Q
大学3年生
女性
営業事務と一般事務、どう選べば良いですか?
現在就職活動中で、事務職を志望しています。その中でも営業事務と一般事務という職種があることを知ったのですが、具体的にどのような違いがあるのか、どちらが自分に向いているのかわからず悩んでいます。
インターネットで調べると、どちらも「事務」とつくので、似たような仕事内容なのかなと思うのですが、実際に求められるスキルや日々の業務にどのような差があるのか教えていただきたいです。
また、将来的なキャリアパスを考えた場合、どちらの職種のほうが有利になる、といったことはありますか?
もしよろしければ、それぞれの仕事内容や向いている人の特徴、転職のしやすさなど、詳しく教えていただけますでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
営業事務は営業担当のサポート! 一般事務は会社全体のサポート
まず「一般事務」は、その名の通り、電話・来客応対、データ入力、一般的な書類作成など、部署や会社全体のサポート業務を幅広く担当します。どちらかといえば、指示された業務や定型的な業務をPCで黙々と正確にこなすことが得意な人に向いています。
一方、「営業事務」は、営業部門に所属し、営業担当者のサポートを専門におこなう仕事です。
見積書や契約書の作成、営業担当者に代わっての顧客への電話・メール対応など、営業活動に直結する社内業務を担います。
そのため、一般事務のスキルに加えて、自ら考えて「営業担当者のためには今、何が必要か」「お客様にはいつ連絡すべきか」といった提案や調整をおこなう、より高いコミュニケーション能力や主体性が求められるでしょう。
自分の適性に合わせてキャリアパスを選ぼう
将来のキャリアパスについては、どちらが一方的に有利ということはなく、自身がどのようなキャリアを歩みたいかによります。ただし、一般的に営業事務のほうが求められるスキルレベルが高い分、給与も高い傾向にあります。
転職のしやすさという点では、営業事務の経験があると、一般事務の仕事にも応募しやすいですが、逆に一般事務の経験のみで営業事務の求人に応募する場合、営業事務の経験者と競合すると不利になる可能性はあります。
自身の適性や将来像に合わせて、どちらがより自身に合っているかを判断されると良いでしょう。
営業事務と一般事務は求められる力が異なる! 違いを理解しよう
営業事務と一般事務のどちらを選ぶか迷われているのですね。
一般的な違いとして、営業事務は特定の営業担当者、あるいは営業部門とタッグを組んでサポートをする仕事です。そのため、営業担当者との人間的な相性や連携力が非常に重要になります。
外交的で行動力のある営業担当者と円滑に仕事を進めていく適性が求められる、と理解しておくと良いでしょう。
やりがいや大変な面を知ったうえで自身の適才に合ったほうを選択しよう
一方、一般事務はより広く社内全体の事務作業を担います。
将来的なキャリアパスを考えると、会社の売上に直結する営業部門に近い営業事務のほうが、AI(人工知能)が発展していく時代においても、人対人のスキルが活かせるため、やや有利になる可能性はあるでしょう。
しかしその分、営業目標に対するプレッシャーも共有することになります。自身の適性や、どのような環境で働きたいかを考慮して選択することが大切です。
以下の記事では事務職の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。事務職への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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