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「設計」と「開発」の仕事って何が違うんですか?
就職活動でメーカーやIT企業を見ていて、「設計職」と「開発職」という言葉をよく目にします。どちらもものづくりに関わる仕事だとは思うのですが、具体的な仕事内容や役割の違いがよくわからず、どちらが自分に向いているのか判断に迷っています。
設計は製品の「設計図」を作る仕事、開発はそれを「形にする」仕事というイメージがありますが、実際はどのように違うのでしょうか? それぞれどんなスキルが求められ、どのようなやりがいがあるのかも知りたいです。
また、未経験から就職する場合、どちらの方が挑戦しやすいといった傾向はあるのか教えて頂きたいです。
キャリアパスの違いなども含めて、詳しく教えていただけると助かります。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
設計と開発の違いは何を考えるか、どう形にするかで分かれる
ざっくり分けると設計職が何を作るかの大枠を決める仕事、開発職が実際に形にする仕事というイメージです。
設計職の場合、顧客から要件を聞きながら整理し、どのように実現していくかを考えて、顧客とすり合わせていく必要があります。
顧客と直接やり取りできる面白みがあり、論理的思考力や提案力、課題解決力が求められます。
一方、開発職は設計職が考えた設計図をもとに具体的なシステムや製品を作っていきます。
技術的なスキルが求められますが、逆に言うとスキルを身につけるとそれをダイレクトに発揮することができ、完成させるところまでの達成感が味わえます。
論理と対話で道筋を描く設計、技術で実現する開発
未経験の場合には、指示されたことに基づいて実際の作業をおこなう開発職から入るのが一般的です。
現場の仕事をOJTで慣れていき、技術的な知識を身につけたうえで、交渉力や対人折衝力を身につけながら徐々に顧客と接する場面が増えていきます。
設計職へ移行するというキャリアパスや、技術力を極めていって、PJTのリーダーになっていくキャリアパスが想定できます。
設計職はさらに、顧客の本質課題に踏み込むコンサルティング領域へのキャリアパスも考えられるでしょう。
設計は考える仕事、開発は形にする仕事
よく聞く職種ですが、確かに違いがわかりにくいという声は聞きます。設計と開発、どちらもものづくりの大切な工程ですが、役割にははっきりとした違いがありますよ。
論理と実行、それぞれの得意を活かせる職種選びを
まず設計職は、製品やシステムの全体像を描く仕事です。どんな機能が必要か、どうすれば使いやすく安全に動くかなどを考え、設計図や仕様書をつくるのがおもな役割。論理的思考力や想像力が求められます。
一方開発職は、設計されたものを実際に作り上げる仕事。ソフトウェアならプログラミング、ハードウェアなら組み立てや検証などを通じて形にします。手を動かして試行錯誤する力や、実行力が求められます。
未経験から挑戦しやすいかどうかは企業によりますが、開発職は実務を通じてスキルを磨きやすく、キャッチアップしやすい面もあります。ただし、設計に進む人も多く、どちらもキャリアパスは広いですよ。
まずは自分が考えることが好きか手を動かすことが好きか、振り返ってみるとヒントになります。インターンなどで実際に体験してみるのも、自分に合った方向性を見つける手がかりになりますよ!
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