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建設業界の人手不足って本当ですか?
建設業界への就職を検討しているのですが、インターネットやニュースなどで「人手不足が深刻」という話をよく目にします。
実際のところ、建設業界は本当に人手不足なのでしょうか? もしそうであれば、具体的にどのような職種や分野で人手が足りていないのか、またその原因は何なのかを知りたいです。
キャリアコンサルタントの方から、建設業界の人手不足の現状について客観的な情報と、それが就職活動や入社後の働き方にどう影響するのか、具体的なアドバイスをいただけると幸いです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
建設業界の人手不足は事実! 近年は深刻化している
本当です。かつてのきつい、汚い、危険、いわゆる3Kというイメージや、資格取得の難しさ、現場の厳しさなどから若者に敬遠されてきた歴史的背景があります。
それに加え、近年は高度経済成長期に建てられた建築物の一斉建て替え需要や、働き方改革による一人ひとりの労働時間減少が重なり、人手不足はさらに深刻化しているのです。
一人の人間が長時間働けなくなった分、より多くの人手が必要になっているのです。
労働条件の改善が進んでいることはチャンスととらえよう
逆に言えば、業界全体が人材を強く求めており、働き方の改善も急速に進んでいるため、技術を身に付けたい人にとってはチャンスのある業界ともいえます。
近年、建設業界では週休二日制の導入や労働時間の管理が徹底されるなど、大きな変革期を迎えています。
人手不足だからこそ、個人の技術が評価され、活躍できる場が広がっているととらえることもできるでしょう。
高齢化と若手不足で建設業界は人手不足に陥っている
結論、建設業界は人手不足だと言えます。
これまで多くの学生を建設業に内定させてきたり、人材業界で建設業の採用支援をおこなってきた経験から伝えます。
人手不足の原因は2つあります。
一つ目は高齢化です。現在、建設業に従事する方の約三分の一が55歳以上だと言われており、高齢化が顕著となっています。
二つ目に若手の不足です。20〜30代の就業者は約20パーセントほどとのデータもあり、またブルーカラー特有の汚い、きつい、危険の3Kというイメージや長時間労働の常態化、異動や転勤を嫌がる若者の増加で若手が入ってこなくなっています。
それでも就職は難しいため企業研究のうえ対策をしよう
では、就職は簡単かというと、実はそうでもありません。
特に建設業界を牽引するスーパーゼネコンは、業界のなかでも待遇がよく、対策をしておかないとなかなか内定を獲得するのが難しい企業群です。
業務内容も本質的には同じであるため、より具体的な企業研究が必要不可欠です。
今後の展望としては、少子高齢化の影響で大変ではありすが、常にニーズはあり絶対になくならない業界ではあります。ぜひ内定に向けて頑張って対策していきましょう。
以下の記事では建設業界の特徴や向いている人などを解説しています。建設業界への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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