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キャリアビジョンの書き方を教えてください!
就職活動のエントリーシート(ES)や面接で、キャリアビジョンについて聞かれるのですが、どのように書けばよいのかまったくわからず困っています。
自分が将来どうなっていたいのか、何を実現したいのかが明確になっておらず、どうしても抽象的なことしか書けません。そもそも企業の採用担当者は、このキャリアビジョンを通してどんなことを見ているのでしょうか?
キャリアコンサルタントの方にお伺いしたいのですが、採用担当者に響くキャリアビジョンを書くためには、どんなことを要素を盛り込めばよいのか、構成の仕方や考えを深めるヒントがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業が見る「一貫性」「成長意欲」「事業との重なり」を意識しよう!
キャリアビジョンについて聞かれたとき、企業は主に3つのポイントを見ています。
まず、その人のキャリアに対する考えに一貫性があるか、つまり、キャリアビジョンが明確であるかという点。次に、何らかの理由で成長したいと思っているかという成長意欲。そして、そのビジョンが会社の事業と少しでも重なる部分があるかという点です。
この3つのポイントを意識して、説得力のあるキャリアビジョンを伝えましょう。
「関心」「具体的な目標」「長期的な展望」を盛り込むと説得力が高くなる
まず、これまでの経験から得た強みや、今関心を持っている分野を明確に述べます。
次に、3年から5年以内に会社でどんな役割を担いたいか、たとえば「売り上げを〇億円達成したい」や「プロジェクトマネージャーとして案件を完遂させたい」といった具体的な目標を話します。
そして、将来的にはどのような専門家やマネジメント職を目指したいか、それが社会にどのような影響を与えたいかという長期的な展望を伝えます。
自分のキャリアビジョンをより深く掘り下げるには、ロールモデルとなる社会人の先輩2、3人にインタビューしてみるのがおすすめです。その人たちのキャリアの軌跡をたどり、見習いたいと思った部分を自分の言葉に落とし込むことで、より説得力のあるビジョンを構築できます。
本気度が見られる! 方向性のマッチ度・自己理解・成長意欲を示そう
キャリアビジョンと言われても、就職先すら決まっていない段階で、何年も先のことなんて想像できないと思うのは、ごく自然なことです。
にもかかわらず、ESや面接でキャリアビジョンが問われるのはなぜか。それは、あなたがどれだけその企業で働くことを本気で考えているのか、採用担当者が見極めようとしているからです。
評価のポイントは大きく3つあります。
①志望動機と企業の方向性が合っているか(企業研究ができているか)
②自分の強みや価値観を理解し、それが志望動機や将来像とつながっているか
③主体性や成長意欲があるか(自分なりの目標を持っているか)
企業研究と自己理解をもとに、自分なりの将来像を言葉にしてみよう
たとえば、その企業で働く先輩社員のインタビューやキャリアパスを調べてみると、将来像のヒントが見えてくることがあります。5年後、10年後の自分の姿をその会社のなかで想像できれば、志望度や計画性が伝わりやすくなります。
構成としては、まず志望動機を起点に考えてみましょう。
・どんな経験や価値観から、その業界・企業に興味を持ったのか
・なぜその企業で働きたいのか(強みや思いがどう活かせるのか)
そのうえで、「将来的には〜に挑戦したい」「経験を活かして〜を担いたい」「顧客や社会に貢献できる存在になりたい」など、自分なりのビジョンをシンプルに言語化してみてください。
完璧である必要はありません。大切なのは、「今の自分がなぜその会社を選ぶのか」と「その延長線上にどのように成長した自分を思い描いているか」を自分の言葉で伝えることです。
以下の記事ではキャリアビジョンの具体的な説明や描き方などを解説しています。就活に向けてキャリアビジョンを考える際、「どう考えたら良いかわからない」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。
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