この記事のまとめ
面接の前に多くの企業が提出を求める履歴書。さまざまな項目がある中で、「履歴書のクラブ活動欄に何を書けば良いかわかりません」と悩む学生は多いものです。また学生時代に大学やサークルに所属していなかったことから、「書ける活動がない」という悩みを持っている人もいます。
履歴書のクラブ活動欄は、学生時代の部活動やサークル活動だけでなく、自主的に取り組んだ幅広い活動を記入する場所です。そのため、部活動やサークルの話でなくとも、大学生活で「学業以外で取り組んだこと」から魅力的なトピックを立てられれば問題ありません。
この記事では、キャリアアドバイザーの小関さん、井上さん、吉野さんのアドバイスを交えつつ、企業の採用担当者がクラブ活動欄から何を期待しているかを解説します。面接官から掘り下げられても自信を持って回答できるよう、履歴書のクラブ活動欄を一緒に埋めていきましょう。
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履歴書のクラブ活動欄で「見せたい自分」をアピールしよう
履歴書のクラブ活動欄は、あなたの「学業以外」の側面を企業にアピールできる重要な機会です。この欄を通して、あなたの個性や特徴を印象付けることができるでしょう。そのためには、企業が知りたい要素を的確に把握し、自分の経験をわかりやすくまとめることが肝心です。
この記事では、まず企業がクラブ活動欄の内容を聞く3つの理由を解説します。これを理解することで、企業の意図を汲み取りながら、適切なアピールポイントを見つけることができるでしょう。さらに、アピール内容に迷ったときの対処法も紹介します。
万が一クラブ活動経験がない場合でも、心配する必要はありません。学生時代の自主的な活動を通して、主体性や積極性をアピールすることは十分に可能です。記事の中盤では、キャリアコンサルタントの意見を交えながら、部活やサークルに属していなかった場合の効果的な対処法を解説します。
最後に、履歴書のクラブ活動欄を4つのステップで魅力的に書く方法と、実際の例文を紹介します。アピールしたい内容ごとに例文を用意したので、自分の経験を企業に印象深く伝えられるよう、ぜひ参考にしてみてください。この記事を読み進めることで、あなたの「見せたい自分」を効果的にアピールできるようになるでしょう。
履歴書を書くのが初めての人やまだ慣れていないという人は、ぜひこちらの記事で履歴書の書き方や受け渡しのマナーを習得しましょう。
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就活の履歴書における「クラブ活動」の定義は?
「クラブ活動」という言葉を聞くと、多くの人は大学や高校での部活動やサークル活動を思い浮かべるでしょう。しかし、就活の履歴書における「クラブ活動」の意味合いは、それだけにとどまりません。
就活の文脈で「クラブ活動」という場合、学業以外でのさまざまな活動や経験を幅広く指します。具体的には、以下のようなものが履歴書のクラブ活動欄に書ける経験に含まれると考えましょう。
履歴書のクラブ活動欄に書ける活動
- 部活動やサークル活動
- ボランティア活動
- 習い事(音楽、スポーツ、語学など)
- 地域イベントへの参加や運営
これらの活動は、学内でおこなわれたものだけでなく、学外でおこなわれたものも含まれます。つまり、就活の履歴書においては、「クラブ活動」という言葉は、学生時代に自主的に取り組んださまざまな課外活動を総称しているといえます。
そのため、厳密に部活動やサークルでの経験でなくでも、自分が熱心に取り組んだ活動をクラブ活動欄に記載することも、就活の場合には問題ありません。
クラブ活動について書く前にまずは課外活動について知っておくと文章が書きやすくなります。こちらの記事で勉強しておきましょう。
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- 部活動やサークルに所属していなかったことは就活ではマイナス要素になるのでしょうか?
企業ではクラブ活動の有無自体が重視されるわけではない
部活動やサークルに所属していなかったこと自体が就活でマイナス要素になる可能性は極めて低いといえます。
なぜなら、クラブ活動に所属していたかどうかや、活動そのものを評価したいわけではなく、採用担当者はその学生の物事に対する取り組む姿勢や考え方について知りたいと考えているからです。
そのため、部活動やサークルに所属する代わりに、ほかにどのような活動をおこなっていたかを具体的にアピールする必要があります。
たとえば、アルバイトやボランティア、自身のスキルアップに向けて取り組んだことなどです。それらの経験で自己成長につながったことについて具体的に述べることができれば問題ありません。
自己PRが思いつかない人は
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自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
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企業がクラブ活動欄の内容を聞く理由は?
企業がクラブ活動欄の内容を聞く理由
- 年齢が違う人とのかかわり方を知りたい
- 学生のパーソナリティを知りたい
- どんな実績や成果を出したかを知りたい
採用担当者は、学生の履歴書や面接での受け答えだけでなく、クラブ活動欄にも注目しています。そこには、学生の特徴や性格、努力して達成した成果が反映されているからです。面接での受け答えに加えて、社会人になっても役立つスキルや姿勢が身に付いているかをクラブ活動を通して判断する可能性もゼロではありません。
では、具体的にはどのようなポイントが評価されているのでしょうか。ここでは3つの観点から詳しく解説します。
年齢が違う人とのかかわり方を知りたい
クラブ活動では、先輩、後輩、同級生など、さまざまな年齢層の人と一緒に活動します。そのため、企業の人事担当者は、クラブ活動について聞くことで、学生が年上や年下の人とどのように接してきたのかを知りたいと思っています。
先輩から指導を受けたり、後輩の面倒を見たりする場面は、社会人になってからも多々あります。違うバックグラウンドを持つ仲間と協力できない懸念がある場合、仮に優秀な学生だったとしても、内定をつかみにくくなる可能性が高いです。学生の組織への適応力や協調性を見るためにも、クラブ活動欄の内容を重視している企業は多い傾向になります。
仕事は一人ではできず、複数人と協力し合って成果を上げていくものです。そのため企業はチームワークを重視しています。
企業はクラブ活動で年齢の違う人(先輩・後輩)とどうかかわったかを知ることで、そのときと同じように組織で働くだろうと推測するのです。
学生のパーソナリティを知りたい
企業にはそれぞれ求める人物像や、その企業ならでは社風があります。そのため、クラブ活動への取り組み方から学生の性格や価値観を知り、自分の企業とのマッチ度を測りたいという思いもあります。
たとえば、練習や大会に熱心に取り組んでいた人は、責任感が強く、目標に向かって粘り強く努力できる人だと評価されるでしょう。
一方、さまざまなクラブを経験していた人は、好奇心旺盛で柔軟性があり、新しいことにチャレンジする意欲を持っていると見なされます。また、クラブ内で役職を務めていた人は、リーダーシップやマネジメント能力が高いと判断される可能性があります。
このように企業の人事担当者は、クラブ活動を通して学生のパーソナリティを多角的に理解し、組織への適合性を見極めようとしているのです。
学生の内面を見る上で、「その活動において苦労したこと」、「それに対してどう向き合って取り組んできたか」は特に重視されます。学生の価値観が表れやすいポイントとなるため、面接でも聞かれることが多い項目です。
どんな実績や成果を出したかを知りたい
クラブ活動は、大会での入賞、イベントの企画・運営、新入生勧誘の成功など、さまざまな実績を残せる場でもあります。
企業は、クラブ活動の中で学生がどのような成果を出してきたかに大きな関心を持っています。実績は学生の能力の高さを示すだけでなく、困難な状況でも粘り強く取り組み、結果を出す姿勢を表しているからです。
たとえば、全国大会で上位入賞を果たした経験は、高い技術力とメンタル面の強さを証明しているともいえます。また、大規模なイベントを成功させた経験は、企画力や調整力、実行力の高さを示しているとも考えられますよね。
このようなクラブ活動の中で成果を出した経験は、社会人になっても役立つスキルにつながります。企業の人事担当者は、クラブ活動での実績を通して、学生の潜在的な能力や将来性を見抜こうとしているのです。
- Q:部活には入っていましたが、特に履歴書に書けるような実績がなくて困っています。
目に見える実績がないときは自分の成長を軸にしたアピールをしよう
順位づけや数値実績など、わかりやすい客観的評価軸がある活動ばかりではありませんよね。その場合は、自己成長軸で書くのが良いでしょう。
活動を始める前の自分、Beforeから成長した自分、Afterの対比で書くと伝わりやすいです。また、「諦めなかった」エピソードを用意することも大切ですね。
勝ち負けや達成目標がはっきりしない中でも、「より良く」「過去の自分を超えて」と努力したことは、立派なアピールになりますよ。
アピール内容に迷ったときは3つの切り口から考えよう
アピール内容に迷ったときに役立つ3つの切り口
- 主体性をアピール:クラブ活動で結果を出せた経験
- 協調性をアピール:仲間とのかかわり方で印象的に残った経験
- 継続力をアピール:継続して努力した経験
企業は単に活動内容を羅列するのではなく、その経験から何を学び、どのように成長したのかに興味を持っています。クラブ活動欄の記入で悩んだら、主体性、協調性、継続力の3つの観点から自分の経験を振り返ってみましょう。
これらはあらゆる企業が求める重要な資質であり、クラブ活動での経験を通して効果的にアピールしやすい特徴でもあります。
自分がどのような場面でこれらの資質を発揮したのか、具体的なエピソードを交えながら、印象的に伝えましょう。ここからは、それぞれの切り口について解説していきます。
主体性をアピール:クラブ活動で結果を出せた経験
クラブ活動で主体性を発揮し、目に見える成果を出した経験があれば、ぜひアピールしましょう。主体性という言葉にピンとこない人は、自ら考えて行動して結果を出せたと感じる経験を振り返っていきましょう。
主体性の高さを示す具体例
・陸上部の長距離ランナーとして、自主的なトレーニングを重ね、全国大会で入賞を果たした経験
・吹奏楽部で新しい練習方法を提案し、全員で取り組んだ結果、コンクールで金賞を受賞した経験
・学園祭実行委員会の委員長として、イベントの企画・運営を主導し、過去最高の来場者数を記録した経験
これらのエピソードを通して、自分がリーダーシップを発揮し、チームを成功に導く能力があることを存分にアピールできます。また、課題にぶつかったときにどのように乗り越えたのか、自分で解決策を考え実行した経験も、主体性を示すエピソードとして有効です。
「部員の中でモチベーションの低下が見られたため、個人面談を実施し、一人ひとりの目標を明確にすることでチーム全体の士気を高めた」というように、結果に至るまでのプロセスをしっかりと伝えましょう。
- 志望企業はリーダーシップのある人を求めていますが、私にはリーダー経験がありません。就活で不利になりますか?
チームのためにどう貢献したかを伝えられれば不利になることはない
委員長や部長などわかりやすいリーダー経験がないからといって、不利になることはありません。リーダー経験がなくてもリーダーシップを発揮した経験はないでしょうか。
たとえば、縁の下の力持ちとして皆によく声がけをしていた、フォロワーシップを発揮してリーダーを支えていた、後輩の面倒をよくみていたなどの経験はありませんか?
チームでの活動で、チーム全体で成果を上げにいくことにどう貢献したのかを書きましょう。自分の持ち味を活かし、自分の得意分野でリーダーシップが取れる人を企業側も評価します。
クラブ活動のアピールとして縁の下の力持ちであることを伝えたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。縁の下の力持ちの要素がしっかり伝わる方法を、キャリアコンサルタントが解説しています。
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縁の下の力持ちとは? 魅力が伝わる自己PRのコツと例文15選
自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールしたい就活生向けの記事です。キャリアコンサルタント監修による、アピール方法やプラスの印象を残すコツを解説します。縁の下の力持ちの自己PR例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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協調性をアピール:仲間とのかかわり方で印象的に残った経験
クラブ活動では、チームメイトとの協力が不可欠です。そしてビジネスの場でも、さまざまな立場や考えを持つ人たちと協力して目標を達成することが求められます。仲間とのかかわり方で印象に残った経験を具体的に伝えることで、協調性の高さを効果的にアピールできますよ。
協調性の高さを示す具体例
- 練習メニューの改善点をチームメイトと話し合い、全員で新たなメニューを考案し、実践した経験
- 後輩が悩んでいたため、個人的に相談に乗り、適切なアドバイスをおこなった結果、後輩のパフォーマンスが向上した経験
- チームワークを大切にし、お互いを励まし合いながら練習に取り組んだ結果、大会で好成績を収めた経験
これらのエピソードを通して、自分がチームの一員として調和を保ちながら、目標に向かって努力できることをアピールしましょう。また、チームメイトとの信頼関係を築くためにどのような行動を取ったのか、コミュニケーションをどのように図ったのかなども、協調性を示すうえで重要なポイントです。
たとえば、「チームメイトの意見に耳を傾け、自分の意見も積極的に発信することで、お互いの理解を深めた」といったエピソードは、コミュニケーション能力の高さを示します。
企業は個人の力だけでなく、チームの一員としてどのように貢献できるかを重視しているので、協調性の高さを印象付けることが大切です。
こちらの記事では職種別・社風別にアピールすべき協調性のポイントを解説しています。
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例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。
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協調性を伝えようとして、受け身/人任せ/消極的な印象を与えるともったいないです。
より良いチームワークに、自分はどう貢献したのか、主体的に工夫したことを書いていきましょう。「他者貢献意識」を念頭に置いて考えてみると良いですよ。
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継続力をアピール:継続して努力した経験
継続力のある人は、粘り強く取り組み、最終的に成果を出すことができるため、企業にとって価値のある人材だといえます。クラブ活動で、目標達成のために長期的な努力をしたことのある人は、ぜひクラブ活動欄でアピールしてみましょう。
継続力の高さを示す具体例
- けがで一時的に離脱したが、復帰後も諦めずに練習を続け、徐々に調子を取り戻し、大会で入賞を果たした経験
- 技術向上のために毎日欠かさず自主練習をおこない、1年後には飛躍的に力をつけ、スタメンに抜擢された経験
- 新しい技術の習得に何度も失敗しながらも、最後まで諦めずに挑戦し続け、ついにマスターした経験
これらのエピソードを通して、自分が困難な状況でも粘り強く努力を続け、目標達成に向けて突き進む力があることをアピールしましょう。また、目標達成までの過程で、どのような工夫を凝らしたのか、モチベーションをどのように維持したのかなども、継続力を裏付けるエピソードとして有効です。
「練習メニューをマンネリ化させないよう、定期的に見直しをおこない、常に新鮮な気持ちで取り組めるようにした」というように、工夫した点を具体的に伝えてみましょう。
- 現在資格の勉強を続けているのですが、まだ結果につながっていません。アピールとして使っても大丈夫ですか?
資格取得を目指す動機や具体的な取り組みをアピールしよう
まだ思うような結果が出ていなくても、資格の勉強をアピールとして使うことは問題ありません。
ただしその場合は、資格を取ろうと思った理由、現在の目標、達成に向けて取り組んでいる内容を具体的に盛り込むようにしましょう。
これらが明確でなかったり、面接で深掘りされた際にうまく答えられなかったりすると、採用担当者に「本当に勉強しているのだろうか?」という疑問を持たれる可能性があります。
逆に、この3点をはっきりと伝えられると、結果が出ていなくても諦めずに取り組む姿勢に好印象を持ってもらいやすくなるため、資格の勉強をアピールとして書く際は注意しておきましょう。
継続力の自己PR方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、継続力をアピールしたい人は併せて参考にしましょう。
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例文13選|継続力の自己PRはどう伝える? 書き方や注意点を解説
継続力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。企業が求める継続力を見極めてアピールしましょう。求められる継続力の見極め方やアピール方法、留意点をキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
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継続力と似た強みとして粘り強さもアピールできます。コツを押さえればプラスの印象を残しやすい強みなので、こちらも併せて読んでみてくださいね。
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例文11選|粘り強い性格の自己PRで知らないと損する注意点
粘り強い性格は多くの企業で求められる一方、自己PRの際に気を付けるべき注意点もあります。キャリアコンサルタントのアドバイスとともに、粘り強い性格で好印象を残す秘訣を解説していきます。エピソードや職種別の例文も参考にしてください。
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マストで守ろう! 履歴書のクラブ活動欄を書くときの3つの鉄則
履歴書のクラブ活動欄を書くときの3つの鉄則
- ①活動内容は端的にまとめる
- ②具体的なエピソードを交えてアピールする
- ③記述欄の9割は埋める
履歴書のクラブ活動欄は、あなたの人柄をアピールする重要な機会です。しかし、実物の履歴書を見ればわかる通り、クラブ活動欄の記入スペースは志望動機や自己PRの記入欄に比べて狭い傾向にあります。そのため、限られたスペースを有効に活用するためには、いくつかのルールを守る必要があります。
ここでは、クラブ活動欄を書く際の3つの鉄則を詳しく解説します。これらを意識して記入することで、自分の魅力を最大限に伝えることができるでしょう。
①活動内容は端的にまとめる
クラブ活動欄のスペースは限られているため、団体名、役職、活動期間など、基本的な情報を簡潔にまとめましょう。詳細な説明は避け、要点を絞って伝えるように心掛けてください。
たとえば、「大学バスケットボール部(20XX年4月~20XX年3月)、レギュラー選手として活躍、主将を務める」のように、簡潔な記述を心掛けましょう。記載の方法は後ろで実際の例文と併せて紹介しますが、もし余白があればその活動の詳細をテキストでまとめていく形になります。
ポイントを絞ることで、読む人にとってわかりやすく、印象に残る内容になります。また、箇条書きを使うことで、情報を整理し、読みやすくすることもできます。ただし、単に活動内容を羅列するのではなく、自分の役割や貢献度合いが伝わるように工夫することが大切です。
ポイントを絞れていないだらだらと長い説明だと、印象に残りにくくなります。なぜなら、まとまりのない文章は、よく読まないと要点がつかみにくいからです。
採用担当者は多数の履歴書に目を通しています。そのため、時間をかけないと理解できない文章よりも、パッと見たときにすぐに理解できる簡潔な文章の方が好まれるでしょう。
②具体的なエピソードを交えてアピールする
クラブ活動欄では、先ほど紹介した主体性、協調性、継続力など、企業が重視する資質を示す場面を具体的に描写しましょう。エピソードを交えることで、自分の経験がより説得力を持ちます。
エピソードを選ぶ際は、自分の強みが最も発揮された場面を選ぶことが重要です。また、数字や具体的な結果を交えることで、より説得力のあるアピールになります。たとえば、「練習時間を週10時間に増やし、半年で打率を3割から4割に上昇させた」のように、具体的な数字を用いることで、自分の努力と成果が明確に伝わります。
もし文字数に余裕があれば、その経験から何を学び、どのように成長したのかにも触れることで、自分の人間性や成長力をアピールすることができますよ。
継続経験やリーダー経験は、どの企業でも評価されやすい傾向にあります。それ以外にも採用担当者が興味を持つエピソードとして、自発的な行動によって自己成長につながったことやチームに貢献できたことなどが挙げられます。
③記述欄の9割は埋める
クラブ活動欄の記述は、できるだけ多くの情報を提供することが望ましいです。記述量が少ないと、アピール不足になってしまう可能性があります。記述欄の9割程度は埋めるように心掛けましょう。
ただし、無理に長文を書く必要はありません。簡潔な表現で要点を押さえながら、適度なボリュームを確保することが大切です。履歴書のような限られたスペースの場合、詰め込みすぎるとかえって読みにくくなるので注意が必要です。読み手に伝えたいポイントを明確にし、記述欄の9割を埋めることを念頭におきながら、わかりやすい文章を書きましょう。
- 伝えたいことがありすぎて、クラブ活動の記入欄をはみ出してしまいました……。
履歴書は伝えたいことをより厳選して要約することが重要
その場合は、伝えたいことを絞り込みましょう。記入枠や文字数目安は、応募者全員の共通ルールになります。
伝えたい内容の焦点化や要約力も、職業能力として大切です。状況の説明に多く文字量を取っていないか、削除できる言葉はないか、「一番伝えたいこと」が焦点化できているか、などを点検してみましょう。
自分で判断がつかないときは、キャリアセンターなどで添削してもらうと良いですよ。
採用担当者のもとに無数に届く履歴書の中で、思わず読みたくなるような目を惹く履歴書にするには内容だけでなく、見栄えにも気を配らなければなりません。ベストな文字の大きさを次の記事で勉強しましょう。
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履歴書のベストな文字の大きさは? パソコンと手書き別に解説
履歴書の適切な文字の大きさをキャリアコンサルタントとともに解説します。パソコンと手書きそれぞれの適切な文字の大きさやバランスよく書く方法を習得し、第一印象で惹きつける履歴書に仕上げましょう。
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履歴書は誤字をしないように書くのが一番大事なので、記事内で紹介している誤字を防ぐ書き方なども参考にしてください。
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履歴書の誤字に気づいたときの適切な対応方法とは? 履歴書の誤字を見たときの印象や訂正方法について、人事経験者のキャリアコンサルタントの意見を交えて徹底解説します。履歴書の誤字が選考に及ぼすリスクや誤字脱字を防ぐ履歴書の書き方も詳しく説明していています。
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クラブ活動経験がない場合は? キャリアコンサルタントの見解を聞こう
クラブ活動に参加していない学生にとって、履歴書のクラブ活動欄の記入は悩ましい問題となることがあります。「特になし」や無記入を避けるために、中学や高校時代の部活動経験を記載すべきか、アルバイトの経験を書いても良いのかなど、判断に迷う学生も少なくありません。
とはいえ、就職活動の履歴書において、遠い過去の中学時代の部活動経験を詳細に記述するのは、やや違和感がある人もいますよね。また、アルバイトをクラブ活動欄に記載することについても、本来の趣旨とは異なるのではないかと感じる人もいるかもしれません。
では、クラブ活動経験がない学生は、どのようにすれば履歴書を魅力的に仕上げることができるのでしょうか。キャリアコンサルタントの意見を聞いてみました。
アドバイザーコメント
井上 捺稀
プロフィールを見るクラブ活動の概念にとらわれずアピールできることを記入しよう
クラブ活動経験がどうしても思いつかない場合は、中高時代のエピソードやアルバイトの経験を書いても問題ありません。
履歴書は自分をアピールするための書類なので、無記入にするということは、ほかの学生よりもアピールできる機会が減ってしまうということです。そのため、空欄で提出するよりは本来の趣旨とは少し逸れてしまったとしても自分のアピールできることを記入しておいた方が良いでしょう。
企業が本当に知りたいことは応募者の物事に取り組む姿勢
また、これまでに記事の中でも紹介されている通り、クラブ活動には部活動やサークル活動だけでなく、課外活動のすべてが含まれます。
私自身も採用活動をおこなってきて、ECサイトを立ち上げて運営している学生や、SNSでお菓子作りのレシピを発信している学生など、部活動やサークル活動以外にもさまざまな活動をおこなっている学生がいると知りました。
企業が知りたいのは活動内容そのものだけではなく、あなたの物事に取り組む姿勢や価値観についてです。クラブ活動の概念にとらわれず、学業以外に力を入れて取り組んだことは積極的に書いておきましょう。
4ステップで解決! 履歴書のクラブ活動欄の書き方
クラブ活動で得た経験やスキルは、社会人になってからも活きる貴重な財産です。しかし書き方を誤ると、内容があっさりしすぎてしまったり、詰め込みすぎてかえってアピールポイントがわかりにくくなったりすることも。
履歴書のクラブ活動欄は、限られたスペースで自分の魅力を最大限にアピールできるよう、構成にもこだわる必要があります。そのうえで、書き終わったら何度も推敲を重ねることが大切です。
ここでは、クラブ活動欄を魅力的に仕上げるための4つのステップを詳しく解説します。この手順に沿って記入することで、あなたの経験を最大限にアピールしつつも、わかりやすく情報を伝えられますよ。
自分が頑張った活動内容を端的に述べる
クラブ活動欄では、自分が熱心に取り組んだ活動内容を端的に述べることが重要ですが、履歴書のフォーマットによって書ける分量は変わってきます。
スペースが大きい場合は、具体的なエピソードを交えながら、自分の役割と貢献度合いを詳細に説明しましょう。例えば、次の例のように、自分の行動と成果を具体的に結びつけて説明することで、リーダーシップやコミュニケーション能力をアピールできます。
クラブ活動欄のアピール例
大学サッカー部(20XX年4月~20XX年3月)にて、副主将を務めました。チームの練習計画の立案や後輩の指導に尽力し、チームの連携力向上に貢献しました。新入部員の育成担当として、基礎技術の指導に注力した結果、新入部員の定着率が前年比30%向上し、チームの戦力アップにつながりました
一方、スペースが限られている場合は、自分の役割と貢献度合いを簡潔に要約し、最も重要なポイントを強調するようにしましょう。
たとえば、「大学サッカー部(20XX年4月~20XX年3月)副主将。新入部員の育成担当として定着率を30%向上させました」のように、キーワードを交えながら、自分の強みを簡潔かつ的確に伝えることを心掛けてください。
クラブ活動欄の大小に応じて、情報量や詳細さを調整しつつ、自分が頑張った活動内容を端的に述べることが、効果的なアピールにつながります。
ケースバイケースなので、最短バージョン(100文字程度)+もうちょっと書けるときにつけ加えるエピソード(50~100文字)+さらに加える未来への意欲(50~100文字)など、整理して準備しておくと良いですよ。
②活躍したエピソードを述べる
自分の強みが最も発揮されたエピソードを選び、数字や具体的な結果を交えることで、冒頭で伝えた活動内容がさらに説得力のあるものになります。ただし、繰り返しにはなりますが、スペースが小さい場合には無理にエピソードの詳細を盛り込む必要はありません。
次の例文のようにチームでの自分の役割をイメージしやすい形で示すことで、あなたの活躍を印象付けられます。
活躍したエピソードの例
・「自主練習を週5日おこない、シーズン終了時には自己ベストを更新した」
・「チームメイトと協力して新しい戦略を考案し、試合で実践した結果、優勝することができた」
エピソードを通して、自分の強みや成長をより具体的に採用担当者にイメージしてもらいましょう。
挫折や困難を乗り越えた経験を盛り込もう
採用担当者は、単に成功体験だけでなく、困難な状況でどのように対応し、成長したかにも注目しています。クラブ活動での挫折や困難の経験を前向きに捉え、自分の強みをアピールする材料として活用しましょう。
たとえば「チームメイトとの意見の相違から、一時的にチームワークが悪化したが、話し合いを重ね、お互いの理解を深めることで、再びチームとして一丸となって試合に臨むことができた」といったエピソードは、コミュニケーション能力や問題解決能力の高さを示すことができます。
また、「けがで試合に出られない時期もチームを支えるために、練習相手やデータ分析などの裏方仕事に徹した」のように、表舞台に立てない状況でもチームのために尽力した経験は、協調性と貢献意欲の高さを示す良い例になります。
文字数やスペースが許す限り、挫折や困難を乗り越えた経験も積極的に盛り込みましょう。
挫折経験は定義を誤るとマイナス印象になり得るため注意が必要です。こちらも読んでおきましょう。
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例文7選! 挫折経験をESや面接で魅力的にアピールする方法を伝授
面接で聞かれる挫折経験は、ネガティブに思える質問内容です。しかし企業側の意図を理解できればアピールのチャンスにもなります。挫折経験を高評価につなげるための伝え方をOK例文、NG例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
アドバイザーコメント
小関 珠緒
プロフィールを見る挫折経験だけでなくそこで得られたことまで書こう
クラブ活動に挫折経験を盛り込むことは良いですが、その経験を通して何を得られたのかが大事です。「挫折を機に成長していく人だ」と思われます。
挫折経験だけを書くと、マイナスイメージが強くなりますので書き方に工夫が必要です。
挫折する前後にどのようなことがあったかを深掘りすることがポイント
まずは、挫折する前後のことを思い出し、書き出してみましょう。
①どんな努力をしたか
挫折する前は、「試合まで1日も休まず練習した」「皆に前向きな声がけをした」など人一倍努力したことがあると思います。結果にはつながらなくても、その努力ができたことは良かったことです。
②どんな成長があったか
挫折することで、「次からこうしよう」「事前に〇〇をしておくことが大事だ」「〇〇はやめよう」と気づいたことはありませんか? 気づいたことは、成長のためのポイントの1つです。
③挫折の後にどんな行動をしたか
挫折して気づきを得たあと、行動が前向きに変わったことはありませんか。良い方に変わっていれば、それは成長の証しです。
これら①~③を簡潔にまとめて、挫折経験に盛り込むとポジティブに締めくくれます。
③学びや身に付いたスキルをまとめる
履歴書の構成の中で、特に力を入れて欲しい部分が学びや身に付いたスキルのまとめの部分です。せっかくの履歴書のクラブ活動欄で、ただ実績を並べて終わりにしてしまうのはあまりにももったいないです。クラブ活動で得られた学びやスキルをまとめることで、クラブ活動の経験が自分の人間的な成長にどのように貢献したかを採用担当者にアピールできますよ。
学びや身に付いたスキルの例
・「チームワークの大切さを学び、メンバーとのコミュニケーションを積極的におこなうことでチームの団結力を高めた」
・「厳しい練習を通じて、忍耐力と目標達成力を身に付け、常に高い目標を持って取り組む姿勢が身に付いた」
具体的な学びやスキルを示すことで、自分の成長をより説得力を持って伝えましょう。
- 全国規模のピアノコンクールで金賞を取った経験を書きます。実績でインパクトがある内容でも、学びまで書く必要があるのですか?
学びのアピールによって人間性も評価されるため書いた方がベスト
全国規模のピアノコンクールで金賞を取った経験は、その実績だけでも十分にインパクトがありますが、そこから得られた学びについても触れられるとさらに印象的なアピールになります。
たとえば、金賞を受賞するためにどのような努力をしてきたのか、どんな壁にぶつかったのか、またその結果どんな力が身に付いたのか、などです。
金賞を受賞するまでの過程で得られた経験や学びを書くことで、実績だけでなく自身のパーソナリティまで評価してもらいやすくなります。
そのため、記入欄に余裕がある場合は、実績以外にも学びや身に付いたスキルを具体的に示しておきましょう。
特技のピアノをアピールする方法についてはこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが解説しているので参考にしてみてください。
④企業でどのように活躍できるか伝える
クラブ活動欄では、最後に自分の強みと企業での活躍をリンクさせて表現することで、クラブ活動の経験が社会人としてどのように役立つかを明確に示すことができます。志望動機や自己PRと比較してスペースの狭いクラブ活動欄では、企業への活かし方まで盛り込むことが難しい場合もありますが、可能な場合には積極的に盛り込んでみましょう。
「チームワークの大切さを学んだ経験を活かし、協調性を持って同僚とコミュニケーションを取りながら業務を進められる」「厳しい練習で培った忍耐力と目標達成力を発揮し、困難な課題にも粘り強く取り組み、最後までやり遂げられる」など、具体的な例を挙げながら、クラブ活動で得た経験やスキルが企業でどのように活かせるかを伝えましょう。
履歴書のクラブ活動欄を書くときの3つのコツ
履歴書のクラブ活動欄を書くときの3つのコツ
- ①謙虚な姿勢で書く
- ②ビジネスへのつながりをわかりやすくする
- ③企業の求める人物像を意識する
実は履歴書のクラブ活動欄はほんの少しの工夫を施すだけで、一気にほかのライバルと差別化できる部分でもあります。一方どんなに素晴らしい実績を持っていたとしても、ただ単に活動内容を羅列するだけでは、採用担当者に自分の魅力を十分に伝えることができません。
採用担当の目に留まるクラブ活動欄を書くためには、いくつかのコツを押さえることが大切です。ここでは、クラブ活動欄を魅力的に仕上げるための3つのポイントを詳しく解説します。ライバルと差別化したい学生は、次の3つを意識しながら書いてみましょう。
①謙虚な姿勢で書く
クラブ活動での成果や経験を伝える際は、謙虚な姿勢を保つことが大切です。「そんなことで良いの?」と思った人もいるかもしれませんが、自分の実績や功績を、自慢しているニュアンスにならないよう、事実に基づいて正確に伝えることは意外と難しくもあります。
たとえば、「チームを優勝に導いた」というような大げさな表現よりも、「チームの一員として優勝に貢献した」という控えめな表現の方が好印象を与えます。
また、自分の成長や学びについて書く際も、周囲の支えがあったからこそ成長できたという姿勢を示すことで、謙虚さと協調性の高さをアピールできます。
自分の功績を謙虚に伝えることで、採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえるようなアピールを目指しましょう。
「私は部員からの信頼も厚く、リーダーシップを発揮してきた」「私の提案でチームの戦術が大きく変化し、好成績を収めた」などは謙虚さに欠けます。
「自分が」という主張が強く、ほかのメンバーの貢献を反映していない印象を与えてしまうでしょう。
②ビジネスへのつながりをわかりやすくする
採用担当者は、クラブ活動での経験が社会人としてのスキルやマインドセットにどのようにつながるのかに大きな関心を持っています。したがって、自分の経験をビジネスの文脈に置き換えて説明することが重要です。
たとえば、「合宿の企画・運営を通じて、計画力とリーダーシップを身に付けた」という経験は、「プロジェクトの企画・管理能力」として企業で活かせるスキルであることを明確に示しましょう。
また、「後輩の指導を通じて、コミュニケーション能力と人材育成力を養った」という経験は、「部下の育成やチームマネジメント」に役立つスキルであることを強調します。
このように、クラブ活動での経験とビジネススキルのつながりを具体的に説明することで、自分の価値を採用担当者により効果的にアピールしましょう。
- クラブ活動での学びや身に付いたスキルはありますが、それがビジネスでどう活かされるのかがわかりません。
経済産業省の制定して「社会人基礎力」に照らし合わせてみよう
ビジネスで必要とされている力を、3つの能力と12の要素に整理した「社会人基礎力」という概念があります。
これは経済産業省が制定しました。この整理枠に沿って、「自分がクラブ活動で向上できた能力はどれかな?」と照らし合わせていくと、書きやすいでしょう。
さらに具体的なビジネスシーンに照らし合わせる場合は、企業研究・職種研究を深めていくことが大切です。
③企業の求める人物像を意識する
クラブ活動欄を書く際は、企業の採用ページやミッション、バリューなどを入念にチェックし、その企業が重視する資質やスキルを把握しておきましょう。そして、自分のクラブ活動での経験の中から、それらの資質やスキルにつながるエピソードを戦略的に選んで書くことで、企業との適合性の高さをアピールできます。
たとえば、チームワークを重視する企業であれば、「チームの一員として協力し合い、目標を達成した経験」を具体的なエピソードとともに強調し、主体性を求める企業であれば、「自ら問題点を見つけ、解決策を提案・実行した経験」を中心に、自分の行動と成果を詳しく書くといった工夫が効果的です。
企業の求める人物像を常に意識しながら、自分の経験をアピールすることが大切ですよ。
求める人物像として「向上心がある人」を挙げている企業の場合、クラブ活動において「自ら高い目標を設定し、達成のために練習に打ち込んだ経験」を具体的な数字や結果と共に示せると、説得力のある文章になります。
例文15選! クラブ活動欄を実際に書いてみよう
ここからは、文化部、運動部、大学のサークル、そして部活動やサークルに所属していない場合など、さまざまなケースのクラブ活動の例文を紹介します。
自分の経験に近いものを参考にしながら、どのような課題にどう取り組み、どのようなスキルや価値観を身に付けたのかを明確に伝えられるよう工夫してみてください。
特に部活動やサークルに所属していない場合には、例文のトピックを参考に自分の経験を振り返りながら、クラブ活動欄に書けそうなアピールポイントを探していきましょう。例文は200文字前後を目安にした内容になっているので、自分の書く履歴書のスペースも意識しながら、じっくり例文を読んでみてくださいね。
大学サークルの例文①
国際ボランティアサークル(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、国際ボランティアサークルに所属し、海外での支援活動に尽力しました。2年生でサークル代表となり、メンバーの強みを活かしつつ、現地の方々とも信頼関係を築きながらプロジェクトを推進しました。
言語や文化の壁を越えて協働する中で、多様性を尊重しつつ、一つの目標に向かってメンバーを導く力を身に付けました。この経験は、グローバルな環境で活躍するうえで不可欠なスキルだと考えています。
ボランティア活動のアピールを書くときは、謙虚さを忘れないようにしましょう。
「~してあげた」と上から目線になったり、本質的な問題は解決していないのに、「成果を上げた」と自己満足に終わっては、アピールがもったいないです。
大学サークルの例文②
起業家育成サークル(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、起業家育成サークルに所属し、ビジネスプランコンテストに挑戦しました。サークル内で自主的に学習会を企画し、起業に必要な知識を身に付けました。
コンテストに向けては、リーダーとしてメンバーの意見を引き出し、建設的な議論を重ねてアイデアを磨き上げ、優秀賞を受賞。この経験で、論理的思考力とチームで課題解決に取り組む力を養いました。新しい価値創造への情熱は、イノベーティブな企業で活躍する原動力になると考えています。
リーダーとしての力を発揮して優秀賞を受賞した経験について、チームで課題解決に取り組む力を養ったとあり、自分だけの成果にしていません。謙虚さと協調性の高さに好感を持ってもらえるでしょう。
文化部の例文③
【大学】児童文化研究会(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、児童文化研究会に所属し、子どもたちへの読み聞かせボランティアに励みました。絵本の選定や読み方の工夫を重ね、子どもたちが物語の世界に引き込まれるような表現力を身に付けました。
病院や児童館での定期的な読み聞かせ会では、子どもたちの反応を感じ取りながら、臨機応変に話す内容を変えるなど、相手の立場に立って物事を伝えるコミュニケーションを心掛けています。この経験は、相手の立場に立って考える姿勢と、状況に応じて柔軟に対応する力を養ってくれました。
一口に「コミュニケーション能力」と言っても、大きく分けて「話す力」と「聴く力」の2つが挙げられます。
自分が得意としているのはどんなコミュニケーション力なのかを具体的に示すようにしましょう。
文化部の例文④
jazz研究会(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、jazz研究会に所属し、即興演奏に没頭しました。未経験からのスタートでしたが、部員同士で切磋琢磨し、徐々に演奏力を向上させました。柔軟な姿勢で新しいアイデアを吸収し、個々の音楽性の幅を広げるべく、外部のプロミュージシャンを招いてのワークショップを開催した経験もあります。
特に即興演奏では、メンバーの表現を尊重しながら、全体のハーモニーを生み出すことの大切さを学びました。この経験は、各自の創造性を活かしつつ、チームとして調和のとれた成果を生み出す力を養ってくれました。
例えば、大勢の前で演奏したなど、人前で発表した経験はありませんか。
そのときに友人や家族、観客などから喜ばれたり感動されたりし、やりがいを感じた経験などはアピールポイントになります。「人を喜ばせること」に喜びを感じることは、仕事においても大事だからです。
大学サークルの例文⑤
広告研究会(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、広告研究会に所属し、マーケティングや広告制作について学びました。社会人の方を招いての勉強会では、業界の最新動向や実践的なノウハウを吸収することができました。
研究会で学んだ知識を活かし、学園祭での模擬店の宣伝を担当した際は、ターゲットを明確にしたキャッチコピーやデザインで来場者の興味を引くことに成功しました。広告研究会での活動は、消費者の心理を捉える洞察力と、それを的確に表現する創造力を養ってくれました。
活動を通じて養われた力について、しっかり述べられているのが良いですね。
プラスするとしたら、数値実績が出たこともぜひ書いてみましょう。失敗経験や、自分の未熟な点など、今後の伸びしろにつながるエピソードも書けると良いですね。
運動部の例文①
サッカー部(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、サッカー部に所属し、ディフェンダーとしてチームに貢献しました。練習では、的確なポジショニングや予測能力を磨くことに力を入れました。ピンチの場面でも冷静な判断力を発揮し、チームメイトとの連携でピンチを脱する経験は、プレッシャーに負けない強さを身に付けてくれました。
サッカー部での経験は、個人のスキルをチームの力に変える術を教えてくれた貴重な財産です。チームの勝利のために、個人の力を最大限に発揮することの大切さを学びました。
- サッカー部などのメジャーな運動部の場合、アピール内容の被りが心配です。
自分で考えて行動したことを述べてオリジナリティを出そう
メジャーな運動部の場合、ほかの人と似たようなアピールになりがちかもしれません。その場合、自分の強みや経験を具体的に盛り込むと良いでしょう。
自分なりにどう工夫したか、チームでのプレイ経験でどんなことに気づいたか、自分の強みをどう活かしたか、どんな結果や成長が得られたか、など自分で考え、行動し、そしてどんな結果が得られたかを書き出してみましょう。
数字、期間、行動などが具体的だとより良いです。あなただけが経験している実感のある話は、ほかと違ったアピールポイントになります。
運動部の例文②
水泳部(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、水泳部に所属し、自由形の選手として活躍しました。練習では、泳法の改善に細心の注意を払い、少しでも記録を伸ばすことに注力しました。部員同士で泳法の研究を重ね、互いのフォームをビデオで撮影し合うなど、切磋琢磨できる環境づくりに尽力しました。
その結果、インカレでは自己ベストを大幅に更新し、決勝進出を果たすことができました。水泳部での経験は、細部へのこだわりと、仲間とともに高みを目指す喜びを教えてくれました。
個人の成果にフォーカスしすぎてしまうと、協調性に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。個人競技でも、部員同士が互いの目標のために協力し合ったことなどをエピソードとして盛り込んでみると良いでしょう。
運動部の例文③
空手道部(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、空手道部に所属し、組手の選手として日々の稽古に励みました。初段の取得を目指し、基本の型を徹底的に練習し、正確さと速さを追求しました。昇段審査では、これまでの稽古の成果を発揮し、見事に初段を取得することができました。
後輩の指導にも力を注ぎ、技術面だけでなく精神面のサポートもおこなうことで、後輩の成長を支えた経験もあります。空手道部での活動を通じて、目標達成のための努力の尊さと、他者の成長を支える喜びを学びました。
基本を大切にしている「凡事徹底」の姿勢が伝わってきます。その姿勢を貫くことができたのは、もともとのご自身の気質なのか、空手道の精神が身に付いたことでそれが達成できたのか、秘訣を聞いてみたいです。
運動系サークルの例文④
テニスサークル(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、テニスサークルに所属し、ダブルスの試合で活躍しました。サークル内での練習マッチだけでなく、他大学との合同練習会も積極的に企画し、多様な対戦相手とプレーする機会を設けました。
ペアを組む相手との綿密なコミュニケーションを大切にし、お互いの長所を活かした戦術を練ることで、試合での連携プレーを磨きました。サークルでの活動を通じて、自分の実力を高めると同時に、チームの一員としての責任感や協調性を身に付けることができました。
- 履歴書の中で、サークルを部活動と言い換えて書くのは嘘になってしまうでしょうか?
サークルでおこなってきた内容によって言い換えるのはOK
履歴書の中でサークルを部活動と言い換えることは、必ずしも嘘にはなりませんが、記入の際は注意が必要です。
サークルであっても、練習頻度や大会のレベル感が部活動と大差ないようであれば、部活動として記載しても問題ないと思われます。ただし、内容そのものは偽らず、事実に基づいて正確に記載しましょう。
企業にとっては、学生が所属している組織が部活動なのか、サークルなのかはそれほど重要なことではありません。
あくまでも大事なのはその活動のなかで「どんなことに力を入れてきたか」です。あなたが頑張ったことがきちんと採用担当者に伝わるよう、中身のブラッシュアップを心掛けましょう。
運動系サークルの例文⑤
ヨガサークル(20XX年4月~20XX年3月)
大学時代、ヨガサークルに所属し、心身のバランスを保つ方法を学びました。サークル内で定期的に開催していた初心者向けのワークショップでは、インストラクターとして指導役を務めました。
当日は、参加者一人ひとりの体の特性や悩みを丁寧にヒアリングし、個々のペースに合わせて無理なくポーズをとれるようサポート。ヨガを通じて、自分自身の内面と向き合う時間を持つことの大切さを実感し、ストレス対処法としてのヨガの有用性を伝える活動にも尽力しました。
「一人ひとりの体の特性や悩みを丁寧にヒアリング」など教える際の自身の姿勢が具体的に書かれている点が良いです。
「自分自身の内面と向き合う時間を持つことの大切さを実感」の部分は、内面と向き合うことでどういう利点があるのかを書くと、さらに良いでしょう。
所属していない場合の例文①
海外ボランティア(20XX年8月~20XX年9月)
大学2年生の夏休みに、NGO主催の海外ボランティアプログラムに参加し、東南アジアの村落で教育支援活動に取り組みました。現地の子どもたちに基礎的な英語や算数を教えるだけでなく、日本文化を紹介する交流会の企画経験もあります。
言語や文化の壁に悩むこともありましたが、現地スタッフとの協力を通じて、コミュニケーションの大切さを学びました。この経験は、グローバルな視野を持ち、多様性を尊重する姿勢を育んでくれました。
- 海外ボランティアの場合、クラブ活動欄の狭いスペースに国名や滞在期間などまで入れた方が良いですか?
自分の強みや行動を伝えるために必要なことだけ記載しよう
国名・滞在期間などシチュエーションの説明は、話しの流れが伝わる最低限でOKです。大切なのは自分について伝えることです。
最も伝えたい、自分の強み・ポテンシャル・成長要素などが書かれているかを注意しましょう。特に海外ボランティアの場合、主催団体の趣旨や、活動国の社会背景など、書くことがありすぎると思います。
あくまで企業が知りたいのは「自分のこと」であり、状況説明は簡潔に、と整理して考えましょう。
所属していない場合の例文②
地域の祭りボランティア(20XX年10月)
大学のある地域の伝統的な祭りで、運営ボランティアとして参加しました。会場設営や来場者の誘導、出店の支援など、多岐にわたる業務を担当しました。
初めは地域の方々とのコミュニケーションに戸惑いもありましたが、積極的に話しかけるうちに打ち解け、祭りを盛り上げる一体感を味わうことができました。この経験を通じて、地域社会の一員としての自覚を持ち、他者と協力する喜びを学びました。
ボランティア活動は裏方作業など数字で表しづらいものが多く、抽象的な文章になりがちです。チームの人数やボランティアをおこなった期間、イベントの集客人数など、定量的な視点を意識して書くようにしましょう。
所属していない場合の例文③
交換留学(20XX年9月~20XX年12月)
大学3年生の秋学期に、アメリカの提携校に交換留学生として3カ月間滞在しました。現地の学生とともにプロジェクトに取り組む中で、多様な価値観や考え方に触れ、柔軟性とコミュニケーション力を養いました。
言語の壁を感じることもありましたが、積極的に質問したり、ジェスチャーを交えて説明したりと工夫を重ねました。この留学経験は、グローバルなビジネス環境で活躍するための基礎力を身に付ける貴重な機会となりました。
留学経験のエピソードを使いたい人はこちらも読んでおきましょう。
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自己PRで留学経験を無駄なく活かすコツ! 長期・短期別の7例文も
自己PRで留学を題材にする際、学生が陥りやすい穴があります。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、自己PRに留学経験を最大限活かすコツや注意点を解説します。期間別の例文7選も紹介するので、留学をもとに魅力的な自己PRを作成しましょう。
記事を読む
- 学校の授業カリキュラムでおこなった交換留学もクラブ活動に入れて大丈夫でしょうか?
授業外の貴重な経験はクラブ活動のアピールポイントになる
交換留学は学校の授業の一環ではありますが、クラブ活動に入れて大丈夫でしょう。
海外での学びは貴重な経験であり、異文化理解が深まる、コミュニケーション能力の向上、多様な価値観に触れる、幅広い視野を得るなどさまざまな点で成長につながったはずです。
企業側としては、通常の学校の授業以外にどのような活動をし、どのような経験を積んできたのかを知ることで、入社後にどのような行動をしてくれるかを推測します。
特にグローバルに展開している企業では、歓迎されるでしょう。
所属していない場合の例文④
学生団体の立ち上げ(20XX年4月~20XX年3月)
大学1年生のときに、地域の子どもたちに学習支援をおこなう学生団体を立ち上げました。メンバー集めから活動内容の企画まで、一から組織作りに取り組みました。この経験で実感したのは、多様なバックグラウンドを持つメンバーをまとめ、一つの目標に向かって進むことの難しさと面白さです。
子どもたちとの交流を通じて、コミュニケーション能力と指導力を磨くとともに、社会問題に対する意識を高めることができました。この経験は、リーダーシップとチームマネジメントの基盤を築くうえで非常に有意義でした。
一筋縄ではいかない活動に尽力したことが伝わってきますね。
ただ「まとめた」が学生メンバーのことなのか、子どもたちも含むのかがわかりづらいです。たくさんの困難があった中で、一番自分を育ててくれたエピソードを具体的に書いてみましょう。
所属していない場合の例文⑤
勉強会の運営(20XX年4月~20XX年3月)
大学2年生のときに、経済学部の仲間とともに勉強の場として「自主ゼミ」を立ち上げ、週1回の勉強会を開催しました。おもに論文の輪読や、関連する企業の事例研究など、主体的に学習を深める場です。
ゼミ生同士で活発に議論を交わす中で、多角的な視点から問題をとらえる重要性を学びました。また、ゼミの運営を通じて、スケジュール管理やファシリテーション能力を磨くことができました。この自主ゼミの経験は、自ら学ぶ姿勢と、多様な意見を尊重しながら議論を深める力を養ってくれました。
- 資格取得はクラブ活動に入りますか?
自主性を持って取り組んだことであればクラブ活動になり得る
学生時代に自主的に取り組んださまざまな課外活動を総称してクラブ活動と言っています。資格取得も、どのように取り組み、どのような結果を出せ、成長できたかを説明できれば、クラブ活動に入れても良いでしょう。
資格取得に向けた勉強会や練習会など組織的に行っていた場合、その経験は書きやすいですね。たとえば、TOEICの高スコアを目指す勉強会を主催し、運営をしていたなどはアピールしやすいと思います。
自分1人で取り組んでいた場合は、どのように勉強し、資格取得したことでどういうことが得られたのかを具体的に説明できると良いでしょう。
履歴書のクラブ活動欄であなたのパーソナルな部分を印象付けて選考を突破しよう
クラブ活動欄は、志望動機や自己PRからはわからないあなたのパーソナルな部分を印象付ける記入欄です。自分自身を深く見つめ直し、印象に残る経験をピックアップして、クラブ活動に真摯に向き合った過程を丁寧に言語化してください。
履歴書の中では、志望動機や自己PRの対策が優先されがちですが、企業の採用担当者はあなたのクラブ活動欄もしっかりと読んでいます。力を入れて対策をすれば、ほかの学生とも差別化を図りやすいパートでもあるので、チャンスだと思ってあなたらしさが詰まったクラブ活動欄を完成させましょう。
記事のポイントを押さえながら推敲を重ねれば、きっとあなたの魅力を存分にアピールできるクラブ活動欄になるはずです。気を抜かずに完璧な履歴書を書くつもりで対策をおこない、内定をつかみましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る履歴書のクラブ活動欄は「自分なりの成長」を書いてみよう
誰もに平等に与えられた資源、それは「時間」です。学生時代の「時間」を何に使ったのか、伝える切り口のひとつが「クラブ活動(課外活動/自主活動/余暇活動)」です。
「自由」と「時間」を与えられたときにどう行動するかは、非常に個性が出ます。その「個性」が企業が知りたい点です。
他人と比べず自分の本心で行動したことが人事の心を惹き付ける
怠けてしまい、非生産的なことにで時間を無駄にしてしまった日もあるでしょう。それでも「ここはサボらず頑張ろう」「せっかくの青春がもったいない」と自分に気合を入れて取り組んだ日を思い出してみましょう。
頑張ったこと、頑張れた理由、それぞれの人間成長ドラマがあります。
クラブ活動は「他人より優れていること」をアピールするものではありません。「自分なりの成長」でOKです。
数年前の自分と比べて、変化したことはなんですか? どんな経験がそれを育ててくれましたか? その中で、強制されるものでなく、自分で始めた行動はありますか?
そんな切り口から「クラブ活動」の欄を書いてみてください。平凡でも、自分の本心の言葉は、人の心を打ちますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表
Tamao Koseki〇就職時は準備不足で苦労するも大手企業に入社。転職して実用書の編集者を10年経験し、独立。キャリアコンサルタント資格を取得し、現在は強みを引き出して活かす人材育成をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Natsuki Inoue〇新卒で携帯電話販売代理店業界のベンチャー企業に入社。現場にてBtoC営業を経験した後、人事部では新卒採用を中心に、社内研修講師や社員面談などの人事業務に幅広く従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細