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ジョブホッパー末路は悲惨って本当ですか?

転職活動を進めるなかで、インターネットやSNSで「ジョブホッパーの末路は悲惨」といった言葉を目にすることがあり、不安を感じています。

私自身、将来的にやりたいことが見つかれば、その都度キャリアを変えていくことも選択肢としてありだと考えています。ただ一方で、「短期間での転職を繰り返すと、キャリアが行き詰まる」といった意見も見聞きし、今回の転職にも少し迷いがあります。

一般的にジョブホッパーと呼ばれる人たちは、どのような末路をたどることが多いのでしょうか?

また、ジョブホッパーが直面しやすい課題や、自分がそうなってしまった場合にキャリアを立て直すには、どのような方法があるのか、具体的なアドバイスをいただけると嬉しいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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一概に悲惨ではない! ジョブホッパーでも経歴次第で評価される

ジョブホッパーとは、一般的に1~3年程度の短期間で複数回転職する人を指す場合が多い言葉ですが、明確な定義はなく、業界や企業によってその基準は異なります。

「ジョブホッピングを繰り返すと末路が悲惨になる」といった極端な見方もありますが、実際には転職回数だけで一律に評価されるわけではありません。

むしろ、転職理由やそこで得た経験、スキル、成果が重要視される傾向が強まっています。

ただし、日本の企業文化では依然として長期雇用を重視する傾向が根強く、短期間での転職を繰り返す場合、「本気度が低い」、「すぐ辞めそう」といった懸念を持たれるリスクは確かに存在します。

そのため、書類選考や面接で転職理由を深く問われたり、応募できる企業の選択肢が狭まったりする場合もあります。

また、1社でじっくりキャリアを積む経験が不足しやすく、専門性や強みをアピールしにくくなることも考えられます。

一方で、転職の背景や自分の軸、学びたいテーマが明確であり、各社で得たスキルや経験を一貫性を持って説明できる場合は、多様な経験として歓迎されるケースも増えています。

特にIT業界や外資系企業、ベンチャー企業などでは、柔軟なキャリア形成や幅広い経験がプラスに評価されることも少なくありません。

これまでの学びと成長から貢献意欲を前向きに伝えよう

ジョブホッピングを肯定的に伝えるためには、次の三点が大切です。

まず、各職場で何を学び、どのように成長したかを具体的なエピソードや数字で示すことです。

次に、それらの経験を次の職場でどう活かし、どんな価値を提供できるかを明確に伝えましょう。

そして最後に、中長期的なキャリアビジョンを持ち、今回の転職がその実現に向けた一歩であることをしっかり語ってください。

もし、「転職回数が多いことで評価が下がっているのでは」と感じた場合は、専門性を深めたり、資格取得や研修への参加などで客観的な成果を示すのも有効です。

また、小さなプロジェクトでもリーダー経験を積み、「1社で何を成し遂げたか」を具体的にアピールできれば、転職回数以上に中身が重視されるようになります。

ジョブホッピング自体が悪いわけではなく、それをどうストーリー化し、自分の価値に結びつけるかが重要です。自分の経験に自信を持ち、明確な未来像を描いて転職活動に臨めば、決して悲惨な末路に陥ることはありません。

多様なキャリアが評価される時代だからこそ、自分らしい選択を前向きに伝えていきましょう。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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ジョブホッパーでも大丈夫! 転職の一貫性と成果を伝えよう

転職回数が多い、いわゆるジョブホッパーであることが、直ちに不利になるわけではありません。転職のたびに着実にスキルや経験を積み上げているのであれば、悲惨な末路にはなりにくいと言えます。

採用担当者が見ているのは、転職理由の一貫性と在籍した企業で成果を出してきたかという点です。

たとえば、在籍した企業の業界や職種が三社三様であったとしても、その根底にテクノロジーと新規事業への挑戦といった一貫した軸があれば、ポータブルスキルとして評価されます。

後ろ向きな退職理由はNG! 3年以上は職場で強みを磨こう

一方で、悲惨といわれるケースは、退職理由が人間関係など内向きなものに終始していたり、学びを得る前に短期離職を繰り返して具体的な実績を語れなかったり、専門性が育つ前に職を変え続けて市場価値が伸び悩んでいたりする場合です。

もし現状から軌道修正を図りたいのであれば、まず3年以上は腰をすえて専門性を磨ける職場を見つけること、次に副業や資格取得によって自身の強みを可視化しましょう。そして、キャリアコーチなどに相談して自身のキャリアの軸を言語化することといったアプローチが有効になります。

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