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修士の就活で研究概要を作成するポイントが知りたいです。
理系修士で就活を進めているのですが、研究概要をESや面接でどのようにアピールすれば良いか悩んでいます。
特に、企業の人事の人に研究内容を説明しても、なかなか興味を持ってもらえない気がしています。
研究概要を話す際に、具体的にどのような点を意識すれば、効果的に伝えることができるでしょうか?
また、研究内容と関連性の低い企業に応募する場合の、伝え方のコツも知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「どのように取り組んできたか」を伝える!
理系修士の就活では、研究概要において何を研究したかよりも、あなたが、研究にどのように取り組んできたかを伝えることが大切です。
企業の人事担当者は専門的な知識を持っていないことも多く、研究の成果よりも、研究を通して培った論理的思考力、課題解決力、粘り強さ、主体性といったあなたの姿勢や可能性を評価しています。
研究概要には、「研究の背景と目的」「取り組んだ課題」「自分の役割」「工夫や困難への対応」「得られた結果と学び」「今後の応用や展望」といった項目を含めると、全体像がわかりやすくなります。
たとえばAIによる画像認識の精度向上に取り組んだ場合は、工夫したアルゴリズムや試行錯誤の過程、困難をどう乗り越えたかを、専門用語を避けてわかりやすく説明することがポイントです。
企業と研究の直接的な関連が薄くても、考える力、伝える力、粘り強さは多くの職種に通用します。
研究概要は自分の姿勢や人柄を伝える場
研究概要は成果報告ではなく、自分の姿勢や人柄を伝える場です。相手に自分がどんな人かを伝える意識で構成すれば、きっとあなたの魅力が伝わります。
修士の就活では研究概要でどのように話すかが重要
自分の研究を人事担当者に理解してもらえるか不安になりますね。しかし、研究と関連のある企業であれば、担当者もある程度の知識があるので、それほど心配はいりません。
また、担当者は、難しい研究をしてきた多くの学生と面接しています。研究の詳細よりもどのように話すかに注目していることが多いはずです。
ポイントは、研究を通じて何を学び、どんな力を身につけたのかを伝えることであり、研究内容を細部まで理解してもらうことではありません。
① 研究の目的を明確にする
専門的な説明ではなく、「なぜこの研究に取り組んだのか」「どのような問題を解決しようとしたのか」といった背景を簡潔に伝えます。
そのうえで、企業や業界にどのような影響を与える可能性があるかを示すと、話が伝わりやすくなります。
② 研究プロセスを強調する
研究は試行錯誤の連続です。失敗や困難を乗り越えた経験を話すことで、粘り強さや課題解決力をアピールできます。
また、共同作業を通じて得たチームワークの経験は、仕事上の強みになります。
③ 企業との関連性を工夫する
研究が企業と直接関係しなくても、データ分析、問題解決力、論理的思考力など、業務に活かせるスキルを伝えます。
「研究で〇〇のデータを解析し、最適な条件を導きました。この経験は貴社の〇〇業務にも応用できると考えています」と具体的に話すと効果的です。
④ 分かりやすい説明を心がける
専門知識のない相手に伝える場合、専門用語を避け、日常的な例を交えて説明するとよいですね。また、簡潔に説明できることは、研究内容をしっかり理解している証明になります。
⑤ 仕事に必要な資質をアピールする
人事担当者は研究成果よりも、研究を通じて培ったスキルに注目しています。研究内容にこだわるのではなく、仕事に活かせる能力を示しましょう。
以下の記事では、就活における研究概要の書き方やコツを解説しています。自身の研究をアピールして就活を有利に進めたいと考える人はチェックしておきましょう。
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