職歴なしでも就職できる! ビハインドを脱却して成功を収める方法

職歴なしでも就職できる! ビハインドを脱却して成功を収める方法のサムネイル

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 鈴木 洵市

    ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook

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  • 隈本 稔

    職りんく運営者 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19041711)/性格応用心理士1級/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Facebook

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  • 小峰 一朗

    保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20009724) / トラストコーチングスクール認定コーチングスキルアドバイザー / システムエンジニア・プロジェクトマネジメント・品質保証コンサルタント SNS:ブログ/note/X(旧Twitter)

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この記事のまとめ

  • 職歴なしでもネガティブ面を払拭してアピールすれば就職は十分可能
  • 職歴なしの人が就活を成功させる4ステップを解説
  • 職歴がない場合の応募書類の書き方や面接での答え方もマスターしよう

「アピールできる職歴がない……」。応募書類の職歴欄を見て、焦る人は多いのではないでしょうか。「職歴なしだと書類選考は通過できないのだろうか。」「たとえ書類選考に通っても面接で突っ込まれる?」とさまざまな不安が頭をよぎると思います。

結論から言えば、たとえ職歴がなくても希望の企業に就職できる可能性は十分にあります。段階を踏んで丁寧に対策し、応募種類、面接それぞれでコツをつかみ、内定をつかみましょう。

記事では、キャリアアドバイザーの鈴木さん、隈本さん、小峰さんとともに、職歴なしの人が就活をスムーズに進める方法を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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職歴なしでも就職可能! 書類や面接でネガティブ面を払拭するアピールをしよう

「職歴がないことがネックになり就職できないのではないだろうか」。既卒の人は、そう不安に感じる人もいるかもしれません。結論から言えば、職歴なしでも就職は十分可能です。

鈴木 洵市

プロフィール

職歴なしの人を採用する可能性はあります。企業が採用活動を継続しているということは、求める人材を採用できていないからです。企業の求める人物像に近ければ採用の可能性が高まります。

ただ、企業側からネガティブな印象を持たれがちなのも事実です。そこで、ネガティブ面を払拭するアピールの工夫が必要になります。

記事では、まず職歴なしの定義を解説。そもそも自分が職歴なしに該当するのか改めて確認しましょう。そのうえで、職歴なしの人が選考を突破する4つのコツを解説します。ここで解説する内容を念頭に入れて就活を進めましょう。

職歴なしの人が確実に就活を突破するためには、人事が抱く傾向にある懸念を払拭し、応募書類や面接で工夫してアピールすることがおすすめです。履歴書、職務経歴書の書き方や面接での答え方を解説するので、参考にして選考に備えましょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

そもそも職歴なしとは

「アルバイトなら経験したことがあるけど職歴になるのかな」「契約社員になったことはあるけど職歴に入るのだろうか」。そもそも自分が職歴なしに該当するのか、よくわかっていない人もいるかもしれませんね。

職歴とは、学校卒業後の契約社員、正社員としての経験であり、アルバイトは職歴に入りません

ただ、書類上に職歴を書く場合、契約社員未満の経歴を書いてはいけない決まりはありません。

就活は、自分を企業にアピールする場です。できるだけ自分のことをアピールするべきなので、アルバイト経験があるのであれば、職歴として履歴書の職歴欄や職務経歴書に書くことをおすすめします。

職歴なしの人に対する企業の懸念

職歴なしの人に対する企業の懸念

  • 忍耐力が不足しているのではないか
  • ビジネスマナーが不足しているのではないか
  • ビジネススキルが不足しているのではないか
  • コミュニケーション能力が不足しているのではないか
  • 入社してもいつか離職してしまうのではないか
  • 何か重大な事情があるのではないか

職歴なしの人も就職することは可能といえど、企業側がマイナスのイメージをまったく抱かないわけではありません。

これらを払拭したうえでなければ、どのようなアピールも企業に刺さらないことも多くあります。

ここからは、企業側が職歴なしの人に抱きがちな懸念を解説するので、企業の視点を意識し、選考でどうアピールすべきかイメージしていきましょう。

忍耐力が不足しているのではないか

既卒の場合、新卒採用もしくは中途採用として応募することになりますが、中途採用として応募する場合、ほかの職歴がある人材と比較されることになります。

すると、なんらかの就業経験がある人の方が、仕事でつらいことがあっても逃げ出さない忍耐力があるとみなされるケースがあります。

仕事では大変な思いやつらい気持ちになることも多くあり、一定の忍耐力が必要です。職歴なしの人は、就職経験がある人と比較すると、仕事の忍耐力が不足し、途中で投げ出してしまうのではないかと懸念されることがあるのです

忍耐力に自信があるなら、積極的にアピールすべきです。自己PRで忍耐力の強みを伝える方法はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文17選! 自己PRで企業が求める忍耐力をアピールするコツ

ビジネスマナーが不足しているのではないか

職歴がない人は、就職経験がある人と比較し、基本的なビジネスマナーが不足しているのではないかと懸念されることもあります。ビジネスマナーとは、身だしなみや挨拶、言葉遣いなどが挙げられます。

就職経験がある人は、マナー研修を受けたり、先輩の姿を見て自然とマナーを身に付けていることが多くありますが、職歴がない人はなかなかそのような機会を得られませんよね。

そのような実態から、職歴がある人と比較し教育コストがかかるのではないかと、採用を懸念されるケースが多いのです

ビジネスマナーがあることを示すなら、まずは面接のマナーを守って行動することが重要です。面接のマナーはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
面接マナーを攻略! 不合格を避ける基本からWeb対策まで完全網羅

ビジネススキルが不足しているのではないか

職歴がない人は、職歴がある人と比較し、PC操作や文書作成などの基本的なビジネススキルが不足しているのではないかと懸念されることも多くあります。

新卒採用として応募するのであればビジネススキル不足は大きな問題にはなりませんが、中途採用として応募すると、スキルのある人材と比較しどうしても引けをとってしまうことがあるのです。

特に中途採用の場合、教育コストをなかなかかけられないことが多く、一人前に育てられない懸念から積極的に採用されないことがあります

ポテンシャル採用と言われていたとしても、職歴なしの場合ビジネススキル不足を懸念され、厳しい戦いになってしまうのでしょうか。

職歴なしの人がビジネススキル不足を懸念され就活が厳しいのは事実

職歴なしの場合は、応募する企業によっては採用が厳しくなるのは確かです。ゼロから育成する前提ならば、新卒を優先するのは確実です。

特に、職歴なしの期間に何に取り組んでいたかによって評価が大きく変わります。ポテンシャルとはあくまで自分の努力も含めて成長できる力があるかどうかということです。

採用人事は、無職期間中に仕事に関連する何らかのスキル習得に取り組むことはできると考えています。時間があるにもかかわらず特に取り組んだものがなかったとしたら、採用した後も自分から意欲的に成長を意識した取り組みができないと判断されかねません。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

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コミュニケーション能力が不足しているのではないか

仕事で特に重要なのはコミュニケーションです。組織として働く以上、人とのコミュニケーションは必ず発生します。

職歴がない人は、大学卒業後人とのコミュニケーションの機会が減ってしまった人も多いのではないでしょうか。

3月末まで学生であった新卒や、以前まで会社に所属していた職歴ありの人と比較すると、職歴なしの人はコミュニケーションの機会が少ないと考えられることから、入社後も社内外とうまく情報伝達できないのではないかと懸念されることがあります

入社してもいつか離職してしまうのではないか

あえて就職せず、現在まで職歴がないという人も多いのではないでしょうか。かなえたい夢があったり、私生活を優先したい人などは、就職を重視してこなかった人もいると思います。

そのような人に対して、企業側は「仮に採用したとしてもすぐに退職してしまうのではないか」と懸念を持つことがあります

何か重大な事情があるのではないか

皆さんの中には、重大な事情があり就職することができなかったという人もいるのではないでしょうか。たとえば長期にわたる病気や家族の世話など、さまざまな事情がありますよね。

プライベートな事情は共有することがはばかられると思います。しかし、「なぜ職歴がないのか」と質問したうえで、明確な答えが得られなければ、重大な事情があるのではないかと考え、なかなか採用に踏み切れないことがあるのです

アドバイザーコメント

職歴なしの既卒のイメージは、何をしていたかによって左右される

職歴なしの既卒に対するイメージは、一概には言えませんが、仕事に就いていなかった期間に何をしていたかで変わってくると思います。

他に何かやりたいことがあって、たとえばボランティアや勉強などに注力していたということであれば、社会人としての経験や能力は懸念されますが、それに代わる経験を積んでいると思うので、その経験から得たスキルや能力、適性などをしっかりアピールすれば良いと思います。

職歴がない期間に何もできなかった人は意欲や誠実さを見せよう

ただ、仕事をしたくなくて職に就くことを避けていたとか、特に何もしていなかったというような理由であれば、働く意欲などへの懸念がどうしても増してしまいます。

そのため、逆にこれから働こうと決めたきっかけやこれまで考えてきたことをしっかり伝えて、働く意欲やこれからしっかり成長していきたいという意欲を率直に、誠実に伝えていくことが大切になります。

懸念を払拭して就活しよう! 職歴なしの人が選考を突破するコツ

職歴なしの人が選考を突破するコツ

  • 志望動機で強い熱意をアピールする
  • 自身の人柄と社風とのマッチ度をアピールする
  • 資格を取得して仕事に関する知識のアピールをする
  • 仕事に関連性のあるスキルをアピールする

既卒の人は企業側から4つの懸念を抱かれる可能性があると解説しましたが、これを払拭しなければ、どんなアピールも企業側にささらないかもしれません。

ここからは、懸念を払拭しかつ好印象を残せるような、職歴なしの人が就活を進めるコツを解説します。

ここで解説する内容を念頭に入れてから就活を進めることで、選考通過率が上がるので、ぜひチェックしてください。

①志望動機で強い熱意をアピールする

既卒の人は忍耐力不足を懸念される傾向にあると解説しましたが、それを払拭できるよう、企業への志望動機で強い熱意をアピールすることが重要です。

強い熱意が伝わる志望動機とは、たとえば以下の特徴を持っています。

強い熱意が伝わる志望動機の特徴

  • 深い企業理解をしていることがわかる
  • 企業に対する思い入れが強いことがわかる
  • その企業ならではの内容になっている
  • どんな仕事にも熱心に取り組みたい前向きな思いがある

強い熱意が伝わらない志望動機の例(小売業界を志望する場合)

私が御社を志望する理由は、「人々の日常に幸せを提供する」という御社の企業理念に共感したためです。

私は、学生時代、震災による被災地のショッキングな映像を見て、人々の日常を取り戻すサポートをしたい思いから、被災地でのボランティアをおこないました。泊まり込みで約1か月従事しましたが、被災者が震災前の日常とのつながりを見出してもらい、笑顔になっている様子を見たり、感謝されたりしたことが、大きなやりがいにつながりました。

この経験から、人々の日常に幸せを提供することが自分の幸せにつながると感じています。

御社に入社させていただいた際には、人々の日常に幸せを提供できるよう、精一杯頑張ります。

上記の例文では、類似する企業理念の企業ではすべて通じる内容であり、その企業でなくてはならない理由や企業に対する思い入れなどの強い熱意が感じられませんよね。

強い熱意が伝わる志望動機の例(小売業界を志望する場合)

私が御社を志望する理由は、「人々の日常に幸せを提供する」という御社の企業理念に共感したためです。

私は、学生時代、被災地のショッキングな映像を見て、人々の日常を取り戻すサポートをしたい思いから、被災地でのボランティアをおこないました。泊まり込みで約1か月従事しましたが、被災者が震災前の日常とのつながりを見出してもらい、笑顔になっている様子を見たり、感謝されたりしたことが、大きなやりがいにつながりました。

この経験から、人々の日常に幸せを提供することが自分の幸せにつながると感じています。

御社の社員の方15名にOB・OG訪問をさせていただいたところ、どの方も企業理念に共感され、それを目標に仕事に前向きに携わられていることがわかり、私もぜひこの環境で働きたいと感じました。

御社に入社させていただいた際には、任せていただいた仕事はすべてしっかりと取り組み、人々の幸せ作りに貢献したいです。

上の例文では、自分の価値観とともに、15人もの社員にOB・OG訪問をしたことや、仕事への前向きな姿勢を見せているため、強い熱意が伝わるのではないでしょうか。

志望動機は、このように工夫して強い熱意をアピールし、早期離職のリスクの懸念を払拭しましょう

志望動機の考え方、作り方はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

②自身の人柄と社風とのマッチ度をアピールする

企業が採用基準で重視する項目上位5位

就職みらい研究所の就職白書によると、採用活動で企業が最も重視しているのは人柄と言われています。こちらは新卒採用のデータになりますが、既卒の場合も参考になりますよ。

企業に良い印象を残すためには、まず企業が求める人材像を把握し、自身の人柄とのマッチ度をアピールすることが重要になります。

求める人材像は企業ホームページ(HP)に掲載されていますが、それ以外にも企業で活躍している社員と実際に話すなどし、企業が求める人材を理解しましょう。そのうえで、自身の特徴に合うものがあればそれを伝えることが良い印象を残すコツです。

職歴のない既卒は、特にどのような人柄に着目されるのでしょうか。

鈴木 洵市

プロフィール

特に真面目さがあるかに注目される

職歴のない既卒者について着目される人柄としては、まずは真面目かどうかというポイントが挙げられます。

卒業後に就職していないということについて、個々の事情がある場合も考えられます。企業側はそのような事情を考慮して既卒者採用をしています。

中でも真面目に取り組む人柄を持つ人材は、仕事を覚えることができれば会社の戦力となります。そのため、真面目さを持っているかを見ることが多いです。

③資格を取得して仕事に関する知識のアピールをする

職歴なしの既卒はビジネスマナーやスキルの不足を懸念されると解説しましたが、関連する資格を取得することで、知識やスキル不足であるネガティブイメージを払拭できます。

以下は、基本的なビジネスマナーやスキルがあることの証明になり、かつ比較的短期間で取得できる資格です。就職活動と並行して取得することをおすすめします。

比較的短期間で取りやすくアピールになる資格

職歴がない既卒は、新卒や職歴がある第二新卒などと、限られた採用枠を競わなければならないため、さらに一歩リードする工夫が必要です。志望業界の専門スキルや知識を証明する資格があれば、より印象に残りやすくなります。

業界別の有利な資格は以下の通りで、志望業界に必要な資格をチェックし、取得を検討してみましょう。

ただ、特にポテンシャル採用の場合、資格は必ずしも有利になるわけではありません。それよりも、既卒かつ職歴なしの期間をできるだけ短くすることが就活の成功につながるので、資格の勉強を優先して就活が手につかないということはないようにしましょう。

既卒の職歴なしの人で、資格がある人とない人とでは、印象はどう異なるのでしょうか?

小峰 一朗

プロフィール

資格がある人の方が経験値があることがわかりやすい

資格がある人とない人とでは、少なくとも資格がある人には自主的に一定の努力ができる人、という印象があります。

ない人は努力ができない人とは決めつけないと思いますが、資格がある人のほうがその経験値があることが客観的にわかるので有利かと思います。

ただ企業によっては、資格より実力を優先している場合もあるので、主体的に成長する意欲があるということをなんらかの根拠やエピソードを持ってアピールすることが大切かと思います。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

④仕事に関連性のあるスキルをアピールする

学生時代の経験や、卒業後のアルバイトなどで培ったスキルや強みの中で、仕事に関連性のあるスキルがあれば積極的にアピールしましょう。たとえば、以下の通りです。

仕事に関連性のあるスキルをアピールする例

・飲食店でのアルバイトで、対顧客のコミュニケーションをするスキルが身に付いた
→対顧客のコミュニケーションスキルが必要となる接客や営業職でアピールする

MOSの勉強により基本的なPCスキルが身に付いた
→基本的なPCスキルが不可欠となる事務職などでアピールする

・留学の経験で英語力が身に付いた
→英語力を活かせる、海外進出をおこなっている企業でアピールする

営業職を志望しているものの、営業に向いてないのでは……と不安に思っている人は、こちらの記事を読んでみてくださいね。営業の適性チェックができます。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説

仕事に活かせるスキルが浮かばない人は、インターンに参加してスキルを習得することも1つの手です。既卒がインターンに参加するメリットや参加方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしましょう。
既卒インターンは企業選びが肝! メリットや注意点などを徹底解説

計画性が鍵を握る! 職歴なしの人の効果的な就活の進め方4ステップ

職歴なしの人の効果的な就活の進め方4ステップ

  • できるだけ早めに行動する
  • 既卒向けの就職エージェントに登録する
  • 中小企業から大企業まで幅広くエントリーする
  • 職歴がない理由を明確にして回答を準備する

職歴なしの既卒は、就職することはもちろん可能であるものの、新卒と比較すると不利な立場にあります。就活の成功を収めるなら、計画性を意識し、できるだけ多くの行動を起こさなければなりません。

ここからは、職歴なしの人が就活で成功を収めるための就活の進め方を4ステップで解説します。ここで説明する内容を参考に、スケジュールを引きつつ行動しましょう。

①できるだけ早めに行動する

日本の新卒採用は主にポテンシャル採用がおこなわれていますが、それは若い人材であれば、入社後に成長する可能性が見込まれるためです。つまり、年を重ねるほど不利になる傾向にあるため、できるだけ早めに行動することが重要になります

今この瞬間から就活を始めるくらいのスピード感で進めましょう。

就職活動が遅れるほど、新卒の学生の内定がどんどん決まっていき、選べる求人が少なくなります。

また、空白期間が長くなるほどその間に取り組んだことに対して求められるレベルが上がっていき採用のハードルが高くなっていくので、早めに就活に取り組みましょう。

②既卒向けの就職エージェントに登録する

早めに行動することが大切だとわかっていても、何から始めれば良いのかわからないと感じる人もいますよね。就活の勝手がわからない人や、1人だと身が入らない人は、既卒向けの就職エージェントに登録することがおすすめです。

就職エージェントは無料で利用することができ、登録することで専門のキャリアアドバイザーがつき、企業選びから選考対策まで、あなたの就活をサポートしてくれます

既卒の人は特に情報不足になりがちなので、情報収集も兼ねて就職エージェントに登録してから就活を始めましょう。

既卒におすすめの就職エージェント

  • キャリアパーク! For20’s
    専任のアドバイザーと1対1で対話して就活を進められる。最短1週間のスピード内定が可能。就活がまったくわからない人でも基本からサポートを受けられる

鈴木 洵市

プロフィール

キャリアアドバイザーは、卒業後の自身の経験を就職希望先にきちんと伝えることができるように指導しますよ。

③中小企業から大企業まで幅広くエントリーする

新卒のみ2年程度3年程度5年程度5年程度超前卒まで既卒者は対象としていない無回答・非該当
30人未満10.51.85.31.80.03.577.2
30~99人9.06.011.61.61.913.556.2
100~299人14.49.214.90.61.720.139.1
300~499人17.79.417.32.23.627.122.7
500~999人16.89.726.22.55.026.813.1
1000人以上12.39.132.91.57.229.08.0
無回答10.66.617.22.42.416.244.7
企業規模別・既卒を受け入れる割合(%)

職歴なしの既卒は、もちろん就職が可能ですが、新卒よりも不利な状況にあるのは確かです。そこで、リスクヘッジのため中小企業から大手企業まで幅広くエントリーすることが重要です。

独立行政法人 労働政策研究 ・ 研修機構の企業の多様な採用に関する調査によると、大手企業であればあるほど既卒を受け入れている傾向にあります。そのため、中小企業のみを見ていた人、もしくは大手企業は諦めていた人なども、大手を含め広く企業を探し挑戦してみることをおすすめします

ただ、やはり新卒と比較すると門戸は狭く、たとえ既卒を応募していたとしても実態として採用していないケースもあります。そのため、大手企業と比較すると採用可能性が高い中小企業も幅広く視野に入れて就活をしましょう。

職歴なしの既卒は、中小企業や大企業を、それぞれどれくらいの割合で受けるのがおすすめですか?

中小企業8割、大企業2割で選考を進めよう

企業によって採用期間が違ったり、専攻によっても募集人数が異なったりするためなんとも言えませんが、「中小企業8割、大企業2割」くらいのイメージでいた方が良いでしょう。

大企業は応募が集中し、選考に時間がかかってしまうため、早めに応募できる分は応募しましょう。

大企業の選考が進んでいる中でも引き続き中小企業も受け続け、自分とマッチする業種や企業のイメージを早めにつかむことが重要です。早めに中小企業の内定が取れれば、自信にもつながるでしょう。

こちらの記事では、過去に既卒の採用経験のある大手企業や、大手企業に就職するためのコツを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
既卒で大手就職は可能? 成功に必須の対策と採用している企業一覧

④職歴がない理由を明確にして回答を準備する

既卒の人が面接で必ずといっていいほどきかれるのが、職歴がない理由です。「なぜ新卒で就職しなかったのか」「空白期間は何をしていたのか」などと質問されることになります。

「親族の介護をしていた」「留学をしていた」「健康上の問題があった」などやむを得ない事情がある場合は、それを素直に伝えることで、事情を考慮してもらうことができます。

在学中に就職が決まらなかったなど、特段事情がない場合も、言いづらいかもしれませんが正直に伝えましょう。失敗は誰にでもあることであり、それだけで不合格になることはほとんどありません。

しかし、マイナスな印象が残ってしまうのは確かです。そこで、現在は新卒の就活時の至らなさをを反省し、改善に向けて行動していることを伝えることがコツです。

職歴がない理由を明確にして回答する例

新卒の就活が上手くいかず、職歴がない状態で就活をすることとなってしまいました。

新卒のときは研究に専念しており、就活を始めたのは4年生の12月と、動き出しがかなり遅くなってしまいました。その結果、自分の希望する企業から内定をいただくことができず、既卒として就活を進めているため、現在に至るまで職歴はありません。

今はその反省を踏まえ、早めの行動を心掛けています。たとえば、既卒で就活をすることが決まった翌日に既卒の就職エージェントに登録し、企業選びや選考対策のサポートを受けました。これにより、今はスピード感と納得感を持って進路の選択ができていると感じています。

小峰 一朗

プロフィール

上記の例文では、希望する企業はあったけど研究に専念していて就活を始めたのが遅くなってしまったという理由になっていて、その反省として早めの行動を心掛けるとしていますが、なぜ早めの行動が出来なかったのか?というところまで深掘りして、自分の思考や捉え方に対する課題を述べられるとさらに良いですね。

アドバイザーコメント

既卒の就活はスタートダッシュが肝心! 特に書類選考をしっかり対策しよう

既卒の就活はスタートダッシュが重要です。自分の興味のある業界や仕事への価値観などの自己分析は、新卒時代のものを参考にしながら、できるだけ早く終わらせましょう。

職歴なしでの就職活動で最も苦労するのが書類選考です。書類選考は面接と違って不合格になった理由が判断しにくいので、落ち続ける場合は既卒という理由以外の問題がある可能性があります。

既卒向け就職エージェントを活用しつつ企業を絞り込んでいこう

その場合は、既卒向けの就職エージェントの活用を検討しましょう。求人検索はもちろん、応募の代行や採用試験対策などのサポートをしてくれます。

また、不採用になった場合は、採用人事に不採用になった理由を確認してもらうこともできます。面接試験でも落ち続ける場合は、同じようにサポートの利用を検討しましょう。

エントリーする業界や業種がバラバラだと、応募書類を作成するのにも時間がかかるので、ある程度絞り込んだうえで、幅広くエントリーすることが重要です。

早く就職したいからといって、自分の希望とまったく合わない企業に入社するのはリスクが高過ぎます。とにかくいろいろな会社と話をしながら、優先するポイントを絞り込んでいきましょう。

応募書類の見せ方でイメージアップ! 職歴なしでも好印象を残す書き方

職歴なしの人が悩むのは、応募書類の職歴欄の書き方ではないでしょうか。職歴なしとそのまま書いて良いのか、どのような書き方が適しているのか悩みますよね。

ここからは、職歴なしでも好印象を残す応募書類の書き方を解説します。これを参考に、職歴なしでもイメージをアップさせ、書類選考を突破しましょう。

履歴書

履歴書に「学歴・職歴」として職歴を記載する欄がありますよね。この欄は学歴を記載すれば空欄にはならないため、職歴を書いていなくても大きく目立ちはしません。

ただ、就職活動は自分を売り込む場です。職歴がなくてもイメージアップできるよう、アピールできることがあれば書くことをおすすめします。具体的な方法は以下から説明します。

アルバイト経験がある場合は記載しよう

履歴書の職歴欄(アルバイト経験あり)

職歴とは正社員や契約社員の経歴だと解説しましたが、契約社員未満の経歴を記載してはならない決まりはありません。アルバイト経験がある場合は、年月や職務とともに記載するとアピールになります

ただし、勤務期間が半年未満であったり、アルバイト先で嫌な思いをしていたり、ネガティブな理由で退職していたアルバイトは、アピールにはなりにくいので記載しない方が無難です。

アルバイト経験がない場合は素直に職歴なしと記載しよう

履歴書の職歴欄(アルバイト経験なし)

アルバイト経験がない場合は、職歴はなしと記入します。ただ、これだけでは職歴がある人に見劣りをしてしまうため、そのほかの欄を充実させましょう

たとえば志望動機欄や自己PR欄で、仕事をしていなかった理由や、アルバイト以外の活動の経験をしっかりと盛り込み、アピールすることが重要です。

履歴書の志望動機欄の書き方、高評価を得るコツはこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
例文10選|新卒用履歴書の志望動機の基本と盛り込むべき6要素

履歴書の自己PRの書き方は、例文28選とともにこちらの記事で詳しく説明しているので、チェックしてみましょう。
新卒用履歴書の自己PRを書く極意|例文28選を強み・職種別で紹介

鈴木 洵市

プロフィール

職歴がない既卒者の方の履歴書の書き方のコツとしては、卒業後に社会と接点を持ってかかわってきたことや、資格取得をしている場合は資格の取得時期を記載することがポイントになります。

職務経歴書

職歴なしの人の職務経歴書の書き方

中途採用として応募する場合、職務経歴書の提出を求められるケースが多いですが、職歴がなければ何も書くことがなく悩む人が多いかもしれません。

しかし、職歴なしの人も、職務経歴書でアピールすることが可能です。ここからアピールする方法を例とともに説明するので、参考にして書類選考に臨んでください。

アルバイト経験がある場合は培った強みをアピールしよう

アルバイト経験がある人は、職務経歴欄は履歴書と同様にアルバイトの内容を記載しましょう。企業に関連する具体的な経験や培った強みを書くことで、入社後すぐに活躍できる人材という印象を残すことができます

既卒の職務経歴書の例

・職務要約
大学卒業後、〇〇株式会社のアイスクリームチェーン店△△△△・〇〇店にて、在学中から3年半アルバイトを経験しました。基本的には接客や調理、清掃をおこない、現在はアルバイトリーダーとして、ほかのアルバイトの教育もおこなっています。

・職務経歴
〇〇株式会社 2019年4月~現在
事業内容:飲食
資本金:〇〇百万円 売上高:〇〇百万円(2021年)従業員数:〇〇名 雇用形態:アルバイト

【職務内容】
期間
2019年4月~現在

業務内容
店舗運営のための以下業務をおこないました。
・開閉店作業
・接客対応
・調理
・電話対応
・清掃
・レジ精算

期間
2021年9月~現在
上記業務に加え、アルバイトリーダーとしてポジションが上がり、以下の業務もおこなっています。
・アルバイトの接客トレーニング
・発注・管理

・保有資格
簿記2級(20XX年XX月)

・自己PR
私の強みは相手の立場に立ったコミュニケーション力です。

特に接客では、顧客に「この店にまた行きたい」と思ってもらえるよう、「心躍る空間」作りに尽力しました。歌いながらアイスクリームを作るチェーン店で、最初から最後まで楽しんでもらえるよう、常に笑顔を忘れず、提供時に顧客に合わせた声掛けもおこないました。

また、アルバイトリーダーとしても、個々のアルバイトの不安や疑問を解消できるよう、相手の立場に立って向き合うコミュニケーションをしてきました。

顧客からは「あなたに会うと嫌なことを忘れられる」と言われたり、社員からは「あなたのおかげで店舗が良い雰囲気になっている」と感謝いただいたこともあります。相手の立場に立ったコミュニケーション力で御社に貢献させていただきたいです。

・実績・成果
アルバイトリーダーとなってから、アルバイトの教育体制管理をおこない、計画力やコミュニケーションスキルがいっそう身につきました。

アルバイト経験を職務経歴書に書く方法は、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
アルバイト経験を職務経歴書に書く方法|すぐ書けるフォーマット付き

アルバイト経験がない場合は資格やスキルをアピールしよう

アルバイト経験がない場合は、履歴書同様職務経歴は「なし」と記入します。アルバイトなどの代わりに従事していた経験について、自己PR欄などで強みをしっかりとアピールしましょう

職歴なしの人は、ビジネススキルやマナーに懸念を持たれる傾向にあると解説しましたが、即戦力となる人材であることをアピールするために、特に資格やスキルはしっかりアピールしてくださいね。

資格を記載する際は、取得した資格の正式名称と取得年月日を記載しましょう。

さらに、資格を取得した目的や資格を業務にどう活かすかが記載されていると、より人柄が伝わったり、入社後活躍できるアピールになります。

資格の記入方法

・保有資格
簿記2級(20XX年XX月)

資格を取得していないものの勉強中である場合は、「〇〇年〇〇月に〇〇取得を目指し勉強中」などと、学習に励んでいることを書いても良いです。

職歴がない場合は、空白期間中に取り組んだ自己啓発的な取り組みや資格取得のために勉強したことなどは必ず記入しましょう。

アルバイトをしていたならば、自分にとっての職歴であることを意識して、バイト先での担当業務や数値成果などを積極的に書きましょう。

職歴なしでも就職はできる! 計画性とアピールの工夫で魅力を伝え選考を突破しよう

職歴なしの皆さんは、就職することができるのか、不安に思う人も多いかもしれません。しかし、たとえ職歴がなくても就職は可能です。

ただ、企業からネガティブな印象を持たれてしまうことも事実。それを払拭できるよう、アピール方法を工夫しましょう。計画的に対策をおこないつつ、書類選考や面接ではひるまずにしっかりとアピールし、選考を突破しましょう。

アドバイザーコメント

職歴なしに意味がある! 大きな転機と捉え覚悟を決めて就活しよう

職歴なしということには、きっとなんらかの事情や理由があったかと思います。その経緯を経て、今就活を始めようとしていることは素晴らしい覚悟であり、決意でもあり、それは人生の大きな転機となり、あなたの成長へのきっかけになると思います。

職歴がないという事実は、ネガティブに捉えられやすく、自身としても不安に感じてしまうことが多いかと思いますが、職歴がないということは、他に何かを経験しているということです。

その経験を経て、今就活しようとしていることを自分自身が前向きに捉えて、人生における意味付けをしてみるといいですね。

職歴がない期間を振り返り就活の軸を見つけ行動しよう

たとえば、本気で頑張りたいことを見つけるために悩み、迷うために必要な時間だったというように、将来の自分にとって必要な時間だったという意味付けをしてみましょう。

その意味付けが就活の軸を支え、自信につながり、行動へと変わっていくと思います。ぜひ、前向きに捉えて頑張ってみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

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