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女性
優秀なのに出世したくないって、おかしいですか?
現在、勤めている会社で「優秀だね」「期待しているよ」と評価されることが増え、上司からも暗に出世をうながされているように感じています。しかし、正直なところ、出世して責任や業務が増えることに対してまったく魅力を感じません。
むしろ、今の自分の仕事内容や待遇に満足していて、これ以上ストレスや負担が増えるのは避けたいという気持ちが強いです。
しかし、同期や先輩からは「せっかく評価されているのに出世しないのはもったいない」とか「お給料上げたくないなんて変だね」といった類のことを言われることもあります。
優秀だと評価されているのに出世を望まないことについて、皆さんはどう思いますか? もし出世したくないという気持ちがある場合、どのように上司や会社に伝えていけば良いのかも教えていただけると嬉しいです。
ちなみに、このまま出世しないという選択を取り続けた場合、今後のキャリアに何か不利益になることはありますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
出世を望まない選択はおかしいことではない
結論、「出世したくない=おかしい」なんてことはまったくありません。むしろ、自分にとっての幸せな働き方を考えられることは、とても成熟した姿勢だと思います。
出世=正解という考え方は、あくまで一つの価値観です。
現代のキャリアは上を目指すだけでなく、深める、広げる、整えるなど、いろんな方向があります。今の業務に満足し、健康や心の余裕を大切にしたいという考え方も、立派なキャリアの選択です。
ただ断るだけでなく今のポジションで頑張りたい理由を明確に伝えよう
ただし、組織としては期待している人をどう活かすかを考えるため、伝え方には工夫が必要でしょう。
出世を断るのではなく、「今のポジションで成果を出すことにやりがいを感じている」「スペシャリストとして価値を発揮したい」といった前向きな言葉で伝えるのがおすすめです。
また、出世をしないことで不利益になるかは会社の風土によりますが、自分なりの軸を持ち、丁寧に意思を示していけば、信頼を失うことはありません。
肩書きよりも、納得できる働き方を選ぶこと、それが長く働き続ける鍵になりますよ。
「出世したくない」その気持ちは間違いではない
優秀でありながら出世を望まないという考え方は、現代において決して珍しいものではなく、むしろ一つの主流になりつつあります。
古い考えの人からすると信じられないかもしれませんが、これは時代の流行ともいえる価値観の変化です。
その背景には、中間管理職の業務負荷の増大や、昇進しても税金や社会保険料の負担増で手取りが思うように増えないといった社会構造的な問題があります。
ただし公言はNG! キャリアへの影響を考えよう
ただし、この考え方をキャリア形成の初期段階で公言することは推奨しません。会社側としては、将来的に組織の中核を担う人材を求めている場合が多く、「それならアルバイトで良い」と判断されかねないからです。
また、転職市場においても、中途採用では管理職候補を求める求人が多いため、「出世はしたくない」というスタンスは選択肢を狭める要因になります。
自身の望む働き方と、それがキャリアに与える影響を冷静に考慮する必要があるでしょう。
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