできます。

企業の理念や方針を理解したうえで応募してきていることがわかると、企業としては、志望度の高さを感じることができ、長期的に活躍したいという意欲のある人材として評価されることにつながります

②自分のスキルや経験が入社後にどのような形で体現できるかを示す

これまでの仕事での経験やスキルを振り返り、応募先企業で活かせるスキルを見つけられたら、そのスキルをどのように体現できるのかを示す必要があります。

入社後にどのような形で体現できるのかを示すことができると、応募企業の職種についての理解の深さや入社後のイメージを自分なりに持てていることが伝わり、「志望意欲が高い」という評価につながる可能性があるのです。面接では、なるべく具体的に伝えることを意識しましょう。

たとえば、「前職では、マーケティング部署に所属し、顧客分析や市場調査をメインにおこなってきました。御社に入社後は、商品開発部の一員として何が求められているのか常に追い続け、消費者に求められる商品の開発に貢献したいと考えています」のように伝えることで、入社後の働く姿勢や入社の意欲をアピールできます。

入社後の活躍イメージを示す際は、具体的な業務内容や成果を想定し、自分の経験と結びつけましょう。ただ「活かせる」だけでなく、「どの業務でどのように貢献できるか」を伝えると、企業側も採用後の姿をイメージしやすくなります。

③職務経歴書に記載した実績などの数値を口頭でも説明できるようにする

中途採用では、履歴書と一緒に職務経歴書の提出をおこなう場合が多いです。面接では、提出書類の内容に沿って面接されることがあるため、口頭でも説明できるようにしておきましょう。

たとえば、「前職の営業職で年間目標の150%を達成しました」という内容を職務経歴書に記載していた場合は、面接で年間の目標金額や実際の達成金額について聞かれたり深掘り質問をされる可能性があります。

そのような質問に対してもしっかりと説明できると、提出書類を作成する段階からすでに面接でアピールしたいこととして実績を整理・準備できているととらえられ、評価につながるのです。職務経歴書に書いた内容については、面接前に再度確認しておくようにしましょう。

中途採用ではできていて当たり前! 面接時のマナーや服装も確認しよう

新卒採用でも面接時のマナーは重視されていますが、それ以上に中途採用では見られています。社会人経験がある分、常識のある立ち振る舞いはできて当たり前だと厳しい目でチェックされるのです。

就活でマナーや服装についてしっかり理解していた人も時間が経って忘れてしまっている部分があるかもしれません。面接に臨む前に改めておさらいしておきましょう。

面接当日までに確認しておくべきこと

  • 面接に必要な書類や持ち物
  • 面接当日の服装
  • 面接の入退室のマナー

板谷 侑香里

プロフィール

中途採用の場合は、すでに基本的なビジネスマナーは身に付けているという前提のうえで、即戦力として活躍が期待される人材を採用します。

企業の一員として社内外の人とかかわる際に基本的なビジネスマナーが身に付いていないと、企業の信頼に影響を与えてしまうのでマナーや服装については厳しく見られています。

こちらの記事では、面接の基本的なマナーについて解説しています。記憶が曖昧な人は、面接前に確認しておきましょう。

持ち物
面接に必須な持ち物12選! あると役立つアイテムも紹介

服装
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅

入退室のマナー
対面面接のマナー|入退室の流れからミスのリカバリーまで解説

中途採用の面接は納得感が重要! 深掘り質問への対策をして内定を獲得しよう

中途採用の面接では、新卒の就活とは違った角度からの質問が飛んできます。一つひとつの質問への回答で、面接官に納得してもらうことを意識することが大切です。面接官の「どうして?」「どのように?」などの疑問を解消できるように、事前に自己分析を徹底しておきましょう。

中途採用は、事前の対策が必須です。仕事をしながらの転職活動などで、忙しく時間がないかもしれません。ですが、手を抜かずしっかりと転職活動に向き合うことで自分にピッタリな企業への就職をかなえられます。入社してから「こんなはずではなかった」とならないように今頑張って向き合いましょう。

アドバイザーコメント

中途採用の面接ではマナーや回答内容などを厳しくチェックされる

新卒の面接では「初々しい」「経験が乏しいから仕方がない」で大目に見てくれていた部分が、中途採用の面接では許されない可能性が高くなると考えておいた方が良いです。

社会人年数が短い場合や、職歴が少ない場合は多少許されるところもありますが、それなりに経験があると判断された場合は、容赦なく手厳しくさまざまなものを求められます。

ビジネスマナーに始まり、企業研究や自己理解、志望動機の伝え方など、「できていて当然」とばかりにチェックされます。自分のビジョンやキャリアプランもスムーズに答えられるようでないと、「経験があるわりには説得力に欠ける」といった印象を与えてしまいます。

企業の求めている回答ができるように転職理由などはしっかり整理しておこう

退職理由や転職理由は、内容によっては本当のことを伝える必要はありませんが、企業が求めている良い印象を与えられる回答ができるように整理してから臨むようにしましょう。

中途採用の面接は、自分の経験やスキルをしっかりアピールする絶好の機会です。一度は就職した経験があるのですから、自信を持って臨みましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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